JP2006320311A - コエンザイムq10およびミネラル類を含有する食品並びにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コエンザイムQ10とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物とを含有する食品において、該コエンザイムQ10と該マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物とが、互いに接触しにくい形態で、例えばコエンザイムQ1 0 とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物の少なくとも一方が別個に加工された造粒物またはマイクロカプセル封入物の形態で配合する。
【選択図】なし
Description
このようなコエンザイムQ10の不安定化の問題を解決するため、本出願人は、コエンザイムQ10の製剤中に有機酸を添加すること(特許文献1を参照)、コエンザイムQ10含有組成物中に鉄塩を添加・配合すること(特許文献2を参照)を提案した。
本発明は、上記のように構成することで、喫食あたりの十分な量のコエンザイムQ10を配合すると同時に、コエンザイムQ10100質量部に対し、マグネシウムおよび/またはカルシウム含量が10〜2800質量部の範囲となる量のマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物を共存させたコエンザイムQ10含有食品(請求項3に係る発明)を提供することができる。
なお、本発明における食品とは、人が摂取する食品、およびその製造のための食品素材のみならず、家畜・ペット用飼料(家畜用飼料、ペットフード)およびその製造のための飼料用素材を包含する。
上記コエンザイムQ10水溶化組成物は、例えば特許第3549197号明細書および特開2004−242508号公報に記載されるコエンザイムQ10水溶化粉末が挙げられる。このコエンザイムQ10水溶化粉末は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸の存在下、アラビアガム、寒天、水溶性コーンファイバー、デンプン、ゼラチン、キサンタンガム、カゼイン、デキストリン、カルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドンからなる群から選択される1つ以上の水溶性物質にコエンザイムQ10を分散・乳化し、次いで固形化して得られるものである。このコエンザイムQ10水溶化粉末は、コエンザイムQ10水溶化粉末(日清ファルマ製、「アクアQ10P5」)として、市販されている。さらに、上記コエンザイムQ10水溶化組成物としては、コエンザイムQ10を、グリセリンや糖アルコールなどの多価アルコール、アラビアガム、水溶性コーンファイバー、オクテニルコハク酸澱粉などの加工デンプンを含むデンプン類、ゼラチン、キサンタンガム、カゼインなどの水溶性物質を含有する水性液体中で分散・乳化し、次いでこれを固形化して得られるコエンザイムQ10含有組成物が挙げられる。
これらのコエンザイムQ10水溶化粉末およびコエンザイムQ10含有組成物は、水性液体に分散・溶解した場合には分散粒子の平均粒径が5μm以下、好ましくは1μm以下であり、服用後速やかに、且つ効率よく吸収される。
これらのコエンザイムQ10水溶化粉末およびコエンザイムQ10含有組成物を用いる場合、乾燥前に常法、例えばスプレークール法によりゼラチン、プルランまたはその他の植物ガム類を用いてマイクロカプセル化することができる。また、乾燥したものを公知の造粒法により造粒してもよい。
・特開2004−196781号公報に記載される、特定の2種の界面活性剤を用いて水中油型エマルジョンを形成させることにより得られるコエンザイムQ10水溶化組成物、具体的にはコエンザイムQ10、平均重合度10のポリグリセリンとステアリン酸、オレイン酸またはリノール酸とのモノエステル、平均重合度3〜6のポリグリセリンとステアリン酸、オレイン酸またはリノール酸とのモノ、ジ、トリまたはペンタエステルおよび水からなり、かつ平均粒子径が110nm以下であるコエンザイムQ10水溶化組成物;
・特開2005−047851号公報に記載されるコエンザイムQ10水溶化組成物、具体的にはC6 〜C14中鎖脂肪酸トリグリセライドおよびプロピレングリコールとC6 〜C18脂肪酸モノまたはジエステルを用いてコエンザイムQ10を乳化して得られる、コエンザイムQ10水溶化組成物;および
・特開2003−238396号公報に記載されるコエンザイムQ10水溶化組成物、具体的にはコエンザイムQ10をショ糖酢酸イソ酪酸エステルなどの中鎖脂肪酸エステルに溶解し、次いでこの溶液と多価アルコールに乳化剤を溶解した溶液とを混合した後、乳化処理して得られる、コエンザイムQ10水溶化組成物。
これらのコエンザイムQ10水溶化組成物は市販されており、例えば日清ファルマ株式会社製のアクアQ10L10などを好ましく用いることができる。これらの水溶化組成物中のコエンザイムQ10の分散粒子の平均粒径は、5μm以下、好ましくは1μm以下であり、服用後には速やかに、且つ効率よく吸収される。これらのコエンザイムQ10水溶化組成物は液状であるため、常法、例えばスプレークール法などによりゼラチン、プルランまたはその他の植物ガム類を用いてマイクロカプセル化して用いることが好ましい。
本発明の食品中のマグネシウムおよび/またはカルシウム含量は、食品の形態、所望すべき摂取量に応じて適宜決められるが、本発明の食品が固形食品の場合には、一般的には1〜65質量%の範囲である。ただし、マグネシウム含量は、本発明の食品中のコエンザイムQ10100質量部に対し、10〜2800質量部の範囲になるように調整することが好ましく、より好ましくは50〜1800質量部の範囲になるように調整する。該マグネシウム含量の最適量は栄養機能食品の栄養素の配合量を目安とするのが望ましい。またカルシウム含量は、本発明の食品中のコエンザイムQ10100質量部に対し、10〜2800質量部の範囲になるように調整することが好ましく、より好ましくは100〜1800質量部の範囲になるように調整する。なお、マグネシウムとカルシウムの両方を含有させる場合、マグネシウムおよびカルシウム含量は、本発明の食品中のコエンザイムQ10100質量部に対し、10〜2800質量部の範囲になるように調整することが好ましく、より好ましくは50〜1800質量部の範囲になるように調整する。
上記造粒物は、平均粒径が100〜10メッシュであることが好ましく、より好ましくは80〜12メッシュである。
上記マイクロカプセル封入物の大きさは、100〜8メッシュであることが好ましく、より好ましくは100〜12メッシュである。
また、当該コエンザイムQ10とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物は、各種食品の製造前の原料・素材に、または食品の製造中もしくは製造後に添加・配合してもよい。さらに、当該コエンザイムQ10とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物は、両者を予め混合してから食品に添加してもよく、別個または同時に食品に添加してもよい。
上記脂溶性ビタミン類としては、ビタミンE、βカロチンなどが挙げられる。本発明の食品中の上記脂溶性ビタミン類の配合量は、飲食品の形態、配合するビタミンの種類と所望すべき摂取量に応じて適宜決められる。
上記食物繊維としては、例えば、セルロース、リグニン、レジスタントスターチ、ポリデキストロース、オリゴ糖、グアガム酵素分解物などの難消化性の多糖類などが挙げられる。これらの食物繊維は1種のみを用いてもよく、2種以上併用してもよい。また、天然高分子化合物なども用いてもよい。
(1)アラビアゴム(伊那寒天製)90gを精製水1100gに加え、約60℃まで加温する。これにコエンザイムQ10(日清ファルマ製)30gとリンゴ酸(昭和化工製)15gを添加して混合し、さらに高圧ホモジナイザー(処理圧力750kg/cm2 ,3回)を通過させ、微細且つ均一なエマルジョンを得た。
得られたエマルジョン中のコエンザイムQ10含有分散乳化粒子の粒径をレーザー回折・散乱法式粒度分布測定装置(MICROTRAC FRA ;日機装製)を用いて測定したところ、50%粒径は0. 64μm であった。次いで、得られたエマルジョンにデキストリン(三和デンプン製)200gおよび乳糖(DMV製)265gを用いて流動層で粉末化して、橙黄色の粉末〜顆粒状のコエンザイムQ10水溶化組成物を得た。
オクテニルコハク酸デンプンナトリウム(松谷化学工業製)800g、デキストリン(松谷化学工業製)300gおよびグリセリン100gを精製水4000gに加え、約60℃まで加温する。これにコエンザイムQ10(日清ファルマ製)800gを添加して混合し、さらに高圧ホモジナイザー(処理圧力700kg/cm2 ,3回)を通過させ、微細且つ均一なエマルジョンを得た。
得られたエマルジョン中のコエンザイムQ10含有分散乳化粒子の粒径を製造例1と同様に測定したところ、50%粒径は0. 31μmであった。次いで、得られたエマルジョンを噴霧乾燥装置を用いて乾燥して、橙色のコエンザイムQ10粉末組成物を得た。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、ビタミンB1(DSM製)5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101(旭化成F製)320gおよびパインファイバー(松谷化学工業製)140gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、コエンザイムQ10含有造粒物(平均粒径42メッシュ)を得た。
これとは別個に、亜鉛酵母(オリエンタル工業製)110g、ホタテカルシウム(協和発酵製)1050g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)650g、ピロリン酸第二鉄(富田製薬製)120g、アビセル101 280gおよびパインファイバー100gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物(平均粒径60メッシュ)を得た。
上記コエンザイムQ10含有造粒物600g、上記マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物2310g並びにショ糖エステル90gを均一に混合して、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を得た。該粉末組成物を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
実施例1で得られた「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を0号カプセルに1カプセルあたり300mg充填し、ハードカプセルを製造した。
実施例1で得られた「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を用いてスティック包装を行い、1包あたり600mg充填して、スティック包装顆粒を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、ビタミンB1(DSM製)5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101 320gおよびパインファイバー140gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、コエンザイムQ10含有造粒物(平均粒径60メッシュ)を得た。
これとは別個に、ホタテカルシウム(協和発酵製)1100g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)600g、アビセル101 410gおよびパインファイバー200gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物(平均粒径80メッシュ)を得た。
上記コエンザイムQ10含有造粒物600g、上記マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物2310g並びにショ糖エステル90gを均一に混合して、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を得た。該粉末組成物を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、アビセル101 340gおよびパインファイバー140gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、コエンザイムQ10含有造粒物(平均粒径42メッシュ)を得た。
これとは別個に、ホタテカルシウム(協和発酵製)1100g、燐酸マグネシウム(富田製薬製)600g、アビセル101 410gおよびパインファイバー200gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして40分噴霧し、マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物(平均粒径64メッシュ)を得た。
上記コエンザイムQ10含有造粒物600g、上記マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物2310g並びにショ糖エステル90gを均一に混合して、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を得た。該粉末組成物を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、アビセル101 340gおよびパインファイバー140gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、コエンザイムQ10含有造粒物(平均粒径48メッシュ)を得た。
これとは別個に、ホタテカルシウム(協和発酵製)1100g、硫酸マグネシウム(富田製薬製)600g、アビセル410gおよびパインファイバー200gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物(平均粒径68メッシュ)を得た。
上記コエンザイムQ10含有造粒物600g、上記マグネシウムおよびカルシウム含有造粒物2310g並びにショ糖エステル90gを均一に混合して、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を得た。該粉末組成物を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物100g、ビタミンB1(DSM製)1g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)1g、ビタミンE(理研ビタミン製)1g、アビセル101 52gおよびパインファイバー45gを混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、コエンザイムQ10含有造粒物(平均粒径82メッシュ)を得た。
これとは別個に、ゼラチン(新田ゼラチン製)100gに水を加え約50℃で加熱溶解し、その液に亜鉛酵母(オリエンタル工業製)11g、ホタテカルシウム(協和発酵製)105g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)65gおよびピロリン酸第二鉄(富田製薬製)12gを加え十分攪拌した。これを流動層乾燥機(フロイント産業製)を用い25℃以下の乾燥条件下でスプレーを行い、その後乾燥させて、マグネシウムおよびカルシウム含有マイクロカプセルを得た。
上記コエンザイムQ10含有造粒物200g並びに上記マグネシウムおよびカルシウム含有マイクロカプセル293gを混合し、これにアビセル101 128gおよびパインファイバー20gを混合し、さらにショ糖エステル25gを添加し、均一に混合して、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウム含有粉末組成物」を得た。該粉末組成物を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、ビタミンB1(DSM製)5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101 600g、パインファイバー240g、亜鉛酵母(オリエンタル工業製)110g、ホタテカルシウム(協和発酵製)1050g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)650g、ピロリン酸第二鉄(富田製薬製)120gを全て混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウムを含有する造粒物」を得た。
この造粒物2910gに、ショ糖エステル90gを添加して、均一に混合して、打錠末を得た。該打錠末を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
コエンザイムQ10 6g、ビタミンB1(DSM製) 5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製) 5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101 600g、乳糖114g、パインファイバー240g、亜鉛酵母(オリエンタル工業製)110g、ホタテカルシウム(協和発酵製)1050g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)650g、ピロリン酸第二鉄(富田製薬製)120gを全て混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、「コエンザイムQ10、マグネシウムおよびカルシウムを含有する造粒物」を得た。
この造粒物2910gに、ショ糖エステル90gを添加して、均一に混合して、打錠末を得た。該打錠末を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、ビタミンB1(DSM製)5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101 1650g、パインファイバー240g、亜鉛酵母(オリエンタル工業製)110g、炭酸マグネシウム(富田製薬製)650g、ピロリン酸第二鉄(富田製薬製)120gを全て混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、「コエンザイムQ10およびマグネシウムを含有する造粒物」を得た。
この造粒物1860gに、アビセル101 1050gおよびショ糖エステル90gを添加して、均一に混合して、打錠末を得た。該打錠末を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
製造例2で得られたコエンザイムQ10粉末組成物120g、ビタミンB1(DSM製)5g、ビタミンB2(三菱化学フーズ製)5g、ビタミンE(理研ビタミン製)10g、アビセル101 1250g、パインファイバー240g、亜鉛酵母(オリエンタル工業製)110g、ホタテカルシウム(協和発酵製)1050g、ピロリン酸第二鉄(富田製薬製)120gを全て混合し、流動層で澱粉(松谷化学工業製)をバインダーとして30分噴霧し、「コエンザイムQ10およびカルシウムを含有する造粒物」を得た。
この造粒物2910gに、ショ糖エステル90gを添加して、均一に混合して、打錠末を得た。該打錠末を用いて常法に従って打錠して、1粒あたり500mgの錠剤を製造した。
実施例1、4、5および6並びに比較例1〜4の錠剤(タブレット食品)を用いて、コエンザイムQ10の安定性試験を行った。具体的には、40℃にて1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月保存後の錠剤中のコエンザイムQ10量を下記の条件にて測定し、開始時のコエンザイムQ10量を100%としたコエンザイムQ10の残存率(%)を算出した。
保存条件;40℃,75%RH保存(ガラス瓶)
測定条件;測定はHPLCを用い下記の条件で行った。
カラム:ODS−5 4. 6mm*150mm
移動相:メタノール:エタノール(65:35)
流速:1ml/min
温度:35℃
検出器:紫外分光光度計 275nm
注入量:5μL
Claims (4)
- コエンザイムQ10とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物とを含有する食品において、該コエンザイムQ10と該マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物とが、互いに接触しにくい形態で配合されていることを特徴とする食品。
- 上記コエンザイムQ10と上記マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物の少なくとも一方が別個に加工された造粒物またはマイクロカプセル封入物である、請求項1記載の食品。
- 上記マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物の配合量が、コエンザイムQ10100質量部に対し、上記マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物中のマグネシウムおよび/またはカルシウム含量が10〜2800質量部の範囲となる量である、請求項1または2記載の食品。
- コエンザイムQ1 0とマグネシウムおよび/またはカルシウム含有物の少なくとも一方を別個に造粒またはマイクロカプセル封入した後、該コエンザイムQ10と該マグネシウムおよび/またはカルシウム含有物とを配合することを特徴とするコエンザイムQ10含有食品の製造方法。
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