JP2015127219A - 液体噴出ポンプ - Google Patents

液体噴出ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2015127219A
JP2015127219A JP2013273386A JP2013273386A JP2015127219A JP 2015127219 A JP2015127219 A JP 2015127219A JP 2013273386 A JP2013273386 A JP 2013273386A JP 2013273386 A JP2013273386 A JP 2013273386A JP 2015127219 A JP2015127219 A JP 2015127219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
actuating member
intake hole
piston
cylinder body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013273386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6177685B2 (ja
Inventor
阿部 孝之
Takayuki Abe
孝之 阿部
岸上 晴男
Haruo Kishigami
晴男 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2013273386A priority Critical patent/JP6177685B2/ja
Publication of JP2015127219A publication Critical patent/JP2015127219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6177685B2 publication Critical patent/JP6177685B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0039Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means
    • B05B11/0044Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1001Piston pumps
    • B05B11/1023Piston pumps having an outlet valve opened by deformation or displacement of the piston relative to its actuating stem
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1043Sealing or attachment arrangements between pump and container
    • B05B11/1046Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container
    • B05B11/1047Sealing or attachment arrangements between pump and container the pump chamber being arranged substantially coaxially to the neck of the container the pump being preassembled as an independent unit before being mounted on the container

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】シリンダを樹脂成形するための金型の構造を簡素化して製造コストを低減することができるとともに、流通時、使用時の何れにおいても、シリンダに設けた吸気孔を通じた液漏れを防止し、また、吸気孔を通じた容器体内への水の侵入を防止することができる液体噴出ポンプを提供することである。
【解決手段】シリンダ4を、シリンダ本体4aの上側にシリンダ本体4aよりも大径の大径部4bを一体に備えた形状に形成し、シリンダ本体4aの大径部4bとの境界部分に外気導入用の吸気孔13を形成し、作動部材Bが最下降の係止状態に移行する際に吸気孔13を閉塞する閉塞筒部材21を設け、作動部材Bのステム6の下部に、作動部材Bが最上昇状態となったときに摺動閉塞部21aとともに吸気孔13を閉塞するピストン15bを設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器体の口頚部に取り付けられて該容器体に収容された液体をノズルから噴出させる液体噴出ポンプに関する。
従来、この種の液体噴出ポンプとしては、例えば特許文献1に示されるように、液体を収容する容器体の口頚部の外周に取り付けた装着筒により容器体内に下端を垂下させた状態でシリンダを固定してなる固定吸引部と、該固定吸引部の上端中央の開口より上方付勢状態で上下動可能に突出させたステムの上端にノズル付き押し下げヘッドを設けた作動部材とを備え、該作動部材の上下動により容器体内の液体を吸い上げてノズルより噴出する如く構成するとともに、作動部材を押し下げた状態で固定吸引部に係止可能に構成したものが知られている。
このような液体噴出ポンプでは、シリンダに外気導入用の吸気孔を穿設し、作動部材の上下動により容器体内から液体が吸い上げられる際に、ステムの外周面と閉塞筒部材の内周面との隙間からシリンダの吸気孔を介して容器体内に外気を導入して、容器体内が負圧になるのを防止するようにしている。
一方、保管、運搬等の流通時において容器体が倒された場合でも、容器体内の液体がシリンダの吸気孔を通じて固定吸引部の上端開口から外部へ漏出することを防止するために、シリンダの内部に閉塞筒部材を設けるようにしている。この閉塞筒部材は、作動部材が最下降位置において固定吸引部に係止された状態のときには作動部材の上部に設けた下向き段部により押し下げられた状態となって吸気孔を閉塞し、固定吸引部との係止が解除されて作動部材が最上昇状態に移行すると、作動部材により押し上げられて吸気孔を開放する構成とされている。
特許第4026025号公報
上記した従来の液体噴出ポンプでは、通常、一対の金型を用いた樹脂成形によりシリンダを形成するようにしており、その際、金型に設けた横抜きピンにより吸気孔を形成するようにしている。そのため、シリンダを樹脂成形するための金型が大型化、複雑化し、また、金型が大型化、複雑化することにより、同じ大きさであれば1つの金型からのシリンダの個取りが少なくなって、この液体噴出ポンプの製造コストが高くなるという問題があった。
また、従来の液体噴出ポンプでは、使用時には、閉塞筒部材が上方に押し上げられて吸気孔が開放された状態となるので、容器体が倒されると、シリンダの吸気孔を通じて容器体内の液体が外部に漏出するおそれがあるとともに、浴室等の水場で使用されると、ステムの外周面と閉塞筒部材の内周面との隙間からシリンダの吸気孔を介して容器体内に水が侵入するおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたもので、その目的は、シリンダを樹脂成形するための金型の構造を簡素化して製造コストを低減することができるとともに、流通時、使用時の何れにおいても、シリンダに設けた吸気孔を通じた液漏れを防止し、また、吸気孔を通じた容器体内への水の侵入を防止することができる液体噴出ポンプを提供することにある。
本発明の液体噴出ポンプは、容器体の口頚部の外周に取り付けた装着筒により容器体内に下端を垂下させた状態でシリンダを固定してなる固定吸引部と、該固定吸引部の上端中央の開口より上方付勢状態で上下動可能に突出させたステムの上端にノズル付き押し下げヘッドを設けてなる作動部材とを備え、該作動部材の上下動により前記容器体内の液体を吸い上げてノズルより噴出するとともに、前記作動部材を押し下げた状態で前記固定吸引部に係止可能に構成されてなる液体噴出ポンプであって、前記シリンダを、シリンダ本体の上側に該シリンダ本体よりも大径の大径部を一体に備えた形状に形成し、前記シリンダ本体の前記大径部との境界部分に外気導入用の吸気孔を形成し、前記シリンダの大径部に摺動可能に嵌合され前記吸気孔を閉塞可能な摺動閉塞部と、該摺動閉塞部を下部外周より周突設するとともに前記固定吸引部の上端開口に挿入させた基筒部とを備え、前記作動部材が最下降の係止状態に移行する際に、該作動部材上部により押し下げられて前記吸気孔を閉塞する閉塞筒部材を有し、前記作動部材のステムの下部に、前記シリンダ本体に摺動可能に嵌合され、前記作動部材と前記固定吸引部との係止を解除させて前記作動部材が最上昇状態に移行する際に上端において前記摺動閉塞部の下端に当接して該摺動閉塞部を押し上げるとともに、前記作動部材が最上昇状態となったときに前記摺動閉塞部とともに前記吸気孔を閉塞するピストンを設けたことを特徴とする。
本発明は、上記構成において、前記摺動閉塞部の下端内周側に、該下端から下方に向けて突出する環状突起が設けられるのが好ましい。
本発明は、上記構成において、前記環状突起が、上方側から下方側に向けて縮径するテーパ形状に形成されるのが好ましい。
本発明によれば、シリンダを、シリンダ本体の上側にシリンダ本体よりも大径の大径部を一体に備えた形状に形成し、シリンダ本体の大径部との境界部分に外気導入用の吸気孔を設けるようにしたので、シリンダを樹脂成形する際に、金型による食い切りによってシリンダに吸気孔を形成することができる。これにより、吸気孔を有するシリンダを樹脂成形するための金型を横抜きピン等が設けられない簡素な構造として、液体噴出ポンプの製造コストを低減することができる。
また、本発明によれば、作動部材が最下降の係止状態のときには、シリンダの大径部に摺動可能に嵌合される摺動閉塞部により吸気孔が閉塞され、作動部材が最上昇状態のときにはシリンダ本体に摺動可能に嵌合されるピストンと摺動閉塞部とにより吸気孔が閉塞されるようにしたので、外気導入用の吸気孔をシリンダ本体の大径部との段差状の境界部分に設ける構成としても、流通時、使用時の何れにおいても吸気孔を閉塞可能な構成とすることができる。これにより、流通時、使用時の何れにおいても、シリンダに設けた吸気孔を通じた液漏れを防止することができるとともに、水場で使用する場合に、吸気孔を通じて容器体内に水が侵入することを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る液体噴出ポンプ(最下降の係止状態)を示す半断面側面図である。 図1に示す液体噴出ポンプの要部を拡大して示す拡大断面図である。 作動部材が最上昇状態とされた液体噴出ポンプの半断面側面図である。 図3に示す液体噴出ポンプの要部を拡大して示す拡大断面図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係る液体噴出ポンプについて詳細に例示説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る液体噴出ポンプ1は、容器体2の口頚部2aの外周に取り付けた装着筒3により容器体2の内部に下端を垂下させた状態でシリンダ4を固定してなる固定吸引部Aと、該固定吸引部Aの上端中央の上端開口5より上方付勢状態で上下動可能に突出させたステム6の上端にノズル7付きの押し下げヘッド8を設けた作動部材Bとを備え、該作動部材Bの上下動により容器体2の内部の液体を吸い上げてノズル7より噴出する如く構成するとともに、作動部材Bを押し下げた状態で固定吸引部Aに係止可能に構成してなる。この液体噴出ポンプ1は、例えば、シャンプーやリンス、整髪料等の液体を収容する容器体2の口頚部2aに取り付けて使用することができる。
具体的には、固定吸引部Aは、シリンダ4、装着筒3およびリングキャップ9を備える。
シリンダ4は、その軸方向に組み合わされる一対の金型(不図示)を用いた樹脂成形により形成された樹脂製となっている。金型を用いた樹脂成形としては、例えば樹脂材料の射出成形を採用することができる。シリンダ4は、シリンダ本体4a、大径部4bおよび嵌合筒部4cを一体に備えた円筒状に形成され、その上下端は開口している。シリンダ本体4aは、容器体2と略同軸となって容器体2の内部に配置されている。大径部4bはシリンダ本体4aよりも大径に形成され、シリンダ本体4aの上端に一体に連ねて設けられており、その内周面はシリンダ本体4aの外周面と同一面状となっている。また、大径部4bの外周面には固定フランジ4dが一体に突設されている。嵌合筒部4cは、シリンダ本体4aよりも小径となってシリンダ本体4aの下端に一体に設けられており、その下端開口には吸込みパイプ11が嵌合固定されている。また、シリンダ4内の下端側には吸込み弁12が設けられている。
シリンダ本体4aと大径部4bとの境界部分には段差部が形成されるとともに、外気導入用の吸気孔13が設けられている。この吸気孔13は、一対の金型を用いてシリンダ4を樹脂成形する際に、これらの金型による食い切りによってシリンダ本体4aに形成される。つまり、一方の金型と他方の金型との互いに当接する部分で吸気孔13を設けるようにしている。本実施の形態では、一対の金型による食い切り面が、一対の金型の組み合わせ方向に平行な縦方向に延びる縦食い切りによって吸気孔13を形成するようにしている。なお、図2に示すように、吸気孔13は、下端側が半円状、上端側が矩形状となる形状とされているが、吸気孔13は他の形状とすることもできる。
本発明では、シリンダ4を、シリンダ本体4aの上側にシリンダ本体4aよりも大径の大径部4bを一体に備えた形状に形成し、シリンダ本体4aの大径部4bとの境界部分に外気導入用の吸気孔13を設ける構成としたので、シリンダ4を樹脂成形する際に、金型による食い切りによってシリンダ本体4aに吸気孔13を形成することができ、これにより、吸気孔13を有するシリンダ4を樹脂成形するための金型の構造を簡素化して、この液体噴出ポンプ1の製造コストを低減することができる。また、金型の構造が簡素化されることにより、同じ大きさであれば、1つの金型からのシリンダ4の個取りを多くすることができる。
図1に示すように、装着筒3は、容器体2の口頚部2aの外周に設けた雄ねじに螺合する雌ねじを内周に有する筒壁3aと、筒壁3aの上端より内周側へ延びる取付け用フランジ3bとを備えており、該フランジ3bをシリンダ4の固定フランジ4dの上側に配置するとともにシリンダ4の上端に嵌着させたリングキャップ9により抜け出しが防止された状態となって、シリンダ4に回動可能に装着されている。そして、装着筒3を容器体2の口頚部2aにねじ込むことにより、シリンダ4の固定フランジ4dの下面を、パッキン14を介して容器体2の口頚部2aの上面と装着筒3の取付け用フランジ3bとの間に挟み込んで、シリンダ4を容器体2に固定するようにしている。
リングキャップ9は、ステム6を貫通させる案内筒9aを回転防止用の縦リブ9bを介してシリンダ4の上端内周に回転不能に嵌合させるとともに、案内筒9aの上下方向中央から外周側に延びるフランジの外周縁に嵌合筒9cを垂設し、該嵌合筒9cの内周面をシリンダ4の上端外周面に凹凸係合手段を介して抜け出し不能に嵌合させて構成されている。
作動部材Bは、押し下げヘッド8、ステム6、ピストン部材15およびピストンガイド16を備える。
押し下げヘッド8は、ステム6の上端に嵌着した縦筒8aを頂壁8bの裏面中央部より垂設するとともに、縦筒8aの外周側で頂壁8bより垂下壁8cを垂設し、且つ縦筒8aの上部に基端を開口したノズル7を側方へ突出させて構成されている。
ステム6は、上下端が開口した上筒部6aと、上筒部6aの下端から縮径しつつ下方に延び、且つ周方向に間隔を空けて配置した複数の貫通孔6bを有する縮径部6cと、縮径部6cの下端に垂下した下筒部6dと、上筒部6aの下端に外周側にテーパ状に延びるスカート部を介して垂設した案内筒壁部6eとからなっている。
ピストン部材15はステム6の下部に設けられている。具体的には、ピストン部材15は、ステム6の案内筒壁部6eの内周に液密且つ摺動可能に当接する筒状のシール筒15aと、シール筒15aの下端から外周側に延設したフランジの外周縁に連設した上方及び下方に向けて拡径するスカート状のピストン15bと、シール筒15aの下端に垂設した環状突起15cとからなる。ピストン15bはシリンダ本体4aの内側に該シリンダ本体4aの内周面に摺動可能に嵌合している。
ピストンガイド16はステム6の下筒部6dに嵌着している。ピストンガイド16は、ステム6の下筒部6dに嵌合係止される環状の嵌合凹部16aを上面に有する頂壁部16bと、頂壁部16bの外周縁に垂設した外筒部16cとを有する。外筒部16cの上端外周には、外筒部16cの外周とシリンダ4の内周との間に隙間を形成するための複数の突起16dを周方向に間隔を空けて設けている。また、頂壁部16bの上面には、ピストン部材15の環状突起15cの下端に当接可能な環状の当接凹部16eを設けている。
ピストンガイド16と吸込み弁12との間には、コイルスプリング17を配置している。コイルスプリング17の上端は、外筒部16cの内周側で頂壁部16bの下面に当接し、ステム6を上方に付勢している。
前述した固定吸引部Aと作動部材Bとの間には、図1に示すように、押し下げヘッド8を押し下げ、垂下壁8cに形成した雌ねじをリングキャップ9の案内筒9aの上部外周に形成した雄ねじに螺合させた状態、すなわち、作動部材Bが最下降の係止状態にあるときに、吸気孔13を閉塞する閉塞筒部材21を設けている。
閉塞筒部材21は環状の摺動閉塞部21aを有しており、この摺動閉塞部21aはその上端側の外周端においてシリンダ4の大径部4bに摺動可能に嵌合されている。摺動閉塞部21aの下端側は上端側よりも縮径されており、押し下げヘッド8が最下降位置にあるときには、摺動閉塞部21aの下端側の外周端はシリンダ本体4aの内周面に当接するようになっている。つまり、摺動閉塞部21aは、その上端側の外周面においてシリンダ4の大径部4bに当接するとともに下端側の外周面においてシリンダ本体4aの吸気孔13よりも下方側の部分に当接して、吸気孔13を閉塞することができる。
また、閉塞筒部材21は、摺動閉塞部21aが下部(本実施形態では下端)外周より周突設つまり環状に突出するように設けられるとともに固定吸引部Aの上端開口5に挿入される基筒部21bを有している。
閉塞筒部材21は、作動部材Bが最下降の係止状態に移行する際に、作動部材Bの上部に設けた下向き段部22が閉塞筒部材21の基筒部21bに当接することにより、該作動部材Bにより下方に押し下げられ、摺動閉塞部21aにより吸気孔13を閉塞する如く構成されている。
このような構成の液体噴出ポンプ1は、保管、運搬等の流通時には、図1に示したように、押し下げヘッド8を押し下げ、垂下壁8cに形成した雌ねじをリングキャップ9の案内筒9aの上部外周に形成した雄ねじに螺合させて固定吸引部Aに作動部材Bを係止させ、作動部材Bを最下降の係止状態とする。この状態においては、図2に示すように、閉塞筒部材21の摺動閉塞部21aは、その上端側の外周端において大径部4bの内周面に当接するとともに下端側の外周端においてシリンダ本体4aの吸気孔13の下方部分における内周面に当接して、吸気孔13を閉塞する。したがって、流通時には、吸気孔13は摺動閉塞部21aにより閉塞されるので、容器体2を倒した場合でも、容器体2の内部の液体がシリンダ4の吸気孔13を通じて固定吸引部Aの上端開口5から外部に漏出することが防止される。
一方、使用時には、作動部材Bと固定吸引部Aとの係止を解除させて、作動部材Bを最上昇状態に移行させる。作動部材Bと固定吸引部Aとの係止が解除されると、ピストンガイド16がコイルスプリング17により上方に付勢され、これにより、図3に示すように、作動部材Bは最上昇状態にまで移行することができる。
この状態から押し下げヘッド8を何回か上下動させて初期動作を行い、シリンダ4内に容器体2内の液体を導入して準備を整える。この際、閉塞筒部材21は押し上げられた最上方位置に止まっている。次いで、押し下げヘッド8を押し下げると、シリンダ4内の加圧液が、ピストンガイド16の外筒部16cの外周とシリンダ4との隙間、ピストン部材15の下面とピストンガイド16の上面との隙間、およびステム6の縮径部6cに形成した貫通孔6bを通ってノズル7から噴出する。次いで、押し下げヘッド8の押し下げを解除すると、コイルスプリング17の作用で作動部材Bが上昇し、この時、ピストン部材15の環状突起15cの下端にピストンガイド16の当接凹部16eが当接して封止することで、ピストンガイド16の下方のシリンダ4内が負圧化するため、容器体2内の液体が吸込み弁12を開いてシリンダ4内に導入される。
また、押し下げヘッド8が押し下げられると、ステム6の案内筒壁部6eがピストン部材15に当接してピストン部材15が下方に押し下げられ、吸気孔13が開放される。そして、容器体2の内部からシリンダ4の内部に液体が吸入されると、ステム6の上筒部6aと閉塞筒部材21の基筒部21bとの間の隙間と吸気孔13とを介して容器体2の内部に外気が導入され、容器体2内の負圧化が防止される。このように、吸気孔13は容器体2内に外気を導入して容器体2内を大気圧に維持するバランス孔として機能することができる。
ここで、作動部材Bが最上昇状態にまで移行する際には、ピストン部材15の環状突起15cがピストンガイド16の嵌合凹部16aに係合した状態となってピストン部材15がピストンガイド16により上方に押し上げられる。そして、ピストン部材15が押し上げられると、ピストン15bの上端が閉塞筒部材21の摺動閉塞部21aの下端に当接し、該摺動閉塞部21aがピストン部材15とともに上方に向けて押し上げられる。
作動部材Bが最上昇状態になると、図4に示したように、閉塞筒部材21の摺動閉塞部21aの上端がその外周端において大径部の内周面に当接し、摺動閉塞部21aの下端がピストン15bの上端に液密状態に連結され、ピストン15bの下端がその外周端においてシリンダ本体4aの吸気孔13の下方部分における内周面に当接した状態となって吸気孔13は摺動閉塞部21aとピストン15bとにより閉塞される。つまり、作動部材Bが最上昇状態になると、大径部14bの内周面に当接する摺動閉塞部21aとシリンダ本体4aの内周面に当接するピストン15bとが上下に連結された状態となって、これら摺動閉塞部21aとピストン15bとで吸気孔13が閉塞される。したがって、使用時においても、吸気孔13を通じた液漏れを防止することができるとともに、水場で使用する場合に、吸気孔13を通じて容器体2内に水が侵入することを抑制することもできる。
このように、本発明では、例えば金型による食い切りによってシリンダ4に吸気孔13が形成されることで、吸気孔13がシリンダ本体4aと大径部4bとの段差状の境界部分に形成される構成とされても、この吸気孔13を摺動閉塞部21aとピストン15bとにより確実に閉塞することができる。
なお、本発明では、図4に示すように、閉塞筒部材21の摺動閉塞部21aの下端の内周側に、この下端から下方に向けて突出する環状突起23を一体に設け、この環状突起23の外側にピストン15bの上端を嵌め込むように構成することもできる。このように、摺動閉塞部21aの下端に環状突起23を設けた構成とすることにより、摺動閉塞部21aとピストン15bとを確実に連結させて、摺動閉塞部21aとピストン15bとによる吸気孔13のシール性を高めることができる。
また、摺動閉塞部21aの下端に設ける環状突起23は、図4に示すように、上方側から下方側に向けて縮径するテーパ形状に形成するのが好ましい。環状突起23をテーパ形状とすることにより、摺動閉塞部21aの下端にピストン15bの上端が当接するときに、ピストン15bの上端部分が環状突起23によりシリンダ本体4aの内周面に押し付けられるようにして、つまり、環状突起23とシリンダ本体4aの内周面との間にピストン15bの上端部分を挟み込むようにして、摺動閉塞部21aとピストン15bとの連結部分のシール性を高め、これにより、摺動閉塞部21aとピストン15bとによる吸気孔13のシール性をさらに高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、一対の金型の食い切り面が組み合わせ方向と平行となる縦食い切り面として吸気孔13を形成するようにしているが、食い切り面が組み合わせ方向に対して傾斜する構成の金型を用いた食い切りにより吸気孔13を形成する構成とすることもできる。
1 液体噴出ポンプ
2 容器体
2a 口頚部
3 装着筒
3a 筒壁
3b 取付け用フランジ
4 シリンダ
4a シリンダ本体
4b 大径部
4c 嵌合筒部
4d 固定フランジ
5 開口
6 ステム
6a 上筒部
6b 貫通孔
6c 縮径部
6d 下筒部
6e 案内筒壁部
7 ノズル
8 押し下げヘッド
8a 縦筒
8b 頂壁
8c 垂下壁
9 リングキャップ
9a 案内筒
9b 縦リブ
9c 嵌合筒
11 吸込みパイプ
12 吸込み弁
13 吸気孔
14 パッキン
15 ピストン部材
15a シール筒
15b ピストン
15c 環状突起
16 ピストンガイド
16a 嵌合凹部
16b 頂壁部
16c 外筒部
16d 突起
16e 当接凹部
17 コイルスプリング
21 閉塞筒部材
21a 摺動閉塞部
21b 基筒部
22 下向き段部
23 環状突起
A 固定吸引部
B 作動部材

Claims (3)

  1. 容器体の口頚部の外周に取り付けた装着筒により容器体内に下端を垂下させた状態でシリンダを固定してなる固定吸引部と、該固定吸引部の上端中央の開口より上方付勢状態で上下動可能に突出させたステムの上端にノズル付き押し下げヘッドを設けてなる作動部材とを備え、該作動部材の上下動により前記容器体内の液体を吸い上げてノズルより噴出するとともに、前記作動部材を押し下げた状態で前記固定吸引部に係止可能に構成されてなる液体噴出ポンプであって、
    前記シリンダを、シリンダ本体の上側に該シリンダ本体よりも大径の大径部を一体に備えた形状に形成し、
    前記シリンダ本体の前記大径部との境界部分に外気導入用の吸気孔を形成し、
    前記シリンダの大径部に摺動可能に嵌合され前記吸気孔を閉塞可能な摺動閉塞部と、該摺動閉塞部を下部外周より周突設するとともに前記固定吸引部の上端開口に挿入させた基筒部とを備え、前記作動部材が最下降の係止状態に移行する際に、該作動部材上部により押し下げられて前記吸気孔を閉塞する閉塞筒部材を有し、
    前記作動部材のステムの下部に、前記シリンダ本体に摺動可能に嵌合され、前記作動部材と前記固定吸引部との係止を解除させて前記作動部材が最上昇状態に移行する際に上端において前記摺動閉塞部の下端に当接して該摺動閉塞部を押し上げるとともに、前記作動部材が最上昇状態となったときに前記摺動閉塞部とともに前記吸気孔を閉塞するピストンを設けたことを特徴とする液体噴出ポンプ。
  2. 前記摺動閉塞部の下端内周側に、該下端から下方に向けて突出する環状突起が設けられる、請求項1に記載の液体噴出ポンプ。
  3. 前記環状突起が、上方側から下方側に向けて縮径するテーパ形状に形成される、請求項2に記載の液体噴出ポンプ。
JP2013273386A 2013-12-27 2013-12-27 液体噴出ポンプ Active JP6177685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273386A JP6177685B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 液体噴出ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013273386A JP6177685B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 液体噴出ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015127219A true JP2015127219A (ja) 2015-07-09
JP6177685B2 JP6177685B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=53837426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013273386A Active JP6177685B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 液体噴出ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6177685B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114522298A (zh) * 2022-01-07 2022-05-24 王奇剑 一种微量注射泵

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07867A (ja) * 1993-04-19 1995-01-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ容器
JPH10194318A (ja) * 1996-12-27 1998-07-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出ポンプ
JPH10277443A (ja) * 1997-04-07 1998-10-20 Calmar Inc 手動液体計量分配ポンプ
JP2000504618A (ja) * 1996-02-01 2000-04-18 コンチネンタル スプレイヤーズ インターナショナル インコーポレイテッド 手動流体分配ポンプ
JP2005103425A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ容器
JP2005103360A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Mitani Valve Co Ltd 噴出ポンプ装置、および噴出器
WO2005089588A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kose Corporation 塗布体付き容器
JP4026025B2 (ja) * 1996-09-27 2007-12-26 株式会社吉野工業所 液体噴出ポンプ
JP2012091846A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ式注出器
JP2012115748A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ
JP2012180095A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出ポンプ

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07867A (ja) * 1993-04-19 1995-01-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ容器
JP2000504618A (ja) * 1996-02-01 2000-04-18 コンチネンタル スプレイヤーズ インターナショナル インコーポレイテッド 手動流体分配ポンプ
JP4026025B2 (ja) * 1996-09-27 2007-12-26 株式会社吉野工業所 液体噴出ポンプ
JPH10194318A (ja) * 1996-12-27 1998-07-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 液体噴出ポンプ
JPH10277443A (ja) * 1997-04-07 1998-10-20 Calmar Inc 手動液体計量分配ポンプ
JP2005103360A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Mitani Valve Co Ltd 噴出ポンプ装置、および噴出器
JP2005103425A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ容器
WO2005089588A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Kose Corporation 塗布体付き容器
JP2012091846A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ式注出器
JP2012115748A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd ポンプ
JP2012180095A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Yoshino Kogyosho Co Ltd 吐出ポンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114522298A (zh) * 2022-01-07 2022-05-24 王奇剑 一种微量注射泵
CN114522298B (zh) * 2022-01-07 2024-03-15 王奇剑 一种微量注射泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP6177685B2 (ja) 2017-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701879B2 (ja) ポンプディスペンサ、並びに、吐出弁機構、吸入弁機構、及びバルブ
JP5645214B2 (ja) ポンプ
JP2009101258A (ja) ポンプディスペンサ
US20180339305A1 (en) Push-type nozzle assembly
JP5196421B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP5145082B2 (ja) ポンプディスペンサ
JP6177685B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP2004230316A (ja) 液体噴出ポンプ
JP6637820B2 (ja) 吐出器
JP6076176B2 (ja) ポンプ
JP6110277B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP6180883B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP6429265B2 (ja) 液体容器用吐出ポンプ
JP3614593B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP3657378B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP6076190B2 (ja) ポンプ
JP4026025B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP6087260B2 (ja) 液体噴出器
JP3741332B2 (ja) 液体噴出ポンプ
JP2014198309A (ja) 液体吐出器
JP2012092737A (ja) ポンプの合成樹脂製弁構造
JP4446340B2 (ja) 封緘体
JP3527332B2 (ja) ポンプ容器
JP2008162669A (ja) 液体吐出容器及び該容器に使用する容器体
JP2022183946A (ja) 泡噴出容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6177685

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150