JP2015136278A - 振動波モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能な回転型の振動波モータの提供。【解決手段】 電気—機械エネルギー変換素子と、前記電気—機械エネルギー変換素子に固定された弾性体とから成る振動体と、前記振動体を固定するためのベース部と、前記振動体と加圧接触し、前記振動により移動可能な移動体と、前記振動体と前記移動体とを前記加圧接触させると共に、前記移動体の駆動力を出力部に伝達する加圧部材とを有する回転型の振動波モータであって、前記出力部を前記ベース部に対し回転可能に支持する軸受部を有し、前記軸受部は前記出力部の回転軸方向と直交する方向において前記振動体及び移動体の外周側に配置されていることを特徴とする振動波モータ。【選択図】 図2

Description

本発明は、振動体に移動体を加圧接触させ摩擦駆動する振動波モータに関する。
一般に、振動波モータは、進行性振動波が形成される振動体と、振動体に加圧接触する移動体とを有し、振動体と移動体とを進行性振動波により摩擦駆動させることにより駆動力を得るように構成されている。そのため、振動体と移動体の間に配置される接触部は、振動体の振動に倣って変形しながら、振動体に対して接触と離間を繰り返して駆動力を取り出している。
しかしながら、移動体や振動体が振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を直接受けると、振動体と移動体の接触が不安定となり、速度や発生力にムラが生じたり、局所的な摩耗が発生したり、いわゆる鳴きと呼ばれる騒音が発生したりする。
そこで、出力軸を軸受により固定し、外力の影響を受けにくい構造にした振動波モータが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の振動波モータを図5に示す。
図5において、ベース101に固定された振動体102は円環状をしており、弾性体102bの上部には複数の突起102dが全周にわたって設けられている。
圧電セラミックス102aは、弾性体102bの底面に接着剤にて接着され、モータ駆動時に不図示の駆動回路により位相差を有する2つの交流電圧が印加され、進行性振動波を発生させる。
移動体103は、振動体102の突起102dに摩擦接触する摩擦面を有する接触部103cを有しており、振動体102に対して安定した接触が可能となっている。
移動体103の上面には加圧受け部材104、加圧部材105が取付けられている。加圧部材105の加圧ばね105bの内周部は、出力軸108に焼嵌めされたディスク105aに取付けられており、移動体103の駆動力を出力軸108に伝達している。
出力軸108は、一対の転がり軸受109a、109bによって回転自在に支持されており、転がり軸受109aの内輪は、移動体103を振動体102に適切な力で加圧接触させるための加圧ばね105bの変位量分だけ予圧がかけられている。これにより、転がり軸受109aの径方向のガタが抑制され、出力軸108の径方向の振れを抑えることができる。また、出力軸108の回転軸方向の位置は、一対の転がり軸受109に対して固定されている。これにより、出力軸108が不図示の振動波モータの被駆動部材から回転軸方向に外力を受けても、外力が転がり軸受109に吸収され、振動体102と移動体103には外力がほとんど作用しなくなり、振動波モータの安定した駆動が可能となる。
特開2012−125070号公報
しかしながら、上記図5に示す従来例のような軸受構造を有する振動波モータにおいては、次のような課題を有している。
すなわち、ベース部101の振動体102が固定されている面とは反対側に予圧を受ける転がり軸受109aが配置されている。したがって、転がり軸受109aは、加圧力を負担することになり、定格荷重の大きい軸受を使用することが必要なことから、転がり軸受109aの大きさの分だけ振動波モータが大型化するという課題が生じる。
そこで、振動波モータの薄型化のため、振動波モータの加圧力を下げ、転がり軸受109aに定格荷重の小さい軸受を使用した場合、加圧力に対して出力トルクはほぼ比例すると考えられることから、振動波モータの出力トルクが制限されることになる。
本発明は、上記課題に鑑み、振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能となる振動波モータを提供することを目的とするものである。
本発明の振動波モータは、電気―機械エネルギー変換素子と、前記電気―機械エネルギー変換素子に固定された弾性体とから成る振動体と、前記振動体を固定するためのベース部と、前記振動体と加圧接触し、前記振動により移動可能な移動体と、前記振動体と前記移動体とを前記加圧接触させると共に、前記移動体の駆動力を出力部に伝達する加圧部材とを有する回転型の振動波モータであって、前記出力部を前記ベース部に対し回転可能に支持する軸受部を有し、前記軸受部は前記出力部の回転軸方向と直交する方向において前記振動体及び移動体の外周側に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能となる振動波モータを実現することができる。
本発明の実施例1に係る振動波モータの構成を説明する斜視図。 図1図示の振動波モータの断面図。 本発明の実施例2に係る振動波モータの構成を説明する断面図。 本発明の実施例1に係る振動波モータの変形例を説明する断面図。 従来例における振動波モータの構成を説明する断面図。
本発明を実施するための形態を、以下の実施例により説明する。
実施例1として、本発明を適用した回転型振動波モータの構成例について、図1、2を用いて説明する。
本実施例の振動波モータは、図1に示すように、円環状に形成されており、出力部8の出力取出部8cが不図示の被駆動部材と連結し、被駆動部材を回転運動させる。
図2に、図1に示す振動波モータの断面図を示す。
図2において、振動体2は、電気量を機械量に変換する電気−機械エネルギー変換素子である圧電素子2aと、この圧電素子2aと結合された弾性体2bとによって形成されている。そして、圧電素子2aに駆動電圧(交流電圧)を印加し、公知の技術により、振動体2に進行性の振動波により楕円運動を生じさせ、これによって移動体3を振動体2と摩擦駆動により相対的に回転させる。
弾性体2bは、基部2c、複数の突起部2d、及び基部2cから延出し、弾性体2bをベース部1に固定するためのフランジ部2eから構成されている。フランジ部2eは、固定ねじ6aによって円環状に形成されたベース部1のベース部材1aに締結されている。
突起部2dは、基部2cの外周側に沿って、弾性体2bの中心軸に対して同心円状に配置されている。突起部2dの移動体3側の面が移動体3との摺動面となっている。弾性体2bは、金属製の弾性部材であり、本実施例ではステンレス鋼で形成されている。さらに、耐久性を高めるための硬化処理として、突起部2dの移動体3との摺動面を窒化処理している。
移動体3は、弾性部材で形成された円環状の本体部3a、支持部3b、及び振動体2の突起2dに摩擦接触する摺動面を有する接触部3cから構成されている。本実施例では、移動体3は焼入処理したステンレス鋼で形成されている。
支持部3b及び接触部3cは、ばね性を有する厚みで形成されており、振動体2に対して安定した接触が可能となっている。
移動体3の上面には、ばね受け部材4、加圧部材5が取付けられている。ばね受け部材4は、振動減衰部材である制振ゴム4aと錘部材4bからなる。
制振ゴム4aは円環状であり、振動減衰性能が高いブチルゴムやシリコーンゴム等で形成されている。錘部材4bは円環状の弾性部材であり、本実施例では真鍮で形成されている。制振ゴム4aと錘部材4bにより、振動波モータの駆動中に発生する移動体3の不要な振動の発生を抑え、振動波モータの騒音や出力の低下を防止している。
加圧部材5は、ばね固定部材5aと加圧ばね5b、及び加圧ばねゴム5cからなる。
加圧ばね5bは放射状の板ばねで、加圧力に対して耐力を超えない範囲で十分に変位を確保できる板厚で形成されている。そのため、円板状の板ばねなどに比べ大きな変位をとることができ、振動体2や移動体3の摩耗などの経年変化による加圧力の変化が少ない。加圧ばね5bの内周部は、出力部8の出力取出部8cに焼嵌めされた円環状のばね固定部材5aに取付けられており、移動体3の駆動力を出力部8に伝達している。
加圧ばねゴム5cはブチルゴムやクロロプレンゴム等で形成されている。加圧ばねゴム5cの弾性変形により、錘部材4bの加圧ばねゴム5cが設けられている面の平面度の影響を緩和している。そのため、加圧ばね5bからの加圧力が移動体3に回転方向のムラなく均一に付与され、振動体2と移動体3の安定した接触が保たれている。
出力部8は、軸受取付部8bと、出力取出部8cからなる出力軸8aと、出力軸8aと累合する内周部を備える軸受内輪カバー8d、及び軸受内輪スペーサ8eから構成されている。
出力軸8aは、円環状に形成された軸受取付部8bの外周部に嵌合した内輪を有する2つの転がり軸受9a、9bによって回転可能に支持されている。
転がり軸受(転がり軸受部)9a、9bの外輪は、ベース部1のベース部材1aに嵌合しており、軸受外輪カバー1bと軸受外輪スペーサ1cによってベース部1に固定されている。
転がり軸受9a、9bの内輪は、移動体3を振動体2に適切な力で加圧接触させるための加圧ばね5bの変位量分だけ予圧がかけられている。これにより、転がり軸受9a、9bの径方向のがたが抑制され、出力軸8aの径方向の振れを抑えることができる。
ここで、出力軸8aは、ベース部1に固定された転がり軸受9a、9bに軸支されるとともに、ベース部1に固定された振動体2に対して摩擦接触する移動体3とは、加圧ばね5bを介して接続されている。そのため、出力軸8aに被駆動部材からの回転軸方向の外力が作用すると、出力軸8aとベース部1との間に配置された転がり軸受9a、9bと、加圧ばね5bは並列ばねとして機能し、外力を夫々の回転軸方向の剛性に応じて負担する。転がり軸受9a、9bの回転軸方向の剛性は、加圧ばね5bの回転軸方向の剛性に比べて非常に大きいため、外力の大部分は転がり軸受9a、9bに作用し、加圧ばね5bに作用する外力が大幅に低減される。よって、振動体2と移動体3の摩擦接触している摺動面には外力がほとんど作用しなくなり、振動波モータの安定した駆動が可能となる。
さらに、本実施例では移動体3の上面に制振ゴム4aを設けており、該制振ゴム4aが加圧ばね5bと直列ばねとして作用する構成となっている。そのため、転がり軸受9a、9bと、加圧ばね5b及び制振ゴム4aとの回転軸方向の剛性差が拡大し、振動体2と移動体3との摺動面に作用する外力がさらに抑制できるようになっている。
また、従来構造では、転がり軸受の大きさの分だけ振動波モータが回転軸方向に大型化する課題があった。
これに対して、本実施例では、2つの転がり軸受9a、9bは振動体2及び移動体3よりも前記回転軸方向と直交する方向において外周側に配置されている。また、回転軸方向の位置は、振動体2の圧電素子2aの下面(移動体と接触する面とは反対側の面)の位置と、加圧部材5のばね固定部材5aの上面(移動体側と反対側の面)の位置との間に配置されている。そのため、振動波モータの回転軸方向の大きさを拡大せずに転がり軸受を設けることができ、振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能となる。さらに、軸受の回転軸方向の大きさを維持したまま、軸受の径を大きくすることにより、定格荷重の大きな軸受を使用することができるようになる。これにより、振動波モータを回転軸方向に大型化せずに振動波モータの耐久性を向上することが可能となる。
そして、転がり軸受9a、9bと出力軸8aの軸受取付部8bが振動体2及び移動体3よりも外周側に配置されている。また、ベース部材1a及びばね固定部材5aが円環状に形成されている。これにより、振動波モータに中空領域を確保することができ、該中空領域に被駆動部材への駆動源供給のための電気配線やエアー配管を通したり、反対に被駆動部材からのセンサ信号線等を通したりすることが可能となる。
さらに、出力軸8aは、制振ゴム4a及び加圧ばね5bを介して移動体3と接続されている。そのため、振動波モータの駆動中に発生する移動体3の振動は、制振ゴム4aで減衰されるとともに加圧ばね5bによって振動絶縁され、該振動が転がり軸受9a、9bに伝播するのを抑制している。これにより、移動体3の駆動中の振動の伝播によって生じるフレッチング摩耗等の軸受寿命の低下を回避することができる。ここでフレッチングとは、二つの物体がある接触面圧で接触している状態で、外部荷重による繰り返し応力により接触部で生ずる繰り返しの摩擦力を伴った相対すべりのことをいう。また、フレッチング摩耗とは、フレッチングによる繰り返し応力により、接触面に摩耗損傷が生ずることをいう。
そして、本実施例では、移動体3の駆動力を伝達する加圧部材5のばね固定部材5aは、出力軸8aとは別部材で構成され、焼嵌めにより出力取出部8cに固定されている。これにより、振動波モータの組み立て時に出力取出部8cに対するばね固定部材5aの回転軸方向の固定位置を調整し、振動波モータの加圧力を設定することができる。
仮に、ばね固定部材5aと出力部軸8aとを一体的に形成した場合は以下の問題が発生する。つまり、加圧力は振動波モータを組み立てた時点で一意に決まり、振動体2や移動体3、制振ゴム4a等の構成部品の寸法ばらつきの影響により加圧力はばらつき、その結果、振動波モータの出力もばらついてしまう。これに対して本実施例は、組み立て時に加圧力を調整することができるため、振動波モータの構成部品の寸法ばらつきがあっても、振動波モータの出力のばらつきを抑えることができる。
なお、本実施例において、振動波モータに中空領域を確保するためベース部材1aやばね固定部材5a、及び出力軸8aの軸受取付部8bを円環状に形成したが、本発明はこれらの構成に限定されるものではない。
例えば、振動波モータの摩耗粉の飛散を防止する必要がある環境において振動波モータを使用するような場合には、ベース部材1aやばね固定部材5a、及び出力取出部8cを中実形状で形成してもよい。これにより、振動波モータから外部への摩耗粉の排出を低減することができ、使用環境への影響を抑制することが可能となる。
次に、本実施例の変形例について図4を用いて説明する。図2で示された構成と同機能の構成については同一の番号を付し、それの詳細な説明は省略する。
図1の構成との相違は、出力部8の軸受取付部8bの振動体2側の端部に回転軸に対して垂直に張り出した部位を設けている点である。また、その部位の端面に振動波モータの回転位置を検出するための反射型のエンコーダの被検出部材7aを取り付けている点である。
被検出部材7aは円環状の樹脂フィルムによって形成され、粘着剤等で軸受取付部8bに固定され、出力軸8と一体的に回転する。そして、固定面とは反対側の面にはスリットが印刷されている。
被検出部材7aと対向する位置に、エンコーダの検出器7b、7cが回転方向に対して180度間隔でベース部1のベース部材1aに設けられている。検出器7b、7cを180度間隔で2つ設けることにより、被検出部材7aの偏心による検出誤差を低減することができる。
ここで、出力軸8aは、ベース部1に固定された転がり軸受9a、9bに軸支されるとともに、ベース部1に固定された振動体2に対して摩擦接触する移動体3とは、加圧ばね5bを介して接続されている。このため、振動波モータの長時間の駆動により振動体2や移動体3が摩耗し、移動体3の上面が振動体2に近づいても、加圧ばね5bの変位量が変化するだけで、ばね固定部材5a及び出力軸8aの回転軸方向の位置は変化しない。よって、出力軸8aに固定されたエンコーダの被検出部材7aと、エンコーダの検出器7b、7cの回転軸方向の距離であるギャップ量は変化せず、適切なギャップ量を維持することができる。これにより、エンコーダの信号を安定して取り出すことができ、振動波モータを長期間駆動しても、位置決め精度の低下を抑制することが可能となる。
尚、エンコーダの被検出部材及び検出器を、振動波モータの駆動部分に対し回転軸方向に直列に配置した場合、エンコーダの被検出部材及び検出器の大きさの分だけ振動波モータを回転軸方向に大型化させてしまうという課題があった。
これに対して、図4の構成では、エンコーダの被検出部材7aと検出器7b、7cは振動体2及び移動体3よりも回転軸方向と直交する方向において外周側に配置されている。また、回転軸方向の位置は、振動体2の圧電素子2aの下面(移動体と接触する面とは反対側の面)の位置と、加圧部材5のばね固定部材5aの上面(移動体側と反対側の面)の位置との間に配置されている。そのため、振動波モータの回転軸方向の大きさを拡大せずにエンコーダを設けることができ、振動波モータの位置決め精度の低下を抑制するとともに、薄型化が可能となる。
更に、エンコーダの被検出部材7aを振動体2及び移動体3よりも回転軸方向と直交する方向において外周側に配置したことにより、円環スケールである被検出部材の径を大きくしてスリット数を増加させることができるようになる。これにより、検出器7b、7cを変更せずにエンコーダの分解能を高めることができ、振動波モータの位置決め精度を向上することが可能となる。
更に、出力軸8aは、制振ゴム4a及び加圧ばね5bを介して移動体3と接続されている。そのため、振動波モータの駆動中に発生する移動体3の振動は、制振ゴム4aで減衰されるとともに加圧ばね5bによって振動絶縁され、該振動がエンコーダの被検出部材7aに伝播するのを抑制している。これにより、駆動中の移動体3の振動の伝播によってエンコーダ信号が不安定になることを防ぎ、その結果、振動波モータの位置決め精度が低下することを回避することができる。
尚、エンコーダは反射型の被検出部材7a及び検出器7b、7cを用いたがこれらの構成に限定されるものではなく、例えば透過型のエンコーダの被検出部材及び検出器を用いてもよい。
実施例2として、実施例1とは異なる形態の振動波モータの構成例について、図3を用いて説明する。本実施例は、実施例1に対して、軸受や出力部を図3に示す構造とした点において相違する。本実施例のその他の要素(振動体、移動体等)は、上述した実施例1の対応するものと同一なので、図番の末尾を揃えることにより説明を省略する。
出力部18は、円環状に形成された軸受取付部18bと、出力取出部18cと、カバー部18fからなり、軸受の内輪と外輪の間にころを直交させて配列したいわゆるクロスローラベアリング19の内輪によって回転自在に支持されている。軸受取付部18bと出力取出部18cは固定ねじ16cによって一体的に回転するように締結されている。
クロスローラベアリング19の外輪は、ベース部11のベース部材11aに嵌合しており、軸受外輪カバー11bによってベース部11に固定されている。
出力部18の軸受取付部18bの振動体12側の面には、振動波モータの回転位置を検出するための反射型のエンコーダのスケールである被検出部材17aが取付けられている。被検出部材17aは円環状の樹脂フィルムによって形成され、粘着剤等で軸受取付部18bに固着されている。被検出部材17aの内周部は、出力部18のカバー部18fの外周部と嵌合するように形成されているため、組立時に治具を用いることなく、出力部18と被検出部材17aとを高い同軸度で取り付けることができる。また、被検出部材17aと対向する位置に、エンコーダの検出器17b、17cが回転方向に対して180度間隔でベース部11のベース部材11aに設けられている。
そして、被検出部材17aと対向する位置に、エンコーダの検出器17b、17cが回転方向に対して180度間隔でベース部11のベース部材11aに設けられている。検出器17b、17cを180度間隔で2つ設けることにより、被検出部材17aの偏心による検出誤差を低減することができる。
本実施例においても、出力部18は、ベース部11に固定されたクロスローラベアリング19に軸支されるとともに、ベース部11に固定された振動体12に対して摩擦接触する移動体13とは、加圧ばね15bを介して接続されている。そのため、出力部18に被駆動部材からの回転軸方向の外力が作用すると、出力部18とベース部11との間に配置されたクロスローラベアリング19と、加圧ばね15bは並列ばねとして機能し、外力を夫々の回転軸方向の剛性に応じて負担する。クロスローラベアリング19の回転軸方向の剛性は、加圧ばね15bの回転軸方向の剛性に比べて非常に大きいため、外力の大部分はクロスローラベアリング19に作用し、加圧ばね15bに作用する外力が大幅に低減される。よって、振動体12と移動体13の摩擦接触している摺動面には外力がほとんど作用しなくなり、振動波モータの安定した駆動が可能となる。
そして、制振ゴム14aが加圧ばね15bと直列ばねとして作用する構成となっており、クロスローラベアリング19と、加圧ばね15b及び制振ゴム14aとの回転軸方向の剛性差が拡大し、該摺動面に作用する外力をさらに抑制できるようになっている。
また、振動波モータの長時間の駆動により振動体12や移動体13が摩耗し、移動体13の上面が振動体12に近づいても、加圧ばね15bの変位量が変化するだけで、ばね固定部材15a及び出力部18の回転軸方向の位置は変化しない。よって、出力部18に固定されたエンコーダの被検出部材17aとエンコーダの検出器17b、17cのギャップ量は変化せず、適切なギャップ量を維持することができる。これにより、エンコーダの信号を安定して取り出すことができ、振動波モータを長期間駆動しても、位置決め精度の低下を抑制することが可能となる。また、制振ゴム14a及び加圧ばね15bの働きにより、振動波モータの駆動中に発生する移動体13の振動は、エンコーダの被検出部材17aに伝播するのを抑制されている。
また、本実施例では、クロスローラベアリング19は振動体12及び移動体13よりも回転軸方向と直交する方向において外周側に配置されている。そして、回転軸方向の位置は、振動体2の圧電素子12aの下面(移動体と接触する面とは反対側の面)の位置と、加圧部材15のばね固定部材15aの上面(移動体側と反対側の面)の位置との間に配置されている。そのため、振動波モータの回転軸方向の大きさを拡大せずに転がり軸受を設けることができ、振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能となる。
また、本実施例では、エンコーダの被検出部材17aと検出器17b、17cは振動体12及び移動体13よりも回転軸方向と直交する方向において外周側に配置されている。また、回転軸方向の位置は、振動体2の圧電素子12aの下面(移動体と接触する面とは反対側の面)の位置と、加圧部材15のばね固定部材15aの上面(移動体側と反対側の面)の位置との間に配置されている。そのため、振動波モータの回転軸方向の大きさを拡大せずにエンコーダを設けることができ、振動波モータの位置決め精度の低下を抑制するとともに、薄型化が可能となる。
さらに本実施例において、軸受をクロスローラベアリング19にしたことで、1つの軸受によって出力部18を高剛性に軸支している。これにより、転がり軸受を2つ用いる場合に比べて、振動波モータの軽量化が可能となり、振動波モータを組み込んだ装置の制御性を向上させることが可能となる。また、転がり軸受を2つ設けていた空間にエンコーダの被検出部材17aを設けることができるようになり、振動波モータの外部に別途エンコーダを設けるために振動波モータを大型化することなく、回転検出が可能となる。
また、ベース部材11a及びばね固定部材15aが円環状に形成されている。これにより、振動波モータに中空領域を確保することが可能となっている。
さらに、出力部18は、制振ゴム14a及び加圧ばね15bを介して移動体13と接続されているため、振動波モータの駆動中に発生する移動体13の振動は、クロスローラベアリング19とエンコーダの被検出部材17aに伝播するのを抑制されている。これにより、移動体13の駆動中の振動の伝播によって生じるフレッチング摩耗等の軸受寿命の低下を回避することができる。また、駆動中の移動体13の振動の伝播によってエンコーダ信号が不安定になることを防ぎ、その結果、振動波モータの位置決め精度が低下することを回避することができる。
さらに、本実施例では、出力部18のカバー部18fは回転軸方向に延出しており、エンコーダ検出器17b、17cの被検出部材17aと対向している面よりもベース部材11a側まで延出している。これにより、振動波モータの長期の駆動により振動体12及び移動体13から摩耗粉が発生しても、出力部18の軸受取付部18b及びカバー部18fの内周面に摩耗粉が付着する。よって、エンコーダの被検出部材17a及び検出器17b、17cに飛散してくる摩耗粉の量を低減することができ、振動波モータを長期間駆動しても、位置決め精度の低下を抑制することが可能となる。
以上に説明したように、本発明の上記各実施例の構成によれば、振動波モータの被駆動部材からの外力の影響を抑制するとともに、薄型化が可能となる振動波モータを実現することができる。
1、11 ベース部
2 振動体
2a 圧電素子
3 移動体
8、18 出力部
9a、9b、19 軸受
7a、17a 被検出部材
7b、17b 検出器

Claims (12)

  1. 電気−機械エネルギー変換素子と、前記電気−機械エネルギー変換素子に固定された弾性体とから成る振動体と、前記振動体を固定するためのベース部と、前記振動体と加圧接触し、前記振動により回転する移動体と、前記振動体と前記移動体とを前記加圧接触させると共に、前記移動体の駆動力を出力部に伝達する加圧部材とを有する回転型の振動波モータであって、前記出力部を前記ベース部に対し回転可能に支持する軸受部を有し、前記軸受部は前記出力部の回転軸方向と直交する方向において前記振動体及び移動体の外周側に配置されていることを特徴とする振動波モータ。
  2. 前記軸受は、前記出力部の回転軸方向において、前記振動体の前記移動体と接触する面とは反対側の下面の位置と、前記加圧部材の前記移動体が設けられている面とは反対側の上面の位置との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の振動波モータ。
  3. 前記出力部は、円環状の軸受取付部を有し、前記軸受取付け部の外周部は、前記転がり軸受の内輪によって回転自在に支持されており、前記軸受取付け部の内周部は、前記出力部の回転軸方向と直交する方向において前記振動体及び前記移動体よりも外周側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の振動波モータ。
  4. 前記加圧部材は、前記回転軸方向に変形し加圧力を発生する加圧ばねを有し、前記軸受の前記回転軸方向の剛性は前記加圧ばねの前記回転軸方向の剛性よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の振動波モータ。
  5. 前記加圧部材は、前記回転軸方向に変形し加圧力を発生する加圧ばねと、前記加圧ばねを取付けるためのばね固定部材とを有し、前記ばね固定部材は前記出力部とは別部材で構成されると共に前記出力部と連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の振動波モータ。
  6. 前記移動体と前記加圧部材との間に振動減衰部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の振動波モータ。
  7. 前記加圧部材と前記軸受は、前記出力部の回転軸方向において、前記出力部に対して並列ばねとして作用するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の振動波モータ。
  8. 前記軸受は、転がり軸受或いはクロスローラベアリングであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の振動波モータ。
  9. 前記振動波モータの回転位置を検出するエンコーダを有し、前記エンコーダの被検出部材は前記出力部に設けられ、前記エンコーダの検出器は前記被検出部材に対向する位置で前記ベース部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動波モータ。
  10. 前記エンコーダの被検出部材と検出器は、前記出力部の回転軸方向と直交する方向において前記振動体及び移動体の外周側に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の振動波モータ。
  11. 前記エンコーダの前記被検出部材は、前記出力部の回転軸方向において、前記振動体の前記移動体と接触する面とは反対側の下面の位置と、前記加圧部材の前記移動体が設けられている面とは反対側の上面の位置との間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の振動波モータ。
  12. 前記エンコーダの前記検出器は、前記出力部の回転軸方向において、前記振動体の前記移動体と接触する面とは反対側の下面の位置と、前記加圧部材の前記移動体が設けられている面とは反対側の上面の位置との間に配置されていることを特徴とする請求項10または請求項11のいずれかに記載の振動波モータ。
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