JP2017059040A - 認知機能支援システム及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる認知機能支援システム及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】認知機能支援システム10は第1装置1と第2装置2とを備える。提示装置である第1装置1は、対象者の認知機能を支援するための複数項目の提示情報のうち1以上の項目を提示部11に提示させる。第1装置1は、提示部11が1以上の項目を提示している状態でいずれかの項目が選択部12によって選択された場合は、選択された項目の提示情報を提示部11に提示させる。第2装置2は、判断部26と、項目決定部27とを備える。判断部26は、複数項目のそれぞれで対象者の認知機能レベルを判断する。項目決定部27は、判断部26の判断結果に応じて、提示部11が提示する1以上の項目を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、認知機能支援システム及びそのプログラムに関する。
従来、認知機能障害者が常時携帯する携帯情報端末と、コンピュータとで構成される認知機能障害者用支援装置があった(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の認知機能障害者用支援装置では、認知機能障害者の障害特性に合わせて、習慣化訓練モードや代償手段獲得訓練モードでスケジュール管理を行っている。習慣化訓練モードは、現在のスケジュールや次のスケジュールに対して現在からの相対時刻を基準に表示するモードであり、代償手段獲得訓練モードは、1日のスケジュールを絶対時刻を基準にして時系列で表示するモードである。
特開2005−258995号公報
認知機能が低下すると、記憶障害や見当識障害など症状が発生する。記憶障害には短期記憶障害と長期記憶障害とがあり、短期記憶障害は新しく脳に入ってきた情報を記憶できない記憶障害であり、長期記憶障害は以前に記憶していた情報を思い出せなくなる記憶障害である。見当識障害では、時間・場所・人などの状況について正しく認識する機能が低下する。個々の認知機能障害者によって、記憶障害や見当識障害が発生する項目は様々であるが、上述した特許文献1の認知機能障害者用支援装置はスケジュール管理を行うのみで、認知機能障害者(対象者)の認知機能の状態に応じた支援が行えないという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる認知機能支援システム及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の認知機能支援システムは、対象者の認知機能を支援するための複数項目の提示情報のうち1以上の項目を前記対象者に提示し、前記1以上の項目を提示している状態でいずれかの前記項目が選択部によって選択された場合は選択された前記項目の前記提示情報を前記対象者に提示する提示装置と、前記複数項目のそれぞれで前記対象者の認知機能レベルを判断する判断部と、前記判断部の判断結果に応じて、前記提示装置が提示する前記1以上の項目を決定する項目決定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、対象者の認知機能を支援するために複数項目の提示情報のうち1以上の項目を前記対象者に提示する提示装置の前記項目ごとに前記対象者の認知機能レベルを判断するステップと、認知機能レベルの判断結果に応じて、前記提示装置が提示する前記1以上の項目を決定するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の認知機能支援システムによれば、対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる。
本発明のプログラムによれば、対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる。
実施形態の認知機能支援システムのシステム構成図である。 実施形態の認知機能支援システムのブロック図である。 図3A〜図3Cは、実施形態の第1装置の提示部が提示する項目の一例を示す説明図である。 図4A〜図4Eは、実施形態の第1装置の提示部が提示する提示情報の一例を示す説明図である。 実施形態の認知機能支援システムの別の構成を示すブロック図である。 実施形態の認知機能支援システムのまた別の構成を示すシステム構成図である。
本実施形態は、認知機能支援システム及びそのプログラムに関し、より詳細には、対象者の認知機能を支援するための認知機能支援システム及びそのプログラムに関する。
以下に、本実施形態の認知機能支援システム及びそのプログラムについて図面を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の認知機能支援システムは、対象者に対して認知機能を支援するために用いられる。認知機能の支援対象である「対象者」とは、認知機能の支援を受ける対象者であり、認知症を発症して介護施設又は自宅で介護されている人や、介護を必要とせずに生活しているが認知機能が低下している人などである。図1は、本実施形態の認知機能支援システム10を、高齢者などが入居する介護施設100に適用した例を示しており、介護施設100の入居者が対象者である場合を例に説明する。
認知症では記憶障害や見当識障害などの症状が発生する。記憶障害や見当識障害を有する対象者は、日時、朝・昼・晩などの大まかな時間帯、季節、場所、人についての状況の把握が困難になり、これから行う事柄(スケジュール)についての記憶や過去に行った事柄についての記憶が曖昧になる。本実施形態の認知機能支援システムは、このような対象者に、認知機能に関わる提示情報を提示することによって、対象者に状況の把握や記憶の定着を促し、認知機能の低下を抑制したり、認知機能の改善を図っている。対象者に提示する「提示情報」とは、認知機能の低下によって発症する記憶障害及び見当識障害に関連する情報であり、複数項目の情報がある。この種の提示情報としては、日時の情報、朝・昼・晩などの大まかな時間帯の情報、季節の情報、場所の情報、対象者の人間関係についての情報、これから行う事柄(スケジュール)についての情報、過去に行った事柄についての情報などがある。
本実施形態の認知機能支援システム10は、第1装置1(提示装置)と、第2装置2(認知機能支援装置)とを備える。
第1装置1は、特定の対象者に対応付けられており、対応付けられた対象者によって専有的に使用される。第1装置1には個別の識別情報が割り当てられており、第2装置2には、第1装置1の識別情報と、第1装置1に対応付けられた対象者の識別情報とが関連付けて登録されている。なお、複数の対象者が存在する場合には複数の対象者の各々に対応付けられた第1装置1が存在する。
第1装置1には、例えば対象者である高齢者が携帯する携帯型(例えばスマートフォン、タブレット端末、人形型の端末など)の端末装置1Aや、対象者の部屋101に設置されたテレビ受像機などの端末装置1Bなどがある(図1参照)。
第1装置1は、図2に示すように、提示部11と、選択部12と、通信部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
提示部11は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置である。提示部11は、対象者の認知機能を支援するための複数項目の提示情報のうち、1以上の項目を表示する機能を有している。提示部11は、1以上の項目を提示している状態でいずれかの項目が選択部12によって選択された場合、選択された項目の提示情報(回答情報、質問情報など)を対象者に提示する機能を有している。
図3Aは提示部11に表示される画面の一例を示している。本実施形態では、提示部11の画面に3つのボタンB1〜B3が表示されている。3つのボタンB1〜B3は、互いに異なる項目の提示情報に対応している。各々のボタンB1〜B3には、操作範囲を表す四角形の枠線の内側に、対応する提示情報の項目を示す説明文が表示されている。図3Aの例では、上側のボタンB1は、場所という項目に対応したボタンであり、「ここはどこ」という説明文が表示されている。中央のボタンB2は、時(季節)という項目に対応したボタンであり、「いまはいつ」という説明文が表示されている。下側のボタンB3は、人という項目に対応したボタンであり、「このひとだれ」という説明文と人物(例えば対象者を担当する介護者)の写真とが表示されている。図3Aの例では、ボタンB3内の一点鎖線で囲まれた領域P1が、人物の写真を表示する領域となる。なお、提示部11は、端末装置1A,1Bが内蔵するスピーカから音声を出力してもよい。
選択部12は、例えば提示部11を構成する液晶ディスプレイに設けられた静電式又は感圧式のタッチパネルで構成されている。対象者が提示部11の画面に表示されたボタンB1〜B3のいずれかに触れると、選択部12から制御部15に操作内容を示す信号が出力される。ここにおいて、提示部11の画面に表示されたボタンB1〜B3に「触れる」とは、手の指で触れる操作や、入力用のペンなどで触れる操作を含んでいる。
通信部13は、無線局の免許が不要な通信方式で無線通信を行う通信回路であり、例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信方式で、無線通信を行う。なお、通信部13の無線通信方式は無線局の免許が不要な通信方式であれば、他の通信方式でもよく、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信方式などでもよい。
記憶部14は、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを有している。記憶部14には、例えば制御部15が実行するプログラムが記憶されている。また、記憶部14は、通信部13が第2装置2から受信した複数項目の提示情報(回答情報、質問情報など)を記憶していてもよい。
制御部15は主なハードウェア要素としてコンピュータを備える。コンピュータは、メモリが別に接続されるCPU(Central Processing Unit)又はメモリを一体に備えるマイコン(microcontroller)などから選択されるデバイスを備える。この種のデバイスはプログラムを実行するプロセッサを備えており、プロセッサが記憶部14に記憶されたプログラムを実行することによって第1装置1の各種の機能が実現される。
制御部15が備えるプロセッサが実行するプログラムは、例えば記憶部14に記憶された状態で提供される。なお、制御部15が備えるプロセッサが実行するプログラムは、光学ディスク、ハードディスク、半導体メモリのような記録媒体に書き込まれた状態で提供されてもよいし、インターネット又は移動体通信網のような電気通信回線を通して提供されてもよい。
第2装置2は、対象者の認知機能を支援する介護者によって使用される。第2装置2には、介護者が携帯するタブレット型のコンピュータ2Aや、介護者の詰め所102に配置されたノート型又はデスクトップ型のコンピュータ2Bなどである(図1参照)。
第2装置2(コンピュータ2A,2B)は、図2に示すように、表示部21と、入力部22と、通信部23と、記憶部24と、制御部25とを備える。
表示部21は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置である。表示部21は、各々の対象者について、提示情報の項目ごとに対象者の認知機能レベルを表示する機能を有している。また、表示部21は、第1装置1の提示部11に提示させる提示情報の内容(例えば、時間・場所・人・スケジュールなどの各項目の回答情報、質問情報など)を入力するための入力画面を表示する機能も有している。
入力部22は、例えば表示部21を構成する液晶ディスプレイに設けられたタッチパネル、又は、キーボードとマウスとを備えた入力装置などである。入力部22から入力された入力信号は制御部25に出力される。介護者は、例えば、表示部21に提示情報の入力画面が表示されている状態で、入力部22を用いて、対象者に提示する提示情報の項目及びその内容(回答情報、質問情報などの内容)を入力することができる。
通信部23は、無線局の免許が不要な通信方式で無線通信を行う通信回路であり、第1装置1と同じ無線通信方式(例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信方式)で、無線通信を行う。なお、通信部23の無線通信方式は無線局の免許が不要な通信方式であれば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信方式などでもよい。
記憶部24は例えばROMとRAMとを有している。記憶部24には、例えば制御部25が実行するプログラムや、入力部22を用いて入力された提示情報の項目及びその内容などを記憶する。また、記憶部24は、個々の対象者について判断部26が項目ごとに判断した認知機能レベルの判断結果や、個々の対象者について項目決定部27が決定した1以上の項目の内容や、第1装置1と第2装置2との間で授受されるデータなども記憶する。
制御部25は主なハードウェア要素としてコンピュータを備える。コンピュータは、メモリが別に接続されるCPU又はメモリを一体に備えるマイコンなどから選択されるデバイスを備える。この種のデバイスは、プログラムを実行するプロセッサを備えており、本実施形態ではプロセッサが記憶部24に記憶されたプログラムを実行することによって、判断部26及び項目決定部27などの機能が実現される。
制御部25が備えるプロセッサが実行するプログラムは、例えば記憶部24に記憶された状態で提供される。なお、制御部25が備えるプロセッサが実行するプログラムは、光学ディスク、ハードディスク、半導体メモリのような記録媒体に書き込まれた状態で提供されてもよいし、インターネット又は移動体通信網のような電気通信回線を通して提供されてもよい。
判断部26は、個々の対象者について、提示情報の項目ごとに認知機能レベルを判断する。本実施形態では、第1装置1から第2装置2へ選択部12によって各項目が選択された選択回数の情報が、当該第1装置1の識別情報とともに出力されている。第2装置2の判断部26は、第1装置1から無線ルータなどを経由して通信部23が受信した各項目の選択回数の情報をもとに、送信元の第1装置1に対応付けられた対象者の各項目の認知機能レベルを判断する。すなわち、選択部12による選択回数が多い項目は、対象者が提示情報の提示を受けた回数が多い項目であるから、判断部26は、選択部12による選択回数が多い項目ほど、認知機能レベルが低下している項目であると判断する。
項目決定部27は、判断部26の判断結果に応じて、判断部26によって認知機能レベルが判断された対象者に対応付けられた第1装置1の提示部11に提示させる1以上の項目を決定する。すなわち、項目決定部27は、複数の項目のうち認知機能レベルが低いと判断された項目を優先して提示部11に提示させるように、提示部11に提示させる1以上の項目を決定する。
ある対象者について、判断部26が項目ごとの認知機能レベルを判断すると、その判断結果をもとに項目決定部27が提示部11に提示させる1以上の項目を決定する。判断部26は、項目決定部27によって提示部11に提示させる1以上の項目が決定されると、決定された1以上の項目を示す通知信号を、通信部23から認知機能レベルを判断した対象者に対応付けられた第1装置1に送信させる。
次に、本実施形態の認知機能支援システム10の動作について説明する。
認知機能の支援対象である対象者は、自分に対応付けられた第1装置1を専有的に使用する。第1装置1の提示部11には、初期状態では全ての項目に対応したボタンが表示されている。対象者は、ある項目についての認知機能が低下した場合、第1装置1の提示部11に表示された複数のボタンのうち、認知機能が低下した項目に対応するボタンを操作して、この項目についての提示情報を得ると考えられる。例えば、見当識障害によって時(季節)の把握が難しくなった対象者は、「いまはいつ」というボタンを頻繁に選択するため、「いまはいつ」というボタンの選択回数が他のボタンの選択回数よりも多くなると予想される。
対象者が第1装置1の選択部12を操作して所望のボタン(項目)を選択すると、通信部13は、選択部12を用いて選択されたボタン(項目)の選択情報と第1装置1の識別情報とを含めた送信信号を第2装置2へ送信する。第2装置2の通信部23が第1装置1から送信された送信信号を無線ルータなどを経由して受信すると、制御部25は、通信部23が受信した送信信号を受け付ける。制御部25は、送信信号に含まれる選択情報及び識別情報をもとに、対象者が操作した第1装置1について選択部12で選択されたボタンの選択回数をカウントアップし、この選択回数を記憶部24に記憶させる。ここで、制御部25は、第1装置1から無線ルータ経由で受信した選択情報そのものを記憶部24に記憶させてもよい。記憶部24には、複数の対象者の識別情報と、各対象者に対応付けられた第1装置1の識別情報との対応情報が登録されている。したがって、制御部25は、送信情報に含まれる識別情報と、記憶部24に記憶された対応情報とをもとに、対象者ごとに各項目が選択された選択回数を計数することができ、対象者ごとに各項目が選択された選択回数を記憶部24に記憶させる。なお、1人の対象者が、スマートフォンなどの端末装置1Aと、テレビ受像機のような端末装置1Bとを使用する場合のように、1人の対象者に複数台の第1装置1が対応付けられている場合がある。このような場合には、制御部25は、1人の対象者に対応付けられた複数台の第1装置1での選択情報をもとに、複数台の第1装置1での選択回数を合算して、各項目の選択回数を求めてもよい。
第2装置2の判断部26は、ある対象者に対応付けられた第1装置1が一定期間(例えば数日から1ヶ月程度の期間)使用されると、当該対象者についての各項目の選択回数を記憶部24から読み出し、項目ごとに当該対象者の認知機能レベルを判断する。判断部26は、項目ごとに選択回数と所定の判断基準との大小を比較し、選択回数が判断基準よりも多ければ認知機能レベルが低いと判断する。なお、判断部26は、複数段階の判断基準と選択回数との大小を比較することで、認知機能レベルを複数段階で判断してもよい。
判断部26が、個々の対象者について複数の項目のそれぞれで認知機能レベルを判断すると、項目決定部27は、判断部26の判断結果に応じて、提示部11が提示する1以上の項目(本実施形態では3つの項目)を決定する。すなわち、項目決定部27は、複数の項目のうち認知機能レベルが低い(認知機能が悪い)ものから順番に3つの項目を、提示部11に提示させる項目として決定する。したがって、項目決定部27は、複数の項目のうち、選択回数が多い項目から順番に3つの項目を、提示部11に提示させる項目として決定する。
制御部25は、ある対象者について提示部11に提示させる1以上の項目を項目決定部27が決定すると、この対象者に対応付けられた第1装置1の識別情報を宛先アドレスとし、決定した項目を送信データに含めた通知信号を作成する。そして、制御部25は、作成した通知信号を通信部23から送信させる。
第1装置1の通信部13が第2装置2から送信された通知信号を無線ルータなどを経由して受信すると、制御部15は、通信部13が受信した通知信号に基いて、通知信号に含まれた項目を表示する画面を作成し、作成した画面を提示部11に表示させる。
例えば、判断部26が、ある対象者について場所・日時の見当識と人の認知とが不十分であると判断し、これらの項目の認知機能レベルを低めに判断すると、項目決定部27はこれらの項目を提示部11に提示させるように決定する。その結果、第1装置1の提示部11は、図3Aに示すように、「ここはどこ」というボタンB1と、「いまはいつ」というボタンB2と、「このひとだれ」というボタンB3とを常時表示する。
また、判断部26が、ある対象者について日時及びスケジュールの認知が不十分であると判断し、これらの項目の認知機能レベルを低めに判断すると、項目決定部27はこれらの項目を提示部11に提示させるように決定する。その結果、第1装置1の提示部11には、図3Bに示すように、3つのボタンB11,B12,B13が表示されている。上側のボタンB11は、時(季節)に関する提示情報を表示させるためのボタンであり、「いまはいつ」という説明文が表示されている。中央のボタンB2は、直前に行った事柄に関する提示情報を表示させるためのボタンであり、「さっきしたこと」という説明文が表示されている。下側のボタンB13は、対象者が次に行う事柄に関する提示情報を表示させるためのボタンであり、「つぎにすること」という説明文が表示されている。なお、介護施設100では対象者が1日に行う事柄(食事、入浴、散歩、レクリエーションなど)の時間割(スケジュール)が予め計画されており、「さっきしたこと」とは時間割に計画されている直前の事柄を意味し、「つぎにすること」とは時間割に計画されている次の事柄を意味する。
また、判断部26が、時間の認知及び過去の記憶が不十分であると判断している場合に、特定の提示情報を表示させるためのボタン(特定項目)を第1装置1の提示部11に常に表示させてもよい。この場合、第1装置1の提示部11には図3Cのような画面が表示される。提示部11の画面には3つのボタンB14,B12,B13が表示されている。上側のボタンB14は、特定の提示情報を表示させるためのボタン(特定項目)であり、「大事なこと」という説明文が表示されている。特定項目に対応する特定の提示情報とは、例えば対象者にとって重要な情報であって、対象者が特に覚えておきたい情報である。特定の提示情報としては、例えば、対象者の孫が次に訪問してくる訪問予定の情報や、対象者の近親者(例えば対象者の配偶者、父母、子、孫など)の情報(例えば近親者の顔写真の情報など)などがある。なお、介護者は、対象者から聞き取りを行って得た特定の提示情報を、第2装置2に予め登録しておけばよい。
対象者は、提示部11の画面を見て、いずれかの項目の提示情報を確認したければ、所望の提示情報に対応するボタン(項目)に触れる。対象者が提示部11に表示されたボタンに触れると、選択部12から制御部15に操作されたボタンを示す操作信号が出力され、制御部15は、この操作信号に基いて、操作されたボタンに対応した提示情報を記憶部14から読み出し、提示部11に表示させる。なお、制御部15は、操作されたボタンに対応した提示情報を第2装置2に要求する要求信号を通信部13から送信させ、第2装置2から返送された提示情報を提示部11に表示させてもよい。
また、制御部15は、選択されたボタン(項目)に対応した提示情報を提示部11に提示させた時点から、予め設定された表示時間(例えば数十秒から数分程度)が経過すると、提示部11の画面をボタンを提示する画面に自動的に戻している。なお、制御部15は、選択されたボタン(項目)に対応した提示情報を提示部11に提示させた後に、対象者によって何らかのボタン(例えば復帰ボタン)が操作されると、提示部11の画面をボタンを提示する画面に戻してもよい。
ここで、提示部11に表示される提示情報を図4A〜図4Eに例示する。本実施形態では、提示部11に提示される提示情報は、項目に対応した内容を対象者に回答するための回答情報である。対象者は、提示部11によって提示される回答情報を確認することで、回答情報の内容を把握したり再記憶することができ、それによって認知機能の低下を抑制したり、認知機能の改善を図ることができる。また、対象者は、回答情報を確認することで、回答情報の内容が判らなかった不安な状態から脱することができる。なお、図4A〜図4Eに示す提示情報は一例であり、適宜変更が可能である。
図4Aは、対象者が「ここはどこ」というボタンB1に触れた場合に提示部11に表示される画面の一例を示す。この画面の上側には、対象者が居住する介護施設100の外観の画像P2が表示され、画像P2の下側には「新しいお家、足を悪くしてから移ったのよ」というメッセージM1が表示される。提示部11の提示情報を確認した対象者は、いま自分がいる場所と、この場所にいる理由を確認でき、いま自分がいる場所についての認識をし直すとともに、安心感を得ることができる。なお、対象者が「ここはどこ」というボタンB1に触れた場合に、制御部15は、第1装置1に内蔵されたGPS受信機から得た現在地の情報をもとに、地図や航空写真などに現在地を重ねて提示部11に提示させてもよい。
図4Bは、対象者が「このひとだれ」というボタンB3に触れた場合に提示部11に表示される画面の一例を示す。この画面の下側には、例えば対象者を担当する介護者の顔が判る画像P3が表示され、画像P3の上側には介護者の名前が入ったメッセージM2(例えば「松下です よろしく!」など)が表示される。提示部11の提示情報を確認した対象者が、介護者の顔と名前を再記憶することで、人についての認知機能の低下を抑制したり、認知機能の改善を図ることができる。
図4Cは、対象者が「いまはいつ」というボタンB2,B11に触れた場合に提示部11に表示される画面の一例を示す。時間に対する認知には、季節、日付、一日の中での朝・昼・晩・夜中などの時間帯についての認知があるが、図4Cは季節についての認知を促す提示情報の一例を示している。この画面の上側には、現在の季節を表すメッセージM3が表示され、このメッセージM3の下側には現在の季節の感じをよく表している事物の画像P4が表示される。メッセージM3や画像P4は、対象者に馴染みのある事物であるのが好ましく、対象者が子供の頃に過ごした場所、又は対象者が長い年月を過ごした場所に関連する内容であることが好ましい。例えば、対象者が京都に長い期間住んでいた場合に、現在の季節が夏であれば、夏の祭りである祇園祭に関連したメッセージM3や画像P4を提示すればよく、第1装置1は内蔵のスピーカから祇園祭のお囃子の音を出力させてもよい。また、現在の時間帯に合わせて、画像P4も朝であれば朝日が差す画像、昼であれば太陽が真上にある画像、夕方であれば夕暮れ時の画像としてもよい。提示部11の提示情報を確認した対象者は現在の季節を確認でき、現在の季節を認識し直すことで、時についての認知機能の低下を抑制したり、認知機能を改善することができる。なお、メッセージM3や画像P4は対象者自身が設定してもよいし、対象者自身が設定できない場合は介護者が対象者の希望を聞いて設定してもよい。
図4Dは、対象者が「さっきしたこと」というボタンB12に触れた場合に提示部11に表示される画面の一例を示す。この画面の上側には、対象者が直前にした事柄を示すメッセージM4が表示され、このメッセージM4の下側には、対象者が直前に行った事柄に関する画像P5,P6が表示される。例えば、対象者が直前にした事柄が昼食を食べることであった場合、提示部11には、「12時に昼食を食べました」というメッセージM4と、食事の内容を写した画像P5と、対象者が昼食を食べている様子を写した画像P6とが表示されればよい。提示部11の提示情報を確認した対象者は、直前に自分がした事柄を記憶し直すことができ、記憶障害の低下を抑制したり、認知機能の改善を図ることができる。
図4Eは、対象者が「つぎにすること」というボタンB13に触れた場合に提示部11に表示される画面の一例を示す。この画面の上側には、対象者が次に行う事柄を示すメッセージM5が表示され、このメッセージM5の下側には、対象者が次に行う事柄に関する画像P7が表示される。例えば、対象者が次に行う事柄がレクレーションである場合、提示部11には、「次は3時のレクレーション!」というメッセージM5と、対象者が以前にレクレーションを行っている様子を写した画像P7とが表示されればよい。提示部11の提示情報を確認した対象者は、次に自分がする事柄を記憶し直すことができ、未来の予定を把握する認知機能の低下を抑制したり、認知機能を改善することができる。
上述のように、本実施形態では、第1装置1の提示部11に提示された項目が選択部12によって選択されると、この項目に対応した内容を対象者に回答するための回答情報が提示情報として提示部11に提示される。したがって、対象者は回答情報を確認することで、選択した項目に対応する回答情報を確認したり、再記憶することで、この項目についての認知機能の低下を抑制したり、認知機能の改善を図ることができる。
ここにおいて、第1装置1の提示部11に提示された項目が選択部12によって選択されると、この項目に対応した内容を対象者に質問するための質問情報が提示情報として提示部11に提示されてもよい。例えば、時(季節)についての質問情報であれば、「現在の季節はなに」という質問と回答の選択肢を提示部11に提示し、対象者に選択部12で選択肢を選択させることによって、対象者の回答を取得する。第1装置1は、対象者によって選択された項目と、質問情報に対する対象者の回答(選択肢の内容)とを第2装置2に送信する。このとき、第2装置2の判断部26は、質問情報を選択した回数が多い項目ほど、対象者の認知が低下している項目と判断して、認知機能レベルを低めに判断する。また、第2装置2の判断部26は、質問情報に対する正答率が低い項目ほど、対象者の認知が低下している項目と判断して、認知機能レベルを低めに判断してもよい。
また、図5に示すように、第1装置1に、音声の内容を取得する音声取得部16が追加して備えられ、第2装置2に、第1装置1から送信された音声情報を記憶する音声記憶部28が追加して備えられてもよく、質問情報に対して対象者が音声で回答してもよい。
例えば、提示部11に図3Aの画面が表示されている状態で、対象者が選択部12を操作してボタンB3を選択した場合に、提示部11が、介護者の顔写真と、「私は誰でしょう? 名前をあててみて下さい」のようなメッセージとを提示する。この質問情報を見た対象者が音声で回答すると、対象者の発した音声は音声取得部16によって電気信号(音声信号)に変換され、この音声信号と質問情報とが通信部13から第2装置2に送信される。第2装置2の通信部23が第1装置1から送信された音声信号を受信すると、制御部25は、この音声信号を音声記憶部28に記憶させる。そして、判断部26は、音声記憶部28に記憶された音声信号を音声認識エンジンに入力して応答内容を取得し、質問情報に対する応答内容から正解/不正解を判断する。判断部26は、個々の対象者について複数項目の質問情報に対する音声信号(応答内容)を一定期間収集し、項目ごとに応答内容の正答率を求め、正答率が低い項目ほど認知機能レベルを低めに判断する。これにより、対象者が質問情報に対して音声で応答した応答内容から、項目ごとの認知機能レベルを判断することができる。
なお、判断部26は、音声記憶部28に記憶された音声信号を解析し、発話中の音声に含まれるリズムの変動から、対象者の認知機能レベルを判断することも可能である。
なお、本実施形態では、判断部26及び項目決定部27が第2装置2に備えられているが、対象者が使用する第1装置1に判断部26及び項目決定部27の機能が備えられていてもよい。この場合は、第1装置1に、提示装置と判断部26と項目決定部27の機能が全て備えられる。
また、本実施形態の認知機能支援システム10において、第1装置1及び第2装置2とともにネットワークを構成するサーバ3を備えてもよい(図6参照)。サーバ3は、例えば介護施設100の管理室103に設置されている。この場合、サーバ3は、介護者が第2装置2に登録した提示情報、第1装置1から第2装置2に送信された各項目の選択情報などの第1装置1と第2装置2との間で授受されるデータ、第2装置2の判断部26で判断された認知機能レベル、項目決定部27で決定された項目を蓄積しておいてもよい。そして、第1装置1は、サーバ3にアクセスし、サーバ3から読み出した情報をもとに、提示部11に提示させる項目を変更したり、いずれかの項目が選択された場合に対応する提示情報を表示させればよい。
また、制御部25の機能、すなわち判断部26及び項目決定部27の機能をサーバ3が備えてもよい。この場合、サーバ3は、第1装置1から直接又は第2装置2を経由して、第1装置1の選択部12で選択された各項目の選択回数の情報を取得する。サーバ3が備える判断部の機能は、個々の対象者について、項目ごとに第1装置1の選択部12によって選択された選択回数から認知機能レベルを判断する。そして、サーバ3が備える項目決定部の機能は、判断部の判断結果に応じて、第1装置1の提示部11に提示させる1以上の項目を決定する。例えば、サーバ3が備える項目決定部の機能は、認知機能レベルが低い項目を優先して表示するように、提示部11に提示させる1以上の項目を決定する。なお、サーバ3においても、質問情報に対して対象者が発した音声による応答内容を第1装置1が取得した結果に基ついて、質問情報に対応する項目の認知機能レベルを判断してもよく、音声による応答内容から項目ごとの認知機能レベルを判断できる。
以上説明したように、本実施形態の認知機能支援システム10は、提示装置(第1装置1)と、判断部26と、項目決定部27とを備える。提示装置は、対象者の認知機能を支援するための複数項目の提示情報のうち1以上の項目を対象者に提示し、1以上の項目を提示している状態でいずれかの項目が選択部12によって選択された場合は選択された項目の提示情報を対象者に提示する。判断部26は、項目ごとに対象者の認知機能レベルを判断する。項目決定部27は、判断部26の判断結果に応じて、提示装置が提示する1以上の項目を決定する。
これにより、判断部26によって項目ごとに判断された認知機能レベルに応じて提示装置が提示する項目を項目決定部27が決定しているので、対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる。
本実施形態の認知機能支援システムにおいて、提示情報は、項目に対応した内容を対象者に回答するための回答情報であることも好ましい。対象者は、提示装置に提示された回答情報を確認することで、回答情報の内容を把握したり再記憶することができる。
本実施形態の認知機能支援システムにおいて、提示情報は、提示情報は、項目に対応した内容を対象者に質問するための質問情報であることも好ましい。対象者は、提示装置が提示した質問情報に回答しようとすることで、選択された項目に対する認知や記憶が促されるという効果がある。
本実施形態の認知機能支援システムにおいて、判断部26は、項目ごとに、選択部12で選択された回数が多いほど認知機能レベルが低いと判断するように構成されてもよい。
対象者は、認知機能が低下している項目を、提示情報を確認するためにより多く選択すると考えられるから、選択された回数が多いほど認知機能レベルが低いと判断することで、対象者の認知機能を把握することができる。
また、本実施形態の認知機能支援システムにおいて、音声の内容を取得する音声取得部16を更に備えてもよい。そして、判断部26は、質問情報に対して対象者が発した音声による応答内容を音声取得部16が取得した結果に基づいて、質問情報に対応する項目の認知機能レベルを判断するように構成されてもよい。
判断部26は、質問情報に対して対象者が発した音声による応答内容を取得しているから、例えば質問情報に対する応答内容の正解/不正解から対象者の認知機能レベルを判断することができる。
本実施形態の認知機能支援システムにおいて、項目決定部27は、判断部26の判断結果に応じて、認知機能レベルが低い方から提示装置(第1装置1)が提示する1以上の項目を決定するように構成されることも好ましい。
これにより、認知機能レベルが低い項目が提示装置に提示されるから、対象者が、認知機能レベルが低い項目の提示情報を確認しやすくなり、認知機能レベルが低い項目について重点的に認知機能を支援することができる。
本実施形態のプログラムは、第1ステップと、第2ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。第1ステップは、対象者の認知機能を支援するために複数項目の提示情報のうち1以上の項目を対象者に提示する提示装置(第1装置1)の項目ごとに対象者の認知機能レベルを判断するステップである。第2ステップは、認知機能レベルの判断結果に応じて、提示装置(第1装置1)が提示する1以上の項目を決定するステップである。
これにより、項目ごとに判断された認知機能レベルに応じて提示装置が提示する項目が決定されるから、対象者の認知機能の状態に応じた支援を行うことができる。
1 第1装置
1A,1B 端末装置(第1装置、提示装置)
2 第2装置
2A,2B コンピュータ(第2装置、認知機能支援装置)
3 サーバ
10 認知機能支援システム
11 提示部
22 入力部
25 制御部

Claims (6)

  1. 対象者の認知機能を支援するための複数項目の提示情報のうち1以上の項目を前記対象者に提示し、前記1以上の項目を提示している状態でいずれかの前記項目が選択部によって選択された場合は選択された前記項目の前記提示情報を前記対象者に提示する提示装置と、
    前記複数項目のそれぞれで前記対象者の認知機能レベルを判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果に応じて、前記提示装置が提示する前記1以上の項目を決定する項目決定部と、
    を備えたことを特徴とする認知機能支援システム。
  2. 前記提示情報は、前記複数項目のそれぞれに対応した内容を前記対象者に回答するための回答情報であることを特徴とする請求項1に記載の認知機能支援システム。
  3. 前記提示情報は、前記複数項目のそれぞれに対応した内容を前記対象者に質問するための質問情報であることを特徴とする請求項1に記載の認知機能支援システム。
  4. 前記判断部は、前記項目ごとに、前記選択部で選択された回数が多いほど認知機能レベルが低いと判断するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の認知機能支援システム。
  5. 音声の内容を取得する音声取得部を更に備え、
    前記判断部は、前記質問情報に対して前記対象者が発した音声による応答内容を前記音声取得部が取得した結果に基づいて、前記質問情報に対応する前記項目の認知機能レベルを判断するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の認知機能支援システム。
  6. 対象者の認知機能を支援するために複数項目の提示情報のうち1以上の項目を前記対象者に提示する提示装置の前記項目ごとに前記対象者の認知機能レベルを判断するステップと、
    認知機能レベルの判断結果に応じて、前記提示装置が提示する前記1以上の項目を決定するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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