JP2007029566A - 固定用ねじ及び固定用ねじの抜去用具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の固定用ねじ1は、移植骨もしくは骨切り片を骨に固定するための固定用ねじ1であって、固定用ねじ1は、固定用ねじ1の側面に設けられたスクリュー部3と、固定用ねじ1を探索するための探索部材の先端部を固定用ねじ1の基端側から挿入可能な探索部材挿入部5と、探索部材挿入部5と連通するように挿入部5の基端側に設けられ探索部材の先端部を挿入部5に誘導するための誘導用凹部7と、固定用ねじ1の基端部に設けられ固定用ねじ1を回転させるための回転器具が取り付けられる回転器具取付部9とを備えている。
【選択図】図2
Description
骨切りした臼蓋骨片は金属製骨固定用ねじ若しくは生体内吸収性のねじで固定されるが、生体吸収性のねじは強度が弱く、また価格が高いことが懸念される。
上述した手術に使用される金属製固定用ねじとしては、非特許文献1に、スクリュー部を有する軸部と、頭部とからなる固定用ねじが開示されている。この固定用ねじの頭部には、略星形もしくは六角形状の孔が形成されており、これらの孔に対応する先端部形状を有するドライバー等を用いて、骨に対する固定操作及び骨からの抜去操作が行われる。
このような構成を有する固定用ねじを用いて臼蓋骨片を固定したときの抜去手術は、臼蓋骨片が骨盤と癒合した後に行われる。該固定用ねじの埋入部は、一般に筋肉や軟部組織等が多く介在し、皮膚面から10cmほどの距離があるため、抜去手術においてスクリューの位置を把握することが困難である。また、抜去手術においては、螺子頭部に形成された孔に、ドライバーの先端部を挿入して回転させる必要があるが、ドライバーの先端部を孔に挿入することは容易ではなかった。以上を理由として、固定用ねじを抜去する際、抜去し易いように対象部位を大きく皮切りする必要があり患者に大きな負担をかけることになっていた。
Hip Joint ’03 Vol.29 136〜139頁
(1) 移植骨もしくは骨切りした骨片を固定する固定用ねじであって、該固定用ねじは、該固定用ねじの側面に設けられたスクリュー部と、該固定用ねじを探索するための探索部材の先端部を該固定用ねじの基端側から挿入可能な探索部材挿入部と、該挿入部と連通するように該挿入部の基端側に設けられ該探索部材の先端部を該挿入部に誘導するための誘導用凹部と、該固定用ねじの基端部に設けられ該固定用ねじを回転させるための回転器具が取り付けられる回転器具取付部とを備えていることを特徴とする固定用ねじ。
(2) 前記固定用ねじは、股関節の寛骨臼回転骨切り術の際に臼蓋骨片を骨盤に固定するためのものである上記(1)に記載の固定用ねじ。
(3) 前記誘導用凹部の基端部の内径は、ねじ軸部の外径より大きく作製されている上記(1)または(2)に記載の固定用ねじ。
(4) 前記誘導用凹部は、先端側に向かって縮径する縮径部を備えている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(5) 前記縮径部は、内面が先端側に向かって曲面状に縮径する曲面状凹部である上記(4)に記載の固定用ねじ。
(6) 前記曲面状凹部は、先端側に向かって縮径する略半球状凹部もしくは略半楕円球状凹部である上記(5)に記載の固定用ねじ。
(7) 前記挿入部は、前記誘導用凹部と連通し前記ねじ軸部内を先端側に向かって延びている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(8) 前記回転器具取付部は、前記誘導用凹部の基端部内面に設けられている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(9) 前記回転器具取付部は、前記誘導用凹部内面に設けられ、前記回転器具の先端部と嵌合する嵌合部である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(10) 前記嵌合部は、前記誘導用凹部内面に設けられ縦方向に延びる一つもしくは複数の溝部である上記(9)に記載の固定用ねじ。
(11) 前記誘導用凹部の基端部内径は、前記ねじ軸部外径より1.0〜5.0mm大きくなっている上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(12) 前記誘導用凹部の基端部内径は、5.0〜11.0mmである上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の固定用ねじ。
(13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の固定用ねじを抜去するための抜去用具であって、該抜去用具は、前記固定用ねじの探索部材挿入部に挿入可能な先端部を有する探索部材と、該探索部材挿入部に先端部が挿入された該探索部材により直接的もしくは間接的に案内され体内へ挿入可能であり、該固定用ねじが体外へ取り出されるための通路を形成するための通路形成用スリーブと、該通路形成用スリーブにより案内され体内に挿入可能であり、該固定用ねじ付近の骨もしくは組織を切除可能な切除用スリーブと、該切除用スリーブ内に挿入可能であり、先端部が該固定用ねじの回転器具取付部に取り付け可能である該固定用ねじを回転させるための回転器具とを備えていることを特徴とする固定用ねじの抜去用具。
(14) 前記回転器具は、該回転器具が前記固定用ねじに取り付けられた状態で該回転器具が該固定用ねじから離脱することを防止する離脱防止機構を有している上記(13)に記載の固定用ねじの抜去用具。
(15) 前記離脱防止機構は、前記回転器具の先端部が前記誘導用凹部内面に取り付けられた状態で、該先端部を半径方向に拡大可能な拡大機構である上記(14)に記載の固定用ねじの抜去用具。
(16) 前記抜去用具は、前記切除用スリーブ内に挿入可能であり、先端部に前記固定用ねじの誘導用凹部7内の骨もしくは組織を除去するための除去部を有する除去器具を備えている上記(13)ないし(15)のいずれかに記載の固定用ねじの抜去用具。
このため、本発明の固定用ねじを用いれば、骨からの抜去操作を容易に行うことができる。
このため、本発明の抜去用具を用いれば、固定用ねじを容易に骨から抜去することができる。
図1は、本発明の実施例である固定用ねじの正面図であり、図2は、図1に示す固定用ねじの断面図であり、図3は、図1に示す固定用ねじの底面図であり、図4は、図1に示す固定用ねじの上面図である。
本発明の固定用ねじ1は、移植骨もしくは骨切りした骨片95を固定するための固定用ねじであって、固定用ねじ1の側面に設けられたスクリュー部13と、固定用ねじ1を探索するための探索部材35の先端部を固定用ねじ1の基端側から挿入可能な探索部材挿入部5と、探索部材挿入部5と連通するように挿入部5の基端側に設けられ探索部材35の先端部を挿入部5に誘導するための誘導用凹部7と、固定用ねじ1の基端部に設けられ固定用ねじ1を回転させるための回転器具65が取り付けられる回転器具取付部9とを備えている。
本発明の固定用ねじ1は、図1,図2に示すように、ねじ軸部2と、ねじ頭部4とを備えている。
ねじ軸部2は、図1,図2に示すように、軸部本体部3と、スクリュー部13と、刃部6と、掘削用エッジ部8とを備えている。
ねじ頭部4には、図2に示すように、誘導用凹部7と回転器具取付部9が設けられている。また、固定用ねじ1(ねじ軸部2)の内部には、図2に示すように、探索部材挿入部5が設けられている。
以上のような構成により、図25に示すように、探索部材35の先端部が誘導用凹部7の内面に導かれ探索部材挿入部5内に誘導され易くなる。なお、特に、誘導用凹部が略半球状凹部、略半楕円球状凹部等の曲面状凹部を備えることにより、さらにスムーズに探索部材の先端部が挿入部5に誘導されるものとなる。なお、上述した縮径部(曲面状凹部、半球状凹部、半楕円球状凹部)は、誘導用凹部7の内面全体に形成されていてもよい。
また、縮径部としては、図6に示す誘導用凹部18に設けられた先端側(探索部材挿入部)に向かって縮径する多角錐形状の凹部18aであってもよい。図6に示す実施例の凹部は、8角錐形状の凹部である。多角錐形状の凹部は、誘導用凹部18の基端部を除く部分に形成されている。
また、嵌合部としては、図8,図9に示す嵌合部23のように、誘導用凹部7の内面形状の半径方向の断面形状を多角形、楕円形などの非円形状にすることにより形成してもよい。本発明の実施例の嵌合部23は、誘導用凹部の基端部内面の半径方向の断面形状を八角形にすることにより形成されている。この場合に用いられる回転器具側の嵌合部は、図20,図21に示すように、半径方向の断面形状が八角形の外面により構成されている。
ねじ頭部4の外部形状は、図1,図2に示すように、固定用ねじ1を挿入する際もしくは固定用ねじ1を骨から抜去する際に、体内組織をできるだけ傷つけないように丸みを帯びた形状となっていることが好ましい。本発明の実施例のねじ頭部4は先端側に向かって縮径するカップ形状となっている。
図10は、本発明の実施例である抜去用具を構成する探索部材(ガイドピン)の正面図であり、図11は、本発明の実施例である抜去用具を構成する通路形成用スリーブの正面図であり、図12は、図11に示す通路形成用スリーブの断面図であり、図13は、本発明の実施例である切除用スリーブの正面図であり、図14は、図13に示す切除用スリーブの断面図であり、図15は、本発明の実施例である抜去用具を構成する回転器具本体部材と拡大用部材からなる回転器具の正面図であり、図16は、図15に示す拡大用部材を回転器具本体部材に挿入した状態の断面図であり、図17は、図15に示す回転器具を構成する回転器具本体部材の先端部の部分拡大図であり、図18は、図17に示す回転器具本体部材の先端部の底面図である。
本発明の抜去用具は、探索部材35と、通路形成用スリーブ41,44,47と、切除用スリーブ50と、回転器具65と、除去器具87とを備えている。
探索部材35は、本発明の実施例では、固定用ねじ1の抜去操作において通路形成用スリーブ41,44,47を体内に挿入する際に直接的もしくは間接的に案内するものである。なお、探索部材35は、切除用スリーブ50、回転器具65、除去器具87を案内するものであってもよい。
探索部材35は、図10に示すように、ピン状部材であることが好ましい。また、探索部材35の先端部は一定長さ以上固定用ねじ1の探索部材挿入部5に探索部材35が挿入されないように、先端から一定距離離間した部分の径が探索部材挿入部5の径より大きくなっていることが好ましい。図10に示す実施例の探索部材35は、先端部36より基端側の径が探索部材挿入部5の径より大きくなっている。図10に示す実施例の探索部材35は、二段に製作されていていることが好ましい。
通路形成用スリーブ41,44,47により固定用ねじ1から切開部分まで固定用ねじ1が抜去される通路が確保される。具体的には、通路形成用スリーブを体内に挿入することにより体内組織が押し広げられ通路が形成される。
本発明では段階的に外径が大きくなる3本のスリーブを備えている。通路形成用スリーブは、図11に示すように、第1の通路形成用スリーブ41と、第1の通路形成用スリーブ41に案内され第1の通路形成用スリーブの外径より大きな外径を有する第2の通路形成用スリーブ44と、第2の通路形成用スリーブ44に案内され第2の通路形成用スリーブ44の外径より大きな外径を有する第3の通路形成用スリーブ47とを備えている。
本発明の3本の通路形成用スリーブ41,44,47の先端は、図27に示すように、探索部材(ガイドピン)35に案内され固定用ねじ1まで進行したとき、誘導用凹部7内に侵入する。そして、この状態において通路形成用スリーブの外径は、移植骨固定用ねじ1の基端部の外径より大きくなっている。
切除用スリーブ50は、図13,図14に示すように、先端部に固定用ねじ周辺の骨もしくは組織等を切除もしくは切断するための刃部51を備えている。
切除用スリーブ50は、筒状部材である。刃部51は、切除用スリーブ50の先端をギザギザとすることにより形成されている。このような構成により切除用スリーブ50を固定用ねじ1付近まで進行させ回転させると固定用ねじ1の周辺の骨もしくは組織等を切除もしくは切断することができる。
本発明の実施例において、回転器具65は、図15に示すように回転器具本体部材66と、拡大用部材67とを備えている。
回転器具本体部材66は、図15に示すように、切除用スリーブ50内に挿入可能であり、固定用ねじ1の回転器具取付部9に取付可能な嵌合部71と、基端側部分に設けられ回転器具65を回転させるための回転操作部69とを備えている。
回転操作部69は、図15に示すように、シャフト部70の基端部にシャフト部70に対して直交するように設けられた棒状部である。回転操作部(担持部)69としては、回転器具を回転させることができるものであればいかなるものであってもよい。
嵌合部71は、固定用ねじ1の誘導用凹部7の内面に設けられた回転器具取付部9と嵌合可能な嵌合部であることが好ましい。回転器具65(回転器具本体部材66)の先端部の外面に設けられている。このような構成により、回転器具65は、固定用ねじ1の誘導用凹部7内面に設けられた回転器具取付部9に取り付けられる。
図15,図17,図18に示す実施例において、嵌合部71は、誘導用凹部7の内面に形成された複数の溝部7aに対応する形状を有する複数のリブ71aにより構成されている。リブ71aは、回転器具本体部材66の側面において縦方向に延びている。リブ71aは、中心軸に対して等角度毎に設けられていることが好ましい。リブ71aは、実施例では中心軸に対して等角度となる位置に8つ設けられている。なお、嵌合部は、一つのリブにより構成されていてもよい。
また、嵌合部としては、図20、図21に示す嵌合部77のように、半径方向の断面形状が多角形、楕円形などの非円形状の外面により構成されていてもよい。この実施例の嵌合部77は、半径方向の断面形状が八角形の外面により構成されている。嵌合部77は、図8,図9に示す嵌合部23に対応する形状を有している。このような構成であっても嵌合部71と同様の効果を発揮する。
また、図16に示すように、回転器具本体部材66は先端から基端まで貫通する貫通孔82が形成されている。回転器具本体部材66内の貫通孔82には、図16に示すように、拡大用部材67が挿入される。貫通孔82の先端部内径は拡大用部材67の先端部外径より若干小さいものとなっている。
離脱防止機構としては、回転器具65の先端部が誘導用凹部7内面に取り付けられた状態で、先端部を半径方向に拡大可能な拡大機構であることが好ましい。本発明の実施例において、拡大機構は、拡大用部材67と、回転器具本体部材66内に形成された貫通孔82と、回転器具65に設けられた切り込み79と、先回転器具本体部材66の先端部により構成されている。
離脱防止機構としては、回転器具65を固定用ねじ1に取り付けた状態で、回転器具65の先端部を拡大させるものであればいかなる構成であってもよい。
除去器具87は、誘導用凹部7内の骨もしくは組織等を除去するための器具である。除去器具87は、図22に示すように、シャフト部89と、シャフト部89の先端部に設けられた掘削部90と、シャフト部89の基端部に設けられた担持部91とを備えている。
図24から図32は、本発明の実施例である固定用ねじ1の抜去方法を説明するための説明図である。ここで説明する抜去方法は、図24に示すように、股関節の寛骨臼回転骨切り術の際に、臼蓋骨片95を骨盤96に固定するために用いられた固定用ねじ1を抜去するための方法である。抜去操作は、臼蓋骨片95が骨盤96と癒合した後に行われる。固定用ねじ1の埋入部は、上述したように、筋肉や軟部組織等が多く介在している状態で行われる。
まず、大腿部の側面から探索部材(ガイドピン)35を刺入して、X線を用いて固定用ねじ1の位置を確認しながらガイドピン35の先端部を固定用ねじ1の誘導用凹部7内に挿入する。誘導用凹部7内にガイドピン35の先端部を挿入した後は、さらにガイドピン35を押し込むことにより、ガイドピン35の先端部36が誘導用凹部7内面に導かれ探索部材挿入部5に挿入される。本発明のように誘導用凹部7を有することにより、探索部材35により固定用ねじ1の位置を探索し易くなり、また、探索部材35の先端部を探索部材に容易に挿入することができる。図25に示すように、探索部材35の先端部が挿入部5からずれた誘導用凹部7内面に接触した場合であっても、さらに探索部材35を押し込むことにより、図26に示すように、先端部が探索部材挿入部5に挿入される。
その後、図29に示すように、通路形成用スリーブ41,44,47を切開部から引き抜き、切除用スリーブ50内に探索部材35を介して除去器具87を挿入し回転させることにより誘導用凹部7内に形成された骨膜、軟部組織等を除去する。
その後、切除用スリーブ50内から除去器具87を引き抜く。そして、切開部から切除用スリーブ50内に回転器具65を探索部材35を介して挿入し、回転器具65の先端部を誘導用凹部7内の回転器具取付部9に取り付ける。本発明の実施例においては、回転器具65の先端部に形成された縦に延びる複数のリブ71aからなる嵌合部71と、誘導用凹部7の基端部内面に形成された複数の溝部9aからなる嵌合部9とが嵌合する。
その後、回転器具65を回転させることにより、固定用ねじ1を骨から取り外し体内から引き抜く。これにより、固定用ねじ1が体内から抜去される。
以上、本発明の固定用ねじ及び固定用ねじの抜去用具について説明したが上述したものに限定されるものではない。
3 スクリュー部
5 探索部材挿入部
7 誘導用凹部
9 回転器具取付部
11 骨切断用刃挿入部
35 探索部材
65 回転器具
95 骨(移植骨)
96 骨盤
Claims (16)
- 移植骨もしくは骨切りした骨片を固定する固定用ねじであって、該固定用ねじは、該固定用ねじの側面に設けられたスクリュー部と、該固定用ねじを探索するための探索部材の先端部を該固定用ねじの基端側から挿入可能な探索部材挿入部と、該挿入部と連通するように該挿入部の基端側に設けられ該探索部材の先端部を該挿入部に誘導するための誘導用凹部と、該固定用ねじの基端部に設けられ該固定用ねじを回転させるための回転器具が取り付けられる回転器具取付部とを備えていることを特徴とする固定用ねじ。
- 前記固定用ねじは、股関節の寛骨臼回転骨切り術の際に臼蓋骨片を骨盤に固定するためのものである請求項1に記載の固定用ねじ。
- 前記誘導用凹部の基端部の内径は、ねじ軸部の外径より大きく作製されている請求項1または2に記載の固定用ねじ。
- 前記誘導用凹部は、先端側に向かって縮径する縮径部を備えている請求項1ないし3のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記縮径部は、内面が先端側に向かって曲面状に縮径する曲面状凹部である請求項4に記載の固定用ねじ。
- 前記曲面状凹部は、先端側に向かって縮径する略半球状凹部もしくは略半楕円球状凹部である請求項5に記載の固定用ねじ。
- 前記挿入部は、前記誘導用凹部と連通し前記ねじ軸部内を先端側に向かって延びている請求項1ないし6のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記回転器具取付部は、前記誘導用凹部の基端部内面に設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記回転器具取付部は、前記誘導用凹部内面に設けられ、前記回転器具の先端部と嵌合する嵌合部である請求項1ないし8のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記嵌合部は、前記誘導用凹部内面に設けられ縦方向に延びる一つもしくは複数の溝部である請求項9に記載の固定用ねじ。
- 前記誘導用凹部の基端部内径は、前記ねじ軸部外径より1.0〜5.0mm大きくなっている請求項1ないし10のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記誘導用凹部の基端部内径は、5.0〜11.0mmである請求項1ないし11のいずれかに記載の固定用ねじ。
- 前記請求項1ないし12のいずれかに記載の固定用ねじを抜去するための抜去用具であって、該抜去用具は、前記固定用ねじの探索部材挿入部に挿入可能な先端部を有する探索部材と、該探索部材挿入部に先端部が挿入された該探索部材により直接的もしくは間接的に案内され体内へ挿入可能であり、該固定用ねじが体外へ取り出されるための通路を形成するための通路形成用スリーブと、該通路形成用スリーブにより案内され体内に挿入可能であり、該固定用ねじ付近の骨もしくは組織を切除可能な切除用スリーブと、該切除用スリーブ内に挿入可能であり、先端部が該固定用ねじの回転器具取付部に取り付け可能である該固定用ねじを回転させるための回転器具とを備えていることを特徴とする固定用ねじの抜去用具。
- 前記回転器具は、該回転器具が前記固定用ねじに取り付けられた状態で該回転器具が該固定用ねじから離脱することを防止する離脱防止機構を有している請求項13に記載の固定用ねじの抜去用具。
- 前記離脱防止機構は、前記回転器具の先端部が前記誘導用凹部内面に取り付けられた状態で、該先端部を半径方向に拡大可能な拡大機構である請求項14に記載の固定用ねじの抜去用具。
- 前記抜去用具は、前記切除用スリーブ内に挿入可能であり、先端部に前記固定用ねじの誘導用凹部内の骨もしくは組織を除去するための除去部を有する除去器具を備えている請求項13ないし15のいずれかに記載の固定用ねじの抜去用具。
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