JP2003169809A - 開創器のブレードおよび開創器 - Google Patents
開創器のブレードおよび開創器Info
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- JP2003169809A JP2003169809A JP2001371354A JP2001371354A JP2003169809A JP 2003169809 A JP2003169809 A JP 2003169809A JP 2001371354 A JP2001371354 A JP 2001371354A JP 2001371354 A JP2001371354 A JP 2001371354A JP 2003169809 A JP2003169809 A JP 2003169809A
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- retractor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】切開箇所に挿入されたブレードの浮き(抜け)
を防止することができる開創器のブレードおよび開創器
を提供すること。 【解決手段】本発明の開創器のブレード1は、切開箇所
100に挿入して使用されるものであり、ブレード本体
2と、ブレード本体2を切開箇所100付近の骨200
に固定する固定手段3とを備えている。固定手段3は、
固定部材4と、ブレード本体2の側部に固着され、固定
部材4を挿通可能な挿通部5とを有している。固定部材
4を挿通部5に挿通し、固定部材4を回転させて先端部
のネジ部41を骨200にねじ込み、埋設することによ
り、ブレード1を骨200に固定することができる。ブ
レード1をリトラクター(開閉具)に対し着脱可能とし
た場合には、ブレード1を骨200に固定した後、リト
ラクターをブレード1から分離して、撤去する。
を防止することができる開創器のブレードおよび開創器
を提供すること。 【解決手段】本発明の開創器のブレード1は、切開箇所
100に挿入して使用されるものであり、ブレード本体
2と、ブレード本体2を切開箇所100付近の骨200
に固定する固定手段3とを備えている。固定手段3は、
固定部材4と、ブレード本体2の側部に固着され、固定
部材4を挿通可能な挿通部5とを有している。固定部材
4を挿通部5に挿通し、固定部材4を回転させて先端部
のネジ部41を骨200にねじ込み、埋設することによ
り、ブレード1を骨200に固定することができる。ブ
レード1をリトラクター(開閉具)に対し着脱可能とし
た場合には、ブレード1を骨200に固定した後、リト
ラクターをブレード1から分離して、撤去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開創器のブレード
および開創器に関する。
および開創器に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の切開箇所に挿入して使用される一
対のブレードをリトラクター(開閉具)によりそれらの
間隔を変更可能に支持してなる開創器が知られており、
各種の手術において広く使用されている。
対のブレードをリトラクター(開閉具)によりそれらの
間隔を変更可能に支持してなる開創器が知られており、
各種の手術において広く使用されている。
【0003】このような開創器を使用する際には、一対
のブレードを、それらの間隔を狭めた状態(リトラクタ
ーを閉じた状態)として、生体の切開箇所に挿入する。
のブレードを、それらの間隔を狭めた状態(リトラクタ
ーを閉じた状態)として、生体の切開箇所に挿入する。
【0004】次いで、リトラクターを操作して開き、一
対のブレードの間隔を広げる。これにより、軟部組織が
両側に押しのけられて、切開箇所が広げられ、術野(施
術空間)が確保される。なお、リトラクターには、広げ
られた一対のブレードの間隔を維持する機構が設けられ
ており、切開箇所が広げられた状態が維持される。
対のブレードの間隔を広げる。これにより、軟部組織が
両側に押しのけられて、切開箇所が広げられ、術野(施
術空間)が確保される。なお、リトラクターには、広げ
られた一対のブレードの間隔を維持する機構が設けられ
ており、切開箇所が広げられた状態が維持される。
【0005】しかしながら、従来の開創器では、切開箇
所に挿入されたブレードが次第に浮いてくる(抜けてく
る)という問題があった。このため、ブレードが切開箇
所から抜けないように開創器を押さえる(把持する)た
めの術者が一人余計に必要になっていた。
所に挿入されたブレードが次第に浮いてくる(抜けてく
る)という問題があった。このため、ブレードが切開箇
所から抜けないように開創器を押さえる(把持する)た
めの術者が一人余計に必要になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、切開
箇所に挿入されたブレードの浮き(抜け)を防止するこ
とができる開創器のブレードおよび開創器を提供するこ
とにある。
箇所に挿入されたブレードの浮き(抜け)を防止するこ
とができる開創器のブレードおよび開創器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(11)の本発明により達成される。
(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0008】(1) 生体の切開箇所に挿入して使用さ
れる一対のブレードを開閉具によりそれらの間隔を変更
可能に支持してなる開創器におけるブレードであって、
ブレード本体と、前記ブレード本体を切開箇所付近の骨
に対し固定する少なくとも1つの固定手段とを有するこ
とを特徴とするブレード。これにより、切開箇所に挿入
されたブレードの浮き(抜け)を防止することができる
開創器のブレードを提供することができる。
れる一対のブレードを開閉具によりそれらの間隔を変更
可能に支持してなる開創器におけるブレードであって、
ブレード本体と、前記ブレード本体を切開箇所付近の骨
に対し固定する少なくとも1つの固定手段とを有するこ
とを特徴とするブレード。これにより、切開箇所に挿入
されたブレードの浮き(抜け)を防止することができる
開創器のブレードを提供することができる。
【0009】(2) 前記開閉具に対し着脱可能である
上記(1)に記載のブレード。これにより、切開箇所に
ブレードを装着した後、開閉具を撤去することができる
ため、開閉具が手術操作の邪魔にならず、手術操作性を
さらに向上することができる。
上記(1)に記載のブレード。これにより、切開箇所に
ブレードを装着した後、開閉具を撤去することができる
ため、開閉具が手術操作の邪魔にならず、手術操作性を
さらに向上することができる。
【0010】(3) 切開箇所に装着された後、前記開
閉具と分離可能である上記(2)に記載のブレード。こ
れにより、切開箇所にブレードを装着した後、開閉具を
撤去することができるため、開閉具が手術操作の邪魔に
ならず、手術操作性をさらに向上することができる。
閉具と分離可能である上記(2)に記載のブレード。こ
れにより、切開箇所にブレードを装着した後、開閉具を
撤去することができるため、開閉具が手術操作の邪魔に
ならず、手術操作性をさらに向上することができる。
【0011】(4) 前記ブレード本体の両方の側部に
それぞれ前記固定手段が設けられている上記(1)ない
し(3)のいずれかに記載のブレード。これにより、よ
り確実(安定的)にブレードを固定することができる。
それぞれ前記固定手段が設けられている上記(1)ない
し(3)のいずれかに記載のブレード。これにより、よ
り確実(安定的)にブレードを固定することができる。
【0012】(5) 前記固定手段は、骨にその先端部
を埋設可能な固定部材を有する上記(1)ないし(4)
のいずれかに記載のブレード。これにより、より確実
(安定的)にブレードを固定することができる。
を埋設可能な固定部材を有する上記(1)ないし(4)
のいずれかに記載のブレード。これにより、より確実
(安定的)にブレードを固定することができる。
【0013】(6) 前記固定部材は、ほぼ棒状の部材
であり、その先端に尖った尖鋭部を有する上記(5)に
記載のブレード。これにより、容易に固定部材を装着す
ることができる。
であり、その先端に尖った尖鋭部を有する上記(5)に
記載のブレード。これにより、容易に固定部材を装着す
ることができる。
【0014】(7) 前記固定部材は、ほぼ棒状の部材
であり、少なくともその先端部にネジ部を有する上記
(5)または(6)に記載のブレード。これにより、容
易に固定部材を装着することができる。
であり、少なくともその先端部にネジ部を有する上記
(5)または(6)に記載のブレード。これにより、容
易に固定部材を装着することができる。
【0015】(8) 前記固定手段は、前記ブレード本
体に設けられ、前記固定部材を挿通可能な挿通部を有す
る上記(5)ないし(7)のいずれかに記載のブレー
ド。これにより、ブレードの固定操作を容易に行うこと
ができる。
体に設けられ、前記固定部材を挿通可能な挿通部を有す
る上記(5)ないし(7)のいずれかに記載のブレー
ド。これにより、ブレードの固定操作を容易に行うこと
ができる。
【0016】(9) 前記挿通部は、前記固定部材を回
転可能に挿通する上記(8)に記載のブレード。これに
より、ブレードの固定操作を容易に行うことができる。
転可能に挿通する上記(8)に記載のブレード。これに
より、ブレードの固定操作を容易に行うことができる。
【0017】(10) 前記固定手段は、前記固定部材
に対し前記ブレード本体が手前側に移動するのを防止す
るストッパ部材を有する上記(5)ないし(9)のいず
れかに記載のブレード。これにより、固定部材の先端部
の埋設深さによらず、ブレードを確実に固定することが
できる。
に対し前記ブレード本体が手前側に移動するのを防止す
るストッパ部材を有する上記(5)ないし(9)のいず
れかに記載のブレード。これにより、固定部材の先端部
の埋設深さによらず、ブレードを確実に固定することが
できる。
【0018】(11) 上記(1)ないし(10)のい
ずれかに記載の一対のブレードと、その両ブレードをそ
れらの間隔を変更可能に支持する開閉具とを有すること
を特徴とする開創器。これにより、切開箇所に挿入され
たブレードの浮き(抜け)を防止することができる開創
器を提供することができる。
ずれかに記載の一対のブレードと、その両ブレードをそ
れらの間隔を変更可能に支持する開閉具とを有すること
を特徴とする開創器。これにより、切開箇所に挿入され
たブレードの浮き(抜け)を防止することができる開創
器を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の開創器のブレード
および開創器を添付図面に示す好適な実施形態に基づい
て詳細に説明する。
および開創器を添付図面に示す好適な実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の開創器のブレードの実施
形態を示す正面図、図2は、図1に示すブレードにおけ
るブレード本体および挿通部の平面図、図3は、本発明
の開創器により切開箇所を広げた状態を示す平面図、図
4は、図1に示すブレードを切開箇所付近の骨に固定し
た状態を示す正面図である。なお、以下では、図1およ
び図4中の上側を「基端」、下側を「先端」、図3中の
上側を「一端」、下側を「他端」として説明する。
形態を示す正面図、図2は、図1に示すブレードにおけ
るブレード本体および挿通部の平面図、図3は、本発明
の開創器により切開箇所を広げた状態を示す平面図、図
4は、図1に示すブレードを切開箇所付近の骨に固定し
た状態を示す正面図である。なお、以下では、図1およ
び図4中の上側を「基端」、下側を「先端」、図3中の
上側を「一端」、下側を「他端」として説明する。
【0021】図1に示す開創器のブレード1(以下、単
に「ブレード1」と言う)は、手術において、生体の切
開箇所100に挿入して使用されるものであり、ブレー
ド本体2と、ブレード本体2を切開箇所100付近の骨
200に固定する固定手段3とを備えている。以下、各
部の構成について説明する。
に「ブレード1」と言う)は、手術において、生体の切
開箇所100に挿入して使用されるものであり、ブレー
ド本体2と、ブレード本体2を切開箇所100付近の骨
200に固定する固定手段3とを備えている。以下、各
部の構成について説明する。
【0022】ブレード本体2は、図1中の上下方向に長
いほぼ長方形の板状の部材で構成されている。
いほぼ長方形の板状の部材で構成されている。
【0023】図2に示すように、このブレード本体2
は、背面側が湾曲外側となるように湾曲した形状をなし
ている。
は、背面側が湾曲外側となるように湾曲した形状をなし
ている。
【0024】図3に示すように、ブレード本体2が切開
箇所100に挿入されたとき、ブレード本体2の背面側
(図2中の上側)に生体の軟部組織300(皮膚、筋肉
等)が接触する。
箇所100に挿入されたとき、ブレード本体2の背面側
(図2中の上側)に生体の軟部組織300(皮膚、筋肉
等)が接触する。
【0025】図1に示すように、ブレード本体2の基端
部には、後述するリトラクター(開閉具)7の装着部7
3a、73bが挿入可能な貫通孔21が形成されてい
る。
部には、後述するリトラクター(開閉具)7の装着部7
3a、73bが挿入可能な貫通孔21が形成されてい
る。
【0026】また、図1および図2に示すように、ブレ
ード本体2の先端部には、背面側に屈曲(湾曲)した屈
曲部22が形成されている。これにより、切開箇所10
0の軟部組織300を奥方まで確実に押し広げることが
できる(図3参照)。
ード本体2の先端部には、背面側に屈曲(湾曲)した屈
曲部22が形成されている。これにより、切開箇所10
0の軟部組織300を奥方まで確実に押し広げることが
できる(図3参照)。
【0027】なお、本発明では、ブレード本体2は、図
示のような形状のものに限らず、適用部位等に合わせ
て、その外形や湾曲の有無・方向等が異なる各種の形状
のものとすることができる。
示のような形状のものに限らず、適用部位等に合わせ
て、その外形や湾曲の有無・方向等が異なる各種の形状
のものとすることができる。
【0028】図1に示すように、ブレード本体2の両方
の側部には、それぞれ、ブレード本体2を骨200に固
定する固定手段3が設けられている。この2つの固定手
段3は、互いに同様の構成となっているため、代表して
一方の固定手段3について説明する。
の側部には、それぞれ、ブレード本体2を骨200に固
定する固定手段3が設けられている。この2つの固定手
段3は、互いに同様の構成となっているため、代表して
一方の固定手段3について説明する。
【0029】固定手段3は、ほぼ棒状をなす長尺な固定
部材4と、ブレード本体2の側部に固着され、固定部材
4を挿通可能な挿通部5と、固定部材4に装着されたス
トッパ部材6とで構成されている。
部材4と、ブレード本体2の側部に固着され、固定部材
4を挿通可能な挿通部5と、固定部材4に装着されたス
トッパ部材6とで構成されている。
【0030】挿通部5は、管状(円筒状)の部材で構成
されており、例えば溶接またはろう接によりブレード本
体2の側部に固着されている。挿通部5の先端は、ブレ
ード本体2の先端付近まで延びており、挿通部5の基端
は、ブレード本体2の基端を超えてさらに基端方向に延
びている。
されており、例えば溶接またはろう接によりブレード本
体2の側部に固着されている。挿通部5の先端は、ブレ
ード本体2の先端付近まで延びており、挿通部5の基端
は、ブレード本体2の基端を超えてさらに基端方向に延
びている。
【0031】固定部材4は、横断面形状がほぼ円形の丸
棒状をなしている。これにより、固定部材4は、挿通部
5に挿通した状態で、回転可能になっている。
棒状をなしている。これにより、固定部材4は、挿通部
5に挿通した状態で、回転可能になっている。
【0032】固定部材4の先端部(先端付近の部分)に
は、ネジ部(雄ネジ)41が形成されている。これによ
り、固定部材4を回転させることによって、ネジ部41
を骨200にねじ込み、埋設することができる(図4参
照)。
は、ネジ部(雄ネジ)41が形成されている。これによ
り、固定部材4を回転させることによって、ネジ部41
を骨200にねじ込み、埋設することができる(図4参
照)。
【0033】本実施形態では、ネジ部41が設けられて
いることにより、次の2つの利点がある。第1に、ネジ
部41の凹凸(ネジ山)により、ネジ部41が骨200
から抜けにくくなるので、固定部材4をより確実に固定
することができる。第2に、固定部材4に回転力を与え
ることによってネジ部41を骨200に埋設するので、
固定部材4を骨200に打ち込むような場合と異なり、
固定部材4に衝撃を与える必要がない。よって、患者の
負担を軽減することができる。
いることにより、次の2つの利点がある。第1に、ネジ
部41の凹凸(ネジ山)により、ネジ部41が骨200
から抜けにくくなるので、固定部材4をより確実に固定
することができる。第2に、固定部材4に回転力を与え
ることによってネジ部41を骨200に埋設するので、
固定部材4を骨200に打ち込むような場合と異なり、
固定部材4に衝撃を与える必要がない。よって、患者の
負担を軽減することができる。
【0034】固定部材4(ネジ部41)の先端には、先
が尖った尖鋭部42が形成されている。これにより、ネ
ジ部41のねじ込みに先立って骨200に穴を形成する
ことができ、ネジ部41のねじ込み(埋設)を容易に行
うことができる。
が尖った尖鋭部42が形成されている。これにより、ネ
ジ部41のねじ込みに先立って骨200に穴を形成する
ことができ、ネジ部41のねじ込み(埋設)を容易に行
うことができる。
【0035】なお、固定部材4は、図示の構成に限ら
ず、例えば、その先端部を単に骨200に打ち込むこと
により埋設するようなものであってもよい。
ず、例えば、その先端部を単に骨200に打ち込むこと
により埋設するようなものであってもよい。
【0036】固定部材4の基端部(基端付近の部分)に
は、ネジ部(雄ネジ)43が形成されている。このネジ
部43には、ナット61および62で構成されるストッ
パ部材6が螺合している。このストッパ部材6は、ナッ
ト61、62をそれぞれ反対方向(互いに近づく方向)
に回して締め付けることにより、ネジ部43に強固に固
定することができる。なお、ストッパ部材6は、1つの
ナットで構成されていてもよい。
は、ネジ部(雄ネジ)43が形成されている。このネジ
部43には、ナット61および62で構成されるストッ
パ部材6が螺合している。このストッパ部材6は、ナッ
ト61、62をそれぞれ反対方向(互いに近づく方向)
に回して締め付けることにより、ネジ部43に強固に固
定することができる。なお、ストッパ部材6は、1つの
ナットで構成されていてもよい。
【0037】固定部材4の基端には、例えば六角形をな
す頭(ボルトの頭)44が設けられている。
す頭(ボルトの頭)44が設けられている。
【0038】このような固定部材4の長さは、挿通部5
より長くされている。すなわち、固定部材4は、挿通部
5に挿通(挿入)した状態で、先端部(ネジ部41)が
挿通部5の先端から突出し得るようになっている。
より長くされている。すなわち、固定部材4は、挿通部
5に挿通(挿入)した状態で、先端部(ネジ部41)が
挿通部5の先端から突出し得るようになっている。
【0039】図3に示すように、このようなブレード1
(ブレード本体2)は、リトラクター(開閉具)7に一
対装着される。リトラクター7は、一対のブレード1
(ブレード本体2)をその間隔を変更可能に支持するも
のである。次に、このリトラクター7について説明す
る。
(ブレード本体2)は、リトラクター(開閉具)7に一
対装着される。リトラクター7は、一対のブレード1
(ブレード本体2)をその間隔を変更可能に支持するも
のである。次に、このリトラクター7について説明す
る。
【0040】リトラクター7は、一対の腕部71a、7
1bを有している。両腕部71a、71bは、長手方向
中間部に位置する連結部72において互いに回動可能に
連結されている。この両腕部71a、71bは、図3に
示す状態では全体としてほぼX字状をなし、互いに交差
していない。
1bを有している。両腕部71a、71bは、長手方向
中間部に位置する連結部72において互いに回動可能に
連結されている。この両腕部71a、71bは、図3に
示す状態では全体としてほぼX字状をなし、互いに交差
していない。
【0041】腕部71a、71bの一端部には、それぞ
れ、ブレード本体2を装着可能な装着部73a、73b
が設けられている。この装着部73a、73bは、腕部
71a、71bの一端部からそれぞれ外側に突出するよ
うに形成されている。
れ、ブレード本体2を装着可能な装着部73a、73b
が設けられている。この装着部73a、73bは、腕部
71a、71bの一端部からそれぞれ外側に突出するよ
うに形成されている。
【0042】一対のブレード本体2は、それぞれ、貫通
孔21に正面側(図2中の下側)から装着部73a、7
3bが挿入、嵌合することにより、装着部73a、73
bに装着、固定される。この状態では、一対のブレード
本体2は、正面側を内側、背面側を外側として互いに対
向するように配置される。また、各ブレード本体2は、
それぞれ、その長手方向が腕部71a、71bに対しほ
ぼ直交するような姿勢で装着される。
孔21に正面側(図2中の下側)から装着部73a、7
3bが挿入、嵌合することにより、装着部73a、73
bに装着、固定される。この状態では、一対のブレード
本体2は、正面側を内側、背面側を外側として互いに対
向するように配置される。また、各ブレード本体2は、
それぞれ、その長手方向が腕部71a、71bに対しほ
ぼ直交するような姿勢で装着される。
【0043】装着部73a、73bに装着されたブレー
ド本体2は、貫通孔21から装着部73a、73bを抜
去することにより、装着部73a、73bから取り外す
ことができる。
ド本体2は、貫通孔21から装着部73a、73bを抜
去することにより、装着部73a、73bから取り外す
ことができる。
【0044】このように、本実施形態のブレード1(ブ
レード本体2)は、リトラクター7に対し着脱可能にな
っている。これにより、ブレード1を切開箇所100に
装着した後、リトラクター7を取り外して撤去すること
ができ、リトラクター7が手術操作(手技)の邪魔にな
らないという利点がある。また、形状、大きさ等の条件
の異なるブレード1を複数種類用意しておくことによ
り、施術部位に適合するブレード1を選択してリトラク
ター7に装着して使用することができるという利点もあ
る。
レード本体2)は、リトラクター7に対し着脱可能にな
っている。これにより、ブレード1を切開箇所100に
装着した後、リトラクター7を取り外して撤去すること
ができ、リトラクター7が手術操作(手技)の邪魔にな
らないという利点がある。また、形状、大きさ等の条件
の異なるブレード1を複数種類用意しておくことによ
り、施術部位に適合するブレード1を選択してリトラク
ター7に装着して使用することができるという利点もあ
る。
【0045】なお、リトラクター7に対しブレード1
(ブレード本体2)を着脱可能に装着する構成として
は、図示のような嵌合によるものに限らず、例えば、ボ
ルト(ネジ)を用いるもの、挟持構造のもの等、いかな
る構成でもよい。
(ブレード本体2)を着脱可能に装着する構成として
は、図示のような嵌合によるものに限らず、例えば、ボ
ルト(ネジ)を用いるもの、挟持構造のもの等、いかな
る構成でもよい。
【0046】また、本発明では、ブレード1(ブレード
本体2)がリトラクター7に対し固着または一体化され
ているようなもの(着脱できないもの)であってもよ
い。
本体2)がリトラクター7に対し固着または一体化され
ているようなもの(着脱できないもの)であってもよ
い。
【0047】腕部71a、71bの他端側には、それぞ
れ、指を挿入可能なリング状の指挿入部74a、74b
が設けられている。リトラクター7は、この指挿入部7
4a、74bにそれぞれ指を挿入した状態で、腕部71
a、71bを開閉操作することができる。この操作によ
り両指挿入部74a、74bの間隔を狭めると、腕部7
1a、71bの一端側が開き、よって、両ブレード本体
2の間隔が広がる(大きくなる)。逆に、両指挿入部7
4a、74bの間隔を広げると、腕部71a、71bの
一端側が閉じ、よって、両ブレード本体2の間隔が狭ま
る(小さくなる)。このようにして、両ブレード本体2
の間隔を調節することができる。
れ、指を挿入可能なリング状の指挿入部74a、74b
が設けられている。リトラクター7は、この指挿入部7
4a、74bにそれぞれ指を挿入した状態で、腕部71
a、71bを開閉操作することができる。この操作によ
り両指挿入部74a、74bの間隔を狭めると、腕部7
1a、71bの一端側が開き、よって、両ブレード本体
2の間隔が広がる(大きくなる)。逆に、両指挿入部7
4a、74bの間隔を広げると、腕部71a、71bの
一端側が閉じ、よって、両ブレード本体2の間隔が狭ま
る(小さくなる)。このようにして、両ブレード本体2
の間隔を調節することができる。
【0048】このリトラクター7には、両ブレード本体
2の間隔を維持する間隔維持手段が設けられている。こ
の間隔維持手段は、腕部71aから腕部71b側に向か
って突出するように設けられたラック75と、腕部71
bに設置され、ラック75に形成された歯751と係合
し得る係合部材76とを有している。
2の間隔を維持する間隔維持手段が設けられている。こ
の間隔維持手段は、腕部71aから腕部71b側に向か
って突出するように設けられたラック75と、腕部71
bに設置され、ラック75に形成された歯751と係合
し得る係合部材76とを有している。
【0049】ラック75は、連結部72を中心とする円
弧状をなしており、その外周部に歯751が形成されて
いる。
弧状をなしており、その外周部に歯751が形成されて
いる。
【0050】腕部71a、71bの一端側が開く方向、
すなわち両ブレード本体2の間隔が広がる方向にリトラ
クター7を操作した場合には、係合部材76は、ラック
75の歯751を乗り越えるようになっている。すなわ
ち、両ブレード本体2の間隔を広げる方向には、前記間
隔維持手段によらず自由に操作を行うことができる。
すなわち両ブレード本体2の間隔が広がる方向にリトラ
クター7を操作した場合には、係合部材76は、ラック
75の歯751を乗り越えるようになっている。すなわ
ち、両ブレード本体2の間隔を広げる方向には、前記間
隔維持手段によらず自由に操作を行うことができる。
【0051】これに対し、腕部71a、71bの一端側
が閉じる方向、すなわち両ブレード本体2の間隔が狭ま
る方向に腕部71a、71bが変位(回動)しようとし
た場合には、係合部材76がラック75の歯751に係
合し、これを阻止する。すなわち、前記間隔維持手段
は、一旦広げた両ブレード本体2の間隔が狭まるのを防
止するように作用する。
が閉じる方向、すなわち両ブレード本体2の間隔が狭ま
る方向に腕部71a、71bが変位(回動)しようとし
た場合には、係合部材76がラック75の歯751に係
合し、これを阻止する。すなわち、前記間隔維持手段
は、一旦広げた両ブレード本体2の間隔が狭まるのを防
止するように作用する。
【0052】係合部材76に形成されたレバー761を
図3中の下側に変位させると、係合部材76と、ラック
75の歯751との係合が解除され、腕部71a、71
bの一端側を閉じることができる。
図3中の下側に変位させると、係合部材76と、ラック
75の歯751との係合が解除され、腕部71a、71
bの一端側を閉じることができる。
【0053】本発明の開創器8は、このようなリトラク
ター7と、一対のブレード1とを有するものである。
ター7と、一対のブレード1とを有するものである。
【0054】なお、本発明では、リトラクター7は、図
示のような構成に限らず、一対のブレード1(ブレード
本体2)をそれらの間隔を変更可能に支持するものであ
ればいかなる形状、構造のものであってもよい。
示のような構成に限らず、一対のブレード1(ブレード
本体2)をそれらの間隔を変更可能に支持するものであ
ればいかなる形状、構造のものであってもよい。
【0055】次に、ブレード1および開創器8の使用方
法の一例について詳細に説明する。 [1] 一対のブレード本体2をリトラクター7に装着
する。この両ブレード本体2を近接させた状態、すなわ
ち腕部71a、71bの一端側を閉じた状態で、両ブレ
ード本体2を生体の切開箇所100に挿入する。
法の一例について詳細に説明する。 [1] 一対のブレード本体2をリトラクター7に装着
する。この両ブレード本体2を近接させた状態、すなわ
ち腕部71a、71bの一端側を閉じた状態で、両ブレ
ード本体2を生体の切開箇所100に挿入する。
【0056】[2] 次いで、リトラクター7を操作し
て両ブレード本体2の間隔を適当な大きさに拡張して、
切開箇所100の軟部組織300を両側に押し広げる
(図3参照)。これにより、術野(施術空間)が広く確
保される。なお、両ブレード本体2の間隔は、リトラク
ター7の前記間隔維持手段により、その拡張された状態
で維持される。
て両ブレード本体2の間隔を適当な大きさに拡張して、
切開箇所100の軟部組織300を両側に押し広げる
(図3参照)。これにより、術野(施術空間)が広く確
保される。なお、両ブレード本体2の間隔は、リトラク
ター7の前記間隔維持手段により、その拡張された状態
で維持される。
【0057】[3] ナット61、62をネジ部43の
基端部に位置させた状態で、各固定部材4を各挿通部5
にそれぞれ挿入(挿通)する。そして、挿通部5の先端
から突出させた尖鋭部42で骨200に穴を形成した
後、頭44を図示しない治具(工具)を用いて回転す
る。これにより、ネジ部41が骨200にねじ込まれて
埋設され、固定部材4が骨200に対し固定される。
基端部に位置させた状態で、各固定部材4を各挿通部5
にそれぞれ挿入(挿通)する。そして、挿通部5の先端
から突出させた尖鋭部42で骨200に穴を形成した
後、頭44を図示しない治具(工具)を用いて回転す
る。これにより、ネジ部41が骨200にねじ込まれて
埋設され、固定部材4が骨200に対し固定される。
【0058】[4] 次いで、ナット61および62を
挿通部5の基端に当接する位置まで先端側に移動させ、
互いに反対方向に回して、締結(固定)する。これによ
り、ブレード本体2は、ナット61および62がストッ
パとなり、手前側(基端側)に移動するのが防止され
る。このようにして、ブレード1は、切開箇所100付
近の骨200に固定される(図4参照)。
挿通部5の基端に当接する位置まで先端側に移動させ、
互いに反対方向に回して、締結(固定)する。これによ
り、ブレード本体2は、ナット61および62がストッ
パとなり、手前側(基端側)に移動するのが防止され
る。このようにして、ブレード1は、切開箇所100付
近の骨200に固定される(図4参照)。
【0059】本実施形態では、ストッパ部材6が設けら
れていることにより、ネジ部41の埋設深さによらず、
ブレード本体2を固定部材4の長手方向に位置決め、固
定することができる。また、ストッパ部材6は、ナット
61および62のダブルナットで構成されていることに
より、緩みがより確実に防止される。
れていることにより、ネジ部41の埋設深さによらず、
ブレード本体2を固定部材4の長手方向に位置決め、固
定することができる。また、ストッパ部材6は、ナット
61および62のダブルナットで構成されていることに
より、緩みがより確実に防止される。
【0060】このように、本発明のブレード1は、固定
手段3により骨200に固定されるため、切開箇所10
0から浮き上がってくる(抜けてくる)ことを防止する
ことができる。すなわち、本発明では、ブレード1が図
4中の上側に移動するのを防止することができる。よっ
て、従来はブレード1の浮き(抜け)を防止するために
開創器8を押さえる(把持する)ための術者が必要であ
ったが、本発明では、この押さえるための術者を不要と
することができ、手術操作性が格段に向上する。
手段3により骨200に固定されるため、切開箇所10
0から浮き上がってくる(抜けてくる)ことを防止する
ことができる。すなわち、本発明では、ブレード1が図
4中の上側に移動するのを防止することができる。よっ
て、従来はブレード1の浮き(抜け)を防止するために
開創器8を押さえる(把持する)ための術者が必要であ
ったが、本発明では、この押さえるための術者を不要と
することができ、手術操作性が格段に向上する。
【0061】[5] 本実施形態では、前述したように
ブレード1(ブレード本体2)がリトラクター7に対し
着脱可能になっているため、ブレード1を骨200に固
定した後、リトラクター7をブレード1から分離して撤
去することもできる。すなわち、図3に示す状態から固
定部材4によりブレード本体2を固定した後、レバー7
61を図3中の下側に引いて両指挿入部74a、74b
の間隔を広げることにより、腕部71a、71bの一端
側が閉じて、装着部73a、73bが各貫通孔21から
抜去され、これにより、リトラクター7は、ブレード1
から分離し、撤去する(取り外す)ことができる。
ブレード1(ブレード本体2)がリトラクター7に対し
着脱可能になっているため、ブレード1を骨200に固
定した後、リトラクター7をブレード1から分離して撤
去することもできる。すなわち、図3に示す状態から固
定部材4によりブレード本体2を固定した後、レバー7
61を図3中の下側に引いて両指挿入部74a、74b
の間隔を広げることにより、腕部71a、71bの一端
側が閉じて、装着部73a、73bが各貫通孔21から
抜去され、これにより、リトラクター7は、ブレード1
から分離し、撤去する(取り外す)ことができる。
【0062】本発明では、ブレード1が骨200に固定
されているため、リトラクター7を撤去しても、両ブレ
ード1の間隔が維持され、切開箇所100が広げられた
状態が保たれる。
されているため、リトラクター7を撤去しても、両ブレ
ード1の間隔が維持され、切開箇所100が広げられた
状態が保たれる。
【0063】このように、リトラクター7をブレード1
から分離して撤去した場合には、リトラクター7が手術
操作の邪魔にならず、よって、手術操作性がさらに向上
する。
から分離して撤去した場合には、リトラクター7が手術
操作の邪魔にならず、よって、手術操作性がさらに向上
する。
【0064】従来の開創器においては、リトラクター7
が手術操作の邪魔になるという問題は、切開箇所100
を4方向に広げるために2個の開創器を装着するような
場合(図3において、切開箇所100を図中の上下方向
にも広げるためにもう1つの開創器をほぼ90°異なる
向きで装着するような場合)に、特に重大になってい
た。すなわち、かさ張るリトラクター7が異なる向きで
2つも切開箇所100の周囲に位置してしまうからであ
る。
が手術操作の邪魔になるという問題は、切開箇所100
を4方向に広げるために2個の開創器を装着するような
場合(図3において、切開箇所100を図中の上下方向
にも広げるためにもう1つの開創器をほぼ90°異なる
向きで装着するような場合)に、特に重大になってい
た。すなわち、かさ張るリトラクター7が異なる向きで
2つも切開箇所100の周囲に位置してしまうからであ
る。
【0065】これに対し、本実施形態では、前述したよ
うにリトラクター7を分離して撤去することができるた
め、切開箇所100を4方向に広げるような場合(一対
のブレード1を2組装着する場合)にも、リトラクター
7が邪魔にならず、特に有利である。
うにリトラクター7を分離して撤去することができるた
め、切開箇所100を4方向に広げるような場合(一対
のブレード1を2組装着する場合)にも、リトラクター
7が邪魔にならず、特に有利である。
【0066】[6] 切開箇所100に対する処置(治
療)が終了したら、各固定部材4を前記と反対方向に回
転することにより、ネジ部41が骨200から抜去され
る。これにより、骨200に対するブレード1の固定が
解除され、ブレード1を切開箇所100から抜去する。
療)が終了したら、各固定部材4を前記と反対方向に回
転することにより、ネジ部41が骨200から抜去され
る。これにより、骨200に対するブレード1の固定が
解除され、ブレード1を切開箇所100から抜去する。
【0067】以上、本発明の開創器のブレードおよび開
創器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、開創器のブレードおよ
び開創器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任
意の構成のものと置換することができる。
創器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、開創器のブレードおよ
び開創器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任
意の構成のものと置換することができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、切
開箇所に挿入されたブレードの浮き(抜け)を防止する
ことができる。よって、開創器を押さえる(把持する)
ための術者を不要とすることができ、手術操作性の向上
が図れる。
開箇所に挿入されたブレードの浮き(抜け)を防止する
ことができる。よって、開創器を押さえる(把持する)
ための術者を不要とすることができ、手術操作性の向上
が図れる。
【0069】また、ブレードを開閉具に対し着脱可能と
した場合には、切開箇所にブレードを装着した後、開閉
具をブレードから分離して撤去することができる。よっ
て、開閉具が手術操作の邪魔にならず、手術操作性のさ
らなる向上が図れる。
した場合には、切開箇所にブレードを装着した後、開閉
具をブレードから分離して撤去することができる。よっ
て、開閉具が手術操作の邪魔にならず、手術操作性のさ
らなる向上が図れる。
【図1】本発明の開創器のブレードの実施形態を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図1に示すブレードにおけるブレード本体およ
び挿通部の平面図である。
び挿通部の平面図である。
【図3】本発明の開創器により切開箇所を広げた状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】図1に示すブレードを切開箇所付近の骨に固定
した状態を示す正面図である。
した状態を示す正面図である。
1 ブレード
2 ブレード本体
21 貫通孔
22 屈曲部
3 固定手段
4 固定部材
41 ネジ部
42 尖鋭部
43 ネジ部
44 頭
5 挿通部
6 ストッパ部材
61、62 ナット
7 リトラクター
71a、71b 腕部
72 連結部
73a、73b 装着部
74a、74b 指挿入部
75 ラック
751 歯
76 係合部材
761 レバー
8 開創器
100 切開箇所
200 骨
300 軟部組織
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 冨永 芳恵
東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光
学工業株式会社内
Fターム(参考) 4C060 AA01 AA04
Claims (11)
- 【請求項1】 生体の切開箇所に挿入して使用される一
対のブレードを開閉具によりそれらの間隔を変更可能に
支持してなる開創器におけるブレードであって、 ブレード本体と、 前記ブレード本体を切開箇所付近の骨に対し固定する少
なくとも1つの固定手段とを有することを特徴とするブ
レード。 - 【請求項2】 前記開閉具に対し着脱可能である請求項
1に記載のブレード。 - 【請求項3】 切開箇所に装着された後、前記開閉具と
分離可能である請求項2に記載のブレード。 - 【請求項4】 前記ブレード本体の両方の側部にそれぞ
れ前記固定手段が設けられている請求項1ないし3のい
ずれかに記載のブレード。 - 【請求項5】 前記固定手段は、骨にその先端部を埋設
可能な固定部材を有する請求項1ないし4のいずれかに
記載のブレード。 - 【請求項6】 前記固定部材は、ほぼ棒状の部材であ
り、その先端に尖った尖鋭部を有する請求項5に記載の
ブレード。 - 【請求項7】 前記固定部材は、ほぼ棒状の部材であ
り、少なくともその先端部にネジ部を有する請求項5ま
たは6に記載のブレード。 - 【請求項8】 前記固定手段は、前記ブレード本体に設
けられ、前記固定部材を挿通可能な挿通部を有する請求
項5ないし7のいずれかに記載のブレード。 - 【請求項9】 前記挿通部は、前記固定部材を回転可能
に挿通する請求項8に記載のブレード。 - 【請求項10】 前記固定手段は、前記固定部材に対し
前記ブレード本体が手前側に移動するのを防止するスト
ッパ部材を有する請求項5ないし9のいずれかに記載の
ブレード。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
の一対のブレードと、その両ブレードをそれらの間隔を
変更可能に支持する開閉具とを有することを特徴とする
開創器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371354A JP2003169809A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 開創器のブレードおよび開創器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371354A JP2003169809A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 開創器のブレードおよび開創器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003169809A true JP2003169809A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19180416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001371354A Pending JP2003169809A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 開創器のブレードおよび開創器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003169809A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013509982A (ja) * | 2009-11-10 | 2013-03-21 | ニューベイシブ・インコーポレイテッド | 脊椎手術を行う方法及び装置 |
US9265490B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-02-23 | DePuy Synthes Products, Inc. | Detachable dilator blade |
KR101601019B1 (ko) * | 2014-08-27 | 2016-03-21 | 장상훈 | 경추용 리트랙터 |
KR101785308B1 (ko) | 2015-07-10 | 2017-10-17 | 주식회사 메드릭스 | 최소 침습 수술용 리트렉터 장치 |
US9808232B2 (en) | 2011-11-01 | 2017-11-07 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system |
US11154288B1 (en) | 2011-05-10 | 2021-10-26 | Nuvasive, Inc. | Method and apparatus for performing spinal fusion surgery |
US11737743B2 (en) | 2007-10-05 | 2023-08-29 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system and method of using the same |
-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371354A patent/JP2003169809A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11737743B2 (en) | 2007-10-05 | 2023-08-29 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system and method of using the same |
JP2013509982A (ja) * | 2009-11-10 | 2013-03-21 | ニューベイシブ・インコーポレイテッド | 脊椎手術を行う方法及び装置 |
US10980576B2 (en) | 2009-11-10 | 2021-04-20 | Nuvasive, Inc. | Method and apparatus for performing spinal surgery |
US11759196B2 (en) | 2011-05-10 | 2023-09-19 | Nuvasive, Inc. | Method and apparatus for performing spinal fusion surgery |
US11154288B1 (en) | 2011-05-10 | 2021-10-26 | Nuvasive, Inc. | Method and apparatus for performing spinal fusion surgery |
US10582917B2 (en) | 2011-11-01 | 2020-03-10 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system |
US10039540B2 (en) | 2011-11-01 | 2018-08-07 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system |
US9808232B2 (en) | 2011-11-01 | 2017-11-07 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system |
US11660082B2 (en) | 2011-11-01 | 2023-05-30 | DePuy Synthes Products, Inc. | Dilation system |
USRE48534E1 (en) | 2012-04-16 | 2021-04-27 | DePuy Synthes Products, Inc. | Detachable dilator blade |
US9265490B2 (en) | 2012-04-16 | 2016-02-23 | DePuy Synthes Products, Inc. | Detachable dilator blade |
KR101601019B1 (ko) * | 2014-08-27 | 2016-03-21 | 장상훈 | 경추용 리트랙터 |
KR101785308B1 (ko) | 2015-07-10 | 2017-10-17 | 주식회사 메드릭스 | 최소 침습 수술용 리트렉터 장치 |
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