JP2015143312A - レーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物と、その成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温高湿環境下においてもレーザーマーキングの耐久性が高い成形体用の組成物を得ること。【解決手段】(A)ポリアミド樹脂50〜90質量%、(B)(B−1)ビニル芳香族系重合体と共役ジエン系重合体からなるブロック共重合体の水素添加物と(B−2)変性率0.1〜5質量%で(B−1)の水素添加物を酸変性したものとの混合物50〜10質量%、(C)分子中にC−O−C結合を有していない臭素化合物からなる難燃剤(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して30〜55質量部、(D)難燃助剤(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜15質量部、(E)繊維状強化充填材(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜400質量部を含有するレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、レーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物と、それから得られる屋外用途に使用する成形体に関する。
レーザーマーキングは、電気・電子部品、自動車用部品、建材部品、機械部品などに対して、インキによる印刷・塗装に替わる技術として広く利用されている。
特許文献1には、ハロゲン含有有機化合物を含有するレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物が記載されている。自動車部品、OA機器部品、家電部品などの用途が記載されているが(段落番号0039)、高温多湿雰囲気や屋外における用途は記載されていない。
特許文献2には、耐衝撃特性、耐熱・耐光変色特性及びレーザーマーキング特性に優れた難燃性ポリアミド樹脂組成物が記載されており、ポリアミド樹脂と所定のブロック共重合体の合計100重量部に対してハロゲン系難燃剤23重量部を超えると機械強度が低下しやすいことが記載されている。ブレーカーなどの筐体向け電気電子部品用材料として利用可能であることが記載されているが(段落番号0096)、高温多湿雰囲気や屋外における用途は記載されていない。
特許文献3には、所定のブロック共重合体、臭素系難燃剤を含有するポリアミド樹脂組成物が記載されているが、レーザーマーキングすることは記載されていない。
特開2007−98939号公報 特許第5069053号公報 特許第3402747号公報
本発明は、高温高湿環境下においてもレーザーマーキングによるマーキングが褪色して消えることが抑制できる成形体が得られるレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物と、それから得られた成形体を提供することを課題とする。
本発明は、課題の解決手段として、
(A)ポリアミド樹脂 50〜90質量%、
(B)(B−1)ビニル芳香族系重合体と共役ジエン系重合体からなるブロック共重合体の水素添加物と(B−2)変性率0.1〜5質量%で前記(B−1)の水素添加物を酸変性したものとの混合物 50〜10質量%、
(C)分子中にC−O−C結合を有していない臭素化合物からなる難燃剤 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して30〜55質量部、
(D)難燃助剤 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜15質量部、
(E)繊維状強化充填材 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜400質量部を含有するレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物を提供する。
また本発明は、課題の他の解決手段として、
上記レーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物からなる成形体であって、
文字、記号、図形、模様、絵およびそれらの組み合わせを含む情報がレーザーマーキングによりマーキングされている成形体を提供する。
本発明の組成物から得られた成形体は、表面にレーザーマーキングしたマーキングが高温高湿環境下においても褪色して消えることが抑制されている。
実施例1の組成物から得られた成形体にレーザーマーキングしたときの(a)は耐水試験前のマーキング状態を示す写真、(b)は耐水試験後のマーキング状態を示す写真。 比較例1の組成物から得られた成形体にレーザーマーキングしたときの(a)は耐水試験前のマーキング状態を示す写真、(b)は耐水試験後のマーキング状態を示す写真。
<レーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物>
〔(A)成分〕
本発明の(A)成分は、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミドから選ばれる公知のものであり、これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
脂肪族ポリアミドとしては、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド69、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド46、ポリアミド11、ポリアミド12等を挙げることができる。
芳香族ポリアミドとしては、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンまたは脂肪族ジカルボン酸と芳香族ジアミンから得られるもの、例えば、ナイロンMXD(メタキシリレンジアミンとアジピン酸)、ナイロン6T(ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸)、ナイロン6I(ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸)、ナイロン9T(ノナンジアミンとテレフタル酸)、ナイロンM5T(メチルペンタジアミンとテレフタル酸)、ナイロン10T(デカメチレンジアミンとテレフタル酸)を挙げることができる。
これらの中でも、ポリアミド6、ポリアミド69、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド11、ポリアミド12等の脂肪族ポリアミドが好ましい。
〔(B)成分〕
本発明の(B)成分は、(B−1)成分と(B−2)成分との混合物である。
(B−1)成分は、ビニル芳香族系重合体と共役ジエン系重合体からなるブロック共重合体の水素添加物である。
特許文献2([0030]〜[0036])に記載されている耐衝撃改良剤の構成成分である(B−1)成分、特許文献3([0010]〜[0017])に記載されている水素化ブロック共重合体を使用することができる。
(B−1)成分は市販品を使用することができ、スチレン系エラストマーである商標登録「タフテックH1041」(スチレン含量30質量%、旭化成ケミカルズ(株)製)が挙げられる。
(B−2)成分は、ビニル芳香族系重合体と共役ジエン系重合体からなるブロック共重合体の水素添加物((B−1))を変性率0.1〜5質量%で酸変性したものである。
特許文献2([0037])に記載されている耐衝撃改良剤の構成成分である(B−2)、特許文献3([0018]〜[0020])に記載されている変性ブロック共重合体を使用することができる。
(B−2)成分は市販品を使用することができ、無水マレイン酸変性スチレン系エラストマーである商標登録「タフテックM1913」(スチレン含量30質量%、無水マレイン酸変性率1.7質量%、旭化成ケミカルズ(株)製)が挙げられる。
(B)成分における(B−1)成分と(B−2)成分の配合比(質量比)は、(B−2)/(B−1)=1/9〜5/5が好ましく、2/8〜5/5がより好ましい。
組成物中における(A)成分と(B)成分の合計量中の割合は、
(A)成分が50〜90質量%、(B)成分が50〜10質量%であり、
(A)成分60〜85質量%、(B)成分40〜15質量%が好ましく、
(A)成分70〜80質量%、(B)成分30〜20質量%がより好ましい。
〔(C)成分〕
本発明の(C)成分は、C−O−C結合を含まない臭素化合物からなる難燃剤であって、単独からなるものであってもよく、2種以上を組み合わせてなるものであってもよい。
(C)成分としては、臭素化ポリスチレンとエタン−1,2−ビス(ペンタブロモフェニル)が好ましく、併用してもよいし、単独で使用してもよい。
併用する場合、臭素化ポリスチレン/エタン−1,2−ビス(ペンタブロモフェニル)の配合比(質量比)は、4/6〜9/1が好ましく、5/5〜8/2がより好ましい。
組成物中における(C)成分の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対して30〜55質量部であり、好ましくは35〜50質量部、より好ましくは35〜45質量部、さらに好ましくは38〜45質量部である。
〔(D)成分〕
本発明の(D)成分は難燃助剤であり、公知の難燃助剤を使用することができる。
(D)成分として、アンチモン化合物および硼酸亜鉛の少なくとも1種を含有させることが好ましく、三酸化アンチモン(Sb23)、五酸化アンチモン(Sb25)、アンチモン酸ナトリウムがより好ましい。
組成物中における(D)成分の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対して1〜15質量部であり、好ましくは5〜15質量部、より好ましくは5〜10質量部である。
<(E)成分>
本発明の(E)成分は繊維状強化充填材である。
(E)成分としては、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリ繊維、金属繊維、セラミック繊維、アラミド繊維、PPS繊維、チタン酸カリウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、硼酸アルミニウムウィスカー、ゾノライト、ワラストナイト、金属繊維等が挙げられる。
(E)成分として、ガラス繊維を使用する場合、シランカップリング剤などで表面処理することもできる。
組成物中における(E)成分の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計100質量部に対して1〜400質量部であり、好ましくは50〜300質量部、より好ましくは100〜250質量部である。
本発明の組成物は、さらに成形体(白地)にレーザーマーキングしたときのマーキング(黒色)をより鮮明にするため、白色顔料とカーボンブラックを含有することができる。
白色顔料としては、二酸化チタンが好ましい。
白色顔料の含有量は、組成物中に0.1〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。
カーボンブラックとしては、公知のファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどを挙げることができる。
カーボンブラックの粒径は、レーザーによる高い印字性(発色性を向上させたり、発色むらを抑制したりすること)を維持する観点から、10〜100nmの範囲が好ましい。
組成物中のカーボンブラックの含有量は0.01〜3質量%が好ましく、0.01〜2質量%がより好ましい。
本発明の組成物は、酸化防止剤および光安定剤(紫外線吸収剤や紫外線反射剤など)から選ばれるものを含有することができる。
組成物中の酸化防止剤および光安定剤の含有量は、それぞれ0.1〜1.0質量%が好ましい。
本発明の組成物は、課題を解決できる範囲内において、公知の樹脂用の各種添加剤を含有することができ、例えば、相溶化剤、(C)成分以外の難燃剤、(E)成分以外の充填剤、カーボンブラック、滑剤、分散剤、添着剤、発泡剤、抗菌剤等を含有することができる。
<成形体に対するレーザーマーキング方法>
本発明の組成物は、公知の射出成形法等を適用して、所望形状の成形体を得ることができ、前記成形体は、その表面(白地)にレーザーにより黒くマーキングすることができる。
使用するレーザーは、354〜1064nmに発振波長を有するものを用いることができ、YAGレーザー、半導体レーザー、ガラスレーザー、ルビーレーザー、He−Neレーザー、窒素レーザー、キレートレーザー、色素レーザー等の公知のレーザーを適用できるが、YAGレーザーが好ましい。これらのレーザーの出力は、5〜30A程度である。
<成形体>
本発明の成形体は、表面に文字、記号、図形、模様、絵およびそれらの組み合わせを含む情報がレーザーマーキングによりマーキングされている成形体である。
本発明のレーザーマーキングによりマーキングされている屋外用途に使用する成形体は、白地に黒のマーキングがなされているものである。
本発明のレーザーマーキングによりマーキングされた成形体は、高温多湿雰囲気や雨に曝される状態に長時間放置してもマーキングが褪色したり、消えたりしたりし難く、鮮明なマーキングを長期間維持することができる。
さらに本発明のレーザーマーキングによりマーキングされた成形体は、前記効果に加えて、軽量であり、難燃性も高いため、ブレーカー(安全ブレーカーまたは漏電遮断機)、コネクター、スイッチ、コイルボビン、ホルダー、プラグ、リレー、リレーボックス、ターミナル、タンク類、OA機器、オフィス家具、結束バンド、コイルボビン、パソコン、液晶プロジェクター、モバイル機器および携帯電話などの筐体、電動工具のハウジング等の電気・電子部品、自動車部品から選ばれるものに使用することができる。
また屋外用途に使用して繰り返し雨に濡れた場合であっても、鮮明なマーキングを長期間維持することができるため、屋外で使用される金属、木、石、セラミックス、布製品などを使用した成形体の代替品として使用することができ、例えば、屋外に設置されている案内板、住所表示板、地名表示板、氏名および名称の表示板、交通標識、看板から選ばれるものを挙げることができる。
(A)成分
・(A−1)6−ナイロン樹脂:UBEナイロン1013B、宇部興産(株)製
・(A−2)6−ナイロン樹脂:UBEナイロン1011FB、宇部興産(株)製
(B)成分
・(B−1)スチレン系エラストマー:商標登録「タフテックH1041」(スチレン含量30質量%)、旭化成ケミカルズ(株)製
・(B−2)無水マレイン酸変性スチレン系エラストマー:商標登録「タフテックM1913」(スチレン含量30質量%、無水マレイン酸変性率1.7質量%)、旭化成ケミカルズ(株)製
(C)成分
・(C−1)臭素化ポリスチレン:SAYTEX HP-7010G、アルベマール日本(株)製
・(C−2)エタン−1,2−ビス(ペンタブロモフェニル):SAYTEX8010、アルベマール日本(株)製
比較(C)成分
・(C−3)ペンタブロモベンジルポリアクリレート:PBB-PA、ICL-IP製
・(C−4)臭素化ポリカーボネート:ファイヤガードFG-7500、帝人化成(株)製
・(C−5)臭素化エポキシ:SR-T20000、阪本薬品工業(株)製
(D)成分
三酸化アンチモン:NT-3H、東湖産業(株)製
(E)成分
ガラス繊維:アルミナ硼珪酸ガラス(Eガラス)、商品名「CS−3G225S」、平均繊維径9.5μm、平均繊維長3mm、日東紡績(株)製
(その他成分)
・酸化チタン:Dupont Ti-Pure R-103、デュポン(株)製
・カーボンブラック:CPブラック880B/EBS:5/5、ポリコール興業(株)製
・酸化防止剤
フェノール系酸化防止剤:Irganox 1010
硫黄系酸化防止剤:Sumilizer TPS
・耐光安定剤
紫外線吸収剤(UVA):JF-79、城北化学工業(株)製
耐光安定剤(HALS):チヌビン770FL、BASFジャパン(株)製
・ドリッピング防止剤
ポリテトラフルオロエチレン:ポリフロンPTFE D-210C、ダイキン工業(株)製
実施例および比較例
表1に示す(E)成分を除く各成分(表中、(A)、(B)成分の数値は質量%、それ以外の数値は質量部)をドライブレンドした後、二軸押出機((株)日本製鋼所製:TEX30α)のホッパーから供給し、さらに(E)成分はサイドフィーダーから供給して、溶融混練して表1に示す各組成物のペレットを得た。
得られた各組成物のペレットを使用して、下記の各測定を実施した。結果を表1に示す。
(1)シャルピー衝撃強さ(kJ/m2
表1に示す各組成物ペレットを用いて、射出成形機(住友重機工業(株) SH100)にて、ISO試験片を成形した。ISO179−2に準拠してノッチ付シャルピー衝撃強さを測定した。
(2)難燃性
表1に示す各組成物ペレットを用いて、射出成形機(住友重機工業(株) SH100)にて、127・12.7・1mmの大きさの試験片を成形した。その試験片に対して、試験法UL−94規格に準じて難燃性を測定した。
(3)レーザーマーキングのマーキング耐水性試験
(3-1)レーザーマーキング方法
表1に示す各組成物ペレットを用いて、射出成形機(住友重機工業(株) SH100)にて、樹脂温度270℃、金型温度80℃で、90mm×50mm・3mm厚みの白色のカラープレートを成形した。
白色のカラープレートの表面に下記条件で、20×20mmの正方形(黒色)または20×20mmの正方形内にMの文字をレーザーマーキングした。
使用レーザー Nd:YAGレーザー(波長1064nm)
最大出力 1W以上
レーザーマーキングの出力電力 10A以上
超音波Qスイッチ 4KHz
スキャニング速度 600mm/sec
(3-2)マーキング耐水性試験1(正方形マーキング)
レーザーマーキングした成形体を80℃の熱水を入れた容器中に浸漬して18時間保持したとの変化を肉眼で観察した。
試験前後の黒色マーキング部分の変化を目視観察し、下記基準により評価した。
○:初期の黒色マーキング部が鮮明であり、耐久性試験後の黒色マーキングも変化がなかった。
×:初期の黒色マーキング部は鮮明であるが、耐久性試験後の黒色マーキングは褪色しており、正方形の各辺の判別が困難であった。
(3-3)マーキング耐水性試験2(M字マーキング)
レーザーマーキングした成形体を85℃、95%RHの雰囲気中にて500時間保持したときの変化を肉眼で観察した。
結果を図1と図2に示す。
図1は、実施例1の組成物から得た成形体を使用した例であり、図2は、比較例1の組成物から得た成形体を使用した例である。
図1(a)、図2(a)は試験前、図1(b)、図2(b)は試験後である。
図1(実施例1)では、試験前後の褪色は殆どなかったが、図2(比較例1)では、試験前後の褪色が顕著であった。
実施例1〜3は、(C)成分の難燃剤としてC−O−C結合を含まない臭素化合物からなる難燃剤を使用しており、比較例1〜3は、比較用(C)成分の難燃剤としてC−O−C結合を含む臭素化合物からなる難燃剤を使用している。
表1の実施例1〜3と比較例1のマーキング耐水性試験1の結果と、図1の実施例1と図2の比較例1のマーキング耐水性試験2の結果から明らかなとおり、顕著な違いが確認できた。
この結果は、(C)成分の難燃剤である臭素化合物は、厳しい耐水性試験においても安定であったが、比較用(C)成分の難燃剤である臭素化合物は、厳しい耐水性試験においても不安定であり、それがマーキング耐水性に悪影響を与えたものと考えられる。

Claims (7)

  1. (A)ポリアミド樹脂 50〜90質量%、
    (B)(B−1)ビニル芳香族系重合体と共役ジエン系重合体からなるブロック共重合体の水素添加物と(B−2)変性率0.1〜5質量%で前記(B−1)の水素添加物を酸変性したものとの混合物 50〜10質量%、
    (C)分子中にC−O−C結合を有していない臭素化合物からなる難燃剤 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して30〜55質量部、
    (D)難燃助剤 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜15質量部、
    (E)繊維状強化充填材 (A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して1〜400質量部を含有するレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物。
  2. (C)成分が、臭素化ポリスチレンおよび/またはエタン−1,2−ビス(ペンタブロモフェニル)である請求項1記載のレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物。
  3. さらに白色顔料とカーボンブラックを含有する請求項1または2記載のレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物。
  4. さらに酸化防止剤および光安定剤から選ばれるものを含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のレーザーマーキング用ポリアミド樹脂組成物からなる成形体であって、
    文字、記号、図形、模様、絵およびそれらの組み合わせを含む情報がレーザーマーキングによりマーキングされている成形体。
  6. 安全ブレーカーまたは漏電遮断機の外部筐体である、請求項5記載の成形体。
  7. 屋外用途に使用するものである、請求項5記載の成形体。
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