JP2015131655A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】片手操作で容易に開封・注入動作し得、且つ簡易な構成でノズル口を閉止し得る容器を提供する。
【解決手段】使い捨てタイプで片手サイズの容器10は、細長状で中空の容器本体12、容器本体12の一端に形成されるノズル口15を封止する膜体16、膜体16に対し開閉可能で且つ爪部19が形成される蓋体18と、蓋体18と容器本体12とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部20を備える。蓋体18がヒンジ部20を介して開閉するので、爪部19が膜体16を開封し得ると共に、片手操作で容易に開封および注入動作し得る。また、ノズル口15の開封後に複数回(3〜5回程度)に亘って容器本体12内の流動体を図示しないカップ等へ注入する甘さ調整または容器10を破棄する際などでも、ノズル口15を閉止できるので、上述するようなヒンジ部20に関する簡易な構成でノズル口15からの流動体の漏れを防止し得る。
【選択図】図2
【解決手段】使い捨てタイプで片手サイズの容器10は、細長状で中空の容器本体12、容器本体12の一端に形成されるノズル口15を封止する膜体16、膜体16に対し開閉可能で且つ爪部19が形成される蓋体18と、蓋体18と容器本体12とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部20を備える。蓋体18がヒンジ部20を介して開閉するので、爪部19が膜体16を開封し得ると共に、片手操作で容易に開封および注入動作し得る。また、ノズル口15の開封後に複数回(3〜5回程度)に亘って容器本体12内の流動体を図示しないカップ等へ注入する甘さ調整または容器10を破棄する際などでも、ノズル口15を閉止できるので、上述するようなヒンジ部20に関する簡易な構成でノズル口15からの流動体の漏れを防止し得る。
【選択図】図2
Description
本発明は、ノズル口が形成される片手サイズの容器に関するものである。
従来より、ファースト飲料店などで利用されるコーヒーなどの蓋付きカップには、その蓋にストローの差込口が形成されているものもある。また、車中などで置台のない不安定な状況で例えばポーションパック等を使用する場合、フィルムを剥がす際などで手などを汚し且つ両手を使う作業などの手間が煩雑になると共に、カップの支持などが不安定となることがある。
これらの問題点を解決するため、特許文献1には、手や衣類を汚さずガムシロップ等をカップに入れるための容器が開示されている。即ち、特許文献1は、容器本体の挿入先が長いスポイト状の注入口が形成された容器を開示している(「要約」の欄および図1参照)。そして、特許文献1では、上記注入口を差込口に挿し、そして容器本体を押してガムシロップなどが注入される(段落番号「0004」及び図1参照)。
また、特許文献2には、容器本体にノズルを設け、そのノズルの先端に開封口およびフィルムを設ける容器に関する発明が開示されている(段落番号「0004」参照)。即ち、特許文献2は、ノズルを蓋の差込口から直接差し込み注ぎ入れるので、上記フィルムを必要以上に剥がさず使用できる容器を開示している(段落番号「0005」参照)。
ところで、特許文献1及び特許文献2では、いわゆる使い捨てタイプの容器であり、一度注入口が開封(「開放」と同義)されると注入口からガムシロップ等が滴下する(「漏れる」と同義)可能性が高い。そのため、特許文献1及び特許文献2では、注入口の開封後に複数回に亘って容器内のガムシロップ等をカップへ注入する甘さ調整または容器を破棄する際など、手や衣類またはその周辺などが汚れてしまい、当初の目的が達成されない場合もある。また、特許文献2において、フィルムを剥がす際には、ガムシロップ等(「流動体」と同義)が飛散し、手または衣服などが汚れる可能性もある。
本発明の目的は、片手操作で容易に開封・注入動作し得、且つ簡易な構成でノズル口を閉止し得る容器を提供する。
本発明に係る容器は、中空を形成しており、且つ一端にノズル口を形成する片手サイズの容器本体と、この容器本体の上記ノズル口を覆うよう配置される膜体と、この膜体に対応する爪部が形成されると共に、上記容器本体の上記ノズル口に対し開閉可能に配置される蓋体と、この蓋体と上記容器本体とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部と、を備える。ここで、本発明に係る容器は、例えば容器本体・膜体・蓋体・ヒンジ部を合成樹脂で一体成形し、簡易かつ安価な使い捨てタイプとしても良い。
本発明は、上述した容器において、上記ヒンジ部が上記容器本体の上記ノズル口周縁近傍に一体的に接合され、且つ上記ヒンジ部を複数回に亘って折曲可能とすることを特徴とする。ここで、本発明に係るヒンジ部は、蓋体を複数回たとえば3〜5回などに亘って折曲可能に成形するようにしても良い。本発明は、上述した各容器において、上記容器本体の上記ノズル口よりも径大な膨出部を上記蓋体に設ける。ここで、膨出部は、蓋体を例えばノズル口周縁よりも径大としたり、舌状などの突状としても良い。
本発明は、上述した各容器において、上記蓋体が上記ノズル口を閉止する閉モードに保持するストッパを更に備える。本発明は、上述した各容器において、上記蓋体を上記ノズル口から上記容器本体の他端側へ移動させても良い。ここで、上述するストッパ又は蓋体の移動手段は、蓋体を閉モードに保持または移動できれば、その形態を問わず適宜変更できる。本発明は、上述した各容器において、上記容器の初期モードを上記膜体が未だ開封されていない未開封モードまたは上記閉モードとしても良い。
本発明によれば、片手サイズの容器本体(具体的には「ノズル口」)に対する蓋体が、ヒンジ部を介して開閉可能に配置されるので、爪部が膜体を開封(「開放」と同義)し得、片手操作で容易に開封および注入動作し得る。また、本発明によれば、ノズル口の開封後に複数回に亘って容器本体内の流動体を例えばカップ等へ注入する甘さ調整または容器を破棄する際などでも、ノズル口を閉止(「封止」と同義)できるので、上述のようなヒンジ部に関する簡易な構成でノズル口からの流動体の飛散や滴下などを防止し得る。
以下、本発明を実施するための形態について、具体化した第1実施例乃至第3実施例を説明する。
以下、図1乃至図4に基づいて、本発明の第1実施例である容器について説明する。本実施例に係る容器10は、図1に示すように、角筒形状で中空体の容器本体12と、この細長形状の容器本体12一端側(図1では上側)に形成される円筒状のノズル部14(容器本体12の一部として構成される部位)と、このノズル部のノズル口15を覆うよう貼付される薄肉状の膜体16(図2参照)と、この膜体16に対し開閉可能に配置される蓋体18と、この蓋体18と容器本体12とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部20を備える。
このヒンジ部20は、図2に示すように、容器本体12のノズル口15を形成する周縁(「周壁」と同義)15A近傍に一体的に接合されると共に、複数回たとえば3〜5回などに亘って折曲可能として成形する。図2に示すヒンジ部20は、補強としてのリブ体となっており、このリブ体は図1及び図3乃至図5では図示省略している。
蓋体18は、ノズル口15よりも径大な膨出部18Aを一体成形している(図3参照)。この膨出部18Aは、蓋体18におけるノズル口周縁15Aの直径よりも径大となっている部分であり、そのためノズル口周縁15Aより若干突出する。そして、図3に示すように、蓋体18を容器本体12に配置する際、蓋体18とノズル口15の中心がズレるように配置するので、膨出部18Aがノズル口15に対してより突出する部分が形成される。
即ち、膨出部18Aは、蓋体18における中心部(爪部19の中心部と同義)を中心にしたヒンジ部20の反対側の周縁15A側(図3では左側)へ向かって順次径大となるように配置される。また、蓋体18には、膜体16に対応するように爪部19が一体成形されている。この爪部19は、図4に示すように、ノズル口15よりも若干径小な先端が尖った円柱状となっている。
一方、膜体16は、その表面が例えば防水加工などを施した軟質性合成樹脂製のシートで、図2に示すように、ノズル口15の周縁15Aに接着されている。膜体16は、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム・アルミニウム箔・ポリアクリレート樹脂系のヒートシールラッカー等で、爪部19などにおける突き刺し耐性を低くするため、アルミニウムを使用した公知の複合フィルム等も使用できる。
なお、爪部19は、膜体19より更に強度が強くなるような表面加工を施しても良く、またその形状を円柱(図2参照)の他に角柱状などとしても良い。更に、容器10には、容器本体12及び蓋体18を連結するヒンジ部20が、蓋体18の基端側(図2では右側)に可撓可能な合成樹脂で成形されている。また、容器10は、例えば容器本体12・膜体16・蓋体18・ヒンジ部20を合成樹脂で一体成形し、簡易かつ安価な使い捨て(「使い切り」と同義)タイプとしても良い。
そして、容器10内には、図示しない流動体たとえばレモン汁・ハチミツ・目薬などが収容される。なお、容器本体12,ノズル部14,蓋体18,ヒンジ部20は、合成樹脂たとえばポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂などを用途に応じて成形している。また、ヒンジ部20は、上述した容器本体12の合成樹脂よりも軟質として成形しても良い。
即ち、ヒンジ部20は、蓋体18を複数回たとえば3〜5回などに亘って折曲可能であれば、図2に示すようなリブ体として成形しないタイプでも良い。更に、図1に示すように、容器本体12及びノズル部14は、ノズル口15に向かって順次先細り状となるよう一体成形されている。
(本実施例の作用)
引続き、容器10の使用態様(使用モード)などについて、図1乃至図4に基づきそれぞれ説明する。先ず、例えば図2に示すような容器10の初期モード(例えば膜体16が未だ開封していない未開封モード)において、ユーザは片手で容器10を把持する。そして、ユーザは、例えば親指などで蓋体18の膨出部18A(図3参照)を引掛け、且つヒンジ部20の弾性力に抗して膜体16側に回転させる(図2の矢印A参照)。即ち、爪部19が膜体16を破り(「破断」と同義)つつ、蓋体18は回転する。
引続き、容器10の使用態様(使用モード)などについて、図1乃至図4に基づきそれぞれ説明する。先ず、例えば図2に示すような容器10の初期モード(例えば膜体16が未だ開封していない未開封モード)において、ユーザは片手で容器10を把持する。そして、ユーザは、例えば親指などで蓋体18の膨出部18A(図3参照)を引掛け、且つヒンジ部20の弾性力に抗して膜体16側に回転させる(図2の矢印A参照)。即ち、爪部19が膜体16を破り(「破断」と同義)つつ、蓋体18は回転する。
そして、蓋体18がノズル口15を閉止(「封止」と同義)すると、容器10は図3に示すような閉モードとなる。一方、蓋体18を逆方向へ回転(図3Bの矢印参照)させると、図4に示すような開封済モードとなる。この開封済モードは、図4に示すように、膜体16が破られ穴が開いている開封状態である。そのため、ノズル口15を例えば蓋付きカップ30のストロー差込口31(図7参照)などに差込み、容器10内の流動体を図7に示めすカップ30へ注入する。本実施例によれば、蓋体18がヒンジ部20を介して開閉するので、爪部19が膜体16を開封し得ると共に、片手操作で容易に開封および注入動作し得る。
容器10を使用した後(容器10内に流動物が残存する場合または完全に使い切った場合の両者を含む)は、蓋体18を図4に示す矢印Cへ回転させる。即ち、図3に示すように、再びノズル口15(図4参照)が閉止され、容器10は閉モードとなる。従って、本実施例においては、使用後の容器10を閉モードにすることができるので、使い捨てタイプの容器10であっても、容器10を破棄などする際まで、ノズル口15からミルクなどの流動体の漏れを防止し得る。なお、この閉モードでは、爪部19がノズル口15(膜体16をも含む)を塞いでいるので、蓋体18とノズル口15との間に隙間ができても漏れ防止となる。
容器10内に流動物が残存する場合(以下、単に「完了前容器」ともいう)すなわち容器10内に残存しているガムシロップ等を、カップなどへ再度注入しての甘さ調整または新たな別カップへ注入などする際には、再び蓋体18を図3に示す矢印Bへと回転させ、図4に示す開封済モードとする。そして、本実施例においては、容器10を傾け、例えばカップ等に容器10内のガムシロップ等を再び注入し、甘さ調整などする。一方、容器10内に流動物が無くなった場合(以下、単に「完了済容器」ともいう)、再び閉モードとし、容器10を破棄(使い捨てる)などする。
本実施例によれば、使い捨てタイプの容器10であっても、使用した後の容器10を閉モード又は開封済みモードにできるので、両モードを複数回に亘って選択し得る。即ち、本実施例によれば、完了前容器または完了済容器であっても、閉モードにできるので、ノズル口15から流動物の漏れ(飛散または滴下などの概念を含む)を、上述するようなヒンジ部20に関する簡易な構成で防止し得る。なお、本実施例によれば、片手で容器10を把持しての図2乃至図4に示す開封動作し得るので、従来例と同様に両手作業することなくカップ等の支持などが不要となる。
また、本実施例によれば、従来例と同様に、容器10のノズル口15を例えば図7に示す蓋付きカップ30などに差込み、容器10内の流動体を注入できるので、流動体の飛散を防止し得る。更に、例えば上述するような蓋付きカップ30の場合には、従来例と同様に、その蓋を取外すことなく容器10内の流動体を注入し得る。
本実施例によれば、図1に示すように、容器本体12を筒状の細長形状としているので、輸送および保管などにおいて嵩張ることがない。また、容器本体12を角筒形状とする場合は、転がり防止となる。なお、蓋体18がストロー差込口31(図7参照)へ進入しないように、ユーザが通常ストロー差込口31に対してノズル部14を斜めへ差し込むと、蓋体18が図7に示すカップ30内のコーヒーなどと接触することがない。
以下、図5に基づいて、第2実施例について説明する。この第2実施例は、図1に示す蓋体18を閉モード(図3に示す状態)に保持するストッパを設ける例である。このストッパは、図5に示すように、ストッパ片22及びストッパ孔24で構成されている。なお、上述した実施例1の図2に示す容器本体10と実質的に同一部分については同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として異なる部分について説明する。
(ストッパに関する構成)
図5に示すように、ストッパ片22は、蓋体18の他端側(図5では上側)に一体的に形成している。このストッパ片22は、円柱状の基部22A及びこの基部22Aよりも径大な球状の球部22Bが一体的に形成されている。即ち、球部22Bは、基部22Aの先端に配置されている。
図5に示すように、ストッパ片22は、蓋体18の他端側(図5では上側)に一体的に形成している。このストッパ片22は、円柱状の基部22A及びこの基部22Aよりも径大な球状の球部22Bが一体的に形成されている。即ち、球部22Bは、基部22Aの先端に配置されている。
一方、ストッパ孔24は、ストッパ片22に対応するように、ノズル口15の周縁15Aに形成されている。即ち、ストッパ孔24は、蓋体18における中心部(爪部19の中心部と同義)を中心にしてヒンジ部20の反対側の周縁15Aに形成されている。そして、ストッパ孔24には、図示しない段部が形成され、この段部がストッパ片22の球部22Bよりも若干だけ径小となっている。
即ち、ストッパ孔24の段部は、ストッパ片22の球部22Bを引っ掛るように形成している。即ち、本実施例においては、球部22Bがストッパ孔24の段部に係止されるので、蓋体18を図3に示す閉モードに保持し得る。従って、本実施例によれば、完了前容器または完了済容器であっても、閉モードに保持できるので、ノズル口15から流動物の漏れを更に防止し得る。
本実施例では、ストッパ片22及びストッパ孔24の形状などは、蓋体18を図3に示す閉モードに保持できれば、適宜変更できる。その他の作用効果は、第1実施例と同様である。また、本発明に係る膨出部は、その形状を第1実施例とは異なる局部的な形状たとえば舌状などに成形しても良い。
以下、図6及び図7に基づいて、第3実施例について説明する。この第3実施例は、蓋体18をノズル口15から容器本体12の他端側(図1及び図6では下側)へ移動させる例である。なお、上述した実施例1の図2に示す容器本体10と実質的に同一部分については同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として異なる部分について説明する。
(蓋体の移動に関する構成)
図6に示すように、蓋体18には、略棒状の支持杆26がヒンジ部20を介して連結されている。この支持杆26は、ノズル部14の外周面より突設し、ノズル部14の軸心に沿って配置される。また、支持杆26は、その基端26Aが回転可能に固定(軸支)している。即ち、支持杆26は、その基端26Aを中心に蓋体18(ヒンジ部20)が回転し、蓋体18をノズル口15から容器本体12の他端側へ移動させる。
図6に示すように、蓋体18には、略棒状の支持杆26がヒンジ部20を介して連結されている。この支持杆26は、ノズル部14の外周面より突設し、ノズル部14の軸心に沿って配置される。また、支持杆26は、その基端26Aが回転可能に固定(軸支)している。即ち、支持杆26は、その基端26Aを中心に蓋体18(ヒンジ部20)が回転し、蓋体18をノズル口15から容器本体12の他端側へ移動させる。
(本実施例の作用)
まず、ユーザは、例えば図2に示す未開封モードから図4に示す開封済モードとした後、図6に示すように、蓋体18を更に時計方向(矢印D参照)へ押す。即ち、ユーザが、図6の一点鎖線に示すように、支持杆26の基端26Aを中心に時計方向へ回転させると、蓋体18はノズル口15から容器本体12の軸心に対して略直角へと移動(離間)する。
まず、ユーザは、例えば図2に示す未開封モードから図4に示す開封済モードとした後、図6に示すように、蓋体18を更に時計方向(矢印D参照)へ押す。即ち、ユーザが、図6の一点鎖線に示すように、支持杆26の基端26Aを中心に時計方向へ回転させると、蓋体18はノズル口15から容器本体12の軸心に対して略直角へと移動(離間)する。
そして、ユーザは、蓋体18がノズル口15から容器本体12の下側(図6参照)へ回転した状態で、下向きのノズル口15を図7に示す蓋付きカップ30のストロー差込口31へ差し込む(図7の実線及び一点鎖線参照)。即ち、本実施例では、蓋体18がノズル口15から離間するので、蓋体18が容易に上記カップ30内へと進入しない。従って、本実施例によれば、蓋体18がカップ30内のコーヒー等の流動物と接触することがないので、衛生的かつ上記流動物の付着による飛散などを防止し得る。
一方、容器10を閉モードとするには、ユーザが例えばノズル口15を上向きにした後、図6に示すように、基端26Aを中心にして支持杆26を反時計方向(矢印E参照)へ回転させると共に、ヒンジ部20を中心にして蓋体18を反時計方向(図4の矢印C参照)へ回転させる。
本実施例では、支持杆26の形状・構造などは、蓋体18を図7に示すようにノズル口15から容器本体12の他端側へ移動できれば、適宜変更できる。例えば、本実施例に係る支持杆26は、ノズル部14の周壁を切欠するような形状などに成形しても良い。なお、容器10内に目薬などを収容する場合は、その使用時において、容器本体14の流動物が蓋体18(爪部19を含む)と干渉しないので、使い勝手が良く且つ衛生的である。その他の作用効果は、第1実施例と同様である。
なお、第1実施例では容器本体10の初期モードを図2示す未開封モードとしてで説明したが、本発明では初期モードは上述した未開封モードまたは図3に示す閉モードとしても良い。即ち、本発明では、保存または流通などを考慮して上述した閉モード又は未開封モードを任意に選択し得る。
また、第1実施例では容器本体12と膜体16とを別の材質で成形した例であるが、本発明は同一の材質で成形しても良い。この場合、膜体16の厚みを容器本体よりも薄くしたり、又は容器本体12の表面を特殊加工し強度を強くしても良い。更に、本実施例では、第1実施例乃至第3実施例などの組合せにおいて、例えば上記各例の構成の内、2つの例または2つ以上の例を組合せるパターンとしても良い。
10…容器、12…容器本体、14…ノズル部、15…ノズル口、16…膜体、18…蓋体、18A…膨出部、20…ヒンジ部、22…ストッパ片、24…ストッパ孔
本発明の目的は、片手操作で容易に開封・注入動作し得、且つ簡易な構成でノズル口を閉止し得る使い捨てタイプの容器を提供する。
本発明に係る容器は、中空を形成しており、且つ一端にノズル口を形成する片手サイズの容器本体と、この容器本体の上記ノズル口を覆うよう配置される膜体と、この膜体に対応する爪部が形成されると共に、上記容器本体の上記ノズル口に対し片手操作で開閉可能に配置される蓋体と、この蓋体と上記容器本体とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部と、を備え、上記容器本体と上記蓋体と上記ヒンジ部とを合成樹脂で一体成形する使い捨てタイプである。ここで、本発明に係る容器は、例えば容器本体・膜体・蓋体・ヒンジ部を合成樹脂で一体成形し、簡易かつ安価な使い捨てタイプとしても良い。
Claims (6)
- 中空を形成しており、且つ一端にノズル口を形成する片手サイズの容器本体と、
この容器本体の上記ノズル口を覆うよう配置される膜体と、
この膜体に対応する爪部が形成されると共に、上記容器本体の上記ノズル口に対し開閉可能に配置される蓋体と、
この蓋体と上記容器本体とを連結する可撓可能な合成樹脂で成形されるヒンジ部と、
を備えることを特徴とする容器。 - 請求項1に記載の容器において、上記ヒンジ部が上記容器本体の上記ノズル口周縁近傍に一体的に接合され、且つ上記ヒンジ部を複数回に亘って折曲可能とすることを特徴とする容器。
- 請求項1または請求項2に記載の容器において、上記容器本体の上記ノズル口よりも径大な膨出部を上記蓋体に設けることを特徴とする容器。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の容器において、上記蓋体が上記ノズル口を閉止する閉モードに保持するストッパを更に備えることを特徴とする容器。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の容器において、上記蓋体を上記ノズル口から上記容器本体の他端側へ移動させることを特徴とする容器。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容器において、上記容器の初期モードは上記膜体が未だ開封されていない未開封モードまたは上記閉モードとなっていることを特徴とする容器。
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