JPH09108236A - 骨から固着器具を除去する装置および方法 - Google Patents
骨から固着器具を除去する装置および方法Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨折処置の際に使用されたねじやピンを抜き
取る時に、ねじやピンが抜けなかったり、或いは抜け難
くいために骨自体や骨を取り囲む組織を損傷してしまう
ことがある。 【解決手段】 ビットの末端部から内方に延びる空所を
持った円筒状ドリルビットを有し、末端部は空所に対し
て開口周りに配置された切削面を形成しており、空所の
内面は、末端部の開口から基端部に向かって直径が小さ
くなっていて、ドリルビットの壁の直径方向の厚さが薄
くなるよう切削面が形成されており、且つ空所の内面が
除去すべく意図された固着器具の外面に摩擦係合され
る。
取る時に、ねじやピンが抜けなかったり、或いは抜け難
くいために骨自体や骨を取り囲む組織を損傷してしまう
ことがある。 【解決手段】 ビットの末端部から内方に延びる空所を
持った円筒状ドリルビットを有し、末端部は空所に対し
て開口周りに配置された切削面を形成しており、空所の
内面は、末端部の開口から基端部に向かって直径が小さ
くなっていて、ドリルビットの壁の直径方向の厚さが薄
くなるよう切削面が形成されており、且つ空所の内面が
除去すべく意図された固着器具の外面に摩擦係合され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨からねじおよび
ピンを引き抜くための装置および方法に関するものであ
る。
ピンを引き抜くための装置および方法に関するものであ
る。
【０００２】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第０８／５２７，６７３号（１
９９５年９月１２日出願）の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
の基礎たる米国特許出願第０８／５２７，６７３号（１
９９５年９月１２日出願）の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
【０００３】
【従来の技術】骨折処置において、ステンレス鋼のピン
やねじの様な固着器具を使用することが知られており、
広く行き渡っている。骨折処置に用いられるねじは、骨
にねじを導入したり、ねじの除去を行い得るよう治療処
置が十分進んだ時にねじを除去するのに用いられる工具
を受け入れるよう形状付けられた頭部部分を一般的に有
している。しかし、ねじの頭部はねじから取り外れた
り、或いはねじを除去するべく工具を使用するのを妨げ
るよう損傷することがある。ハギーピン（Ｈａｇｇｉ
ｐｉｎ）の様な或る種のピンは、処置の一部として骨に
恒久的に残るよう意図されている。しかし、かかる恒久
的なピンの除去が必要となることが時々生ずる。骨内へ
のハギーピンの意図された恒久的な設置のために、この
様なハギーピンは、骨の表面付近のピンの部分が、骨か
ら容易にピンを引き抜くことを可能とする特徴を持たな
い様に一般的に形状付けられている。
やねじの様な固着器具を使用することが知られており、
広く行き渡っている。骨折処置に用いられるねじは、骨
にねじを導入したり、ねじの除去を行い得るよう治療処
置が十分進んだ時にねじを除去するのに用いられる工具
を受け入れるよう形状付けられた頭部部分を一般的に有
している。しかし、ねじの頭部はねじから取り外れた
り、或いはねじを除去するべく工具を使用するのを妨げ
るよう損傷することがある。ハギーピン（Ｈａｇｇｉ
ｐｉｎ）の様な或る種のピンは、処置の一部として骨に
恒久的に残るよう意図されている。しかし、かかる恒久
的なピンの除去が必要となることが時々生ずる。骨内へ
のハギーピンの意図された恒久的な設置のために、この
様なハギーピンは、骨の表面付近のピンの部分が、骨か
ら容易にピンを引き抜くことを可能とする特徴を持たな
い様に一般的に形状付けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】骨から除去することが
出来ない埋設されたピンや、破断したねじ或いはねじの
破片等によって大きな治療上の問題が起こることがあ
る。これは股関節に関する問題を屡々提起する。例え
ば、失敗した股関節形成術、特に修正関節形成術の後
に、ピンは大腿骨頭部に埋設され、また、破断したねじ
が寛骨臼に埋設され得る。この様なピンとねじを除去す
る１つの方法は、ピンまたはねじの全長に亙って適合し
て、骨を取り囲むコア試料と一緒にピンやねじを除去す
るコアリング装置を用いることである。しかし、この方
法は重大な量の骨の除去に帰する。更に、コアリング装
置は骨内により深く入れられる時に、骨の血管構造に対
するこの方法によって提起される危険性はより大きくな
る。別の方法は、埋設されたピンやねじの端部を露呈す
るようコアリング装置を用いると共に、端部を握持する
ようジヨーを用いるので、ねじやピンを骨からぐいと引
き抜くことが出来る。しかし、この方法は、埋設された
ねじやピンを取り囲む骨を大きく損傷してしまう。
出来ない埋設されたピンや、破断したねじ或いはねじの
破片等によって大きな治療上の問題が起こることがあ
る。これは股関節に関する問題を屡々提起する。例え
ば、失敗した股関節形成術、特に修正関節形成術の後
に、ピンは大腿骨頭部に埋設され、また、破断したねじ
が寛骨臼に埋設され得る。この様なピンとねじを除去す
る１つの方法は、ピンまたはねじの全長に亙って適合し
て、骨を取り囲むコア試料と一緒にピンやねじを除去す
るコアリング装置を用いることである。しかし、この方
法は重大な量の骨の除去に帰する。更に、コアリング装
置は骨内により深く入れられる時に、骨の血管構造に対
するこの方法によって提起される危険性はより大きくな
る。別の方法は、埋設されたピンやねじの端部を露呈す
るようコアリング装置を用いると共に、端部を握持する
ようジヨーを用いるので、ねじやピンを骨からぐいと引
き抜くことが出来る。しかし、この方法は、埋設された
ねじやピンを取り囲む骨を大きく損傷してしまう。
【０００５】従って、この様なピンとねじの除去は、難
しくて時間の掛かる外科的な仕事となる。更に、この様
な難しい手術に関連した危険性は、処理する医者によっ
て所望される処置処方に対する選択事項として、ピンま
たはねじの除去を排除している。この様なピンとねじの
除去の難しさは患者の回復の妨げおよび／または遅れと
なる。
しくて時間の掛かる外科的な仕事となる。更に、この様
な難しい手術に関連した危険性は、処理する医者によっ
て所望される処置処方に対する選択事項として、ピンま
たはねじの除去を排除している。この様なピンとねじの
除去の難しさは患者の回復の妨げおよび／または遅れと
なる。
【０００６】本発明の主な目的は、種々な骨折の処置や
他の骨の処置に使用される、埋設されたピン、恒久的な
ピン、頭なしねじ、損傷したねじやピンの様な固着器具
の除去のための改良された装置と方法とを提供すること
にある。
他の骨の処置に使用される、埋設されたピン、恒久的な
ピン、頭なしねじ、損傷したねじやピンの様な固着器具
の除去のための改良された装置と方法とを提供すること
にある。
【０００７】本発明の別の主な目的は、今日の装置およ
び方法と比較して、骨の破損が減少されるように骨に埋
め込まれたねじやピンの様な固着器具の先端部を掴むた
めの装置と方法とを提供することにある。
び方法と比較して、骨の破損が減少されるように骨に埋
め込まれたねじやピンの様な固着器具の先端部を掴むた
めの装置と方法とを提供することにある。
【０００８】本発明の他の目的は、今日の装置および方
法と比較して、処置を行うに必要とされる時間が短縮さ
れるように、骨に埋設されたねじやピンの様な固着器具
の先端部を掴むための装置と方法とを提供することにあ
る。
法と比較して、処置を行うに必要とされる時間が短縮さ
れるように、骨に埋設されたねじやピンの様な固着器具
の先端部を掴むための装置と方法とを提供することにあ
る。
【０００９】本発明のその他の目的と利点は以下の説明
に一部記載されていると共に、一部以下の説明から明ら
かであり、また、本発明の実施によって理解できる。本
発明の目的と利点は、請求の範囲に特に指摘される手段
と組み合わせとによって実現され、かつ、得られる。
に一部記載されていると共に、一部以下の説明から明ら
かであり、また、本発明の実施によって理解できる。本
発明の目的と利点は、請求の範囲に特に指摘される手段
と組み合わせとによって実現され、かつ、得られる。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
と共に、本発明の目的に従って、実施され且つ本書の要
約部分に概略的に説明される様に、本発明の埋設または
破断した固着器具を骨から除去する装置は円筒状ドリル
ビットを有する。円筒状ドリルビットは、基端部と基端
部とほぼ対向して配置された末端部とを形成している細
長い円筒状部材を有する。円筒状部材は、円筒状部材の
内部に設けられた空所を有し、円筒状部材の長さに沿っ
て延びる中心軸線を有する。末端部は、空所に対して同
軸に配置されて空所と連通する開口を有する。末端部
は、開口の周りに設けられた少なくとも1 つの切削面を
有する。空所は、末端部から基端部に進む時に直径が縮
減する内面を有する。好ましい実施例の切削面と空所を
有する末端部の部分において、円筒状部材の外面は一定
の直径を有している。従って、切削面は円筒状部材の壁
の直径方向の厚さが薄くなった所に形成されている。除
去すべき固着器具がステンレス鋼で作られている場合
に、円筒状部材はステンレス鋼から好適に作られる。切
削面を含む円筒状部材の部分だけが硬化され、これによ
り、除去されるべく意図された固着器具の外面と摩擦係
合される時に、焼付効果を受け易い空所の内面が残る。
と共に、本発明の目的に従って、実施され且つ本書の要
約部分に概略的に説明される様に、本発明の埋設または
破断した固着器具を骨から除去する装置は円筒状ドリル
ビットを有する。円筒状ドリルビットは、基端部と基端
部とほぼ対向して配置された末端部とを形成している細
長い円筒状部材を有する。円筒状部材は、円筒状部材の
内部に設けられた空所を有し、円筒状部材の長さに沿っ
て延びる中心軸線を有する。末端部は、空所に対して同
軸に配置されて空所と連通する開口を有する。末端部
は、開口の周りに設けられた少なくとも1 つの切削面を
有する。空所は、末端部から基端部に進む時に直径が縮
減する内面を有する。好ましい実施例の切削面と空所を
有する末端部の部分において、円筒状部材の外面は一定
の直径を有している。従って、切削面は円筒状部材の壁
の直径方向の厚さが薄くなった所に形成されている。除
去すべき固着器具がステンレス鋼で作られている場合
に、円筒状部材はステンレス鋼から好適に作られる。切
削面を含む円筒状部材の部分だけが硬化され、これによ
り、除去されるべく意図された固着器具の外面と摩擦係
合される時に、焼付効果を受け易い空所の内面が残る。
【００１１】本発明の骨に埋設された骨用ピンや頭なし
骨用ねじの様な固着器具を骨から除去する方法に依れ
ば、固着器具の端部を受けるよう形成された開口を有す
ると共に、空所内に深く進むにつれ減縮する直径をもっ
て形成された空所を有する円筒状ドリルビットは、除去
すべき固着器具を含む骨の部分を同軸的に取り囲んで、
手術者によって配置される。円筒状部材の末端部の開口
の直径は、除去されるべきねじやピンの直径に出来るだ
け近くなるように選ばれる。手術者は固着器具の外面の
周りの骨に切り込むように円筒状ビットを回転させる。
手術者は、少なくとも、空所の内面と固着器具の外面と
の間の焼付きが、ドリルビットの空所の内面への固着器
具の接着を生じさせる迄、ドリルビットを回転する。も
し、ねじの切られたねじが除去されているならば、そこ
で手術者はねじを弛める方向にドリルビットを回転す
る。従って、ねじがドリルビットに固着された時に、ね
じは弛め始められて、骨から外れるよう動かされる。も
し、ねじの切られていないピンが除去されているなら
ば、ピンが一旦ドリルビットの空所の内面に固着される
と、そこで、手術者は円筒状ドリルビットを骨から離れ
るよう動かして、接着したピンを除去できる。ピンまた
はねじである除去される固着器具は、固着器具が接着さ
れたドリルビットと一諸に処分出来る。
骨用ねじの様な固着器具を骨から除去する方法に依れ
ば、固着器具の端部を受けるよう形成された開口を有す
ると共に、空所内に深く進むにつれ減縮する直径をもっ
て形成された空所を有する円筒状ドリルビットは、除去
すべき固着器具を含む骨の部分を同軸的に取り囲んで、
手術者によって配置される。円筒状部材の末端部の開口
の直径は、除去されるべきねじやピンの直径に出来るだ
け近くなるように選ばれる。手術者は固着器具の外面の
周りの骨に切り込むように円筒状ビットを回転させる。
手術者は、少なくとも、空所の内面と固着器具の外面と
の間の焼付きが、ドリルビットの空所の内面への固着器
具の接着を生じさせる迄、ドリルビットを回転する。も
し、ねじの切られたねじが除去されているならば、そこ
で手術者はねじを弛める方向にドリルビットを回転す
る。従って、ねじがドリルビットに固着された時に、ね
じは弛め始められて、骨から外れるよう動かされる。も
し、ねじの切られていないピンが除去されているなら
ば、ピンが一旦ドリルビットの空所の内面に固着される
と、そこで、手術者は円筒状ドリルビットを骨から離れ
るよう動かして、接着したピンを除去できる。ピンまた
はねじである除去される固着器具は、固着器具が接着さ
れたドリルビットと一諸に処分出来る。
【００１２】明細書の一部に組み込まれ、且つ明細書の
一部を形成する添付図面は、本発明の一実施例を示すと
共に、説明と一緒に本発明の原理を説明するのに役立
つ。
一部を形成する添付図面は、本発明の一実施例を示すと
共に、説明と一緒に本発明の原理を説明するのに役立
つ。
【００１３】
【発明の実施の形態】１つ以上の例が添付図面に示され
ている本発明の好ましい実施例に就いて詳細に説明がこ
こに行われる。各実施例は本発明の説明のために設けら
れており、本発明を制限するものではない。実際に、本
発明の範囲または精神を逸脱することなく、種々の変形
と変更が本発明において為し得ることが当業者には明ら
かであろう。例えば、１つの実施例の一部として図示ま
たは説明される特長が、更に別の実施例を生じるよう他
の実施例に使用できる。従って、添付された請求の範
囲、並びに同等な範囲内に在るこの様な変形および変更
を本発明が包含することが意図されている。図面と説明
において同一の部分に同一の符号が付けられている。
ている本発明の好ましい実施例に就いて詳細に説明がこ
こに行われる。各実施例は本発明の説明のために設けら
れており、本発明を制限するものではない。実際に、本
発明の範囲または精神を逸脱することなく、種々の変形
と変更が本発明において為し得ることが当業者には明ら
かであろう。例えば、１つの実施例の一部として図示ま
たは説明される特長が、更に別の実施例を生じるよう他
の実施例に使用できる。従って、添付された請求の範
囲、並びに同等な範囲内に在るこの様な変形および変更
を本発明が包含することが意図されている。図面と説明
において同一の部分に同一の符号が付けられている。
【００１４】本発明の好ましい実施例が図１に示されて
おり、符号１０で概略図示されている。図１および図２
に示される様に、本発明の装置は、基端部１４と、基端
部１４と対向して一般的に配置された末端部１６とを形
成する細長い円筒状部材１２の形の円筒状ドリルビット
を有している。図１〜図３に示される様に、細長い円筒
状部材１２はその全長に亙ってほぼ均一な直径を有した
外面１８が形成されている。しかし、別の実施例（図示
しない）において、細長い円筒状部材１２の末端部１６
の外面１８は、基端部１４の外面と異なった直径に形成
することが出来る。図２に符号２０により概ね示される
様に、細長い円筒状部材１２には、細長い円筒状部材１
２の末端部１６の長さの一部を占める細長い空所が形成
されている。図２に示される様に、空所２０は内面２２
によって形成され、空所２０と内面２２の直径は、末端
部１６から基端部１４に向かって減少している。
おり、符号１０で概略図示されている。図１および図２
に示される様に、本発明の装置は、基端部１４と、基端
部１４と対向して一般的に配置された末端部１６とを形
成する細長い円筒状部材１２の形の円筒状ドリルビット
を有している。図１〜図３に示される様に、細長い円筒
状部材１２はその全長に亙ってほぼ均一な直径を有した
外面１８が形成されている。しかし、別の実施例（図示
しない）において、細長い円筒状部材１２の末端部１６
の外面１８は、基端部１４の外面と異なった直径に形成
することが出来る。図２に符号２０により概ね示される
様に、細長い円筒状部材１２には、細長い円筒状部材１
２の末端部１６の長さの一部を占める細長い空所が形成
されている。図２に示される様に、空所２０は内面２２
によって形成され、空所２０と内面２２の直径は、末端
部１６から基端部１４に向かって減少している。
【００１５】図２に示されるこの好ましい実施例におい
て、例えば、空所２０の内面２２は少なくとも２つの隣
接した同心の部分２３、２４によって形成されている。
図２に示される様に、複数個の隣接部分２３、２４、２
５、２６、２７を設けることができ、各部分２３、２
４、２５、２６、２７の直径は、円筒状部材１２の末端
部１６から円筒状部材１２の基端部１４に向かって進む
時に次第に順次小さくなる。経験的に、円筒状部材１２
の内面２２の隣接部分の間の直径の差は１. ５ミリメー
トルである。更に、部分２３、２４の様な２つの隣接部
分の間の様に、末端部１６に近接して配置された部分、
この場合には、部分２３、は２つの隣接部分の各々大き
な直径の部分によって形成される。また、別の経験とし
て、図２に示される様に、空所２０の中心軸線３０に沿
って測った各部分２４、２５の軸方向の長さにおける好
適な公称寸法は、除去されるねじ３２の直径の約７５％
である。
て、例えば、空所２０の内面２２は少なくとも２つの隣
接した同心の部分２３、２４によって形成されている。
図２に示される様に、複数個の隣接部分２３、２４、２
５、２６、２７を設けることができ、各部分２３、２
４、２５、２６、２７の直径は、円筒状部材１２の末端
部１６から円筒状部材１２の基端部１４に向かって進む
時に次第に順次小さくなる。経験的に、円筒状部材１２
の内面２２の隣接部分の間の直径の差は１. ５ミリメー
トルである。更に、部分２３、２４の様な２つの隣接部
分の間の様に、末端部１６に近接して配置された部分、
この場合には、部分２３、は２つの隣接部分の各々大き
な直径の部分によって形成される。また、別の経験とし
て、図２に示される様に、空所２０の中心軸線３０に沿
って測った各部分２４、２５の軸方向の長さにおける好
適な公称寸法は、除去されるねじ３２の直径の約７５％
である。
【００１６】末端部１６に対して内面および外面（一定
の直径を有する）間の細長い円筒状部材１２の構造的部
分は細長い円筒状部材１２の壁３４を形成している。図
２に示される実施例において、例えば、壁３４の半径方
向の厚さは、末端部１６から基端部１４に進む際に段階
的に変化する。従って、内面２２の直径は、末端部１６
から基端部１４に向かう場合に段階的にまた変化する。
しかし、細長い円筒状部材１２の別の実施例において、
壁３４の半径方向の厚さと空所２０の直径の変化は、
（図２に示される様な）“段付き”よりも円錐形の空所
における様に直線状に作ることが出来る。経験的に、細
長い部材１２の開口３６付近の壁３４の半径方向の厚さ
は、細長い円筒状部材１２の末端部１６の外面１８の直
径が、開口３６付近の空所２０の内径よりも約１ミリメ
ートルほど大きいよう成している。これは、本発明の円
筒状ドリルビットを使用する方法の場合に、除去される
骨材料の量を低減する。
の直径を有する）間の細長い円筒状部材１２の構造的部
分は細長い円筒状部材１２の壁３４を形成している。図
２に示される実施例において、例えば、壁３４の半径方
向の厚さは、末端部１６から基端部１４に進む際に段階
的に変化する。従って、内面２２の直径は、末端部１６
から基端部１４に向かう場合に段階的にまた変化する。
しかし、細長い円筒状部材１２の別の実施例において、
壁３４の半径方向の厚さと空所２０の直径の変化は、
（図２に示される様な）“段付き”よりも円錐形の空所
における様に直線状に作ることが出来る。経験的に、細
長い部材１２の開口３６付近の壁３４の半径方向の厚さ
は、細長い円筒状部材１２の末端部１６の外面１８の直
径が、開口３６付近の空所２０の内径よりも約１ミリメ
ートルほど大きいよう成している。これは、本発明の円
筒状ドリルビットを使用する方法の場合に、除去される
骨材料の量を低減する。
【００１７】図１〜図３に符号３６により概略示される
様に、末端部１６の先端縁部、すなわち自由端部に開口
が形成されており、この開口３６は空所２０の口、すな
わち入口を形成している。図１および図２に示される様
に、開口３６は円筒状部材１２の長さに亙って延びる中
心軸線３０を有している。細長い空所２０は、開口３６
から基端部１４に向かって軸方向に延びており、空所２
０と直接に連通する開口３６に対して同軸に配置されて
いる。
様に、末端部１６の先端縁部、すなわち自由端部に開口
が形成されており、この開口３６は空所２０の口、すな
わち入口を形成している。図１および図２に示される様
に、開口３６は円筒状部材１２の長さに亙って延びる中
心軸線３０を有している。細長い空所２０は、開口３６
から基端部１４に向かって軸方向に延びており、空所２
０と直接に連通する開口３６に対して同軸に配置されて
いる。
【００１８】本発明に従えば、円筒状部材１２の末端部
の自由縁部は、本発明のドリルビットの切削面を形成す
る少なくとも１つの先端縁部を形成している。図３およ
び図４に示される様に、例えば、本発明のドリルビット
の円筒状部材１２の末端部１６の自由縁部３８は少なく
とも１つの切削面を形成する。図１〜図４に示される様
に、末端部１６の先端縁部には複数個のほぼ三角形状の
切削歯が設けられている。図３および図４に示される様
に、各三角形状の切削歯４０には円筒状部材１２の末端
部１６の先端縁部の一部を形成する自由縁部４２が設け
られており、切削縁部４２として作用する。円筒状ドリ
ルビットの切削面は各切削歯４０の切削縁部４２によっ
て好適に形成されている。図１〜図３に示される様に、
例えば、各切削歯４０の切削縁部４２は開口３６の周り
に配置されており、従って、本発明の円筒状ドリルビッ
トの切削面は開口３６の周りに配置される。図３に示さ
れる様に、例えば、切削面は、除去されるべく意図され
た骨用ねじ３２（図２）をねじ弛める方向に開口３６の
中心軸線３０周りに切削面が回転される時に、切削する
よう形状付けられている。図３に示される様に、この除
去方向は、図３で直接に見る斜視図の反時計方向であ
る。除去すべく意図される骨用ねじを弛めるためのこの
方向は、例えば図１〜図４に３９で示される矢印によっ
て大体示されている。
の自由縁部は、本発明のドリルビットの切削面を形成す
る少なくとも１つの先端縁部を形成している。図３およ
び図４に示される様に、例えば、本発明のドリルビット
の円筒状部材１２の末端部１６の自由縁部３８は少なく
とも１つの切削面を形成する。図１〜図４に示される様
に、末端部１６の先端縁部には複数個のほぼ三角形状の
切削歯が設けられている。図３および図４に示される様
に、各三角形状の切削歯４０には円筒状部材１２の末端
部１６の先端縁部の一部を形成する自由縁部４２が設け
られており、切削縁部４２として作用する。円筒状ドリ
ルビットの切削面は各切削歯４０の切削縁部４２によっ
て好適に形成されている。図１〜図３に示される様に、
例えば、各切削歯４０の切削縁部４２は開口３６の周り
に配置されており、従って、本発明の円筒状ドリルビッ
トの切削面は開口３６の周りに配置される。図３に示さ
れる様に、例えば、切削面は、除去されるべく意図され
た骨用ねじ３２（図２）をねじ弛める方向に開口３６の
中心軸線３０周りに切削面が回転される時に、切削する
よう形状付けられている。図３に示される様に、この除
去方向は、図３で直接に見る斜視図の反時計方向であ
る。除去すべく意図される骨用ねじを弛めるためのこの
方向は、例えば図１〜図４に３９で示される矢印によっ
て大体示されている。
【００１９】本発明に従って、切削面は、開口３６の中
心軸線３０に向かって破片を動かすよう形成されてい
る。図３および図４に示される様に、例えば、各切削歯
４０の各切削縁部４２は、円筒状部材１２の外面１８の
比較的高い点４３と、円筒状部材１２の内面２２の比較
的低い点４４を形成している。更に、切削加工の際に各
縁部４２を動かす場合に、高い点４３は低い点４４に対
して相対的に前方に、すなわち前進される。切削縁部４
２の代表的な配置において、切削縁部４２は、半径から
高い点４３に引いた２０゜〜２５゜の範囲内の角度で延
在する。この構成の結果、各切削縁部４２は開口３６の
中心軸線３０に向かって角度が付けられている。この様
に、切削面の各切削縁部４２が円筒状部材１２の回転の
際に切削加工を行う場合に、切削縁部４２によって除去
される骨の断片部分から成る破片は、切削縁部を形成す
る偏倚された面４２によって開口３６の中心軸線３０に
向かって押される。
心軸線３０に向かって破片を動かすよう形成されてい
る。図３および図４に示される様に、例えば、各切削歯
４０の各切削縁部４２は、円筒状部材１２の外面１８の
比較的高い点４３と、円筒状部材１２の内面２２の比較
的低い点４４を形成している。更に、切削加工の際に各
縁部４２を動かす場合に、高い点４３は低い点４４に対
して相対的に前方に、すなわち前進される。切削縁部４
２の代表的な配置において、切削縁部４２は、半径から
高い点４３に引いた２０゜〜２５゜の範囲内の角度で延
在する。この構成の結果、各切削縁部４２は開口３６の
中心軸線３０に向かって角度が付けられている。この様
に、切削面の各切削縁部４２が円筒状部材１２の回転の
際に切削加工を行う場合に、切削縁部４２によって除去
される骨の断片部分から成る破片は、切削縁部を形成す
る偏倚された面４２によって開口３６の中心軸線３０に
向かって押される。
【００２０】図３に示される様に、切削面は少なくとも
第１の歯４０と第２の歯４０と第３の歯４０とを区画し
ている。各歯４０の高い点４３は他の各歯４０の高い点
４３、すなわち頂点から円周方向に離間されている。第
１の歯４０の頂点４３と第２の歯４０の頂点４３の間の
円周方向の隔たりは、第２の歯４０の頂点４３と第３の
歯４０の頂点４３の間の円周方向の隔たりとは異なって
いる。従って、歯４０の高い点４３の間の円周方向の間
隔は、隣接の歯の間における間隔のように望ましく変え
られる。言い換えれば、隣接する歯４０の間のピッチは
変化する。この様に、高い点４３は、円筒状のドリルビ
ットの切削面が回転される時に、骨５０の表面には対称
的に接触しない。
第１の歯４０と第２の歯４０と第３の歯４０とを区画し
ている。各歯４０の高い点４３は他の各歯４０の高い点
４３、すなわち頂点から円周方向に離間されている。第
１の歯４０の頂点４３と第２の歯４０の頂点４３の間の
円周方向の隔たりは、第２の歯４０の頂点４３と第３の
歯４０の頂点４３の間の円周方向の隔たりとは異なって
いる。従って、歯４０の高い点４３の間の円周方向の間
隔は、隣接の歯の間における間隔のように望ましく変え
られる。言い換えれば、隣接する歯４０の間のピッチは
変化する。この様に、高い点４３は、円筒状のドリルビ
ットの切削面が回転される時に、骨５０の表面には対称
的に接触しない。
【００２１】経験的に、且つ図４に示される様に、各歯
４０の高さ寸法（符号４１で示される）は、人体に行わ
れる関節形成術処置に見られる一般的な直径のねじやピ
ンを除去する装置の場合、１〜１. ５ミリメートルの値
である。更に、別の有効な経験則や図２に示される様
に、例えば、切削面の歯４０の高い点４３と第２の部分
２４（第１の部分２３が歯４０を含むものとする）との
間の測定した軸心方向の間隔４８は、除去すべく意図さ
れたねじ３２のほぼ直径である。この好ましい実施例に
おいて、これらの歯は望ましくは３０〜４０ロックウエ
ル硬度の結果を得るべく熱処理される。この好ましい実
施例において、円筒状部材の末端部の最初の３または４
ミリメートルだけが熱処理を受ける。この熱処理は、本
発明の円筒状ドリルビットの歯を含むこれら部分の硬化
をもたらす。一般的に、空所２０が穿孔されて歯４０が
切削された後、歯４０が研削される前に歯４０を硬化す
るよう歯４０の熱処理が行われる。
４０の高さ寸法（符号４１で示される）は、人体に行わ
れる関節形成術処置に見られる一般的な直径のねじやピ
ンを除去する装置の場合、１〜１. ５ミリメートルの値
である。更に、別の有効な経験則や図２に示される様
に、例えば、切削面の歯４０の高い点４３と第２の部分
２４（第１の部分２３が歯４０を含むものとする）との
間の測定した軸心方向の間隔４８は、除去すべく意図さ
れたねじ３２のほぼ直径である。この好ましい実施例に
おいて、これらの歯は望ましくは３０〜４０ロックウエ
ル硬度の結果を得るべく熱処理される。この好ましい実
施例において、円筒状部材の末端部の最初の３または４
ミリメートルだけが熱処理を受ける。この熱処理は、本
発明の円筒状ドリルビットの歯を含むこれら部分の硬化
をもたらす。一般的に、空所２０が穿孔されて歯４０が
切削された後、歯４０が研削される前に歯４０を硬化す
るよう歯４０の熱処理が行われる。
【００２２】細長い円筒状部材は、ＡＳＴＭタイプ４１
０またはＡＳＴＭタイプ４１６の様なステンレス鋼合金
で好適に造られる。ＡＳＴＭタイプのステンレス鋼合金
の３００シリーズは、切削面の熱処理がもし行われるの
であれば、好ましくない。何故ならば、３００シリーズ
は良好に熱処理されないと信じられているからである。
０またはＡＳＴＭタイプ４１６の様なステンレス鋼合金
で好適に造られる。ＡＳＴＭタイプのステンレス鋼合金
の３００シリーズは、切削面の熱処理がもし行われるの
であれば、好ましくない。何故ならば、３００シリーズ
は良好に熱処理されないと信じられているからである。
【００２３】図２に示される様に、例えば、開口３６
は、除去すべく意図された最大直径のねじまたはピン３
２よりも大きな直径を有する。従って、有効な経験則の
様に、開口３６近くの壁３４の直径方向の厚さは１ミリ
メートルよりも小さい。切削縁部４２における縮減され
た半径方向の壁厚さは、切削面に作用されなければなら
ない圧力を小さくする傾向にある。実際に、今日までに
行われた試験に基いて、人体の大腿骨や骨盤に皮質性海
綿骨質用ねじを押入するのに施される推力とトルクは、
本発明の円筒状ドリルビット装置を用いてねじ３２を除
去するのに必要とされる圧力およびトルクよりも大きい
ものと本出願人は確信している。更に、切削縁部４２に
おける縮減された直径方向の壁厚さは、骨５０の切削箇
所にて除去される骨の量を少なくするようになす。壁３
４の半径方向の厚さが、切削縁部４２が形成される比較
的薄い部分２３から離れる方向に向かって厚くなるため
に、円筒状ドリルビット１２は、切削面が比較的に薄く
てもドリル加工を行うよう十分な強度を有する。
は、除去すべく意図された最大直径のねじまたはピン３
２よりも大きな直径を有する。従って、有効な経験則の
様に、開口３６近くの壁３４の直径方向の厚さは１ミリ
メートルよりも小さい。切削縁部４２における縮減され
た半径方向の壁厚さは、切削面に作用されなければなら
ない圧力を小さくする傾向にある。実際に、今日までに
行われた試験に基いて、人体の大腿骨や骨盤に皮質性海
綿骨質用ねじを押入するのに施される推力とトルクは、
本発明の円筒状ドリルビット装置を用いてねじ３２を除
去するのに必要とされる圧力およびトルクよりも大きい
ものと本出願人は確信している。更に、切削縁部４２に
おける縮減された直径方向の壁厚さは、骨５０の切削箇
所にて除去される骨の量を少なくするようになす。壁３
４の半径方向の厚さが、切削縁部４２が形成される比較
的薄い部分２３から離れる方向に向かって厚くなるため
に、円筒状ドリルビット１２は、切削面が比較的に薄く
てもドリル加工を行うよう十分な強度を有する。
【００２４】本発明の望ましい実施例に従って、円筒状
部材１２の部分２３、２４、２５、２６、２７の少なく
とも１つは、切削面が開口３６の中心軸線３０周りに回
転される時に、この１つの部分２３、２４、２５、２
６、２７が、除去されるべく意図されたねじ３２の外面
に接着されるようになる直径に作られている。これは、
一般的に、除去されるべく意図されたねじまたはピン３
２がステンレス鋼材料で作られているために起こる。ま
た、除去装置の部分２３、２４、２５、２６、２７の内
面２２はステンレス鋼材料で作られ、ねじまたはピンの
ステンレス鋼の面と円筒状部材１２の内面２２との間の
摩擦は、ねじまたはピン３２の外面と除去装置の部分２
３、２４、２５、２６、２７の隣接面との間に接合部を
形成すべくなす焼付き効果に起因する。この接合部が形
成されると、ねじまたはピン３２は、除去装置の円筒状
部材１２と一緒に回転するように成る。従って、ねじ３
２が弛められる方向である、反時計方向の除去装置の回
転は、除去を容易にするためにねじが弛められるような
す方向のねじ３２の回転に起因している。円筒状部材１
２の一層の回転はねじ３２が骨５０を押し出すような
す。
部材１２の部分２３、２４、２５、２６、２７の少なく
とも１つは、切削面が開口３６の中心軸線３０周りに回
転される時に、この１つの部分２３、２４、２５、２
６、２７が、除去されるべく意図されたねじ３２の外面
に接着されるようになる直径に作られている。これは、
一般的に、除去されるべく意図されたねじまたはピン３
２がステンレス鋼材料で作られているために起こる。ま
た、除去装置の部分２３、２４、２５、２６、２７の内
面２２はステンレス鋼材料で作られ、ねじまたはピンの
ステンレス鋼の面と円筒状部材１２の内面２２との間の
摩擦は、ねじまたはピン３２の外面と除去装置の部分２
３、２４、２５、２６、２７の隣接面との間に接合部を
形成すべくなす焼付き効果に起因する。この接合部が形
成されると、ねじまたはピン３２は、除去装置の円筒状
部材１２と一緒に回転するように成る。従って、ねじ３
２が弛められる方向である、反時計方向の除去装置の回
転は、除去を容易にするためにねじが弛められるような
す方向のねじ３２の回転に起因している。円筒状部材１
２の一層の回転はねじ３２が骨５０を押し出すような
す。
【００２５】図１および図２に示される様に、本発明の
除去装置は、円筒状部材を握持して開口３６の中心軸線
３０周りに円筒状部材１２を回転する機構を有するよう
出来る。ここに実施されて図１に示される様に、この機
構は、除去されるべく所望されるねじが弛められるよう
になる方向に、細長い円筒状部材を回転する手持ち形の
動力モータ駆動機構を有している。図１に示される様
に、この駆動機構は、チャック６２が設けられたドリル
６０とすることが出来る。更に、ドリル６０は、所望さ
れる様に、電動機または空圧モータによって駆動でき
る。一般的に、電動機によって駆動される電動ドリルを
使用できる。円筒状部材１２の回転速度は２００〜５０
０回転／分（ｒｐｍ）の範囲内が好適である。しかし、
５回転／分（ｒｐｍ）の様な更に遅い回転速度が使用で
きるので、円筒状部材１２を手動装置によって作動でき
る。しかし、２００〜５００回転／分（ｒｐｍ）の公称
範囲内で円筒状部材１２を回転するのが好適である。
除去装置は、円筒状部材を握持して開口３６の中心軸線
３０周りに円筒状部材１２を回転する機構を有するよう
出来る。ここに実施されて図１に示される様に、この機
構は、除去されるべく所望されるねじが弛められるよう
になる方向に、細長い円筒状部材を回転する手持ち形の
動力モータ駆動機構を有している。図１に示される様
に、この駆動機構は、チャック６２が設けられたドリル
６０とすることが出来る。更に、ドリル６０は、所望さ
れる様に、電動機または空圧モータによって駆動でき
る。一般的に、電動機によって駆動される電動ドリルを
使用できる。円筒状部材１２の回転速度は２００〜５０
０回転／分（ｒｐｍ）の範囲内が好適である。しかし、
５回転／分（ｒｐｍ）の様な更に遅い回転速度が使用で
きるので、円筒状部材１２を手動装置によって作動でき
る。しかし、２００〜５００回転／分（ｒｐｍ）の公称
範囲内で円筒状部材１２を回転するのが好適である。
【００２６】作動において、本発明に従った円筒状ドリ
ルビットは、除去されるべきねじまたはピン３２の直
径、長さおよび材料等に適した形状に選ばれる。円筒状
ドリルビット１２の空所２０は、問題の骨５０の面５２
近くにあるピンまたはねじ３２の端部３３を受けるべく
作られた開口３６を有するよう選ばれる。例えば、４.
２〜４. ５ミリメートルの範囲内の直径の一般的なねじ
を除去するためには、円筒状ドリルビット１２における
適宜な寸法は、５. ５５５ミリメートル（０. ２１８７
インチ）の外径、部分２３における４. ５ミリメートル
の内径、各部分２３、２４、２５、２６、２７における
４ミリメートルの軸方向深さ（図２の４８または２
８）、末端部１６から基端部１４までの６センチメート
ル軸方向長さ、並びに４. ２１６ミリメートル（０. １
６６インチ）、３. ８６１ミリメートル（０. １５２イ
ンチ）、３. ４５４ミリメートル（０. １３６イン
チ）、２. ９４６ミリメートル（０. １１６インチ）の
各部分２４、２５、２６、２７の内径を含んでいる。同
様に、一般的な６. ５ミリメートル直径のねじを除去す
るためには、円筒状ドリルビット１２の適した寸法は、
７. ５ミリメートルの外径、部分２３の６. ５２８ミリ
メートル（０. ２５７インチ）の内径、各部分２３、２
４、２５、２６、２７の５ミリメートル軸方向深さ（図
２の４８または２８）、末端部１６から基端部１４まで
の６センチメートル軸方向長さ、並びに５. ９４４ミリ
メートル（０. ２３４インチ）、５. ６０３ミリメート
ル（０. ２２１インチ）、５. ３０９ミリメートル
（０. ２０９インチ）、５. １０５ミリメートル（０.
２０１インチ）の各部分２４、２５、２６、２７におけ
る各内径を含んでいる。更に、軸方向長さは、インディ
アナ州、ワーソウのデュプイ社から発売されているアン
グル形ドライバーを必要とする使用のために６センチメ
ートルよりも大きく出来る。
ルビットは、除去されるべきねじまたはピン３２の直
径、長さおよび材料等に適した形状に選ばれる。円筒状
ドリルビット１２の空所２０は、問題の骨５０の面５２
近くにあるピンまたはねじ３２の端部３３を受けるべく
作られた開口３６を有するよう選ばれる。例えば、４.
２〜４. ５ミリメートルの範囲内の直径の一般的なねじ
を除去するためには、円筒状ドリルビット１２における
適宜な寸法は、５. ５５５ミリメートル（０. ２１８７
インチ）の外径、部分２３における４. ５ミリメートル
の内径、各部分２３、２４、２５、２６、２７における
４ミリメートルの軸方向深さ（図２の４８または２
８）、末端部１６から基端部１４までの６センチメート
ル軸方向長さ、並びに４. ２１６ミリメートル（０. １
６６インチ）、３. ８６１ミリメートル（０. １５２イ
ンチ）、３. ４５４ミリメートル（０. １３６イン
チ）、２. ９４６ミリメートル（０. １１６インチ）の
各部分２４、２５、２６、２７の内径を含んでいる。同
様に、一般的な６. ５ミリメートル直径のねじを除去す
るためには、円筒状ドリルビット１２の適した寸法は、
７. ５ミリメートルの外径、部分２３の６. ５２８ミリ
メートル（０. ２５７インチ）の内径、各部分２３、２
４、２５、２６、２７の５ミリメートル軸方向深さ（図
２の４８または２８）、末端部１６から基端部１４まで
の６センチメートル軸方向長さ、並びに５. ９４４ミリ
メートル（０. ２３４インチ）、５. ６０３ミリメート
ル（０. ２２１インチ）、５. ３０９ミリメートル
（０. ２０９インチ）、５. １０５ミリメートル（０.
２０１インチ）の各部分２４、２５、２６、２７におけ
る各内径を含んでいる。更に、軸方向長さは、インディ
アナ州、ワーソウのデュプイ社から発売されているアン
グル形ドライバーを必要とする使用のために６センチメ
ートルよりも大きく出来る。
【００２７】この様なドリルビット１２の基端部１４
は、例えば図１に示される様に動力ドリル６０のチャッ
ク６２の端部に挿入される。手術者は、除去すべきピン
またはねじ３２の露出した外面を同心的に囲んだり、或
いはねじまたはピン３２が埋め込まれた骨５０の開口を
取り囲んで、切削面を有するドリルビット１２の末端部
１６を位置させる。これは、骨５０を取り囲む外側の肉
部分（図２に示さない）が、骨５０のこの場所を露出す
る通常の外科的手段によって切開された後にだけ行うこ
とが出来る。
は、例えば図１に示される様に動力ドリル６０のチャッ
ク６２の端部に挿入される。手術者は、除去すべきピン
またはねじ３２の露出した外面を同心的に囲んだり、或
いはねじまたはピン３２が埋め込まれた骨５０の開口を
取り囲んで、切削面を有するドリルビット１２の末端部
１６を位置させる。これは、骨５０を取り囲む外側の肉
部分（図２に示さない）が、骨５０のこの場所を露出す
る通常の外科的手段によって切開された後にだけ行うこ
とが出来る。
【００２８】手術者は動力ドリル６０を作動して、ねじ
またはピン３２の外面を取り囲む骨５０内に切り込むよ
う円筒状ドリルビット１２を回転させる。手術者は、骨
からねじを弛めてネジを骨から引き出すようねじが回転
されるべく必要とされる方向と合致するよう回転方向を
選択する。この方向は、ドリルビットの切削面が切削す
るよう形成される方向と同じである。手術者は、少なく
とも空所２０の面２２とねじまたはピン３２の外面との
間の接触が、ドリルビット１２の空所壁３４の内面２２
にねじまたはピン３２を接着するよう為す迄は、円筒状
ビット１２を回転し続ける。図２は、骨５０の面５２の
直ぐ下で破断されたねじ３２が円筒状ドリルビット１２
の第３の部分２５の内面２２に対して掴まれる一般的な
場合を示す。一旦、ドリルビット１２の空所壁３４の内
面２２とねじまたはピン３２の外面との間に接合が形成
されると、円筒状ドリルビット１２と接合されたピンま
たはねじ３２は骨５０から除去できる。ねじが除去され
るには、手術者がねじを弛める方向にドリルビットを回
転する時に、ねじは骨から取り外される。ねじが切られ
ていないピンを除去する場合には、ピンがドリルビット
１２の空所２０の内面２２に固着されたならば、そこ
で、手術者は円筒状ドリルビット１２が骨５０から離れ
るよう動かして、接着されたピンを除去するよう動かす
ことが出来る。そこで、ピンやねじ等の取り外される固
着器具は、固着器具が接着されるドリルビットと一緒に
破棄するよう出来る。更に、例えば、図２に示される様
に、ドリルビット１２は、中心軸線３０に向かってねじ
のねじ溝の間の空所と、円筒状ドリルビット１２の空所
２０とに穿孔された破片５４を動かすよう回転される。
またはピン３２の外面を取り囲む骨５０内に切り込むよ
う円筒状ドリルビット１２を回転させる。手術者は、骨
からねじを弛めてネジを骨から引き出すようねじが回転
されるべく必要とされる方向と合致するよう回転方向を
選択する。この方向は、ドリルビットの切削面が切削す
るよう形成される方向と同じである。手術者は、少なく
とも空所２０の面２２とねじまたはピン３２の外面との
間の接触が、ドリルビット１２の空所壁３４の内面２２
にねじまたはピン３２を接着するよう為す迄は、円筒状
ビット１２を回転し続ける。図２は、骨５０の面５２の
直ぐ下で破断されたねじ３２が円筒状ドリルビット１２
の第３の部分２５の内面２２に対して掴まれる一般的な
場合を示す。一旦、ドリルビット１２の空所壁３４の内
面２２とねじまたはピン３２の外面との間に接合が形成
されると、円筒状ドリルビット１２と接合されたピンま
たはねじ３２は骨５０から除去できる。ねじが除去され
るには、手術者がねじを弛める方向にドリルビットを回
転する時に、ねじは骨から取り外される。ねじが切られ
ていないピンを除去する場合には、ピンがドリルビット
１２の空所２０の内面２２に固着されたならば、そこ
で、手術者は円筒状ドリルビット１２が骨５０から離れ
るよう動かして、接着されたピンを除去するよう動かす
ことが出来る。そこで、ピンやねじ等の取り外される固
着器具は、固着器具が接着されるドリルビットと一緒に
破棄するよう出来る。更に、例えば、図２に示される様
に、ドリルビット１２は、中心軸線３０に向かってねじ
のねじ溝の間の空所と、円筒状ドリルビット１２の空所
２０とに穿孔された破片５４を動かすよう回転される。
【００２９】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、円筒状部
材の空所が末端部から基端部に向かって進むにつれて直
径が減少する内面を画成しているので、円筒状部材が回
転される時に摩擦による焼付けによって円筒状部材が固
着部材に接着され、これにより固着器具を円筒状部材と
一緒に簡単かつ容易に骨から除去することが出来る。
材の空所が末端部から基端部に向かって進むにつれて直
径が減少する内面を画成しているので、円筒状部材が回
転される時に摩擦による焼付けによって円筒状部材が固
着部材に接着され、これにより固着器具を円筒状部材と
一緒に簡単かつ容易に骨から除去することが出来る。
【００３０】多くの利用のおいて、ねじまたはピンは、
砕骨術や骨金属接合の様な周知の状態によって骨に接合
され、これによって、接合物質は、ねじとそれを取り囲
む骨の界面において、骨にねじの外面を固着するように
為す。ねじと骨の間に形成されたこの接合物質は新しい
骨の成長を妨げる。しかし、本発明の装置の使用におい
て、ねじを骨に接合する物質は、ねじの外面が除去装置
の空所２０の内面２２に接触する前に除去されるように
なる。更に、ねじやピンが本発明によって除去されたな
らば、接合物質を含む骨の部分は、血液循環を刺激し
て、ねじやピンの除去によって残される穴を満たすよう
新しい骨の成長を可能にするような具合に除去される。
砕骨術や骨金属接合の様な周知の状態によって骨に接合
され、これによって、接合物質は、ねじとそれを取り囲
む骨の界面において、骨にねじの外面を固着するように
為す。ねじと骨の間に形成されたこの接合物質は新しい
骨の成長を妨げる。しかし、本発明の装置の使用におい
て、ねじを骨に接合する物質は、ねじの外面が除去装置
の空所２０の内面２２に接触する前に除去されるように
なる。更に、ねじやピンが本発明によって除去されたな
らば、接合物質を含む骨の部分は、血液循環を刺激し
て、ねじやピンの除去によって残される穴を満たすよう
新しい骨の成長を可能にするような具合に除去される。
【００３１】本発明の好ましい実施例が特別な用語を用
いて説明されたが、この様な説明は単に図示説明のため
だけであり、種々の変形と変更が先の請求範囲の精神と
範囲とを逸脱することなく為し得ることが理解されるべ
きである。
いて説明されたが、この様な説明は単に図示説明のため
だけであり、種々の変形と変更が先の請求範囲の精神と
範囲とを逸脱することなく為し得ることが理解されるべ
きである。
【図１】本発明の望ましい実施例の斜視図である。
【図２】骨から頭なし骨用ねじを除去するよう作動中の
本発明の望ましい実施例の断面図である。
本発明の望ましい実施例の断面図である。
【図３】図１および図２に示される本発明の実施例の詳
細斜視図である。
細斜視図である。
【図４】矢印４−４線が図３に示す方向における部分断
面図である。
面図である。
１０ 除去装置 １２ 円筒状部材 １４ 基端部 １６ 末端部 １８ 外面 ２０ 空所 ２２ 内面 ２３ 部分 ２４ 部分 ２５ 部分 ２６ 部分 ２７ 部分 ３０ 軸線 ３２ ねじ ３６ 開口 ３８ 自由縁部 ４０ 切削歯 ４２ 切削縁部 ４３ 高点 ６０ ドリル ６２ チャック
フロントページの続き (71)出願人 596134231 210 Ｔｉｂｕｒｏｎ Ｃｏｕｒｔ，Ｗａ ｌｎｕｔ Ｃｒｅｅｋ，Ｃａｌｉｆｏｒｎ ｉａ 94596 Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 ジー． アレン グスタフソン アメリカ合衆国 92373 カリフォルニア 州 レッドランヅ エルダー ウェイ 520
Claims (15)
- 【請求項１】 骨に埋め込まれた骨用ピンや頭なし骨用
ねじの様な固着器具を骨から除去する装置であって、基
端部並びに該基端部とほぼ対向して配置された末端部を
形成する細長い円筒状部材を有し、該円筒状部材は円筒
状部材の内部に設けられた空所を形成すると共に、円筒
状部材の長さに沿って延びる中心軸線を有し、前記末端
部は前記空所に対して同軸に配置され且つ前記空所と連
通する開口を形成し、前記末端部は前記開口の周りに配
置された少なくとも１つの切削面を更に形成し、前記空
所は、前記末端部から基端部に向かって進むにつれ減少
する直径を有する内面を画成することを特徴とする装
置。 - 【請求項２】 前記空所は少なくとも２つの隣接する同
軸の部分によって画成され、各部分は、２つの隣接する
部分の各々の間にて異なる直径で前記開口に近接して配
置された部分の直径が各２つの隣接する部分のうちの大
きな方の直径であり、前記部分の少なくとも１つは、前
記切削面が前記開口の前記中心軸線周りに回転される際
に前記少なくとも１つの部分が、除去されるべく意図さ
れた固着器具に接着するように寸法付けられた直径を有
することを特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記接着する部分がステンレス鋼で作ら
れていることを特徴とする請求項２記載の装置。 - 【請求項４】 前記切削面が硬化されたステンレス鋼で
作られていることを特徴とする請求項１乃至３いずれか
記載の装置。 - 【請求項５】 前記切削面は、除去すべく意図された固
着器具をねじ弛めるための方向である方向に前記開口の
中心軸線周りに前記切削面が回転される時に切削するよ
う形成されていることを特徴とする請求項１記載の装
置。 - 【請求項６】 前記切削面が硬化されたステンレス鋼で
作られていることを特徴とする請求項１乃至５いずれか
記載の装置。 - 【請求項７】 前記開口は、除去されるべく意図された
固着器具の最大の直径よりも大きな直径を有することを
特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項８】 前記円筒状部材を握持すると共に前記開
口の中心軸線周りに前記円筒状部材を回転する機構を有
することを特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項９】 前記切削面は前記開口の中心軸線に向か
って破片を動かすよう形成されていることを特徴とする
請求項１記載の装置。 - 【請求項１０】 前記切削面は複数個の三角形の歯によ
って形成されていることを特徴とする請求項１記載の装
置。 - 【請求項１１】 前記切削面は少なくとも第１の歯と第
２の歯と第３の歯とを形成し、前記３つの歯の各々は他
の各歯の頂部から円周方向に離れている頂部を形成して
おり、前記第１の歯の頂部と前記第２の歯の頂部の間の
前記円周方向の分離量は、前記第２の歯の頂部と前記第
３の歯の頂部の間の前記円周方向の分離量と異なってい
ることを特徴とする請求項１０記載の装置。 - 【請求項１２】 骨に埋め込まれた骨用ピンや頭なし骨
用ねじの様な固着器具を骨から除去する装置であって、
基端部並びに該基端部とほぼ対向して配置された末端部
とを形成する細長い円筒状部材を有し、該末端部は該円
筒状部材の長さに沿った中心軸線を有し、更に、前記基
端部に向かって前記開口から軸線方向に延び且つ前記開
口に対して同軸に配置された細長い空所を有し、前記末
端部は前記空所に対して同軸に配置され且つ前記空所と
連通する開口を形成し、前記空所は少なくとも２つの隣
接する同軸の部分によって形成され、前記各部分は、２
つの隣接する部分の各々の間において異なる直径で前記
開口に近接して配置された部分の直径が各２つの隣接す
る部分のうちの大きな方の直径であり、前記末端部は前
記開口の周りに配置された少なくとも１つの切削面を形
成し、前記切削面は前記開口の前記中心軸線に向かって
前記空所内に切削破片を動かすよう形成されていること
を特徴とする装置。 - 【請求項１３】 固着器具の端部を受けるよう形成され
た開口を有すると共に、空所内に深く進むにつれ減少す
る直径を有するよう形成された空所を有する円筒状部材
を、除去すべき固着器具を包含する骨の部分を同軸的に
囲んで配置し、 少なくとも空所の内面と固着器具の外面との間の焼付け
が固着器具を円筒状部材の空所の内面に接着する迄、固
着器具の外面を囲む骨内に切り込むよう円筒状部材を回
転し、 円筒状部材および接着された固着器具を引き抜く、 工程から成ることを特徴とする骨に埋め込まれた骨用ピ
ンや頭なし骨用ねじの様な固着器具を骨から除去する方
法。 - 【請求項１４】 除去されるべく意図された固着器具を
ねじ弛めるための方向である方向に円筒状部材を回転す
る工程を更に有することを特徴とする請求項１３記載の
方法。 - 【請求項１５】 穿孔した破片を中心軸線に向って且つ
円筒状部材の空所内に動かすよう円筒状部材を回転する
工程を更に有することを特徴とする請求項１３記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/527673 | 1995-09-12 | ||
| US08/527,673 US5697935A (en) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | Device and method for removing fastening implements from bone |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09108236A true JPH09108236A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=24102453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8242091A Pending JPH09108236A (ja) | 1995-09-12 | 1996-09-12 | 骨から固着器具を除去する装置および方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5697935A (ja) |
| EP (1) | EP0761176B1 (ja) |
| JP (1) | JPH09108236A (ja) |
| DE (1) | DE69602812T2 (ja) |
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