JP2015134154A - ミラー部及びデンタルミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】口腔内での頬粘膜等の圧排時に不快感や痛みを与えるような不都合を発生させることなく術野を容易に広く拡げることができ、吸水を楽にできる等治療を行い易くできるミラー部及びデンタルミラーを提供すること。【解決手段】デンタルミラーDに用いられるミラー部10において、ミラー1を保持するミラー保持部2のミラー1とは反対側の面fを曲面状に膨出させてある。【選択図】 図3

Description

この発明は、ミラー部及びデンタルミラーに関するものである。
歯科医療や口腔内検査等のため口腔内に挿入されるデンタルミラーとして、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。これは、ミラーと裏面側がフラットな面に形成されているミラー保持部とこの保持部に連設された柄とを備える。
特開2007−20734号公報
しかしながら、上記従来のデンタルミラーは奥歯や前歯等の治療対象部位を見るだけのものとして使用されており、これら治療対象部位の治療のために必要なスペースの確保、いわゆる、術野の確保(術野の拡大)の際患者に不快感や痛みを与えるおそれがある。すなわち、上記従来のデンタルミラーにおいては、口腔内へミラーを挿入して頬粘膜等を圧排する際にはミラーの裏面側のフラットな面やその周縁角部が頬粘膜等に強く当たることは避けられず、そのために治療をし易くする(術野を拡げる)目的で口腔内を広く開口しようとして柄に力を入れると患者に不快感を与えたり痛みが走るおそれがあり、口腔内での圧排時に不快感や痛みを与え難いデンタルミラー、及びデンタルミラーに用いられるミラー部が望まれていた。
この発明の目的は、口腔内での頬粘膜等の圧排時に不快感や痛みを与えるような不都合を発生させることなく術野を容易に広く拡げることができ、吸水を楽にできる等治療を行い易くできるミラー部及びデンタルミラーを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明は、デンタルミラーに用いられるミラー部において、ミラーを保持するミラー保持部のミラーとは反対側の面を曲面状に膨出させてあるミラー部を提供する(請求項1)。
そして、この発明は、ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が円形又はほぼ円形である請求項1に記載のミラー部を提供する(請求項2)。
さらに、この発明は、ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が楕円形又はほぼ楕円形である請求項1に記載のミラー部を提供する(請求項3)。
また、この発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のミラー部と、柄部とを有するデンタルミラーを提供する(請求項4)。
また、この発明は、前記柄部とミラー保持部とを繋ぐネック部を有する請求項4に記載のデンタルミラーを提供する(請求項5)。
また、この発明は、前記柄部をミラー部に対し位置変更可能としてある請求項4または請求項5に記載のデンタルミラーを提供する(請求項6)。
また、この発明は、側面視において、ネック部は柄部の軸方向に対し後方へ傾斜した状態で設けられている請求項5又は請求項6に記載のデンタルミラーを提供する(請求項7)。そして、この発明は、正面視において、ネック部は柄部の軸方向に対し一側方へ傾斜した状態で設けられている請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のデンタルミラーを提供する(請求項8)。しかも、この発明は、前記柄部を前記ミラーのミラー表面に対し接近する方向及び離間する方向に位置変更可能としてある請求項6に記載のデンタルミラーを提供する(請求項9)。
請求項1に記載された発明では、ミラーを保持するミラー保持部のミラーとは反対側の面を曲面状に膨出させてあるので、その曲面状に膨出させてある部分で例えば頬粘膜を圧排でき、それによって口腔内での頬粘膜等の圧排時に不快感や痛みを与えるような不都合を発生させることがないといった効果を奏する。又、術野の拡大のため同じ程度の力加減で頬粘膜を圧排してもフラットな面を用いる場合に比べて口腔内を容易に広く開口することができ(口腔内を広げ易くすることができ)て開口操作を容易にでき、その結果、従来のフラットな面のものと比較してより抵抗なく術野を拡大することが可能となって、例えばバキュームチップの挿入が容易になり、吸水を楽にできる(吸水し易い)等治療がし易くなるといった効果がある。
また、請求項3に記載された発明では、ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が楕円形又はほぼ楕円形であるので、上記効果に加えて、奥歯や前歯等の治療対象部位を見る場合に有効な特有の効果を奏するミラー部を提供することができる。例えば奥歯を見る場合、操作者はミラー保持部及び/又はミラーの長軸方向に沿わせながらミラー部を口腔内へ挿入することができ、それによって、奥歯の術野を容易に拡大することができて奥歯を見易くすることができる一方、例えば前歯を見る場合には、操作者はミラー保持部及び/又はミラーの短軸方向に沿わせながらミラー部を口腔内へ挿入することにより前歯の術野の確保を容易にできる。
さらに、請求項6に記載された発明では、前記柄部をミラー部に対し位置変更可能としてあるので、奥歯や前歯等の治療対象部位に応じて使い分けするための複数のデンタルミラーを用意することなく一つのデンタルミラーでいずれの治療対象部位にも使い分けすることができる。すなわち、例えば、奥歯を見るため操作者は、前記柄部をミラー保持部及び/又はミラーの長軸方向に沿って位置させることができる一方、例えば、前歯を見るため前記柄部をミラー保持部及び/又はミラーの短軸方向に沿うようミラー部に位置させることができる。
この発明の第1の実施形態に係るデンタルミラーを示す正面図である。 上記実施形態を示す背面図である。 上記実施形態を示す右側面図である。 上記実施形態を示す平面図である。 上記実施形態を示す底面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 (A)は、この発明の第2の実施形態に係るデンタルミラーを示す左側面図である。(B)は、上記第2の実施形態を示す正面図である。 (A)は、この発明の第3の実施形態に係るデンタルミラーの使用状態を示す正面図である。(B)は、上記第3の実施形態におけるネック部とミラー保持部の接続状態を示す要部構成説明図である。 上記第3の実施形態の変形例を示す正面図である。 この発明の第4の実施形態に係るデンタルミラーの概略縦断面図である。 上記第4の実施形態に係るデンタルミラーを示す要部説明図である。 (A)は、上記第4の実施形態の変形例を示す要部構成説明図である。(B)は、上記第4の実施形態の別の変形例を示す要部構成説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1〜図6において、デンタルミラーDは、薄型で円盤状のミラー1と、このミラー1を保持するミラー保持部2と、柄部3と、前記ミラー保持部2と柄部3とを繋ぐネック部4とを有している。そして、ミラー保持部2のミラー1とは反対側の面fは曲面状に膨出して曲面状膨出部5を形成している。さらに、この実施形態では、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とが別体に形成されている。すなわち、柄部3の一端側にネジ孔11を設ける一方、ネジ孔11に螺着可能な雄ネジ12がネック部4の端部Sから突出状態で延設されている。図1〜図3におけるS’は、柄部3にネック部4を接続した際の、柄部3の端部とネック部4の端部Sの当接箇所である。なお、柄部3とネック部4の着脱手段はネジ方式に限られるものではない。また、前記曲面状膨出部5の曲面形状は、半球状、ドーム形状、その他の膨出曲面でも可能である。また、ミラー1の正面視形状が円形であるが、円形に近いほぼ円形であってもよい。
さらに、この実施形態では、図1に示す正面視において、ネック部4は柄部3の軸方向に対し左側方へ極小角度Δだけ傾斜した状態で設けられている。すなわち、図1において、両矢印aで示す方向を柄部3の軸方向とし、両矢印bで示す方向をネック部4の軸方向とすると、ネック部4は柄部3の軸方向(a方向)に対し一側方(反時計まわりの方向)へ極小角度Δだけ傾斜した状態で設けられており、左右非対称である。尚、左右対称としてもよいことは勿論である。
さらに、図3に示す右側面視において、ネック部4は柄部3の軸方向(a方向)に対し後方へ鋭角θだけ傾斜した状態で設けられている。すなわち、図3において、両矢印eで示す方向をネック部4の軸方向とすると、ネック部4はa方向に対し後方(時計まわりの方向)へ鋭角θだけ傾斜した状態で設けられている。
ミラー1は例えば平面鏡であり、この場合ミラー表面1aはa方向に平行である。ミラー1は、ミラー1を載置収容するための正面視円形の凹入部分6に接着等により取り付けられている。この凹入部分6はミラー保持部2の中央位置に形成されている。また、前記凹入部分6は、ミラー1の厚みと同一あるいはほぼ同一の深さを有する。また、前記柄部3は、この実施形態では細い円柱形状である。そして、この実施形態では、操作者が扱うのに便利なように、前記柄部3の親指が当たる図1に例えばRで示す柄部領域には、滑り止め機能を発揮させるため、例えば、多数の凹凸を交互に連続して形成してもよい。
なお、この実施形態のデンタルミラーDは以下に示すような工夫が施されている。
(1)上述したように、ネック部4はa方向に対し正面視において一側方(反時計まわりの方向)へ極小角度Δだけ傾斜した状態で設けられている(図1参照)。(2)上述したように正面視形状が円形のミラー1が取り付けられている凹入部分6の内周mは円である。しかし、ミラー保持部2の外周nは左右対称に形成されてはいない。例えば図1の正面図において、ミラー保持部2の外周形状は、大部分を占める円弧領域g〜hと直線領域h〜iに構成されており、ミラー保持部2の外周形状は、左右非対称に構成されている。なお、ミラー保持部2の外周形状をほぼ円形である場合を示したが、この発明はミラー保持部2の外周形状を円形としてもよい。
而して、この実施形態のデンタルミラーDは、曲面状に膨出する部分5で例えば頬粘膜を圧排でき、それによって口腔内での頬粘膜等の圧排時に不快感や痛みを与えるような不都合を発生させることがない。又、同じ程度の力加減で頬粘膜を圧排してもフラットな面を用いる場合に比べて口腔内を容易に広く開口することができ(口腔内を広げ易くすることができ)て開口操作を容易にでき、その結果、例えばバキュームチップの挿入が容易になり、吸水を楽にできる等治療を行い易くできるといった利点もある。
また、ネック部4をa方向に対し後方へ鋭角θだけ傾斜した状態で設けることにより、介助者にこのデンタルミラーDを保持させることが可能となり、治療をより行い易くできる。
また、ネック部4をa方向に対し一側方(反時計まわりの方向)へ極小角度Δだけ傾斜した状態で設けることにより、口腔内へミラー1が挿入された状態では、操作者の手前に柄部3を位置させることができて柄部3を持ち易くでき、その結果、操作し易くできるデンタルミラーDを提供することができる。
(変形例)なお、第1の実施形態では、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とを別体に形成したものを示したが、この発明では、柄部3、ネック部4、ミラー保持部2を一体に形成してもよい。
(変形例)また、第1の実施形態では、ミラー1の表面1aが柄部3の軸方向(a方向)に平行であるデンタルミラーDを示したが、この発明では、図3において仮想線で示すように、デンタルミラーDが、側面視において、a方向に対し右又は左に位置している柄部を有してもよい。
上記第1の実施形態では、ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が円形又はほぼ円形である場合を示した。
(第2の実施形態)
図7(A)、図7(B)は、ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が楕円形又は ほぼ楕円形であるこの発明の第2の実施形態に係るデンタルミラーを示す。図7(A)、図7(B)において、図1〜図6に示す符号と同一のものは、同一又は相当物である。
この第2の実施形態は、第1の実施形態とは異なり、薄型で正面視形状が楕円形のミラー1と、このミラー1を保持する正面視形状が楕円形のミラー保持部2と、柄部3と、
前記ミラー保持部2と柄部3とを繋ぐネック部4とを有している。そして、この実施形態では、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とが別体に形成されている。すなわち、柄部3の一端側にネジ孔11を設ける一方、ネジ孔11に螺着可能な雄ネジ12がネック部4の端部Sから突出状態で延設されている。なお、柄部3とネック部4の着脱手段はネジ方式に限られるものではない。さらに、この第2の実施形態では、上記第1の実施形態と異なり、細い円柱形状の柄部3に対し、ネック部4を板状、すなわち、平板状に構成している。なお、この発明において、ミラー保持部2及び/又はミラー1の正面視形状がほぼ楕円形とは、正面視形状が真の楕円形ではなく長軸方向の先端がやや尖っているようなものや、長軸方向の両端が先細りに構成されているもの、鶏の玉子に近い形状のもの、スプーンの掬い部に近い形状のもの等を含む。
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態で示したように、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とを別体に形成して、ネック部4を介して両者3,を着脱できるように構成している。そして、この第2の実施形態と上記第1の実施形態の異なる点は、ミラー保持部2及び/又はミラー1の正面視形状を、第1の実施形態では円形又はほぼ円形としたのに対し、第2の実施形態では楕円形又はほぼ楕円形に構成している点である。すなわち、図7(B)に示すように、ミラー保持部2及びミラー1の正面視形状は楕円形に構成されている。尚、図7(A)のX−X線断面の形状は図6と同じである。
(変形例)なお、第2の実施形態では、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とを別体に形成したものを示したが、この発明では、柄部3と、ネック部4、ミラー保持部2とを一体に形成してもよい。
(変形例)なお、この第2の実施形態においては、側面視において、柄部3の軸方向(a方向)に対しそれぞれ一仮想線で示すように上又は下に位置している柄部を有するデンタルミラーDを提供することもできる。
図8は、この発明の第3の実施形態を示す。図8において、図1〜図7に示す符号と同一のものは、同一又は相当物である。
(第3の実施形態)この第3の実施形態では、ミラー保持部2及び/又はミラー1の正面視形状が楕円形又はほぼ楕円形であるミラー部10’と、柄部3と、柄部3とミラー保持部2とを繋ぐネック部4とを有し、柄部3及びネック部4、ミラー保持部2に対し位置変更可能としてある一本のデンタルミラーDを提供する。図8(A)は、一本のデンタルミラーDで複数の治療対象部位に使い分けすることができることを説明するための図であり、例えば奥歯を見る場合と前歯を見る場合の柄部3及びネック部4のミラー保持部2に対する接続状態を示している。図8(B)は、ネック部4とミラー保持部2の着脱自在な接続状態を示している。この第3の実施形態は、柄部3と、ネック部4と、曲面状膨出部5を含むミラー保持部2との三者を別体に形成している。すなわち、柄部3の一端側に雄ネジ13を設ける一方、雄ネジ13に螺着可能な雌ネジ14がネック部4の一方端部Sに設けられている。これにより、柄部3とネック部4が着脱自在に接続される。さらに、ネック部4の他方端部が曲面状膨出部5の所定位置に形成されたネジ穴15、16に螺着されるよう構成されている。所定位置とは、例えば奥歯を見る場合と前歯を見る場合に好適な位置で二箇所存在する。奥歯を見る場合の好適な位置は、ミラー保持部2及び/又はミラー1の長軸方向に沿う位置である。また、前歯を見る場合の好適な位置は、ミラー保持部2及び/又はミラー1の短軸方向に沿う位置である。前記二箇所のネジ穴15、16は同一形状をなしており、ネジ穴15、16内にネック部4の他方端部が螺着可能に構成されている。図8(B)における17は、ネック部4の他方端部に設けられているネジで、ネジ穴15、16に螺合するよう構成される。これにより、柄部3及びネック部4ミラー保持部2に対し位置変更可能に固定できる。又、図9の両矢印に示すように、柄部3及びネック部4(ネック部4が存在しないときは柄部3のみ)をミラー保持部2に対し回動自在とし、適宜位置で固定できるようにしてもよい。尚、図9では90度の範囲で位置変更できるものを示してあるがこれよりも広い範囲(例えば120度)あるいは狭い範囲で位置変更可能としてもよい。
(変形例)尚、第3の実施形態では、柄部3とネック部4を別体に形成したものを示したが、この発明では、柄部3とネック部4を一体に形成してもよい。又、ネック部4を省略して柄部3を直接ミラー保持部2に繋いでもよい。
(変形例)また、第3の実施形態では、柄部3及びネック部4をミラー保持部2に対し位置変更可能にする構成として、ネック部4をミラー保持部2に着脱自在に固定する構成を採用したが、この発明では、例えば前記二箇所の所定位置を繋ぐガイド空間を曲面状膨出部5に形成し、柄部3及びネック部4がそのガイド空間を回動自在に移動し、所定位置において例えばロックナットでネック部4を固定する構成を採用することもできる。
また、上記各実施形態において、ネック部4の断面形状は、丸棒状、角棒状、平板状等種々の形状が適用可能である。また、柄部3の断面形状は、丸棒、角棒等種々の形状が適用可能である。
(第4の実施形態)尚、図7(A)では、使用目的に応じいずれかが選択される3本の柄部3を示したが、図10、図11は、柄部3を取り替えることなく1本の柄部3を連続的に任意の位置に上下位置変更できるこの発明の第4の実施形態を示す。図10、図11において、図1〜図9に示す符号と同一のものは、同一又は相当物である。
この第4の実施形態では、ミラー1の表面1aに直交する面において1本の柄部3が連続的に任意の位置に上下位置変更できるように構成してある。図10、図11において、ミラー保持部2と柄部3とを繋ぐネック部4は、その一端に形成されている縦断面略C字状の半割り筒状部4aを有している。半割り筒状部4aは、前記直交する面を通るよう周方向に沿って形成された帯状(一の字状)の切欠Pを有する。この帯状の切欠Pは、柄部3側からミラー保持部2側をみたときに例えば横長の矩形に形成されている。一方、柄部3は、筒状部4aの右開口Kから筒状部4a内に挿入可能な大きさの円柱状部20を一方端部に有する。この円柱状部20は、一端(右端)に頭部21を、他端(左端)に雌ネジ22を有する。円柱状部20は雌ネジ22側から筒状部4a内に挿入されるよう形成されている一方、頭部21は、挿入時に筒状部4a内に進入できない大きさに形成されている。すなわち、円柱状部20を筒状部4a内へ挿入した後に頭部21が筒状部4aの右開口Kに当接した状態で、雌ネジ22が左開口K’から突出するよう構成されている。23はナット状体で、これは左開口K’から突出する雌ネジ22を締付けて柄部3を任意の上下の位置に固定する。而して、使用目的に応じて柄部をその都度取り替えることなく、この実施形態では、円柱状部20を一旦筒状部4a内へ挿入すれば、後は、柄部3を上下方向に回動させてナット状体23で柄部3を任意の角度に固定するだけでよい。そして、ナット状体23を緩めるだけの容易な作業で、別の任意の角度に柄部3を設定でき、その後ナット状体23を締付けるだけの容易な作業で、ミラー1の表面1aに直交する面において、柄部3がミラー1の表面1aよりも上方に位置する方向(柄部3をミラー1のミラー表面1aに対し接近する方向)及び柄部3がミラー1の表面1aよりも下方に位置する方向(柄部3をミラー1のミラー表面1aに対し離間する方向)あるいは柄部3をミラー1のミラー表面1aに対し平行な方向等に位置変更可能にできる。
(変形例)尚、第4の実施形態では、筒状部として、帯状の切欠Pが形成された縦断面略C字状の半割り筒状部4aを示したが、帯状の切欠Pに代えて、図12(A)に示すような、略逆T字状の切欠Pが形成された筒状部4aを用いてもよい。なお、この実施形態では、柄部3のうち、円柱状部20との連結個所を切欠P内を通過するよう細く形成してある。尚、固定は適宜ネジ部材N等を用いて行えばよい。
(変形例)また、この発明では、図12(B)に示すような、略十字状の切欠Pが形成された筒状部4aを用いてもよい。
上記第4の実施形態では、柄部3とネック部4との連結構造を設けたが、この発明は、上記第4の実施形態で用いた連結構造をミラー保持部2とネック部4との間あるいはミラー保持部2と柄部3との間(ネック部が存在しない場合)にも適用できる。
1 ミラー
2 ミラー保持部
10 ミラー部
f ミラー保持部のミラーとは反対側の面
D デンタルミラー

Claims (9)

  1. デンタルミラーに用いられるミラー部において、ミラーを保持するミラー保持部のミラーとは反対側の面を曲面状に膨出させてあるミラー部。
  2. ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が円形又はほぼ円形である請求項1に記載のミラー部。
  3. ミラー保持部及び/又はミラーの正面視形状が楕円形又はほぼ楕円形である請求項1に記載のミラー部。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のミラー部と、柄部とを有するデンタルミラー。
  5. 前記柄部とミラー保持部とを繋ぐネック部を有する請求項4に記載のデンタルミラー。
  6. 前記柄部をミラー部に対し位置変更可能としてある請求項4または請求項5に記載のデンタルミラー。
  7. 側面視において、ネック部は柄部の軸方向に対し後方へ傾斜した状態で設けられている請求項5又は請求項6に記載のデンタルミラー。
  8. 正面視において、ネック部は柄部の軸方向に対し一側方へ傾斜した状態で設けられている請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のデンタルミラー。
  9. 前記柄部を前記ミラーのミラー表面に対し接近する方向及び離間する方向に位置変更可能としてある請求項6に記載のデンタルミラー。

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