JP6305843B2 - 詰め替え容器セット - Google Patents

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Description

本発明は、詰め替え用パウチ容器と被詰め替え容器とを有する詰め替え容器セットに関する。
パウチ容器には、シャンプーやコンディショナー等の液状の内容物を収容する可撓性の軟包材で作られたパウチ容器本体と、内容物を注出するための合成樹脂製の注出口とを備えて形成されているものがある。(例えば、特許文献1,2参照)。
特に特許文献1,2に記載のパウチ容器は、対向配置された一対の側壁と、該一対の側壁の上部及び下部に襠部となる頂壁及び底壁を備えているので、縦置き時の安定性が向上する。また、内容物に対する体積効率が良く、また、見栄えが良い。
実用新案登録3155080号公報 実用新案登録2605636号公報
しかし、特許文献1,2には、注出口に取り付けられているキャップ等の閉蓋部材を外す際のパウチ容器本体の把持安定性に関して何ら考慮されていない。また、特許文献1,2には、パウチ容器本体内部に収容された内容物を被詰め替え容器内に注出して詰め替える際の詰め替え安定性に関して何ら考慮されていない。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る詰め替え容器セットを提供することにある。
本発明は、詰め替え用パウチ容器と、該詰め替え用パウチ容器の内部に収容された内容物を詰め替える被詰め替え容器とを有する詰め替え容器セットであって、前記詰め替え用パウチ容器は、対向する二つの側壁と、該側壁の一方端側及び他方端側の両端部に該二つの側壁同士を連結する襠部とを有してシート材によって形成されたパウチ本体部、並びに、該パウチ本体部の少なくとも一方の襠部に固定されたスパウトを備え、前記スパウトは、前記パウチ本体部の内部の前記内容物を注出するノズル部と、閉蓋部材と、該パウチ本体部の前記襠部に接合されるフランジ部とを有し、前記フランジ部における前記二つの側壁側の両端縁部間の最大幅が、前記スパウトが固定された前記襠部の最大幅と略同等の幅に形成され、フランジ部は、その最大幅が、前記被詰め替え容器の口首部の開口の内径よりも広い詰め替え容器セットを提供するものである。
本発明によれば、襠部がフランジ部により補強され、パウチ容器の開栓時の把持安定性が向上し、注出口に取り付けられている閉蓋部材を外し易い。また、本発明によれば、襠部がフランジ部により補強され、パウチ容器を詰め替え用容器として使用する場合に、パウチ容器の内部に収容された内容物を被詰め替え容器内に注出し易く詰め替え安定性が向上する。
図1は、本発明の1実施形態である詰め替え容器セットを示す斜視図である。 図2は、図1に示す詰め替え容器セットの有する詰め替え用パウチ容器の第1実施形態を示す斜視図である。 図3は、内容物を収容する前の折りたたまれた状態の詰め替え用パウチ容器を示す平面図である。 図4(a)は折りたたまれた状態の詰め替え用パウチ容器のパウチ本体部の内部に内容物を注入した直後の状態を示す斜視図であり、図4(b)は第1実施形態の詰め替え用パウチ容器の使用状態を示す斜視図である。 図5は、図2に示す詰め替え用パウチ容器のスパウトを示す斜視図である。 図6は、図5に示すスパウトを上方側から視た平面図である。 図7は、図1に示す詰め替え用パウチ容器を親指及び人差し指で把持した状態を示す図である。 図8(a)〜(c)は、図1に示す詰め替え容器セットを用いた詰め替え方法の手順を説明する図である。 図9(a)〜(b)は、図8(c)より後の図1に示す詰め替え容器セットを用いた詰め替え方法の手順を説明する図である。 図10は、他の実施形態の詰め替え用パウチ容器の有するスパウトを示す斜視図である(図5相当図)。 図11は、他の実施形態の詰め替え用パウチ容器の有するスパウトを示す斜視図である(図5相当図)。 図12は、更に他の実施形態の詰め替え用パウチ容器の有するスパウトを示す斜視図である(図5相当図)。 図13は、他の実施形態の詰め替え用パウチ容器を示す斜視図である(図4(b)相当図)。
以下、本発明の詰め替え容器セットを、その好ましい実施形態に基づき、図1〜図8を参照しながら説明する。
本実施形態の詰め替え容器セット10は、図1に示すように、好ましい第1実施形態の詰め替え用パウチ容器1A(以下、「パウチ容器1A」ともいう。)と、パウチ容器1Aの内部に収容された内容物11を詰め替える被詰め替え容器4とを有する。詰め替え容器セット10は、パウチ容器1Aの内部に内容物11が収容されており、収容された内容物11を空の被詰め替え容器4内に注出して詰め替えて使用されるものである。
パウチ容器1Aは、図2に示すように、可撓性のシート材によって形成されたパウチ本体部2と、該パウチ本体部2の一方の襠部21に固定されたスパウト3とを備えている。パウチ本体部2は、対向する二つの側壁と、該側壁の一方端側及び他方端側の両端部に該二つの側壁同士を連結する二つの襠部21とを有している。パウチ容器1Aにおいては、対向する二つの側壁の内の一方の側壁が後述する正面シート部22からなり、他方の側壁が後述する背面シート部23からなり、襠部21が後述する天面シート部24からなり、他方の襠部21が後述する底面シート25からなる。
以下の説明においては、図2に示すように、パウチ容器1Aの高さ方向である上下方向をY方向、パウチ容器1Aのパウチ本体部2を構成する正面シート部22側から正面視した際の上下方向(Y方向)に直交する水平方向である幅方向をX方向、上下方向(Y方向)及び幅方向(X方向)からなる面方向に直交する方向である前後方向をZ方向として説明する。尚、パウチ容器1AのY方向、X方向及びZ方向は、それぞれ、パウチ本体部2及びスパウト3のY方向、X方向及びZ方向と同じ方向である。また、Z方向の内のパウチ本体部2を構成する正面シート部22側を前側、背面シート部23側を後側として説明する。
パウチ本体部2は、図2に示すように、正面シート部22、背面シート部23及び天面シート部24を有し、正面シート部22と背面シート部23との間に天面シート部24を配してこれらの縁部を一体として接合することによって袋状に形成されている。このように、正面シート部22と背面シート部23との間に天面シート部24を補い添えており、パウチ容器1Aの一方の襠部21は、パウチ本体部2の天面シート部24で形成されている。ここで、襠部21とは、正面シート部22と背面シート部23との間に配された天面シート部24、底シート部25の部分を意味し、後述する一対のシール部53,53を含む環状シール部52を有している場合には、天面シート部24、底面シート25から一対のシール部53,53を含む環状シール部52を除いた部分を意味する。尚、いずれか一方の襠部21には、略中央部分に、スパウト3を取り付ける貫通口(不図示)が設けられている。正面シート部22、背面シート部23及び天面シート部24を有するパウチ本体部2は、内容物11を収容する前の折りたたまれた状態において、図3に示すように、Y方向の長さL0が100mm〜380mm程度であり、X方向の幅W0が90mm〜120mm程度のものである。
パウチ本体部2について詳述すると、パウチ容器1Aのパウチ本体部2は、図2に示すように、正面シート部22のY方向の上方側と背面シート部23のY方向の上方側との間に天面シート部24を配し、正面シート部22のY方向の下方側と背面シート部23のY方向の下方側との間に底面シート部25を配している。そして、正面シート部22のY方向に沿う両側縁部22s,22sと背面シート部23のY方向に沿う両側縁部23s,23sとを、各側縁部22s,23sの側縁に沿って接合しY方向に延びる側縁シール部51を形成している。また、パウチ容器1Aにおいては、正面シート部22、背面シート部23及び天面シート部24の縁部を、天面シート部24の全周縁に亘って一体としてシールして環状シール部52を形成している。底面シート部25は、天面シート部24と同様に、正面シート部22、背面シート部23及び底面シート部25の縁部を、底面シート部25の全周縁に亘って一体としてシールして底面側の環状シール部52dを形成している。パウチ本体部2は、これらのシール部にて接合されていることによって袋状に形成されている。側縁シール部51の幅(X方向の長さ)及び環状シール部52,52dの幅は、1mm〜10mm程度のものである。
パウチ容器1Aの環状シール部52は、図2〜図4に示すように、正面シート部22のY方向の上端縁部22u及び天面シート部24のZ方向の一端縁部24fをシールすると共に、背面シート部23のY方向の上端縁部23u及び天面シート部24のZ方向の他端縁部24rをシールした一対のシール部53,53を有している。一対のシール部53,53は、それぞれ、X方向に延びている。尚、シール部53はX方向に延びていれば、X方向に平行に延びていてもよいし、円弧を描きながら延びていてもよい。また、図3に示す折りたたまれた状態のパウチ本体部2の内部に内容物11を充填した直後においては、一対のシール部53,53は、図4(a)に示すように、Z方向外方に延出している。そして、一対のシール部53,53は、パウチ容器1Aにおいては、Y方向の上方に向かって折り返されて、図4(b)に示すような状態となる。パウチ容器1Aは、図4(b)に示すような状態で使用される。
パウチ本体部2を構成する正面シート部22、背面シート部23、天面シート部24及び底面シート部25は、例えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂といったポリオレフィン樹脂等からなる合成樹脂製のフィルム材シート、該合成樹脂製のフィルムとアルミニウム等の金属との積層体からなるフィルム材シート、或いは該合成樹脂製のフィルムにアルミニウム等の金属を蒸着したフィルム材シートを用いて形成されている。パウチ本体部2を形成した際の正面シート部22、背面シート部23、天面シート部24及び底面シート部25それぞれの内面は、前記ポリオレフィン樹脂を主成分とするシーラント層から構成されていることが好ましい。フィルム材シートは、その厚さが70μm〜200μm程度のものが好ましい。
尚、パウチ本体部2を構成する正面シート部22、背面シート部23、天面シート部24及び底面シート部25は、それぞれ別体のフィルム材シートを用いてもよく、帯状に連続する一枚のフィルム材シートを用いてもよい。
上述した側縁シール部51及び環状シール部52(シール部53を含む)は、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等のシール加工による融着方法、或いは接着剤を用いて形成することができる。
また本発明のパウチ容器は、例えば特開2011−46082号公報で開示された製造装置で製造することができる。
スパウト3は、図2,図5,図6に示すように、パウチ本体部2の内部に収容された内容物11を注出するノズル部31と、ノズル部31先端にノズル部31を閉栓する閉蓋部材35(図2参照)と、パウチ本体部2の襠部21に接合されるフランジ部32とを有している。本実施形態では、閉蓋部材35はスクリューキャップである。スパウト3は、天面シート部24で形成された襠部21の貫通口(不図示)にノズル部31を通した状態で、天面シート部24の下面とフランジ部32の上面とを接合してパウチ本体部2に取り付けられている。天面シート部24とフランジ部32との接合には、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤等の各種公知の接合方法を用い得るが、ヒートシールで接合することが好ましい。
スパウト3を構成するノズル部31及びフランジ部32は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いて一体形成された金型成形品、或いは前記合成樹脂を用いて形成された2パーツからなる成形品である。ノズル部31とフランジ部32とは、Y方向に延びる中心線が一致していることが望ましいが、場合によっては、中心線が一致しない前後非対称又は左右非対称の形状を有していてもよい。フランジ部32は、フランジ部32を固定することにより襠部21が十分に補強される観点から、0.5mm〜5.mm程度の肉厚で形成されていることが好ましい。
ノズル部31は、図5,図6に示すように、パウチ容器1Aにおいては、Y方向の上下端が開口した円筒状をなしている。尚、ノズル部31の形状は、上下端が開口していれば、中空の多角形柱状、中空の楕円柱状、或いは中空の錐体状であってもよい。ノズル部31の外周面には、閉蓋部材35を取り付けるネジ部31sが周設されている。ノズル部31には、パウチ容器1Aを使用する前においては、ノズル部31のネジ部31sと螺合する螺溝(不図示)を有する閉蓋部材35(図2参照)が螺着されている。ノズル部31の高さT1(図5参照)は、スパウト3を被詰め替え容器4の開口部41に挿入した状態におけるパウチ容器1Aの安定性の向上の観点から、0.5×D1〜2×D1(D1は、図1に示す被詰め替え容器4の開口部41の開口内径)であることが好ましい。尚、円筒状のノズル部31の外径D2(図6参照)は、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1(図1参照)よりも短くなっている。
フランジ部32は、図5,図6に示すように、ノズル部31の外周壁からノズル部31径方向外方に向かって張り出している。フランジ部32は、閉蓋部材35の開閉時にパウチ本体部2を把持する際の補強部となる部分である。フランジ部32は、具体的には、パウチ容器1Aにおいては、ノズル部31の外周壁のY方向の下端部から、その全周において外方に向かって張り出すように形成されている。そして、フランジ部32の最大幅は、被詰め替え容器4の口首部42の開口内径D1(図1参照)よりも広く形成されている。ここで、フランジ部32の最大幅とは、前記二つの側壁(本実施形態においては正面シート部22及び背面シート部23)間方向におけるフランジ部32の両端間の最も広い位置での間隔を意味する。また、開口内径D1とは、開口における最も広い位置での直径を意味する。
パウチ容器1Aのフランジ部32は、ノズル部31の外周壁から径方向外方に向かって張り出す外形が、非円形状に形成されている。具体的には、パウチ容器1Aのフランジ部32は、ノズル部31の外周壁のY方向の下端部から、その全周においてノズル部31の径方向外方に向かって、X方向及びZ方向からなる面方向に平行に張り出しており、正方形状に形成されている。更に詳述すると、パウチ容器1Aのフランジ部32の基本形状は、図6に示すように平面視して、4辺の曲線で囲まれた四角形に形成されている。即ち、フランジ部32における正面シート部22側及び背面シート部23側の両端縁部32f,32r及びフランジ部32における両側縁32s,32sの各辺を構成する曲線は、ノズル部31の開口中心から外方に湾曲しており、パウチ本体部2を把持する際の違和感(例えば、痛み等)を少なくし使用感を向上させる観点から、曲率半径が5cm〜10cm程度に形成されていることが好ましい。また、基本形状が4辺の曲線で囲まれた四角形であるフランジ部32の各角部は、C面あるいはR面状にトリミングされている。各角部を適度な寸法でトリミングすることで、閉蓋部材35をノズル部31から外す際、パウチ本体部2をフランジ部32を介して把持した時に、各角部がパウチ本体部2を傷つけることが無く、また、パウチ本体部2を把持する際の違和感(例えば、痛み等)を少なくし使用感が向上する。
図6に示すように平面視した際の、フランジ部32を構成する4辺の曲線について詳述すると、4辺の曲線の内の二つの側壁(本実施形態においては正面シート部22及び背面シート部23)側の両端縁部32f,32rの各辺を構成する曲線は、それぞれ、その曲率半径が、使用状態のパウチ容器1A(図2参照)において、二つの側壁(本実施形態においては正面シート部22及び背面シート部23)の曲率半径と略同等であることが好ましい。
フランジ部32は、パウチ本体部2の二つの側壁(正面シート部22及び背面シート部23)側の両端縁部32f,32r間の最大幅L1が、該二つの側壁(正面シート部22及び背面シート部23)同士を連結している、スパウト3が固定された襠部21の最大幅と略同等の幅となっている。即ち、フランジ部32のZ方向の最大幅L1(図6参照)は、図4(b)に示す使用状態における、スパウト3が固定された側の襠部21のZ方向の最大幅と略同等の幅となっている。具体的には、前記襠部21のZ方向の最大幅に対して、フランジ部32のZ方向の最大幅L1が、襠部21を補強する観点から、65%以上の幅広となっていることが好ましく、85%以上の幅広となっていることが更に好ましく、また、生産性等の実用上の観点から、90%以下の幅広となっていることが好ましい。ここで、スパウト3が固定された襠部21の最大幅とは、前記二つの側壁(本実施形態においては正面シート部22及び背面シート部23)間方向における、スパウト3が固定された襠部21の両端間の最も広い位置での間隔を意味する。
また、フランジ部32のZ方向の最大幅L1(図6参照)は、円筒状のノズル部31の外径D2(図6参照)よりも広く、被詰め替え容器4の口首部42の開口内径D1(図1参照)よりも広く形成されている。被詰め替え容器4の口首部42の開口内径D1(図1参照)に対するフランジ部32のZ方向の最大幅L1(図6参照)の割合(L1/D1)は、パウチ容器1Aを被詰め替え容器4上に配した状態における安定性の向上の観点から、1より大きく、3以下であることが好ましく、1.2以上2以下であることが好ましい。
また、被詰め替え容器4の口首部42の開口面積S1に対するフランジ部32の平面投影積S2の割合(S2/S1)(図1参照)は、同様の観点から、1.8以上12以下であることが好ましく、2.4以上5以下であることが好ましい。ここでフランジ部の投影面積とは、フランジ部を平面視した際のノズル部を含んだ面積(フランジ部の外縁で囲まれた全面積)のことを意味する。
尚、円筒状のノズル部31の外径D2(図6参照)に対するフランジ部32のZ方向の最大幅L1(図6参照)の割合(L1/D2)は、同様の観点から、1.2以上3.2以下であることが好ましく1.4以上2.2以下であることが好ましい。
また、ノズル部31の開口面積S3に対するフランジ部32の投影面積S2の割合(S2/S3)は、同様の観点から、4以上25以下であることが好ましく、5以上11以下であることが好ましい。
パウチ容器1Aのフランジ部32のX方向の最大幅L2(図6参照)は、図4(b)に示す使用状態における、パウチ本体部2のスパウト3が固定された側の襠部21のX方向の最大幅に対して、襠部21を補強する観点から、30%以上の幅広となっていることが好ましい。また、実用上の生産性の観点から、50%以下の幅広となっていることが好ましい。尚、本実施形態では、フランジ部32の最大幅L2は、スパウト3が固定された側の襠部21のX方向の最大幅に対して34%の幅広である。ここで、フランジ部32のX方向の最大幅L2とは、前記側縁シール部51間方向における、フランジ部32の両端間の最も広い位置での間隔を意味する。また、スパウト3が固定された襠部21のX方向の最大幅とは、前記側縁シール部51間方向における、スパウト3が固定された襠部21の両端間の最も広い位置での間隔を意味する。
パウチ本体部2に収容される内容物11としては、シャンプー液、リンス液、コンディショナー液、化粧液、薬剤、ボディソープ液、衣類用や食器用の液体洗剤、衣類用の柔軟剤、漂白剤等の液体が挙げられる。
パウチ本体部2に収容される内容物11の粘度は、例えば30℃において、粘度が500〜5万mPa・s(B型粘度計で測定)であることが好ましい。
被詰め替え容器4は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いて形成された金型成形品である。被詰め替え容器4は、図1に示すように、口首部42と口首部42の下端に続く肩部43とを有するボトル形状の容器である。被詰め替え容器4の口首部42には、開口部41が形成されている。被詰め替え容器4は、パウチ本体部2に収容された内容物11を内部に注出して詰め替え、詰め替えて収容した内容物11を吸い出す例えばディスペンサーを取り付けて使用されるものである
上述したパウチ容器1Aと被詰め替え容器4とを有する本実施形態の詰め替え容器セット10の使用方法は、閉蓋部材35を外したパウチ容器1A内の内容物11を被詰め替え容器4に詰め替える際、被詰め替え容器4の口首部42の開口端とパウチ容器1Aのスパウト3のフランジ部32とを天面シート部24を介して当接させて、ノズル部31を通して収容された内容物11を被詰め替え容器4内に注出して詰め替える工程を備える詰め替え容器セットである。
以下、具体的に、詰め替え容器セット10を用いて、パウチ容器1Aのパウチ本体部2の内部に収容された内容物11を被詰め替え容器4内に注出する詰め替え方法について説明する。また、本実施形態の詰め替え容器セット10を使用した際の作用効果について説明する。
先ず、スパウト3のフランジ部32を介して詰め替え用パウチ容器1Aを把持した状態で、スパウト3のノズル部31先端の閉蓋部材35を取り外す。具体的には、図7,図8(a)に示すように、例えば一方の手で、正面シート部22側及び背面シート部23側から、スパウト3のフランジ部32における正面シート部22側の端縁部32f及び背面シート部23側の端縁部32r(図5,図6参照)を介してパウチ本体部2を把持する。ここで、パウチ容器1Aは、フランジ部32のZ方向の最大幅(L1)が、パウチ本体部2のスパウト3が固定された側の襠部21のZ方向の最大幅と略同等の幅となっている。その為、フランジ部32の固定された襠部21は十分に補強されており、スパウト3のフランジ部32における両端縁部32f,32rを介してパウチ本体部2を把持し易くなっている。このように、左手(一方の手)で、フランジ部32の両端を介してパウチ容器1Aを把持し易く、図8(b)に示すように、右手(他方の手)で、ノズル部31に螺着した閉蓋部材35を取り外し易い。また、フランジ部32がパウチ本体部2を把持する際の把持部とならなくても、フランジ部32のZ方向の最大幅(L1)が、パウチ本体部2のスパウト3が固定された側の襠部21のZ方向の最大幅と略同等の幅となっているので、フランジ部32が、スパウト3から閉蓋部材35を取り外す際、フランジ部32の固定された襠部21の変形量を抑える補強部となり、閉蓋部材35を取り外し易くなっている。
ここで、パウチ容器1Aは、図4(b)に示すように、パウチ本体部2の一対のシール部53,53がY方向上方に屈曲しており、パウチ本体部2を、図8(a)に示すように、正面シート部22側及び背面シート部23側から親指及び人差し指でフランジ部32の両端縁部32f,32rを介して把持し易く、可撓性のシート材で形成されたパウチ本体部2であったとしても、安定感があり、しっかりとパウチ容器1Aを把持できる。更に、可撓性のシート材で形成されたパウチ本体部2が潰れ難く、内容物11の溢れを防止できる。
また、パウチ容器1Aは、図5,図6に示すように、フランジ部32における両端縁部32f,32r及び両側縁32s,32sの各辺が曲線で形成されているので、把持する際の違和感が少なく使用感が向上する。またフランジ部32の外形の各角部がトリミングされているので、パウチ本体部2の内面を各角部で傷つけることなく、更に把持する際の違和感が更に少なく使用感が更に向上する。
次いで、図8(c),図1に示すように、スパウト3のノズル部31を被詰め替え容器4の口首部42の開口に対向させ、図9(a)に示すように、ノズル部31を口首部42の開口部41から挿入し、口首部42の開口端がフランジ部32に当接するまで被詰め替え容器4内に挿入する。具体的には、例えば、被詰め替え容器4を用意して、左手(一方の手)で被詰め替え容器4の本体を把持して、右手(他方の手)で口首部42を開口する。そして、図8(c)に示すように、口首部42の開口した被詰め替え容器4の本体を右手(他方の手)で持ち替えて把持し、閉蓋部材35を外したパウチ容器1Aの本体を一対の側縁シール部51,51側から左手(一方の手)で持ち替えて把持する。そして、図9(a)に示すように、スパウト3のノズル部31を被詰め替え容器4の口首部42の開口に対向させ、被詰め替え容器4の口首部42の開口端が、襠部21となる天面シート部24を介して、フランジ部32の表面に当接するまで被詰め替え容器4内に挿入する。パウチ容器1Aにおいては、円筒状のノズル部31の外径D2が、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1よりも短くなっているので、パウチ容器1Aのノズル部31が、被詰め替え容器4の開口部41から内部にすっぽりと入り込み易い。
尚、本実施形態の詰め替え容器セット10においては、図8(c)に示すように、被詰め替え容器4を右手(他方の手)で持ち替えて把持し、パウチ容器1Aを左手(一方の手)で持ち替えて把持しているが、予め、口首部42の開口した被詰め替え容器4を用意しておき、左手(一方の手)で、フランジ部32を介してパウチ容器1Aを把持して、図8(b)に示すように、右手(他方の手)で、ノズル部31に螺着した閉蓋部材35を取り外した後、左手(一方の手)でそのままパウチ容器1Aを把持しておく。そして、右手(他方の手)で口首部42の開口した被詰め替え容器4を持ち替えて把持し、左手(一方の手)で把持したスパウト3のノズル部31を、右手(他方の手)で把持した被詰め替え容器4内に挿入するようにしてもよい。
次いで、図9(b)に示すように、被詰め替え容器4の口首部42の開口端とパウチ容器1Aのフランジ部32とを当接させて、被詰め替え容器4上にパウチ容器1Aを置いた状態で、被詰め替え容器4内にノズル部31を介してパウチ本体部2の内部に収容された内容物11を注出する。ここで、パウチ容器1Aは、フランジ部32の最大幅が、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1よりも広く形成されている。その為、フランジ部32を越えて、パウチ容器1Aが被詰め替え容器4の内部に入ることが無く、可撓性のシート材で形成されたパウチ本体部2であったとしても、固定されたフランジ部32により襠部21となる天面シート部24が補強されているので、被詰め替え容器4上にパウチ容器1Aを安定した状態で配置できる。特に、パウチ容器1Aのフランジ部32は、開口部41の開口内径D1よりも長く、スパウト3が固定された側の襠部21のZ方向の最大幅と略同等の位置まで、X方向及びZ方向からなる面方向に平行に均一に張り出したフランジ部32を有している。その為、被詰め替え容器4上にパウチ容器1Aを安定した状態で配置でき、特に高粘度の内容物11を被詰め替え容器4内に絞りながら安定して詰め替えることができる。
また、特に、パウチ容器1Aは、環状シール部52が、図4(a),図4(b)に示すように、正面シート部22のY方向の上端縁部22u及び天面シート部24のZ方向の一端縁部24fをシールすると共に、背面シート部23の上端縁部23u及び天面シート部24のZ方向の他端縁部24rをシールした一対のシール部53,53を有している。一対のシール部53,53は、パウチ容器1Aにおいては、図4(b)に示すように、Y方向上方に屈曲している。その為、図9(b)に示すように、被詰め替え容器4の口首部42の開口端とパウチ容器1Aのフランジ部32とを当接させると共に、一対のシール部53,53間で被詰め替え容器4の口首部42を挟むことができる。このように一対のシール部53,53間で被詰め替え容器4の口首部42を挟むことができれば、被詰め替え容器4上にパウチ容器1Aを更に安定した状態で配置できる。また、被詰め替え容器4の開口部41の開口中心の位置とパウチ容器1Aのノズル部31の開口中心の位置とを一致させ易く、被詰め替え容器4上にパウチ容器1Aを安定した状態で配置できる。
よって、詰め替え容器セット10を用いて、パウチ容器1Aのパウチ本体部2の内部に収容された内容物11を被詰め替え容器4内に注出する上述した詰め替え方法によれば、被詰め替え容器4内にノズル部31を介してパウチ本体部2の内部に収容された内容物11を容易に注出でき、詰め替え作業を簡単に行うことができる。
尚、閉蓋部材35を外したパウチ容器1A内の内容物11を被詰め替え容器4に詰め替える際、被詰め替え容器4の口首部42の開口端とパウチ容器1Aのスパウト3のフランジ部32とを天面シート部24を介して当接させて、ノズル部31を通して収容された内容物11を被詰め替え容器4内に注出して詰め替えることを促す説明を含む使用方法の説明は、詰め替え用パウチ容器1Aに記載されていることが好ましい。また、このように詰め替えることを促す表示を有する使用方法の説明書が、詰め替え容器セット10に付属していてもよい。
本発明の詰め替え容器セットの有する詰め替え用パウチ容器は、上述の第1実施形態のパウチ容器1Aに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
具体的には、パウチ容器1Aにおいては、フランジ部32の基本形状が、非円形状に形成されているが、円形状、楕円形状、長円形状に形成されていてもよく、四角形等の多角形に形成されていてもよい。ここで基本形状が四角形とは、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形等のみならず、それらの外形を形成する各辺が外方又は内方に凸の曲線となった形状も含むことを意味する。同様に、基本形状が多角形とは、多角形の外形を形成する各辺が外方又は内方に凸の曲線となった形状も含むことを意味する。具体的には、例えば図10〜図12に示すようなフランジ部32の基本形状であってもよい。
図10に示すスパウト3のフランジ部32においては、フランジ部32の最大幅が、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1よりも広く、フランジ部32がスパウト3の固定された側の襠部21のZ方向の最大幅と略同等の位置まで延在して形成されており、フランジ部32の基本形状は、4辺が外方に凸の曲線で囲まれた、X方向に長い所謂楕円形状に形成されている。
また、図11に示すスパウト3のフランジ部32においては、フランジ部32の最大幅が、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1よりも広く形成されており、X方向に長い長方形状に形成されている。そして、図11に示すフランジ部32は、長方形状のフランジ部32において、正面シート部22側及び背面シート部23側の両端縁部32f,32rのX方向の中央部分が、Z方向の内側に向かって括れており、両側縁32s,32sのZ方向の中央部分が、X方向の内側に向かって括れた形状となっている。また、図11に示すスパウト3のフランジ部32は、第1実施形態のパウチ容器1Aの有するスパウト3のフランジ部32に比べて、肉厚が厚く形成されており、2mm〜10mm程度に形成されている。このように、基本形状が長方形状のフランジ部32の対向辺が括れた形状となっており、更に肉厚に形成されているので、パウチ本体部2を前後左右に把持する時、指にフィットしやすくまた把持面積がおおきくなるため把持性が向上する。尚、肉厚のフランジ部32の内部は、肉が抜かれた空洞の状態に形成されていてもよい。
更に、図12に示すスパウト3のフランジ部32においては、フランジ部32の最大幅が、被詰め替え容器4の開口部41の開口内径D1よりも広い多角形状である六角形状に形成されている。そして、六角形状のフランジ部32において、六角形を構成する6つの辺それぞれの中央部分が内側に向かって括れており、六角形を構成する6つの頂部それぞれが外側に向かって滑らかに湾曲した凸部となっている。また、図12に示すスパウト3のフランジ部32は、図11に示すスパウト3のフランジ部32と同様に、肉厚が厚く形成されている。このように、六角形状のフランジ部32の6つの辺が括れ、6つの頂部が湾曲した凸部となっており、更に肉厚に形成されているので、パウチ本体部2をどの方向から把持しても指にフィットしやすく、また把持面積がおおきくなるため把持性が向上する。
また、第1実施形態のパウチ容器1Aにおいては、図2に示すように、パウチ本体部2の環状シール部52が、正面シート部22のY方向の上端縁部22u及び天面シート部24のZ方向の一端縁部24fをシールすると共に、背面シート部23の上端縁部23u及び天面シート部24のZ方向の他端縁部24rをシールした一対のシール部53,53を有しており、天面シート部24で襠部21が形成されているが、シール部53を有しない形態であってもよい。シール部53を有していない形態として、具体的に、例えば、図13に示すパウチ容器1Bのパウチ本体部2は、パウチ本体部2を構成する正面シート部22、背面シート部23及び天面シート部24が、帯状に連続する一枚のフィルム材シートから形成されており、折り畳むことにより天面シート部24に襠部21が形成されている形態となっている。尚、正面シート部22の上端縁部22u、背面シート部23の上端縁部23u及び天面シート部24の両端縁部24f,24rを除いた各シート材22,23,24の縁部は、側縁シール部51のY方向の上端から二股に分かれて延在する一対の縁部シール部54,54にて接合されている。
また、図5に示すように、フランジ部32が、X方向及びZ方向からなる面方向に平行に均一に張り出しているが、均一でなくとも、少なくとも3点で被詰め替え容器4の口首部42の開口端に平行に接するようになっていればよい。
また、第1実施形態のパウチ容器1Aにおいては、図2に示すように、一対のシール部53,53が、使用状態にて、Y方向の上方に向かって折り返されるようになっているが、Y方向の下方に向かって折り返されていてもよい。
また、パウチ容器1Aにおいて、パウチ本体部2の天面シート部24側及び底面シート部25側の両方の襠部21にスパウト3を備えても良い。
更に、ノズル部31を閉栓するにはスクリューキャップの様な閉蓋部材35に限定されるものではなく、例えばノズル部31先端部を粘着剤や接着剤が塗布されたシート状の閉蓋部材で閉栓しても良く、ノズル部31の先端を加熱したのちに押圧し、ノズル部31の内壁同士を一体化することにより閉栓しても良い。この場合には、ノズル部31の内壁同士を一体化された部分が閉蓋部材となり、ノズル部31の内壁同士が一体化されていない部分の一部の肉厚みをノズル部31の周方向に沿って薄くして、開栓時に破断させる部分とするとともに、ノズル部31先端部(閉蓋部材の先端部)にプルリング等の摘み部を設けて、開栓しやすくしても良い。
また、打栓型(コルク、プラグ等の打ち込み型栓)の閉蓋部材であっても良い。
1A,1B 詰め替え用パウチ容器
11 内容物
2 パウチ本体部
21 襠部
22 正面シート部
23 背面シート部
24 天面シート部
25 底面シート部
3 スパウト
31 ノズル部
32 フランジ部
35 閉蓋部材
4 被詰め替え容器
41 開口部
42 口首部
43 肩部
51 側縁シール部
52 環状シール部
53 シール部
10 詰め替え容器セット

Claims (6)

  1. 詰め替え用パウチ容器と、該詰め替え用パウチ容器の内部に収容された内容物を詰め替える被詰め替え容器とを有する詰め替え容器セットであって、
    前記詰め替え用パウチ容器は、対向する二つの側壁と、該側壁の一方端側及び他方端側の両端部に該二つの側壁同士を連結する襠部とを有してシート材によって形成されたパウチ本体部、並びに、該パウチ本体部の少なくとも一方の襠部に固定されたスパウトを備え、
    前記スパウトは、前記パウチ本体部の内部の前記内容物を注出するノズル部と、閉蓋部材と、該パウチ本体部の前記襠部に接合されるフランジ部とを有し、
    前記フランジ部における前記二つの側壁側の両端縁部間の最大幅が、前記スパウトが固定された前記襠部の最大幅と略同等の幅に形成され、それにより前記襠部は補強されており、該フランジ部の最大幅が、前記被詰め替え容器の口首部の開口の内径よりも広く、
    前記閉蓋部材を外した前記詰め替え用パウチ容器内の前記内容物を前記被詰め替え容器に詰め替える際、前記の補強された襠部と前記被詰め替え容器の口首部の開口端とを当接させて、前記内容物を前記被詰め替え容器内に注出するように形成されている詰め替え容器セット。
  2. 前記詰め替え用パウチ容器は、スパウトが固定された前記の補強された襠部を形成する天面シート部の一端縁部及び一方の前記側壁の一方端部をシールすると共に、該天面シート部の他端縁部及び他方の前記側壁の一方端部をシールしてなる一対のシール部を有し、該一対のシール部は、該襠部から上方に向かって屈曲しており、
    前記閉蓋部材を外した前記詰め替え用パウチ容器内の前記内容物を前記被詰め替え容器に詰め替える際、前記一対のシール部は、前記被詰め替え容器の前記口首部を挟むことができるように形成されている請求項1に記載の詰め替え容器セット。
  3. スパウトが固定された前記の補強された襠部の最大幅に対して、前記フランジ部の前記両端縁部間の最大幅が90%以下の広幅となっている請求項1又は2に記載の詰め替え容器セット。
  4. 前記詰め替え用パウチ容器には、該詰め替え容器セットの使用方法の説明が記載されており、
    前記使用方法の説明は、前記閉蓋部材を外した前記詰め替え用パウチ容器内の前記内容物を前記被詰め替え容器に詰め替える際、該被詰め替え容器の前記口首部の開口端と前記詰め替え用パウチ容器の前記の補強された襠部とを当接させて、前記ノズル部を介して収容された前記内容物を前記被詰め替え容器内に注出して詰め替えることを促す説明を含む請求項1〜の何れか1項に記載の詰め替え容器セット。
  5. 前記詰め替え容器セットには、該詰め替え容器セットの使用方法の説明書が付属しており、
    前記使用方法の説明書は、前記閉蓋部材を外した前記詰め替え用パウチ容器内の前記内容物を前記被詰め替え容器に詰め替える際、該被詰め替え容器の前記口首部の開口端と前記詰め替え用パウチ容器の前記の補強された襠部とを当接させて、前記ノズル部を介して収容された前記内容物を前記被詰め替え容器内に注出して詰め替えることを促す表示を有している請求項1〜の何れか1項に記載の詰め替え容器セット。
  6. 詰め替え用パウチ容器と、該詰め替え用パウチ容器の内部に収容された内容物を詰め替える被詰め替え容器とを有する詰め替え容器セットの使用方法であって、
    前記詰め替え用パウチ容器は、対向する二つの側壁と、該側壁の一方端側及び他方端側の両端部に該二つの側壁同士を連結する襠部とを有してシート材によって形成されたパウチ本体部、並びに、該パウチ本体部の少なくとも一方の襠部に固定されたスパウトを備え、
    前記スパウトは、前記パウチ本体部の内部の前記内容物を注出するノズル部と、閉蓋部材と、該パウチ本体部の前記襠部に接合されるフランジ部とを有し、
    前記フランジ部における前記二つの側壁側の両端縁部間の最大幅が、前記スパウトが固定された前記襠部の最大幅と略同等の幅に形成され、それにより前記襠部は補強されており、該フランジ部の最大幅が、前記被詰め替え容器の口首部の開口の内径よりも広く、
    前記閉蓋部材を外した前記詰め替え用パウチ容器内の前記内容物を前記被詰め替え容器に詰め替える際、前記の補強された襠部と前記被詰め替え容器の口首部の開口端とを当接させて、前記ノズル部を介して収容された前記内容物を前記被詰め替え容器内に注出して詰め替える工程を備える詰め替え容器セットの使用方法。
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