JP2015133370A - 分割装置及び被加工物の分割方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分割された各チップ同士が互いに離間された状態でエキスパンドシートを短時間で固化させること。【解決手段】エキスパンドシート(13)を介してリングフレーム(12)に支持された被加工物(W)を分割する分割装置(1)であって、被加工物を保持する保持テーブル(51)と、被加工物の周囲のリングフレームを保持する保持手段(56)と、保持テーブルの被加工物の保持面に対して保持手段のリングフレームの保持面を上下方向に相対移動させてエキスパンドシートを拡張する昇降手段(55)と、エキスパンドシートにおいてリングフレームの内側で被加工物の周囲のエリアを加熱する熱供給手段(72)と、エキスパンドシートにおいてリングフレームの内側で被加工物の周囲のエリアに冷気を吹付ける固化手段(75)と、を備える構成とした。【選択図】図11

Description

本発明は、被加工物を分割予定ラインに沿って分割する分割装置及び被加工物の分割方法に関し、特に、レーザ加工によって改質層が形成された被加工物を分割する分割装置及び被加工物の分割方法に関する。
従来、被加工物に対して透過性を有する波長のレーザ光線を照射し、被加工物の内部に分割予定ラインに沿って強度が低下した改質層を形成した後、この改質層に外力を加えることで被加工物を分割予定ラインに沿って分割する方法が提案されている。この分割方法においては、被加工物の一方の面にエキスパンドシートが貼着されており、このエキスパンドシートが拡張されることで被加工物の改質層に外力が加えられて亀裂が生じ、被加工物が各チップに分割される。
この場合、拡張動作によってエキスパンドシートが引き伸ばされているため、拡張動作前の初期状態に戻されると、エキスパンドシートの拡張された部分には弛みが生じる。そこで、エキスパンドシートに熱収縮性を有する材質を用い、弛みが生じた部分を加熱して熱収縮させることでエキスパンドシートの弛みを除去する分割方法が採用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2010−147317号公報 特許第4744742号公報
ところで、特許文献1、2に記載の分割方法では、エキスパンドシートを加熱して弛みを除去した後、熱収縮したエキスパンドシートは、各チップ同士の間隔が維持された状態で固化するまで自然冷却される。このため、エキスパンドシートが完全に冷却されるまでに時間を要していた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、分割された各チップ同士が互いに離間された状態でエキスパンドシートを短時間で固化させることができる分割装置及び被加工物の分割方法を提供することを目的とする。
本発明の分割装置は、熱収縮性を有し粘着層を備えるエキスパンドシートを、中央に開口部を有する環状のリングフレームに貼着させ、開口部のエキスパンドシートに分割起点が形成された被加工物を貼着した被加工物ユニットの、エキスパンドシートを拡張することで分割起点に沿って被加工物を分割する分割装置であって、被加工物ユニットの被加工物の外周縁から所定の距離離間した位置のエキスパンドシートを保持する保持手段と、被加工物が貼着されるエリアのエキスパンドシートを吸引保持可能にする保持テーブルと、保持手段と保持テーブルとを相対的に上下動させる昇降手段と、昇降手段で保持テーブルを上に保持手段を下に、保持手段と保持テーブルとを上下に離反する方向に移動させることで、開口部のエキスパンドシートが拡張され、拡張されたエキスパンドシートの被加工物の外周とリングフレームの内周との間のエリアを加熱して熱収縮させる熱供給手段と、熱供給手段で熱収縮されると共に軟化したエキスパンドシートに冷気を吹付けエキスパンドシートを固化させる固化手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の被加工物の分割方法は、上記分割装置を用いて、分割起点が形成された被加工物を分割する被加工物の分割方法であって、熱収縮性を有し粘着層を備えるエキスパンドシートを、中央に開口部を有する環状のリングフレームに貼着させ、開口部のエキスパンドシートに分割起点が形成された被加工物を貼着した被加工物ユニットを保持テーブルに載置させる載置工程と、載置工程で保持テーブルに載置された被加工物ユニットのリングフレームに貼着されるエキスパンドシートを保持手段で保持する保持工程と、保持工程の後、昇降手段で保持テーブルを上に保持手段を下に保持手段と保持テーブルとを上下に離反する方向に動作させることで、開口部のエキスパンドシートを拡張する拡張工程と、拡張工程の後、保持テーブルを吸引源と連通させ分割した被加工物が貼着されるエリアのエキスパンドシートを吸引保持する吸引保持工程と、吸引保持工程の後、昇降手段で保持手段と保持テーブルとを上下に接近する方向に動作させて、最も接近した位置において、被加工物の外周とリングフレームの内周との間のエリアのエキスパンドシートに熱供給手段で加熱して熱収縮させる熱収縮工程と、熱収縮工程の後、エキスパンドシートに冷気を吹付けて、熱収縮工程で軟化したエキスパンドシートを固化させる固化工程と、からなることを特徴とする。
これらの構成によれば、保持手段と保持テーブルとが上下に離反されることでエキスパンドシートが拡張され、エキスパンドシートに貼着された被加工物は分割起点に沿って各チップに分割される。被加工物が分割された後、被加工物が貼着されたエリアのエキスパンドシートが吸引保持された状態で保持手段と保持テーブルとが接近され、被加工物の外周とリングフレームの内周との間のエリアのエキスパンドシートに弛みが生じる。そして、この弛みが生じた部分のエキスパンドシートが加熱されることで、熱収縮によって弛みが除去される。また、熱収縮箇所に冷気が吹付けられることにより、軟化したエキスパンドシートが固化される。このように、エキスパンドシートが吸引保持された状態で熱収縮箇所の冷却が実施されるため、分割された各チップ同士が互いに離間された状態でエキスパンドシートが固化される。この結果、被加工物ユニットを搬送しても各チップ同士が接触することがなく、チップ欠け等の不具合を防止することができる。また、エキスパンドシートが自然冷却される場合に比べ、エキスパンドシートの熱収縮箇所の固化に要する時間を短縮することができる。
また、本発明の上記分割装置は、被加工物ユニットを冷却する冷却手段を含んで構成され、冷却手段で被加工物ユニットを冷却させた後に保持手段と保持テーブルとを上下に離反する方向に移動させることでエキスパンドシートを拡張させることを特徴とする。
また、本発明の上記分割装置は、被加工物ユニットを複数収容可能にするカセットを載置するカセットステージと、カセットステージに載置されるカセットから被加工物ユニットを搬出及び搬入する搬送手段と、を含んで構成され、カセットステージもしくは被加工物ユニットを搬送手段が搬送する搬送経路において、被加工物ユニットを予備冷却させる予備冷却手段を含むことを特徴とする。
本発明によれば、エキスパンドシートの熱収縮箇所に冷気が吹付けられることで、分割された各チップ同士が互いに離間された状態でエキスパンドシートを短時間で固化させることができる。
本実施の形態に係る分割装置の上面図である。 本実施の形態に係る被加工物ユニットの模式図である。 本実施の形態に係る冷却手段の一例を示す図である。 本実施の形態に係る拡張手段、熱供給手段及び固化手段の一例を示す図である。 本実施の形態に係る載置工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る保持工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る拡張工程及び吸引保持工程の一例を示す図である。 シート拡張後に保持テーブルを初期位置に戻した状態を示す図である。 本実施の形態に係る熱収縮工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る固化工程の一例を示す図である。 本実施の形態に係る分割装置における動作の一連の流れを示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る分割装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る分割装置の上面図である。図2は、本実施の形態に係る被加工物ユニットの模式図である。図3は、本実施の形態に係る冷却手段の一例を示す図である。図4は、本実施の形態に係る拡張手段、熱供給手段及び固化手段の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る分割装置1は、エキスパンドシート13(図2参照)を冷却した後、エキスパンドシート13を拡張することによって被加工物W(図2参照)を分割するように構成されている。また、分割装置1は、エキスパンドシート13の拡張によって生じるエキスパンドシート13の弛み16(図8参照)を熱収縮によって除去した後、熱収縮箇所を冷却するように構成されている。なお、分割装置1は、以下に示す構成に限定されず、分割後にエキスパンドシート13の熱収縮箇所を冷却するものであれば、どのように構成されてもよい。なお、本実施の形態においては、予め被加工物ユニット11(エキスパンドシート13)を冷却した状態でエキスパンドシート13を拡張させるクールエキスパンドを例にして説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る分割装置1の分割対象となる被加工物ユニット11は、エキスパンドシート13を介してリングフレーム12に被加工物Wを貼着して構成される。リングフレーム12は、中央に開口部を有する環状に形成される。エキスパンドシート13は、リングフレーム12と略同径の円形状を有している。エキスパンドシート13は、例えば、熱収縮性を有する熱可塑性基材で構成され、一方の面に紫外線硬化型の粘着層を有している。具体的には、リンテック社製のLEテープ(LE−5000)、デンカアドテックス社製のUVテープ(UHP−0805MC(PO))、日東電工社製のEM―710−20(PVC)が挙げられる。被加工物Wは、リングフレーム12の開口部から露出されたエキスパンドシート13の表面(一方の面)に貼着されている。
被加工物Wは、略円板状の半導体ウエーハであり、表面が分割予定ライン14によって複数の領域に区画されている。分割予定ライン14で区画された各領域には、IC、LSI等の各種デバイス(不図示)が形成されている。また、前段のレーザ加工により、被加工物W内部には分割起点となる改質層15が分割予定ライン14に沿って形成されている。この改質層15は、レーザ光線の照射によって被加工物Wの内部の密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲と異なる状態となり、周囲よりも強度が低下する領域のことをいう。改質層15は、例えば、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域であり、これらが混在した領域でもよい。このように構成された被加工物ユニット11は、カセット(不図示)内に収容された状態で、分割装置1に搬入される。
図1に戻り、分割装置1の基台10の中央はX軸方向に延びる搬送エリア3になっており、搬送エリア3には被加工物ユニット11を搬送する搬送手段31が設けられている。搬送手段31は、移動手段34によってX軸方向に移動可能になっている。搬送エリア3の右側は、カセット載置エリア2及び拡張エリア5になっている。カセット載置エリア2にはカセットが載置されるカセットステージ21が設けられ、拡張エリア5には被加工物ユニット11のエキスパンドシート13を拡張して被加工物Wを分割する拡張手段50が設けられている。
一方、搬送エリア3の左側は、冷却エリア4及びUV照射エリア6になっている。冷却エリア4には被加工物ユニット11を冷却する冷却手段41が設けられ、UV照射エリア6には被加工物ユニット11に向かって紫外線を照射するUV照射手段61が設けられている。また、搬送エリア3及びカセット載置エリア2は配管47によって冷却エリア4に接続されており、搬送エリア3及びカセット載置エリア2には冷却手段41の冷却源から冷気が導入される。これによって、搬送エリア3及びカセット載置エリア2は所定の温度(例えば、−20℃〜5℃)に保たれる。この冷却源及び配管47は後述する予備冷却手段48の一部を構成し、予備冷却手段48は、冷却手段41で被加工物ユニット11を冷却する際の冷却効率を高める補助的な役割を果たす。
移動手段34は、X軸方向に平行なガイドレール35と、ガイドレール35に沿ってスライド可能に設置されたモータ駆動のX軸テーブル36とを有している。X軸テーブル36の上面には、被加工物ユニット11を搬送する搬送手段31が設けられている。X軸テーブル36の背面には、不図示のナット部が形成されており、ナット部にはガイドレール35に沿って延在するボールネジ37が螺合されている。そして、ボールネジ37の一端に設けられた駆動モータ38が回転駆動されることで、搬送手段31がX軸テーブル36と共にガイドレール35に沿ってスライドされる。
搬送手段31は、多節リンクからなるアーム部32の先端に保持部33を設けて構成される。搬送手段31は、カセットステージ21に載置されたカセットに対して被加工物ユニット11を搬出及び搬入する他、冷却手段41、拡張手段50及びUV照射手段61間で被加工物ユニット11を搬送する。また、UV照射手段61は、被加工物ユニット11を保持する保持テーブル62と、拡張後のエキスパンドシート13に向かって紫外線を照射する複数のUVランプ63とを備えている。
図1及び図3に示すように、冷却手段41は、上面視方形状の冷却ボックス42内に、被加工物ユニット11を収容するように構成されている。冷却ボックス42は、被加工物ユニット11の形状に合わせて薄型に形成される。冷却ボックス42の上壁には、対角方向で対向する角部にそれぞれ1つずつ冷気口43が設けられており、この冷気口43は、不図示の冷却源に接続されている。また、上壁の中央には、冷却ボックス42内の冷気を排気する排気口44が設けられている。排気口44は冷却ボックス42の上壁に設けられた複数のスリットによって形成されており、排気口44には排気ダクト45を介して予備冷却手段48の配管47が接続されている。
また、冷却ボックス42の一側壁には、被加工物ユニット11を冷却ボックス42内に搬入出できるように、開閉可能な扉(不図示)によって構成されている。また、冷却ボックス42内には、被加工物ユニット11を支持する支持部46が設けられている。支持部46は、被加工物ユニット11のリングフレーム12を支持可能な一対の棚板で構成される。なお、支持部46の構成は特に限定されず、例えば、被加工物ユニット11全面をテーブルで支持する構成にしてもよい。被加工物ユニット11全面をテーブルで支持する場合には、テーブルを冷却することによって被加工物ユニット11を冷却してもよい。また、冷却ボックス42では、不図示の温度計によって冷却ボックス42内の温度が監視されており、冷却工程においては、例えば、−20℃〜5℃になるように温度調整される。冷却手段41では、被加工物Wが分割される前に、予め被加工物ユニット11が十分に冷却される。
図4に示すように、拡張手段50は、円形の保持テーブル51の周囲に、保持手段56を設けて構成される。保持手段56は、保持テーブル51の周囲に立設する支持部57と、エアシリンダ58と、エアシリンダ58によって上下方向に移動可能な押え部59とを備えて構成される。支持部57は、リングフレーム12の形状に合わせて筒状に形成される。支持部57は、エキスパンドシート13が貼着されたリングフレーム12をリングフレーム12の下面側から支持する。押え部59は、エアシリンダ58の先端に設けられ、押え部59及びエアシリンダ58は、支持部57の外周に沿って等間隔に複数(本実施の形態においては4つ)設けられている(図1参照)。
エアシリンダ58の駆動により押え部59が支持部57に接近されることで、被加工物Wの外周縁から所定の距離離間した位置のエキスパンドシート13及びリングフレーム12は、押え部59と支持部57との間で挟持固定される。保持テーブル51には昇降手段55が設けられており、保持テーブル51は、昇降手段55により保持手段56に対して上下動可能になっている。拡張手段50においては、被加工物ユニット11が載置された保持テーブル51と、エキスパンドシート13及びリングフレーム12を挟持する保持手段56とが、昇降手段55によって上下に相対移動されることで、エキスパンドシート13が拡張される。
保持テーブル51の表面は、ポーラスセラミック材により保持面52が形成されており、保持面52上には被加工物ユニット11が載置される。保持テーブル51には吸引路53が形成されており、この吸引路53を介して保持面52と吸引源54とが接続される。保持面52と吸引源54との間には、不図示のバルブが設けられており、バルブの開閉により保持面52と吸引源54との連通状態が切り替えられる。
詳細は後述するが、エキスパンドシート13が拡張される前は、バルブが閉じられて保持面52と吸引源54とが連通されておらず、保持面52上に載置された被加工物ユニット11は保持テーブル51に吸引保持されない。一方、エキスパンドシート13が拡張されて被加工物Wが分割された後は、バルブが開かれることで保持面52と吸引源54とが連通され、被加工物ユニット11は保持面52に生じる負圧によって保持テーブル51に吸引保持される。
また、拡張手段50の上方には、円形状の支持プレート71に配設された熱供給手段72及び固化手段75が設けられる。熱供給手段72は、環状のヒーター部73とヒーター部73に接続される加熱源74とを備えており、被加工物Wの外周とリングフレーム12の内周との間のエリアのエキスパンドシート13を加熱するように構成される。ヒーター部73は支持プレート71の外周に設けられる。固化手段75は、環状のノズル76とノズル76に接続される冷却源77とを備えており、ノズル76の先端からエキスパンドシート13が加熱されて熱収縮した箇所に向かって冷気を吹付けるように構成される。ノズル76はヒーター部73の内周側に設けられており、エキスパンドシート13の熱収縮箇所を冷却するように、ノズル76の先端が外周側へわずかに傾斜している。
次に図5から図10を参照して、本実施の形態に係る被加工物の分割方法について説明する。図5は載置工程、図6は保持工程、図7は拡張工程及び吸引保持工程のそれぞれ一例を示す図である。図8は、シート拡張後に保持テーブルを初期位置に戻した状態を示す図である。図9は熱収縮工程、図10は固化工程のそれぞれ一例を示す図である。
本実施の形態に係る被加工物Wの分割方法では、載置工程、保持工程、拡張工程、吸引保持工程、熱収縮工程及び固化工程を経て被加工物Wが各チップに分割される。載置工程では、被加工物ユニット11が拡張手段50の保持テーブル51に載置される(図5参照)。保持工程では、被加工物ユニット11のリングフレーム12が保持手段56によって保持される(図6参照)。拡張工程では、保持テーブル51と保持手段56とが互いに離反する方向に移動されることで、被加工物ユニット11のエキスパンドシート13が拡張される(図7参照)。
吸引保持工程では、被加工物Wが貼着されるエリアのエキスパンドシート13が吸引保持される(図7参照)。そして、保持テーブル51と保持手段56とが互いに接近する方向に移動される(図8参照)。その後、熱収縮工程では、エキスパンドシート13の所定箇所が加熱されて熱収縮する(図9参照)。固化工程では、熱収縮したエキスパンドシート13に向けて冷気が吹付けられることにより、熱収縮工程で軟化したエキスパンドシート13が固化される(図10参照)。
図5に示すように、先ず、載置工程が実施される。載置工程では、冷却手段41によって十分に冷却された被加工物ユニット11が搬送手段31によって拡張手段50に搬送されて(図1参照)、保持テーブル51に載置される。このとき、保持テーブル51と支持部57とが同一の高さに位置合わせされている。被加工物Wはエキスパンドシート13を介して保持テーブル51に載置され、リングフレーム12はエキスパンドシート13を介して保持手段56の支持部57に載置される。
図6に示すように、載置工程に後には、保持工程が実施される。保持工程では、保持手段56のエアシリンダ58によって押え部59が降下され、被加工物ユニット11のリングフレーム12及びエキスパンドシート13が支持部57と押え部59との間に挟持される。これにより、被加工物Wの外周縁から所定の距離離間した位置のエキスパンドシート13及びリングフレーム12が保持手段56に保持された状態になる。
図7に示すように、保持工程の後には、拡張工程が実施される。拡張工程では、保持テーブル51が昇降手段55によって上昇されることにより、保持手段56及び保持テーブル51が相対的に上下に離反される。このとき、リングフレーム12は保持手段56に保持されたまま停止されているのに対し、保持テーブル51に載置された被加工物Wは、保持テーブル51と共に上昇される。これにより、エキスパンドシート13が拡張されて、エキスパンドシート13に貼着された被加工物Wの改質層15(図2参照)に外力が加えられる。この結果、被加工物Wには改質層15を分割起点とした亀裂が生じ、被加工物Wは分割予定ライン14(図2参照)に沿って各チップCに分割される。
この場合、エキスパンドシート13には拡張によって伸び易い箇所が存在するが、シート拡張前の冷却によってエキスパンドシート13の伸びが全体的に抑えられている。これにより、拡張時の力がエキスパンドシート13の伸び易い箇所に集中することがなく、拡張時の力はエキスパンドシート13全体に均等に分散される。よって、被加工物Wが貼着されたエリアのエキスパンドシート13と被加工物Wとが互いにずれることなく拡張される。この結果、被加工物Wの分割不良を抑えることができる。
拡張工程の後には、吸引保持工程が実施される。吸引保持工程では、図7に示す状態で、保持面52と吸引源54との間のバルブ(不図示)が開かれて保持面52と吸引源54とが連通される。これによって、保持面52に負圧が生じ、被加工物W及びエキスパンドシート13は保持テーブル51に吸引保持される。すなわち、エキスパンドシート13は、被加工物Wが各チップCに分割された後、各チップC同士が離間された状態を維持したまま保持テーブル51に吸引保持される。
吸引保持工程の後には、図7に示す状態から昇降手段55によって保持手段56と保持テーブル51とが上下に接近する方向に移動されてシート拡張前の初期状態に戻される。そして、図8に示すように、保持手段56の支持部57と保持テーブル51とが同一の高さ、すなわち、最も接近した位置に位置付けられる。エキスパンドシート13は拡張されたまま、被加工物Wが貼着されたエリアが保持テーブル51に吸引保持されている。このため、保持テーブル51が拡張工程前の位置に戻されると、エキスパンドシート13には被加工物Wの外周とリングフレーム12の内周との間のエリアに弛み16(歪み)が生じている。
そして、エキスパンドシート13の所定箇所に弛み16が生じた状態で、図9に示すように、熱収縮工程が実施される。熱収縮工程では、被加工物Wが貼着されたエリアのエキスパンドシート13が保持テーブル51に吸引保持されたまま、弛み16が生じた部分のエキスパンドシート13がヒーター部73によって局所的に加熱される。エキスパンドシート13は熱収縮性を有しているため、エキスパンドシート13が加熱されることで、弛み16は熱収縮によって除去される。
図10に示すように、熱収縮工程の後には、固化工程が実施される。固化工程では、エキスパンドシート13が吸引保持された状態でノズル76から熱収縮箇所に向かって冷気が吹付けられ、エキスパンドシート13の固化が促進される。これにより、分割された各チップC同士が離間された状態を維持したまま、エキスパンドシート13が固化される。この結果、被加工物ユニット11が搬送されても、各チップC同士が接触することがなく、チップ欠け等の不具合をより効果的に防止することができる。また、熱収縮したエキスパンドシート13を自然冷却する場合に比べて、エキスパンドシート13の固化にかかる時間を短縮することができる。
次に、図1及び図11を参照して本実施の形態に係る分割装置の動作について説明する。図11は、本実施の形態に係る分割装置における動作の一連の流れを示す図である。図11Aは被加工物ユニットが冷却される状態を示し、図11Bは被加工物が分割された状態を示し、図11Cは分割後の被加工物ユニットに紫外線が照射された状態を示している。
図1に示すように、先ず、カセットステージ21に載置されたカセットから被加工物ユニット11が取り出され、被加工物ユニット11は、冷却手段41の冷却ボックス42内に収容される。カセットステージ21から冷却手段41に被加工物ユニット11が搬送されるまでの間、搬送エリア3内が予備冷却手段48によって冷却されているため、被加工物ユニット11は予備冷却された状態となっている。
図11Aに示すように、被加工物ユニット11が冷却ボックス42内に収容されると、冷却ボックス42の扉(一側壁)が閉じられて冷却ボックス42は密閉された状態になる。そして、冷却ボックス42内には、冷却源から冷気口43を通じて冷気が供給され、冷気は冷却ボックス42内全体に行き渡る。この結果、冷却ボックス42内全体が冷却される。上記したように、被加工物ユニット11は予備冷却されているため、冷却手段41による被加工物ユニット11の冷却時間を短縮することができる。
また、冷却ボックス42自体が被加工物ユニット11の形状に合わせて薄く形成されているため、冷却ボックス42内を所望の温度に冷却するまでの時間を最小限に抑えることができる。被加工物ユニット11の冷却が完了すると、冷却ボックス42の扉が開かれ、冷却ボックス42は大気開放される。このとき、冷却ボックス42内の冷気は、排気口44または扉から外に排出される。
そして、被加工物ユニット11は、冷却手段41から拡張手段50に搬送される。このとき、搬送エリア3は予備冷却手段48によって冷却されているため、被加工物ユニット11の温度上昇が抑えられている。そして、上記した被加工物Wの分割方法の一連の工程を経て、被加工物Wは各チップCに分割される(図5から図7参照)。上記したように、被加工物ユニット11が十分に冷却された結果、エキスパンドシート13と被加工物Wとが互いにずれることなく拡張されるため、被加工物Wの分割不良を抑えることができる。
そして、図11Bに示すように、拡張工程によって生じたエキスパンドシート13の弛み16がヒーター部73によって熱収縮された直後に、熱収縮箇所にはノズル76によって冷気が吹付けられる。このとき、エキスパンドシート13は保持テーブル51に吸引保持されているため、エキスパンドシート13は各チップC同士が互いに離間された状態で固化される。よって、被加工物ユニット11が搬送されても、各チップC同士が接触することを防止することができる。
被加工物Wが分割された後、図11Cに示すように、被加工物ユニット11は拡張手段50からUV照射手段61の保持テーブル62上に搬送される。そして、保持テーブル62の上方に設けられたUVランプ63によって、紫外線が被加工物ユニット11に向かって照射される。これにより、エキスパンドシート13の紫外線硬化型の粘着層が硬化され、エキスパンドシート13の粘着力が低下される。この結果、分割された各チップCをエキスパンドシート13から剥がし易くすることができる。
紫外線が照射された後、被加工物ユニット11は、再びカセットステージ21上のカセットに搬入される(図1参照)。UV照射手段61からカセットステージ21に被加工物ユニット11が搬送される間にも、被加工物ユニット11は搬送エリア3内で予備冷却手段48により冷却される。このため、紫外線が照射された後においてもエキスパンドシート13の固化が促進され、被加工物ユニット11がカセットに搬入される際に、各チップC同士が接触することを防止することができる。本実施の形態に係る分割装置1においては、予備冷却手段48を設けることにより、被加工物ユニット11の搬送時間を有効活用することができる。
以上のように、本実施の形態に係る分割装置1によれば、被加工物ユニット11を搬送している間に予備冷却されることで、冷却手段41による被加工物ユニット11の冷却時間を短縮することができる。また、被加工物ユニット11のエキスパンドシート13が予め冷却された状態で拡張されるため、被加工物Wの分割不良を防止することができる。また、本実施の形態に係る被加工物Wの分割方法によれば、保持手段56と保持テーブル51とが上下に離反されることでエキスパンドシート13が拡張され、エキスパンドシート13に貼着された被加工物Wは分割起点に沿って各チップCに分割される。被加工物Wが分割された後、被加工物Wが貼着されたエリアのエキスパンドシート13が吸引保持された状態で保持手段56と保持テーブル51とが接近され、被加工物Wの外周とリングフレーム12の内周との間のエリアのエキスパンドシート13に弛み16が生じる。そして、この弛み16が生じた部分のエキスパンドシート13が加熱されることで、熱収縮によって弛み16が除去される。また、熱収縮箇所に冷気が吹付けられることにより、軟化したエキスパンドシート13が固化される。このように、エキスパンドシート13が吸引保持された状態で熱収縮箇所の冷却が実施されるため、分割された各チップC同士が互いに離間された状態でエキスパンドシート13が固化される。この結果、被加工物ユニット11を搬送しても各チップC同士が接触することがなく、チップ欠け等の不具合を防止することができる。また、エキスパンドシート13が自然冷却される場合に比べ、エキスパンドシート13の熱収縮箇所の固化に要する時間を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態において、分割起点は改質層15によって構成されるとしたが、この構成に限定されない。分割起点は、切削ブレードやレーザーアブレーションで形成された加工溝で構成されてもよい。なお、レーザーアブレーションとは、レーザビームの照射強度が所定の加工閾値以上になると、固体表面で電子、熱的、光科学的及び力学的エネルギーに変換され、その結果、中性原子、分子、正負のイオン、ラジカル、クラスタ、電子、光が爆発的に放出され、固体表面がエッチングされる現象をいう。
また、上記した実施の形態において、分割装置1は、冷却手段41及び予備冷却手段48を備える構成としたが、この構成に限定されない。分割装置1は固化手段75を備えていれば、冷却手段41及び予備冷却手段48を備えていなくてもよい。
また、上記した実施の形態においては、冷却手段41の冷却源と固化手段75の冷却源77とが別々に設けられる構成としたが、この構成に限定されない。固化手段75は、冷却手段41の冷却源からの冷気を用いて固化する構成にしてもよい。
また、上記した実施の形態においては、予備冷却手段48は、冷却手段41の冷却源からの冷気を用いて予備冷却する構成としたが、この構成に限定されない。予備冷却手段48は、固化手段75の冷却源からの冷気を用いて予備冷却してもよいし、予備冷却手段48用の冷却源が設けられてもよい。
また、上記した実施の形態においては、保持テーブル51に昇降手段55が設けられる構成としたが、この構成に限定されない。保持テーブル51と保持手段56とが相対的に移動可能であれば、昇降手段55は保持手段56に設けられてもよいし、保持テーブル51及び保持手段56の両方に設けられてもよい。
また、上記した実施の形態においては、拡張手段50が拡張動作前の初期状態に戻される際に保持手段56と保持テーブル51とが同一の高さに位置付けられる構成としたが、この構成に限定されない。エキスパンドシート13の拡張状態が解除される程度に保持手段56と保持テーブル51とが接近されていれば、保持手段56と保持テーブル51との位置関係は特に限定されない。
また、上記した実施の形態において、熱供給手段72は、被加工物Wの周囲のエキスパンドシート13の弛み16を、環状のヒーター部73によって全周に亘って同時に加熱する構成としたが、この構成に限定されない。ヒーター部73は、エキスパンドシート13の弛み16を部分的に加熱する構成としてもよい。この場合、ヒーター部73を支持する支持プレート71を、被加工物ユニット11の中心を支点に回転させることによって、エキスパンドシート13の全周を加熱してもよい。
また、上記した実施の形態において、固化手段75は、被加工物Wの周囲のエキスパンドシート13の熱収縮箇所を、環状のノズル76によって全周に亘って同時に冷却する構成としたが、この構成に限定されない。ノズル76は、エキスパンドシート13の熱収縮箇所を部分的に冷却する構成としてもよい。この場合、ノズル76を支持する支持プレート71を、被加工物ユニット11の中心を支点に回転させることによって、エキスパンドシート13の全周を冷却してもよい。
以上説明したように、本発明は、分割された各チップ同士が互いに離間された状態でエキスパンドシートを短時間で固化させることができるという効果を有し、特に、レーザ加工によって改質層が形成された被加工物を分割する分割装置及び被加工物の分割方法に有用である。
1 分割装置
11 被加工物ユニット
12 リングフレーム
13 エキスパンドシート
14 分割予定ライン
15 改質層
16 弛み
2 カセット載置エリア
21 カセットステージ
3 搬送エリア
31 搬送手段
34 移動手段
4 冷却エリア
41 冷却手段
48 予備冷却手段
5 拡張エリア
50 拡張手段
51 保持テーブル
55 昇降手段
56 保持手段
6 UV照射エリア
61 UV照射手段
72 熱供給手段
75 固化手段
C チップ
W 被加工物

Claims (4)

  1. 熱収縮性を有し粘着層を備えるエキスパンドシートを、中央に開口部を有する環状のリングフレームに貼着させ、該開口部のエキスパンドシートに分割起点が形成された被加工物を貼着した被加工物ユニットの、該エキスパンドシートを拡張することで該分割起点に沿って被加工物を分割する分割装置であって、
    該被加工物ユニットの被加工物の外周縁から所定の距離離間した位置の該エキスパンドシートを保持する保持手段と、
    該被加工物が貼着されるエリアの該エキスパンドシートを吸引保持可能にする保持テーブルと、
    該保持手段と該保持テーブルとを相対的に上下動させる昇降手段と、
    該昇降手段で該保持テーブルを上に該保持手段を下に、該保持手段と該保持テーブルとを上下に離反する方向に移動させることで、該開口部の該エキスパンドシートが拡張され、
    拡張された該エキスパンドシートの該被加工物の外周と該リングフレームの内周との間のエリアを加熱して熱収縮させる熱供給手段と、
    該熱供給手段で熱収縮されると共に軟化した該エキスパンドシートに冷気を吹付け該エキスパンドシートを固化させる固化手段とを備えた分割装置。
  2. 該被加工物ユニットを冷却する冷却手段を含んで構成され、
    該冷却手段で該被加工物ユニットを冷却させた後に該保持手段と該保持テーブルとを上下に離反する方向に移動させることで該エキスパンドシートを拡張させる請求項1記載の分割装置。
  3. 該被加工物ユニットを複数収容可能にするカセットを載置するカセットステージと、該カセットステージに載置される該カセットから該被加工物ユニットを搬出及び搬入する搬送手段と、を含んで構成され、該カセットステージもしくは該被加工物ユニットを該搬送手段が搬送する搬送経路において、該被加工物ユニットを予備冷却させる予備冷却手段を含む請求項1または2記載の分割装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の分割装置を用いて、分割起点が形成された被加工物を分割する被加工物の分割方法であって、
    熱収縮性を有し粘着層を備えるエキスパンドシートを、中央に開口部を有する環状のリングフレームに貼着させ、該開口部の該エキスパンドシートに分割起点が形成された被加工物を貼着した被加工物ユニットを該保持テーブルに載置させる載置工程と、
    該載置工程で該保持テーブルに載置された該被加工物ユニットの該リングフレームに貼着される該エキスパンドシートを該保持手段で保持する保持工程と、
    該保持工程の後、該昇降手段で該保持テーブルを上に該保持手段を下に該保持手段と該保持テーブルとを上下に離反する方向に動作させることで、該開口部の該エキスパンドシートを拡張する拡張工程と、
    該拡張工程の後、該保持テーブルを吸引源と連通させ分割した被加工物が貼着されるエリアの該エキスパンドシートを吸引保持する吸引保持工程と、
    該吸引保持工程の後、該昇降手段で該保持手段と該保持テーブルとを上下に接近する方向に動作させて、最も接近した位置において、
    被加工物の外周と該リングフレームの内周との間のエリアの該エキスパンドシートに該熱供給手段で加熱して熱収縮させる熱収縮工程と、
    該熱収縮工程の後、該エキスパンドシートに冷気を吹付けて、該熱収縮工程で軟化した該エキスパンドシートを固化させる固化工程と、からなる被加工物の分割方法。
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