JP2015133949A - 固形状組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】食物繊維を多く含みながらも口内での凝集、ダマの発生が少なく、摂取し易い固形状組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)食物繊維 2.5〜65質量%、
(B)炭酸塩、
(C)有機酸、
を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が8〜80質量%であり、且つ成分(C)と成分(B)の当量比[(C)の当量/(B)の当量]が0.7〜1.9である固形状組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、食物繊維を含有する固形状組成物に関する。
健康意識の高まる中、機能性を有する食品素材に大きな関心が寄せられている。なかでも食物繊維の有する生理機能が注目を集めている。食物繊維の機能としては、一般的に整腸作用や糖質・脂質吸収抑制作用等が知られている。
食物繊維の生理効果を発現させるには、一度に有効量を摂取することが大切である。そこでこれまでに、多量の食物繊維を無理なく摂取する好適な形態として飲料が提案されている。
例えば、アルギン酸及びその塩類を含む野菜搾汁飲料(特許文献1)や、高濃度にアルギン酸を含有しても乳成分の凝集・沈殿の抑制された酸性乳飲料(特許文献2)等が報告されている。
また、食物繊維を含む固形剤が報告されている(特許文献3)。
特開2000−232855号公報 特開2009−159819号公報 特開2002−65213号公報
しかしながら、本発明者らが検討したところ、一度少量摂取するだけで有効量を満たすほどの濃度で食物繊維を固形状組成物中に配合すると、口内で粘性をもった凝集物(ダマ)が生じ、嚥下が困難であることが判明した。
したがって、本発明の課題は、食物繊維を多く含みながらも口内で粘性を有する凝集物(ダマ)の発生が少なく、摂取し易い固形状組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、食物繊維に所定量の炭酸塩と有機酸とを組み合わせ、摂取時に炭酸ガスを発生させることにより、口内で粘性を有する食物繊維による凝集物(ダマ)が生じ難くなること、また、炭酸塩と有機酸を配合するとこれらの化学反応に由来する薬品風味が感じられるようになるが、所定量の食物繊維を含有させることにより斯かる薬品風味が低減されて、風味が良好で摂取し易い固形状組成物とすることができることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)食物繊維 2.5〜65質量%、
(B)炭酸塩、
(C)有機酸、
を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が8〜80質量%であり、且つ成分(C)と成分(B)の当量比[(C)の当量/(B)の当量]が0.7〜1.9である固形状組成物を提供するものである。
本発明によれば、食物繊維を多く含有しながらも、口内での粘性をもった凝集物の発生が少なく、同時に炭酸塩と有機酸に由来する爽快感を得られながらも、薬品風味が低減された、優れた食感と風味を有する摂取し易い固形状組成物を提供することができる。
また、本発明の固形状組成物は、一回の摂取量は少量であるにも関わらず、食物繊維の生理効果発現に必要な量を摂取できるので、食物繊維摂取用の固形状組成物として有用である。
食物繊維は、主に水溶性食物繊維と水不溶性食物繊維に分類される。本発明で用いる(A)食物繊維は、水溶性食物繊維と水不溶性食物繊維の何れでもよいが、唾液に溶解して炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味を強く抑制する点、並びに多様な生理効果を有する点から水溶性食物繊維が好ましい。水溶性食物繊維としては、例えば、アルギン酸、カラギーナン、ポリグルタミン酸、フコイダン、アガロペクチン、ペクチン、アラビアガム、カラヤガム、ジェランガム、キサンタンガム、又はこれらの塩類等の酸性多糖系の水溶性食物繊維;難消化性デキストリン、グアーガム、ポリデキストロース、グルコマンナン、イヌリン、プルラン、水溶性コーンファイバー、ヘミセルロース、大豆食物繊維、ローカストビーンガム等の中性多糖系の水溶性食物繊維が挙げられる。なかでも、難消化性デキストリン、グアーガム、グルコマンナン、ポリデキストロース、アルギン酸又はその塩、ポリグルタミン酸又はその塩が呈味の点から好ましい。
食物繊維は、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。酸性多糖系の水溶性食物繊維の塩類としてはアルカリ金属塩が好ましく、更にカリウム塩、ナトリウム塩が好ましい。
本発明の固形状組成物中、(A)食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、2.5〜65質量%(以下、単に「%」とする)であるが、少量摂取で生理効果を有効に発現する点から、更に6%以上、更に10%以上、更に11%以上、更に16%以上が好ましく、また、より食しやすい食感と風味という点から、50%以下、更に45%以下であるのが好ましい。また、固形状組成物を錠剤とする場合、(A)食物繊維の含有量を斯かる範囲内とすることでクラッキング性に優れ、パリっとした食感が得られるため好ましい。
固形状組成物中、(A)食物繊維の含有量は、更に6〜50%、更に11〜50%、更に10〜45%、更に16〜45%であることが好ましい。
本発明の固形状組成物中の食物繊維の含有量は、食品の栄養表示基準制度 第3版(平成13年1月、編集 財団法人日本健康・栄養食品協会、46頁〜51頁)に記載のプロスキー法(酵素−重量法)、および、高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により測定することができる。このとき、不溶性固形物由来の食物繊維を除くために、日本栄養・食糧学会誌,46(3)244(1993)に記載のとおり、セライトを入れたガラスフィルター(No.2)を用いて水溶性食物繊維を分取することを行っても良い。
本発明で用いる難消化性デキストリンは、人間の消化酵素により加水分解されずに残るデキストリンである。難消化性デキストリンは、澱粉に微量の塩酸を加えて加熱し、酵素(αアミラーゼ、グルコアミラーゼ等)で処理して得られた食物繊維の画分を分取することで得られる。なお、澱粉は食品分野において使用されているものであれば、その由来は特に限定されないが、例えば、トウモロコシ、馬鈴薯、甘藷、小麦、米等の植物由来の澱粉等を挙げることができる。なかでも、トウモロコシ由来の澱粉が所望の効果を得やすい点で好ましい。
難消化性デキストリンのデキストロース当量(DE:Dextrose Equivalent)は、例えば、1〜30であることが好ましく、更に5〜25、更に7〜23、更に9〜20であることが好ましい。
本発明の固形状組成物中、難消化性デキストリン由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、2.5〜65%であることが好ましく、11〜50%であることがより好ましく、更に16〜45%であることが好ましい。
本発明で用いるアルギン酸は、褐藻類に細胞壁間物質として分布するウロン酸(D−マンヌロン酸とL−グルロン酸)を主要構成糖とする高分子酸性多糖であり、1構成単位に1つのカルボキシル基を持つ。本発明で用いるアルギン酸の重量平均分子量は、特に限定されないが、1万〜20万、更に1万〜10万であることが好ましい。
本発明の固形状組成物中、アルギン酸又はその塩由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、3〜40%であることが好ましく、6〜30%であることがより好ましく、更に10〜30%であることが好ましい。
本発明で用いるグアーガムは、D−マンノースを主鎖とし、D−ガラクトースを側鎖に有するガラクトマンナン多糖である。グアーガムは、これを酵素(ガラクトマンナナーゼ等)等で部分的に加水分解し、低粘性としたグアーガム分解物であってもよい。グアーガム分解物は、平成15年2月17日付け食新発第0217002号厚生労働省医薬局食品保健部企画課新開発食品保健対策室長通知の項1(「栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について」の一部改正)の1)および2)で定義されているエネルギー換算係数2(kcal/g)の成分である、グアーガム酵素分解物が好ましい。
本発明の固形状組成物中、グアーガム由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、3.5〜58%であることが好ましく、10〜44%であることがより好ましく、更に15〜44%であることが好ましい。
本発明で用いるグルコマンナンは、D−グルコ−スとD−マンノースがβ−1,4結合した直鎖多糖である。
本発明の固形状組成物中、グルコマンナン由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、3〜65%であることが好ましく、更に18〜50%であることが好ましい。
本発明で用いるポリデキストロースは、グルコースと少量のソルビトールを触媒下、減圧下で加熱溶融し、縦重合して得られる多糖であり、平成15年2月17日付け食新発第0217002号厚生労働省医薬局食品保健部企画課新開発食品保健対策室長通知の項1(「栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について」の一部改正)の1)および2)で定義されているエネルギー換算係数0(kcal/g)の成分である。
本発明の固形状組成物中、ポリデキストロース由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、3〜58%であることが好ましく、10〜45%であることがより好ましく、更に16〜45%であることが好ましい。
本発明で用いるポリグルタミン酸は、グルタミン酸を重合単位とするポリペプチドであり、α−ポリグルタミン酸又はγ−ポリグルタミン酸の何れでもよいが、グルタミン酸のα位のアミノ基とγ位のカルボキシル基とがペプチド結合したγ−ポリグルタミン酸(γ−PGA)が好ましい。また、本発明のポリグルタミン酸は、D−グルタミン酸から構成されるD体、L−グルタミン酸から構成されるL体、D−グルタミン酸とL−グルタミン酸から構成されるDL体の何れでも良い。
本発明のポリグルタミン酸は、公知の化学的合成法や、納豆菌等のバチルス属菌の培養液より得ることができる。
本発明の固形状組成物中、ポリグルタミン酸又はその塩由来の食物繊維の含有量は、炭酸塩と有機酸に由来する薬品風味の抑制が可能、かつ、口内での粘性をもった凝集物の生成が炭酸塩と有機酸で制御可能な点から、3〜60%であることが好ましく、更に3〜40%、更に6〜30%であることがより好ましく、更に6〜20%であることがより好ましく、更に10〜20%であることがより好ましく、更に10〜15%であることが好ましい。
本発明で用いる(B)炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本発明で用いる(C)有機酸としては、可食性の酸を使用することができる。例えば、クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、アジピン酸等の有機酸が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。なかでも、爽快感を想起させる呈味の点、発生する泡の食感が良好な点から、クエン酸又はリンゴ酸が好ましく、更にクエン酸が好ましい。
本発明の固形状組成物においては、食物繊維に由来する口内での粘性をもった凝集物の発生を抑制するために、(B)炭酸塩と(C)有機酸の合計含有量は8〜80%であるが、口内で快適な爽快感を想起させる気泡を形成するという点から、15〜60%であることがより好ましく、18〜30%であることがより好ましい。また、固形状組成物を錠剤とする場合、(B)炭酸塩と(C)有機酸の合計含有量を斯かる範囲内とすることでクラッキング性に優れ、パリっとした食感が得られるため好ましい。
本発明の固形状組成物中、(B)炭酸塩の含有量は、3〜52%、更に6〜42%、更に10〜38%、更に13〜25%であることが風味、物性の点から好ましい。
また、本発明の固形状組成物中、(C)有機酸の含有量は、3〜47%、更に5〜39%、更に7〜30%、更に10〜23%であることが風味、物性の点から好ましい。
本発明の固形状組成物においては、(C)有機酸と(B)炭酸塩の当量比[(C)の当量/(B)の当量]を、0.7〜1.9の範囲とする。当該範囲とすることで炭酸塩由来の苦味やえぐみや有機酸の酸味が突出せず、風味のバランスが良好となる。(C)有機酸と(B)炭酸塩の当量比は、上記と同様の点から、更に0.8〜1.8、更に0.85〜1.2、更に0.9〜1.1が好ましい。
尚、本発明において、前記「当量比」とは、固形状組成物に含まれる(C)有機酸の当量を(B)炭酸塩の当量で除した値である。
本発明の固形状組成物には、上記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲において、ミネラル(例えば、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、クロム、セレン、マンガン、モリブデン、銅、ヨウ素、リン、カリウム、ナトリウム)、ビタミン(例えば、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、葉酸及びそれらの塩、又はそれらのエステル)、甘味料(例えば、フルクトース、グルコース、ガラクトース、キシロース、タガトース等の単糖、例えば、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルツロース、カップリングシュガー等の少糖、炭素数6〜12の糖アルコール、サッカリン、スクラロース、アセスルファムカリウム等の合成甘味料)、(C)有機酸以外の酸味料、香料、着色料、保存料等が適宜配合されていてもよい。
本発明の固形状組成物は、口内又は水の存在下で炭酸ガスを発生するものである。その形態としては、例えば、室温(15〜25℃)で固形状のものであれば特に限定されないが、例えば、カプセル剤、顆粒剤、散剤、錠剤、丸剤等が挙げられる。なかでも、1回あたり少量で摂取可能な点、摂取が簡便な点から、発泡錠である錠剤、散剤が好ましく、チュアブル錠であることが更に好ましい。
このような剤型の組成物を調製するには、必要に応じて、乳糖、デンプン類、結晶セルロース、蔗糖、マンニトール、軽質無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム等の賦形剤;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン、メチルセルロース、硬化油等の結合剤;カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、トウモロコシデンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等の崩壊剤;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク、二酸化ケイ素等の滑沢剤;ステビア、アスパルテーム等の嬌味剤;香料、増量剤、界面活性剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、被膜剤、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の固形状組成物は、特に制限はなく常法に従い製造される。例えば、(A)食物繊維、(B)炭酸塩、(C)有機酸及び必要に応じて添加される添加剤の混合物を調製後、圧縮成形することによって製造することができる。
例えば、散剤を製造する場合、(A)食物繊維、(B)炭酸塩、(C)有機酸及び必要に応じて添加される添加剤の混合物をそのまま用いてもよいし、混合物を粉砕して用いてもよい。散剤は、18号(850μm)ふるいを全量通過することが好ましく、300号(500μm)ふるいに残留するものが全量の5%以下であることがより好ましい。
顆粒剤は、(A)食物繊維、(B)炭酸塩、(C)有機酸及び必要に応じて添加される添加剤の混合物を乾式造粒法、湿式造粒法等を用いて造粒することにより得ることができる。
錠剤を製造する場合は、原料粉末を直接圧縮して成形(直接粉末圧縮法)しても、乾式造粒法、湿式造粒法等を用いて造粒してから圧縮して成形(顆粒圧縮法)しても良い。なかでも、工程の簡便性の点から、直接粉末圧縮法を用いて錠剤とするのが好ましい。
直接圧縮して成形して錠剤を製造する場合、打錠成形機としてはロータリー式打錠機や単発式打錠機等通常使用されるものを用いることができる。
また、造粒法より造粒してから錠剤とする場合、円筒造粒機、球形整粒機、ペレッター等を使用する押し出し造粒法、スピードミル、パワーミル等を使用する破砕造粒法、転動造粒法、攪拌造粒法、流動層造粒法等により造粒物を製造し、乾燥・整粒した後、得られた造粒物を前記打錠成形機で圧縮して錠剤を形成できる。造粒物の平均粒子径は、45μm〜850μmとするのが好ましく、100μm〜500μmとするのが更に好ましい。
錠剤の形状としては、円形錠もしくは楕円形、長円形、四角形等の面形を有する各種異形錠であってもよい。
また、打錠時の圧縮成型圧は、成型物の硬度維持、崩壊性等の点から、100〜3000kg/cm2である。
また、本発明の錠剤の1錠当りの重量は、0.1〜10g、更に0.2〜2g、更に0.5〜1.8g、更に0.8〜1.5gとするのが簡便性及び有効性の点で好ましい。
[原料]
難消化性デキストリン:ファイバーソル2、松谷化学工業(株)
アルギン酸ナトリウム:SKAT−ULV 重量平均分子量5万、株式会社キミカ
グアーガム分解物:サンファイバーR、太陽化学(株)
グルコマンナン:レオレックスRS、清水化学(株)
ポリデキストロース:ライテスII、ダニスコジャパン(株)
ポリグルタミン酸:明治ポリグルタミン酸、(株)明治フードマテリア
炭酸水素ナトリウム:炭酸水素ナトリウム、和光純薬(株)
クエン酸:無水クエン酸MS、扶桑化学工業(株)
リンゴ酸:フソウS、扶桑化学工業(株)
粉糖:デキストリンM−SPD、昭和産業(株)
ステアリン酸カルシウム:オーラブライトCA−65、日油(株)
[食物繊維の分析]
難消化性デキストリン及びポリデキストロースの原料中の食物繊維量は、食品の栄養表示基準制度 第3版(平成13年1月、編集 財団法人日本健康・栄養食品協会、46頁〜51頁)に記載の高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)に従い測定した。
アルギン酸ナトリウム、グアーガム分解物、グルコマンナン及びポリグルタミン酸の原料中の食物繊維量は、食品の栄養表示基準制度 第3版(平成13年1月、編集 財団法人日本健康・栄養食品協会、46頁〜51頁)に記載のプロスキー法(酵素−重量法)に従い測定した。
[炭酸塩の分析]
固形状組成物中の炭酸塩の含有量の分析方法は以下の通りである。
固形状組成物を0.1〜0.2g採取し、水10mLと50%りん酸2mLを加え密栓した。10分間超音波処理を行った後、1時間放置しヘッドスペースガスをガスクロマトグラフに供してCO2量を求め、発生したCO2量から算出した。
<ガスクロマトグラフ操作条件>
機種:GC−14B[島津製作所]
検出器:TCD
カラム:Chromosorb101,80〜100mesh
ガラス管,φ3.2mm×2m
温度:カラム50℃,注入口及び検出器100℃
セル電流75mA
ガス圧力:ヘリウム(キャリヤーガス)100kPa
注入量:ヘッドスペースガス0.2mL
[有機酸の分析]
固形状組成物中の有機酸の含有量の分析方法は以下の通りである。
固形状組成物を1g採取し5%過塩素酸20mLを加え、10分間振とうすることで抽出した。これを水で200mLに定容し10分間超音波処理を行った。ろ過後高速液体クロマトグラフに供した。
<高速液体クロマトグラフ操作条件>
機種:LC−20AD[株式会社島津製作所]
検出器:紫外可視吸光光度計SPD−20AV[島津製作所]
カラム温度:40℃
移動相:3mmоl/L過塩素酸
反応液:0.2mmоl/Lブロムチモールブルー含有
15mmоl/Lりん酸水素二ナトリウム溶液
流量:移動相1.0mL/min、反応液1.4mL/min
測定波長:445nm
〔チュアブル錠の調製〕
実施例1〜実施例9及び比較例1〜比較例6
表1に記載の配合組成で各原料成分を混合した。次に単発式打錠機(RIKEN社製)を用いて、穴径13mmのリング状杵で、錠剤重量1000mgで打錠し、チュアブル錠を得た。チュアブル錠中の各食物繊維の含有量は表1のとおりであった。
上記で得た本発明品と比較品を室温(25℃)、湿度10%のデシケータ内で40日間保存した後、それぞれについて2名の専門パネルによる官能評価を行なった。評価は、口内での凝集、刺激のある薬品風味、酸味と苦味のバランス、酸味の強度、苦味の強度について、下記に示す判断基準に従って行い、協議により評点を決定した。結果を表1に示す。
〔口内での凝集〕
5:口内での凝集がない
4:口内での凝集が殆どない
3:口内での凝集が僅かにある
2:口内での凝集が強い
1:口内での凝集が非常に強い
〔刺激のある薬品風味〕
5:薬品風味を感じず、風味に違和感ない
4:薬品風味を殆ど感じず、風味に殆ど違和感ない
3:薬品風味を僅かに感じるが、風味の違和感は僅か
2:薬品風味を強く感じ、風味に明らかな違和感がある
1:薬品風味を非常に強く感じ、風味に強い違和感がある
〔酸味と苦味のバランス〕
5:苦味と酸味のバランスが非常に良い
4:苦味と酸味のバランスが良い
3:苦味と酸味のバランスがどちらかというと良い
2:苦味と酸味のバランスが悪い
1:苦味又は酸味のバランスが非常に悪い
〔酸味の強度〕
5:酸味が弱い
4:酸味がやや弱い
3:酸味がやや強い
2:酸味が強い
1:酸味がとても強い
〔苦味の強度〕
5:苦味が弱い
4:苦味がやや弱い
3:苦味がやや強い
2:苦味が強い
1:苦味がとても強い
Figure 2015133949
表1から明らかなように、本発明品は、比較品と比べ、食物繊維由来の口内での粘性を持った凝集物が抑制され、摂取し易かった。また、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味も低減されており、酸味と苦味のバランスのよい良好な風味であった。
炭酸塩と有機酸の合計量が少ない比較例1と、難消化性デキストリンの多い比較例5では、口内で凝集が生じ、モチ状の食感で嚥下し難かった。また、炭酸塩と有機酸の合計量が多い比較例2と、有機酸と炭酸塩の当量比が一定範囲外の比較例3と4では、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味が非常に強く感じられ、風味のバランスが悪かった。難消化性デキストリンの少ない比較例6では、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味が強く感じられた。また、本発明品は均一な外観で、色ムラはなかった。
〔チュアブル錠の調製〕
実施例10〜実施例17及び比較例7〜比較例9
表2に記載の配合組成で各原料成分を混合した以外は実施例1と同様にチュアブル錠を得た。チュアブル錠中の各食物繊維の含有量は表2のとおりであった。
上記で得た本発明品を室温(25℃)、湿度10%のデシケータ内で40日間保存した後、官能評価を行なった。評価は、上記に示す判断基準に従って行った。結果を表2に示す。
Figure 2015133949
表2から明らかなように、食物繊維として、アルギン酸ナトリウム、グアーガム、グルコマンナン、ポリデキストロースを配合した本発明品でも、食物繊維由来の口内で粘性を持った凝集物は発生せず、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味も感じられず、風味良好で、摂取しやすかった。
〔チュアブル錠の調製〕
実施例18〜実施例21及び比較例10
表3に記載の配合組成で各原料成分を混合した以外は実施例1と同様にチュアブル錠を得た。チュアブル錠中の食物繊維の含有量は表3のとおりであった。
上記で得た本発明品を室温(25℃)、湿度10%のデシケータ内で40日間保存した後、官能評価を行なった。評価は、上記に示す判断基準に従って行った。結果を表3に示す。
Figure 2015133949
表3より明らかなように、ポリグルタミン酸を配合した本発明品は、食物繊維由来の口内での粘性を持った凝集物が抑制され、摂取し易かった。また、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味も低減されており、酸味と苦味のバランスのよい、良好な風味であった。
ポリグルタミン酸の少ない比較例10では、炭酸塩と有機酸の化学反応に由来する薬品風味が強く感じられた。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)食物繊維 2.5〜65質量%、
    (B)炭酸塩、
    (C)有機酸、
    を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が8〜80質量%であり、且つ成分(C)と成分(B)の当量比[(C)の当量/(B)の当量]が0.7〜1.9である固形状組成物。
  2. (A)食物繊維が、水溶性食物繊維である請求項1記載の固形状組成物。
  3. (A)食物繊維が、アルギン酸又はその塩、ポリグルタミン酸又はその塩、難消化性デキストリン、グアーガム、グルコマンナン及びポリデキストロースから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の固形状組成物。
  4. 固形状組成物中の(C)有機酸の含有量が3〜47質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の固形状組成物。
  5. 錠剤又は散剤である請求項1〜4のいずれか1項記載の固形状組成物。
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