JP2015137499A - 補強スラブの施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設構造物のスラブの上面と補強スラブとの間の隙間を容易に形成することができる補強スラブの施工方法を提供する。
【解決手段】補強スラブ2の施工方法は、天井スラブ3の上面3a側に補強スラブ2を打設する打設工程よりも前に、天井スラブ3の上面3aと補強スラブ2との間の隙間STを形成するための型枠部材10、及び型枠部材10を支持する支持部材17を天井スラブ3の上面3a側に配置する部材配置工程と、打設工程よりも後に、型枠部材10及び支持部材17を引き抜く引き抜き工程と、を備える。これによって、打設時に型枠部材10及び支持部材17が配置されていた領域が、天井スラブ3の上面3aと補強スラブ2との間の隙間STとして形成される。引き抜き工程において、型枠部材10及び支持部材17を引き抜くことにより、隙間STから容易に型枠部材10及び支持部材17を撤去することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、補強スラブの施工方法に関する。
従来、下方に空間が形成されるスラブを備える既設構造物として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。特許文献1に示す既設構造物は、地下に埋設されるボックスカルバートであり、天井スラブ(スラブ)と、天井スラブの下方に設けられる床スラブと、天井スラブ及び床スラブ同士を両端側で連結する側壁部と、を備えており、内部に空間が形成されるように矩形断面状に構成されている。
特開平11−336371号公報
ここで、既設構造物の上方からの荷重が増加する場合、上述のような既設構造物に対して、上側のスラブの上面側に補強スラブを設ける場合がある。この場合、スラブの上面と補強スラブとの間に隙間を空けておくことで、上側のスラブに、補強スラブの荷重が作用することを抑制することが要請される。しかしながら、既設構造物の上側のスラブと補強スラブとの間の隙間は狭く、且つ広い範囲に形成されるため、このような隙間を形成することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、既設構造物のスラブの上面と補強スラブとの間の隙間を容易に形成することができる補強スラブの施工方法を提供することを目的とする。
本発明に係る補強スラブの施工方法は、下方に空間が形成されているスラブを備える既設構造物に対して、スラブの上面との間に隙間を空けた状態で、スラブの上面側に補強スラブを設ける補強スラブの施工方法であって、スラブの上面側に補強スラブを打設する打設工程と、少なくとも打設工程よりも前に、隙間を形成するための型枠部材、型枠部材を支持するための支持部材をスラブの上面側に配置する部材配置工程と、打設工程よりも後に、型枠部材及び支持部材を隙間から引き抜く引き抜き工程と、を備える。
本発明に係る補強スラブの施工方法では、打設工程において、型枠部材に沿った形状に補強スラブが形成されるため、打設時に型枠部材が配置されていた領域が、スラブ(以下、「上側のスラブ」と称して説明する)の上面と補強スラブとの間の隙間として形成される。また、砂等ではなく、支持部材が型枠部材を支持しているため、隙間から引き抜くことによって、支持部材を撤去することが可能である。従って、引き抜き工程において、型枠部材及び支持部材を引き抜くことにより、隙間から容易に型枠部材及び支持部材を撤去することができる。以上によって、既設構造物の上側のスラブの上面と補強スラブとの間の隙間を容易に形成することができる。
本発明に係る補強スラブの施工方法において、支持部材は、上から順に上下方向に重ねられた第1の部材と第2の部材と第3の部材とを備え、第2の部材と第1の部材との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、第2の部材と第3の部材との間の境界部に平滑処理がなされていてよい。これによって、引き抜き工程においては、第2の部材を先に引き抜き、その後、第1の部材及び第3の部材を引き抜くことができる。このとき、第2の部材と第1の部材との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、第2の部材と第3の部材との間の境界部に平滑処理がなされている。従って、第2の部材は、第1の部材との境界部及び第3の部材との境界部で滑らせるようにして容易に引き抜くことが可能となる。また、第1の部材及び第3の部材を引き抜く際は、既に第2の部材が撤去されて上下方向に十分なスペースが確保された状態であるため、容易に隙間から引き抜くことができる。
本発明に係る補強スラブの施工方法において、具体的には、第1の部材及び第3の部材は、連続した平鋼と桟木の組み合わせで構成され、第2の部材は、上側の接触面及び下側の接触面の両方にフッ素樹脂のコーティングがなされた連続した平鋼で構成されていてよい。これによって、各部材を容易に引き抜くことができる。
本発明に係る補強スラブの施工方法において、型枠部材は、隙間が延びる第1の方向において一体的に構成されており、第1の方向と水平方向で直交する第2の方向において複数に分割されていてよい。第1の方向において一体的に構成されているため、隙間から型枠部材を引き抜く際は、第1の方向における全体を一度に引き抜く事ができる。また、型枠部材が第2の方向において複数に分割されているため、幅方向に一体的に構成されている場合に比して容易に取り外すことができる。
本発明によれば、既設構造物のスラブの上面と補強スラブとの間の隙間を容易に形成することができる。
補強スラブによって補強された既設構造物の一実施形態を示す断面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態に係る補強スラブの施工方法を示す断面図である。 (a)及び(b)は、第1の実施形態に係る補強スラブの施工方法を示す断面図である。 図2(b)に示す型枠部材周辺の拡大断面図である。 型枠部材を横方向から見たときの拡大断面図である。 (a)及び(b)は、型枠部材及び支持部材を引き抜く様子を示す拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、「上」、「下」の語は、鉛直方向の上方、下方にそれぞれ対応するものである。
まず、図1を参照して、補強スラブ2で補強された既設構造物1の構成について説明する。本実施形態では、既設構造物1として、地下に埋設されるボックスカルバートを採用した場合の例について説明する。既設構造物1は、上側に配置されて側壁の上部を構成する天井スラブ(スラブ)3と、下側に配置されて側壁の下部を構成する床スラブ4と、既設構造物1の幅方向における両端側に配置されて天井スラブ3と床スラブ4とを連結する側壁部6,7と、を備えている。既設構造物1は、断面矩形状に構成されており、内部に空間SPが形成されている。すなわち、天井スラブ3の下方に空間SPが形成される。なお、本明細書において、「スラブ」とは板状に構成された構造部材のことを意味するものとする。既設構造物1の上下方向の大きさは5000〜7000mm、幅方向の大きさは7000〜10000mm、長さ方向(図1における紙面前後方向)の大きさは10000〜15000mmに設定されることが多い。また、スラブ3,4及び側壁部6,7の厚さは800〜1500mmに設定されることが多いが、実際の寸法は設計によって決められている。
補強スラブ2は、例えば既設構造物1の上方の地上Gに新たに車や電車を走行させ、荷重が増加する際などに、補強のために既設構造物1の上側に設けられるスラブである。補強スラブ2は、既設構造物1の天井スラブ3の上面3aとの間に隙間STを空けた状態で、当該天井スラブ3の上面3a側に設けられる。本実施形態では、補強スラブ2の幅方向の大きさ及び長さ方向の大きさは天井スラブ3と略同一に設定されているが、補強を必要とする範囲に限定される場合もある。補強スラブ2の厚さは設計によって決められる。
補強スラブ2は、天井スラブ3の上面3aに配置された補強スラブ支持部材8,9によって、補強スラブ2の下面2aが天井スラブ3の上面3aから離間するように支持されている。補強スラブ支持部材8,9は、天井スラブ3のうち、載荷点FEに対応する位置に配置されている。ここで、載荷点FEとは、天井スラブ3が他の部材によって下方で支えられている領域である。本実施形態では、天井スラブ3のうち側壁部6,7で支持されている領域が載荷点FEに該当し、天井スラブ3のうち下方に空間SPが形成されている領域は載荷点FEには該当しない。本実施形態では、天井スラブ3は幅方向における両端部において側壁部6,7で支持されているため、載荷点FEは天井スラブ3の幅方向における両端部に形成される。従って、補強スラブ支持部材8,9は、天井スラブ3の上面3aの幅方向における両端部において、長さ方向に延びるように配置されており、補強スラブ2の下面2aの幅方向における両端部を支持している。なお、補強スラブ支持部材8,9の材質は特に限定されず、補強スラブ2と同様にコンクリートを打設することによって形成してもよく、ゴムなどの弾性材料、金属製の支承等によって形成されていてもよい。
以上のような構成により、隙間STは、天井スラブ3の上面3aと、補強スラブ2の下面2aと、補強スラブ支持部材8,9の幅方向内側の側面と、によって囲まれる領域に形成される。隙間STは、天井スラブ3及び補強スラブ2の長さ方向における両端側で開口しているため、長さ方向に延びる貫通領域として構成される。隙間STの上下方向の大きさは100〜200mm、幅方向の大きさは既設構造物1と略同じに設定されてよい。このように設定することで、補強スラブ2が下方へ撓んだ場合であっても、補強スラブ2の下面2aが天井スラブ3の上面3aに当接して、補強スラブ2を介して荷重が天井スラブ3(載荷点FE以外の部分)に作用することを防止できる。
次に、図2〜図6を参照して、本実施形態に係る補強スラブの施工方法について詳細に説明する。
本実施形態に係る補強スラブの施工方法は、型枠部材10及び支持部材17を配置する部材配置工程と、天井スラブ3の上面3a側に補強スラブを打設する打設工程と、型枠部材10を隙間STから引き抜く引き抜き工程と、を備える。型枠部材配置工程の前に、図2(a)に示すように、盛り土等を取り除き、施工前の状態における既設構造物1の天井スラブ3の上面3aに何も載せられていない状態とする工程が行われる。
部材配置工程は、少なくとも打設工程よりも前に実行される工程であり、補強スラブ2と天井スラブ3との間の隙間STを形成するための型枠部材10と、型枠部材10を支持する支持部材17と、補強スラブ2の側面を形成するための側型枠部材11,12と、を配置する工程である。図2(b)に示すように、側型枠部材11,12は、既設構造物1の側壁部6,7の幅方向における外面の上端部から上方へ延びるように設けられる。また、天井スラブ3の長さ方向における両端面の上端部から上方へ延びる妻型枠部材(不図示)も設けられる。型枠部材10は、天井スラブ3の上面3a上に設けられる。型枠部材10は、上面3aから上方へ離間した位置で水平方向に広がる下型枠部材13を備える。下型枠部材13は、補強スラブ2の下面2aを形成するための型枠部材である(図1参照)。また、型枠部材配置工程において、型枠部材10を支持する支持部材17が、型枠部材10と天井スラブ3の上面3aとの間に配置される。
図4及び図5を参照して、型枠部材10及び支持部材17の詳細な構成について説明する。図4及び図5に示すように、下型枠部材13は、水平に広がる面板21と、面板21を補強する桟木22と、を備えている。面板21は、その上面21aで補強スラブ2の下面2aを形成する部材である。面板21は、補強スラブ2の下面2aに対応する領域の略全域にわたって設けられている。桟木22は、面板21の下面21bに沿って隙間STの幅方向に沿って延びる断面矩形状の棒状部材である。桟木22は、その上面が面板21の下面21bに固定されており、隙間STの長さ方向に所定の間隔を空けて複数設けられている(図5参照)。なお、支持部材17は、補強スラブ2の打設後に、隙間STから引き抜くことが可能な程度の強度を有する材質によって構成された部材である。支持部材17は、金属、木材、樹脂などの材料によって単独に、または組み合わされて構成されている。支持部材17は、上側から第1の部材41、第2の部材42、第3の部材43を積み上げるように構成されており、第2の部材42は第1の部材41および第3の部材43に挟まれ、摩擦係数の小さい関係となっている。また、第1の部材41、第2の部材42、第3の部材43は長さ方向にそれぞれ連続して、一体的に形成されている。支持部材17の材質として、発泡スチロールなどのように剛性が低く、隙間STから引き抜く際に破壊されてしまうような材料は採用されない。また、支持部材17の材質として、砂などの粒子のように不定形の材料は採用されない。
ここで、型枠部材10は、隙間STが延びる長さ方向において一体的に構成されており、隙間STの幅方向において複数に分割されている。すなわち、面板21及び桟木22は、幅方向において所定間隔で切断されており、切断された面板21及び桟木22によって複数の型枠ユニット10Aが構成される。一つの型枠ユニット10Aにおいては、面板21は長さ方向には分割されることなく、一つの部材として隙間STの長さ方向の一端から他端にわたって連続して延在している。また、このように長さ方向に連続した面板21に複数の桟木22が、長さ方向に所定の間隔を空けて固定されている。これにより、一つの型枠ユニット10Aは長さ方向に一体的に構成された部材として取り扱うことができる。一つの型枠ユニット10Aと、隣り合う型枠ユニット10Aとの間には隙間GPが形成されている。また、一つの型枠ユニット10Aの面板21の上面21aと、隣り合う型枠ユニット10Aの面板21の上面21aとは、テープ23によって連結される。テープ23は、長さ方向に延びる隙間GPの全域を覆うように貼付けられる。これによって、補強スラブ2の打設時に隙間GPにコンクリートが流れ込むことを防止できる。なお、図4においては、理解のために、テープ23の厚みを大きくして示している。
支持部材17は、上から順に、第1の部材41として縦方向桟木31及び平鋼32、第2の部材42としてスライド用平鋼33、第3の部材43として平鋼34及び縦方向桟木36を積層することによって構成されている。支持部材17は、各部材が積層されることによって、全体として隙間STの長さ方向に延びる断面矩形状の棒状部材として構成される。平鋼32、スライド用平鋼33、平鋼34は、いずれも長さ方向に分割されることなく、縦方向桟木31と平鋼32は接着された連続体であり、平鋼34と縦方向桟木36も接着された連続体であり、各々一つの部材として隙間STの長さ方向の一端から他端にわたって延在している。一つの型枠ユニット10Aは、幅方向における両縁部をそれぞれ支持部材17に支持されている。また、一つの支持部材17は、隣り合う型枠ユニット10A同士の間の隙間GPに対応する位置に配置されており、一つの支持部材17の上面17aで隣り合う型枠ユニット10Aの各縁部を支持している。ただし、隙間STの幅方向の最も端部側に配置される支持部材17Aは(図4参照)、一つの型枠ユニット10Aを支持しており、幅方向外側の側面17bで、側型枠部材としても機能している。
ここで、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、第2の部材42と第3の部材43との間の境界部に平滑処理がなされている。具体的には、スライド用平鋼33として、平鋼32,34に比して摩擦係数の小さい平鋼が採用されている。すなわち、スライド用平鋼33は、平鋼32,34に比して滑りやすい部材によって構成されている。例えば、平鋼32,34が通常の鋼材で構成されているのに対し、スライド用平鋼33は、フッ素樹脂のコーティング、具体的にはテフロン(登録商標)コーティングがなされた鋼材によって構成されている。第2の部材42であるスライド用平鋼33は、上側の接触面(平鋼32との接触面)及び下側の接触面(平鋼34との接触面)の両方にフッ素樹脂のコーティングがなされた連続した平鋼で構成されている。このような形態では、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部において、第2の部材42の接触面自体の摩擦係数を小さくするような平滑処理がなされている。また、第2の部材42と第3の部材43との間の境界部において、第2の部材42の接触面自体の摩擦係数を小さくするような平滑処理がなされている。なお、スライド用平鋼33が平鋼32,34と小さな摩擦係数で接触するために、テフロンシートなどを挟んで用いてもよい。このような形態では、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部において、摩擦係数の小さいシートを配置することによって平滑処理がなされている。また、第2の部材42と第3の部材43との間の境界部において、摩擦係数の小さいシートを配置することによって平滑処理がなされている。これによって、図5に示すように、スライド用平鋼33を平鋼32,34に対して滑らせることによって、縦方向桟木31、平鋼32、平鋼34、縦方向桟木36より先に、スライド用平鋼33を引き抜く事が可能となる。また、平鋼32,34の表面(スライド用平鋼33との接触面)に、摩擦係数を小さくするためのテフロンコーティング処理などを施し、スライド用平鋼33を引き抜き除去してもよい。なお、テフロンコーティング処理は、平鋼32の表面(スライド用平鋼33との接触面)及びスライド用平鋼33の表面(平鋼32との接触面)の少なくとも一方になされていればよい。また、テフロンコーティング処理は、平鋼34の表面(スライド用平鋼33との接触面)及びスライド用平鋼33の表面(平鋼34との接触面)の少なくとも一方になされていればよい。なお、図5では、説明のためにスライド用平鋼33を引き抜いている時の様子が示されているが、補強スラブ2を打設する際においては、スライド用平鋼33の長さ方向における両端部は、平鋼32,34の両端部と略一致するように配置される。なお、平滑処理には、部材の接触面の摩擦係数を小さくするような平面加工を行うことも含まれ、接触面に潤滑油などを塗布しておくことも含まれ、摩擦係数を小さくできる方法であれば、平滑処理の方法は特に限定されない。
打設工程は、型枠部材配置工程の次に実行される工程であり、図3(a)に示すように、型枠部材配置工程で配置された型枠部材10及び側型枠部材11,12で囲まれる領域に対して、鉄筋組立を行うと共に、コンクリートを流し込んで硬化させることによって、補強スラブ2を打設する工程である。なお、補強スラブ支持部材8,9は、補強スラブと同時にコンクリートを流しこんで打設することによって構成してもよい。あるいは、補強スラブ支持部材8,9としてゴムなどの弾性材料を用いる場合、当該弾性材料を予め側型枠部材11,12の内側に設置しておき、補強スラブ2を打設してよい。
引き抜き工程は、打設工程よりも後に実行される工程であり、型枠部材10及び支持部材17を隙間STから引き抜く工程である。これによって、図3(b)に示すように隙間STから型枠部材10及び支持部材17が撤去され、補強スラブ2の施工が完了する。引き抜き工程では、まず補強スラブ2と接触していない支持部材17が先に隙間STから引き抜かれ、その後、補強スラブ2と接触している型枠部材10が引き抜かれる。具体的には、滑り易く容易に引き抜き可能なスライド用平鋼33が、他の平鋼32,34及び縦方向桟木31,36よりも先に、隙間STから引き抜かれる。これにより、平鋼32及び縦方向桟木31が落下して、平鋼32の下面が平鋼34の上面に配置される(図6(a)において、EC1で示す部分を参照)。縦方向桟木31の上面と型枠部材10の下面、すなわち桟木22の下面との間に隙間が形成される。次に、平鋼32,34及び縦方向桟木31,36が隙間STから引き抜かれる(図6(a)において、EC2で示す部分を参照)。
次に、型枠部材10が隙間から引き抜かれる。このとき、型枠部材10の面板21の上面21aが補強スラブ2の下面2aに張り付くことで、支持部材17が引き抜かれた後であっても型枠部材10の桟木22の下面が宙に浮いた状態となる場合がある。このような場合、補強スラブ2は、予め設けられた噴出機構によって、下面2aからエアーを噴出することで、型枠部材10を落下させてよい。これによって、図6(b)に示すように、型枠部材10が落下して天井スラブ3の上面3a上に配置される。これによって、容易に型枠部材10を隙間STから引き抜くことが可能となる。なお、このとき、型枠ユニット10A同士の間に隙間GPが形成されているため、一つの型枠ユニット10Aは、隣りの型枠ユニット10Aと干渉することなく、スムーズに落下できる。以上によって、図3(b)に示すように、隙間STから型枠部材10及び支持部材17が撤去され、補強スラブ2の施工が完了する。あるいは、予め面板21の上面21aにシート等を配置しておくことで、上面21aが補強スラブ2に張り付かない構成としてもよい。
次に、本実施形態に係る補強スラブ2の施工方法の作用・効果について説明する。
既設構造物1の上方からの荷重が増加する場合、既設構造物1に対して、上側の天井スラブ3の上面3a側に補強スラブ2が設けられる。この場合、天井スラブ3の上面3aと補強スラブ2との間に隙間STを空けておくことで、下方に空間SPが形成される天井スラブ3に、補強スラブ2の荷重が作用することを抑制することが要請される。しかしながら、既設構造物1の天井スラブ3と補強スラブ2との間の隙間STは狭く、且つ広い範囲に形成されるため、このような隙間STを形成することが困難であるという問題がある。
例えば、比較例に係る補強スラブ2の施工方法として、砂を敷き詰めて支保工とする施工方法について説明する。このような施工方法においては、天井スラブ3の上面3aに支保工として砂が敷き詰められ、その上に下型枠としての合板が敷かれ、合板上にシートが敷かれる。次に、シートの上に鉄筋が組み立てられると共にコンクリートが流し込まれることによって、補強スラブ2が打設される。補強スラブ2の打設後は、敷砂の除去及び下型枠の撤去が行われる。ここで、敷砂は、吸引器で吸い込まれることによって隙間から除去されるか、ジェット水等によって押し出されることによって隙間STから除去される。敷砂が除去された後、下型枠は天井スラブ3の上面3aに落下し、隙間から引き抜かれる。
このような施工方法においては、下型枠の設置、鉄筋組立、コンクリートの打設の際に敷砂が変形し易く、下型枠が安定しない場合がある。このため、補強スラブ2の底面精度の確保が難しく、凸凹が生じやすいという問題が生じる。また、シートを確実に接続しておかなくては、コンクリートのモルタルが敷砂の中に流れ出し、補強スラブ2の下面2aに強度の低いコンクリートの塊が形成される場合がある。この場合、吸引器での吸い込みやジェット水による押出し除去が困難になるという問題がある。また、天井スラブ3の面積が小さければ砂の除去は容易であるが、広い面積で、且つ隙間STの厚さが小さい場合は、砂を除去することが困難であり、取り残しが生じやすいという問題がある(すなわち、所定の大きさの空間を確保し難い)。また、下型枠に段差や凸凹が形成され易いため、コンクリートが下型枠に食い込み易くなる。従って、下型枠を完全に撤去することが困難であるという問題がある。
また、他の比較例に係る補強スラブ2の施工方法として、発泡スチロールを支保工とする施工方法について説明する。このような施工方法においては、天井スラブ3の上面3aに支保工として発泡スチロールが敷き詰められ、その上にシートが敷かれる。次に、シートの上に鉄筋が組み立てられると共にコンクリートが流し込まれることによって、補強スラブ2が打設される。補強スラブ2の打設後は、オレンジ精油(リモネン)の散布によって、発泡スチロールが溶けることで、当該発泡スチロールの撤去が行われる。
このような施工方法においては、発泡スチロールが用いられている。発泡スチロールが溶接の火花によって発火し易く、また、石油などで溶解等することにより、鉄筋の組み立て時における溶接作業に最大限の注意が必要となる。また、リモネンで発泡スチロールを溶かすと、2〜3%の滓が残り、その除去を行うことが難しいという問題がある。また、予めスプレーノズルを配置しておき、確実に発泡スチロールにリモネンをかけなくては溶け残りが生じるため、空間の形成が不十分になるという問題がある。また、発泡スチロールは一度の施工中に溶けてなくなるため、転用することができずコストアップになるという問題がある。
本実施形態に係る補強スラブ2の施工方法は、天井スラブ3の上面3a側に補強スラブ2を打設する打設工程よりも前に、天井スラブ3の上面3aと補強スラブ2との間の隙間STを形成するための型枠部材10、及び型枠部材10を支持する支持部材17を天井スラブ3の上面3a側に配置する部材配置工程と、打設工程よりも後に、型枠部材10及び支持部材17を引き抜く引き抜き工程と、を備える。これによって、打設工程においては、型枠部材10に沿った形状に補強スラブ2が形成されるため、打設時に型枠部材10及び支持部材17が配置されていた領域が、天井スラブ3の上面3aと補強スラブ2との間の隙間STとして形成される。また、砂等ではなく、支持部材17が型枠部材10を支持しているため、隙間STから引き抜くことによって、支持部材17を撤去することが可能である。従って、引き抜き工程において、型枠部材10及び支持部材17を引き抜くことにより、隙間STから容易に型枠部材10及び支持部材17を撤去することができる。以上によって、既設構造物1の上面3aと補強スラブ2の下面2aとの間の隙間STを容易に形成することができる。
また、引き抜き工程においては、打設された補強スラブ2と接していない支持部材170先に引き抜くことができる。これにより、隙間ST内に型枠部材10を引き抜くための十分なスペースが確保されるため、型枠部材10を容易に引き抜くことができる。
また、前述のような敷砂を用いた施工方法とは異なり、本実施形態に係る施工方法は、型枠部材10を支持部材17で支持している。従って、支持部材17が砂のように変形することなく安定して型枠部材10を支持することができるため、補強スラブ2の底面精度を確保することができ、凸凹の発生を抑制することができる。また、支持部材17には砂のようにコンクリートのモルタルが染み出すこともなく、補強スラブ2の下面2a側にコンクリートの塊が形成されることも抑制できる。また、支持部材17を隙間STから撤去する際に、砂のように吸引器やジェット水を用いる必要がなく、引き抜くだけでよいため、隙間高さが広く小さい場合であっても、確実に支持部材17を撤去することができる。また、型枠部材10に段差や凸凹が形成され難いため、コンクリートが型枠部材10に食い込むことを抑制できるため、型枠部材10を容易に隙間STから撤去することができる。
また、前述のような発泡スチロールを用いた施工方法とは異なり、支持部材17は、溶接作業による発火、溶解等の問題が生じないため、鉄筋の組み立て時の溶接作業を容易に行うことができる。また、支持部材17は、薬品を用いることなく隙間STから撤去することが可能であるため、容易に撤去作業を行うことができる。また、支持部材17及び型枠部材10は、複数の施工において繰り返し転用することが可能である。
本実施形態に係る補強スラブ2の施工方法において、支持部材17は、上下方向に重ねられたスライド用平鋼33と平鋼32,34とを備え、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部に平滑処理がなされていてよい。これによって、引き抜き工程においては、第2の部材42を先に引き抜き、その後、第1の部材41及び第3の部材43を引き抜くことができる。このとき、第2の部材42と第1の部材41との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、第2の部材42と第3の部材43との間の境界部に平滑処理がなされている。従って、第2の部材42は、第1の部材41との境界部及び第3の部材43との境界部で滑らせるようにして容易に引き抜くことが可能となる。また、第1の部材41及び第3の部材43を引き抜く際は、既に第2の部材42が撤去されて上下方向に十分なスペースが確保された状態であるため、容易に隙間から引き抜くことができる。
本実施形態に係る補強スラブ2の施工方法において、型枠部材10は、隙間STが延びる長さ方向において一体的に構成されており、幅方向において複数に分割されている。型枠部材10が長さ方向において一体的に構成されているため、隙間STから型枠部材10を引き抜く際は、長さ方向における全体を一度に引き抜く事ができる。また、例えば、幅方向に一体的に構成されている場合、一つ当りの型枠部材10が大きくなるため、引き抜き難くなる。特に、打設後の補強スラブ2に型枠部材10が貼りついている場合、補強スラブ2の下面2aとの接触面積が大きくなるため、引き抜き難くなる。一方、本実施形態においては、型枠部材10が幅方向において複数に分割されているため、幅方向に一体的に構成されている場合に比して、容易に隙間STから引き抜くことができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等を行ってもよい。
例えば、既設構造物1としてボックスカルバートを一例として示したが、これに限定されない。既設構造物は、下方に空間が形成されるスラブを備えるものであればどのような構成を有していてもよく、例えば、スラブの下面側を部分的に棒状の柱などで支持するような既設構造物であってもよい。また、既設構造物が地下に配置されている例を示したが、地上や上空に配置されているものであってもよい。
また、支持部材の構成は特に限定されない。例えば、桟木や平鋼の枚数や厚みは特に限定されず、設計上の空間の厚みに応じて適宜変更してもよい。また、支持部材は、長さが短い場合桟木3枚のみで構成されていてもよく、空間の高さが小さい場合、平鋼のみで形成されていてもよい。また、型枠部材10及び支持部材17は、隙間STの長さ方向において一体的に形成されていたが、両側から引き抜き可能な場合複数に分割されていてもよい。
1…既設構造物、2…補強スラブ、3…天井スラブ、4…床スラブ、6,7…側壁部、8,9…補強スラブ支持部材、10…型枠部材、11,12…側型枠部材、13…下型枠部材、17…支持部材、21…面板、22…桟木、23…テープ、32,34…平鋼、33…スライド用平鋼、41…第1の部材、42…第2の部材、43…第3の部材、ST…隙間、GP…隙間。

Claims (4)

  1. 下方に空間が形成されているスラブを備える既設構造物に対して、前記スラブの上面との間に隙間を空けた状態で、前記スラブの前記上面側に補強スラブを設ける補強スラブの施工方法であって、
    前記スラブの前記上面側に前記補強スラブを打設する打設工程と、
    少なくとも前記打設工程よりも前に、前記隙間を形成するための型枠部材、前記型枠部材を支持するための支持部材を前記スラブの前記上面側に配置する部材配置工程と、
    前記打設工程よりも後に、前記型枠部材及び前記支持部材を前記隙間から引き抜く引き抜き工程と、を備える補強スラブの施工方法。
  2. 前記支持部材は、上から順に上下方向に重ねられた第1の部材と第2の部材と第3の部材とを備え、
    前記第2の部材と前記第1の部材との間の境界部に平滑処理がなされ、且つ、前記第2の部材と前記第3の部材との間の境界部に平滑処理がなされている、請求項1に記載の補強スラブの施工方法。
  3. 前記第1の部材及び前記第3の部材は、連続した平鋼と桟木の組み合わせで構成され、
    前記第2の部材は、前記第1の部材との接触面及び前記第3の部材との接触面の両方にフッ素樹脂のコーティングがなされた連続した平鋼で構成された、請求項2に記載の補強スラブの施工方法。
  4. 前記型枠部材は、前記隙間が延びる長さ方向において一体的に構成されており、前記隙間の幅方向において複数に分割されている、請求項1又は2に記載の補強スラブの施工方法。
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