JP2015137003A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】リターンばねをフレームの外側に設けることにより、追突時に搭乗者がシートバックへ入り込む量を十分に確保できるようにする。リターンばねを覆うための専用のフィニッシャを用いる必要を無くすことにより、コストを低く抑え、全体形状を小型にする。
【解決手段】クッション側フレーム4を表皮5で覆って成るシートクッション2と、バック側フレーム6を表皮7で覆って成るシートバック3と、シートクッション2に対するシートバック3の傾斜角度を調整可能とするようにクッション側フレーム4とバック側フレーム6とを連結するリクライニング装置15とを有するに車両用シート1である。リクライニング装置15は、フレーム4及び6の外側に設けられたリターンばね21bと、シートクッション側の表皮5又はシートバック側の表皮7から延長して設けられた覆い部材35とを有している。覆い部材35によってリターンばね21bの外側表面を覆う。
【選択図】図3

Description

本発明は、リクライニング装置を備えた車両用シートに関する。
上記車両用シートは、一般に、人がでん部を乗せるシートクッションと、人が背を預けるシートバックとを有している。上記リクライニング装置は、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度を調節可能とさせるための装置である。
(特許文献1)
上記のリクライニング装置として、従来、特許文献1に開示されたものが知られている。この従来のリクライニング装置は、シートバックをシートクッションへ向かう方向(すなわち前傾方向)へ付勢するリターンばねと、シートバックのロック装置と、ロック装置をロック状態とロック解除状態とで切り換える操作レバーとを有している。
上記のロック状態は、シートバックとシートクッションとを相対移動できないように一体的に連結する状態である。上記のロック解除状態は、シートバックをシートクッションに対して自由に回転移動できるようにする状態である。車両の搭乗者は、操作レバーを操作してロック装置をロック解除状態にすることにより、シートバックの傾斜角度を調節することができる。
特許文献1のリクライニング装置においては、リターンばねが、シートバックの骨格構造であるバック側フレーム及びシートクッションの骨格構造であるクッション側フレームの両方の外側に設けられていた。この従来のリクライニング装置においては、リターンばねがフレームの外側に設けられているので、人がリターンばねにぶつかって傷つくおそれがあった。すなわち、特許文献1のリクライニング装置は危害性を有するリターンばねを外側へと突出させないように、プラスチック製のカバー部材等で覆うなどの対策が必要であった。
(特許文献2)
上記のリクライニング装置として、従来、特許文献2に開示されたものが知られている。この従来のリクライニング装置においては、リターンばね(50)がシートの外側(すなわちフレームの外側)に設けられており、そのリターンばね(50)がフィニッシャカバー(A)で覆われている。リターンばね(50)をフィニッシャカバーで覆うことにより、リターンばねの危害性が解消されている。しかしながら、特許文献2に開示されたリクライニング装置においては、フィニッシャカバーを設けることによりコストが高くなるという問題があった。
(特許文献3)
上記のリクライニング装置として、従来、特許文献3に開示されたものが知られている。この従来のリクライニング装置においては、リターンばね(46)がシートのフレームの内側に設けられている。このようにリターンばねがフレームの内側に設けられているので、特許文献3に開示されたリクライニング装置においては、リターンばねの危害性が解消されている。
しかしながら、この従来のリクライニング装置においては、リターンばねをフレームの内側に設けたため、搭乗者がシートに着座している場合に当該車両に他の車両が追突したとき、搭乗者が慣性力のためにシートバックへ入り込む量がリターンばねの存在に起因して少量に規制されるという問題があり、この問題を防止するためには左右のフレームの間隔を広げるなどの対策が必要であった。
特開2012−126246号公報 特開平11−115576号公報 特開平07−236535号公報
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、リターンばねをフレームの外側に設けることにより、追突時に搭乗者がシートバックへ入り込む量を十分に確保できるようにし、しかもフィニッシャを用いる必要を無くすことにより、コストを低く抑えることができるリクライニング装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートは、クッション側フレームを表皮で覆って成るシートクッションと、バック側フレームを表皮で覆って成るシートバックと、前記シートクッションに対する前記シートバックの傾斜角度を調整可能とするように前記クッション側フレームと前記バック側フレームとを連結するリクライニング装置とを有するに車両用シートにおいて、前記リクライニング装置は、前記クッション側フレーム及び前記バック側フレームの外側に設けられており前記シートバックを前傾方向へ付勢するリターンばねと、前記シートクッション側の表皮又は前記シートバック側の表皮から延長して設けられた覆い部材とを有しており、前記覆い部材によって前記リターンばねの外側表面を覆うことを特徴とする。
本発明では、リターンばねがクッション側フレーム及びバック側フレームの外側に設けられる。このような構成ではなく、仮にリターンばねが両方のフレームの内側に配置されているものとすると、搭乗者がシートに着座している車両に他の車両が追突したとき、搭乗者が慣性力のためにシートバックへ入り込む量が、フレームよりも内側に位置しているリターンばねに邪魔されて少ない量に規制されてしまう。こうなると、搭乗者が鞭打ち症を患う可能性が高くなる。
これに対し、本発明では、リターンばねをバック側フレーム及びクッション側フレームの両方のフレームの外側に設けているので、搭乗者がシートバックの内部へ入り込むことがリターンばねによって邪魔されることが無い。これにより、搭乗者が搭乗している車両に他の車が追突したときのような場合、搭乗者はシートバックの内部へ大きな量で入り込むことができ、その結果、鞭打ち症を患う可能性が低くなる。
一方、リターンばねをバック側フレーム及びクッション側フレームの両方のフレームの外側に設けると、結果的にリターンばねがフレームから大きく突出することになるので、人がそのリターンばねにぶつかって傷つく可能性が高くなる。すなわち、危害性が高くなる。しかしながら、本発明ではリターンばねを覆い部材で覆うことにしたので、危害性がを低く抑えることができる。
リターンばねのような突出部材の存在によって危害性が高くなることを防止する手法として、プラスチックのような硬質部材によって形成されたフィニッシャでそのような突出部材を覆うことが考えられるが、この場合には専用部材であるフィニッシャを用いなければならないので、リクライニング装置や車両用シートのコストが高くなるおそれがあるし、リクライニング装置や車両用シートの全体的な形状が大きくなるおそれがある。これに対し、本発明のように表皮から延長された部材である覆い部材によって突出部材であるリターンばねを覆うようにすれば、コストアップを防止できるし、装置を徒に大型にすることも無い。
覆い部材を表皮から延長させる方法は特定の方法に限られない。例えば、覆い部材を表皮に縫い付ける方法、覆い部材を表皮に接着させる方法、表皮を形成している材料そのものを覆い部材として機能するように延長させる方法、等が考えられる。
本発明に係る車両用シートにおいて、前記覆い部材は、前記リターンばねの外側表面を覆う主体部と、当該主体部に連続した折返し部とを有することができる。そしてこの折返し部は前記リターンばねの側面の下部及び裏側表面を覆うことができる。この構成によれば、リターンばねをしっかりと覆うことができる。
本発明に係る車両用シートにおいて、前記折返し部は袋状の収納部を形成できる。そして、この収納部に前記リターンばねを収容することができる。この構成によれば、リターンばねをさらにしっかりと覆うことができる。また、車両用シートの組立作業を簡単に実施できる。
本発明に係る車両用シートにおいては、前記覆い部材のうちの前記リターンばねに対向する面にプレートを設けることができる。そしてこの場合には、プレートは覆い部材よりも硬い部材であることが望ましい。この構成によれば、リターンばねの存在による危害性を確実に低下させることができる。プレートは、縫いつけや、接着によって覆い部材に取り付けることができる。
本発明に係る車両用シートにおいて、前記プレートは樹脂プレートであることが望ましい。プレートは樹脂以外に金属によって形成することができるが、樹脂プレートであれば金属に比べて軽くて取り扱いが容易である。
本発明に係る車両用シートにおいて、前記リターンばねの内側端は前記クッション側フレームから外側方向に突出する突片に固定することができる。また、前記リターンばねの外側端は前記バック側フレームから外側方向に突出する突片に固定することができる。上記の各突片はいずれもフレームの外側へ突出しているので、何等の措置も講じないと人に危害を及ぼす可能性があるが、本発明ではそれらを覆い部材によって覆うので危害を及ぼす可能性が低減されている。
(1) 本発明に係るリクライニング装置及び本発明に係る車両用シートによれば、リターンばねをフレームの外側に設けたので、追突時に搭乗者がシートバックへ入り込む量を十分に確保でき、従って鞭打ち症を患う可能性を低減できる。
(2) このようにリターンばねをフレームの外側に設けることにすると、人がリターンばねにぶつかって傷付く可能性が高くなる(すなわち、危害性が高くなる)という問題がある。この危害性を低下させる手法として、突出部材であるリターンばねを専用のフィニッシャで覆う構成が考えられる。しかしながら、このような専用のフィニッシャを用いると、コストが高くなるし、装置の形状が徒に大きくなるという問題がある。これに対し本発明に係るリクライニング装置及び車両用シートによれば、表皮から延長された覆い部材によってリターンばねを覆うことによってリターンばねの危害性を低減するようにしたので、専用のフィニッシャを用いる場合に比べて、コストを低く抑えることができるし、リクライニング装置や車両用シートを徒に大きくすることもなくなる。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を一方の斜め方向から見た状態を示す斜視図である。 図1の車両用シートを他の斜め方向から見た状態を示す斜視図である。 図1及び図2のA−A線に従ってリクライニング装置の一実施形態を示す断面図である。 図1の車両用シートの一方の側面部分を示す側面図である。 図3のD−D線に従った断面図である。 図2及び図3の矢印Fに従ってリクライニング装置の一方の側面部分の一部分を示す側面図である。
以下、本発明に係るリクライニング装置及び車両用シートを実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(車両用シート)
図1は、本発明に係る車両用シート1を右斜め前方から見た状態を示している。図2は、同じ車両用シート1を左斜め前方から見た状態を示している。図3は、図1及び図2の矢印A−A線に従ってリクライニング装置15を示している。図1及び図2において、車両用シート1は、人のでん部が乗るシートクッション2と、人が背を預けるシートバック3とを有している。シートクッション2は、クッションフレーム4および図示せぬクッションパッドをクッション用表皮5で覆うことによって形成されている。シートバック3は、バックフレーム6および図示せぬバッククッションをバック用表皮7で覆うことによって形成されている。表皮5,7は、例えば、皮、皮革、合成皮革、布等によって形成されている。
クッションフレーム4は多くのフレーム用部品を組み合わせることに形成されているが、図1ではそれらの部品のうちサイドフレーム8a,8bだけが図示されている。バックフレーム6も多くのフレーム用部品を組み合わせることによって形成されているが、図1ではサイドフレーム9a,9bだけが図示されている。バック側サイドフレーム9aとクッション側サイドフレーム8aとは、図3に示すように、ロック機構20aにより相互に回転自在に連結されている。また、バック側サイドフレーム9bとクッション側サイドフレーム8bとは、ロック機構20bにより相互に回転自在に連結されている。左右のロック機構20a,20bは連結ロッド10により連結されており、バック側サイドフレーム9a,9bは連結ロッド10の回転中心と同軸でクッション側サイドフレーム8a,8bに回転自在となるので、この回転移動により、シートバック3の傾斜角度を調節することができる。
(リクライニング装置)
リクライニング装置15はシートバック3の傾斜角度(すなわち、シートバック3のシートクッション2に対する角度)を調節するための装置である。図3において、リクライニング装置15は、操作レバー側リクライニング機構16aと非操作レバー側リクライニング機構16bとを有している。操作レバー側リクライニング機構16aは連結ロッド10の一方の端部に設けられている。非操作レバー側リクライニング機構16bは連結ロッド10の他方の端部に設けられている。
連結ロッド10は、操作レバー側リクライニング機構16aと非操作レバー側リクライニング機構16bとが同期して回転するように、両リクライニング機構16aと16bとに連結されている。連結ロッド10は、両リクライニング機構16aと16bの回転中心と同軸で回転する。
(操作レバー側リクライニング機構)
図3において、操作レバー側リクライニング機構16aは、操作レバー19と、リクライニングデバイス(すなわちロック機構)20aと、連結ロッド10と中心とする渦巻きばねによって形成されたシートリターンばね21aと、連結ロッド10を中心とする他の渦巻きバネによって形成されたレバーリターンばね22とを有している。
操作レバー19は、図1及び図4に示すように、シートバック3及びシートクッション2の外側であって、それらの側面に沿って設けられている。操作レバー19は搭乗者が把持したり指を引っ掛けたりする部分である把持部23を有している。図3において、操作レバー19は連結部材24によって連結ロッド10に連結されている。操作レバー19を図4の矢印Bのように連結ロッド10を中心として回転させて持ち上げたり、矢印Cのように降下させたりすることにより、連結ロッド10を操作レバー19の回転角度分だけ中心線X0を中心として回転移動させることができる。
図5は、図3のD−D線に従った断面図である。図5に示すように、シートリターンばね21aは渦巻きばねであり、内側端27a及び外側端27bを有している。内側端27aはクッション側サイドフレーム8aに固定されている。例えば、図3においてクッション側サイドフレーム8aに立てられた突片28aに固定されている。シートリターンばね21aの外側端27bはバック側サイドフレーム9aに固定されている。例えば、バック側サイドフレーム9aに立てられた突片29a(図3参照)に固定されている。この構成により、バック側サイドフレーム9aは図5においてシートリターンばね21aのばね力により矢印Eで示す前方向へ回転移動するように付勢される。
レバーリターンばね22は、シートリターンばね21aの内部空間内に設けられた渦巻きばねであり、内側端32a及び外側端32bを有している。内側端32aは連結ロッド10の先端に固定されている。外側端32bはクッション側サイドフレーム8aに固定されている。例えば、クッション側サイドフレーム8aに立てられた突片28a(図3参照)に固定されている。この構成により、連結ロッド10は図3で矢印Cで示す方向へ回転移動するように付勢されている。この回転方向は、図4において操作レバー19を矢印C方向へ降下させる方向である。
図3において、リクライニングデバイス20aは、連結ロッド10の周囲において、バック側サイドフレーム9a(図1参照)とクッション側サイドフレーム8a(図1参照)との間に設けられている。リクライニングデバイス20aは、連結ロッド10の中心線X0を中心とした回転角度位置に応じてロック状態とロック解除状態との2つの状態をとることができる。ロック状態は、バック側サイドフレーム9aとクッション側サイドフレーム8aとを一体的に連結させる状態である。ロック解除状態は、それらのフレーム9a,8aを連結させないでそれらを自由に移動させる状態である。このようなリクライニングデバイスは任意の構造によって実現できるが、例えば、特開2012−126246号公報に開示された構造によって実現できる。同公報では、内歯と外歯の噛み合い構造を利用してリクライニングデバイスが構成されている。
リクライニングデバイス20aは、自然状態では、レバーリターンばね22のバネ力(すなわち弾性力)によりロック状態をとるようになっている。すなわち、シートバック3は自然状態においてシートクッション2に固定(すなわち、ロック)されている。図4において人が操作レバー19を矢印B方向へ持ち上げて、図3において連結ロッド10を矢印Bのようにレバーリターンばね22のバネ力に抗して所定の角度だけ回転移動させると、リクライニングデバイス20aはロック解除状態となる。人が操作レバー19から手を離すと、操作レバー19はレバーリターンばね22のバネ力によって図4の矢印C方向へ戻り移動し、連結ロッド10は図3において矢印Cのように回転移動する。これにより、リクライニングデバイス20aはロック状態へ戻る。
本実施形態において、渦巻きばねであるシートリターンばね21aはバック側サイドフレーム9a及びクッション側サイドフレーム8aの両方のフレームの外側に設けられている。また、操作レバー19の根元部分19aは、図1、図3及び図4に示すように、フレーム8a,9aの外側に設けられているシートリターンばね21aを覆っている。つまり、シートリターンばね21aは操作レバー19の根元部分19aに覆われることにより外部に露出しないようになっている。このため、人がシートリターンばね21aにぶつかって傷つくおそれがない。つまり、操作レバー19の根元部分19aでシートリターンばね21aを覆うことにより、突出部材であるシートリターンばね21aおよび突片28a,29aの危害性が低減されている。
従来は、フィニッシャ等といった専用の覆い部材によってリターンばねを覆うことによってリターンばねの危害性を低減していたが、本実施形態ではそのような専用のフィニッシャを用いるのではなく、リクライニング用の操作レバー19によってリターンばねを覆っている。つまり、専用のフィニッシャを用いることなく、操作レバー19を活用することによってリターンばね21aの危害性を低減している。このように部品を共用しているのでコストを低減でき、さらにリクライニング装置を小型に形成できる。
(非操作レバー側リクライニング機構)
図3において、操作レバー側リクライニング機構16aの反対側に設けられた非操作レバー側リクライニング機構16bは、リクライニングデバイス(すなわちロック機構)20bと、連結ロッド10を中心とする渦巻きばねによって形成されたシートリターンばね21bと、シートリターンばね21bを覆うための覆い部材35とを有している。リクライニングデバイス20bは、操作レバー側リクライニング機構16aの構成要素であるリクライニングデバイス20aと同じ構造で同じ機能を果たすロック機構である。
図6は、図2及び図3の矢印Fに従って、車両用シート1の操作レバー19と反対側の側面におけるシートクッション2とシートバック3の連結部分を示している。図6に示すように、シートリターンばね21bは渦巻きばねであり、内側端36a及び外側端36bを有している。内側端36aはクッション側サイドフレーム8bに固定されている。例えば、図3においてクッション側サイドフレーム8bに立てられた突片28bに固定されている。図6のシートリターンばね21bの外側端36bはバック側サイドフレーム9bに固定されている。例えば、図3においてバック側サイドフレーム9bに立てられた突片29bに固定されている。この構成により、バック側サイドフレーム9bは図6においてシートリターンばね21bのばね力により矢印Gで示す前方向へ回転移動するように付勢される。
図3において、リクライニングデバイス20bは、連結ロッド10の周囲において、バック側サイドフレーム9bとクッション側サイドフレーム8bとの間に設けられている。リクライニングデバイス20bは、連結ロッド10の中心線X0を中心とした回転角度位置に応じてロック状態とロック解除状態との2つの状態をとることができる。ロック状態は、バック側サイドフレーム9bとクッション側サイドフレーム8bとを一体的に連結させる状態である。ロック解除状態は、それらのフレーム9b,8bを連結させないでそれらを自由に移動させる状態である。このようなリクライニングデバイスは任意の構造によって実現できるが、例えば、特開2012−126246号公報に開示された構造によって実現できる。同公報では、内歯と外歯の噛み合い構造を利用してリクライニングデバイスが構成されている。
リクライニングデバイス20bは、自然状態では、操作レバー側リクライニング機構16a内のレバーリターンばね22のバネ力によりロック状態をとるようになっている。すなわち、シートバック3は自然状態においてシートクッション2に固定(すなわち、ロック)されている。図4において人が操作レバー19を矢印B方向へ持ち上げて、図3において連結ロッド10を矢印Bのようにレバーリターンばね22のバネ力に抗して所定の角度だけ回転移動させると、リクライニングデバイス20bはロック解除状態となる。人が操作レバー19から手を離すと、操作レバー19はレバーリターンばね22のバネ力によって図4の矢印C方向へ戻り移動し、連結ロッド10は図3において矢印Cのように回転移動する。これにより、リクライニングデバイス20bはロック状態へ戻る。
(覆い部材)
図3において、渦巻きばねであるシートリターンばね21bはバック側サイドフレーム9b及びクッション側サイドフレーム8bの両方のフレームの外側に設けられている。覆い部材35は、シートリターンばね21bの外側表面を覆う主体部35aと、主体部35aに連続した第1の折返し部35bと、その第1の折返し部35bに連続した第2の折返し部35cとを有している。第1の折返し部35bはシートリターンばね21bの側面の下部を覆っている。第2の折返し部35cはシートリターンばね21bの裏側表面を覆っている。図6に示すように、覆い部材35の下端縁、すなわち第1の折返し部35bに相当する部分は円弧形状のような湾曲形状となっている。
覆い部材35は、図3に示すように、シートリターンばね21bの最外周の下端部分に第1の折返し部35bの内面が当接した状態で係合することで、シートリターンばね21bに固定される。
覆い部材35は、その上端部の縫い代37においてバック用表皮7に縫い付けられた状態で、バック用表皮7から延長して設けられている。覆い部材35は、例えば、皮、皮革、合成皮革、布、不職布、織物、等によって形成されている。覆い部材35は表皮7と同じ材質でも良いし、異なる材質でも良い。図3において、第1の折返し部35bと第2の折返し部35cは主体部35aと協働して袋状の収納部38を形成している。そして、この収納部38にシートリターンばね21bの下側の一部分が収納されている。
覆い部材35の主体部35aのうちのシートリターンばね21bに対向する面にプレート41aが設けられている。覆い部材35の第2の折返し部35cのうちのシートリターンばね21bに対向する面にプレート41bが設けられている。プレート41a,41bは図6に示すように、それらの下端縁が湾曲形状となっている。プレート41a及び41bは、それぞれ、覆い部材35の主体部35a及び第2の折返し部35cに縫い付け、接着、等によって固着されている。プレート41a,41bは表皮5,7よりも硬い材料、例えば樹脂、金属によって形成されている。プレート41a,41bとして樹脂を用いる場合は、PP(ポリプロピレン)、発泡PP(ポリプロピレン)等を用いることができる。
本実施形態において、渦巻きばねであるシートリターンばね21bはバック側サイドフレーム9b及びクッション側サイドフレーム8bの両方のフレームの外側に設けられている。そして、プレート41a及び41bが貼り付けられた覆い部材35がシートリターンばね21bを覆っている。つまり、シートリターンばね21bは覆い部材35に覆われることにより外部に露出しないようになっている。このため、人がシートリターンばね21bにぶつかって傷つくおそれがない。つまり、覆い部材35でシートリターンばね21bを覆うことにより、突出部材であるシートリターンばね21bの危害性が低減されている。
従来は、フィニッシャ等といった専用の覆い部材によってリターンばねを覆うことによってリターンばねの危害性を低減していたが、本実施形態ではそのような専用のフィニッシャを用いるのではなく、表皮7から延長させた覆い部材35によってリターンばねを覆っている。つまり、専用のフィニッシャを用いることなく、表皮7を活用することによってリターンばね21bの危害性を低減している。このように部品を共用しているのでコストを低減でき、さらにリクライニング装置を小型に形成できる。
(動作)
本実施形態の車両用シート1及びリクライニング装置15は以上のように構成されているので、図1及び図2に示す車両用シート1に着座した搭乗者は、図1の操作レバー19を図4の矢印Bで示す方向へ持ち上げることにより、図3のリクライニングデバイス20a及び20bをロック解除状態に設定できる。
リクライニングデバイス20a及び20bがロック解除状態になると、シートバック3はシートクッション2に対して自由に回転移動(すなわち、傾斜移動)できる状態になる。この状態で、搭乗者はシートバック3を所望の傾斜角度位置に置くことができる。そして、この状態で搭乗者が操作レバー19から手を離せば、操作レバー19は図3及び図5に示すレバーリターンばね22のばね力によって元の位置へ自然に戻り、同時に図3のリクライニングデバイス20a及び20bが自然にロック状態に戻ってシートバック3が所望の傾斜角度位置に固定保持される。こうして、リクライニング操作が完了する。
(覆い部材の作用効果)
本実施形態では、図3の非操作レバー側リクライニング機構16bにおいてシートリターンばね21bをバック側サイドフレーム9b及びクッション側サイドフレーム8bの両方のフレームの外側に設けている。このような構造でなく、仮にシートリターンばね21bが両方のフレーム9b,8bの内側に配置されているものとすると、搭乗者がシートに着座している車両に他の車両が追突したとき、搭乗者が慣性力のためにシートバックへ入り込む量がフレーム9b,8bよりも内側に位置しているリターンばね21bに邪魔されて少ない量に規制されてしまう。こうなると、搭乗者が鞭打ち症を患う可能性が高くなる。
これに対し、本実施形態では、シートリターンばね21bをバック側サイドフレーム9b及びクッション側サイドフレーム8bの両方のフレームの外側に設けているので、搭乗者がシートバック3の内部へ入り込むことがシートリターンばね21bによって邪魔されることが無い。これにより、搭乗者は他の車が追突したときのような場合にシートバック3の内部へ大きな量で入り込むことができ、その結果、鞭打ち症を患う可能性が低くなる。
一方、シートリターンばね21bをバック側サイドフレーム9b及びクッション側サイドフレーム8bの両方のフレームの外側に設けると、結果的にシートリターンばね21bがフレームから大きく突出することになるので、人がそのリターンばね21bにぶつかって傷つく可能性が高くなる。すなわち、危害性が高くなる。しかしながら、本実施形態ではリターンばね21bを覆い部材35で覆うことにしたので、危害性が高くなることを防止できた。
リターンばね21bのような突出部材の存在によって危害性が高くなることを防止する手法として、プラスチックのような硬質部材によって形成されたフィニッシャでそのような突出部材を覆うことが考えられるが、この場合には専用部材であるフィニッシャを用いなければならないので、リクライニング装置や車両用シートのコストが高くなるおそれがあるし、リクライニング装置や車両用シートの全体的な形状が大きくなるおそれがある。これに対し、本実施形態のように表皮7から延長された部材である覆い部材35によって突出部材であるリターンばね21bを覆うようにすれば、コストアップを防止できるし、装置を大型にすることも無い。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
上記の実施形態では、図1において操作レバー19を設ける側においては、図3に示したように突出部材であるリターンばね21aを操作レバー19それ自体で覆うようにした。しかしながら、これに代えて、操作レバー19側においても、表皮7から延長した覆い部材によってリターンばね21aを覆っても良い。
上記の実施形態ではシートバック3を構成している表皮7を延長させて覆い部材35を形成したが、場合によっては、シートバック3の表皮7に代えてシートクッション2を構成している表皮5を延長させて覆い部材35を形成することも可能である。
上記の実施形態では、図3に示したように、覆い部材35にプレート41a及び41bを固着させることにより、危害性の低減を確実にしている。しかしながら、場合によってはプレート41a,41bを用いることなく、覆い部材35だけによって危害性の低減を達成することも可能である。この場合には、覆い部材35それ自体を硬い材料によって形成することが望ましい。
上記の実施形態では、リターンばね21bの側面の下部を覆う第1の折返し部35b及びリターンばね21bの裏側表面を覆う第2の折返し部35cの両者を、覆い部材35の主体部35aに連続して設けた。しかしながら、場合によっては、リターンばね21bの側面の下部及び裏側表面を覆う部分を設けることなく、リターンばね21bの外側表面を覆う主体部35aだけによって覆い部材35を構成することも可能である。
上記の実施形態では、図3に示したように覆い部材35に袋状の収納部38を形成し、この収納部38の中にリターンばね21bの一部分を収納した。しかしながら、覆い部材35は必ずしも袋状の収納部を持つ必要は無い。
1.車両用シート、2.シートクッション、3.シートバック、4.クッションフレーム、5.クッション用表皮、6.バックフレーム、7.バック用表皮、8a,8b.クッション側サイドフレーム、9a,9b.バック側サイドフレーム、10.連結ロッド、15.リクライニング装置、16a.操作レバー側リクライニング機構、16b.非操作レバー側リクライニング機構、19.操作レバー、20a,20b.リクライニングデバイス、21a,21b.シートリターンばね、22.レバーリターンばね、23.把持部、24.連結部材、27a.渦巻きばねの内側端、27b.渦巻きばねの外側端、28a,28b.突片、29a,29b.突片、32a.渦巻きばねの内側端、32b.渦巻きばねの外側端、35.覆い部材、35a.主体部、35b.第1の折返し部、35c.第2の折返し部、36a.渦巻きばねの内側端、36b.渦巻きばねの外側端、37.縫い代、38.袋状の収納部、41a,41b.プレート

Claims (6)

  1. クッション側フレームを表皮で覆って成るシートクッションと、バック側フレームを表皮で覆って成るシートバックと、
    前記シートクッションに対する前記シートバックの傾斜角度を調整可能とするように前記クッション側フレームと前記バック側フレームとを連結するリクライニング装置と、
    を有するに車両用シートにおいて、
    前記リクライニング装置は、
    前記クッション側フレーム及び前記バック側フレームの外側に設けられており、前記シートバックを前傾方向へ付勢するリターンばねと、
    前記シートクッション側の表皮又は前記シートバック側の表皮から延長して設けられた覆い部材と、を有しており、
    前記覆い部材によって前記リターンばねの外側表面を覆う
    ことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記覆い部材は、前記リターンばねの外側表面を覆う主体部と、当該主体部に連続した折返し部とを有しており、当該折返し部は前記リターンばねの側面の下部及び裏側表面を覆うことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記折返し部は袋状の収納部を形成しており、当該収納部に前記リターンばねが収容されることを特徴とする請求項2記載の車両用シート。
  4. 前記覆い部材のうちの前記リターンばねに対向する面にプレートが設けられており、当該プレートは前記覆い部材よりも硬いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両用シート。
  5. 前記プレートは樹脂プレートであることを特徴とする請求項4記載の車両用シート。
  6. 前記リターンばねの内側端が前記クッション側フレームから外側方向に突出する突片に固定され、前記リターンばねの外側端が前記バック側フレームから外側方向に突出する突片に固定されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の車両用シート。
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