JP2015126044A - 真空紫外光照射処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】真空紫外光を減衰させることなくワークに照射可能であって、構造が簡便、かつ、実用的な真空紫外光照射処理装置を提供すること。
【解決手段】フラッシュランプ1からの真空紫外光は放物面ミラー2により平行光にされ、石英窓部4から処理チャンバ5に放射される。処理チャンバ5は、マスク6によってマスク上部空間Aとワーク処理空間Bとに気密に分割され、マスク上部空間Aは通過孔3cによりランプハウジング3内部と連通される。第1のガス導入口3aから導入されフラッシュランプ1等を冷却した不活性ガスは第1の排気口3bから排気されるとともに、通過孔3cを通過してマスク上部空間Aに導入され、大気をパージして第2の排気口5aより排気される。これによりランプハウジング3とマスク上部空間Aへの不活性ガスパージを共通のガス供給・排気系を用いて同時に行うことが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、真空紫外光を放出する光源を搭載した真空紫外光照射処理装置に関するものである。
半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、露光用光源の短波長化が進められてきた。現在は、波長193nmの真空紫外(以下、VUVともいう)光を放出するArFエキシマレーザ装置が露光用光源として採用されている。ArFエキシマレーザ装置を搭載した露光装置は、レーザ光を平行光にして縮小投影露光を行う投影露光システムを採用している。
近年、波長200nm以下のVUV光は、半導体露光以外の様々な分野でも用いられている。例えば、フォトレジストによるパターン形成工程を用いずに、VUVとマスクを用いて、直接光で化学反応を引き起こして自己組織化単分子膜(以下、SAM膜)をパターニングする技術が開発されている。非特許文献1には、VUVを用いて、特定の官能基には依存しないSAM膜の光パターニング処理が可能であることが開示されている。具体的には、有機物からなる汚染物質を除去するのに使用される波長172nmのエキシマランプを露光用光源として用いている。SAM膜のVUVによる酸化分解除去反応に着目した方法であり、多種多様なSAM膜の光マイクロ加工への展開が期待できる。
一方、VUVにおいて特に波長180nm以下の波長域の光は、高速な表面改質(例えば、アッシング)などが実現可能であることが知られている。
真空紫外光光源(以下、VUV光源ともいう)としては、従来、波長185nmに輝線を有する低圧水銀ランプが使用されてきた。また近年は、上記したように、波長172nmの光を放出するキセノンエキシマランプがVUV光源として用いられる例が多い。
上記したVUVを放出するランプは、一般的に発光部の長さ、即ち発光長が長い。例えば、低圧水銀ランプ(ウシオ電機株式会社製UL0−6DQ)は、発光長が10cmである。また、例えば、キセノンエキシマランプを内蔵するエキシマ光ユニット(ウシオ電機株式会社製SUS06)は、発光長は10cmである。
一般的に、VUV光を放出するVUV光源装置に搭載されるVUVランプは、発光長が比較的長い。また、このようなVUVランプから放出されるVUV光は発散光となる。発散光の場合、投影露光を行うことは難しく、コンタクト露光やプロキシミティ露光を行うことになる。この場合、被照射物への露光は、発散光の回り込みの影響で、解像可能なパターンサイズは、ラインパターン幅にして100μm程度が限界となる。
上記したSAM膜のパターニングにおいても、パターン線幅の微細化が求められてきている。この微細化の要請に対応するには、半導体露光に用いられるエキシマレーザ露光装置を使用することが考えられる。しかしながらエキシマレーザ装置やエキシマレーザ露光装置は高価であり、既に量産段階にある半導体露光以外に使用するには、COO(costof ownership)の観点からは実際的ではない。言い換えると、エキシマレーザ装置は、COOに見合う産業分野での利用に限られている。
エキシマレーザ露光装置の前の世代の露光用光源としては、点光源である紫外線ランプが用いられてきた。
微細なパターニングを行うのに必要とされる平行光もしくは略平行光を得るために、例えば、特許文献1のように、点光源(ランプ)、集光鏡、コリメータレンズを用いた紫外線照射装置が使用されていた。VUVを放出するVUVランプが点光源であれば、上記した紫外線照射装置に組み込むことにより、VUV光であって、平行光もしくは略平行光である光を取出す光照射装置が実現できる。上記した平行光もしくは略平行光を用いて、照明光学系を構築し、光の回り込みの少ない露光を実施することにより、パターンサイズ数μm以下のパターニングを実現することが可能となる。このような光源装置は、エキシマレーザ装置よりも安価であり、COOの観点からも実際的な光源装置となる。
発明者らは、先に発光長が12.5mm以下であって、VUV領域の光強度が強いVUVフラッシュランプ(以下、VUVショートアークフラッシュランプ:VUV−SFLとも言う)とランプへの給電装置とを含む光源装置を提案した。この光源装置を従来の紫外線照射装置に組み込むことにより、VUV光であって、平行光もしくは略平行光である光を取出す光照射装置が実現することが可能となった。
図6は、VUV−SFLを従来の紫外線照射処理装置に組み込んだ構造例を示す。
ランプハウジング3の中にフラッシュランプ1と放物面ミラー2が配置されている。図示を省略したフラッシュランプ1へ電力、始動用トリガパルスを供給するための給電線を介して、エネルギーが充電されるコンデンサ、昇圧トランスを含む電源部13と始動用トリガパルスを発生するトリガ回路部12と電源部13のコンデンサを充電する充電器を含む給電手段に接続されている。なお図6では充電器は省略されている。
フラッシュランプ1は、その発光部(電極間のショートアーク発生部)の位置が放物面ミラー2の焦点の位置に略一致するように、配置されている。フラッシュランプ1から放射された光は放物面ミラー2により平行光にされた後に石英窓部4からランプハウジング3外へ放射される。フラッシュランプ1から放射された光を透過する光透過性窓部は、例えば、VUV光に対し高い透過率を有する合成石英で作られている石英窓部4として構成される。なお必要に応じて、光透過性窓部の材質としては、石英より短波長の透過率が良いサファイヤガラスやフッ化カルシウム、フッ化マグネシウムを使うこともできる。
石英窓部4はランプハウジング3と気密に組み立てられており、ランプハウジング3内部はランプハウジング3に設けた第1のガス導入口3aからNガスなどの不活性ガスを導入してパージされる。従来の紫外線照射装置の場合、ランプハウジング3内のランプ等を冷却するためのパージガスとしては空気が用いられる。しかし、VUVの場合、空気中の酸素による吸収のため、VUV強度が著しく減衰する。
また、VUV光が大気中の酸素に吸収されることにより、VUV光路内でオゾンが発生する。オゾンは反応性の高いガスであり、ランプハウジング3内の構成要素(例えば、給電手段)にダメージを与える。例えば、オゾンにより、給電線(配線部材)やトリガ基板、コンデンサなどの電子部品の酸化劣化が発生する。
また、ランプハウジング3外にパージガスを排気する場合は、パージガス中にオゾンが含まれるのでオゾンフィルタを設ける必要がある。
よって、ランプハウジング内をNガスなどの不活性ガスでパージすることによりVUVの酸素による吸収減衰を防止することが可能となる。また、オゾン発生が抑制され、ランプハウジング3内の構成要素にダメージを与えることもなく、ランプハウジング3外にパージガスを排出する際、オゾンフィルタを設ける必要もない。
ランプハウジング3内部に導入されたNガスなどの不活性ガスは、給電手段(電源部、トリガ回路部)、フラッシュランプ1や放物面ミラー2を冷却した後ランプハウジング3に設けた第1の排気口3bから排気される。
放物面ミラー2の内面(光反射面)にはアルミニウムが蒸着され、アルミニウム反射膜が構成されている。アルミニウムはVUVを効率よく反射する特性を有するためミラーの材質として好適である。
ランプハウジング3からVUV光が取り出される石英窓部4の下部には、VUV光が照射されるワークWを保持する処理チャンバ5が設けられる。処理チャンバ5内には、その底面にワークWを保持するワークステージ7が設けられる。また、上記したように、ワーク表面にSAM膜が施されていて、当該SAM膜をパターニングする場合、ワークWと石英窓部4との間にワーク表面への転写パターンが施されているマスク6が設けられる。
上記したように、VUV光は空気中の酸素により吸収され強度が減衰するので、石英窓部4とマスク6との間の空間は、Nガス等の不活性ガスでパージする必要がある。一方、表面にSAM膜等のパターンニング処理層が設けられているワークWのパターニング処理は、マスク6を透過したVUV光が照射されることにより行われるが、パターンニング処理層によっては、処理層表面近傍に酸素が存在すると、パターニング速度が増大することもある。
すなわち、マスク6とワークWとの間の空間は、必ずしもNガス等の不活性ガス雰囲気にすべきというわけではなく、ワーク上のパターニング処理層の材質に応じて、適宜、表面でのVUV光強度の減少が顕著にならない程度に酸素を含有する雰囲気にすることにより、ワークの処理表面において、適切な濃度の活性酸素が発生し、VUVがワーク処理表面に対して効果的に作用する。
よって、ワークWを処理する処理チャンバ5内部は、マスク6によって、石英窓部4とマスク6との間の空間であるマスク上部空間Aと、マスク6下面のワークが設置されるワーク処理空間Bとに分割される。そして、マスク上部空間Aとワーク処理空間Bとは、互いに相違する雰囲気となるように、それぞれパージされる。
図6では、マスク上部空間Aは第3のガス導入口5dから導入され、第2の排気口5aから排気されるNガス等の不活性ガスでパージされ、ワーク処理空間Bは、第2のガス導入口5bから導入され、第3の排気口5cから排気される窒素と酸素からなる混合ガスによりパージされる例が示されている。
特開平6−97048号公報
杉村博之「有機単分子膜の光マイクロ加工」、真空、日本真空境界、Vol.48.No.9 506-510ページ(2005年)
以上のように、VUVショートアークフラッシュランプ(VUV−SFL)を従来の紫外線照射処理装置に組み込んだ場合、VUV光が空気中の酸素に吸収されVUV光の強度が減衰したり、オゾンが発生してこのオゾンによりランプハウジング内の構成要素がダメージを受けるといった不具合を防止するために、ランプハウジング3内をNガス等の不活性ガスでパージする必要があるとともに、処理チャンバ5内でVUV光によるワークのパターニング処理を行う場合は、露光パターンが施されたマスク6で処理チャンバを2つに区分して、ランプハウジング3のVUV光取り出し部である石英窓部4とマスク6上面との間の空間であるマスク上部空間AもVUVの酸素による減衰を防止するためにNガス等の不活性ガスでパージする必要がある。また、処理チャンバ5において、マスク6下面のワークWが設置されるワーク処理空間Bは、パターンニング処理に適した雰囲気となるように、例えば、窒素と酸素からなる混合ガスによりパージされる。
すなわち、VUV−SFLを使用する紫外線照射処理装置においては、ランプハウジング3内、マスク上部空間A、ワーク処理空間Bを個別にガスパージする必要があり、構成が煩雑となる。
また、ランプハウジング3内は、給電手段、放物面ミラー2、VUV−SFL1と内包する構成要素が多いので、比較的大きくなる。この空間内から酸素をパージする場合、Nガス等の不活性ガスをランプハウジング内に流入して上記ランプハウジング内から酸素がパージされるまで時間がかかる。また、当然ながら、ランプハウジング内に外部空間から酸素を含む空気が流入しないようにするために、上記ランプハウジングは大掛かりな密閉構造が必要となる。
さらには、VUV光は波長が短い分エネルギーが大きく、紫外線照射処理装置内の不所望な部分にVUV光が照射されると、被照射部分の劣化が発生する可能性もある。
そこで、以上のような問題点を解決することができ、エキシマレーザなどの高額な装置を使用せずにVUVの平行光を照射することができる安価な真空紫外光照射処理装置が望まれる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その課題は、VUV光を減衰させることなくワークに照射可能であって、構造が簡便、かつ、実用的な真空紫外光照射処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、真空紫外光が照射されるワークとマスクを保持する処理チャンバを、マスクによって2つの空間に気密に分割する。すなわち、ランプハウジングに設けられた真空紫外光を出射する石英窓部とマスクとの間の空間であるマスク上部空間Aと、マスク下面のワーク設置される空間であるワーク処理空間Bとに気密に分割する。そして、ランプハウジング内部と上記マスク上部空間Aとを空間的に連結する通過孔を設ける。
ランプハウジング内に導入され、フラッシュランプや放物面ミラーを冷却した不活性ガスは、ランプハウジングに設けた第1の排気口から排気されるとともに、一部は上記通過孔を通過して処理チャンバのマスク上部空間Aに導入され、ここから大気をパージしてマスク上部空間Aに設けられた第2の排気口より排気される。
また、ワーク処理空間Bには、第2のガス導入口より酸素を含有するガスが導入され、当該ガスによりワーク処理空間Bがパージされ、第3のガス排気口より排気される。
このような構成とすることで、ランプハウジング3とマスク上部空間Aへの不活性ガスパージを共通の1系統のガス供給・排気系を用いて同時に行うことが可能となり、装置の構成を簡略化することができる。
また、上記ランプハウジング内に、放物面ミラーの少なくとも一部、ショートアークフラッシュランプの発光部、通過孔の開口部、石英窓部等を内包するパージボックスを設け、このパージボックス内に不活性ガスを供給し、このパージボックスから不活性ガスをランプハウジング内の空間に供給するとともに、上記通過孔を介してマスク上部空間Aに供給するように構成してもよい。
このように構成することで、真空紫外光の光路を含む上記パージボックスから、短時間で不活性ガスにより酸素をパージすることが可能となる。
また、パージボックス内に不活性ガスを導入してその内部をパージした後、パージボックスからランプハウジング内の空間に不活性ガスを供給しているので、パージボックスの外部の空間に存在する酸素を含むガス(空気)がパージボックス内部に侵入することはなく、パージボックス内の密閉性が確保されていれば、比較的大型となるランプハウジングの密閉構造は、簡易構造とすることが可能となる。
また、上記ショートフラッシュランプから放出される光を遮光する遮光板を、上記通過孔の上部に通過孔の開口面と間隙を介して配置することにより、処理チャンバ内の不所望な場所へのVUV光の照射が防止され、真空紫外光が照射されることにより発生する照射部分の劣化が抑制される。
以上に基づき、本発明においては、以下のようにして前記課題を解決する。
(1)少なくとも真空紫外光を含む光を放出するショートアークフラッシュランプと、上記ショートフラッシュランプから放出される光を一方向に平行光として出射させる放物面ミラーとが内部に配置され、内部に不活性ガスが供給されるガス導入口を備えるランプハウジングと、ランプハウジングに備え付けられた、上記放物面ミラーから出射した平行光を透過する光透過性窓部と、上記光透過性窓部を通過した平行光が照射されるマスクと、マスクを介して上記平行光が照射されるワークと、上記ワークを保持するワークステージとが内部に配置された処理チャンバとからなる真空紫外光照射処理装置であって、処理チャンバの内部が、マスクによって、マスクの上面と上記光透過性窓部の光出射面とを含む面により包囲されるマスク上部空間と、マスクの下面側であってワークおよびワークステージが配置されるワーク処理空間とに気密に分割され、ワーク処理空間にワーク処理用ガスが供給される真空紫外光照射処理装置において、ランプハウジング内部とマスク上部空間とを空間的に接続する通過孔を1つ以上設け、上記マスク上部空間には、ランプハウジング内に供給される不活性ガスが上記通過孔を通過したあと外部に排気されるガス排気口を設ける。
(2)真空紫外光を含む光を放出するショートアークフラッシュランプと、上記ショートフラッシュランプから放出される光を一方向に平行光として出射させる放物面ミラーと、上記ショートフラッシュランプに始動用のトリガパルスおよび電力を供給する給電装置とが内部に配置されるランプハウジングと、ランプハウジングに備え付けられた、上記放物面ミラーから出射した平行光を透過する光透過性窓部と、上記光透過性窓部を通過した平行光が照射されるマスクと、マスクを介して上記平行光が照射されるワークと、上記ワークを保持するワークステージとが内部に配置された処理チャンバとからなる真空紫外光照射処理装置であって、処理チャンバの内部がマスクによって、マスクの上面と上記光透過性窓部の光出射面とを含む面により包囲されるマスク上部空間と、マスクの下面側であってワークおよびワークステージが配置されるワーク処理空間とに気密に分割されていて、ワーク処理空間はワーク処理用ガスが供給される真空紫外光照射処理装置において、上記ランプハウジング内部とマスク上部空間とを空間的に接続する通過孔を1つ以上設ける。また、上記ランプハウジング内に、上記放物面ミラーの少なくとも一部、上記ショートアークフラッシュランプの発光部、上記通過孔の開口部、石英窓部を内包し、上記ランプハウジングとの間に連通孔を有するパージボックスを設ける。このパージボックスは、ランプハウジングを貫通して挿入された内部に不活性ガスが供給されるガス導入口を有し、このガス導入口より上記パージボックス内に不活性ガスが供給され、上記ガス導入口によりパージボックス内に供給される不活性ガスは、上記連通孔を介してランプハウジング内であって上記パージボックス外の空間に供給されるとともに、上記通過孔を介してマスク上部空間に供給され、ランプハウジング内に供給される不活性ガスは、上記通過孔を通過したあと、上記マスク上部空間に設けられたガス排気口から外部に排気される。
(3)上記(2)において、放物面ミラーの頂部には孔部が形成されていて、上記パージボックスに設けられた上記連通孔は、上記放物面ミラーの頂部に形成された上記孔部(貫通孔とランプ外表面との間の間隙)である。
(4)上記(1)(2)(3)において、ショートフラッシュランプから放出される光を遮光する遮光板を、上記通過孔を光が通過するのを遮るように上記通過孔の上部に通過孔の開口面と間隙を介して配置する。
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)点光源である真空紫外ショートアークフラッシュランプと放物面ミラーを搭載しているので、平行光もしくは略平行光である真空紫外光を取出すことが可能となる。また、この平行光もしくは略平行光を用いて、照明光学系を構築し、光の回り込みの少ない露光を実施することにより、パターンサイズで数μm以下のパターニングを実現することが可能となり、エキシマレーザ装置よりも安価であり、COOの観点からも実際的な真空紫外光照射処理装置を実現することができる。
(2)ランプハウジング内および処理チャンバを含む光路空間が、Nガスなどの不活性ガスによって酸素がパージされているので、酸素による吸収に起因する真空紫外光強度の著しく減衰も抑制される。また、真空紫外光が酸素に吸収されることにより発生するオゾンも生成されないので、ランプハウジング内の構成要素の酸化劣化も生じない。さらに、ランプハウジングの外に排気されるパージガス中にオゾンは含まれないので、別途、オゾンフィルタを設ける必要もなく、装置構成を簡単化することができる。
(3)ランプハウジング内部と処理チャンバのマスク上部空間を空間的に連結する通過孔を設けているので、ランプハウジングとマスク上部空間に対して行われる不活性ガスパージを共通の1系統のガス供給・排気系を用いて同時に行うことが可能となり、装置構成を簡略化することが可能となる。
(4)上記通過孔の上部に遮光板を設けているので、処理チャンバ内の不所望な場所へのVUV光の照射が防止され、真空紫外光が照射されることにより発生する照射部分の劣化が抑制される。
(5)ランプハウジング内に、ランプ、放物面ミラー、ランプハウジング内部と処理チャンバのマスク上部空間Aとの間にもうけられた通過孔の開口部、石英窓部を内包するパージボックスを設け、このパージボックスに対してガス導入口からNガス等の不活性ガスを供給し、パージボックスの内部から、放物面ミラーの頂部の貫通孔とランプ外表面との間の間隙などの連通孔や、上記通過孔を介して、ランプハウジング内部のパージボックスの外部の空間やマスク上部空間Aに、Nガス等の不活性ガスを供給するようにするようにしたので、ランプ発光部からの光が石英窓部へ到達するまでの光路、マスク上部空間A内の光路空間から、短時間で不活性ガスにより酸素をパージすることが可能となる。
(6)先にパージボックス内をNガス等の不活性ガスによってパージしているので、パージボックスの外部の空間に存在する酸素を含むガス(空気)がパージボックス内部に侵入することはなく、パージボックス内の密閉性が確保されていれば、比較的大型となるランプハウジングの密閉構造は、簡易構造とすることが可能となる。
(7)本発明の真空紫外光照射処理装置は、ワークに対し真空紫外光を平行光として照射することができるので、例えば、ワーク表面に設けられたSAM膜を直接露光することが可能となり、従来のようにフォトレジストによる現像工程が不要となるため、露光工程を簡略化することができる。
本発明の第1の実施の形態である真空紫外光照射処理装置の構成例を示す図である。 真空紫外光を放出するショートアークフラッシュランプの構成例を示す図である。 フラッシュランプから放出される光の分光放射スペクトルの一例を示す図である。 本発明の真空紫外光照射処理装置の第2の実施の形態を示す図である。 本発明の真空紫外光照射処理装置の第3の実施の形態を示す図である。 真空紫外光を放出するVUVショートアークフラッシュランプを従来の紫外線照射処理装置に組み込んだ構造例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1に本発明の第1の実施の形態である真空紫外光照射処理装置の構成例を示す。
本実施形態の真空紫外光照射処理装置は、主な構成要素は図6に示す紫外線照射処理装置と同様であり、ランプハウジング3の内部に真空紫外光を放出するVUVショートアークフラッシュランプ1(VUV−SFL)と放物面ミラー2、VUV−SFL1に始動用トリガパルスや電力を供給する給電手段11の一部を備える。給電手段11は、エネルギーが充電されるコンデンサ、昇圧トランスを含む電源部13と始動用トリガパルスを発生するトリガ回路部12、ならびに電源部13のコンデンサを充電する充電器14を含み、この内小型の電源部13、トリガ回路部12がランプハウジング3の内部に設置される。
フラッシュランプ1は、その発光部(電極間のショートアーク発生部)の位置が放物面ミラー2の焦点の位置に略一致するように、配置されている。具体的には、放物面ミラー2の頂部に設けられた貫通孔を介してフラッシュランプ1が挿入され、このフラッシュランプ1の発光部の位置と放物面ミラー2の焦点位置とが略一致するように上記フラッシュランプ1は配置される。すなわち、放物面ミラー2の頂部の貫通孔とフラッシュランプ1外表面との間にはある程度の間隔の間隙が存在する。後述するように、この間隙を介して図1の点線矢印に示すように第1のガス導入口3aから流入したNなどの不活性ガスが流れ、ランプ1や放物面ミラー2などを冷却する。この間隙を以下では連通孔2aともいう。
図2に本発明に適用することができる真空紫外光を放出するショートアークフラッシュランプの構成例を示す。
同図に示すように、本発明で使用されるフラッシュランプ1は、真空紫外光透過性材料からなる発光管(石英ガラス管1b)内に一対の電極1aの電極間距離Lが12.5mm以下で、該発光管内にキセノンガスを含むガスが封入され、封入ガスが2乃至8atmであるフラッシュランプであり、該フラッシュランプに電力を供給する給電手段は放電開始から電流値がピーク値に達するまでの時間が8μs以下であり、上記ピーク値に達したときの電流値が1500A以上となるよう設計されたものである。その発光管には、一対の電極1aから伸びる外部リード1cを封止する封止部1dがそれぞれ設けられる。
なお、放電開始から電流値がピーク値に達するまでの時間の調整は、コンデンサの容量と回路のインピーダンスおよびリアクタンスの調整によって行われ、具体的には、コンデンサ容量は20μF、回路のインピーダンスは23mΩ、リアクタンスは0.65μHである。このような低い回路インピーダンスと回路リアクタンスを実現するため、コンデンサは、ランプハウス内のランプに近い位置に置かれている。
また、放電にかかわるランプとコンデンサの配線距離も極力短く設計されている。
図3に、フラッシュランプ1から放出される光の分光放射スペクトルの一例を示す。横軸は波長、縦軸は分光放射強度であり、同図は発光管の内部の圧力が3atm(3.04×10Pa)のときの分光放射スペクトルを示す。図3から明らかなように、フラッシュランプから放出される光には200nm以下の波長の光が含まれ、特に、波長170nm近傍の光強度が大きくなる。これは、Xeエキシマの発光が大きくなったためと考えられる。
図1に戻り、フラッシュランプ1から放射された光は放物面ミラー2により平行光にされた後に石英窓部4からランプハウジング3外へ放射される。フラッシュランプ1から放射された光を透過する光透過性窓部は、例えば、VUV光に対し高い透過率を有する合成石英で作られている石英窓部4として構成される。なお必要に応じて、光透過性窓部の材質としては、石英より短波長の透過率が良いサファイヤガラスやフッ化カルシウム、フッ化マグネシウムを使うこともできる。
また、放物面ミラー2の内面(光反射面)にはアルミニウムが蒸着され、アルミニウム反射膜が構成されている。アルミニウムはVUVを効率よく反射する特性を有するためミラーの材質として好適である。
石英窓部4はランプハウジング3と気密に組み立てられており、ランプハウジング3内部はランプハウジング3に設けた第1のガス導入口3aからNガスなどの不活性ガスを導入してパージされる。ランプハウジング3内部に導入されたNガスなどの不活性ガスによる風の流れは、図1の一点鎖線の矢印に示すように、給電手段11の電源部13、トリガ回路部12、放物面ミラー2、放物面ミラー2の頂部の貫通孔とフラッシュランプ1外表面との間の間隙(連通穴2a)を介してフラッシュランプ1に到達し、これらを冷却した後、ランプハウジング3に設けた第1の排気口3bから排気される。
ランプハウジング3からVUV光が取り出される石英窓部4の下部には、VUV光が照射されるワークWを保持する処理チャンバ5が設けられる。処理チャンバ5内には、その底面にワークWを保持するワークステージ7が設けられる。また、上記したように、ワークW表面にSAM膜が施されていて、当該SAM膜をパターニングする場合、ワークWと石英窓部4との間にワークW表面への転写パターンが施されているマスク6が設けられる。
ここで、図1(a)(b)に示すように、ランプハウジング3の石英窓部4の周辺には、ランプハウジング3内部空間と、処理ステージ5内部とを空間的に接続する少なくとも1つ以上の通過孔3c(図では12箇所)が設けられる。
ワークWを処理する処理チャンバ5内部は、マスク6によって、石英窓部4とマスク6との間の空間であるマスク上部空間Aと、マスク6下面のワークWが設置されるワーク処理空間Bとに気密に分割されている。よって、上記通過孔3cは、ランプハウジング3内部と上記マスク上部空間Aとを空間的に連結するが、マスク上部空間Aとワーク処理空間Bとは連通していない。マスク上部空間Aは、第2の排気口5aが設けられる。
上記構造により、第1のガス導入口3aからランプハウジング3内に導入されたNガスなどの不活性ガスは、給電手段11(電源部13、トリガ回路部12)、フラッシュランプ1や放物面ミラー2を冷却した後ランプハウジング3に設けた第1の排気口3bから排気されるとともに、一部は通過孔3cを通過して処理チャンバ5のマスク上部空間Aから大気をパージして第2の排気口5aより排気される。
このように、ランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)を空間的に連結する通過孔3cを設けることにより、図6において、ランプハウジング3とマスク上部空間Aに対して個別に行われる不活性ガスパージを共通の1系統のガス供給・排気系を用いて同時に行うことが可能となる。よって、真空紫外光照射処理装置の構成を簡略化することが可能となる。
なお、上記したように、表面にSAM膜等のパターンニング処理層が設けられているワークWのパターニング処理は、マスク6を透過したVUV光が照射されることにより行われる。ここでパターンニング処理層によっては、処理層表面近傍に酸素が存在するとパターニング速度が増大することもある。よってワーク処理空間Bは、ワークW上のパターニング処理層の材質に応じて、適宜、表面でのVUV光強度の減少が顕著にならない程度に酸素を含有する雰囲気とされる。
この場合、ワーク処理空間Bには、第2のガス導入口5bより酸素を含有するガスが導入され、当該ガスによりワーク処理空間Bがパージされ、第3のガス排気口5cより排気される。図1では、空間的に連結されているランプハウジング3内およびマスク上部空間AがNガス等の不活性ガスでパージされ、ワーク処理空間Bは、窒素と酸素からなる混合ガスによりパージされる例が示されている。
〔第2の実施の形態〕
フラッシュランプ(VUV−SFL)1から放出される光に含まれるVUV光は、波長が短い分エネルギーが大きく、真空紫外光照射処理装置内の不所望な部分にVUV光が照射されると、被照射部分の劣化が発生する可能性がある。
例えば、上記したランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)とを空間的に連結する通過孔3cを通過するVUV光の一部は、回折等の影響によりマスク6外側やマスク6を介してワークWの外側などの不所望な場所に照射され、マスク6を保持する部分やワークWが載置されるワークステージ7などの劣化が発生する可能性がある。
図4に示す本発明の真空紫外光照射処理装置の第2の実施の形態は、このような通過孔3cを通過するVUV光による処理チャンバ5の不所望な部分への照射を防止するものである。具体的には、通過孔3cの上部に、通過孔3cへのVUV光の照射を遮光する遮光板3dを設ける。ここで、遮光板3dは、通過孔3cを完全に閉塞するものではなく、通過孔3cの上面に対して間隙を介して設置される。
このような構造とすることにより、図1において通過孔3cを通過するVUV光は遮光されるが、通過孔3cを通過するNガス等の不活性ガスの流れは確保される。
なお、遮光板3dは、VUV光に対して耐久性の高い材質から構成することが望ましく、例えば、表面に黒色めっき処理(例えば、黒色アルマイト処理、黒色クロム処理)を施した、アルミニウムからなる。アルミニウム表面に黒色めっき処理を施すのは、遮光板3d表面においてVUV光が散乱されるのを抑制するためである。
〔第3の実施の形態〕
図5に本発明の真空紫外光照射処理装置の第3の実施の形態を示す。
図1、図4に示す第1、第2の実施の形態においては、ランプハウジング3内は、給電手段11(電源部13、トリガ回路部12)、放物面ミラー2、フラッシュランプ(VUV−SFL)1と内包する構成要素が多く、比較的大型化する。
このような構成において、第1のガス導入口3aからNガス等の不活性ガスを導入して、ランプハウジング3内、ならびにランプハウジング3内部と通過孔3cを介して空間的に接続される処理チャンバ5(マスク上部空間A)内から酸素をパージするのは時間がかかる。すなわち、ワークWに対するパターニング処理等の真空紫外光照射処理を行うまでの準備時間が長くかかってしまう。
また、当然ながら、真空紫外光照射処理装置が設置される外部雰囲気(大気雰囲気)からランプハウジング3内に酸素を含む空気の流入は防止しなければならないので、上記ランプハウジング3は、例えば金属材料を溶接して構成するなど大掛かりな密閉構造が必要とされる。
図5に示す第3の実施の形態は、ランプハウジング3内に小型のパージボックス3eを設けたものである。パージボックス3eは、放物面ミラー2の少なくとも一部、VUV−SFL1の発光部、ランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)とを空間的に接続する通過孔3cの開口部、石英窓部4を内包する。パージボックス3eには、Nガス等の不活性ガスを供給する第1のガス導入口3aを構成するガス供給管3fが挿入されており、上記不活性ガスはまず上記パージボックス3e内部に供給される。
パージボックス3e内に供給されたNガス等の不活性ガスからなる風は、放物面ミラー2の頂部の貫通孔とVUV−SFL1の外表面との間の間隙(連通孔2a)を介してパージボックス3e外部へ進行し、ランプハウジング3内部のパージボックス3eの外側空間を通過して第1の排気口3bより外部に排気されるような流れとなる。その際、Nガス等の不活性ガスは、ランプハウジング3内部であってパージボックス3e外部に配置された給電手段11(電源部13、トリガ回路部12)を冷却する。
また、パージボックス3e内に供給されたNガス等の不活性ガスからなる風は、上記通過孔3cを介して処理チャンバ5のマスク上部空間Aから大気をパージして第2の排気口5aより排気されるような流れとなる。
第3の実施の形態によれば、ランプハウジング3内に放物面ミラー2の少なくとも一部、フラッシュランプ(VUV−SFL)1の発光部、ランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)とを空間的に接続する通過孔3cの開口部、石英窓部4を内包するパージボックス3eを設け、このパージボックス3eに対してNガス等の不活性ガスを供給するガス供給管を挿入し、パージボックス3e内部から放物面ミラー2の頂部の貫通孔とフラッシュランプ1外表面との間の間隙(連通孔2a)や、通過孔3cを介してランプハウジング3内部でかつパージボックス3e外部の空間や処理チャンバ5(マスク上部空間A)にNガス等の不活性ガスを供給するようにしたので、第1の実施の形態、第2の実施の形態のものと比較してVUV−SFL1の発光部から放物面ミラー2の反射面までの光路、放物面ミラー2からの平行光が石英窓部4へ到達するまでの光路、石英窓部4を通過した光がマスク6に到達するまでの光路を内包する光路空間から、短時間でNガス等の不活性ガスにより酸素をパージすることが可能となる。
また、先にVUV光の光路をNガス等の不活性ガスによってパージし、その後、パージボックス3e外部に放出される不活性ガスにより、ランプハウジング3内におけるパージボックス3e外部の空間をパージするので、このランプハウジング3内におけるパージボックス3e外部の空間に存在する酸素を含むガス(空気)がパージボックス3e内部のVUV光路空間に侵入することはない。
よって、パージボックス3e内の密閉性が確保されていれば、比較的大型となるランプハウジング3の密閉構造は、例えば、アングル等の支柱に金属板金をねじ止めで固定するような簡易構造とすることが可能となる。
なお、従来の紫外線照射処理装置において使用される紫外線ランプから放出される光は、赤外領域の波長の光の割合が大きく、発光中はランプ周辺部材(例えば、放物面ミラー2)が加熱される。よって、先にランプ1、放物面ミラー2を冷却用ガスによって冷却した後にランプハウジング3内を冷却しようとした場合、ランプ1、放物面ミラー2との熱交換により不活性ガスの温度が上昇し、ランプハウジング3内の他の構成要素を冷却することは困難となる。よって、通常は、まずランプ1、放物面ミラー2以外の構成要素を冷却後、ランプ1、放物面ミラー2が冷却されるように冷却用ガスの流れが設定される。
しかしながら、VUV−SFL1の場合、VUV−SFL1から放出される光は真空紫外領域、紫外領域の波長の光の割合が大きく、赤外領域の波長の光の割合は比較的小さい。よって、第3の実施の形態のように、パージボックス3e内に供給されるNガス等の不活性ガスからなる風を、放物面ミラー2の頂部の貫通孔とVUV−SFL1外表面との間の間隙(連通孔2a)を介してパージボックス3e外部へ進行し、ランプハウジング3内部のパージボックス3eの外側空間を通過して第1の排気口3bより外部に排気されるような流れとしても、ランプハウジング3内部であってパージボックス3e外部に進行するNガス等の不活性ガスの温度はあまり上昇しない。よって、この不活性ガスにより、ランプハウジング3内部であってパージボックス3e外部に配置された給電手段11(電源部13、トリガ回路部12)等を冷却することが可能となる。
以上のように、本発明の真空紫外光照射処理装置は、真空紫外光(VUV光)を放出する点光源である真空紫外ショートアークフラッシュランプ1(VUV−SFL1)を搭載しているので、VUV光であって、平行光もしくは略平行光である光を取出すことが可能となる。そして、上記した平行光もしくは略平行光を用いて、照明光学系を構築し、光の回り込みの少ない露光を実施することにより、パターンサイズ数μm以下のパターニングを実現することが可能となる。このような光源装置は、エキシマレーザ装置よりも安価であり、COOの観点からも実際的な光源装置となる。
また、VUV−SFL1の発光部から放出され、放物面ミラー2により平行光として反射され、ランプハウジング3の石英窓部4を通過して処理チャンバ5のマスク6へ到達するVUVを含む光が通過するような光路空間がNガスなどの不活性ガスによって酸素がパージされているので、酸素による吸収に起因するVUV強度の著しく減衰も抑制される。更に、VUV光が酸素に吸収されることにより発生するオゾンも生成されないので、ランプハウジング3内の構成要素(例えば、給電線(配線部材)やトリガ基板、コンデンサなどの電子部品)の酸化劣化も生じない。
また、ランプハウジング3の外に排気されるパージガス中にオゾンは含まれないので、別途、オゾンフィルタを設ける必要もない。
本発明の真空紫外光照射処理装置は、特に、ランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)を空間的に連結する通過孔3cを設けているので、ランプハウジング3とマスク上部空間Aに対して行われる不活性ガスパージを共通の1系統のガス供給・排気系を用いて同時に行うことが可能となる。よって、真空紫外光照射処理装置の構成を簡略化することが可能となる。
また、上記通過孔3cの上部に、通過孔3cの上面に対して間隙を介して遮光板3dを設けることにより、通過孔3cを通過するVUV光が遮光され、通過孔3cをVUV光が通過した場合に発生する処理チャンバ5内の不所望な場所へのVUV光の照射が防止される。よって、VUV光が照射されることにより発生する照射部分の劣化(例えば、マスク6を保持する部分やワークWが載置されるワークステージ7などの劣化)も抑制される。なお、遮光板3dは、通過孔3cの上面に対して間隙を介して設置されるので、通過孔3cを完全に閉塞しない。そのため通過孔3cを通過するNガス等の不活性ガスの流れは確保される。
更には、ランプハウジング3内に放物面ミラー2の少なくとも一部、VUV−SFL1の発光部、ランプハウジング3内部と処理チャンバ5(マスク上部空間A)とを空間的に接続する通過孔3cの開口部、石英窓部4を内包するパージボックス3eを設け、このパージボックス3eに対してN2ガス等の不活性ガスを供給するガス供給管3fを挿入し、パージボックス3e内部から放物面ミラー2の頂部の貫通孔とVUV−SFL1外表面との間の間隙(連通孔2a)や、通過孔3cを介してランプハウジング3内部でかつパージボックス3e外部の空間やワーク処理空間B(マスク上部空間A)にNガス等の不活性ガスを供給するようにすることにより、VUV−SFL1発光部から放物面ミラー2の反射面までの光路、放物面ミラー2からの平行光が石英窓部4へ到達するまでの光路、石英窓部4を通過した光がマスク6に到達するまでの光路を内包する光路空間から、短時間でNガス等の不活性ガスにより酸素をパージすることが可能となる。
また、先にVUV光の光路をNガス等の不活性ガスによってパージし、その後、パージボックス3eの外部に放出される不活性ガスにより、ランプハウジング3内におけるパージボックス3eの外部の空間をパージするので、このランプハウジング3内におけるパージボックス3eの外部の空間に存在する酸素を含むガス(空気)がパージボックス3e内部のVUV光路空間に侵入することはない。
よって、パージボックス3e内の密閉性が確保されていれば、比較的大型となるランプハウジング3の密閉構造は、例えば、アングル等の支柱に金属板金をねじ止めで固定するような簡易構造とすることが可能となる。
このような真空紫外光照射処理装置は、ワークWに対しVUV光を平行光として照射することができるので、例えば、たとえばワークW表面に設けられたSAM膜を直接露光することが可能となる。この場合、従来のようにフォトレジストによる現像工程が不要となるため、露光工程を簡略化することができる。
1 フラッシュランプ(VUV−SFL)
1a 電極
1b 石英ガラス管
1c 外部リード
1d 封止部
2 放物面ミラー
2a 連通孔
3 ランプハウジング
3a 第1のガス導入口
3b 第1の排気口
3c 通過孔
3d 遮光板
3e パージボックス
3f 供給管
4 石英窓部
5 処理チャンバ
5a 第2の排気口
5b 第2のガス導入口
5c 第3の排気口
6 マスク
7 ワークステージ
11 給電手段
12 トリガ回路部
13 電源部
A マスク上部空間
B ワーク処理空間
W ワーク

Claims (4)

  1. 少なくとも真空紫外光を含む光を放出するショートアークフラッシュランプと、上記ショートフラッシュランプから放出される光を一方向に平行光として出射させる放物面ミラーとが内部に配置され、内部に不活性ガスが供給されるガス導入口を備えるランプハウジングと、
    ランプハウジングに備え付けられた、上記放物面ミラーから出射した平行光を透過する光透過性窓部と、
    上記光透過性窓部を通過した平行光が照射されるマスクと、マスクを介して上記平行光が照射されるワークと、上記ワークを保持するワークステージとが内部に配置された処理チャンバとからなる真空紫外光照射処理装置であって、
    処理チャンバの内部がマスクによって、マスクの上面と上記光透過性窓部の光出射面とを含む面により包囲されるマスク上部空間と、マスクの下面側であってワークおよびワークステージが配置されるワーク処理空間とに気密に分割されていて、ワーク処理空間はワーク処理用ガスが供給される真空紫外光照射処理装置において、
    ランプハウジング内部とマスク上部空間とを空間的に接続する通過孔が1つ以上設けられ、
    上記マスク上部空間には、ランプハウジング内に供給される不活性ガスが上記通過孔を通過したあと外部に排気されるガス排気口が設けられている
    ことを特徴とする真空紫外光照射処理装置。
  2. 真空紫外光を含む光を放出するショートアークフラッシュランプと、上記ショートフラッシュランプから放出される光を一方向に平行光として出射させる放物面ミラーと、上記ショートフラッシュランプに始動用のトリガパルスおよび電力を供給する給電装置とが内部に配置されるランプハウジングと、
    ランプハウジングに備え付けられた、上記放物面ミラーから出射した平行光を透過する光透過性窓部と、
    上記光透過性窓部を通過した平行光が照射されるマスクと、マスクを介して上記平行光が照射されるワークと、上記ワークを保持するワークステージとが内部に配置された処理チャンバとからなる真空紫外光照射処理装置であって、
    処理チャンバの内部がマスクによって、マスクの上面と上記光透過性窓部の光出射面とを含む面により包囲されるマスク上部空間と、マスクの下面側であってワークおよびワークステージが配置されるワーク処理空間とに気密に分割されていて、ワーク処理空間はワーク処理用ガスが供給される真空紫外光照射処理装置において、
    上記ランプハウジング内部とマスク上部空間とを空間的に接続する通過孔が1つ以上設けられ、
    上記ランプハウジング内に、上記放物面ミラーの少なくとも一部、上記ショートアークフラッシュランプの発光部、上記通過孔の開口部、石英窓部を内包し、上記ランプハウジングとの間に連通孔を有するパージボックスが設けられ、
    上記パージボックスは、ランプハウジングを貫通して挿入された内部に不活性ガスが供給されるガス導入口を有し、このガス導入口より上記パージボックス内に不活性ガスが供給され、
    上記ガス導入口によりパージボックス内に供給される不活性ガスは、上記連通孔を介してランプハウジング内であって上記パージボックス外の空間に供給されるとともに、上記通過孔を介してマスク上部空間に供給され、
    上記マスク上部空間には、ランプハウジング内に供給される不活性ガスが上記通過孔を通過したあと外部に排気されるガス排気口が設けられている
    ことを特徴とする真空紫外光照射処理装置。
  3. 上記放物面ミラーの頂部には孔部が形成されていて、
    上記パージボックスに設けられた上記連通孔は、上記放物面ミラーの頂部に形成された上記孔部である
    ことを特徴とする請求項2に記載の真空紫外光照射処理装置。
  4. 上記ショートフラッシュランプから放出される光を遮光する遮光板が、上記通過孔を上記光が通過するのを遮るように上記通過孔の上部に通過孔の開口面と間隙を介して配置される
    ことを特徴とする請求項1、2または請求項3記載の真空紫外光照射処理装置。
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