JP2015136898A - 液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出記録装置及び保護基板の形成方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出記録装置及び保護基板の形成方法 Download PDF

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好三 浦崎
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Abstract

【課題】安定したインク吐出ができ、圧電素子の劣化が低減された、高信頼性を有する液滴吐出ヘッドを得る。
【解決手段】液滴吐出ヘッド101は、ノズル孔103を有するノズル板109と、ノズル孔109につながる液室110a内に振動板115を介して圧力を発生させる圧電素子116を有する駆動素子基板112と、圧電素子116との間に空間114を形成した状態で駆動素子基板112に接着剤125を介して接合された保護基板113と、を備えている。保護基板113は空間114を外部雰囲気に接続するための連通孔113bを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、液滴吐出ヘッド、液体カートリッジ、液滴吐出記録装置及び保護基板の形成方法に関するものである。
インクジェットヘッドに利用されるインク吐出方式としては、代表的なものとして例えば圧電方式、静電方式、サーマル方式などが挙げられる。
圧電方式のインクジェットヘッドは、大きく分けて、例えば、ノズル板、駆動素子基板及び保護基板で構成されている(例えば特許文献1を参照。)。
ノズル板はインクを吐出するためのノズル孔を備えている。駆動素子基板は、ノズル孔につながる液室内に振動板を介して圧力を発生させる圧電素子を備えている。その圧電素子は個別電極、圧電体、共通電極などを備えている。また、保護基板は、圧電素子との間に空間を形成した状態で駆動素子基板に接着剤を介して接合される。当該空間は、圧電素子の圧電体駆動を確保するための空間である。
保護基板と駆動素子基板は接着剤によって接合される。その接合処理において、十分な接合強度や工程時間短縮のためには高温ベーク処理が必要となる。このベーク処理によって接着剤からガスが発生する。この出ガスは保護基板と駆動素子基板とによって形成される閉空間内に充満する。このため、この閉空間に圧力が発生する。この圧力は振動板駆動に影響を与えるため、安定したインク吐出が得られないという問題があった。また、このガスが長期に渡り圧電素子の周辺に存在することで圧電素子の劣化、特に圧電体の劣化を招くという問題もあった。
本発明は、安定したインク吐出ができ、圧電素子の劣化が低減された、高信頼性を有する液滴吐出ヘッドを得ることを目的とする。
本発明にかかる液滴吐出ヘッドは、ノズル孔を有するノズル板と、上記ノズル孔につながる液室内に振動板を介して圧力を発生させる圧電素子を有する駆動素子基板と、上記圧電素子との間に空間を形成した状態で上記駆動素子基板に接着剤を介して接合された保護基板と、を備え、上記保護基板は上記空間を外部雰囲気に接続するための連通孔を備えていることを特徴とするものである。
本発明の液滴吐出ヘッドは、安定したインク吐出ができ、圧電素子の劣化が低減された、高信頼性を有する液滴吐出ヘッドを得ることができる。
液滴吐出ヘッドの一実施例を説明するための概略的な分解斜視図である。 同実施例を説明するための概略的な断面図である。 ノズル板とアクチュエータ基板が重ねられた状態を示す概略的な斜視図である。 図3のB−B位置の概略的な断面図である。 図3のC−C位置の概略的な断面図である。 同実施例における接着剤からの出ガスの流れを説明するための概略的な断面図である。 連通孔が設けられていない場合の接着剤からの出ガスの影響を説明するための概略的な断面図である。 保護基板の形成方法の実施例を説明するための概略的な断面図である。 連通孔の形状の例を形成工程とともに説明するための概略的な断面図である。 液体カートリッジの一実施例を説明するための概略的な斜視図である。 液滴吐出記録装置の一実施例を説明するための概略的な斜視図である。 同実施例の機構部を説明するための概略的な側面図である。
本発明の液滴吐出ヘッドは、保護基板において、保護基板と圧電素子との間の空間を外部雰囲気に接続するための連通孔を備えている。この連通孔は、保護基板と駆動素子基板とを接合するための接着剤からの出ガスに起因して上記空間内の圧力が上昇することを低減する。したがって、本発明の液滴吐出ヘッドは、接着剤からの出ガスによる圧力により振動板変位が影響を受けることがないようにすることができる。
また、上記連通孔の存在によって、接着剤からの出ガスが長期に渡って圧電素子近傍に滞留することがなくなる。したがって、本発明の液滴吐出ヘッドは、接着剤からの出ガスに起因する圧電素子の劣化、特に圧電体の劣化を低減することができる。
このように、本発明の液滴吐出ヘッドは、安定したインク吐出ができ、圧電素子の劣化が低減された、高信頼性を有する液滴吐出ヘッドを得ることができる。
本発明の液滴吐出ヘッドにおいて、上記連通孔は上記圧電素子に対向する面に形成されている例を挙げることができる。これにより、例えばインク供給孔やICチップ配置孔など、保護基板に形成される他の孔の工法と同じ工法で連通孔を形成できるので、この態様の本発明の液滴吐出ヘッドは低コスト化を達成できる。ただし、本発明の液滴吐出ヘッドにおいて、連通孔の形成位置は圧電素子に対向する面に限定されない。
本発明の液滴吐出ヘッドにおいて、上記連通孔は、上記空間側から上記外部雰囲気側に向かって孔の断面積が大きくなるテーパ形状を有している例を挙げることができる。これにより、連通孔形成のためのエッチングにおいてエッチレートを早めることが容易であるので、この態様の本発明の液滴吐出ヘッドは工期短縮や低コストを達成できる。ただし、本発明の液滴吐出ヘッドにおいて、連通孔の形状は上記テーパ形状に限定されず、どのような形状であってもよい。
本発明にかかる液体カートリッジは、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと該液滴吐出ヘッドに液体を供給する液体タンクを一体化した液体カートリッジであって、上記液滴吐出ヘッドは本発明の液滴吐出ヘッドであることを特徴とするものである。液滴吐出ヘッドと液体タンクを一体化した液体カートリッジの場合、液滴吐出ヘッドの性能はただちに液体カートリッジ全体の性能につながる。本発明の液体カートリッジは本発明の液滴吐出ヘッドを備えているので、液滴吐出ヘッドに関する信頼性が向上し、ひいては高画質、低コストの液体カートリッジを達成することができる。
本発明にかかる液滴吐出記録装置は、液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出記録装置であって、上記液滴吐出ヘッドは本発明の液滴吐出ヘッドであることを特徴とするものである。本発明の液滴吐出記録装置は、本発明の液滴吐出ヘッドを備えているので、液滴吐出ヘッドに関する信頼性が向上し、ひいては高画質、高速での記録を行うことができる。また高速であるので、インクジェット記録装置全体の消費電力も低減できる。
本発明にかかる保護基板の形成方法は、本発明の液滴吐出ヘッドの上記保護基板を形成するための保護基板の形成方法であって、基板上に、上記空間を形成するためのエッチング処理の際に用いられる第一マスクパターンを形成する工程と、上記基板上及び上記第一エッチング用マスクパターン上に、上記連通孔を形成するためのエッチング処理の際に用いられる第二マスクパターンを形成する工程と、上記第二マスクパターンを用いて上記基板をエッチングして上記基板に貫通孔を形成して上記連通孔を形成する工程と、上記第一マスクパターンを残存させつつ上記第二マスクパターンを除去する工程と、上記第一マスクパターンを用いて上記基板をエッチングして上記基板に上記空間を形成するための凹部を形成する工程と、を含むことを特徴とする。ただし、本発明の液滴吐出ヘッドの保護基板を形成するための方法は、この保護基板の形成方法に限定されず、他の方法であってもよい。
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。本発明は、駆動素子基板と保護基板の接合において圧電素子近傍に形成される空間に関して、保護基板において上記空間を外部雰囲気に接続するための連通孔を備えていることが特徴になっている。
図1は、液滴吐出ヘッドの一実施例を説明するための概略的な分解斜視図である。図2は同実施例を説明するための概略的な断面図である。図2の断面は図1のA−A位置に対応している。図2の断面は便宜上図1に対して上下逆転している。図3はノズル板とアクチュエータ基板が重ねられた状態を示す概略的な斜視図である。図4は図3のB−B位置の概略的な断面図である。図5は図3のC−C位置の概略的な断面図である。図4及び図5の断面は便宜上図3に対して上下逆転している。
インクジェットヘッドである液滴吐出ヘッド101は、ノズルカバー102、ノズル板103、アクチュエータ基板104、バッキンプレート105、ダンパープレート106、フレーム107、FPC(Flexible printed circuits)108を備えている。ノズル板103、アクチュエータ基板104、バッキンプレート105、ダンパープレート106はその順に積層されてノズルカバー102によってフレーム107に固定されている。
ノズル板103に、インク滴を飛翔させるための微細孔である多数のノズル孔109が形成されている。アクチュエータ基板104に、ノズル孔109に個別に連通する個別液室110を備えた液路基板部111が形成されている。個別液室110は加圧液室部110a(液室)、流体抵抗部110b、インク供給部110cを備えている。
ノズル孔109は、対応する個別液室110の加圧液室部110aの先端位置に対応して配置されている。ノズル孔109の径は例えば10〜35μm(マイクロメートル)である。
ノズル板103は、例えばポリイミド等の樹脂フィルムで形成されている。ノズル孔109は例えばレーザー加工によって形成される。また、ノズル板103の材料としては、例えば、電鋳工法によって製造したニッケルの金属プレートや、シリコン、その他金属材料などを用いることもできる。なお、ノズル板103には撥水性の表面処理膜が成膜されている。
アクチュエータ基板104は、大きく分けて、駆動素子基板112と保護基板113を備えている。駆動素子基板112は、ノズル孔109につながる加圧液室部110a内に振動板115を介して圧力を発生させる圧電素子116を有している。保護基板113は圧電素子116との間に空間114を形成した状態で駆動素子基板112に接着剤125を介して接合されている。
アクチュエータ基板104において、個別液室110は、駆動素子基板112の一部として形成されており、例えばシリコンからなる液路基板部111が加工されて形成されている。個別液室110はノズル孔109ごとに設けられている。例えば、液路基板部111は、写真製版技術及びICP(Inductively Coupled Plasma)エッチャーによるフッ素系ガスを用いたシリコン深掘りドライエッチング技術によって形成される。通常、液路基板部111に個別液室110を形成するためのエッチング工程は、駆動素子基板112の表面側に後述する駆動素子部126が形成され、さらに裏面研磨によりシリコン基板厚が100μm程度に薄膜化された後に行なわれる。
駆動素子基板112において、液路基板部111上に振動板115が配置されている。振動板115上に圧電素子116が形成されている。振動板115は圧電素子116により発生した圧力を加圧液室部110a内のインクに伝えるための部位である。
振動板115は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜などの単膜又は複合膜からなり、拡散炉やCVD(Chemical Vapor Deposition)装置等を用いて形成される。振動板115の膜厚は、例えば積層膜の合計膜厚で0.5〜3μm程度である。
圧電素子116は、下部電極117と、下部電極117上に配置された圧電体118と、圧電体118上に配置された上部電極119とを備えている。この実施例では、下部電極117は複数の圧電素子116で共通の電極として用いられ、上部電極119は圧電素子116ごとで個別の電極として用いられる。
圧電素子116の圧電体118は、下部電極117及び上部電極119から供給される電圧によって変位(変形)する。圧電体118の変位によって振動板115が変位し、加圧液室部110a内の圧力が変化する。
圧電体118の材料は、例えばゾルゲル法によって形成されたPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)である。圧電体118の膜厚は例えば1〜2μm程度である。ただし、圧電体118の材料及び膜厚はこれに限定されるものではない。例えば、圧電体118の材料として、PZTの他にBaTiO3(チタン酸バリウム)などがある。
下部電極117及び上部電極119の材料は、例えばPt(白金)、Au(金)、In(インジウム)等の低抵抗材料を挙げることができる。下部電極117及び上部電極119は例えばスパッタ法、写真製版技術及びエッチング技術によって形成される。下部電極117及び上部電極119の膜厚は例えば100〜200nm(ナノメートル)程度である。なお、下部電極117と上部電極119の材料は互いに異なっていてもよい。また、下部電極117の膜厚と上部電極119の膜厚は互いに異なっていてもよい。
振動板115上に圧電素子116を覆って圧電体保護膜120が形成されている。圧電体保護膜120は、例えば、ALD(atomic layer deposition)方式によって成膜されたAl23膜であり、膜厚は40〜60nmである。ただし、圧電体保護膜120はこれに限定されない。
圧電体保護膜120の上に層間絶縁膜121が形成されている。層間絶縁膜121上に配線122が形成されている。配線122と上部電極119は圧電体保護膜120及び層間絶縁膜121に設けられた接続孔を介して電気的に接続されている。また、図示しない領域において、配線122と同時に形成された下部電極用配線が形成されている。この下部電極用配線は圧電体保護膜120及び層間絶縁膜121に設けられた接続孔を介して下部電極117と電気的に接続されている。
層間絶縁膜121は、例えばプラズマCVD方式によって成膜されたシリコン酸化膜である。層間絶縁膜121の膜厚は例えば0.5〜1μmである。
配線122の材料は例えばアルミニウムである。配線122は例えばスパッタ法、写真製版技術及びエッチング技術によって形成される。配線122の膜厚は例えば1〜3μmである。
層間絶縁膜121上に配線122を覆ってパッシベーション膜123が形成されている。パッシベーション膜123は駆動素子基板112の表面を外気から遮断している。配線122のパッド部分上のパッシベーション膜123に、外部入力124と電気的接続をとるためのパッド開口部が形成されている。
パッシベーション膜123の材料は例えばプラズマCVD方式によるシリコン窒化膜である。パッシベーション膜123の膜厚は例えば0.7〜1.5μmである。
下部電極117、圧電体118及び上部電極119をもつ圧電素子116、圧電体保護膜120、層間絶縁膜121、配線122並びにパッシベーション膜123は駆動素子部126を構成している。
外部入力124は例えばIC(Integrated Circuit)チップである。外部入力124は配線122を介して圧電素子116への電圧印加を制御する。外部入力124は、図1に示されたFCP108を介して液滴吐出ヘッド101の外部と電気的に接続される。配線122のパッド部分と外部入力124との接続方法は例えばスタッドバンプ方式である。ただし、外部入力124及び接続方法はこれらに限定されない。
パッシベーション膜123上に接着剤125を介して保護基板113が配置されている。保護基板113は駆動素子基板112の剛性を補完するためのものである。保護基板113は、凹部113aと、連通孔113bと、インク供給孔113cと、外部入力配置孔113dを備えている。
凹部113aは圧電素子116の形成領域を覆う位置に形成されている。凹部113aによって保護基板113と圧電素子116との間に空間114が形成されている。
連通孔113bは空間114を外部雰囲気に接続するための貫通孔である。連通孔113bは圧電素子116に対向する凹部113aの底面に形成されている。ただし、連通孔113bの配置位置はこれに限定されない。連通孔113bは、空間114を外部雰囲気に接続できる構成であれば、どのような位置及び形状で形成されていてもよい。
また、バッキンプレート105は連通孔113bに対応する位置に溝を備えている。この溝は空間114と液滴吐出ヘッド101の外部雰囲気を接続するためのものである。ただし、バッキンプレート105はこの溝を備えていなくてもよい。例えば、接着剤125からの出ガスが連通孔113bを介して空間114外へ十分に排出された後に、アクチュエータ基板104とバッキンプレート105が接合される。これにより、バッキンプレート105が上記溝を備えていなくても、接着剤125からの出ガスに起因する上記不具合は防止される。
保護基板113のインク供給孔113cは個別液室110のインク供給部110cに連通される貫通孔である。インク供給孔113cはパッシベーション膜123、層間絶縁膜121及び振動板115に形成された貫通孔を介してインク供給部110cに連通されている。
外部入力配置孔113dは外部入力124を配置するための貫通孔である。
保護基板113は、例えば厚みが400μm程度のシリコン基板が加工されて形成されたものである。例えば、保護基板113は、写真製版技術及びICPエッチャーによるフッ素系ガスを用いたシリコン深掘りドライエッチング技術によって形成される。
例えば、アクチュエータ基板104における駆動素子基板112と保護基板113の接合は接着剤125を用いた微細接合及び高温ベークにより行われている。また、アクチュエータ基板104(駆動素子基板112)とノズル板103の接合は接着剤(図示は省略)用いた微細接合及び高温ベークにより行われている。ノズル板103とアクチュエータ基板104は例えば一体部品とされている。
次にインクの流れについて説明する。
インク供給孔113cに供給されたインクは、個別液室110のインク供給部110c、流体抵抗部110bを経由して加圧液室部110aに流入する。加圧液室部110aにインクが充填される。
アクチュエータ基板104に実装された外部入力124からの入力(電圧)が配線122を経由して圧電素子116の上部電極119に加わることで圧電体118に変位が発生する。下部電極117は電気的に接地された回路になっている(図示は省略。)。圧電体118の変位は振動板115を介して加圧液室部110a内に圧力を発生させる。これにより、ノズル孔109からインク滴127が射出される。
図6は、上記実施例における接着剤からの出ガスの流れを説明するための概略的な断面図である。図7は、連通孔が設けられていない場合の接着剤からの出ガスの影響を説明するための概略的な断面図である。
図7に示されるように、保護基板113に連通孔113b(図6を参照。)が設けられていない場合、圧電体118が配置されている領域は駆動素子基板112と保護基板113の接合によって形成される閉空間114aとなっている。
駆動素子基板112と保護基板113の接合時に、十分な接合強度を得るため及び工程時間短縮のために、ベーク処理が行われる。その時、接着剤125からガスが発生する。
接着剤125からの出ガスは閉空間114aに滞留するため、閉空間114aは加圧状態となる。また、この加圧状態は、接着剤125の塗布状態によって変化するので、アクチュエータ基板104内及び複数のアクチュエータ基板104間において一定ではない。閉空間114aの圧力はインク吐出の圧力を発生する振動板115に直接影響する。したがって、連通孔113b(図6を参照。)が設けられていない場合においては安定したインク吐出ができない。
また、接着剤125からの出ガスは、長期に渡って、例えば製品自体が破棄されるまで閉空間114aに滞留する。したがって、接着剤125からの出ガスは圧電体118の劣化要因となる。
これに対して、図6に示されるように連通孔113bが設けられている場合、保護基板113と圧電素子116との間に形成された空間114は連通孔113bによって外部雰囲気に接続される。接着剤125からの出ガスは空間114内に滞留することなく外部雰囲気へ開放されるので、空間114内には接着剤125からの出ガスに起因する不規則な圧力は発生しない。したがって、接着剤125からの出ガスは振動板115の駆動に影響を与えることがなく、図6に示された実施例の液滴吐出ヘッド101は安定したインク吐出が得られる。
また、接着剤125からの出ガスの長期滞留もないので、製品の長期使用においても接着剤125からの出ガスに起因して圧電体118が劣化することがない。したがって、図6に示された実施例の液滴吐出ヘッド101は高信頼性のヘッドが得られる。
図8は、保護基板の形成方法の実施例を説明するための概略的な断面図である。図7を参照して、保護基板113の形成工程例を説明する。
図8(a)に示されるように、保護基板の基材である基板130の表面に第一マスクパターンを形成するための第一マスクパターン用膜131を成膜する。基板130は例えばシリコン基板である。第一マスクパターン用膜131は例えばシリコン基板が酸化炉にて酸化処理されて成膜された酸化膜である。
図8(b)に示されるように、第一マスクパターン用膜131上に写真製版技術によってレジストパターン132を形成する。レジストパターン132をマスクにして第一マスクパターン用膜131を例えばドライエッチング処理によってパターニングし、第一マスクパターン131aを形成する。第一マスクパターン131aは、駆動素子基板112と保護基板113との間に空間114(図4を参照。)を形成するためのエッチング処理の際に用いられるマスクパターンである。
図8(c)に示されるように、第一マスクパターン131aを残存させつつレジストパターン132を例えばドライアッシングにより除去する。写真製版技術により、基板130上及び第一マスクパターン131a上にレジストパターンからなる第二マスクパターン133を形成する。第二マスクパターン133をマスクにして例えばICPエッチャーを用いて基板130をエッチングする。これにより、連通孔113bとなる貫通孔が形成される。連通孔113bはアクチュエータ基板104において圧電体118に対向する位置に形成される(図4を参照。)。
なお、この実施例においては、レジストパターン132を一旦ドライアッシングによって除去したが、レジストパターン132を除去せずにレジストの二重塗布によって第二マスクパターン133を形成することもできる。この場合は、レジストパターン132を除去するためのドライアッシング工程が必要なくなるので、工期短縮及びコストダウンに有利である。
図8(d)に示されるように、第一マスクパターン131aを残存させつつ第二マスクパターン133を例えばドライアッシングによって除去する。なお、レジストパターン132が残っている場合はレジストパターン132も除去する。
図8(e)に示されるように、写真製版技術により、基板130上及び第一マスクパターン131a上にレジストパターン134を形成する。レジストパターン134をマスクにして基板130の貫通エッチングを行う。これにより、インク供給孔113cとなる貫通孔と外部入力配置孔113cとなる貫通孔を形成する。
図8(f)に示されるように、第一マスクパターン131aを残存させつつレジストパターン134を例えばドライアッシングにより除去する。第一マスクパターン131aをマスクにして基板130のエッチングを行う。これにより、圧電体118の駆動領域を確保するために圧電体118に対向して配置される空間114を形成するための凹部113aと接着剤逃げ部として機能する凹部113eが形成される。これにより保護基板113の形状が完成される。この工程における基板130のエッチング量(凹部113aの深さ)は例えば50μmである。なお、基板130の厚みは例えば625μmである。
図8(g)に示されるように、酸化膜からなる第一マスクパターン131aを例えばウェットエッチングによって除去する。これにより、連通孔113bが形成された保護基板113の形成工程が完了する。
図9は、連通孔の形状の例を形成工程とともに説明するための概略的な断面図である。
図9の上図は図8(c)に対応している。図8(c)を参照して説明した上記工程において、連通孔113bを形成する際のエッチング条件を変更することにより、連通孔113bの形状を制御できる。
例えば、図9(a)に示されるように、保護基板113に形成する連通孔113bを逆テーパ形状(空間114側から外部雰囲気側に向かって孔の断面積が大きくなる)にすることができる。このような形状は、貫通孔エッチングにおいて、ICPエッチャーでボッシュプロセスを適用し、デポ量を比較的抑えた高速エッチレート条件の適用で可能となる。
そのボッシュプロセスの条件の一例としては、例えば、エッチングステップは、圧力4Pa、コイルパワー2500W、バイアスパワー80W、SF6流量400sccm、ステップ時間3秒とする。デポジションステップは、圧力6Pa、コイルパワー2500W、バイアスパワー0W、C48流量300sccm、ステップ時間2秒とする。下部電極温度は10℃共通とする。
逆テーパ形状の連通孔113bを形成する場合、ストレート形状の貫通孔を形成する場合に比べて高速エッチングが可能となる。つまり、エッチング時間の短縮(工程時間の短縮)が可能であり、すなわちコスト低減を達成できる。
なお、逆テーパ形状の連通孔113bを形成する場合、図9(b)に示されたストレート形状に比べ寸法制御的にはやや劣る。しかしながら、例えば液室隔壁幅の場合は±0.5μm等の厳しい管理が要求されるのに対して、設計上、連通孔113bの寸法制御についてはそれほど厳しい管理は必要としない。連通孔113bの目的は空間114と外部雰囲気とを接続することだからである。したがって、コストを優先させた該逆テーパ形状が有効となる。
ただし、設計上、寸法制御性が要求される場合においては、ストレート形状の連通孔113bを選択することが好ましい。ストレート形状の連通孔113bを形成するためのボッシュプロセスの条件の一例を以下に挙げる。例えば、エッチングステップは、圧力4Pa、コイルパワー2500W、バイアスパワー20W、SF6流量400sccm、ステップ時間1.7秒である。デポジションステップは、圧力4Pa、コイルパワー2500W、バイアスパワー0W、C48流量110sccm、ステップ時間1.3秒である。下部電極温度は10℃共通である。
なお、連通孔113bの形状は図9に示された(a)逆テーパ形状や(b)ストレート形状に限定されない。連通孔113bの形状は、空間114と外部雰囲気とを接続できる形状であればどのような形状であってもよい。
図10は、液体カートリッジの一実施例を説明するための概略的な斜視図である。
液体カートリッジ201は、ノズル孔202等を有する上記実施例の液滴吐出ヘッド203と、液滴吐出ヘッド203に対して液体を供給する液体タンク204とを一体化したものである。
このように液体タンク一体型のヘッドの場合、液滴吐出ヘッド203の性能はただちに液体カートリッジ201全体の性能につながる。したがって、液滴吐出ヘッド203として高密度で信頼性の高い本発明の液滴吐出ヘッドを使用することにより、信頼性の高い液体カートリッジ201を得ることができる。
図11は、画像形成装置の一実施例を説明するための概略的な斜視図である。図12はこの実施例の機構部を説明するための側面図である。
画像形成装置301は、記録装置本体302の内部に印字機構部303等を収納している。印字機構部303は、主走査方向に移動可能なキャリッジ310、キャリッジ310に搭載した本発明を実施した液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド311、記録ヘッド311へインクを供給するインクカートリッジ312等で構成されている。画像形成装置301は、記録装置本体302の下方部には前方側から多数枚の用紙304を積載可能な給紙カセット(又は給紙トレイでもよい。)305を抜き差し自在に装着することができる。また、画像形成装置301は、用紙304を手差しで給紙するための手差しトレイ306を開倒することができる。画像形成装置301は、給紙カセット305又は手差しトレイ306から給送される用紙304を取り込み、印字機構部303によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ307に排紙する。
印字機構部303は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド308と従ガイドロッド309とでキャリッジ310を主走査方向(図12で紙面垂直方向)に摺動自在に保持している。キャリッジ310にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する本発明に係る液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッドが複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交差する方向に配列されている。記録ヘッドはインク滴吐出方向を下方に向けて装着されている。また、キャリッジ310には記録ヘッドに各色のインクを供給するための各インクカートリッジ312が交換可能に装着されている。
インクカートリッジ312は、上方に大気と連通する大気口を有し、下方にはインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を有している。また、インクカートリッジ312は、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。また、記録ヘッドとしてここでは各色の記録ヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよい。
ここで、キャリッジ310は、後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド308に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド309に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ310を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ313で回転駆動される駆動プーリ314と従動プーリ315との間にタイミングベルト316が張装されている。キャリッジ310はタイミングベルト316に固定されており、主走査モータ313の正逆回転によりキャリッジ310が往復駆動される。
給紙カセット305にセットした用紙304を記録ヘッドの下方側に搬送するために、給紙ローラ317、フリクションパッド318、ガイド部材319、搬送ローラ320、搬送コロ321及び先端コロ322が設けられている。給紙ローラ317及びフリクションパッド318は給紙カセット305から用紙304を分離給装する。ガイド部材319は用紙304を案内する。搬送ローラ320は給紙された用紙304を反転させて搬送する。搬送コロ321は搬送ローラ320の周面に押し付けられる。先端コロ322は搬送ローラ320からの用紙304の送り出し角度を規定する。搬送ローラ320は副走査モータ323によってギヤ列を介して回転駆動される。
キャリッジ310の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ320から送り出された用紙304を記録ヘッド311の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材324が設けられている。印写受け部材324の用紙搬送方向下流側には、用紙304を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ325、拍車326が設けられている。さらに用紙304を排紙トレイ307に送り出す排紙ローラ327及び拍車328と、排紙経路を形成するガイド部材329,330が配設されている。
記録時には、キャリッジ310を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド311を駆動することにより、停止している用紙304にインクを吐出して1行分を記録し、用紙304を所定量搬送後次の行の記録を行なう。記録終了信号又は用紙304の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙304を排紙する。
また、キャリッジ310の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッドの吐出不良を回復するための回復装置331が配置されている。回復装置331はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ310は印字待機中にはこの回復装置331側に移動されてキャッピング手段で記録ヘッドをキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段で記録ヘッドの吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(図示は省略)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
このように、画像形成装置301においては本発明を実施した液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド311が搭載されているので、画像形成装置301は高画質、高速での記録を行うことができる。また高速であるので、画像形成装置301全体の消費電力も低減できる。記録ヘッド311の性能はただちに画像形成装置301全体の性能につながるので、本発明を実施した液滴吐出ヘッドからなる信頼性の高い記録ヘッド311を使用することにより、信頼性の高い画像形成装置301を得ることができる。
なお、本発明にかかる画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、これらの複合機などにも適用することができる。また、本発明にかかる画像形成装置は、インク以外の液体、例えばDNA試料やレジスト、パターン材料などを吐出する液滴吐出ヘッドや液滴吐出装置、又はこれらを備えた画像形成装置にも適用することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、上記実施例での数値、材料、配置、個数等は一例であり、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本発明の液滴吐出ヘッドは、上記実施例の液滴吐出ヘッドの構成に限定されない。本発明の液滴吐出ヘッドは、駆動素子基板と保持基板が接着剤によって接合された液滴吐出ヘッドであれば、どのような構成の液滴吐出ヘッドに対しても適用できる。
また、本発明の液滴吐出ヘッドにおいて、1つ液室に複数のノズル孔が配置されていてもよい。
101 液滴吐出ヘッド
103 ノズル板
109 ノズル孔
110a 加圧液室部(液室)
112 駆動素子基板
113 保護基板
113a 凹部
113b 連通孔
114 空間
115 振動板
116 圧電素子
125 接着剤
130 基板
131a 第一マスクパターン
133 第二マスクパターン
201 液体カートリッジ
202 ノズル孔
203 液滴吐出ヘッド
204 液体タンク
301 画像形成装置
311 記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
特開2003?136734号公報

Claims (6)

  1. ノズル孔を有するノズル板と、
    前記ノズル孔につながる液室内に振動板を介して圧力を発生させる圧電素子を有する駆動素子基板と、
    前記圧電素子との間に空間を形成した状態で前記駆動素子基板に接着剤を介して接合された保護基板と、を備え、
    前記保護基板は前記空間を外部雰囲気に接続するための連通孔を備えていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記連通孔は前記圧電素子に対向する面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記連通孔は、前記空間側から前記外部雰囲気側に向かって孔の断面積が大きくなるテーパ形状を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと該液滴吐出ヘッドに液体を供給する液体タンクを一体化した液体カートリッジにおいて、
    前記液滴吐出ヘッドは請求項1から3のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液体カートリッジ。
  5. 液滴を吐出させる液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出記録装置において、
    前記液滴吐出ヘッドは請求項1から3のいずれか一項に記載の液滴吐出ヘッドであることを特徴とする液滴吐出記録装置。
  6. 請求項1に記載された液滴吐出ヘッドの前記保護基板を形成するための保護基板の形成方法であって、
    基板上に、前記空間を形成するためのエッチング処理の際に用いられる第一マスクパターンを形成する工程と、
    前記基板上及び前記第一エッチング用マスクパターン上に、前記連通孔を形成するためのエッチング処理の際に用いられる第二マスクパターンを形成する工程と、
    前記第二マスクパターンを用いて前記基板をエッチングして前記基板に貫通孔を形成して前記連通孔を形成する工程と、
    前記第一マスクパターンを残存させつつ前記第二マスクパターンを除去する工程と、
    前記第一マスクパターンを用いて前記基板をエッチングして前記基板に前記空間を形成するための凹部を形成する工程と、を含むことを特徴とする保護基板の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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