JP2015138488A - 認知症予見システム、認知症予見プログラム、および認知症予見方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査機関にて認知症の検査を受けなくとも対象者の認知症の可能性を予見できるようにする。【解決手段】認知症予見システムに、毎日元気であることを押下ボタンの押下によって知らせる約束のもとで対象者に入力された操作入力データを取得する入力情報取得部S43と、操作入力データが認知症可能性判定基準に該当するか否かを判定する認知症可能性判定部S46と、認知症可能性判定基準に該当すれば、認知症の可能性があることを通知する認知症可能性通知部S47とを備えた。【選択図】図6

Description

この発明は、例えば認知症を予見するような認知症予見システム、認知症予見プログラム、および認知症予見方法に関する。
近年、独居世帯高齢者の認知症が問題となってきている。この認知症は、早期診断により認知症の原因疾患を治癒することで、改善や進行を遅らせることが可能と言われている。
認知症の予測に関して、認知機能を予測する認知機能予測システムが提案されている(特許文献1参照)。この認知機能予測システムは、多数の被検者についての過去の認知機能検査における検査得点と発症から検査日までの検査時間とを用いた非線型回帰分析により、個々の対象被検者の将来の検査得点を予測するための予測演算式を推定し、得られた予測演算式に対象被検者の過去の検査結果と現在の検査結果を代入することによって予測演算式を実行し、対象被検者の将来の検査得点を生成するものである。これにより、個々の認知症発症者についての将来の認知機能をより的確に予測することができ、その被検者に固有の情報を活用した将来の認知機能の予測を行うこともできるとされている。
しかし、この認知機能予測システムは、対象被験者に対して個別に検査を行う必要がある。このため、認知症の疑いがあると気づくか、あるいは事前にその疑いが無いか検査するといった検査行動を起こさなければ、利用することができない。すなわち、この認知機能予測システムは、独居世帯高齢者の日常生活を通じて認知症の可能性を家族等が予見できるようなものではない。
特開2012−105795号公報
この発明は、上述の問題に鑑みて、検査機関にて認知症の検査を受けなくとも対象者の認知症の可能性を予見することができる認知症予見システム、認知症予見プログラム、および認知症予見方法を提供することを目的とする。
この発明は、定期的な入力を求める約束のもとで対象者に入力された入力情報を取得する入力情報取得部と、前記入力情報が認知症可能性判定基準に該当するか否かを判定する認知症可能性判定部と、前記認知症可能性判定基準に該当すれば、認知症の可能性があることを通知する認知症可能性通知部とを備えた認知症予見システム、そのプログラム、およびその方法であることを特徴とする。
この発明により、検査機関にて認知症の検査を受けなくとも対象者の認知症の可能性を予見することができる。
認知症予見システムのシステム構成図。 支援者端末に表示する確認画面の構成の説明図。 支援者端末に表示する履歴画面の構成の説明図。 対象者端末の動作を示すフローチャート。 サーバが実行する安否判定処理のフローチャート。 サーバが実行する認知症判定処理のフローチャート。 サーバが実行する閲覧処理のフローチャート。
本発明者らは、独居世帯高齢者等の対象者の孤独死や認知症による弊害を防止することを研究した。孤独死を防止するためには、対象者が元気であることを毎日確認し、異常のある場合に家族等の支援者に異常を知らせることが有効である。ここで、センサ類を多数使用する方法で対象者の日常行動を監視すると、平常通りであるか異常があるかを自動検出できても、対象者のプライバシーを侵害するという問題点がある。また、認知症を発見するための検査を度々行うことは、支援者および対象者の負担が増加するという問題点がある。
これらの問題を解決するべく鋭意研究した結果、本発明者らは、対象者に対して元気であることを知らせる安否確認用の入力を毎日行うなどの定期的な入力をする約束のもと、この対象者に入力された入力情報を利用して認知症を予見する本システムを発明した。これにより、対象者のプライバシーを保護した上で安否を確認でき、かつ、定期的な検査を実施せずとも認知症の予見ができるという複数の効果を両立することができた。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、認知症予見システム1のシステム構成図である。認知症予見システム1は、複数の対象者端末2、電力線3、ホスト装置4、サーバ5、ルータ6、管理端末7、通信網8、および複数の支援者端末9により構成されている。このうちのホスト装置4とサーバ5とで管理装置Aを構成している。
対象者端末2は、高齢者などの対象者の居住空間内に設置される端末であり、画面付き対象者端末2aとシンプル対象者端末2b、持ち運び可能なタブレット形式のタブレット型対象者端末2cの3種類がある。
この対象者端末2a,2bは、例えば集合住宅等の複数世帯が居住する施設において、各世帯の居住空間で電源コンセントに接続して設置される。対象者端末2a,2bは、押下ボタン26(操作入力部)と、赤外線アレイセンサや測距センサや焦電センサ等の人を感知する人感センサ28を備え、制御部として機能するCPUモジュールが、押下ボタン26での操作入力や人感センサ28での検知信号に関する情報を記憶部に記憶し、電力線通信部により電力線3を通じてホスト装置4と通信する。
対象者端末2a,2bの記憶部には、押下入力された日時を記録する操作入力データ23(入力情報)と、通知モードと非通知モードを示すモードデータ24が記憶されている。モードデータ24が通知モードの場合、対象者端末2a,2bのCPUモジュールは、押下入力を求める時刻になると発光部25を発光させ、押下ボタン26が押下さるとLEDランプ等で構成される発光部25を消灯する。この発光部25は、操作入力要求状態を示す発光、期限徒過状態を示す発光、平常状態を示す発光(若しくは消灯)など、種々の状態を示す発光を行う。また、押下ボタン26には、押下された押下状態から未押下状態まで復帰させるバネ等の復帰部27(状態復帰部)が設けられている。
対象者端末2a,2bの電力線通信部は、電力線3を通信回線として利用する電力線搬送通信を実行するものであり、低速PLC(Power Line Communication)方式での通信をする低速PLCモジュールにより構成されている。この低速PLCモジュールは、100kHz〜400kHzの周波数帯域を利用して、電力線に通信信号を重畳するものである。変調方式としては様々なものを利用できるが、この実施例では電灯線の雑音に強いDCSK(Differential Code Shift Keying)変調方式を用いる。また、低速PLCモジュールには、ノイズ対策の回路も組み込んでいる。このような構成で技術基準適合証明を取得した低速PLCモジュールを用いている。
また、画面付き対象者端末2aには、さらに文字表示を行う液晶ディスプレイ等の情報表示部22が設けられている。
タブレット型対象端末2cは、一般的なコンピュータと同じ構成を有するタブレット端末で構成されており、サーバ5とのLAN接続、および通信網8を介したネットワーク接続ができる。タブレット型対象端末2cは、表示部に表示する画面に押下ボタン26と同じボタンや画面付き対象者端末2aの情報表示部22と同じ情報表示領域を表示し、サーバ5からの制御信号や対象者の操作入力によって、対象者端末2a,2bと同じ動作を行う対象者プログラム29がインストールされている。このタブレット型対象端末2cは、持ち運び可能であるため、対象者端末2a,2bのように常に居住空間内にある必要はない。
なお、この実施例では専用端末である画面付き対象者端末2aとシンプル対象者端末2b、および汎用端末であるタブレット型対象者端末2cの3種類を用いたが、これらの1種類のみを用いる、あるいはスマートフォンやノートパソコン等の他の装置を用いるなど、対象者端末2として様々な端末を用いることができる。
電力線3は、電力供給がされる電力線であり、日本であれば100Vの家庭用電力線などが該当する。この電力線3は、集合住宅等の施設で、配電盤から各世帯の居住空間に電力供給するために、配電盤から各居住空間に枝分かれして繋がっている。従って、各居住空間はこの電力線3で接続されている。
ホスト装置4は、電力線3を通じて通信する電力線通信部、制御動作を行うCPUモジュール、および通信を行うイーサネット(登録商標)通信部を備えており、サーバ5からの指示に従って対象者端末2に対する信号送信と信号受信を行い、受信した信号をサーバ5に送信する。
ホスト装置4のCPUモジュールは、複数の対象者端末2に対して順次応答要求を行う応答要求処理、応答要求処理に応じて返ってきた応答信号をサーバ5へ送信する送信処理、必要に応じて記憶部に情報を記憶あるいは読み出す記憶部処理を実行する。応答要求処理としては、対象者端末2に対して押下ボタン26の押下状況を問い合わせる押下状況問い合わせ処理、および、押下ボタン26が押下されていない場合に人感センサ28による検出情報を問い合わせる人感センサ検出情報問い合わせ処理を実行する。
また、ホスト装置4のCPUモジュールは、電力線通信部を通じた通信処理において、ホスト装置4をホスト、対象者端末2a,2bをクライアントとするポーリング方式の通信を行う。これにより、バス型のネットワークトポロジーに対応し、安否確認のリアルタイム性の要件を満たせるようにしている。また、このCPUモジュールは、ポーリング方式双方向通信プロトコルを用いる構成としている。これにより、対象者端末2a,2bからの情報収集だけでなく、地域情報などの伝達用情報をホスト装置4から対象者端末2aへ送信する双方向性を実現している。
このホスト装置4は、集合住宅等の施設で配電盤の近くに設置するなど、施設に1つ設置されればよい。従って、1つの施設には、1つのホスト装置4と、複数の対象者端末2が設置され、これらが電力線3で電気的に接続された状態となる。
サーバ5は、一般的なコンピュータ装置で構成されている。コンピュータ装置は、制御を行うCPU等の制御部、情報を記憶するハードディスク等の記憶部、CD−ROM等の媒体を処理する媒体処理部、イーサネット(登録商標)等の方式により通信する通信部(出力部)、操作入力を受け付けるキーボードとマウスなどの操作入力部、および画像を表示する液晶ディスプレイまたはCRTディスプレイ等の表示部を備えている。このサーバ5は、通信部により、ルータ6およびホスト装置4と通信する。なお、記憶部は、動部品を使用したハードディスク・ドライブ(HDD)ではなく、フラッシュメモリーにデータを記憶する構成としている。これにより、停電等などの障害に対する堅牢性と低コスト化を実現している。
サーバ5の記憶部には、履歴データ5a、対象者データ5b、認知症予見プログラム5c、安否確認モジュール5d、および閲覧プログラム5eが記憶されている。履歴データ5aは、対象者端末2での押下ボタン26の押下情報や人感センサ28での検知情報を日時データも含めた履歴として、対象者別にIDを付して記録している。対象者データ5bは、対象者別のIDと共に、対象者の住所や氏名、支援者のメールアドレスや連絡先など、対象者に関連して必要なデータが記憶されている。この履歴データ5aと対象者データ5bは、IDによって関連づけられている。認知症予見プログラム5cは、安否確認モジュール5dの実行と、その結果の集計に基づく認知症の予見および通知を実行する。安否確認モジュール5dは、押下ボタン26が押下されたか人感センサ28により人を感知したことにより安全であること、あるいはこれらを検出できないことにより異常であることを支援者に通知する処理を実行する。閲覧プログラム5eは、支援者が支援者端末9でアクセスしてきた際に、安否情報や認知症予見情報等の各種情報を支援者端末9の画面に表示する。
ルータ6は、通信網8を通じて情報通信を行える装置であり、例えば3GルータやWiFiルータ等のモバイルルータとするなど、通信網8を通じて通信できる適宜のルータで構成することができる。
管理端末7は、管理者が操作してサーバ5のメンテナンス等を行う装置であり、サーバ5と同様に一般的なコンピュータ装置で構成されており、通信部によりサーバ5と通信する。
通信網8は、例えば3G回線などのモバイル通信回線、あるいはインターネットなどの通信回線など、適宜の通信網とすることができる。
支援者端末9は、一般的なコンピュータで構成されるノートパソコン9aやスマートフォン9bなど、少なくとも通信機能と表示機能と入力機能を有する適宜の端末で構成することができる。各支援者端末9の記憶部には、モード切替プログラム9cがインストールされている。このモード切替プログラム9cは、支援者の操作入力に従って、対象者端末2のモードデータ24を通知モードと非通知モードのどちらかに切り替えるプログラムである。なお、モード切替プログラム9cは、支援者端末9に搭載することで遠隔地でのモード切替を可能としているが、各対象者端末2にハードウェアまたはソフトウェアによるモード切替ボタンを搭載して対象者端末2で直接モード切替を実行する構成としてもよい。
図2(A)は、ノートパソコン9aの表示部に表示する確認画面30の構成図であり、図2(B)は、スマートフォン9bの表示部に表示する確認画面35の構成図である。
図2(A)に示すように、確認画面30は、ブラウザプログラムによってサーバ5にアクセスして表示される画面であり、メッセージ表示部31と、履歴確認ボタン34を備えている。
メッセージ表示部31には、様々なメッセージを表示することができ、この実施例では認知症警告メッセージ、物忘れ警告メッセージ、および体調警告メッセージの3種類を表示する。
認知症警告メッセージは、図示するように、「○○さんは、物忘れが多くなってきています。認知症の早期診断をお勧めします。まずは、認知症チェックシートで試してみてはいかがですか?」というメッセージ32と、認知症チェック用URL33で構成される。認知症チェック用URL33を選択すると、チェックリストでチェックしていくことで認知症の可能性を判断できる自己診断用ウェブページが表示される。
物忘れ警告メッセージは、「○○さんは、少し物忘れするようになってきています。お体の調子などを確認してあげてください。」というメッセージで構成される。
体調警告メッセージは、「○○さんは、生活のリズムが少し変化してきています。お体の調子などを確認してあげてください。」というメッセージで構成される。
図2(B)に示すように、確認画面35は、メールプログラムによって受信メールを表示する画面であり、メッセージ表示部36と、メッセージをメール転送する送信ボタン37と、メール内容を編集する編集ボタン38と、履歴画面40(図3参照)へのアクセス等をするためのメニューボタン39とを備えている。
メッセージ表示部36には、上述したメッセージ表示部31と同様に、認知症警告メッセージ、物忘れ警告メッセージ、および体調警告メッセージの3種類など様々なメッセージを表示する。なお、スマートフォン用の表示として、認知症警告メッセージでは認知症チェック用URL33を表示しない、あるいは各メッセージの冒頭に「こんにちは。高齢者安否確認システムからのお知らせです。」と追加するなど、様々な表示とすることができる。
図3(A)は、安否確認のために対象者が押下ボタン26の押下による入力の履歴を表示する履歴画面40の構成図であり、図3(B)は、その履歴画面40での操作中の状態を示す構成図である。
履歴画面40は、表示している期間を前期間(図示の例では前月)分に変更する前期間表示ボタン41aと、表示している期間を次期間(図示の例では翌月)に変更する次期間表示ボタン41bと、表示期間を示す期間表示部42と、時刻一覧表示部43と、回数一覧表示部46と、認知症の可能性を再判定するための再判定ボタン48と、戻るボタン49とを備えている。
時刻一覧表示部43は、縦軸を時刻、横軸を日付としており、押下ボタン26による入力時刻である安否情報登録時刻を時刻マーク44として所定期間分(図示の例では1ヶ月分)だけ日付別に表示する。複数回入力があった日については、最初の入力時刻、最後の入力時刻、あるいは最初の入力から最後の入力までの中間の時刻など、適宜定めた時刻に時刻マーク44を表示する。なお、複数回入力されたすべての時刻に時刻マーク44を表示する構成にしてもよい。
回数一覧表示部46は、縦軸を回数、横軸を日付としており、押下ボタン26による入力回数である安否情報登録回数を棒グラフ47として所定期間分(図示の例では1ヶ月分)だけ日付別に表示する。入力回数が0回の日については棒グラフ47が表示されない。
図3(B)に示すように、回数一覧表示部46または時刻一覧表示部43において横軸の日付または棒グラフ47または時刻マーク44が入力デバイスで選択(マウスの右クリックやタッチ入力でタッチ)されると、画面上に除外指定部51(不要情報除外部)を表示する。この除外指定部51では、選択された日付の入力情報を「認知症判定に含める」か「認知症判定に含めない」かを指定できる。これにより、例えば押下入力がなかった日について、外出等の事情があった日を除外して再度の認知症判定を行うことを可能にしている。
図4は、対象者端末2のCPUモジュールが実行する動作のうち、押下ボタン26と発光部25に関する動作を示すフローチャートである。この動作は、対象者が定期的に押下ボタン26を押下操作するという約束のもと実行されるものである。対象者は、例えば毎日必ず午前中に押下ボタン26を押下して、親族等の支援者に元気であることを知らせるといった行為を、日常生活に取り入れる。
CPUモジュールは、操作入力要求条件を満たして押下要求を開始するまで待機する(ステップS1:No)。この押下要求とは、対象者が元気に過ごしていて大丈夫であることを支援者に通知することを要求する通知要求(お元気発信要求)となる。この操作入力要求条件は、ホスト装置4からの押下要求開始信号を受けたこと、あるいは、予め設定した時刻(例えば午前9時など)になったことなど、適宜の条件とすることができる。
押下要求を開始するタイミングになると(ステップS1:Yes)、CPUモジュールは、記憶部のモードデータ24にアクセスして通知モードか非通知モードかを確認する(ステップS2)。
CPUモジュールは、通知モードの場合(ステップS2:Yes)、発光部25の点灯による押下要求を行い(ステップS3)、非通知モードの場合(ステップS2:No)、次のステップS4へ処理を進める。この発光部25の点灯は、操作入力要求状態であることを示すものであり、例えば青色や緑色に点灯するなど、適宜の点灯とすることができる。
対象者によって押下ボタン26が押下されると(ステップS4:Yes)、CPUモジュールは、押下されたことを記憶部の操作入力データ23に記憶する(ステップS8)。ここで、例えば入力される端末がタブレット型対象者端末2cである場合、GPS機能によって自宅で入力されたと判定できれば通常通り操作入力データ23に記憶し、外出先で入力されたと判定できれば非日常データであるという識別子を付与した上で操作入力データ23に記憶することが好ましい。また、通常は画面付き対象者端末2aかシンプル対象者端末2bで入力されている対象者であれば、対象者端末2a,2bによる入力を通常のデータとし、タブレット型対象者端末2cで入力されたデータについては非日常データであるという識別子を付与した上で操作入力データ23に記憶してもよい。
記憶部のモードデータ24が通知モードであれば(ステップS9:Yes)、CPUモジュールは、発光部25を消灯して平常状態に戻し(ステップS10)、処理を終了する。非通知モードであれば(ステップS9:No)、CPUモジュールは、状態復帰部として機能し、発光部25に対する変化の指示を行うことなく処理を終了する。
ステップS4で押下ボタン26が押下されていない場合(ステップS4:No)、CPUモジュールは、押下期限が徒過していなければ(ステップS5:No)、押下されるまで待機する。
押下期限が徒過していれば(ステップS5:Yes)、CPUモジュールは、記憶部のモードデータ24に記憶されたモード設定を確認する(ステップS6)。
CPUモジュールは、通知モードであれば(ステップS6:Yes)、発光部25の発光種別を変更し(ステップS7)、ステップS4へ処理を戻す。この発光種別の変更は、押下ボタン26が未押下(つまり、元気であることを未通知)であり期限徒過状態となったことを知らせるための変更であり、ステップS3での点灯とは異なる種別の点灯、例えば赤色点灯等の異なる色での点灯とする、あるいは青色や緑色の点滅として異なる発光状態にするなど、適宜の発光種別とすることができる。この未押下の発光種別での発光は、対象者に対して、人感センサ28が動作中を知らせる意味にもなる。
非通知モードであれば(ステップS6:No)、発光部25に対する発光種別の変更を指示することなくステップS4へ処理を戻す。
このようにして、記憶部のモードデータ24に記憶されているモード設定に応じて、CPUモジュールは、発光部25の状態を、押下要求状態(通知要求状態)、未押下状態(未通知状態)、押下不要状態(平常状態)、の3状態に区分し、どの状態であるかを対象者に知らせることができる。そして、押下ボタン26が押下されると、押下要求状態(通知要求状態)と未押下状態(未通知状態)のどちらの状態であっても押下不要状態(平常状態)に移行することができる。また、モードデータ24のモード設定が非通知モードの場合は、発光部25の状態を変更させずに、どの状態であるかを対象者に知らせないことができる。
図5は、認知症予見システム1の動作のうちサーバ5にインストールされた安否確認モジュール5dの指示により実行する安否判定処理の動作を示すフローチャートであり、サーバ5の制御部、ホスト装置4のCPUモジュール、および対象者端末2のCPUモジュールの動作を示している。
サーバ5の制御部は、確認開始のタイミングになるまで待機し(ステップS11:No)、確認開始のタイミングになると(ステップS1:Yes)、複数の対象者端末2のうち1つに押下有無を問い合わせる押下有無問い合わせ信号をホスト装置4に送信する(ステップS12)。確認開始のタイミングは、対象者端末2で押下要求をしてから十分な時間が経過したタイミングにするのがよく、予め定めた時間(例えば正午など)としておくとよい。
ホスト装置4のCPUモジュールは、イーサネット経由で受信した押下有無問い合わせ信号を低速PLC方式の信号に変換して電力線3の電力に重畳して対象者端末2へ転送する(ステップS13)。
対象者端末2のCPUモジュールは、受信した低速PLC方式の押下有無問い合わせ信号(制御信号)に従って、記憶部に記憶されている操作入力データ23を読出し(ステップS14)、電力線3を介してホスト装置4へ低速PLC方式の応答信号を送信する(ステップS15)。このステップS14〜S15は、受信した押下有無問い合わせ信号にて指定されている対象者端末2が実行し、指定されていない対象者端末2は応答しない。これにより、複数の対象者端末2が電力線3に接続されても衝突により通信不能とならないようにしている。また、この応答信号には、人感センサ28で検出する情報は含まないようにしている。これにより、人感センサ28の検出に基づいて送信される情報がなく、対象者のプライバシーを守れるようにしている。
ホスト装置4のCPUモジュールは、受信した応答信号をイーサネット経由でサーバ5へ転送する(ステップS16)。
サーバ5の制御部は、応答信号を記憶部に記憶する(ステップS17)。
全ての対象者端末2についての応答信号の受信を完了するまでの間(ステップS18:No)、サーバ5の制御部は、指定する対象者端末2を次のものに切り替え(ステップS19)、ステップS12〜S17を繰り返す繰り返し処理を行う。
全ての対象者端末2から応答信号を受信すると(ステップS18:Yes)、サーバ5の制御部は、応答信号の種類で対象者端末2を分類する(ステップS20)。この分類は、押下ボタン26が押下されたことが操作入力データ23に記憶されている対象者端末2は「正常」、押下ボタン26が押下されたことが操作入力データ23に記憶されていない対象者端末2は「未押下」あるいは「異常」として分類するなど、適宜の分類とすることができる。
サーバ5の制御部は、安否確認情報出力部として機能し、ルータ6を通じて、上記「正常」や「異常」などの安否確認内容(安否確認情報)を出力する(ステップS21)。この時の出力は、例えば支援者端末9で受信可能なEメール形式での送信を行う等、支援者が遠隔地にいても確認できる適宜の方式での出力とする。
サーバ5の制御部は、未押下である対象者端末2の1つに対して、人感センサ28での検出情報を問い合わせるセンサ問い合わせ信号を、イーサネット経由でホスト装置4へ送信するセンサ検出情報要求処理を行う(ステップS22)。
ホスト装置4のCPUモジュールは、イーサネット経由で受信したセンサ問い合わせ信号を低速PLC方式の信号に変換して電力線3の電力に重畳して対象者端末2へ転送する(ステップS23)。
対象者端末2のCPUモジュールは、受信した低速PLC方式のセンサ問い合わせ信号に従って、人感センサ28での検出情報と、記憶部に記憶されている操作入力データ23を読出し(ステップS24)、電力線3を介してホスト装置4へ低速PLC方式の応答信号を送信する(ステップS25)。このステップS24〜S25も、上記ステップS14〜S15と同じく指定された対象者端末2のみが実行するため、衝突により通信不能とならない。
ホスト装置4のCPUモジュールは、受信した応答信号をイーサネット経由でサーバ5へ転送する(ステップS26)。
サーバ5の制御部は、応答信号を記憶部に記憶する(ステップS27)。この応答信号に含まれているのは、人感センサ28での検出情報と、押下ボタン26が押下操作されたか否かを示す操作入力データ23である。これにより、未押下だが人感センサ28により無事を確認できる、未押下だから再確認したが既に押下ボタン26が押下されていて無事を確認できる、あるいは、未押下のままで人感センサ28でも対象者を検出できないから異常状態である可能性があると確認できるなど、対象者の状態を確認することができる。
全ての未押下の対象者端末2に対する問い合わせが完了するまで(ステップS29:No)、未押下の対象者端末2内の次の端末に指定を切り替え(ステップS30)、ステップS22〜S27を所定間隔で繰り返す繰り返し処理を行う。この所定間隔は、例えば1時間毎とするなど、適宜の間隔とすることができる。
未押下の全ての対象者端末2から応答信号を受信すると(ステップS29:Yes)、サーバ5の制御部は、応答信号の種類で対象者端末2を分類する(ステップS31)。この分類は、人感センサ28により対象者の移動が検出されている場合は「安全移動」、人感センサ28により対象者の体温が正常範囲と検出されて静止しているときは「安全静止」、押下ボタン26が押下された操作入力データ23を受信している場合は「正常復帰」、人感センサ28により対象者を検出できていない場合は「危険」として分類するなど、適宜の分類とすることができる。なお、人感センサ28により対象者を検出できている場合は、安否確認上は安全なものとして処理する。また、押下ボタン26が押下されずに人感センサ28で対象者を検出できている場合は押し忘れと判断し、押下ボタン26が押下されずに人感センサ28でも対象者を検出できない場合は不在等の原因も考えられ認知症判定から除外する除外データとする。
サーバ5の制御部は、安否確認情報出力部として機能し、ルータ6を通じて、上記「安全移動」、「安全静止」、「正常復帰」、「危険」などの安否確認内容(安否確認情報)を出力する(ステップS32)。この時の出力は、例えば支援者端末9で受信可能な電子メール形式での送信を行う等、支援者が遠隔地にいても確認できる適宜の方式での出力とする。
サーバ5の制御部は、未押下である対象者端末2が残っていなければ(ステップS33:No)、処理を終了し、残っていれば(ステップS33:Yes)、繰り返し期限を徒過していないか判定する(ステップS34)。この繰り返し期限は、例えば48時間とする、あるいは1時間おきの問い合わせを48回とするなど、予め定めた適宜の期間とすることができる。
繰り返し期限を徒過していれば(ステップS34:Yes)、サーバ5の制御部は処理を終了し、徒過していなければ(ステップS34:No)、押下ボタン26を未押下の対象者端末2を整理する(ステップS35)。このとき、ステップS20で未押下と分類された対象者端末2から、ステップS31で正常復帰(すなわち押下操作あり)と分類された対象者端末2を除くリセット処理を行うことで、未押下の対象者端末2を抽出する。
サーバ5の制御部は、このステップS35において、指定する対象者端末2を整理後の複数の対象者端末2のうちの1つに定めて、ステップS22へ処理を戻す。この繰り返し処理は、例えば1時間に1回とするなど、予め定めた所定の間隔で実行すると良い。
図6は、サーバ5の制御部が認知症予見プログラム5cの指示に従って実行する認知症予見システム1の全体の動作を示すフローチャートである。ステップS41〜S42は安否判定処理であり、ステップS44〜S54は認知症判定処理である。
サーバ5の制御部は、安否判定時刻になるまで待機し(ステップS41:No)、安否判定時刻になると(ステップS41:Yes)、図4とともに説明した安否判定処理(当日分の処理)を実行して結果を記憶部に記憶する(ステップS42)。
サーバ5の制御部は、入力情報取得部として機能し、履歴データ5a(図1参照)を読み込む(ステップS43)。サーバ5の制御部は、開始または前回の認知症判定処理から1か月が経過していれば(ステップS44:Yes)、ステップS45〜S50の月次処理(第1期間処理)を実行し、経過していなければ(ステップS44:No)、ステップS51へ処理を進める。
サーバ5の制御部は、登録日を含めた1か月間(所定日数分)で多重登録をした回数である多重登録回数W(つまり1日のうちに何度も押下ボタン26を押下した日の数)を対象者別に算出する(ステップS45)。
サーバ5の制御部は、認知症可能性判定部として機能し、各対象者について、予め設定された判定値(認知症可能性判定基準)より多重登録回数Wが多いか否かを判定し、判定値より多重登録回数Wが多い場合に(ステップS46:Yes)、ステップS47を実行する。
サーバ5の制御部は、認知症可能性通知部として機能し、多重登録回数Wが判定値より多い対象者の対象者データ5bに登録されている支援者のメールアドレスに対して認知症警告メッセージを電子メール(図2(B)参照)として送信するとともに、支援者端末9のブラウザによりサーバ5のWEBサーバにアクセスされたときに表示する確認画面30(図2(A)参照)用の情報として認知症警告メッセージを記憶部に記憶する(ステップS47)。これにより、親族等に対して、対象者の認知症に関する早期診断を勧める。
サーバ5の制御部は、登録日を含めた1か月間(所定日数分)で登録を忘れた回数である登録忘れ回数F(つまり1か月間のうちで押下ボタン26を押下し忘れた日の数)を算出する(ステップS48)。この登録忘れ回数Fを算出するとき、押下ボタン26が押下されておらず、かつ人感センサ28により対象者を検出していない日については、不在等の原因であって登録忘れではないことから算出対象から除外する。
サーバ5の制御部は、この登録忘れ回数Fが判定値より多い場合に(ステップS49:Yes)ステップS50を実行し、少ない場合(ステップS49:No)にはステップS50をスキップする。
サーバ5の制御部は、登録忘れ回数Fが判定値より多い対象者の対象者データ5bに登録されている支援者のメールアドレスに対して物忘れ警告メッセージを電子メール(図2(B)参照)として送信するとともに、支援者端末9のブラウザによりサーバ5のWEBサーバにアクセスされたときに表示する確認画面30(図2(A)参照)用の情報として物忘れ警告メッセージを記憶部に記憶する(ステップS50)。これにより、親族等に対して、対象者の最近の体調や物忘れなどの状況を確認するように勧める。
開始または前回の認知症判定処理から1週間(所定日数分)が経過すると(ステップS51:Yes)、サーバ5の制御部は、ステップS52〜S54の週次処理(第2期間処理)を実行し、経過していなければ(ステップS51:No)、処理を終了する。
サーバ5の制御部は、登録日を含めた1週間で登録時刻のばらつきである標準偏差Sを算出する(ステップS52)。ここで、標準偏差Sを算出する際、非日常データであるという識別子が付与されているデータを除外して算出することが好ましい。これにより、環境が異なっていることによりばらつきのある日を判定対象から除外することができる。
サーバ5の制御部は、この標準偏差Sが判定値より大きい場合に(ステップS53:Yes)ステップS54を実行し、少ない場合(ステップS53:No)には処理を終了する。
サーバ5の制御部は、標準偏差Sが判定値より大きい対象者の対象者データ5bに登録されている支援者のメールアドレスに対して体調警告メッセージを電子メール(図2(B)参照)として送信するとともに、支援者端末9のブラウザによりサーバ5のWEBサーバにアクセスされたときに表示する確認画面30(図2(A)参照)用の情報として体調警告メッセージを記憶部に記憶する(ステップS54)。これにより、親族等に対して、対象者の最近の体調等を確認するように勧める。
図7は、支援者端末9のブラウザによってアクセスされたサーバ5が、WEBサーバとして閲覧プログラム5eに従って実行する動作のフローチャートである。
サーバ5の制御部は、支援者端末9によるアクセスがあるまで待機し(ステップS61:No)、アクセスがあれば(ステップS61:Yes)、アクセスしてきた支援者の対象者に設定されているメッセージを確認画面30(図2(A)参照)に表示する(ステップS62)。
サーバ5の制御部は、履歴ボタン34が選択されなければ(ステップS63:No)、終了されるまで(ステップS65:No)待機し、終了操作が行われれば(ステップS65)処理を終了する。
履歴ボタン34が選択されると(ステップS63:Yes)、サーバ5の制御部は、履歴画面40(図3(A)参照)を支援者端末9のブラウザに表示させる(ステップS64)。
支援者による支援者端末9の操作によって、ある日のデータを認知症判定に含めるか否かが除外指定部51(図3(B)参照)により変更されなければ(ステップS66:No)、終了操作がされるまで(ステップS70:No)待機し、終了操作がされれば(ステップS70:Yes)処理を終了する。
変更されれば(ステップS66:Yes)、サーバ5の制御部は、変更内容を記憶部の履歴データ5aに登録し(ステップS67)、再判定がされなければ(ステップS68:No)、ステップS70での待機処理を行う。
再判定ボタン48が選択されると(ステップS68:Yes)、サーバ5の制御部は、図6と共に説明した認知症判定処理(ステップS44〜S54)を再実行し(ステップS69)、ステップS62に戻って再実行後のメッセージ(認知症警告メッセージ、物忘れ警告メッセージ、または体調警告メッセージ)を表示する。
以上の構成および動作により、認知症予見システム1は、対象者の安否確認を行うとともに、この安否確認の情報を用いて特別な検査をすることなく認知症発症の可能性を予見することができる。
すなわち、認知症予見システム1は、能動的安否確認方式を用いた安否判定処理を行うため、主に独居世帯の高齢者安否確認に利用でき、このシステムを活用して認知症発症を予見し、早期診断を促すことができる。これにより、高齢者が安心して生活を営むことができるだけでなく、高齢者支援に関係する協力者、親族の負担軽減にもつながる。
また、認知章予見システム1は、認知症の予見を所定日数分の履歴データ5aが集まった後に実行するため、的確な判定を行うことができる。
また、認知章予見システム1は、安否確認情報の出力を認知症予見の出力よりも優先させるため、最も大切な安否確認の結果を認知症予見の結果に埋もれさせることなく支援者に確実に通知することができる。
また、外出先で入力する場合など、対象者が平常時と同様に入力することが不可能または困難な状況にあった日の操作入力データ23を、ステップS52での判定に用いる情報から除外するため、環境が日常と異なっていることによる入力時刻のばらつきを判定対象から除外して精度のよい判定を実行できる。
また、登録忘れ回数Fを算出するとき、押下ボタン26が押下されておらず、かつ人感センサ28により対象者を検出していない日については算出対象から除外するため、不在であるなど登録忘れ以外の原因によって押下ボタン26が押下されなかった日を除外して精度のよい判定を行うことができる。
また、押下ボタン26が押下されても復帰する復帰部27が設けられ、さらに、通知モードと非通知モードの設定が可能であることにより、非通知モードにて押下ボタン26が押下されたことを対象者が対象者端末2を見てもわからないようにすることができる。これにより、押下ボタン26を押下したことを覚えてなければ、押下ボタン26を再度押下して多重登録することに繋がり、認知症の予見精度を高めることができる。すなわち、既に押下したことが発光部25等によって確認できれば、押下したか否かを忘れていても多重登録にはつながらないが、これを確認できなくすることで多重登録に繋がり、認知症の予見を行うことが可能になる。
また、認知症警告メッセージ、物忘れ警告メッセージ、体調警告メッセージの順番で処理を行い、どれかのメッセージを通知すると決定した段階で他のメッセージの処理を行わないため、最も重要な警告メッセージを親族等に通知することができる。つまり、軽微な警告メッセージに重要な警告メッセージを埋もれさせないことができる。
また、支援者は、対象者のプライバシーを侵害することなく、容易に安否確認を行うことができる。
対象者が押下ボタン26を押下することで無事であることを知らせる構成であるため、対象者の挙動を監視することにならず、対象者にとってプライバシーが保持され、かつ、安否を容易に知らせるということを両立できる上に、特別な検査を受ける前に日常生活において認知症の可能性を予見できるという効果も奏することができる。
また、対象者端末2とホスト装置4の間の通信を電力線3により行うため、対象者は、対象者端末2の電源コンセント28を居住空間内の電源コンセント差し込み口に差し込むだけで利用でき、LANケーブルを引くなどの必要がなく誰でも容易に利用できる。
また、集合住宅においても、ホスト装置4を1つ設置し、各家庭の居住空間内にそれぞれ対象者端末2を設置すればよいため、容易かつ安価に認知症予見システム1を利用することができる。
また、電力線搬送通信(PLC)を用いることで、ネットワーク配線を含めたシステム全体の低コスト化を図ることができる。また、Eメールによる通知であれば、通信網8も低速3G回線を利用することで低コスト化が図れる。
また、高齢者を支援する立場の自治会関係者、民生員、遠隔地の家族などの支援者は、日々の安否情報をEメール等で確認できるため、支援者に過度の負担をかけることがなく、支援者が遠隔地にいても対象者の安否状況を即時に知ることができる。
その上で、1か月に1回の単位で認知症の可能性と物忘れの可能性を判定し通知でき、1週間に1回の単位で体調不良の可能性を判定し通知できるため、認知症検査や体調不良への対応などを適切に行うことができる。また、これらの緊急性の低い通知を毎日行うことがないため、メッセージを毎日受信して支援者が迷惑に感じるということを防止できる。
また、画面付き対象者端末2aは、表示部22を備えており、サーバ5からホスト装置4を介して受信した文字情報等の情報を表示できるため、高齢者が地域から見守られていると感じる様に地域情報を表示することができる。
このようにして、高齢者が地域から見守られていると感じる低価格な認知症予見システム1を提供し、公営住宅や被災地の仮設住宅などの集合住宅での孤独死の防止と、親族等と会うことの少ない独居高齢者等の認知症の早期発見に役立てることができる。
また、認知症予見システム1は、ICTによる健康で自立して暮らせる社会の実現の一部を担うことができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、ホスト装置4とサーバ5を別々の構成としたが、1つのコンピュータを用いた一体の構成としてもよい。
また、対象者が押下ボタン26によって押下入力した入力回数で認知症の可能性を判定し、入力有無によって物忘れを判定し、入力時刻によって体調不良を判定する構成としたが、これに限らず、入力有無、入力時刻、入力回数、またはこれらの複数によって適宜の判定を行う構成としてもよい。
また、認知症警告、物忘れ警告、体調警告を安否確認の通知後に行う構成としたが、安否確認と同時に警告する構成としてもよい。同時に通知する場合、安否確認内容を送信する電子メールに上記警告のメッセージを含める等の方法により実装すればよい。
また、通知モードの変更は、支援者端末9で変更するに限らず、対象者端末2、サーバ5、または管理端末7など、適宜の装置で変更可能とすることができる。
また、定期的な入力の約束として、一回の入力要求期間を一日(より詳しくは午前中)として一日一回の押下入力としたが、例えば朝と晩に一回ずつ入力する、あるいは朝、昼、晩に1回ずつ入力するなど、適宜の約束とすることができる。この場合、押下入力を入力要求期間毎に分類し(午前と夜間、あるいは午前と日中と夜間など)、認知症判定に影響する複数回の押下の判定に関して、入力要求期間毎に多重登録を検出し、この多重登録回数Wを算出判定値より多いか否か判定する構成とすればよい。
また、タブレット型対象者端末2cまたは/および支援者端末9に不在登録機能を備え、不在日登録画面で不在日を事前または事後に入力できるようにしてもよい。この場合、不在日については安否確認を行わず、不在日の入力情報を認知症判定や物忘れ判定や体調判定に用いない構成とすればよい。これにより、安否確認の運用を容易化して支援者の負担を軽減でき、認知症判定等の判定精度を向上させることができる。
この発明は、日常生活において毎日入力する約束のもとで認知症の可能性を予見するシステムに利用することができ、他にも、対象者側の定期的な入力に基づいて認知症の可能性を予見するシステムに利用することができる。
1…認知症予見システム
5…サーバ
5c…認知症予見プログラム
26…押下ボタン
27…復帰部
28…人感センサ
51…除外指定部

Claims (7)

  1. 定期的な入力を求める約束のもとで対象者に入力された入力情報を取得する入力情報取得部と、
    前記入力情報が認知症可能性判定基準に該当するか否かを判定する認知症可能性判定部と、
    前記認知症可能性判定基準に該当すれば、認知症の可能性があることを通知する認知症可能性通知部とを備えた
    認知症予見システム。
  2. 前記定期的な入力を受け付ける操作入力部と、
    前記操作入力部での操作入力結果に基づく安否確認情報を支援者用に出力する安否確認情報出力部とを備え、
    前記入力情報は、前記操作入力部での入力に関する情報であり、
    前記認知症可能性通知部は、前記安否確認情報出力部による出力の後または同時に前記認知症の可能性があることの通知を実行する構成である
    請求項1記載の認知症予見システム。
  3. 前記対象者が前記操作入力部によって平常時と同様に入力することが不可能または困難な状況にあった期間の前記入力情報を、前記認知症可能性判定部での判定に用いる情報から除外する不要情報除外部を備えた
    請求項2記載の認知症予見システム。
  4. 人を感知する人感センサを備え、
    前記不要情報除外部は、前記操作入力部による操作入力が無い日で、かつ、前記人感センサにより人を感知していない日の前記入力情報を前記認知症可能性判定部での判定に用いる情報から除外する構成である
    請求項3記載の認知症予見システム。
  5. 前記操作入力部によって操作入力が完了しているか否かを前記対象者が確認できないように操作入力後に操作入力前と同じ状態に戻す状態復帰部を備えた
    請求項2、3、または4記載の認知症予見システム。
  6. コンピュータを、
    定期的な入力を求める約束のもとで対象者に入力された入力情報を取得する入力情報取得部と、
    前記入力情報が認知症可能性判定基準に該当するか否か判定する認知症可能性判定部と、
    前記知症可能性判定基準に該当すれば、認知症の可能性があることを通知する認知症可能性通知部として機能させる
    認知症予見プログラム。
  7. 定期的な入力を求める約束のもとで対象者に入力された入力情報を入力情報取得部により取得し、
    前記入力情報が認知症可能性判定基準に該当するか否かを認知症可能性判定部により判定し、
    前記知症可能性判定基準に該当すれば、認知症の可能性があることを認知症可能性通知部により通知する
    認知症予見方法。
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