JP2015131375A - ロボット、ロボットシステム、ロボット制御装置、およびロボット制御方法 - Google Patents

ロボット、ロボットシステム、ロボット制御装置、およびロボット制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減する。【解決手段】操作部19は、ユーザーの操作に応じて、ロボットの撮像部を昇降する。制御部31は、ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、ロボットの移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にあるか否か判定する。表示部34は、制御部31によって、差が所定の範囲内にないと判定された場合、操作部19により撮像部の高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、ロボット、ロボットシステム、ロボット制御装置、および制御方法に関する。
特許文献1には、人と共存、協調する作業場所に作業ロボットを投入する場合に、作業場所の近傍の床上の障害物があっても作業ロボットを配置することができ、その作業ロボットを配置した際に作業者の安全を確保することができ、しかも高精度の位置決めも作業命令の大規模な改変も必要としない作業ロボットが提案されている。
特開2011−51056号公報
ところで、作業台上を撮影するカメラを備え、カメラが撮影した画像データに基づき、作業台にて作業するロボットがある。このようなロボットは、例えば、作業台に対するカメラの高さが決められている。そのため、作業台の高さが変わるたびに、ロボットの高さを調整する必要があり手間がかかる。
そこで本発明は、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の第一の態様は、撮像部を備えたロボットであって、前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、ことを特徴とするロボットである。第一の態様によれば、ロボットは、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更する指示を表示する。これにより、ユーザーは、撮像部の高さを変更するよう指示が表示された場合に、ロボットの撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
前記撮像部の高さを変更する変更値を表示することを特徴としてもよい。これにより、ユーザーは、表示された高さに基づいて、撮像部を昇降すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
前記第1の作業台で作業する前記ロボットの作業領域は、前記撮像部の視野範囲内にあることを特徴としてもよい。これにより、ロボットの作業領域が撮像部の視野範囲に入っていた、第1の作業台が、第2の作業台に移る場合、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
前記所定の範囲は、2台の前記撮像部間の距離と、2台の前記撮像部のそれぞれの視野角と、2台の前記撮像部の被写体深度と、2台の前記撮像部のそれぞれの回転と、2台の前記撮像部のそれぞれの並進位置と、前記ロボットが作業を行う作業領域とに基づいて決まることを特徴としてもよい。これにより、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が、2台の前記撮像部間の距離と、2台の前記撮像部のそれぞれの視野角と、2台の前記撮像部の被写体深度と、2台の前記撮像部のそれぞれの回転と、2台の前記撮像部のそれぞれの並進位置と、当該ロボットが作業を行う作業領域とに基づいて決まる所定の範囲内にない場合に、ユーザーは撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
前記所定の範囲は、2台の前記撮像部のそれぞれの画角に占める作業領域の割合に基づいて決まることを特徴としてもよい。これにより、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が、2台の撮像部のそれぞれの画角に占める作業領域の割合に基づいて決まる所定の範囲内にない場合に、ユーザーは撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第二の態様は、撮像部を備えたロボットであって、前記ロボットが高さの異なる第1の作業領域から第2の作業領域へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業領域の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、ことを特徴とするロボットである。第二の態様によれば、ロボットは、移動前における撮像部の高さと、第2の作業領域の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更するよう指示する情報を表示する。これにより、ユーザーは、撮像部の高さを変更するよう指示する情報が表示された場合に、ロボットの撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第三の態様は、ロボットとロボット制御装置とを有するロボットシステムであって、前記ロボットは、撮像部を備え、前記ロボット制御装置は、前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、ことを特徴とするロボットシステムである。第三の態様によれば、ロボット制御装置は、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更するよう指示する情報を表示する。これにより、ユーザーは、撮像部の高さを変更するよう指示する情報が表示された場合に、ロボットの撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第四の態様は、撮像部を備えたロボットであって、前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する、ことを特徴とするロボットである。第四の態様によれば、ロボットは、移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更する。これにより、ロボットが自分で高さを変更することで、ユーザーのロボット操作の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第五の態様は、ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、ことを特徴とするロボット制御装置である。第五の態様によれば、ロボット制御装置は、ロボットの移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更するよう指示する情報を表示する。これにより、ユーザーは、撮像部の高さを変更するよう指示する情報が表示された場合に、ロボットの撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
上記の課題を解決するための本発明の第六の態様は、ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、ことを特徴とするロボット制御方法である。第六の態様によれば、ロボットの移動前における撮像部の高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合に、撮像部の高さを変更するよう指示する情報を表示する。これにより、ユーザーは、撮像部の高さを変更するよう指示する情報が表示された場合に、ロボットの撮像部の高さを変更すればよく、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
本発明の一実施形態におけるロボット1の正面斜視図である。 ロボット1の背面斜視図である。 図1のロボット1に対し肩領域10aおよび撮像部15a、15bを上方に移動させたロボット1の正面斜視図である。 ロボット制御装置20の機能構成の一例を示した図である。 制御部31と表示部34の動作を説明する図である。 ロボット制御装置20の動作の一例を示すフロー図である。 情報入力画面の一例を示した図である。 確認画面の一例を示した図である。 撮像部15a、15bの高さを変更しない場合の画面例を示した図である。 撮像部15a、15bの高さを変更する場合の画面例を示した図である。 ロボット制御装置20の機能を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。 撮像部の視錐台を定義した図面である。 図12の視錐台をYZ平面から見た図である。 図12の視錐台をXZ平面から見た図である。 撮像部の設置位置姿勢例を示した図である。 作業領域の設置例を示した図である。 撮像部の高さを算出するための具体的なパラメータ値を示した図である。
図1は、本発明の一実施形態におけるロボット1の正面斜視図である。図2は、ロボット1の背面斜視図である。図1および図2に示すように、ロボット1は、胴部10と、アーム11と、表示装置12と、脚部13と、搬送用ハンドル14と、2つの撮像部15a、15bと、信号灯16と、電源スイッチ17と、外部接続端子18と、操作部19と、ロボット制御装置20と、を備える。また、図1には、ロボット1が作業を行うための作業台21が点線で示してある(図2では、作業台21の図示を省略している)。
ロボット1は、人間型双腕ロボットであり、脚部13に内蔵された、ロボット制御装置20からの制御信号に従って処理を行う。ロボット1は、例えば、腕時計のような精密機器等を製造する製造工程で用いることができる。このような製造作業は、通常、胴部10の前方に設置される作業台21上で行なわれる。
なお、以下では、説明の都合上、図1、図2、図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と呼ぶことがある。また、図1の手前側を「正面側」または「正面」といい、図2の手前側を「背面側」または「背面」と呼ぶことがある。
胴部10の両側面の上端近傍には、それぞれアーム11が設けられる。アーム11の先端には、ワークや道具を把持するハンド11aが設けられる。アーム11のエンドポイントの位置は、ハンド11aの位置である。また、アーム11には、作業台21上に載置されたワーク等を撮影するハンドアイカメラ11bが設けられる。
アーム11は、マニピュレーターの一種ということができる。マニピュレーターは、エンドポイントの位置を移動させる機構であり、アームに限られず様々な形態をとることができる。例えば、1以上のジョイントとリンクとにより構成され、ジョイントを動かすことで全体が動くマニピュレーターであれば、どのような形態でもよい。また、ロボット1に設けられるマニピュレーターの数も2本に限られず、1本または3本以上であってもよい。
ハンド11aは、エンドエフェクターの一種ということができる。エンドエフェクターは、対象物を把持したり、押し付けたり、持ち上げたり、吊し上げたり、吸着したり、ワークを加工したりするための部材である。エンドエフェクターは、ハンド、フック、吸盤など、様々な形態をとることができる。また、エンドエフェクターは、1本のアームに対して複数設けるようにしてもよい。
胴部10は、脚部13のフレーム上に設けられる。脚部13はロボットの基台であり、胴部10はロボットの胴体である。
脚部13の内部には、ロボット1自身を制御するロボット制御装置20が設けられる。脚部13の内部には回転軸が設けられ、この回転軸には胴部10の肩領域10aが設けられる。
脚部13の背面には、電源スイッチ17と、脚部13に内蔵されたロボット制御装置20と外部のPC等を接続する外部接続端子18とが設けられる。電源スイッチ17は、ロボット1の電源を投入する電源ONスイッチと、ロボット1の電源を遮断する電源OFFスイッチとを有する。
また、脚部13の最下部には、図示しない複数のキャスターが水平方向に間隔をおいて設置されている。これにより、ユーザーが搬送用ハンドル14を押すこと等によりロボット1を移動搬送することができる。
胴部10から上に突出する、頭部に当たる部分には、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の電子カメラを有する撮像部15a、15bと、信号灯16とが設けられる。
撮像部15a、15bは、ステレオカメラを形成している。撮像部15a、15bは、作業台21および作業台21上の作業領域を撮像する。作業領域とは、ロボット1が作業台21上で作業を行う領域である。信号灯16は、例えば、赤色の光、黄色の光、青色の光をそれぞれ発するLEDを有し、これらのLEDがロボット1の現在の状態に応じて適宜選択されて発光する。
胴部10の背面側には、ロボット1の背面側から視認可能な表示装置12が配置されている。表示装置12は、例えば、液晶モニターであり、ロボット1の現在の状態等を表示することができる。また、表示装置12は、例えば、タッチパネル機能を有しており、ロボット1に対する動作の設定を行なう入力部としても用いられる。
胴部10の背面には、操作部19が設けられる。操作部19は、ユーザーの操作によって、胴部10の最上部にある肩領域10aと、肩領域10aから上に突出した頭部に設けられた撮像部15a、15bとを、胴部本体10bに対して上下方向に移動させる。
図3は、図1のロボット1に対し肩領域10aおよび撮像部15a、15bを上方に移動させたロボット1の正面斜視図である。図3において図1と同じものには同じ符号が付してある。
胴部10は、図3に示すように、昇降部10cを有している。昇降部10cは、胴部本体10bに収納され、また、胴部本体10bから上方へ出される。肩領域10aおよび撮像部15a、15bは、昇降部10cが、胴部本体10bから出たり入ったりすることによって、上下方向に移動することができる。
操作部19は、例えば、昇降ハンドルである。昇降ハンドルの軸の先端には、例えば、ピニオンギアが設けられ、胴部10の昇降部10cには、例えば、ラックギアが設けられている。昇降ハンドルのピニオンギアと、昇降部10cに設けられたラックギアはかみ合っており、昇降部10cは、昇降ハンドルの回転により、上下方向に移動する。
すなわち、昇降部10cは、ユーザーによって操作部19が操作されることにより、上下方向に移動する。これにより、肩領域10aと撮像部15a、15bは、ユーザーによる操作部19の操作によって、上下方向に移動する。また、ロボット1は、様々な高さの作業台21に対応することができる。
上記のロボット1の構成は、本実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、図示した構成例に限られない。また、一般的なロボットが備える構成を排除するものではない。例えば、ジョイントの数(「軸数」ともいう)やリンクの数を増減させてもよい。また、ジョイント、リンク、ハンド等の各種部材の形状、大きさ、配置、構造等を適宜変更してもよい。
図4は、ロボット制御装置20の機能構成の一例を示した図である。図4に示すように、ロボット制御装置20は、制御部31と、記憶部32と、入力部33と、表示部34と、を有している。なお、図4には、ロボット制御装置20の他に、図1、図2、および図3に示した胴部10と、操作部19と、表示装置12とが示している。
制御部31は、例えば、ビジュアルサーボ、位置制御、および力制御の少なくとも1以上の制御により、部品の組立作業等を行う。例えば、制御部31は、撮像部15a、15bが撮像する画像データに基づいて、アーム11およびハンド11aの動作を制御し、部品の組立作業等を行う。
また、制御部31は、作業台21が第1の高さから第2の高さへ移るとき、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21との距離が所定の範囲内にあるか否か判定する。
記憶部32には、撮像部15a、15bの視野範囲に関する情報が記憶されている。
入力部33は、表示装置12が備えるタッチパネルから、ユーザーが入力した情報を受付ける。
表示部34は、制御部31によって、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21との距離が所定の範囲内にない判定された場合、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示する。
図5は、制御部31と表示部34の動作を説明する図である。図5には、図1、図2、および図3に示した撮像部15a、15bと、作業台21とが示してある。
撮像部15a、15bには、対象物全体を適切に撮像する視野範囲が存在する。図5(A)の矢印A11は、撮像部15a、15bの視野範囲を示している。撮像部15a、15bは、対象物が矢印A11に示す視野範囲にあれば、対象物を適切に撮像することができる。なお、図5(A)では、視野範囲は、2次元(高さ方向および横方向(紙面左右方向))で示しているが、3次元(高さ方向、横方向、および縦方向(紙面垂直方向))で存在する(図5(B)〜図5(D)についても同じ)。
撮像部15a、15bは、操作部19によって高さを変えることができる。従って、撮像部15a、15bは、対象物が矢印A11に示す視野範囲になくても、対象物が撮像部15a、15bの視野範囲に入るよう高さが調整されることにより、対象物を適切に撮像することができる。
ロボット1のアーム11等は、可動範囲が限られる。そのため、ロボット1は、部品の組立作業等を行うのに適した作業領域が存在する。すなわち、ロボット1は、作業台21上の作業領域内で作業を行う。図5(B)には、作業台21と、ロボット1が作業台21上で作業する作業領域41とが示してある。なお、図5(B)では、作業領域は、2次元(高さ方向および横方向(紙面左右方向))で示しているが、3次元(高さ方向、横方向、および縦方向(紙面垂直方向))で存在する(図5(C)、図5(D)についても同じ)。
撮像部15a、15bは、作業領域41が矢印A11に示す視野範囲内にあれば、適切に作業領域41を撮像することができる。そして、ロボット1は、撮像部15a、15bにより、適切に撮像される画像データに基づいて、適切に部品の組立作業等を行うことができる。図5(B)に示す矢印A12は、ロボット1の作業領域41が、撮像部15a、15bの視野範囲内に収まる作業台21の高さ範囲を示している。すなわち、作業台21の高さが、矢印A12に示す範囲内にあれば、作業領域41は、矢印A11に示す撮像部15a、15bの視野範囲に収まる。
例えば、点線で示す作業台21aは、矢印A12に示す範囲内に収まっており、作業台21a上の作業領域41aは、矢印A11に示す撮像部15a、15bの視野範囲に収まっている。また、図5(B)の作業台21bは、矢印A12に示す範囲内に収まっており、作業台21b上の作業領域41bは、矢印A11に示す撮像部15a、15bの視野範囲に収まっている。
矢印A12に示す範囲は、撮像部15a、15b間の距離と、撮像部15a、15bのそれぞれの視野角と、撮像部15a、15bの被写体深度と、撮像部15a、15bのそれぞれの回転(仰角および輻輳角)と、撮像部15a、15bのそれぞれの並進位置と、ロボット1が作業を行う作業領域とに基づいて決まる。また、矢印A12に示す範囲は、撮像部15a、15bのそれぞれの画角に占める作業領域の割合に基づいて決まる。
作業台21の高さは、変わることがある。例えば、ロボット1に対し、別の作業をさせるため、別の作業場所へ移動したとき、移動前の作業台の高さ(第1の高さ)と、移動先の作業台の高さ(第2の高さ)とが、異なっている場合がある。制御部31は、作業台21が第1の高さから第2の高さへ移るとき、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21との距離(図5(C)に示す「a」)が、所定の範囲内にあるか否か判定する。
例えば、図5(C)に示す作業台21は、ロボット1の移動前(第1の高さ)の作業台を示している。また、図5(C)に示す撮像部15a、15bは、ロボット1の移動前の撮像部を示し、移動前の作業台21の作業領域41を、適切に撮像できる高さにある。
この状態で(撮像部15a、15bの高さを変えないで、すなわち、図5(C)に示す撮像部15a、15bの高さのままで)、例えば、ロボット1を第2の高さの作業台へ移動するとする。図5(C)の点線の作業台21cは、ロボット1の移動後(第2の高さ)の作業台を示し、距離aは、ロボット1の移動前における撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21cとの距離を示している(ロボット1の移動前における撮像部15a、15bの高さと、作業台21cの高さとの差を示している)。距離x1は、撮像部15a、15bの視野範囲(矢印A11)に作業領域41が収まる、撮像部15a、15bから最も近い作業台21の距離を示している。距離x2は、撮像部15a、15bの視野範囲(矢印A11)に作業領域41が収まる、撮像部15a、15bから最も遠い作業台21の距離を示している。従って、制御部31は、距離a(作業台21が第1の高さにある撮像部15a、15bと、第2の高さにある作業台21cとの距離)が、距離x1と距離x2との間(所定の範囲内)にあるか否かを判定する。
なお、距離x1と距離x2との差は、矢印A12に示すように、ロボット1の作業領域41が、撮像部15a、15bの視野範囲に収まる作業台21の高さ範囲を示す。よって、図5(C)の例の場合、第2の高さにおける作業台21cの作業領域41cは、移動前の撮像部15a、15bの視野範囲に収まっていない。従って、制御部31は、作業台21が第1の高さにある撮像部15a、15bと、第2の高さにある作業台21cとの距離は、所定の範囲内にないと判定する。この場合、撮像部15a、15bは、移動前の高さのままでは、移動後の作業台21cの作業領域41cを適切に撮像することができないので、その高さを変える必要がある。
表示部34は、制御部31によって、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21cとの距離が所定の範囲内にないと判定された場合、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示する。これにより、ユーザーは、ロボット1を新たな作業台へ移動するとき、または、移動したとき、撮像部15a、15bの高さを変更する必要があることを認識することができる。そして、ユーザーは、第2の高さの作業台の作業領域が、撮像部15a、15bの視野範囲に入るように、操作部19によって、撮像部15a、15bの高さを変更することができる。
例えば、図5(D)の作業台21cおよび作業領域41cは、図5(C)の作業台21cおよび作業領域41cに対応している。上記したように、移動後の作業領域41cは、移動前の高さの撮像部15a、15bの視野範囲に入らない。従って、表示装置12には、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報が表示される。ユーザーは、表示装置12の指示に基づいて、図5(D)の矢印A13に示すように、撮像部15a、15bの高さを変え、作業領域41cが、撮像部15a、15bの視野範囲(矢印A11)に収まるようにする。
なお、表示部34は、制御部31によって、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21cとの距離が所定の範囲内にあると判定された場合、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示しない。すなわち、表示部34は、第2の高さの作業台の作業領域が、移動前の高さにある撮像部15a、15bの視野範囲に収まっている場合、撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示しない。よって、ユーザーは、高さの異なる作業台へロボット1を移動しても、撮像部15a、15bの高さを変えなくてよい。つまり、作業台の高さが変わったときのロボット操作の手間を低減することができる。
以下、ロボット制御装置20の動作を、フロー図を用いて説明する。
図6は、ロボット制御装置20の動作の一例を示すフロー図である。図6のフロー図は、例えば、ロボット1の作業台21の高さが、第1の高さから第2の高さへ変わるときに実行される。
なお、第1の高さにおける作業台21の作業領域は、撮像部15a、15bの視野範囲に入っているものとする。また、記憶部32には、図5(C)に示す距離x1、x2の情報が予め記憶されているとする。すなわち、記憶部32には、撮像部15a、15bの視野範囲に作業領域が収まる、撮像部15a、15bから最も近い作業台21の距離が予め記憶されているとする。また、記憶部32には、撮像部15a、15bの視野範囲に作業領域が収まる、撮像部15a、15bから最も遠い作業台21の距離が予め記憶されているとする。
まず、入力部33は、ユーザーから、表示装置12が備えるタッチパネルを介して、ロボット1の作業内容と、新たな作業台(例えば、ロボット1の移動先の作業台)の情報とを受付ける(ステップS1)。
図7は、情報入力画面の一例を示した図である。図7に示すように、表示装置12のディスプレイには、画面51が表示される。画面51には、新たな作業台でロボット1に作業させる作業内容をユーザーから受付ける入力領域51aと、新たな作業台の高さをユーザーから受付ける入力領域51bとが表示される。新たな作業台の高さは、例えば、床からの高さである。入力部33は、ユーザーが入力領域51a、51bに入力した情報を受付ける。
図6の説明に戻る。次に、表示部34は、ステップS1で入力された情報を表示装置12に表示する(ステップS2)。
図8は、確認画面の一例を示した図である。図8に示すように、表示装置12のディスプレイには、画面52が表示される。画面52は、ステップS1でユーザーが入力した情報の確認画面である。
画面52の表示領域52aには、図7の入力領域51aで入力された情報が表示される。表示領域52bには、図7の入力領域51bで入力された情報が表示される。また、画面52には、表示領域52a、52bに表示された情報で次の処理に進めるか否かをユーザーから受付けるボタン52c、52dが表示される。「OK」のボタン52cは、次の処理に進めるためのボタンであり、「NG」のボタン52cは、再度ユーザーから情報を受付ける処理に戻るためのボタンである。
図6の説明に戻る。次に、入力部33は、ユーザーがステップS1にて入力した情報で、次の処理に進めるか否かをユーザーから受付ける(ステップS3)。例えば、入力部33は、画面52のボタン52cが押下(タップ)されたか、または、画面52のボタン52dが押下されたかを受付ける。入力部33は、ユーザーから、ボタン52cの押下を受付けた場合(「Yes」の場合」、ステップS4の処理へ移行する。入力部33は、ユーザーから、ボタン52dの押下を受付けた場合(「No」の場合)、ステップS1の処理へ移行する。
ステップS3で「Yes」の場合、制御部31は、撮像部15a、15bの床からの高さを取得する(ステップS4)。
撮像部15a、15bの床からの高さは、一般的な方法によって取得することができる。例えば、制御部31は、2つの撮像部15a、15bで床上の同じ物体(例えば、床上に設けたマーカー)を撮影し、その表示位置の差(視差)によって、撮像部15a、15bの床からの高さを取得することができる。または、例えば、制御部31は、ユーザーによって回される操作部19の回転数をカウントし、昇降部10cが胴部本体10bからどのくらい出でいるかを算出して、撮像部15a、15bの床からの高さを取得することができる。
次に、制御部31は、撮像部15a、15bと、新たな作業台との距離を算出する(ステップS5)。例えば、制御部31は、図5(C)の距離aを算出する。
制御部31は、ステップS4にて算出した撮像部15a、15bの床からの高さと、ステップS1にて受付けた新たな作業台の床からの高さとから、撮像部15a、15bと、新たな作業台との距離を算出する。具体的には、制御部31は、撮像部15a、15bの床からの高さから、新たな作業台の床からの高さを減算し、撮像部15a、15bと、新たな作業台との距離を算出する。
次に、制御部31は、ステップS5にて算出した、撮像部15a、15bと、新たな作業台との距離が、所定の範囲内にあるか否か判定する(ステップS6)。
例えば、上記したように、記憶部32には、撮像部15a、15bの視野範囲に作業領域が収まる、撮像部15a、15bから最も近い作業台21の距離(x1)が記憶されている。また、記憶部32には、撮像部15a、15bの視野範囲に作業領域が収まる、撮像部15a、15bから最も遠い作業台21の距離(x2)が記憶されている。よって、制御部31は、ステップS5にて算出した距離(a)が、記憶部32に記憶された2つの距離の範囲内(x1とx2との間)にあるか否か判定する。制御部31は、ステップS5にて算出した距離が、所定の範囲内にある場合(「Yes」の場合)、ステップS7の処理へ移行する。制御部31は、ステップS5にて算出した距離が、所定の範囲内にない場合(「No」の場合)、ステップS8の処理へ移行する。
ステップS6で「Yes」の場合、表示部34は、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更しなくてもよい旨の情報を表示装置12に表示する(ステップS7)。
図9は、撮像部15a、15bの高さを変更しない場合の画面例を示した図である。図9に示すように、表示装置12のディスプレイには、画面53が表示される。画面53の表示領域53aには、撮像部15a、15bの昇降の調整が不要なことが表示され、ボタン53bを押すと(タップすると)ロボット1の動作確認を開始することが表示されている。
図6の説明に戻る。ステップS6で「No」の場合、表示部34は、操作部19により撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示する(ステップS8)。
図10は、撮像部15a、15bの高さを変更する場合の画面例を示した図である。図10に示すように、表示装置12のディスプレイには、画面54が表示される。画面54の表示領域54aには、撮像部15a、15bの昇降の調整が必要なことが表示され、昇降の調整後、ボタン54bを押すと(タップすると)ロボット1の動作確認を開始することが表示されている。
なお、ユーザーは、撮像部15a、15bの高さを変更する場合、例えば、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分、撮像部15a、15bの高さを変更すればよい。例えば、ユーザーは、図5(C)に示す作業台21の高さと、図5(D)に示す作業台21cとの差分、撮像部15a、15bの高さを変更すればよい。より具体的には、ユーザーは、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より高ければ、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分、撮像部15a、15bの高さを高くする。また、ユーザーは、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より低ければ、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分、撮像部15a、15bの高さを低くする。これにより、高さを変更した後の作業台の作業領域は、撮像部15a、15bの視野範囲に収まる。
上記で説明したフローチャートの処理単位は、ロボット制御装置20の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。ロボット制御装置20の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。さらに、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
次に、ロボット制御装置20の機能を実現するハードウェア構成例について説明する。
図11は、ロボット制御装置20の機能を実現するハードウェア構成の一例を示す図である。
ロボット制御装置20は、例えば、図11に示すような、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置61と、RAM(Random Access Memory)などの主記憶装置62と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置63と、有線又は無線により通信ネットワークと接続するための通信インターフェイス(I/F)64と、DVD(Digital Versatile Disk)などの持ち運び可能な記憶媒体に対する情報の読み書きを行う読み書き装置65と、を備えるコンピューター60で実現することができる。
例えば、制御部31、入力部33、および表示部34の機能は、補助記憶装置63などから主記憶装置62にロードされた所定のプログラムを演算装置61が実行することで実現される。記憶部32は、例えば、演算装置61が主記憶装置62または補助記憶装置63を利用することで実現される。ロボット制御装置20と表示装置12との通信およびロボット制御装置20と表示装置12に設けられたタッチパネルとの通信は、通信I/F64によって実現される。
なお、上記の所定のプログラムは、例えば、読み書き装置65により読み取られた記憶媒体からインストールされてもよいし、通信I/F64を介してネットワークからインストールされてもよい。
また、制御部31、入力部33、および表示部34の一部またはすべての機能は、例えば、演算装置、記憶装置、駆動回路などを備えるASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えるコントローラー基板等により実現してもよい。
上述したロボット制御装置20の機能構成は、ロボット制御装置20の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。ロボット制御装置20の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
このように、ロボット1は、高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、移動前における撮像部15a、15bの高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にあるか否か判定する。そして、ロボット1は、移動前における撮像部15a、15bの高さと、第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にないと判定した場合、撮像部15a、15bの高さを変更するよう指示する情報を表示装置12に表示する。これにより、作業台の高さが変わったときのロボット1の操作の手間を低減することができる。
なお、上記では、ユーザーが、撮像部15a、15bの高さを変更するとしたが、ロボット1が、撮像部15a、15bの高さを変更してもよい。
例えば、昇降部10cに、昇降部10cのラックギアを稼働するモーターを設ける。制御部31は、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21との距離が所定の範囲内にない場合、昇降部10cに設けられたモーターを回転し、昇降部10cのラックギアを稼働する。より具体的には、制御部31は、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より高ければ、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分、撮像部15a、15bの高さを高くするようにモーターを回す。また、制御部31は、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より低ければ、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分、撮像部15a、15bの高さを低くするようにモーターを回す。
これにより、ロボット1は、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台との距離が所定の範囲内にない場合に、撮像部15a、15bの高さを変更するので、ユーザーのロボット操作の手間を低減することができる。
なお、制御部31は、例えば、次のようにして、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分を算出できる。例えば、制御部31は、変更前の作業台の高さを、撮像部15a、15bの視差を利用して取得する。また、制御部31は、図6のステップS1で説明したように、ユーザーからの入力によって、変更後の作業台の高さを取得する。制御部31は、取得した変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとから、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分を算出できる。
また、表示部34は、制御部31によって、作業台21が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業台21との距離が所定の範囲内にないと判定された場合、撮像部15a、15bの高さを変更する変更値を表示装置12に表示してもよい。
例えば、制御部31は、変更前の作業台の高さと、変更後の作業台の高さとの差分を算出する。表示部34は、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より高ければ、撮像部15a、15bの高さを、制御部31が算出した差分、高くするように指示を表示する。また、表示部34は、変更後の作業台の高さが変更前の作業台より低ければ、撮像部15a、15bの高さを、制御部31が算出した差分、低くするように指示を表示する。
これにより、ユーザーは、表示装置12に表示された差分値に基づいて、撮像部15a、15bの高さを変更すればよく、ロボット1の操作の手間を低減することができる。
また、制御部31は、ロボット1の作業領域が第1の高さから第2の高さへ移るとき、作業領域が第1の高さにあるときの撮像部15a、15bと、第2の高さの作業領域との距離が所定の範囲内にあるか否か判定してもよい。例えば、制御部31は、図5(B)に示すように、作業領域41が矢印A11に示す範囲にあるか否か判定してもよい。
また、上記では、ロボット制御装置20は、ロボット1が有しているとしたが、ロボット1の外部に独立して設けてもよい。例えば、ロボット1の外部に独立して設けたロボット制御装置20を、配線によってロボット1と接続し、ロボット1を制御するようにしてもよい。
以下、作業領域全体が撮像部の視野範囲(視錐台)に収まる、撮像部の高さ範囲の算出例(例えば、図5(C)で説明した距離x1、x2の算出例)について説明する。まず、撮像部の視錐台と作業領域との関係について説明する。
図12は、撮像部の視錐台を定義した図面である。図12に示すように、撮像部の視点方向をZ軸の正方向とし、水平方向をX軸、垂直方向をY軸とした右手座標系を定義する。また、撮像部の画角(FOV:Field Of View)および被写界深度を次の変数で表すとする。
撮像部の画角(視野角):水平画角θ、垂直画角θ
撮像部の被写界深度:近平面距離dn、遠平面距離df
図12の視錐台において、撮像部が作業領域の全体を捉えるには、作業領域全体が視錐台を形成する平面の内側に入っていることが条件となる。以下、視錐台を形成する平面方程式を求める。
図13は、図12の視錐台をYZ平面から見た図である。図14は、図12の視錐台をXZ平面から見た図である。図13および図14に示すように、視錐台は、6つの平面P1〜P6から構成される。平面P1〜P6の平面方程式は、次の式(1a)〜(1f)によって示される。
z−dn=0 …(1a)
z−df=0 …(1b)
y+z=0 …(1c)
−ey+z=0 …(1d)
x+z=0 …(1e)
−ex+z=0 …(1f)
ただし、e、eは、次の式(2a)、(2b)で示される。
=1/(tanθ/2) …(2a)
=1/(tanθ/2) …(2b)
ここで、撮像部の視錐台に作業領域の全体が収まるには、上記の式(1a)〜(1f)で示される平面によって形成される視錐台の内側に、作業領域の全ての領域が収まることが条件となる。例えば、作業領域が直方体で定義される場合、直方体の8頂点すべてが、式(1a)〜(1b)で示される平面によって形成される視錐台の内側に収まることが条件となる。より具体的には、直方体の頂点Pn(x、y、z)(n=1…8)の全てが、次の式(3a)〜(3f)を満たす必要がある。
−dn>0 …(3a) (平面P1の条件)
−df>0 …(3b) (平面P2の条件)
+z>0 …(3c) (平面P3の条件)
−e+z>0 …(3d) (平面P4の条件)
+z>0 …(3e) (平面P5の条件)
−e+z>0 …(3f) (平面P6の条件)
以上より、頂点Pn(x、y、z)(n=1…8)で示される直方体の作業領域は、上記の式(3a)〜(3f)の条件を満たせば、図12〜図14に示す平面P1〜P6で囲まれる視錐台の中に収まる。
次に、撮像部の設置位置および姿勢が、基準座標系の原点および座標軸と一致していない場合の、作業領域が視錐台に収まる条件を求める。
ある座標を各XYZ軸へ(x、y、z)だけ並進移動した場合の座標は、次の式(4)で示される。
Figure 2015131375
また、ある座標を各XYZ軸周りにZYXの順にθ、θ、θだけ回転したときの座標は、次の式(5)で示される。
Figure 2015131375
各軸周りのcos/sin値を書き換え、式(5)を整理すると、ZYX軸周りの回転変換は次の式(6)で示される。
Figure 2015131375
式(4)と式(6)で示される座標変換を、上記の平面P1〜P6の平面方程式(1a)〜(1f)に適用すると、撮像部の設置位置および姿勢が、基準座標系の原点および座標軸と一致していない場合の、視錐台の各平面方程式(7a)〜(7f)が求まる。
Figure 2015131375
ここで、撮像部の設置位置および姿勢が、基準座標系の原点および座標軸と一致していない場合の、撮像部の視錐台に作業領域の全体が収まる条件は、上記の式(7a)〜(7f)で示される平面によって形成される視錐台の内側に、作業領域の全ての領域が収まることが条件となる。例えば、作業領域が直方体で定義される場合、直方体の8頂点すべてが、式(7a)〜(7b)で示される平面によって形成される視錐台の内側に収まることが条件となる。より具体的には、直方体の頂点Pn(x、y、z)(n=1…8)の全てが、次の式(8a)〜(8f)を満たす必要がある。
Figure 2015131375
以上より、頂点Pn(x、y、z)(n=1…8)で示される直方体の作業領域は、上記の式(8a)〜(8f)の条件を満たせば、式(7a)〜(7f)に示す平面P1〜P6で囲まれる視錐台の中に納まる。
なお、式(8a)、(8b)の平面は、被写界深度dn、dfと撮像部の設置位置姿勢で決まる。式(8c)〜(8f)の平面は、被写界深度dn、dfに依存せず、撮像部の視野角e、eと撮像部の設置位置姿勢で決まる。
次に、高さ範囲を算出する撮像部の設置位置姿勢について説明する。
図15は、撮像部の設置位置姿勢例を示した図である。図15(A)には、XZ平面での撮像部の設置位置姿勢が示してあり、図15(B)には、YZ平面での撮像部の設置位置姿勢が示してある。
図15には、2つの撮像部C0、C1が示してある。2つの撮像部C0、C1は、ステレオカメラを形成している。
撮像部C0、C1は、基長線2l(mm)、仰角α°(180°〜270°)、輻輳角β°(0°〜90°)で設置されているとする。撮像部C0、C1の画角はθ、θ、焦点はdn〜df(mm)であるとする。撮像部C0は、基準座標系に対し、座標(−l、Cy、Cz)に設置され、撮像部C1は、基準座標系に対し、座標(l、Cy、Cz)に設置されているとする。
この場合、撮像部C0は、基準座標系をZYX軸周りに順に(α°、−β°、0)回転した後、各軸方向へ(−l、Cy、Cz)(mm)だけ並進移動した位置に設置されていることになる。また、撮像部C1は、基準座標系をZYX軸周りに順に(α°、β°、0)回転した後、各軸方向へ(l、Cy、Cz)(mm)だけ並進移動した位置に設置されていることになる。
次に、作業領域の設置について説明する。
図16は、作業領域の設置例を示した図である。図16(A)には、XZ平面での作業領域の設置例が示してあり、図16(B)には、YZ平面での作業領域の設置例が示してある。
図16には、作業領域W1が示してある。作業領域W1は、立方体であり、図16に示すように各辺の長さ(mm)は、2sx、2sy、2szであるとする。作業領域W1の中心は、座標(0、sy0、sz)に置かれているとする。この場合、作業領域W1の8つの頂点座標は、次のように示される。
頂点1:(−sx、sy0、0)
頂点2:(−sx、sy0、2sz)
頂点3:(−sx、sy0+2sy、0)
頂点4:(−sx、sy0+2sy、2sz)
頂点5:(sx、sy0、0)
頂点6:(sx、sy0、2sz)
頂点7:(sx、sy0+2sy、0)
頂点8:(sx、sy0+2sy、2sz)
以下、具体的な撮像部の高さ範囲を算出する。
図17は、撮像部の高さを算出するための具体的なパラメータ値を示した図である。図15に示した撮像部C0、C1のカメラ視野「θ、θ」の値を、図17の「カメラ視野」に示す値とする。これにより、「tanθ/2」および「tanθ/2」の値は、図17の変数「tanθ/2」および「tanθ/2」に示す値となり、上記の式(2a)、(2b)に示す「e」および「e」の値は、図17の変数「e」および「e」に示す値となる。
図15に示した撮像部C0、C1の回転「α、β」の値を、図17の「カメラ回転」に示す値とする。これにより、式(6)のただし書きおよび式(8a)〜(8f)に示す「s」、「s」、「s」、「c」、「c」、および「c」は、図17の変数「s」、「s」、「s」、「c」、「c」、および「c」に示す値となる。
図15に示した撮像部C0、C1の並進移動「x、y、z」の値を、図17の「カメラ並進移動」に示す値とする。なお、作業領域の全体が、撮像部C0、C1の視錐台に入る撮像部C0、C1の高さを求めるので、「Cz」は、未知数とする。
図15に示した撮像部C0、C1の被写界深度「dn、df」を、図17の「被写体深度」に示す値とする。
図16に示した作業領域W1の「2sx、2sy、2sz、sy0」のそれぞれを、300、300、300、および200をとする。作業領域W1の各頂点の座標は、以下のようになる。
頂点1:(−150、200、0)
頂点2:(−150、200、300)
頂点3:(−150、500、0)
頂点4:(−150、500、300)
頂点5:(150、200、0)
頂点6:(150、200、300)
頂点7:(150、500、0)
頂点8:(150、500、300)
作業領域W1の各頂点が、撮像部C0の視錐台の平面P1の内側に入る条件を求める。すなわち、図17のパラメータを式(8a)に代入し(撮像部C0の視錐台の条件を求めるので、βは「−20°」、Cは「−150」、Sβは「−0.3420」を代入)、作業領域W1の上記頂点の座標を、式(8a)のx、y、zに代入する。すると、以下の結果が得られる。
頂点1が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
307.2017<Cz
頂点2が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
607.2017<Cz
頂点3が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
122.8807<Cz
頂点4が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
422.8807<Cz
頂点5が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
198.0106<Cz
頂点6が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
498.0106<Cz
頂点7が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
13.6896<Cz
頂点8が、視錐台の平面P1の内側に入る条件
313.6896<Cz
上記条件のうち、最も厳しい条件は、頂点2が、視錐台の平面P1の内側に入る条件である。すなわち、作業領域W1の各頂点が、視錐台の平面P1の内側に入るには、少なくとも、「607.2017<Cz」の条件を満たす必要がある。
以下、同様にして、作業領域W1の各頂点が、視錐台の平面P2〜P6の内側に入る条件を求める。すなわち、図17のパラメータを、平面P2〜P6の条件式(8b)〜(8f)に代入し、作業領域W1の各頂点の座標を、式(8b)〜(8f)のx、y、zに代入する。すると、各平面P2〜P6のそれぞれにおいて、上記のような、各頂点が視錐台の内側に入るための条件が求まる。そして、各平面において、最も厳しい条件を抽出する。平面P2〜P6のそれぞれの最も厳しい条件は、上記の平面1の条件も再度示すと以下のようになる。
平面1の条件:607.2017<Cz
平面2の条件:Cz<873.8542
平面3の条件:125.9030<Cz
平面4の条件:297.3330<Cz
平面5の条件:220.3311<Cz
平面6の条件:314.6146<Cz
以上6つの条件から、作業領域W1全体が撮像部C0の視錐台に収まる、撮像部C0の高さ範囲は、次のようになる。
607.2017<Cz<873.8542
撮像部C1においても、撮像部C0と同様にして、作業領域W1全体が撮像部C1の視錐台に収まる、撮像部C1の高さ範囲を求める。なお、式(8a)〜(8f)に代入するパラメータは、図17のパラメータとなるが、「β」、「l」、および「Sβ」については、「+20°」、「+150」、および「+0.3420」を代入する。
撮像部C1の視錐台は、撮像部C0の視錐台に対し、Z方向(撮像部C0、C1の高さ方向)において線対称となる。よって、撮像部C1における高さ範囲は、撮像部C0と同じ結果となる。以上から、作業領域W1全体が、撮像部C0、C1の視錐台に収まる、撮像部C0、C1の高さ範囲は、「607.2017<Cz<873.8542」となる。
なお、「Cz」は、図15および図16より、撮像部C0、C1と作業台との距離を示しているといえる。よって、「607.2017」は、例えば、図5(C)の距離x1に対応し、「873.8542」は、図5(C)の距離x2に対応する。
図6等で説明したように、距離x1、x2は、予め記憶部32に記憶される。距離x1、x2は、例えば、パーソナルコンピュータなどの計算機を用いて、上記したような計算方法によって予め算出し、記憶部32に記憶する。または、ロボット1の制御部31が算出して、記憶部32に記憶してもよい。この場合、図17に示すパラメータおよび作業領域の頂点は、例えば、表示装置12のタッチパネルから、ユーザーによって入力されるようにする。または、撮像部15a、15bの回転、並進運動を検知するセンサーをロボット1に設け、制御部31は、そのセンサーから回転、並進運動に関するパラメータを取得するようにしてもよい。
上記の撮像部C0、C1の高さ範囲の算出例では、作業領域の形状を直方体または立方体として説明したが、多面体等その他の立体形状であってもよい。立体形状の各頂点が、視錐台内に収まるように条件を求めればよい。
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。本発明は、ロボットと、ロボット制御装置等とを別個に有するロボットシステムとして提供してもよいし、ロボットにロボット制御装置等が含まれるロボットとして提供してもよいし、ロボット制御装置として提供してもよい。また、本発明は、ロボット等を制御する方法、ロボット等を制御するプログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体として提供することもできる。
また、本発明は、ロボット、ロボットシステム、ロボットの昇降指示方法、またはロボットの昇降指示プログラムなど、様々な態様で提供することもできる。
1:ロボット、10:胴部、10a:肩領域、10b:胴体本体、10c:昇降部、11:アーム、12:表示装置、13:脚部、14:搬送用ハンドル、15a、15b:撮像部、16:信号灯、17:電源スイッチ、18:外部接続端子、19:操作部、20:ロボット制御装置、21:作業台、31:制御部、32:記憶部、33:入力部、34:表示部。

Claims (10)

  1. 撮像部を備えたロボットであって、
    前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、
    ことを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットであって、
    前記撮像部の高さを変更する変更値を表示することを特徴とするロボット。
  3. 請求項1または2に記載のロボットであって、
    前記第1の作業台で作業する前記ロボットの作業領域は、前記撮像部の視野範囲内にあることを特徴とするロボット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記所定の範囲は、2台の前記撮像部間の距離と、2台の前記撮像部のそれぞれの視野角と、2台の前記撮像部の被写体深度と、2台の前記撮像部のそれぞれの回転と、2台の前記撮像部のそれぞれの並進位置と、前記ロボットが作業を行う作業領域とに基づいて決まることを特徴とするロボット。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロボットであって、
    前記所定の範囲は、2台の前記撮像部のそれぞれの画角に占める作業領域の割合に基づいて決まることを特徴とするロボット。
  6. 撮像部を備えたロボットであって、
    前記ロボットが高さの異なる第1の作業領域から第2の作業領域へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業領域の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、
    ことを特徴とするロボット。
  7. ロボットとロボット制御装置とを有するロボットシステムであって、
    前記ロボットは、
    撮像部を備え、
    前記ロボット制御装置は、
    前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  8. 撮像部を備えたロボットであって、
    前記ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する、
    ことを特徴とするロボット。
  9. ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、
    ことを特徴とするロボット制御装置。
  10. ロボットが高さの異なる第1の作業台から第2の作業台へ移動する場合、前記ロボットの移動前における前記撮像部の高さと前記第2の作業台の高さとの差が所定の範囲内にない場合、前記撮像部の高さを変更する指示を表示する、
    ことを特徴とするロボット制御方法。
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