JP2003010200A - 骨接合用中空スクリュー及び着脱工具 - Google Patents
骨接合用中空スクリュー及び着脱工具Info
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- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/84—Fasteners therefor or fasteners being internal fixation devices
- A61B17/86—Pins or screws or threaded wires; nuts therefor
- A61B17/8605—Heads, i.e. proximal ends projecting from bone
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- A61B17/8875—Screwdrivers, spanners or wrenches
- A61B17/8877—Screwdrivers, spanners or wrenches characterised by the cross-section of the driver bit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨接合用中空スクリューの頭部が欠けてし
まったり、該着脱工具が該骨接合用中空スクリューから
離脱してしまったり、該骨接合用中空スクリューの本体
が折損してしまうことなく、ねじ込みや取り出し作業を
行え、レントゲン撮影においても該骨接合用中空スクリ
ューの外観から種類の判別が容易に出来る骨接合用器具
を提供する。 【解決手段】骨接合用中空スクリューの頭部側面に平面
を有することで側面の外観に変化を持たせ、レントゲン
撮影においても該骨接合用中空スクリューの外観からス
クリューの種別が出来ることで工具の選定を容易にし、
スクリュー頭部の側面と着脱工具の外管部との係合を安
定させ、且つスクリュー頭部の挿入口と着脱工具の挿入
部とが係合するように骨接合用中空スクリューと着脱工
具を構成する。
まったり、該着脱工具が該骨接合用中空スクリューから
離脱してしまったり、該骨接合用中空スクリューの本体
が折損してしまうことなく、ねじ込みや取り出し作業を
行え、レントゲン撮影においても該骨接合用中空スクリ
ューの外観から種類の判別が容易に出来る骨接合用器具
を提供する。 【解決手段】骨接合用中空スクリューの頭部側面に平面
を有することで側面の外観に変化を持たせ、レントゲン
撮影においても該骨接合用中空スクリューの外観からス
クリューの種別が出来ることで工具の選定を容易にし、
スクリュー頭部の側面と着脱工具の外管部との係合を安
定させ、且つスクリュー頭部の挿入口と着脱工具の挿入
部とが係合するように骨接合用中空スクリューと着脱工
具を構成する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、骨折した部分の骨
を接合するために使用する骨接合用器具に関する。
を接合するために使用する骨接合用器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、骨折した骨を接合するために使用
されている骨接合用中空スクリューは、外科手術の初期
過程から使用するガイドピンが該接合用中空クスクリュ
ーの全長を貫通することが出来るように中空に形成さ
れ、該骨接合用中空スクリューの表面にネジ山と該骨接
合用中空スクリューを骨にねじ込むためのドライバー等
の着脱工具と係合する溝が設けられた頭部により形成さ
れていた。
されている骨接合用中空スクリューは、外科手術の初期
過程から使用するガイドピンが該接合用中空クスクリュ
ーの全長を貫通することが出来るように中空に形成さ
れ、該骨接合用中空スクリューの表面にネジ山と該骨接
合用中空スクリューを骨にねじ込むためのドライバー等
の着脱工具と係合する溝が設けられた頭部により形成さ
れていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記骨接合用中空スク
リューは外科手術において、該骨接合用中空スクリュー
の頭部に設けられた溝にのみドライバー等の着脱工具を
係合させて、着脱工具を回転させて該骨接合用中空スク
リューのねじ込みや取り出し作業を行うことで該骨接合
用中空スクリューを着脱させている。該骨接合用中空ス
クリューの着脱作業中に何らかの要因により該着脱工具
を廻し難い場合、作業者（例えば、医者や看護婦等の手
術に関与できる者）は更に大きな回転力を該着脱工具に
加えることになり、その加えられた回転力は着脱工具か
ら該骨接合用中空スクリューの頭部の溝に伝達されるこ
とになる。このことにより着脱工具との係合する面積が
少ない該骨接合用中空スクリューの頭部の溝にのみ大き
な回転力が加わることになり、該骨接合用スクリューの
頭部の溝が欠けてしまったり、該着脱工具が該骨接合用
中空スクリューから離脱してしまったり、該骨接合用中
空スクリューの本体が折損してしまうことがあり、作業
を中断せざるを得なかった。
リューは外科手術において、該骨接合用中空スクリュー
の頭部に設けられた溝にのみドライバー等の着脱工具を
係合させて、着脱工具を回転させて該骨接合用中空スク
リューのねじ込みや取り出し作業を行うことで該骨接合
用中空スクリューを着脱させている。該骨接合用中空ス
クリューの着脱作業中に何らかの要因により該着脱工具
を廻し難い場合、作業者（例えば、医者や看護婦等の手
術に関与できる者）は更に大きな回転力を該着脱工具に
加えることになり、その加えられた回転力は着脱工具か
ら該骨接合用中空スクリューの頭部の溝に伝達されるこ
とになる。このことにより着脱工具との係合する面積が
少ない該骨接合用中空スクリューの頭部の溝にのみ大き
な回転力が加わることになり、該骨接合用スクリューの
頭部の溝が欠けてしまったり、該着脱工具が該骨接合用
中空スクリューから離脱してしまったり、該骨接合用中
空スクリューの本体が折損してしまうことがあり、作業
を中断せざるを得なかった。
【０００４】また、前記骨接合用中空スクリューの外観
は一般的に円筒形に形成され類似しているものが多かっ
た。さらに、スクリュー頭部にある着脱工具と係合する
溝の形状も様々であるがために、該骨接合用中空スクリ
ューを着脱する工具も多種類が存在し、専用工具として
利用されている場合が多い。そして、骨接合用中空スク
リューが円筒形に形成されているので各側面に違いが見
られない為にレントゲン撮影時においては、該骨接合用
中空スクリューの外観でしか使用されている該骨接合用
中空スクリューの種類を把握することができず、結果と
して骨接合用中空スクリューの種類を判別することが出
来ないので着脱作業に使用する工具の選定が困難であ
り、作業者（例えば、医者や看護婦等の手術に関与でき
る者）は作業時間を浪費していた。
は一般的に円筒形に形成され類似しているものが多かっ
た。さらに、スクリュー頭部にある着脱工具と係合する
溝の形状も様々であるがために、該骨接合用中空スクリ
ューを着脱する工具も多種類が存在し、専用工具として
利用されている場合が多い。そして、骨接合用中空スク
リューが円筒形に形成されているので各側面に違いが見
られない為にレントゲン撮影時においては、該骨接合用
中空スクリューの外観でしか使用されている該骨接合用
中空スクリューの種類を把握することができず、結果と
して骨接合用中空スクリューの種類を判別することが出
来ないので着脱作業に使用する工具の選定が困難であ
り、作業者（例えば、医者や看護婦等の手術に関与でき
る者）は作業時間を浪費していた。
【０００５】本発明の目的は、以上の点を鑑み、前記骨
接合用中空スクリューの頭部側面に平面を有すること
で、該骨接合用中空スクリューの頭部が欠けてしまった
り、該着脱工具が該骨接合用中空スクリューから離脱し
てしまったり、該骨接合用中空スクリューの本体が折損
してしまうことなく、ねじ込みや取り出し作業を行える
ようにし、該骨接合用中空スクリューの頭部側面の外観
に変化を持たせ、レントゲン撮影においても該骨接合用
中空スクリューの外観から種類の判別が可能になり、工
具の選定を容易にすることが出来る骨接合用器具を提供
するものである。
接合用中空スクリューの頭部側面に平面を有すること
で、該骨接合用中空スクリューの頭部が欠けてしまった
り、該着脱工具が該骨接合用中空スクリューから離脱し
てしまったり、該骨接合用中空スクリューの本体が折損
してしまうことなく、ねじ込みや取り出し作業を行える
ようにし、該骨接合用中空スクリューの頭部側面の外観
に変化を持たせ、レントゲン撮影においても該骨接合用
中空スクリューの外観から種類の判別が可能になり、工
具の選定を容易にすることが出来る骨接合用器具を提供
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１によれ
ば、骨折した骨の接合部に用いる骨接合用中空スクリュ
ーにおいて、該骨接合用中空スクリューは側面に平面を
有し、且つ挿入口とから成る中空なスクリュー頭部と、
該スクリュー頭部と一体で形成された中空円筒形状から
なる本体部と、該本体部と一体で形成され逆転用タップ
手段と正転用タップ手段とを備えた中空なネジ部が設け
られている構成によって目的が達成される。
ば、骨折した骨の接合部に用いる骨接合用中空スクリュ
ーにおいて、該骨接合用中空スクリューは側面に平面を
有し、且つ挿入口とから成る中空なスクリュー頭部と、
該スクリュー頭部と一体で形成された中空円筒形状から
なる本体部と、該本体部と一体で形成され逆転用タップ
手段と正転用タップ手段とを備えた中空なネジ部が設け
られている構成によって目的が達成される。
【０００７】本発明の請求項２によれば、請求項１記載
の骨接合用中空スクリューを着脱するための中空な着脱
工具であって、該着脱工具は前記スクリュー頭部の側面
と係合可能な外管部と、前記挿入口に係合可能な形状を
成す中空な挿入部とで形成され、該着脱工具に形成され
た該外管部と該挿入部とを、該スクリュー頭部と係合し
回転操作させることにより、該骨接合用中空スクリュー
を着脱可能にした構成によって目的が達成される。
の骨接合用中空スクリューを着脱するための中空な着脱
工具であって、該着脱工具は前記スクリュー頭部の側面
と係合可能な外管部と、前記挿入口に係合可能な形状を
成す中空な挿入部とで形成され、該着脱工具に形成され
た該外管部と該挿入部とを、該スクリュー頭部と係合し
回転操作させることにより、該骨接合用中空スクリュー
を着脱可能にした構成によって目的が達成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、各図面に基づいて実施形態
を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
骨接合用中空スクリュー１を示すもので、図２は該骨接
合用中空スクリュー１の側面の断面図を示すもので、図
３は該骨接合用中空スクリュー１の上面図を示すもので
ある。該骨接合用中空スクリュー１は、上部に設けられ
た中空なスクリュー頭部１０と中空円筒形状の本体部２
０と該本体部の下部に設けられた中空なネジ部３０によ
って構成され、該骨接合用中空スクリュー１の上部から
下部までの全長にわたって、ガイドピンを貫通させるこ
とが可能な円柱状のガイドピン通路２１が設けられてい
る。さらに該骨接合用中空スクリュー１の材質は耐腐食
性を有し、軽量且つ強度性にも優れたチタン合金が望ま
しい。
を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
骨接合用中空スクリュー１を示すもので、図２は該骨接
合用中空スクリュー１の側面の断面図を示すもので、図
３は該骨接合用中空スクリュー１の上面図を示すもので
ある。該骨接合用中空スクリュー１は、上部に設けられ
た中空なスクリュー頭部１０と中空円筒形状の本体部２
０と該本体部の下部に設けられた中空なネジ部３０によ
って構成され、該骨接合用中空スクリュー１の上部から
下部までの全長にわたって、ガイドピンを貫通させるこ
とが可能な円柱状のガイドピン通路２１が設けられてい
る。さらに該骨接合用中空スクリュー１の材質は耐腐食
性を有し、軽量且つ強度性にも優れたチタン合金が望ま
しい。
【０００９】前記スクリュー頭部１０は前記本体部２０
よりも径長が大きく形成され、該本体部２０の上部に一
体形成で設けられ、その側面には２つの平行な垂直平面
１２を持ち、その２つの平面の端と端を結ぶ２つの曲面
１３によって形成され、該スクリュー頭部１０の上面１
４には該上面１４の中央から該骨接合用中空スクリュー
１の内部を上方から下方まで貫く中空な前記ガイドピン
通路２１よりも大きい径長で、後述する着脱工具４０の
挿入部４３を十分に挿入することが可能な長さまで垂直
状に掘り込まれた六角穴形状の挿入口１１が設けられて
いる。
よりも径長が大きく形成され、該本体部２０の上部に一
体形成で設けられ、その側面には２つの平行な垂直平面
１２を持ち、その２つの平面の端と端を結ぶ２つの曲面
１３によって形成され、該スクリュー頭部１０の上面１
４には該上面１４の中央から該骨接合用中空スクリュー
１の内部を上方から下方まで貫く中空な前記ガイドピン
通路２１よりも大きい径長で、後述する着脱工具４０の
挿入部４３を十分に挿入することが可能な長さまで垂直
状に掘り込まれた六角穴形状の挿入口１１が設けられて
いる。
【００１０】また、前記挿入口１１を六角穴形状と説明
したが、四角等の多角形や曲線と直線の組み合わせによ
る＋型や−型等の特殊な形状を成してもその効果は達成
される。さらに、前記スクリュー頭部１０の大きさは前
記本体部２０よりも径大に形成されていると説明したが
該本体部２０と同径であっても良い。
したが、四角等の多角形や曲線と直線の組み合わせによ
る＋型や−型等の特殊な形状を成してもその効果は達成
される。さらに、前記スクリュー頭部１０の大きさは前
記本体部２０よりも径大に形成されていると説明したが
該本体部２０と同径であっても良い。
【００１１】前記ネジ部３０は前記本体部２０の下部に
一体形成で設けられ、外周上にネジ山３２が形成されて
いる。該ネジ部３０の上方にはいくつかの該ネジ山３２
を垂直面で切り欠いた逆転用タップ手段３１ａが設けら
れ、同様に該ネジ部３２の下方にはいくつかの該ネジ山
３２を垂直面で切り欠いた正転用タップ手段３１ｂが設
けられている。さらに該ネジ部３０の下端外周上には３
つの爪状に突出した刃形状を成す切削部３３が中空円筒
上に均等な間隔で配置され、該切削部３３は該正転用タ
ップ手段に繋がって形成されている。これは、前記骨接
合用中空スクリュー１を骨にねじ込み易くするために設
けられているものである。また、該ネジ部３２の上方に
設けられた該逆転用タップ手段３１ａは、該骨接合用中
空スクリュー１を抜き易くするためのものである。
一体形成で設けられ、外周上にネジ山３２が形成されて
いる。該ネジ部３０の上方にはいくつかの該ネジ山３２
を垂直面で切り欠いた逆転用タップ手段３１ａが設けら
れ、同様に該ネジ部３２の下方にはいくつかの該ネジ山
３２を垂直面で切り欠いた正転用タップ手段３１ｂが設
けられている。さらに該ネジ部３０の下端外周上には３
つの爪状に突出した刃形状を成す切削部３３が中空円筒
上に均等な間隔で配置され、該切削部３３は該正転用タ
ップ手段に繋がって形成されている。これは、前記骨接
合用中空スクリュー１を骨にねじ込み易くするために設
けられているものである。また、該ネジ部３２の上方に
設けられた該逆転用タップ手段３１ａは、該骨接合用中
空スクリュー１を抜き易くするためのものである。
【００１２】図４は、骨接合用中空スクリュー１専用の
前記着脱工具４０である。該着脱工具４０は上部のハン
ドル部４０ａと胴体部４０ｂと本体部から着脱可能なビ
ット部４０ｃにより構成されている。該着脱工具４０
は、上部の該ハンドル部４０ａからビット部４０ｃまで
ガイドピンを貫通させることが可能な円柱状の貫通路４
１が設けられている。
前記着脱工具４０である。該着脱工具４０は上部のハン
ドル部４０ａと胴体部４０ｂと本体部から着脱可能なビ
ット部４０ｃにより構成されている。該着脱工具４０
は、上部の該ハンドル部４０ａからビット部４０ｃまで
ガイドピンを貫通させることが可能な円柱状の貫通路４
１が設けられている。
【００１３】図５は、前記着脱工具と前記骨接合用中空
スクリュー１との係合時における断面図であり、図６は
前記ビット部４０ｃの先端近傍をＢ−Ｂ’平面で切った
断面図である。該ビット部４０ｃは前記スクリュー頭部
１０よりも径長が大きな中空円筒形状の外形を成し、そ
の下部には該スクリュー頭部１０の全側面を囲い込むよ
うに係合する形状で形成された外管部４２が設けられて
いる。また、該ビット部４０ｃの底面中央から垂直方向
の内部には、該スクリュー頭部１０の挿入口１１に挿入
することが可能で、中空且つ六角柱形状の外形を持つ挿
入部４３が設けられている。尚、該挿入部４３の中央に
ある中空は該貫通路４１である。
スクリュー１との係合時における断面図であり、図６は
前記ビット部４０ｃの先端近傍をＢ−Ｂ’平面で切った
断面図である。該ビット部４０ｃは前記スクリュー頭部
１０よりも径長が大きな中空円筒形状の外形を成し、そ
の下部には該スクリュー頭部１０の全側面を囲い込むよ
うに係合する形状で形成された外管部４２が設けられて
いる。また、該ビット部４０ｃの底面中央から垂直方向
の内部には、該スクリュー頭部１０の挿入口１１に挿入
することが可能で、中空且つ六角柱形状の外形を持つ挿
入部４３が設けられている。尚、該挿入部４３の中央に
ある中空は該貫通路４１である。
【００１４】前記骨接合用中空スクリュー１のねじ込み
や取り出し作業においては、前記着脱工具４０のハンド
ル部４０ａを手で握り、胴体部４０ｂを支えながら回転
力を加えることで、前記スクリュー頭部１０に力が伝え
られ該骨接合用中空スクリュー１の全体が回転すること
になる。その際、該スクリュー頭部１０と該着脱工具４
０の前記ビット部４０ｃは該挿入部４３と前記挿入口１
１とが係合し、同時に該スクリュー頭部１０の全側面
（２つの平面部１２、２つの曲面部１３）と該ビット部
４０ｃの外管部４２の内側面とが安定して係合すること
によって、該着脱工具４０から該スクリュー頭部１０へ
均等的な回転力の伝達が可能になるので、該スクリュー
頭部１０の該挿入口１１が割れたり欠けたりすることが
なく、該挿入部４３や外管部４２だけが滑って空転しま
うようなことがなくなる。
や取り出し作業においては、前記着脱工具４０のハンド
ル部４０ａを手で握り、胴体部４０ｂを支えながら回転
力を加えることで、前記スクリュー頭部１０に力が伝え
られ該骨接合用中空スクリュー１の全体が回転すること
になる。その際、該スクリュー頭部１０と該着脱工具４
０の前記ビット部４０ｃは該挿入部４３と前記挿入口１
１とが係合し、同時に該スクリュー頭部１０の全側面
（２つの平面部１２、２つの曲面部１３）と該ビット部
４０ｃの外管部４２の内側面とが安定して係合すること
によって、該着脱工具４０から該スクリュー頭部１０へ
均等的な回転力の伝達が可能になるので、該スクリュー
頭部１０の該挿入口１１が割れたり欠けたりすることが
なく、該挿入部４３や外管部４２だけが滑って空転しま
うようなことがなくなる。
【００１５】また、前記挿入部４３の形状の説明におい
て、該挿入部４３の形状を中空且つ六角柱形状と記した
が、四角等の多角形や曲線と直線の組み合わせによる＋
型や−型等の特殊な形状を成してもその効果は達成され
る。しかし、該挿入部４３と前記挿入口１１とがしっか
りと係合するような形状の組み合わせが必須となる。
て、該挿入部４３の形状を中空且つ六角柱形状と記した
が、四角等の多角形や曲線と直線の組み合わせによる＋
型や−型等の特殊な形状を成してもその効果は達成され
る。しかし、該挿入部４３と前記挿入口１１とがしっか
りと係合するような形状の組み合わせが必須となる。
【００１６】図７は従来の骨接合用中空スクリュー２の
使用例を表した図であり、図８は本発明の前記骨接合用
中空スクリュー１の使用例である。この２つの図（図
７、図８）は、それぞれ大腿骨の骨折した部分を接合し
た時の使用例であり、レントゲン撮影による結果にも類
似した図になっている。図７と図８を比較参照すると、
図７で示された従来の骨接合用中空スクリュー２の頭部
側面はどの角度から撮影しても同様な側面図になるが、
図８で示された本発明の該骨接合用中空スクリュー頭部
１０の側面図は明らかに図７とは違う形状であるので骨
接合用中空スクリューの種類判別が容易になり、作業者
（例えば、医者や看護婦等の手術に関与できる者）は着
脱工具の選択にも時間を必要としない。
使用例を表した図であり、図８は本発明の前記骨接合用
中空スクリュー１の使用例である。この２つの図（図
７、図８）は、それぞれ大腿骨の骨折した部分を接合し
た時の使用例であり、レントゲン撮影による結果にも類
似した図になっている。図７と図８を比較参照すると、
図７で示された従来の骨接合用中空スクリュー２の頭部
側面はどの角度から撮影しても同様な側面図になるが、
図８で示された本発明の該骨接合用中空スクリュー頭部
１０の側面図は明らかに図７とは違う形状であるので骨
接合用中空スクリューの種類判別が容易になり、作業者
（例えば、医者や看護婦等の手術に関与できる者）は着
脱工具の選択にも時間を必要としない。
【００１７】
【発明の効果】本発明の請求項１によれば、骨接合用中
空スクリュー頭部の側面に平面を有することで、骨接合
用中空スクリュー側面の外観に変化を持たせることが出
来る。このことによりレントゲン撮影においても、骨接
合用スクリュー頭部の形状を検出しただけで使用工具の
選定が瞬時に行えるようになるので、作業者（例えば、
医者や看護婦等の手術に関与できる者）が無駄な労力を
費やすことなく作業時間の短縮を可能にするという効果
がある。また、ネジ部に設けた正転・逆転用タップ手段
により骨接合用中空スクリューを容易に着脱することが
可能である。
空スクリュー頭部の側面に平面を有することで、骨接合
用中空スクリュー側面の外観に変化を持たせることが出
来る。このことによりレントゲン撮影においても、骨接
合用スクリュー頭部の形状を検出しただけで使用工具の
選定が瞬時に行えるようになるので、作業者（例えば、
医者や看護婦等の手術に関与できる者）が無駄な労力を
費やすことなく作業時間の短縮を可能にするという効果
がある。また、ネジ部に設けた正転・逆転用タップ手段
により骨接合用中空スクリューを容易に着脱することが
可能である。
【００１８】加えて、本発明の請求項２によれば、骨接
合用中空スクリュー頭部に設けられた挿入口と骨接合用
スクリュー頭部の側面全周とが着脱工具と同時に係合さ
せることにより、着脱工具と骨接合用中空スクリュー頭
部とが安定して係合可能になり、着脱工具から骨接合用
中空スクリューに大きな回転力を加えてもスクリュー頭
部の挿入口が欠けたり、骨接合用中空スクリューから着
脱工具が離脱したり、骨接合用中空スクリューの本体が
折損することがなくなるという効果がある。
合用中空スクリュー頭部に設けられた挿入口と骨接合用
スクリュー頭部の側面全周とが着脱工具と同時に係合さ
せることにより、着脱工具と骨接合用中空スクリュー頭
部とが安定して係合可能になり、着脱工具から骨接合用
中空スクリューに大きな回転力を加えてもスクリュー頭
部の挿入口が欠けたり、骨接合用中空スクリューから着
脱工具が離脱したり、骨接合用中空スクリューの本体が
折損することがなくなるという効果がある。
【図１】本発明に係わる一実施例の正面図
【図２】本発明に係わる一実施例のＡ−Ａ’断面図
【図３】本発明に係わる一実施例の上面図
【図４】本発明に係わる一実施例の着脱工具正面図
【図５】本発明に係わる一実施例と着脱工具との係合時
における断面拡大図
における断面拡大図
【図６】本発明に係わる一実施例の着脱工具Ｂ−Ｂ’断
面拡大図
面拡大図
【図７】従来の骨接合用スクリュー使用例
【図８】本発明の骨接合用スクリュー使用例
１ 骨接合用スクリュー
１０ スクリュー頭部
１１ 挿入口
１２ 平面部
１３ 曲面部
２０ 本体部
３０ ネジ部
３１ａ 逆転用タップ手段
３１ｂ 正転用タップ手段
４０ 着脱工具
４２ 外管部
４３ 挿入部
フロントページの続き
(72)発明者 長谷川 雄司
東京都中野区上高田３丁目１番４号 有限
会社シー・エム・ピー内
Ｆターム(参考） 4C060 LL13 LL15 MM24
Claims (2)
- 【請求項１】骨折した骨の接合部に用いる骨接合用中空
スクリューにおいて、該骨接合用中空スクリューは、側
面に平面を有し且つ挿入口とから成る中空なスクリュー
頭部と、該スクリュー頭部と一体で形成された中空円筒
形状からなる本体部と、該本体部と一体で形成され逆転
用タップ手段と正転用タップ手段とを備えた中空なネジ
部とから形成されたことを特徴とする骨接合用中空スク
リュー。 - 【請求項２】請求項１記載の骨接合用中空スクリューを
着脱するための中空な着脱工具であって、該着脱工具は
前記スクリュー頭部の側面と係合可能な外管部と、前記
挿入口に係合可能な形状を成す中空な挿入部とで形成さ
れ、該着脱工具に形成された該外管部と該挿入部とを該
スクリュー頭部と係合し回転操作させることにより該骨
接合用中空スクリューを着脱可能にしたことを特徴とす
る着脱工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198339A JP2003010200A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 骨接合用中空スクリュー及び着脱工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001198339A JP2003010200A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 骨接合用中空スクリュー及び着脱工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003010200A true JP2003010200A (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=19035805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001198339A Pending JP2003010200A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 骨接合用中空スクリュー及び着脱工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003010200A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1698295A1 (en) * | 2005-03-01 | 2006-09-06 | Linvatec Corporation | Bone screw and driver system |
| JP2007029566A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Koji Hasegawa | 固定用ねじ及び固定用ねじの抜去用具 |
| JP2011115583A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Biedermann Motech Gmbh & Co Kg | 骨ねじおよびツール |
| CN113994109A (zh) * | 2020-05-11 | 2022-01-28 | 波尔茨原株式会社 | 具备开口部的螺栓 |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001198339A patent/JP2003010200A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1698295A1 (en) * | 2005-03-01 | 2006-09-06 | Linvatec Corporation | Bone screw and driver system |
| JP2007029566A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Koji Hasegawa | 固定用ねじ及び固定用ねじの抜去用具 |
| JP2011115583A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Biedermann Motech Gmbh & Co Kg | 骨ねじおよびツール |
| CN113994109A (zh) * | 2020-05-11 | 2022-01-28 | 波尔茨原株式会社 | 具备开口部的螺栓 |
| CN113994109B (zh) * | 2020-05-11 | 2023-05-23 | 波尔茨原株式会社 | 具备开口部的螺栓 |
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