JP2015139947A - インサート成形用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の外周囲に、欠損およびへこみが少なく、正常な形状のゴム状弾性体を形成する。【解決手段】部品1をインサートして、その部品1の外周囲2にゴム状弾性体5を環状に成形するためのインサート成形用金型70であって、その部品1を挟む位置にそれぞれ配置される第一金型20および第二金型60を少なくとも含み、第一金型20には、部品1のセット位置35を決めると共に部品1の側面2に接する1または2以上の位置決め部材40を備え、位置決め部材40は、セット位置35の外側からセット位置35に向かって付勢されるように、弾性部材50を介して第一金型20に接続されており、位置決め部材40は、第二金型60を第一金型20に向かって移動する途中において第二金型60に接触する接触部を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、金型内に部品をインサートして成形を行うためのインサート成形用金型に関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレット型PC等に代表される携帯電子機器の多くは、文字や画像等の情報を表示する表示領域を備え、当該表示領域の外表面には透明な表示板を備える。最近では、スマートフォンあるいはタブレット型PCのように、表示領域が単に情報を表示する部分ではなく、操作部をも兼ねる機器が多くなってきており、これに伴い、表示領域の大型化が進んでいる。表示板は、嵌め込みあるいは接着等の手法により、携帯電子機器の筺体に固定される。表示板と筺体との間には、幅の大小を問わず、必ず隙間が存在する。このため、携帯電子機器に対して高い防水性若しくは防塵性を付与する場合、この隙間を完全に埋めるべく、表示板の周囲にゴム製の枠体を取り付ける方法が知られている。
また、表示板を特にガラスあるいは硬質樹脂にて構成した場合には、製造工程中あるいは携帯電子機器の使用中に表示板に加わる振動あるいは衝撃によって、表示板が破損する危険性がある。そこで、防水性および防塵性に加えて耐衝撃性をも高めるべく、表示板の外周にゴム製の枠体を配置する前述の方法に代えて、当該表示板を金型内にセットし、表示板の全側面に環状のゴム状弾性体をインサート成形する方法も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
国際公開WO2012/115140号公報
図8は、金型に表示板をセットしてインサート成形を行う第一の従来製造工程におけるインサート成形前後の表示板の状態を示す。図9は、図8に示す製造工程と異なる第二の従来製造工程におけるインサート成形前後の表示板の状態を示す。図10は、図9に示す製造工程を経て得られた成形品の斜視図およびその一部Hの拡大図を示す。
図8に示すように、第一の従来製造工程では、下金型101の予め決められた位置に表示板102を配置する(8A)。次に、その表示板102の上から上金型(図8では不表示)を下降し、下金型101と上金型とから主に構成される金型の型締めを行う。次に、上金型と下金型101との隙間にゴム状弾性体成形用の液状ゴム組成物を流し込んだ後、当該液状ゴム組成物を硬化させる。最後に、金型を開くと、表示板102の外周囲に環状のゴム状弾性体103を固着させた成形品110が出来上がる(8B)。
しかし、金型の型締め時に、予め決められた位置から表示板102がわずかでも移動すると、8Bに示すように、ゴム状弾性体103が表示板101の外周に沿って均一の厚さで形成できなくなる。その結果、成形品110の防水性若しくは防塵性が損なわれる、あるいは成形品110の外周囲に局所的に耐衝撃性の低い部位が生じる危険性がある。
また、第一の従来製造工程に代えて、図9に示す製造工程を行うことも考えられる。図9に示す第二の従来製造工程では、下金型101の予め決められた位置に表示板102を配置し、位置決め部材104を表示板102の一部に接する状態とし、表示板102をその位置から動かないようにする(9A)。次に、その表示板102の上から上金型(図9では不表示)を下降し、金型の型締めを行う。次に、上金型と下金型101との隙間にゴム状弾性体成形用の液状ゴム組成物を流し込んだ後、当該液状ゴム組成物を硬化させる。最後に、金型を開くと、表示板102の外周囲にゴム状弾性体103を固着させた成形品110が出来上がる(9B)。
しかし、位置決め部材104を表示板102に接触させた状態で液状ゴム組成物を流し込むため、図10に示すように、ゴム状弾性体103の一部、すなわち、位置決め部材104と表示板102との接触位置Gが欠損してしまい、切れ目あるいはへこみの無いゴム状弾性体103を表示板102の外周囲に形成できなくなる。その結果、第一の従来製造工程と同様、成形品110の防水性若しくは防塵性が損なわれる、あるいは成形品110の外周囲に局所的に耐衝撃性の低い部位が生じる危険性がある。
このようなインサート成形上の問題は、表示板に限定されず、あらゆる部品の外周囲にゴム状弾性体を成形する場合に生じ得る。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、部品の外周囲に、欠損およびへこみが少なく、正常な形状のゴム状弾性体を形成可能なインサート成形用金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一実施の形態は、部品をインサートして、その部品の外周囲にゴム状弾性体を成形するためのインサート成形用金型であって、その部品を挟む位置にそれぞれ配置される第一金型および第二金型を少なくとも含み、第一金型は、部品のセット位置を決めると共に部品の側面に接する1または2以上の位置決め部材を備え、位置決め部材は、セット位置の外側からセット位置に向かって付勢されるように、弾性部材を介して第一金型に接続されており、位置決め部材は、第二金型を第一金型に向かって移動する途中において、第二金型に接触する接触部を有し、位置決め部材は、第二金型を接触部に接触させた後、さらに第一金型側に近づけると、弾性部材に抗してセット位置の外側に退避するように移動するインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、さらに、位置決め部材に、第二金型側に突出する突出部を備え、その突出部は、セット位置から外側であって第二金型の方向に傾斜する傾斜部を備え、接触部を傾斜部に存在させるインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、また、第一金型および第二金型の少なくともいずれか一方の金型に、第一金型と第二金型との型締め時に、その対向側にある他方の金型に向かう方向および当該他方の金型から離れる方向の両方向に弾性的に可動な弾性可動部材と、弾性可動部材を備える側の金型と弾性可動部材との間に配置される弾性体とを備えるインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、さらに、弾性可動部材が第一金型側に配置されるインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、また、弾性可動部材の内部に、冷却媒体としての液体もしくは気体を流動させるための冷却媒体流動部を備えるインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、また、弾性可動部材の部品と接する部位にクッション材を備えるインサート成形用金型である。
本発明の別の実施形態は、また、第二金型には、ゴム状弾性体をその厚さ方向の所定位置で窪ませる突出部を備え、かつゴム状弾性体を形成するための液状ゴム組成物を外部から供給する供給経路の部品側にある出口を突出部よりも径方向外側に備えるインサート成形用金型である。
本発明によれば、部品の外周囲に、欠損およびへこみが少なく、正常な形状のゴム状弾性体を形成可能なインサート成形用金型を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態に係るインサート成形用金型を用いて製造される成形品の一例であって、成形前の部品の斜視図(1A)、成形後の成形品の斜視図(1B)およびその成形品の一部断面Aの拡大図(1C)を、それぞれ示す。 図2は、図1(1A)の基板の成形直後から図1(1B)の成形品を得るまでのプロセスの一例を説明するための図であって、成形直後の成形品の平面図(2A)、成形直後の成形品のB−B線断面図(2B)およびB−B線断面図の一部Cの拡大図(2C)を、それぞれ示す。 図3は、この実施の形態に係るインサート成形用金型を構成する第一金型上に基板を配置する工程を説明するための図であって、基板を配置した状態の第一金型の平面図(3A)および第一金型の上から第二金型を重ねる過程で基板の外周囲に隙間を確保した状態の第一金型の平面図(3B)をそれぞれ示す。 図4は、図3(3B)の状態から液状ゴム組成物を流し込み、インサート成形を終了した段階における第一金型上の状況を示す。図4では、第二金型を除外して、第一金型およびその上の成形品のみが選択的に示されている。 図5は、この実施の形態に係るインサート成形用金型を構成する第一金型に基板をセットして、その上からインサート成形用金型を構成するもう一方の第二金型を移動する状況下にあるインサート成形用金型の縦断面図を示す。 図6は、図5の状況からさらに第二金型を下降させ、第一金型上の位置決め部材に第二金型を接触させた状況の縦断面図(6A)および6Aの状況からさらに進んで第二金型を完全に下降し終えた状況の縦断面図(6B)をそれぞれ示す。 図7は、図3〜6に示すインサート成形用金型を構成する第一金型と異なる別の形態の第一金型の縦断面図(7A)および第二金型の縦断面図をそれぞれ示す。 図8は、金型に表示板をセットしてインサート成形を行う第一の従来製造工程におけるインサート成形前後の表示板の状態を示す。 図9は、図8に示す製造工程と異なる第二の従来製造工程におけるインサート成形前後の表示板の状態を示す。 図10は、図9に示す製造工程を経て得られた成形品の斜視図およびその一部Hの拡大図を示す。
以下、本発明に係るインサート成形用金型の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るインサート成形用金型を用いて製造される成形品の一例であって、成形前の部品の斜視図(1A)、成形後の成形品の斜視図(1B)およびその成形品の一部断面Aの拡大図(1C)を、それぞれ示す。
図1に示す成形品10は、例えば、携帯電子機器の表示領域の外表面を形成する透明な表示板であって、部品の一例としての薄厚の基板1と、その広い側の平面部3の外周囲に相当する側面2を環状に覆うゴム状弾性体5と、を備える。この実施の形態では、基板1をガラス製の基板、ゴム状弾性体5をシリコーンゴムにてそれぞれ形成している。ただし、ガラス以外の材料として、樹脂(例えば、PMMA、PC、ABS、PET)から基板1を構成しても良い。また、シリコーンゴム以外の材料として、例えば、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴムあるいはスチレンブタジエンゴム等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系あるいはフッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等を用いても良い。基板1の側面2において、基板1とゴム状弾性体5とは、それらの境界に他の層を介在させずに固着していても良く、あるいはプライマーなどを用いた易接着層を介在させて固着していても良い。また、プライマーの使用に代えて、基板1の側面2に、プラズマ処理、火炎処理、イトロ処理等を施して、ゴム状弾性体5と側面2とを接着しやすく改質するようにしても良い。
図2は、図1(1A)の基板の成形直後から図1(1B)の成形品を得るまでのプロセスの一例を説明するための図であって、成形直後の成形品の平面図(2A)、成形直後の成形品のB−B線断面図(2B)およびB−B線断面図の一部Cの拡大図(2C)を、それぞれ示す。
(2A)および(2B)に示すように、基板1にゴム状弾性体5を固着するためのインサート成形の直後の成形品15は、図1に示す完成体としての成形品10に比べて、より幅広のゴム状弾性体(「幅広弾性体」と称する)5aを備える。この実施の形態では、幅広弾性体5aは、その外縁から内側に向かって切り欠かれた切り欠き部16を有する。切り欠き部16は、例えば、金型における液状ゴム組成物の流路の構成上生じた欠損部位である。この実施の形態では、幅広弾性体5aは、2個の切り欠き部16を備えるが、個数に限定はなく、1個あるいは3個以上でも良い。幅広弾性体5aは、切り欠き部16の内側端部と基板1の側面2との間の領域に、幅広弾性体5aの厚み方向に窪む溝部17を環状に備える。また、幅広弾性体5aは、溝部17の外側に位置する枠部18を備える。枠部18は、液状ゴム組成物のゲート(不図示)を備えると共に、そのゲートの上方(すなわち、2Aの紙面表方向)に、液状ゴム組成物の供給路内に形成されるランナー19を備える。
切り欠き部16およびランナー19は、完成体としての成形品10には不要の部位である。溝部17は、これら不要の部位よりも内側、すなわち基板1の側面2に近い側に形成されている。このため、(2C)に示すように、矢印Dで示した溝部17より外側に位置する枠部18を切り取ることにより、図1に示したゴム状弾性体5を形成することができる。枠部18の切り取り方法は、何らの制約もないが、刃物を用いて切断する方法、レーザ光を照射して切断する方法などを好適に例示できる。
図3は、この実施の形態に係るインサート成形用金型を構成する第一金型上に基板を配置する工程を説明するための図であって、基板を配置した状態の第一金型の平面図(3A)および第一金型の上から第二金型を重ねる過程で基板の外周囲に隙間を確保した状態の第一金型の平面図(3B)をそれぞれ示す。
第一金型20は、略直方体の形状を有しており、基板1を配置する側の長方形の面を、その面の外周端面21と、該外周端面21より下方(図中、紙面の裏方向)に窪む長方形の凹部22とから構成する。第一金型20は、凹部22の底面内略中央に、第一金型20の上下方向(図中、紙面の表裏方向)に可動の弾性可動部材30を、その上面を露出させた状態にて凹部22の内方に埋設配置する。弾性可動部材30は、その四隅を、4本のピン31にて第一金型20に保持される形態で、凹部22に備えられている。第一金型20は、凹部22の底面において、当該底面の短辺方向および長辺方向にそれぞれ細長い位置決め部材40を配置する。位置決め部材40は、弾性可動部材30の上面内略中央のセット位置35に基板1を正確に配置するための部材である。凹部22の底面の短辺方向に細長い位置決め部材40は、凹部22の長辺の第一所定位置28と当該位置決め部材40の一端との間に、弾性部材50を介在させて固定する。同様に、凹部22の底面の長辺方向に細長い位置決め部材40は、凹部22の短辺の第二所定位置29と当該位置決め部材40の一端との間に、弾性部材50を介在させて固定する。
基板1を弾性可動部材30の上面のセット位置35に配置する際には、(3A)に示すように、2本の位置決め部材40の弾性部材50と反対側の一端(「先端」という)にそれぞれ基板1の隣り合う側面2を接触させるように、基板1を配置する。この状態において、弾性部材50は、好ましくは、自然長の状態にあって、位置決め部材40に何らの力も加わっていない。
第一金型20の上から第二金型を重ねていくと、第二金型の内側が位置決め部材40に接触する。さらに第二金型を第一金型20に近付けていくと、第二金型は、位置決め部材40の先端を基板1の側面2から離す方向(3Bの矢印Eの方向)に、位置決め部材40を移動させる。この際、弾性部材50は、自然長から短くなるため、位置決め部材40は、弾性部材50の復元力に抗して、基板1の側面2から離れる方向に強制的に移動させられる。この結果、各位置決め部材40の先端と基板1の各側面2との間に、幅広弾性体5aを形成するに十分な隙間が形成される。
図4は、図3(3B)の状態から液状ゴム組成物を流し込み、インサート成形を終了した段階における第一金型上の状況を示す。図4では、第二金型の表示を省略し、第一金型20およびその上の成形品15のみが選択的に示されている。
図4に示すように、インサート成形の終了後、第一金型20上では、2本の位置決め部材40は、第二金型からの外方向の力によって基板1の側面2から離れているので、基板1の側面2に環状の幅広弾性体5aを形成できる。この後、第二金型を第一金型20から開くと、2本の位置決め部材40の先端は、再び、基板1の側面2に近づく方向に移動する。この結果、成形品15は、2本の位置決め部材40に押されて、セット位置35から少しずれた位置に移動する。しかし、インサート成形が終了しているので、当該移動は、何ら支障はない。また、成形品15が第二金型に貼り付き、第一金型20から離れる場合もあり得る。しかし、この場合も、インサート成形終了後に成形品15が動くことになるだけなので、何ら支障はない。
図5は、この実施の形態に係るインサート成形用金型を構成する第一金型に基板をセットして、その上からインサート成形用金型を構成するもう一方の第二金型を移動する状況下にあるインサート成形用金型の縦断面図を示す。図6は、図5の状況からさらに第二金型を下降させ、第一金型上の位置決め部材に第二金型を接触させた状況の縦断面図(6A)および6Aの状況からさらに進んで第二金型を完全に下降し終えた状況の縦断面図(6B)をそれぞれ示す。
図5および図6に基づいて、この実施の形態に係るインサート成形用金型70のより詳細な構造および動作について説明する。
インサート成形用金型70は、部品として例示の基板1をインサートして、基板1の側面2にゴム状弾性体5を成形するための金型であって、基板1の平面部3(表側の面)とその裏面とを挟む位置にそれぞれ配置される第二金型60および第一金型20を少なくとも含む。なお、第一金型20および第二金型60以外の金型をインサート成形用金型70の構成に加えることもできる。先にも説明したように、第一金型20は、基板1のセット位置35を決めると共に基板1の側面2に接する2本の位置決め部材40を備える。それぞれの位置決め部材40は、セット位置35の外側からセット位置35に向かって付勢されるように、弾性部材50を介して第一金型20に接続されている。それぞれの位置決め部材40は、第二金型60を第一金型20に向かって移動する途中において、第二金型60に接触する接触部を有する。なお、接触部は、位置決め部材40における傾斜部42(後述する)に存在する部位である。それぞれの位置決め部材40は、第二金型60を当該接触部に接触させた後、さらに第一金型20側に近づけると、弾性部材50に抗してセット位置35の外側に退避するように移動することができる。
第一金型20は、凹部22の底面からさらに内方に向かって窪む略直方体の凹部23を備える。第一金型20は、当該凹部23の内部に、弾性可動部材30を備える。弾性可動部材30は、その上面を凹部23から露出した状態で、凹部23内に、上下方向可動に配置されている。当該上下方向可動にするための具体的な構成は、次のとおりである。
弾性可動部材30は、その四隅に、上下方向に貫通する貫通孔32を1個ずつ備える。また、第一金型20は、凹部23の底面において、各貫通孔32に対向する位置に埋設凹部33を1個ずつ備える。貫通孔32は、弾性可動部材30の上部から下部に向かう途中に、小径に変化する段差部位を備える。弾性可動部材30は、各貫通孔32にピン31を挿入して、ピン31の先端を埋設凹部33に固定することによって、凹部23内に保持される。埋設凹部33は、貫通孔32の下部の位置の径よりも小径に形成されている。ピン31は、埋設凹部33にネジ込みあるいは嵌め込み可能な先端部と、その先端部より大径であって貫通孔32に挿入可能なロッド部と、そのロッド部より大径であって貫通孔32の上部から段差部位までしか挿入できないヘッド部とを備える。各ピン31のロッド部は、各貫通孔32の段差部位から最下部までの距離よりも若干長く構成されている。このため、弾性可動部材30は、凹部23の底面と、貫通孔32の段差部位までの間にて上下方向に微動可能となる。
凹部23は、その底面に、弾性体56の一端を保持可能な第一保持部26を2つ備える。ただし、第一保持部26の数は、弾性体56の数と同一であれば、1個あるいは3個以上でも良い。弾性可動部材30は、その底面の各第一保持部26に対向する位置に、弾性体56の他端を保持可能な第二保持部36をそれぞれ備える。第一保持部26とそれに対向する第二保持部36とのセットで構成される筒状空間は、その中に弾性体56を配置可能な空間である。第二金型60を第一金型20に接触させていないときには、弾性可動部材30は、弾性体56によって、凹部23の底面からわずかに上方に浮いた状態にある。一方、第二金型60を第一金型20に重ね、弾性可動部材30に荷重が加わった際には、弾性可動部材30は、その底面が凹部23の底面に接触する位置を下限に、弾性体56に抗して下方に移動する。
位置決め部材40は、弾性部材50との接触部位から基板1の方向に向かって、第一金型20から最も高い位置にある頂部41と、頂部41から基板1の方向に下降傾斜する傾斜部42と、傾斜部42の下端から基板1に向かって略水平方向に延びる水平部43と、水平部43の基板1側の端部から下降する端面44と、を備える。位置決め部材40は、頂部41と傾斜部42とから主に構成される略台形状の突出部46の背面側に開口し、弾性部材50の一端を挿入可能な凹部45を備える。第一金型20は、凹部22の内側面において凹部45と対向する位置に開口し、弾性部材50の他端を挿入可能な凹部25を備える。弾性部材50が自然長の長さである場合には、位置決め部材40の端面44は、セット位置35にある基板1の側面2にちょうど接する。位置決め部材40は、弾性部材50の伸縮に応じて、最大限、端面44が基板1の側面2に接する位置から、位置決め部材40の凹部45の開口面が凹部25の開口面と合わさる位置まで、弾性部材50の復元力に抗しつつ移動可能である。
インサート成形用金型70を構成する第二金型60は、外郭部材61の内側に基板押さえ部材62を備える。外郭部材61は、位置決め部材40の突出部46を覆うことのできる空間63aを備える。また、基板押さえ部材62は、空間63aに連続する空間であって位置決め部材40の水平部43および端面44を覆うことのできる空間63bを備える。空間63aと空間63bは、空間63を構成する。第二金型60は、基板1の上方に位置する成形凹部64を備える。成形凹部64は、基板1の平面部3に接する基板用凹部65と、幅広弾性体5aの溝部17に対応して下方に突出する突出部66とを備える。成形凹部64は、基板1と幅広弾性体5aとを合体させた成形品15の形態に対応する凹部領域である。なお、図5および図6では、液状ゴム組成物の流路は省略されている。基板押さえ部材62の下方角部であって、空間63aと空間63bとの境界部位67は、第二金型60を第一金型20に向かう矢印F方向に下降させた際に、位置決め部材40の傾斜部42に接触可能な部分である。
図6に示すように、第二金型60を第一金型20に向かう矢印F方向に下降させると、まず、第二金型60の接触部位67は、位置決め部材40の傾斜部42に接触する。この状況からさらに第二金型60を下降すると、空間63に位置決め部材40を収納しながら、外郭部材61の接触部位67およびそれに連続する傾斜面が位置決め部材40の傾斜部42を押す。この結果、位置決め部材40は、第二金型60の下降に伴い、基板1の側面2から離れる方向(6Aの矢印Eの方向)に強制的に移動する。最終的に、第二金型60の下降が完了して、位置決め部材40が基板1の側面2から退避すると、基板1の側面2と端面44との間に、距離Lの幅を持つ隙間が形成される。幅広弾性体5aは、その後の液状ゴム組成物の供給によって、当該隙間に形成される。
図7は、図3〜6に示すインサート成形用金型を構成する第一金型と異なる別の形態の第一金型の縦断面図(7A)および第二金型の縦断面図(7B)をそれぞれ示す。
(7A)に示すように、第一金型20は、弾性可動部材30の内部に、冷却媒体としての液体もしくは気体を流動させることのできる冷却媒体流動部80を備えても良い。冷却媒体流動部80は、例えば、水若しくはエタノールなどの液体; アンモニア等の気体に代表される冷却媒体の流路となる配管にて構成され、その入口81から出口82に向かって冷却媒体を流すことのできる構成部である。冷却媒体を冷却媒体流動部80に送るために用いられるポンプは省略されている。なお、冷却媒体は、循環若しくは非循環のいずれの方式で入口81から出口82に向かって流れるようにしても良い。
また、(7B)に示すように、第二金型60は、弾性可動部材30の基板1の平面部3と接する部位、具体的には、基板用凹部65に、クッション材90を備えても良い。クッション材90は、好ましくは、基板1よりも低硬度の材料、例えば、ゴム状弾性体5として例示した材料から成る。クッション材90の好適な形状は、薄厚のシートの形状である。
以上のような構造を持つインサート成形用金型70を用いることにより、次のような作用・効果が得られる。
すなわち、この実施の形態に係るインサート成形用金型70は、部品(例えば、基板1)をインサートして、その部品の外周囲にゴム状弾性体5を環状に成形するためのインサート成形用金型であって、その部品を挟む位置にそれぞれ配置される第一金型20および第二金型60を少なくとも含み、第一金型20は、部品のセット位置35を決めると共に部品の側面2に接する1または2以上の位置決め部材40を備え、その位置決め部材40は、セット位置35の外側からセット位置35に向かって付勢されるように、弾性部材50を介して第一金型20に接続されており、位置決め部材40は、第二金型60を第一金型20に向かって移動する途中において、第二金型60に接触する接触部(傾斜部42における一部)を有し、位置決め部材40は、第二金型60を傾斜部42に接触させた後、さらに第一金型20側に近づけると、弾性部材50に抗してセット位置35の外側に退避するように移動する。この結果、インサート成形の開始前に、部品を正確な位置にセットでき、かつ第一金型20と第二金型60とを型締めしてインサート成形を行う時点において、部品をセット位置に保持するための如何なる部材も、部品の側面2に接触させないようにすることができる。したがって、部品が正しいセット位置35からずれることなく、かつ部品の側面2への均一な幅(厚さともいう)を持つゴム状弾性体5を形成可能になる。また、ゴム状弾性体5に保持跡のような部位を形成することなく、平滑な表面を持つゴム状弾性体5を形成することができる。
また、位置決め部材40は、第二金型60側に突出する突出部46を備え、突出部46は、セット位置35から外側であって第二金型60の方向に傾斜する傾斜部42を備え、接触部を傾斜部42に存在するようにしている。これによって、第二金型60の下降方向のベクトルを位置決め部材40の凹部22内の外側への移動方向のベクトルに変換しやすい。したがって、位置決め部材40のよりスムーズな移動を実現しやすい。
また、第一金型20および第二金型60の少なくともいずれか一方の金型は、第一金型20と第二金型60との型締め時に、その対向側にある他方の金型に向かう方向および当該他方の金型から離れる方向の両方向(すなわち、第一金型20を下にし、第二金型60を上にした場合における上下方向に相当)に弾性的に可動な弾性可動部材30と、その弾性可動部材30を備える側の金型(上記実施の形態では、第一金型20)と、弾性可動部材30との間に配置される弾性体56と、を備える。この結果、部品を第一金型20と第二金型60とにより挟んだ際に、部品がその厚さ方向に微動する微動範囲を確保できる。したがって、部品に過度な荷重を与えにくくなり、部品が破損しにくくなる。
また、弾性可動部材30は、特に、第一金型20側に配置される。このため、位置決め部材40を移動させる際、第二金型60側に弾性可動部材を備えるような場合と比べ、位置決め部材40に押圧を付与しやすくなり、第二金型60の下降動作に伴う位置決め部材40の速やかな移動動作を実現しやすい。
また、弾性可動部材30の内部に、冷却媒体としての液体もしくは気体を流動させるための冷却媒体流動部80を備える。この結果、部品として熱可塑性樹脂から成る基板1を用いた場合に、冷却しながら成形できるので、成形時の加熱により基板1自体が変形あるいは基板1の表面が軟化して微細な凹凸が生じるのを効果的に低減できる。
また、弾性可動部材30の部品と接する部位にクッション材90を備える。この結果、インサート成形用金型70の型締め時に、部品の少なくとも片側表面に硬質の金型表面が直接的に接触しないので、部品の破損を効果的に低減できる。したがって、薄厚の基板1にインサート成形を行って得られる成形品10の歩留まりが高まる。
第二金型60は、ゴム状弾性体5をその厚さ方向の所定位置で窪ませる突出部66を備え、かつゴム状弾性体5を形成するための液状ゴム組成物を外部から供給する供給経路の部品側にある出口(ゲート)を突出部66よりも径方向外側に備える。このため、突出部66にて凹状に形成される溝部17から外側をカットすれば、当該外側の枠部18に存在するランナー19等の不要な部位を除去できる。
以上、本発明の好適な実施の形態に係るインサート成形用金型70、それを用いた成形方法ならびに当該成形方法により得られる成形品10,15について説明したが、本発明は、上述のインサート成形用金型70に限定されることなく、これに変形を施した種々の形態を有する金型であっても良い。
例えば、本発明に係るインサート成形用金型70は、第一金型20と第二金型60との間に形成される空間を変更すれば、上述のような薄厚で、平面視にて略長方形の基板1以外、如何なる形態の部品をインサート成形する場合にも適用できる。また、部品の外周囲にゴム状弾性体5を固着する限り、外周囲以外の部位、例えば、基板1であればその平面部3の少なくとも一部にゴム状弾性体5を固着させても良い。第一金型20は、位置決め部材40を、基板1の短辺方向と長辺方向にそれぞれ1つずつ備えているが、短辺方向および/または長辺方向に2以上備えても良い。弾性部材50として、コイルスプリングを好適に用いることができるが、弾性部材50は、これに限定されず、板バネ、ゴム、あるいはエアシリンダであっても良い。
位置決め部材40の接触部は、傾斜部42に存在する部位に限定されない。例えば、位置決め部材40に傾斜部42を設けずに、単に上方に突出するポールを設け、第二金型60にその底面から外側上方に向かって傾斜する傾斜部を設けると、その傾斜部は、ポールに接触後、そのポールを固定している位置決め部材40を基板1と反対側(外側)に移動させることができる。このように、第二金型60と接触する部位は、位置決め部材40の傾斜部42に限定されない。
弾性可動部材30は、第一金型20のみに配置する他、第二金型60のみ、あるいは第一金型20と第二金型60の両方に配置しても良い。ただし、第二金型60に弾性可動部材30を配置する場合、弾性可動部材30以外の第二金型60の部位が位置決め部材40に接触するように構成する方が好ましい。さもないと、第二金型60が位置決め部材40を押す際に、その押す方向の力を低減させることになり、位置決め部材40に押圧を伝えることが難しくなり、位置決め部材40をスムーズに移動させることができないからである。弾性体56は、弾性部材50と同様、コイルスプリングを好適に用いることができるが、これに限定されず、板バネ、ゴム、あるいはエアシリンダであっても良い。なお、弾性可動部材30および弾性体56は、インサート成形用金型70にとって必須の構成ではなく、それらを備えなくても良い。
冷却媒体流動部80は、弾性可動部材30の内部に配置する以外に、第二金型60の内部に配置することもできる。また、冷却媒体流動部80は、インサート成形用金型70にとって必須の構成ではなく、それらを備えなくても良い。特に、インサートされる部品が耐熱性の高い材料(ガラスなど)あるいは熱硬化性樹脂から成る場合には、成形時の熱によって部品自体あるいは部品の表面が変形する状況になりにくいので、冷却媒体流動部80を備えなくても良い。
クッション材90は、第二金型60に配置する以外に、第一金型20あるいは両方の金型60,20に配置することもできる。その場合、クッション材90は、インサートされる部品に接触するが、ゴム状弾性体5(あるいは幅広弾性体5a)に接触しない位置に配置されるのが好ましい。
第二金型60は、必ずしも、突出部66を備えていなくても良い。その場合、幅広弾性体5aに溝部17を形成することなく、不要な枠部18をカットしても良い。また、幅広弾性体5aからゴム状弾性体5を形成する工程を行わず、インサート成形時に、ゴム状弾性体5にランナー19が接続した状態の成形品を製造し、ランナー19をカットするだけにしても良い。
本発明は、例えば、金型内に部品をセットして成形を行うインサート成形に利用できる。
1 基板(部品の一例)
2 側面(外周囲の一例)
5 ゴム状弾性体
20 第一金型
30 弾性可動部材
35 セット位置
40 位置決め部材
42 傾斜部(接触部を含む部位)
46 突出部
50 弾性部材
56 弾性体
60 第二金型
66 突出部
70 インサート成形用金型
80 冷却媒体流動部
90 クッション材

Claims (7)

  1. 部品をインサートして、その部品の外周囲にゴム状弾性体を成形するためのインサート成形用金型であって、
    その部品を挟む位置にそれぞれ配置される第一金型および第二金型を少なくとも含み、
    前記第一金型は、前記部品のセット位置を決めると共に前記部品の側面に接する1または2以上の位置決め部材を備え、
    前記位置決め部材は、前記セット位置の外側から前記セット位置に向かって付勢されるように、弾性部材を介して前記第一金型に接続されており、
    前記位置決め部材は、前記第二金型を前記第一金型に向かって移動する途中において、前記第二金型に接触する接触部を有し、
    前記位置決め部材は、前記第二金型を前記接触部に接触させた後、さらに前記第一金型側に近づけると、前記弾性部材に抗して前記セット位置の外側に退避するように移動するインサート成形用金型。
  2. 前記位置決め部材は、前記第二金型側に突出する突出部を備え、
    前記突出部は、前記セット位置から外側であって前記第二金型の方向に傾斜する傾斜部を備え、
    前記接触部は前記傾斜部に存在する、請求項1に記載のインサート成形用金型。
  3. 前記第一金型および前記第二金型の少なくともいずれか一方の金型は、
    前記第一金型と前記第二金型との型締め時に、その対向側にある他方の金型に向かう方向および当該他方の金型から離れる方向の両方向に弾性的に可動な弾性可動部材と、
    前記弾性可動部材を備える側の金型と前記弾性可動部材との間に配置される弾性体と、
    を備える請求項1または請求項2に記載のインサート成形用金型。
  4. 前記弾性可動部材は、前記第一金型側に配置される請求項3に記載のインサート成形用金型。
  5. 前記弾性可動部材の内部に、冷却媒体としての液体もしくは気体を流動させるための冷却媒体流動部を備える請求項3または請求項4に記載のインサート成形用金型。
  6. 前記弾性可動部材の前記部品と接する部位にクッション材を備える請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のインサート成形用金型。
  7. 前記第二金型は、前記ゴム状弾性体をその厚さ方向の所定位置で窪ませる突出部を備え、かつ前記ゴム状弾性体を形成するための液状ゴム組成物を外部から供給する供給経路の前記部品側にある出口を前記突出部よりも径方向外側に備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のインサート成形用金型。
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