JP2015133373A - 回路基板および電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装される発熱部品に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止し得る回路基板および電子装置を提供する。【解決手段】電子部品30の放熱を促す伝熱部材24は、めっきスルーホール22により構成される貫通穴23に対して、実装面21aに露出する一面側端面24aが、貫通穴23の一面側周縁23aよりも内層側に位置するように挿入される。【選択図】図3

Description

本発明は、発熱部品の放熱を促す伝熱部材が貫通穴に挿入される回路基板および電子装置に関するものである。
回路基板上にはんだ付けされたQFN(Quad For Non-Lead Package)やQFP(Quad Flat Package)などの電子部品等の発熱部品を好適に冷却するため、回路基板の裏面から放熱する方法が知られている。具体的には、例えば、発熱部品の下面に設けられる金属板(放熱端子)を回路基板の実装面のランドにはんだ付けして、このランドおよびめっきスルーホールを通して回路基板の裏面側に放熱する放熱構造が知られている。特に、上述のような放熱構造では、さらに裏面側への放熱性を高めるため、めっきスルーホールに代えてコイン状の銅(銅インレイ)を採用し、この銅インレイ上に発熱部品の放熱端子をはんだ付けする方法が知られている。
このような裏面側への放熱性を高めた回路基板に関する技術として、下記特許文献1に開示される配線基板が知られている。この配線基板には、発熱部品が実装される部分に伝熱部材が圧入されており、この伝熱部材が嵌合される嵌込み孔の圧入側周縁に大径部が形成されている。そして、伝熱部材には、上記圧入状態で大径部に係合するフランジ部が形成されている。これにより、嵌込み孔に対する伝熱部材の圧入力を厳密に管理しなくても、伝熱部材の嵌込み深さを容易に一定とすることができ、伝熱部材の圧入精度およびその圧入作業性を向上させている。
特開2009−170493号公報
ところで、発熱部品からの発熱により、放熱端子と銅インレイとの間の伝熱用のはんだが高温となり、このはんだに、発熱部品と回路基板との熱膨脹係数の差に起因する大きな冷熱ストレスが作用する場合がある。このような場合、放熱端子と回路基板の実装面との距離が比較的小さくなる発熱部品では、伝熱用のはんだの厚さが小さくなることから、上記冷熱ストレスを適切に緩和できないためにはんだクラックが生じ、放熱性が低下する場合がある。この場合、放熱性の低下に応じてはんだの温度がさらに上昇することとなり、はんだクラックが助長され、さらに放熱性が悪化してしまうおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、実装される発熱部品に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止し得る回路基板および電子装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、発熱部品(30)の放熱を促す伝熱部材(24,27,29)が一面(21a)から他面(21b)にかけて形成される貫通穴(23)に挿入される多層の回路基板(20,20a,20b,20c)であって、前記伝熱部材は、前記貫通穴に対して、前記一面に露出する一面側端面(24a,29a)が、前記貫通穴の一面側の周縁(23a)よりも内層側に位置するように挿入されることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、発熱部品の放熱を促す伝熱部材は、貫通穴に対して、一面に露出する一面側端面が、貫通穴の一面側の周縁(以下、一面側周縁ともいう)よりも内層側に位置するように挿入される。
これにより、一面側周縁および一面側端面により一面側端面を底面とするように内層側に凹む段差ができるため、放熱端子と回路基板の実装面との距離が比較的小さくなる発熱部品であっても、上記段差の分だけ伝熱用のはんだの厚さを厚くすることができる。したがって、上述のように十分な厚さが確保された伝熱用のはんだにより冷熱ストレスが好適に緩和されるので、はんだ接合信頼性が向上し、実装される発熱部品に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止することができる。
第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示す断面図である。 図1の電子部品近傍を拡大して示す拡大断面図である。 伝熱部材の挿入位置を説明するための拡大断面図である。 第2実施形態に係る回路基板の要部を示す断面図である。 第3実施形態に係る回路基板の要部を示す断面図である。 第4実施形態に係る回路基板の要部を示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る回路基板および電子装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す電子装置10は、温度変化が大きな使用環境にて採用されており、例えば、車両に搭載されたエンジン等の車載機器を制御する電子制御装置(Electronic Control Unit)として構成されている。電子装置10は、筐体11内に回路基板20や他の基板等を収容して構成されている。
回路基板20は、エポキシ樹脂等からなる樹脂層と導電層とが交互に積層される多層基板であって、その実装面21aには、電子部品30や外部コネクタ12等が実装されている。図2に示すように、この回路基板20には、電子部品30の直下となる位置に、実装面21aから裏面21bにかけてめっきスルーホール22が形成されており、このめっきスルーホール22により構成される貫通穴23には、電子部品30の放熱を促す銅インレイ等の伝熱部材24が挿入(嵌合)されて埋め込まれている。この伝熱部材24の詳細形状等については後述する。なお、実装面21aは、「一面」の一例に相当し、裏面21bは、「他面」の一例に相当し得る。
電子部品30は、所定の動作時に発熱する発熱部品であって、半導体素子等が封止部材により封止されたパッケージ本体31と、パッケージ本体31から導出される複数のリード端子32と、放熱端子33とを備えている。電子部品30は、各リード端子32にて、実装面21aの所定の位置に配置されるランド25とはんだ41を介してはんだ接合されている。
放熱端子33は、発熱する半導体素子等の放熱用経路を構成する略平板状の端子であって、例えば金属板により構成されている。この放熱端子33は、発熱源となる半導体素子等が接着剤等を介して一面側(上面側)に取り付けられ、他面側(下面側)がパッケージ本体31の下方から露出するように上記封止部材により封止されている。
放熱端子33および伝熱部材24は、伝熱性を有する接合部材として機能する伝熱用のはんだ42が両部材間に介在することで、はんだ付けされて接合されている。これにより、電子部品30の熱をはんだ42および伝熱部材24を介して回路基板20の裏面側に放熱する放熱構造が構成される。
次に、伝熱部材24の詳細形状や挿入位置等について、図3を用いて詳述する。なお、図3は、伝熱部材24の挿入位置を説明するための拡大断面図である。
伝熱部材24は、円柱状に形成されており、図3に示すように、貫通穴23に対して、実装面21aに露出する端面(以下、一面側端面24aともいう)が、貫通穴23の一面側の周縁(以下、一面側周縁23aともいう)よりも内層側に位置するように挿入されている。また、伝熱部材24は、上記挿入時に、裏面21bに露出する端面(以下、他面側端面24bともいう)が貫通穴23の他面側の周縁(以下、他面側周縁23bともいう)に対してほぼ同一平面上に位置するように形成されている。
これにより、電子部品30の放熱端子33の直下となる位置に、一面側周縁23aおよび一面側端面24aと一面側の貫通穴23の内周面とにより、一面側端面24aを底面とするように内層側に凹む段差26が形成されることとなる。この段差26には、放熱端子33および伝熱部材24をはんだ接合するはんだ42が充填されることとなるため、はんだ42の厚さtが上記段差26の分だけ厚くなる。このため、このように厚く形成されたはんだ42により、電子部品30と回路基板20との熱膨脹係数の差に起因して大きな冷熱ストレスが生じる場合でも、この冷熱ストレスが好適に緩和されることとなる。
以上説明したように、本実施形態に係る回路基板20では、電子部品30の放熱を促す伝熱部材24は、めっきスルーホール22により構成される貫通穴23に対して、実装面21aに露出する一面側端面24aが、貫通穴23の一面側周縁23aよりも内層側に位置するように挿入される。
これにより、一面側周縁23aおよび一面側端面24aにより一面側端面24aを底面とするように内層側に凹む段差26ができるため、放熱端子33と回路基板20の実装面21aとの距離が比較的小さくなる電子部品30であっても、上記段差26の分だけ伝熱用のはんだ42の厚さtを厚くすることができる。したがって、上述のように十分な厚さが確保されたはんだ42により冷熱ストレスが好適に緩和されるので、はんだ接合信頼性が向上し、実装される電子部品30に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止することができる。
そして、上述のように構成される回路基板20と電子部品30とを備え、実装面21aに実装された電子部品30の放熱端子33と伝熱部材24の一面側端面24aとが放熱用のはんだ42によりはんだ接合されるように電子装置10を構成することで、実装される電子部品30に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止し得る効果を奏する電子装置10を実現することができる。
特に、貫通穴23は、実装面21aから裏面21bにかけて形成されるめっきスルーホール22により構成されるため、伝熱部材24を伝わる熱がめっきスルーホール22にも拡散されるので、伝熱部材24を介した放熱性を高めることができる。
また、伝熱部材24は、上記挿入時に、裏面21bに露出する他面側端面24bが貫通穴23の他面側周縁23bに対してほぼ同一平面上に位置するように形成されている。これにより、他面側端面24bと他面側周縁23bとが同一平面上に位置するように伝熱部材24を貫通穴23に挿入する挿入作業を実施することで、所定の深さの段差26が形成されることとなる。このため、段差26の深さのばらつき、すなわち、はんだ42の厚さのばらつきが抑制されるので、はんだ42および伝熱部材24を介した放熱性の低下を確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る回路基板および電子装置について、図4を用いて説明する。なお、図4は、第2実施形態に係る回路基板20aの要部を示す断面図である。
本第2実施形態では、上述した伝熱部材24に代えて伝熱部材27を採用する点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る回路基板20aの伝熱部材27は、図4に示すように、上述した伝熱部材24に対して、一面側端面24aの中央から突起28が円柱状に突出するように構成されている。この突起28は、上記挿入時の一面側周縁23aに対して、突出端面28aがほぼ同一平面上に位置するように形成されている。
このようにしても、段差26の分だけ伝熱用のはんだ42の厚さtが厚くなり、実装される電子部品30に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止することができる。
特に、伝熱部材27の一面側端面24aには、挿入時の一面側周縁23aに対して突出端面28aがほぼ同一平面上に位置する突起28が形成されている。このため、突出端面28aと一面側周縁23aとが同一平面上に位置するように伝熱部材27を貫通穴23に挿入する挿入作業を実施すれば、所定の深さの段差26が形成されるので、はんだ42の厚さのばらつきを抑制しつつ、上記挿入作業を容易化することができる。特に、段差26の深さ、すなわち、はんだ42の厚さtが突起28の一面側端面24aからの高さtaよりも小さくならないため、必要なはんだ42の厚さtを容易に確保することができ、はんだ42および伝熱部材27を介した放熱性の低下を確実に防止することができる。
なお、突起28は、一面側端面24aの中央に1つ設けられることに限らず、一面側端面24aに複数設けられてもよい。また、突起28は、一面側端面24aの中央に設けられることに限らず、一面側端面24aの他の部位に設けられてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る回路基板および電子装置について、図5を用いて説明する。なお、図5は、第3実施形態に係る回路基板20bの要部を示す断面図である。なお、図5は、電子部品30を実装する前の回路基板20bの状態を示している。
本第3実施形態では、上述した伝熱部材24の一面側端面24aに予めはんだ43を配置している点が主に上記第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る回路基板20bでは、伝熱部材24の一面側端面24aにはんだ42と同一組成の材料からなるはんだ43が予めはんだめっきまたははんだコート等を用いて必要な厚さにて配置されている。そして、図5に示すように、はんだ43の端面43aと一面側周縁23aとがほぼ同一平面上に位置するように伝熱部材24を貫通穴23に挿入する挿入作業を実施する。その後、実装面21aにマウントした電子部品30の放熱端子33と伝熱部材24とをはんだ接合する際にはんだ43およびはんだ42が溶融することで、一体化したはんだ43およびはんだ42により放熱端子33および伝熱部材24がはんだ接合される。
これにより、上記第1実施形態と同様に、一面側周縁23aおよび一面側端面24aにより構成される段差26に一体化したはんだが充填されることとなるため、この段差26の分だけはんだの厚さを厚くすることができる。したがって、実装される電子部品30に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止することができる。
特に、予め、はんだ43を伝熱部材24の一面側端面24aに形成することから、はんだ43の厚さを容易に調整することができるため、使用環境等を考慮して必要に応じてはんだ43の厚さ、すなわち、放熱端子33と伝熱部材24とをはんだ接合するはんだの厚さを変更することができる。
なお、伝熱部材24の一面側端面24aには、はんだ42と同一組成の材料からなるはんだ43を予め配置することに限らず、はんだ42と接合可能であって伝熱性を有する接合部材を予め配置してもよい。これにより、例えば、部品実装に使用するはんだよりも耐冷熱接続信頼性の高いはんだ合金等をはんだ43に代えて使用することで、放熱性の低下を確実に防止することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る回路基板および電子装置について、図6を用いて説明する。なお、図6は、第4実施形態に係る回路基板20cの要部を示す断面図である。なお、図6は、電子部品30を実装する前の回路基板20cの状態を示している。
本第4実施形態では、伝熱部材24に代えて採用する伝熱部材29の全面に予めはんだ44を配置している点が主に上記第3実施形態と異なる。このため、第3実施形態と実質的に同様の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る回路基板20cでは、伝熱部材24に代えて、伝熱部材24と同じ材料であって貫通穴23よりも小径の伝熱部材29が採用されている。この伝熱部材29の一面側端面29a、他面側端面29bおよび外周面29c、すなわち、全面に、はんだ42と同一組成の材料からなるはんだ44が、予めはんだめっきまたははんだコート等を用いて配置されている。特に、伝熱部材29の外周面29cを覆うはんだ44の厚みは、貫通穴23の内径寸法に応じて設定されている。
そして、図6に示すように、はんだ44の一面側端面44aと一面側周縁23aとがほぼ同一平面上に位置するように伝熱部材29を貫通穴23に挿入する挿入作業を実施する。その後、実装面21aにマウントした電子部品30の放熱端子33と伝熱部材29とをはんだ接合する際にはんだ44およびはんだ42が溶融することで、一体化したはんだにより放熱端子33および伝熱部材29がはんだ接合される。
これにより、上記第3実施形態と同様に、一面側周縁23aおよび一面側端面29aにより構成される段差に一体化したはんだが充填されることとなるため、この段差の分だけはんだの厚さを厚くすることができる。したがって、実装される電子部品30に対する放熱構造に関しその放熱性の低下を防止することができる。
特に、伝熱部材29の外周面29cを覆うはんだ44が溶融してめっきスルーホール22に接合することで、外周面29cとめっきスルーホール22との隙間が埋まり、伝熱部材29やはんだ44を伝わる熱がめっきスルーホール22にも拡散されやすくなるので、回路基板20cによる放熱性を高めることができる。また、伝熱部材29に関する耐振動性を向上させることができる。
なお、はんだ44は、伝熱部材29の全面に予め配置されることに限らず、一面側端面29aおよび外周面29cに予め配置されてもよいし、外周面29cのみに予め配置されてもよい。
また、伝熱部材29の全面または一部には、はんだ42と同一組成の材料からなるはんだ44を予め配置することに限らず、はんだ42と接合可能であって伝熱性を有する接合部材を予め配置してもよい。これにより、例えば、部品実装に使用するはんだよりも耐冷熱接続信頼性の高いはんだ合金等をはんだ44に代えて使用することで、放熱性の低下を確実に防止することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)伝熱部材24,27,29は、めっきスルーホール22により構成される貫通穴23に挿入されることに限らず、電子部品30の直下にて実装面21aから裏面21bにかけて形成される貫通穴に直接挿入されてもよい。
(2)伝熱部材24,27,29は、銅インレイとして構成されることに限らず、例えば、アルミニウム製の部材など、熱伝導率の良い部材により構成されてもよい。
10…電子装置
20,20a,20b,20c…回路基板
21a…実装面(一面)
21b…裏面(他面)
22…めっきスルーホール
23…貫通穴 23a…一面側周縁 23b…他面側周縁
24,27,29…伝熱部材
24a,29a…一面側端面 24b,29b…他面側端面
28…突起 28a…突出端面
30…電子部品(発熱部品)
42,43,44…はんだ

Claims (8)

  1. 発熱部品(30)の放熱を促す伝熱部材(24,27,29)が一面(21a)から他面(21b)にかけて形成される貫通穴(23)に挿入される多層の回路基板(20,20a,20b,20c)であって、
    前記伝熱部材は、前記貫通穴に対して、前記一面に露出する一面側端面(24a,29a)が、前記貫通穴の一面側の周縁(23a)よりも内層側に位置するように挿入されることを特徴とする回路基板。
  2. 前記伝熱部材は、前記挿入時に、前記他面に露出する他面側端面(24b,29b)が前記貫通穴の他面側の周縁(23b)に対して同一平面上に位置するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記一面側端面には、挿入時の前記一面側の周縁に対して突出端面(28a)が同一平面上に位置する突起(28)が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板。
  4. 前記一面側端面には、挿入時の前記一面側の周縁に対して端面(43a,44a)が同一平面上に位置する伝熱性を有する接合部材(43,44)が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路基板。
  5. 前記接合部材は、前記伝熱部材と前記発熱部品との間に介在する伝熱用のはんだ(42)と同一組成の材料からなることを特徴とする請求項4に記載の回路基板。
  6. 前記貫通穴は、前記一面から前記他面にかけて形成されるスルーホール(22)により構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路基板。
  7. 前記伝熱部材の外周面(29c)には、伝熱性を有する接合部材(44)が配置されることを特徴とする請求項6に記載の回路基板。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の回路基板と、
    発熱部品(30)と、を備え、
    前記一面に実装された前記発熱部品と前記一面側端面とが伝熱用のはんだ(42)によりはんだ接合されることを特徴とする電子装置(10)。
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