JP2015130765A - 液体ポンプ用ロータの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップを抑制しつつロータコアとステータとの間の間隔を狭くする。【解決手段】ウォータポンプでは、ロータ62の径方向外側部分がSUS材のロータカバー65とされ、ロータカバー65によりロータコア63が覆われている。これにより、ロータコア63とステータ80との間の間隔を狭くできる。また、ロータ62の径方向内側部分は樹脂材のモールド部66とされ、モールド部66はロータコア63を被覆した状態でロータカバー65と一体に形成されている。これにより、モールド部66とロータカバー65とによりロータコア63及びロータマグネット64が覆われるため、ロータコア63及びロータマグネット64が防水される。しかも、モールド部66はロータカバー65に一体形成されているため、モールド部66とロータカバー65との結合部分をシール材等によりシールする必要がなくなる。これにより、コストアップを抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、液体ポンプ用ロータの防水構造に関する。
液体ポンプでは、一般にロータ(ロータコア及びロータマグネット)が液体中に配置されているため、液体に対してロータを防水する必要がある。例えば、下記特許文献1に記載されたウォータポンプ(液体ポンプ)では、第1樹脂成形部材及び第2樹脂成形部材がロータマグネットを狭持した状態でシール接合されている。これにより、液体に対してロータマグネットが防水される。
特開2006−325345
ところで、ロータ(ロータコア及びロータマグネット)を上記ウォータポンプのように樹脂成形部材で覆う場合には、成形性等の観点から樹脂成形部材の厚みを確保する必要がある。このため、ロータコアとステータとの間の間隔が大きくなり、ひいてはロータマグネットとステータとの間の間隔(磁気ギャップ)が大きくなる。このため、ウォータポンプのモータ効率等に影響を与えると共に、ウォータポンプの大型化を招くという問題があった。
これに対して、ロータ(ロータコア及びロータマグネット)を、例えばSUSの板材により構成されたカバーによって覆うことが考えられる。この場合には、当該カバーを2部材で構成して、これらカバーの結合部分をシール材によってシールする構造となる。しかしながら、この構造では、カバー内にガス等を注入してカバーの密閉状態を検査する必要があった。このため、ウォータポンプのコストアップを招くという問題があった。
本発明は、上記事実を考慮し、コストアップを抑制しつつロータコアとステータとの間の間隔を狭くできる液体ポンプ用ロータの防水構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載された液体ポンプ用ロータの防水構造は、内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、前記インペラと一体回転可能に構成され、筒状に形成されると共に、内部にロータマグネットが配置されたロータコアを有するロータと、前記ロータの径方向外側に設けられたステータと、前記ポンプ部の内部と連通され且つ前記ロータが収容されたロータ収容部と、前記ステータが収容されたステータ収容部と、を含んで構成されたハウジングと、前記ロータの径方向外側部分を構成すると共に、SUS材により構成され、前記ロータコアを覆うカバーと、前記ロータの径方向内側部分を構成すると共に、樹脂材により構成され、前記ロータコアを被覆した状態で前記カバーと一体に形成されたモールド部と、を備えている。
上記構成の液体ポンプ用ロータの防水構造によれば、筒状に形成されたロータが、ロータコア及びロータマグネットを含んで構成されており、ロータマグネットがロータコアの内部に配置されている。このロータは、インペラと一体回転可能に構成されると共に、ポンプ部の内部と連通されたハウジングのロータ収容部に収容されている。一方、ロータの径方向外側には、ステータが設けられており、ステータはハウジングのステータ収容部に収容されている。
ここで、ロータの径方向外側部分は、SUS材により構成されたカバーにより構成されており、カバーによってロータコアが覆われている。これにより、カバーをSUSの板材により構成することで、カバーに発生する錆を防止すると共に、ロータコアとステータとの間の間隔を狭くすることができる。
また、ロータの径方向内側部分は、樹脂材により構成されたモールド部で構成されており、モールド部は、ロータコアを被覆した状態でカバーと一体に形成されている。これにより、モールド部とカバーとによってロータコアが覆われるため、液体に対してロータコア及びロータマグネットがモールド部とカバーとによって防水される。しかも、モールド部はカバーに一体に形成されているため、モールド部とカバーとの結合部分をシール材等によってシールする必要がなくなる。これにより、液体ポンプのコストアップを抑制できる。
請求項2に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造は、請求項1に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造において、前記ロータコア及び前記ロータマグネットの少なくとも一方の表面には、めっき処理又は樹脂塗装処理が施されている。
上記構成の液体ポンプ用ロータの防水構造によれば、仮にカバー及びモールドの内部に液体が浸入した場合でも、めっき処理又は樹脂塗装処理が施された、ロータコア又はロータマグネットを防錆できる。
請求項3に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造は、請求項1又は請求項2に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造において、前記インペラが前記モールド部に一体に形成されている。
上記構成の液体ポンプ用ロータの防水構造によれば、インペラがモールド部に一体に形成されているため、モールド部によってロータコアを被覆しつつ、インペラとロータとを簡易な構成で一体回転可能にできる。
本実施の形態に係る液体ポンプ用ロータの防水構造が適用されたロータ及びインペラの縦断面図である。 図1に示されるロータが用いられたウォータポンプの全体を示す縦断面図である。 図1に示されるロータを軸方向から見た平断面図(図1の3−3線断面図)である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る液体ポンプ用ロータの防水構造Sが適用されたロータ62を備えた「液体ポンプ」としてのウォータポンプ10について説明する。
本実施の形態に係るウォータポンプ10は、例えば車両(自動車)のエアコンヒータ用の冷却水(液体)を圧送するためのポンプとして用いられている。図2に示されるように、ウォータポンプ10は、インペラ70が収容され且つ冷却水を圧送するポンプ部12と、インペラ70を回転させるためのモータ部60と、を備えている。また、ウォータポンプ10は、モータ部60を収容する「ハウジング」としてのモータハウジング30と、モータ部60を駆動制御するための回路装置90と、を備えている。
以下、上記各構成をポンプ部12、モータハウジング30、モータ部60、及び回路装置90の順で説明する。なお、ウォータポンプ10は、全体として略円柱形状に形成されており、以下の説明では、図面に適宜示される矢印A方向(ウォータポンプ10の軸方向一方側)を上方とし、矢印B方向を下方としている。
(ポンプ部12について)
図2に示されるように、ポンプ部12はウォータポンプ10の上部を構成している。ポンプ部12はポンプケース14を備えており、ポンプケース14はポンプ部12の外周部分を構成している。このポンプケース14はケース本体部16を有しており、ケース本体部16は下方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。ケース本体部16の内部には、中央部において、インペラ70を収容するインペラ収容部18が形成されており、インペラ収容部18は、下方側へ開放された略凹状に形成されている。さらに、ケース本体部16の内部には、インペラ収容部18に対してケース本体部16の径方向外側において、流路20が形成されている。この流路20は、下方側へ開放された断面略U字形状に形成されると共に、ケース本体部16の周方向に沿って延在されている。
また、ケース本体部16の上壁には、中央部(ウォータポンプ10の軸心部)において、入口管22が一体に形成されている。入口管22は、管状に形成されて、ケース本体部16から上方側へ延出されている。また、入口管22はインペラ収容部18と連通されており、冷却水が入口管22からケース本体部16の内部へ流入されるようになっている。
さらに、ケース本体部16の外周部には、図示しない出口管が一体に形成されている。この出口管は、管状に形成されて、ケース本体部16の側壁からウォータポンプ10の軸線に対して直交する方向に延出されている。そして、出口管は流路20と連通されており、ケース本体部16内に流入された冷却水が出口管から流出されるようになっている。
また、ケース本体部16の開放端部には、ポンプ側フランジ部26が一体に形成されており、ポンプ側フランジ部26は、ケース本体部16からケース本体部16の径方向外側へ突出されると共に、ケース本体部16の全周に亘って略リング状に形成されている。このポンプ側フランジ部26の下面には、略円筒形状のリブ26Aが立設されており、リブ26Aはケース本体部16の全周に亘って形成されて、ポンプ側フランジ部26から下方側へ突出されている。
(モータハウジング30について)
モータハウジング30は、ウォータポンプ10の上下方向中間部を構成すると共に、ポンプ部12に対して下方側に配置されている。このモータハウジング30は、全体として下方側へ開放された略有底円筒状に形成されて、入口管22(ウォータポンプ10の軸線)と同軸上に配置されている。具体的には、モータハウジング30は、モータハウジング30の径方向外側部分を構成する外筒部32を有しており、外筒部32は下方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。また、モータハウジング30は、モータハウジング30の径方向内側部分を構成する内筒部34を有している。この内筒部34は、上方側へ開放された略有底円筒状に形成されており、内筒部34の開放端(上端)が外筒部32の底壁に結合されている。
そして、外筒部32と内筒部34との間の空間が、後述するステータ80を収容するためのステータ収容部36とされており、ステータ収容部36は下方側へ開放された略円環状の空間に形成されている。さらに、内筒部34の内側の空間が、後述するロータ62を収容するためのロータ収容部38とされている。
また、外筒部32の外周部分を構成する外筒壁32Aの上端部には、第1結合部40が一体に形成されている。第1結合部40は、外筒壁32Aからモータハウジング30の径方向外側へ突出され、外筒壁32Aの全周に亘って略リング状に形成されると共に、前述したポンプ側フランジ部26と上下方向に対向して配置されている。また、第1結合部40の上面には、前述したポンプ側フランジ部26のリブ26Aと対応する位置において、リブ収容凹部40Aが形成されている。リブ収容凹部40Aは、上方側へ開放されると共に、モータハウジング30の軸方向から見て円環状(リング状)に形成されている。そして、リブ収容凹部40A内にポンプケース14のリブ26Aが収容された状態で、第1結合部40とポンプ側フランジ部26とが結合されている。また、この状態では、外筒部32の底壁がポンプケース14内に入り込むと共に、ポンプケース14内とロータ収容部38内とが連通されている。
一方、外筒壁32Aの下端部には、第2結合部42が一体に形成されている。第2結合部42は、外筒壁32Aからモータハウジング30の径方向外側へ突出されると共に、外筒壁32Aの全周に亘って所定の形状に形成されている。また、第2結合部42の下面には、第2結合部42の外周部分において、囲繞壁42Aが一体に形成されている。囲繞壁42Aは、第2結合部42から下方側へ突出されると共に、第2結合部42の全周に亘って枠状に形成されている。
さらに、第2結合部42には、外部コネクタ(図示省略)と嵌合される図示しないコネクタ部が一体に形成されている。このコネクタ部は、下方側へ開放された略有底矩形筒状に形成されて、第2結合部42から下方側へ突出されている。また、図示は省略するが、モータハウジング30には、外部コネクタと接続されるコネクタターミナルが設けられており、コネクタターミナルの一端部がコネクタ部の内部に配置されている。さらに、コネクタターミナルは所定の形状に屈曲されており、コネクタターミナルの他端部が、モータハウジング30から下方側へ延出されて、後述する回路基板96に接続されている。
また、内筒部34の底壁には、中央部において、略円筒形状の支持部48が一体に形成されている。支持部48は、ポンプ部12の入口管22と同軸上に配置されて、内筒部34の底壁から上方側へ突出されている。さらに、内筒部34内には、円柱状の回転軸50が設けられており、回転軸50は支持部48と同軸上に配置されている。そして、回転軸50の下端部が支持部48に固定支持されており、回転軸50は支持部48から上方側へ突出されている。
(モータ部60について)
図2に示されるように、モータ部60は、ロータ62とステータ80とを含んで構成されている。以下、初めにロータ62について説明し、次いでステータ80について説明する。
ロータ62は、全体として略円筒形状に形成されると共に、回転軸50の径方向外側でモータハウジング30のロータ収容部38内に収容されている。また、図1及び図3に示されるように、ロータ62は、ロータコア63と、ロータマグネット64と、「カバー」としてロータカバー65と、モールド部66と、を含んで構成されている。そして、本発明の要部である液体ポンプ用ロータの防水構造Sがロータ62に適用されている。
ロータコア63は、略円環状に打ち抜かれた複数の鋼板により構成されており、各鋼板が板厚方向を回転軸50の軸方向にして積層されている。また、ロータコア63には、複数(本実施の形態では4箇所)の孔部63Aがロータコア63の軸方向に貫通形成されており、孔部63Aはロータコア63の周方向に沿って等間隔(90°毎)に配置されている。この孔部63Aは、断面略矩形状に形成されており、孔部63A内に、ロータマグネット64がそれぞれ嵌入されている。なお、ロータマグネット64はネオジウム系磁石として構成されている。そして、ロータコア63及びロータマグネット64の表面には、それぞれ防錆処理(例えばニッケルめっき又は樹脂塗装等)が施されている。これにより、ロータコア63及びロータマグネット64の防食及び防錆性が高められている。
ロータカバー65は、ロータ62の径方向外側部分を構成すると共に、上方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。また、ロータカバー65は、SUSの板材(板厚0.25mm)により製作されている。そして、ロータカバー65内にロータコア63が嵌入されている。また、ロータカバー65の底壁には、軸心部において貫通孔65A(図1参照)が形成されており、貫通孔65Aの直径寸法がロータコア63の内径寸法よりも大きく設定されている。
モールド部66は、ロータ62の径方向内側部分を構成している。このモールド部66は、略円筒形状のモールド本体部66Aを有しており、モールド本体部66Aはロータコア63の内周部分を被覆するようにロータコア63と一体に形成されている。また、図1に示されるように、モールド部66はアッパフランジ66B及びロアフランジ66Cを有している。このアッパフランジ66B及びロアフランジ66Cは、モールド本体部66Aの上下端からそれぞれ径方向外側へ延びて、略円環板状に形成されている。そして、アッパフランジ66B及びロアフランジ66Cは、ロータコア63の軸方向両端部を被覆するようにロータコア63と一体に形成されている。さらに、アッパフランジ66Bは、ロータカバー65の開放端部と一体に形成されて、ロータカバー65の開放端を閉塞している。また、ロアフランジ66Cは、ロータカバー65の貫通孔65Aと一体に形成されて、ロータカバー65の貫通孔65Aを閉塞している。これにより、ロータカバー65及びモールド部66との結合部分の液密性が確保された状態で、ロータコア63及びロータマグネット64がロータカバー65及びモールド部66によって覆われている。
さらに、モールド本体部66Aの径方向内側には、略円筒形状に形成された軸受67が一体に設けられている。軸受67は、回転軸50に同軸上に配置されて回転軸50に回転可能に支持されている(図2及び図3参照)。これにより、ロータ62が軸受67を介して回転軸50の軸線回りに回転されるようになっている。
一方、モールド部66の上側には、インペラ70とモールド部66とを連結するための連結軸部68が一体に形成されている。連結軸部68は略円筒形状に形成されて、回転軸50と同軸上に配置されると共に、モールド部66のアッパフランジ66Bから上方側へ延出されている。
連結軸部68の上端には、インペラ70を構成する第1円盤部72及びブレード74が一体に形成されている。第1円盤部72は、略円板状に形成されて、板厚方向を回転軸50の軸方向にして回転軸50と同軸上に配置されている。また、ブレード74は、第1円盤部72から上方側へ突出されている。さらに、ブレード74の上側には、インペラ70を構成する第2円盤部76が設けられている。第2円盤部76は、略円板状に形成されると共に、第1円盤部72とブレード74を介して対向するように配置されて、ブレード74と一体に結合されている。
次にステータ80について説明する。図2に示されるように、ステータ80は、環状に形成されたステータコア82と、導電性を有する巻線84と、を含んで構成されて、モータハウジング30のステータ収容部36内に収容されている。ステータコア82は、所定の形状に打ち抜かれた複数の鋼板によって構成されており、当該鋼板が板厚方向を上下方向にして上下方向に積層されている。そして、ステータコア82には、自身の径方向外側へ延びる複数のティース部82Aが形成されている。
巻線84は、ステータコア82のティース部82Aに巻回されている。これにより、ティース部82Aの外周部に沿って巻き回された巻線部84Aが形成されている。また、巻線84の端末部は、モータハウジング30(ステータ収容部36)から下方側へ延出されて、後述する回路基板96に接続されている。なお、巻線部84Aとティース部82Aとの間には、絶縁部材85(図2参照)が介装されている。
また、ステータ80は、ステータホルダ86によって覆われている。ステータホルダ86は、鋼板で製作されると共に、下方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。また、ステータホルダ86の底壁には、円形状の配置孔86Aが上下方向に貫通形成されている。そして、ステータ80がステータホルダ86内に配置された状態で、ステータ80及びステータホルダ86がステータ収容部36内に収容されている。また、この状態では、モータハウジング30の内筒部34が配置孔86Aの内側に配置されている。
また、ステータホルダ86の開放端(下端)には、ホルダ側フランジ部86Bが一体に形成されている。このホルダ側フランジ部86Bは、ステータホルダ86の開放端からステータホルダ86の径方向外側へ延出されて、モータハウジング30の第2結合部42の下側で且つ囲繞壁42Aの内側に配置されている。
(回路装置90について)
回路装置90は、ウォータポンプ10の下部を構成すると共に、モータハウジング30の下方側に配置されている。また、回路装置90は、プレートユニット92と、回路基板96と、回路カバー98と、を含んで構成されている。
プレートユニット92は、略円盤状に形成されて、モータハウジング30に対して下方側に配置されている。このプレートユニット92は、樹脂材で構成されたプレート本体93と、鋼板で構成され且つ略リング状に形成されたリングプレート94と、を有している。そして、リングプレート94がプレート本体93の上方側に配置された状態で、プレート本体93及びリングプレート94が一体に成形されている。
さらに、リングプレート94には、複数の固定孔(図示省略)が形成されている。そして、リングプレート94がステータホルダ86のホルダ側フランジ部86Bと上下方向に対向して配置されており、当該固定孔内にネジ等の締結部材が挿入されて、プレートユニット92がホルダ側フランジ部86Bに締結固定されている。
また、リングプレート94には、後述する回路基板96を固定するための複数の固定片94B(図2参照)が一体に形成されている。この固定片94Bは、リングプレート94の外周部から下方側へ延出されており、固定片94Bの先端部がリングプレート94の径方向内側へ屈曲されている。そして、固定片94Bの先端部には、後述する回路基板96を締結するためのバーリング94Cが形成されており、バーリング94Cは下方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。
さらに、プレートユニット92には、図示しないガイド孔が上下方向に貫通形成されており、ガイド孔内に、前述したコネクタターミナルの他端部及び巻線84の端末部が挿入されるようになっている。
回路基板96は、略円板状に形成されて、板厚方向を上下方向にしてプレートユニット92の下方側に配置されている。そして、前述したリングプレート94のバーリング94Cにネジ(図示省略)が挿入されて、該ネジによって回路基板96がプレートユニット92に固定されている。また、回路基板96には、複数の回路素子96Aが実装されると共に、前述したコネクタターミナルの他端部及び巻線84の端末部が接続されている。
回路カバー98は、鋼板で製作されると共に、上方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。また、回路カバー98の開放端(上端)には、カバー側フランジ部98Aが一体に形成されており、カバー側フランジ部98Aは、回路カバー98の開放端から回路カバー98の径方向外側へ突出されると共に、回路カバー98の全周に亘って形成されている。そして、回路カバー98は、回路基板96及びプレートユニット92を覆うと共に、モータハウジング30の下端部を閉塞している。具体的には、カバー側フランジ部98Aが、モータハウジング30の縦壁部42Aの内側で且つステータホルダ86のホルダ側フランジ部86Bと対向して配置されて、図示しないネジ等の締結部材によってホルダ側フランジ部86Bに締結固定されている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたウォータポンプ10では、ポンプ部12(ポンプケース14)内とモータハウジング30のロータ収容部38内とが連通されている。また、ポンプケース14のインペラ収容部18内にインペラ70が収容されており、ロータ収容部38内にモータ部60のロータ62が収容されている。さらに、インペラ70とロータ62とは一体回転可能に構成されている。また、ロータ62の径方向外側にモータ部60のステータ80が配置されており、ステータ80はモータハウジング30のステータ収容部36内に収容されている。
そして、コネクタ部に外部コネクタが接続されて、モータ部60を駆動制御する電力が外部コネクタから回路装置90へ供給される。これにより、モータ部60が駆動して、モータ部60のロータ62が回転軸50の軸線回りに回転されると共に、インペラ70が回転軸50の軸線回りに回転される。そして、インペラ70が回転されることで、ポンプ部12の入口管22からポンプケース14内に流入された冷却水が圧送されて出口管から流出される。
ここで、ロータ62の径方向外側部分は、SUSの板材により構成されたロータカバー65とされており、ロータカバー65によってロータコア63の径方向外側部分が覆われている。これにより、ロータコア63とステータ80との間の間隔(磁気ギャップ)を狭くすることができる。すなわち、仮にロータカバー65を樹脂材により構成すると、成形性等の観点からロータカバー65の厚みを例えば1mm〜2mmに確保する必要がある。これに対して、ロータカバー65をSUSの板材にすることで、ロータカバー65の厚みを例えば0.25mmとすることができる。その結果、ロータコア63とステータ80との間の間隔(磁気ギャップ)を狭くすることができる。
また、ロータ62の径方向内側部分は、樹脂材により構成されたモールド部66とされており、モールド部66は、ロータコア63の径方向外側部分及び軸方向両端部を被覆した状態でロータカバー65と一体に形成されている。これにより、モールド部66とロータカバー65とによってロータコア63及びロータマグネット64が覆われるため、ロータコア63及びロータマグネット64がモールド部66とロータカバー65とによって防水される。しかも、モールド部66はロータカバー65に一体に形成されているため、モールド部66とロータカバー65との結合部分をシール材等によってシールする必要がなくなる。これにより、ウォータポンプ10のコストアップを抑制できる。
以上により、本実施の形態に係る液体ポンプ用ロータの防水構造Sによれば、ウォータポンプ10のコストアップを抑制しつつロータコア63とステータ80との間の間隔を狭くできる。
また、ロータコア63及びロータマグネット64の表面には、防錆処理が施されている。このため、仮にロータカバー65及びモールド部66の内部に冷却水が浸入した場合でも、ロータコア63及びロータマグネット64を確実に防錆できる。
さらに、インペラ70が、連結軸部68を介してモールド部66に一体に形成されている。このため、モールド部66によってロータコア63を被覆しつつ、インペラ70とロータ62とを簡易な構成で一体回転可能にできる。
なお、本実施の形態では、ロータコア63及びロータマグネット64の表面に、防錆処理(例えば、ニッケルめっきや樹脂塗装)が施されているが、ロータコア63及びロータマグネット64の何れか一方の防錆処理を省略してもよいし、両方の防錆処理を省略してもよい。
また、本実施の形態のロータカバー65の板厚は0.25mmに設定されているが、ロータカバー65の板厚は任意に設定することができる。
10・・・ウォータポンプ(液体ポンプ)、12・・・ポンプ部、30・・・モータハウジング(ハウジング)、36・・・ステータ収容部、38・・・ロータ収容部、62・・・ロータ、63・・・ロータコア、64・・・ロータマグネット、65・・・ロータカバー(カバー)、66・・・モールド部、70・・・インペラ、80・・・ステータ、S・・・液体ポンプ用ロータの防水構造

Claims (3)

  1. 内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、
    前記インペラと一体回転可能に構成され、筒状に形成されると共に、内部にロータマグネットが配置されたロータコアを有するロータと、
    前記ロータの径方向外側に設けられたステータと、
    前記ポンプ部の内部と連通され且つ前記ロータが収容されたロータ収容部と、前記ステータが収容されたステータ収容部と、を含んで構成されたハウジングと、
    前記ロータの径方向外側部分を構成すると共に、SUS材により構成され、前記ロータコアを覆うカバーと、
    前記ロータの径方向内側部分を構成すると共に、樹脂材により構成され、前記ロータコアを被覆した状態で前記カバーと一体に形成されたモールド部と、
    を備えた液体ポンプ用ロータの防水構造。
  2. 前記ロータコア及び前記ロータマグネットの少なくとも一方の表面には、めっき処理又は樹脂塗装処理が施された請求項1に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造。
  3. 前記インペラが前記モールド部に一体に形成された請求項1又は請求項2に記載の液体ポンプ用ロータの防水構造。
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