JP2012239315A - アキシャルギャップモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のキャンプレートの変形を低減できるアキシャルギャップモータを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるアキシャルギャップモータ100は、ベース部材110に固定されコイル114を有するステータ116と、ベース部材に支持されたシャフト106の軸線方向に沿ってギャップ107を介してステータに対向するマグネット140を有し液体に浸漬されるロータとを備えたアキシャルギャップモータにおいて、シャフトが挿通される円孔162を中心に有し、ステータとロータとの間に配置され、ロータからステータへの液体の浸入を防止する樹脂製の円板状のキャンプレート160と、キャンプレートの外縁部および円孔の周縁となる内縁部に結合されロータ側に突出したリング状のシール部材164、166とをさらに備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルを有するステータと、ステータに対向するマグネットを有するロータとが、シャフトの軸線方向に沿ってギャップを介して配置されたアキシャルギャップモータに関するものである。
アキシャルギャップモータは、冷却水などの冷媒をロータ側に吸入し、圧力を高めて外部に吐出するポンプとして利用される場合がある。このようなポンプでは、ロータ側が冷媒で浸漬される。
一方、通電されるコイルを有するステータ側は、冷媒で浸漬されないように対策を施す必要があり、例えばステータ側を缶(キャン)に収めて防水するキャンドポンプが知られている。
特許文献1には、アキシャルギャップモータを適用したキャンドポンプが開示されている。このアキシャルギャップモータでは、ロータ側からステータ側に液体が浸入することを防止するために、ステータ側に金属製の円板状のプレート(キャンプレート)が配置されている。
特開2007−40126号公報
ところで本発明者らは、金属製のキャンプレートにより渦電流が発生し、モータの性能が低下することを見出し、キャンプレートを金属製から樹脂製に変更することを検討している。
しかし、さらに検討を進めた結果、樹脂製のキャンプレートを用いた場合、モータの性能は向上するものの、剛性が低下してしまい、気密性を確保するためのOリングとの接触により、局所的な変形が生じることを見出した。キャンプレートが変形すると、気密性や耐久性が低下して、ステータ側に冷媒が浸入することが懸念される。
本発明は、このような課題に鑑み、樹脂製のキャンプレートの変形を低減できるアキシャルギャップモータを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるアキシャルギャップモータの代表的な構成は、ベース部材に固定されコイルを有するステータと、ベース部材に支持されたシャフトの軸線方向に沿ってギャップを介してステータに対向するマグネットを有し液体に浸漬されるロータとを備えたアキシャルギャップモータにおいて、シャフトが挿通される円孔を中心に有し、ステータとロータとの間に配置され、ロータからステータへの液体の浸入を防止する樹脂製の円板状のキャンプレートと、キャンプレートの外縁部および円孔の周縁となる内縁部に結合されロータ側に突出したリング状のシール部材とをさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、キャンプレートの外縁部および内縁部に気密性を確保するためのシール部材を結合したので、Oリングが不要となる。このため、キャンプレートは、ロータが液体で浸漬されている際に、Oリングから外力を受けることがない。よって、キャンプレートが樹脂製で剛性が低くても、変形が低減される。
また、キャンプレートの内縁部に、軸線方向に沿ってシール部材が結合されているので、軸周囲での気密性が向上する。例えば、キャンプレートの円孔にシャフトを挿通するだけで、キャンプレートの内縁部のシール部材とシャフトとが確実に密着し、気密性を容易に確保できる。このため、キャンプレートの内縁部の公差を考慮して、キャンプレートを個別に管理する必要もない。
また、Oリングが不要となったことで、組付時の工数や作業時間を短縮できる。すなわち、Oリングを用いる場合には、キャンプレートとOリングとを軸方向に均等に密着させて組付ける作業が必要となり、その上、Oリングを押し込むなどして、密着性を確認する手間も掛かっていた。
さらに、シール部材がロータ側に突出しているので、キャンプレートの表面と裏面との区別が容易となる。このため、キャンプレートの剛性や液体の種類により、キャンプレートの裏表を区別する必要がある際に、組付時の誤作業を防止できる。なお、キャンプレートとシール部材とを結合した後で、シール部材の形状を加工して気密性を高めることもできる。
シール部材は、キャンプレートの外縁部および内縁部のロータ側の表面に結合されているとよい。これにより、キャンプレートの外径および内径を変更することなく、シール部材を表面に結合することで、容易に製造できる。
シール部材は、キャンプレートの外縁部および内縁部の側面に結合されているとよい。これにより、キャンプレートの表面からロータ側に突出した部分の側面だけでなく、外縁部および内縁部の側面もシール部材を介してシャフトなどに接触することになり、軸周り(周方向)の密着性が向上する。特に、シール部材の幅を大きく形成すれば、シャフトなどとの密着性をさらに高め、気密性をより確実に確保できる。
また、本発明にかかるアキシャルギャップモータの他の代表的な構成は、ベース部材に固定されコイルを有するステータと、ベース部材に支持されたシャフトの軸線方向に沿って、ギャップを介してステータに対向するマグネットを有し液体に浸漬されるロータとを備えたアキシャルギャップモータにおいて、シャフトが挿通される円孔を中心に有し、ステータとロータとの間に配置され、ロータからステータへの液体の浸入を防止する樹脂製の円板状のキャンプレートと、キャンプレートの外縁部および円孔の周縁となる内縁部に対応する位置でロータ側にそれぞれ配置されるOリングと、キャンプレートの外縁部および内縁部に結合されているリング状の金属部材とをさらに備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ロータが液体で浸漬されている際に、キャンプレートがOリングから外力を受けた場合であっても、Oリングに対応するキャンプレートの外縁部および内縁部に金属部材が結合しているので、剛性が高くなり、変形を低減できる。また、キャンプレートと金属部材とを結合した後で、金属部材の剛性を利用して、平面度を高める後加工を行うこともできる。なお、平面度が高められ剛性の高い金属部材が結合されたキャンプレートは、梱包時や保管時に平面度が損なわれることがなく、品質が保持される。
金属部材は、キャンプレートの外縁部および内縁部の側面に結合されているとよい。これにより、キャンプレートの側面の剛性を高めることができる。また、キャンプレートの側面に金属部材を結合するので、製造が容易となる。また、キャンプレートの表面と裏面とが同一となり、キャンプレートの裏表を区別する必要がない場合には、キャンプレートを組付ける際の作業性が向上する。
金属部材は、キャンプレートの外縁部および内縁部のロータ側の表面を厚み方向に切り欠いた部分に結合されているとよい。これにより、金属部材がロータ側にのみ結合し露出しているので、キャンプレートの裏表の区別が容易となる。よって、キャンプレートの裏表の区別が必要である場合には、組付時の誤作業を防止できる。
本発明によれば、樹脂製のキャンプレートの変形を低減できるアキシャルギャップモータを提供することができる。
本発明の第1の実施形態におけるアキシャルギャップモータの構成を示す図である。 図1のアキシャルギャップモータの一部を拡大して示す図である。 図1のキャンプレートを示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるアキシャルギャップモータの構成を示す図である。 図4のアキシャルギャップモータの一部を拡大して示す図である。 図4のキャンプレートを示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるアキシャルギャップモータの構成を示す図である。図2は、図1のアキシャルギャップモータの一部を拡大して示す図である。アキシャルギャップモータ100は、矢印102に示すように冷却水などの冷媒を吸入し、圧力を高めて矢印104に示すように外部に吐出するポンプである。
アキシャルギャップモータ100では、ステータ(固定子)側とロータ(回転子)側とがシャフト106の軸線方向に沿って、ギャップ107を介して対向して配置されている。ステータ側は、シャフト106を受けるための軸受け部108が形成された円筒状(図2参照)のベース部材110を有する。シャフト106は、ベース部材110にねじ112で固定された静止軸である。ベース部材110の軸受け部108の周囲には、コイル114を有するステータ116が収容されている。コイル114は、電線118が引き出されていて、通電されて磁界を発生する。ステータ116は、ベース部材110にねじ120で固定されている。
一方、ロータ側は、ベース部材110にねじ122で固定されていて、内部空間124を有するケーシング126を備える。ケーシング126は、上方に開口され冷媒が吸入される吸入口128と、側方に開口され冷媒が吐出される吐出口130とを有する。ケーシング126の内部空間124には、ベアリング132を介してシャフト106の軸周りに回転可能に支持された円板部材134が収容されている。
円板部材134のステータ側には、ロータヨーク136がねじ138で固定されている。ロータヨーク136には、ギャップ107を介してステータ116と対向するマグネット140が配置されている。マグネット140は、例えば軸周りに所定ピッチでN極とS極とが交互に設けられた8極のマグネットである。マグネット140は、内周側を保持部材142で保持され、また、外周側を保持部材144で保持されている。
保持部材142は、締付けリング146を介してねじ148で円板部材134に固定されている。保持部材144は、円板部材134、ロータヨーク136およびマグネット140を外周側から囲んで一体化するように取り付けられている。保持部材142、144は、円板部材134と同様にベアリング132を介してシャフト106の軸周りに回転可能となっている。なお、一体化された円板部材134、ロータヨーク136およびマグネット140を含めて、ロータと称してもよい。
また、ロータ側には、ベアリング132の上方に配置されたカラー部材150により、シャフト106の軸周りに回転可能に支持されたインペラ152が取り付けられている。インペラ152は、円板部材134と一体となって回転する構成となっていて、例えば、コイル114への通電が開始され磁界が発生すると、マグネット140に作用するトルクによって円板部材134と共に回転する。なお、カラー部材150の上方にはシャフト106の軸周りにOリング154が配置されている。
インペラ152は、図示しない羽根を多数有する。ケーシング126の吸入口128から吸入された冷媒は、インペラ152の羽根の回転に伴う遠心力により、高い圧力を付与される。そして、冷媒は、羽根の回転に伴ってケーシング126の吐出口130から外部に吐出される。
このように、アキシャルギャップモータ100では、ロータ側が冷媒で浸漬される一方で、ステータ側には通電されるコイル114などが配置されている。このため、アキシャルギャップモータ100には、ロータ側からステータ側に冷媒が浸入することを防止する構成が必要となる。そこで、上述したベース部材110のロータ側には、キャンプレート支持部材156により支持されていて、ステータ側の気密性を確保するキャンプレート160が配置されている。
以下、図2および図3を参照して、キャンプレート160について説明する。図3は、図1のキャンプレート160を示す図である。図3(a)は、キャンプレート160の上面図である。図3(b)は、図3(a)のキャンプレート160のA−A断面図である。図3(c)は、図3(b)に示すキャンプレート160の変形例を示す断面図である。
キャンプレート160は、樹脂製の円板状の部材であり、シャフト106を挿入するための円孔162を中心に有する。キャンプレート160の外縁部および円孔162の周縁となる内縁部には、ロータ側に突出したリング状のシール部材164、166が結合されている。キャンプレート160の材質としては、特に限定されないが、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの樹脂が挙げられる。
シール部材164、166は、例えば弾性を有していて、気密性を高める上で好適なエラストマー材で形成されている。エラストマー材としては、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)が挙げられる。なお、キャンプレート160の樹脂とシール部材164、166のエラストマー材との結合は、例えば2色成形法あるいはインサート成形法により、樹脂とエラストマー材とを金型内で一体化する既存の技術を用いて実現できる。
キャンプレート160は、図3(b)に示すように、外縁部の表面160aおよび内縁部の表面160bに、シール部材164、166がそれぞれ結合されている。このため、キャンプレート160は、外径および内径を変更することなく、外縁部の表面160aおよび内縁部の表面160bにシール部材164、166を結合することで、容易に製造できる。
一方、図3(c)に示すキャンプレート170は、外縁部の側面170aおよび円孔172の周縁となる内縁部の側面170bに、シール部材174、176がそれぞれ結合されている。ここで、シール部材174は、外縁部の側面170aからロータ側に突出している。また、シール部材176は、内縁部の側面170bからロータ側に突出している。このため、キャンプレート170は、ロータ側に突出した部分の側面だけでなく、外縁部および内縁部の側面170a、170bもシール部材174、176を介してベース部材110あるいはシャフト106などに接触する。よって、軸周り(周方向)の密着性が向上する。なお、シール部材174、176の幅を大きく形成すれば、ベース部材110あるいはシャフト106との密着性をさらに高め、気密性をより確実に確保できる。
このように、本実施形態によれば、キャンプレート160、170の外縁部および内縁部にシール部材164、166、174、176を結合しているので、Oリングが不要となる。このため、キャンプレート160、170は、ロータ側が冷媒で浸漬されている際に、Oリングから外力を受けることがない。よって、キャンプレート160、170が樹脂製で剛性が低くても、変形が低減され、ステータ側に冷媒が浸入することを防止できる。
また、キャンプレート160、170の内縁部に、軸線方向に沿ってシール部材166、176が結合されロータ側に突出ているので、軸周囲での気密性が向上する。例えば、キャンプレート160、170の円孔162、172にシャフト106を挿通するだけで、シール部材166、176とシャフト106とが確実に密着し、気密性を容易に確保できる。
また、シール部材164、166、174、176がロータ側に突出しているので、キャンプレート160、170の表面と裏面との区別が容易となる。このため、キャンプレート160、170の剛性や冷媒の種類により、キャンプレート160、170の裏表を区別する必要がある際に、組付時の誤作業を防止できる。さらに、キャンプレート160、170とシール部材164、166、174、176とを結合した後で、シール部材164、166、174、176の形状を加工して気密性をさらに高めることもできる。
なお、Oリングを用いる場合には、キャンプレートとOリングとを軸方向に均等に密着させて組付ける作業が必要となり、その上、Oリングを押し込むなどして、密着性を確認する手間が掛かっていた。このため、キャンプレート160、170では、Oリングが不要となったことで、組付時の工数や作業時間を短縮できる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態におけるアキシャルギャップモータの構成を示す図である。図5は、図4のアキシャルギャップモータの一部を拡大して示す図である。なお、図4では、第1の実施形態におけるアキシャルギャップモータ100と同一部材には符号を省略して示し、説明を適宜省略する。
アキシャルギャップモータ100Aは、キャンプレート180の一部にリング状の金属部材184、186が結合されている点、Oリング184a、186aを用いている点で、上記第1の実施形態のアキシャルギャップモータ100と異なる。
Oリング184a、186aは、キャンプレート180のロータ側であって、キャンプレート180の外縁部および円孔182の周縁となる内縁部に対応する位置にそれぞれ配置される。Oリング184a、186aの材質としては、EPDM(エチレンプロピレンゴム)が挙げられる。
キャンプレート180の外縁部および内縁部には、リング状の金属部材184、186が結合されている。金属部材184、186の材質としては、特に限定されないが、アルミニウムが挙げられる。なお、キャンプレート180の樹脂と金属部材184、186との結合は、アルミニウムの表面を改質し、ナノレベルの表面凹凸に樹脂を入り込ませて一体化する既存の技術を用いて実現できる。
図6は、図4のキャンプレート180を示す図である。図6(a)は、キャンプレート180の上面図である。図6(b)は、図6(a)のキャンプレート180のB−B断面図である。図6(c)は、図6(b)に示すキャンプレート180の変形例を示す断面図である。
キャンプレート180は、図6(b)に示すように、外縁部の側面180aおよび内縁部の側面180bに、金属部材184、186がそれぞれ結合されている。このため、キャンプレート180は、側面180a、180bに金属部材184、186を結合するだけで容易に製造でき、かつ、剛性も高めることができる。さらに、キャンプレート180は、金属部材184、186がロータ側に突出せず平面であるので、表面および裏面の構造が同一となる。このため、キャンプレート180では、裏表を区別する必要がない場合に、キャンプレート180を組付ける際の作業性が向上する。
一方、図6(c)に示すキャンプレート190は、外縁部および内縁部のロータ側の表面を厚み方向に切り欠いた部分190a、190bに、金属部材194、196がそれぞれ結合されている。このため、キャンプレート190は、金属部材194、196がロータ側に突出せず平面であるものの、金属部材194、196がロータ側にのみ露出しているので、裏表の区別が容易となる。よって、キャンプレート190の裏表の区別が必要である際に、組付時の誤作業を防止できる。
このように本実施形態によれば、Oリング184a、186aに対応するキャンプレート180、190の外縁部および内縁部に、金属部材184、186、194、196を結合している。このため、キャンプレート180、190は、ロータ側が液体で浸漬されている際に、Oリング184a、186aからの外力を、金属部材184、186、194、196で受ける。よって、キャンプレート180、190は、剛性が高くなり、変形が低減され、ステータ側に冷媒が浸入することを防止できる。なお、キャンプレート180、190は、大部分が樹脂であり、少なくともステータ116に対向する部分も樹脂であるから、渦電流が発生せず、モータ性能も低下しない。
また、キャンプレート180、190と金属部材184、186、194、196とを結合した後で、金属部材184、186、194、196の剛性を利用して、平面度を高める後加工を行うこともできる。なお、平面度が高められ剛性の高い金属部材184、186、194、196が結合されたキャンプレート180、190は、梱包時や保管時に平面度が損なわれることがなく、品質が保持される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、コイルを有するステータと、ステータに対向するマグネットを有するロータとが、シャフトの軸線方向に沿ってギャップを介して配置されたアキシャルギャップモータに利用することができる。
100…アキシャルギャップモータ、106…シャフト、107…ギャップ、108…軸受け部、110…ベース部材、114…コイル、116…ステータ、118…電線、124…内部空間、126…ケーシング、128…吸入口、130…吐出口、132…ベアリング、134…円板部材、136…ロータヨーク、140…マグネット、142、144…保持部材、146…締付けリング、150…カラー部材、152…インペラ、156…キャンプレート支持部材、160、170、180、190…キャンプレート、164、166、174、176…シール部材、184、186、194、196…金属部材、184a、186a…Oリング

Claims (6)

  1. ベース部材に固定されコイルを有するステータと、該ベース部材に支持されたシャフトの軸線方向に沿ってギャップを介して該ステータに対向するマグネットを有し液体に浸漬されるロータとを備えたアキシャルギャップモータにおいて、
    前記シャフトが挿通される円孔を中心に有し、前記ステータと前記ロータとの間に配置され、前記ロータから前記ステータへの液体の浸入を防止する樹脂製の円板状のキャンプレートと、
    前記キャンプレートの外縁部および前記円孔の周縁となる内縁部に結合され前記ロータ側に突出したリング状のシール部材とをさらに備えることを特徴とするアキシャルギャップモータ。
  2. 前記シール部材は、前記キャンプレートの外縁部および内縁部の前記ロータ側の表面に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
  3. 前記シール部材は、前記キャンプレートの外縁部および内縁部の側面に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
  4. ベース部材に固定されコイルを有するステータと、該ベース部材に支持されたシャフトの軸線方向に沿ってギャップを介して該ステータに対向するマグネットを有し液体に浸漬されるロータとを備えたアキシャルギャップモータにおいて、
    前記シャフトが挿通される円孔を中心に有し、前記ステータと前記ロータとの間に配置され、前記ロータから前記ステータへの液体の浸入を防止する樹脂製の円板状のキャンプレートと、
    前記キャンプレートの外縁部および前記円孔の周縁となる内縁部に対応する位置で前記ロータ側にそれぞれ配置されるOリングと、
    前記キャンプレートの外縁部および内縁部に結合されているリング状の金属部材とをさらに備えることを特徴とするアキシャルギャップモータ。
  5. 前記金属部材は、前記キャンプレートの外縁部および内縁部の側面に結合されていることを特徴とする請求項4に記載のアキシャルギャップモータ。
  6. 前記金属部材は、前記キャンプレートの外縁部および内縁部の前記ロータ側の表面を厚み方向に切り欠いた部分に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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