JP2010090580A - ボックスカルバート補強方法 - Google Patents

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JP2010090580A JP2008260449A JP2008260449A JP2010090580A JP 2010090580 A JP2010090580 A JP 2010090580A JP 2008260449 A JP2008260449 A JP 2008260449A JP 2008260449 A JP2008260449 A JP 2008260449A JP 2010090580 A JP2010090580 A JP 2010090580A
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Kumar Karmokar Ashoka
クマル カルモカル アショカ
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Abstract

【課題】従来よりも格段にボックスカルバートへの土圧の低減を実現することができるとともに、コスト的な面と、二酸化炭素の削減効果の面とからも極めて有利なボックスカルバート補強方法を提供する。
【解決手段】地盤A内に埋設されたボックスカルバート1の少なくとも頂版2上に破砕ゴム片層10が配設されてなる。破砕ゴム片層10がボックスカルバート1の頂版2上に直接配設されていることが好ましい。破砕ゴム片層10はボックスカルバートの頂版2上に盛土層と交互に積層されてもよい。破砕ゴム片層10が廃タイヤの破砕片からなることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、地盤内に埋設されるボックスカルバート補強方法に関し、詳しくは、ボックスカルバートの頂版上の盛土から加圧される圧力を低減することができるボックスカルバート補強方法に関する。
地中に埋設し、下水道、排水路、地下河川、地下道等として機能するカルバートは、アーチ型、円筒型、ボックス型等の断面形状を有する。これらのうち、ボックスカルバートと称する矩形断面を有する鉄筋コンクリート構造物は、道路や鉄道等の盛土中に埋設されて地下道や水路等を形成するために広く用いられている。
かかるボックスカルバートを使用したトンネル構造物は、盛土を構築した後、盛土をトンネル工事のように掘削し、かかるトンネル内をボックスカルバートにて覆うことにより形成される。
例えば、特許文献1には、カルバート構築式トンネル工法について作業の合理性、安定性、安全性を図りながら構造欠陥のない高強度のトンネルを構築することのできるカルバート構築式トンネル工法が報告されている。このカルバート構築式トンネル工法では、カルバート構築工程と内部掘削工程とを有し、カルバート構築工程のときは、改良土と非改良土とを用い、かつ、地盤上において、相対的に強度の高い改良土によりカルバート周壁を、相対的に強度の低い改良土によりカルバート内側の内空充実層を、さらに非改良土によりカルバート外側の覆土層をそれぞれ形成し、一方、内部掘削工程のときは、内空充実層を取り除いてカルバート周壁内にカルバート内空部を形成することが開示されている。
また、特許文献2には、軟弱地盤上の道路を盛土によって交差道路や水路といったトンネルを構築するために、従来のプレロード、プレロードの掘削、カルバートボックスの施工、カルバート構築時の裏込め施工といった一連の工程を必要とせず、盛土の沈下状況に合わせて自由度をもった施工とすることができ、トンネル部の掘削を迅速かつ容易に行うことができるトンネル構築方法が開示されている。
さらに、特許文献3には、ボックスカルバートの頂版の上、または頂版の上と側壁の外側に、発泡スチロール等圧縮変形し易い材料を土に接する面がアーチ形になるように設置し、ボックスカルバートの土被りが増してもボックスカルバートに作用する土圧が増加しないようにする方法が報告されている。その他、このように発泡スチロールを使用する工法として、発泡スチロール土木工法(EPS工法)が知られている。このEPS工法は、大型の発泡スチロールブロックを盛土材料として積み重ねていくもので、材料の軽量性、耐圧縮性、耐水性および積み重ねた場合の自立性等の特徴を有効に利用する工法である。この工法は、軟弱地盤上の盛土、急傾斜地盛土、構造物の裏込め、直立壁、盛土の拡幅などの荷重軽減および土圧低減をはかる必要のあるところに適用でき、地盤処理、仮設工事などが簡略化されるなどの利点がある。
特開2002−371574号公報 特開2000−120094号公報 特開平5−339976号公報
特許文献1や特許文献2に記載されているような工法に比べ、発泡スチロールを使用してボックスカルバートを補強するEPS工法等の工法は、補強的には優れているが、コストが高くなることに加え、ボックスカルバートの頂版上に盛る土の高さが高くなり、例えば、20m以上になると、発泡スチロールとして、より耐圧性能の高いものを使用しなければならなくなり、より一層コストが高くなるという問題があった。また、今日、ボックスカルバートに対し、これまで以上に高い安全性が求められている
そこで本発明の目的は、従来よりも格段にボックスカルバートへの土圧の低減を実現することができるとともに、コスト的な面と、二酸化炭素の削減効果の面とからも極めて有利なボックスカルバート補強方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のボックスカルバート補強方法は、地盤内に埋設されたボックスカルバートの少なくとも頂版上に破砕ゴム片層を配設することを特徴とするものである。
本発明のボックスカルバート補強方法においては、前記破砕ゴム片層をボックスカルバートの頂版上に直接配設することが好ましく、また、前記破砕ゴム片層をボックスカルバートの頂版上に盛土層と交互に積層してもよい。また、前記破砕ゴム片層が廃タイヤの破砕片からなることが好ましい。
本発明によれば、地盤内に埋設されたボックスカルバートの少なくとも頂版上における破砕ゴム片層上部により、ボックスカルバートへの土圧を大幅に低減することができる。また、破砕ゴム片層に廃タイヤの破砕片を使用することにより廃タイヤのリサイクルが可能となり、コスト面で有利であるというだけでなく、廃タイヤの燃焼等による廃棄を回避することができることから二酸化炭素の削減効果の面からも極めて有利である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のボックスカルバート補強方法の一実施の形態をトンネル構築に適用した状態を示す模式的断面図である。
図1に示すボックスカルバート1は、鉄筋コンクリートにて形成されてなり、その構造は既知の構造のものを適宜選定することができる。このボックスカルバート1の頂版2上には、直接適宜厚さの破砕ゴム片層10が配設され、この破砕ゴム片層10上方には、適宜厚さの地盤Aが積層されている。この破砕ゴム片層10の存在により、地盤Aからのボックスカルバート1への土圧を大幅に低減することができる。
破砕ゴム片層10に用いられるタイヤ破砕ゴム片は、廃タイヤを機械的な処理により破砕したもので、廃タイヤの種類は、トラックバス用タイヤ、乗用車用タイヤ、オフロード用タイヤなど、いずれの種類のタイヤでもよく、また、その性状としては、ランダム破砕品、カット品、例えば1/16カット品、1/32カット品、扇形カット品など、いずれの性状であってもよい。さらに、タイヤ破砕ゴム片のサイズは、長径が略1〜300mm、好ましくは15〜150mm、更に好ましくは20〜60mmであり、50mmのスクリーン通過品を好適に用いることができる。
なお、破砕ゴム片層10の層厚は、ボックスカルバート1の寸法、地盤Aの深さ(通常、10〜20m)、適用場所等により適宜定められる。
図2は、本発明のボックスカルバート補強方法の他の実施の形態をトンネル構築に適用した状態を示す模式的断面図である。
図示する例においては、破砕ゴム片層10がボックスカルバート1の頂版2上に地盤層aと交互に積層されている。このように、破砕ゴム片層10を地盤層aと交互に積層することにより、ボックスカルバート1の頂版2上への土圧を、より効果的に低減することができる。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
(比較例1)
図3の(a)に示すように、直方体容器B(1000mm×500mm×1500mm)内に、中空状のコンクリートブロックc(250mm×180mm×180mm)を4体組合せたブロック体C(500mm×180mm×360mm)を直方体容器B内の中央に配設した。このようにブロック体Cを配設した状態で、直方体容器Bの内部に砂Sを充填し、この際、図示する箇所に圧力変換器を配置した。この状態で、砂Sの上面に足場4(900mm×450mm)を配設して上部より載荷し、各配置箇所の圧力を測定した。
図3の(b)は、足場4を加圧した際、砂S及びブロック体Cにかかる加圧状態を模式的に示す。この図から、足場4を押圧すると、圧力は矢印で示すようにブロック体Cに集中することが分かる。その結果、上方への垂直矢印に示すように、直方体容器C上に最も大きな圧力がかかり、その周囲に移行するに従い圧力が小さくなることが分かった。
(比較例2)
図4の(a)に示すように、ブロック体Cの頂版上に、5枚の厚さ20mmの発泡スチロールブロックを積層し、全厚さ100mm、強度10kg/mのEPSスラブ20を配設した以外は比較例1と同様にして各位置の圧力を測定した。尚、図中、高さHは200mm、Hは100mmとした。
図4の(b)から、足場4を押圧すると、圧力は矢印で示すようにブロック体Cに集中せず、その周囲に分散することが分かる。その結果、上方への垂直矢印に示すように、直方体容器C上において最も圧力が小さくなり、その周囲に移行するに従い圧力が大きくなることが分かった。
(実施例)
図5の(a)に示すように、ブロック体Cの頂版上に、厚さ100mmの廃タイヤの破砕片による破砕ゴム片層30を配設した以外は比較例1と同様にして各位置の圧力を測定した。
図5の(b)から、足場4を押圧すると、比較例2よりもさらに圧力はその周囲に分散し、その結果、直方体容器C上において、比較例2よりもさらに大幅に圧力が小さくなることが分かった。
図6乃至図9は、ブロック体Cの頂片上に直接砂Sを配設した場合(比較例1)、ブロック体Cの頂版上にEPSスラブ20を配設した場合(比較例2)およびブロック体Cの頂版上に破砕ゴム片層30を配設した場合(実施例)における、ブロック体Cの上部にかかる加圧の推移を示す。
なお、図6は土被り20cmを、図7は土被り40cmを、また図8は土被り60cmを、さらに図9は土被り80cmを、夫々施した状態におけるブロック体C上部の圧力変化の推移をそれぞれ表す。
本発明のボックスカルバート補強方法の一実施の形態をトンネル構築に適用した状態を示す模式的断面図である。 本発明のボックスカルバート補強方法の他の実施の形態をトンネル構築に適用した状態を示す模式的断面図である。 比較例1におけるブロック体への圧力の変化を示す説明図である。 比較例2におけるブロック体への圧力の変化を示す説明図である。 実施例におけるブロック体への圧力の変化を示す説明図である。 ブロック体の上部に土被り20cmを施した状態の圧力変化の推移である。 ブロック体の上部に土被り40cmを施した状態の圧力変化の推移である。 ブロック体の上部に土被り60cmを施した状態の圧力変化の推移である。 ブロック体の上部に土被り80cmを施した状態の圧力変化の推移である。
符号の説明
1 ボックスカルバート
2 頂版
3 圧力変換器
4 足場
10 破砕ゴム片層
20 粒状ゴム層
A 地盤
a 地盤層
B 直方体容器
C ブロック体
c コンクリートブロック
S 砂

Claims (4)

  1. 地盤内に埋設されたボックスカルバートの少なくとも頂版上に破砕ゴム片層を配設することを特徴とするボックスカルバート補強方法。
  2. 前記破砕ゴム片層をボックスカルバートの頂版上に直接配設する請求項1記載のボックスカルバート補強方法。
  3. 前記破砕ゴム片層をボックスカルバートの頂版上に盛土層と交互に積層する請求項1または2記載のボックスカルバート補強方法。
  4. 前記破砕ゴム片層が廃タイヤの破砕片からなる請求項1〜3のうちいずれかに記載のボックスカルバート補強方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137499A (ja) * 2014-01-23 2015-07-30 鹿島建設株式会社 補強スラブの施工方法
CN108301420A (zh) * 2017-01-11 2018-07-20 嵘标有限公司 建筑填充物及建筑结构

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