JP2015124875A - 差動装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デフケースの作業窓がフランジの第1軸受ボス側の側面に食い込んで凹部を形成する場合でも,リングギヤの溶接歪みを無くし,もしくは少なくしながらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を能率よく溶接し得る差動装置の製造方法を提供する。【解決手段】フランジ15にリングギヤ17のハブ17cを第1軸受ボス4側から圧入した後,これらフランジ15及びリングギヤ17の圧入嵌合部を,周方向に並ぶ複数の分割領域24,25に等分して,これら分割領域24,25を同時に溶接する。【選択図】図1

Description

本発明は,デフ機構を収容するデフケースの一側部及び他側部に,同一軸線上に並ぶ第1及び第2軸受ボスを一体に形成し,また同デフケースの中心から前記第2軸受ボス側にオフセットした中間部に環状のフランジを一体に形成し,さらに同デフケースの,前記軸線と直交する一直径線上で対向する周壁に,前記デフ機構を挿入するための作業窓を設け,前記フランジの外周面にリングギヤを圧入して,これらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を前記第2軸受ボス側で溶接した差動装置,特にその製造方法に関する。
かゝる差動装置は,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
WO2013−18223号公報
上記特許文献1に開示されるものでは,デフケースのフランジの肉厚が全周均一であり,またフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部の溶接が左右両側部で行われている。こうした構造は,リングギヤの溶接歪みを少なくする上で有効であるものゝ,溶接工程が多くなって製作コストの低減が困難となる。またデフケースの内面加工を容易にしたり,デフ機構のデフケースへの挿入を容易にすべく,作業窓を大きく形成した場合には,その作業窓がフランジの第1軸受ボス側の側面に食い込んで凹部を形成することがあり,そのような凹部は,フランジの両側部でのリングギヤとの全周溶接を妨げることになり,リングギヤの溶接歪みを招く原因となる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,作業窓がフランジの第1軸受ボス側の側面に食い込んで凹部を形成する場合でも,リングギヤの溶接歪みを無くし,もしくは少なくしながらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を能率よく溶接し得るようにした前記差動装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,デフ機構を収容するデフケースの一側部及び他側部に,同一軸線上に並ぶ第1及び第2軸受ボスを一体に形成し,また同デフケースの中心から前記第2軸受ボス側にオフセットした中間部に環状のフランジを一体に形成し,さらに同デフケースの,前記軸線と直交する一直径線上で対向する周壁に,前記デフ機構を挿入するための作業窓を設け,これら作業窓が前記フランジに食い込むことで,前記フランジの,前記第1軸受ボス側の側面に凹部が形成され,前記フランジの外周面にリングギヤを圧入嵌合して,これらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を溶接した差動装置の製造方法であって,前記フランジに前記リングギヤのハブを前記第1軸受ボス側から圧入する工程と,これらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を,周方向に並ぶ複数の分割領域に等分して,これら分割領域を同時に溶接する工程とを含むことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記フランジへの前記ハブの圧入深さを一定に規制するために,前記ハブの内周面に突設したストッパ壁を前記フランジに当接させることを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記フランジ及び前記ストッパ壁間には前記凹部を残存させ,前記溶接時に発生するガスをこの凹部を通して排出することを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,フランジに前記リングギヤのハブを前記第1軸受ボス側から圧入嵌合した後,これらフランジ及びリングギヤの圧入嵌合部を,周方向に並ぶ複数の分割領域に等分して,これら分割領域を同時に溶接することにより,フランジ及びハブの圧入嵌合部の溶接を,フランジ及びハブの一側面側のみで行いながら,フランジ及びハブの圧入嵌合部の結合強度を高めることができ,また溶接作業の能率を上げて製作コストの低減を図ることができる。しかもフランジ及びリングギヤの溶接による熱歪みを無くし,もしくは著しく少なくすることができる。またその溶接するフランジ及びハブの一側面側は,作業窓と反対側であるので,溶接時に発生するスパッタが作業窓からデフケース内に侵入することもない。
本発明の第2の特徴によれば,リングギヤのハブの内周面に突設したストッパ壁をフランジに当接させるという,極めて簡単な手法により,フランジへのハブの圧入深さを一定に規制することができる。
本発明の第3の特徴によれば,フランジの凹部を利用して,溶接時に発生するガスを外部に排出することができ,溶接を良好に行うことができる。
本発明の差動装置及びそれを収容するミッションケースの一部の縦断平面図。 上記差動装置のデフケースの平面図。 図2の3−3線断面図。 図3の4矢視図で,フランジ及びリングギヤの溶接要領を示す。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
図1において,車両のミッションケース1内に差動装置Dが収容される。この差動装置Dは,デフケース2と,このデフケース2内に収容されるデフ機構3とよりなっている。デフケース2の右側部及び左側部には,同一軸線X上に並ぶ第1軸受ボス4及び第2軸受ボス5が一体に形成され,これら第1及び第2軸受ボス4,5は,軸受6,6′を介してミッションケース1に支持されると共に,右及び左車軸7,8を支持する。
デフ機構3は,前記軸線Xと直交するようにしてデフケース2に保持されるピニオン軸9と,このピニオン軸9に支持される一対のピニオンギヤ10と,前記車軸7,8の内端にスプライン結合してピニオンギヤ10と噛合する一対のサイドギヤ11とより構成され,各ギヤの背面は,デフケース2の球状内面で回転自在に支承される。
ピニオン軸9は,デフケース2の外周部の一対の支孔12により保持される。デフケース2の外周部には,一方の支孔12と直交してその外周部を左右方向に貫通するピン孔13が設けられており,このピン孔13に圧入嵌合される抜け止めピン14がピニオン軸9を貫通することで,ピニオン軸9の支孔12からの抜け止めが果たされる。
またデフケース2には,その中心Cから第2軸受ボス5側にオフセットした中間部に環状のフランジ15が一体に形成され,このフランジ15に,変速装置の出力ギヤ16と噛合するリングギヤ17が取り付けられる。
図2〜図4に示すように,さらにデフケース2の,前記軸線Xと直交する一直径線上で対向する周壁には,デフケース2の球状内面を加工すること,並びに前記デフ機構3のデフケース2への挿入を容易にすることのための一対の作業窓18が設けられる。これら作業窓18は,フランジ15に食い込むように大きく形成され,これよりフランジ15の第1軸受ボス4側の側面に凹部19が形成される。これに伴ないフランジ15は,前記凹部19が存在する一対の薄肉部15bと,前記凹部19が存在しない一対の厚肉部15aとを有することになる。
図1及び図3に示すように,リングギヤ17は,外周にヘリカル状の歯群を有するリム17aと,このリム17aの内周面から突出する板状のスポーク17bと,このスポーク17bの内周端部の,第2軸受ボス5側の側面より突出する環状のハブ17cとよりなっており,スポーク17bには,ハブ17cの内周面側に突出する環状のストッパ壁22が一体に形成される。そしてハブ17cは,前記フランジ15に第1軸受ボス4側から圧入嵌合される。その際,ストッパ壁22がフランジ15の側面に当接することで,その圧入深さが規制される。
上記リングギヤ17において,スポーク17bの回転中心面P2は,前記フランジ15の回転中心面P1よりも第1軸受ボス4側に配置される。こうすることにより,リングギヤ17をデフケース2の中心Cに極力近づけて,リングギヤ17からデフケース2へのトルク伝達を良好にすることができる。またリングギヤ17に働くスラスト荷重及びラジアル荷重を,第1軸受ボス4をミッションケース1に支持させる軸受6と,第2軸受ボス5をミッションケース1に支持させる軸受6′とでバランス良く分担することができる。
またミッションケース1内において,リングギヤ17と噛合すべき出力ギヤ16の左右方向位置は,変速装置の仕様に応じて変更される場合がある。本実施形態によれば,スポーク17bの回転中心面Pをデフケース2の中心Cに極力近づけているので,左右何れかの方向に出力ギヤ16の位置が変更される場合には,スポーク17bの位置を変更せずに,リム17aのみを出力ギヤ16に合わせて左右何れかの方向に延長すればよく,出力ギヤ16の仕様変更に柔軟に対応可能である。
図4において,フランジ15及びハブ17cの圧入嵌合部には,その全周にわたり第2軸受ボス5側からレーザによる溶接23が施される。
その溶接の際,前記ピン孔13を予め前記厚肉部15aの中央部に設けておき,そのピン孔13の中心を通るフランジ15の直径線Yにより,フランジ15及びハブ17cの圧入嵌合部を第1及び第2分割領域24,25に等分する。そして,一対のレーザトーチ26,26′を,これらが第1及び第2分割領域24,25の2つの分割点をそれぞれ狙うようにセットして,レーザトーチ26,26′又はデフケース2をフランジ15の中心軸周りに一定の方向へ回転しながら,第1及び第2分割領域24,25にレーザを照射することにより溶接23を施す。こうして,隣合う第1及び第2分割領域24,25の溶接開始点27と溶接終了点28とを,各厚肉部15aの中央部で一致させる。
またその際,前記薄肉部15bに溶接23を施すときには,レーザ出力を,厚肉部15aの溶接時よりも低下させるか,あるいは溶接速度を厚肉部15aの溶接時よりも速めるかして,薄肉部15bの溶接深さH2(図3参照)を,厚肉部15aの溶接深さH1(図1参照)よりも浅くする。又は薄肉部15bでは溶接を行わない。
次に,この実施形態の作用について説明する。
リングギヤ17において,リム17aには,ハブ17cの内周面側に突出する環状のストッパ壁22を一体に形成し,ハブ17cをデフケース2のフランジ15に第1軸受ボス4側から圧入嵌合したとき,このストッパ壁22がフランジ15の側面に当接することで,圧入深さを規制し,フランジ15とリングギヤ17のハブ17cとの圧入嵌合部に第2軸受ボス5側からレーザによる溶接23を施すので,フランジ15及びハブ17cの圧入嵌合部の溶接を,フランジ15及びハブ17cの一側面側のみで行いながら,フランジ15及びハブ17cの結合強度を高めることができ,また溶接作業の能率を上げて製作コストの低減を図ることができる。しかも,溶接するフランジ15及びハブ17cの一側面側は,前記作業窓18と反対側であるので,溶接時に発生するスパッタが作業窓18からデフケース2内に侵入する心配もない。
また上記圧入嵌合部に溶接23を施すに当たり,フランジ15の厚肉部15aとリングギヤ17とを所定の溶接深さH1をもって溶接し,フランジ15の薄肉部15bとリングギヤ17とは,前記所定の溶接深さH1より浅い溶接深さH2をもって溶接するか,もしくは全く溶接しないので,前記薄肉部15bでの貫通溶接を回避して,スパッタのデフケース2内への侵入を防ぐことができる。
またフランジ15及びリングギヤ17の圧入嵌合部の溶接開始点27及び溶接終了点28を厚肉部15aで一致させたので,溶接開始点27及び溶接終了点28の一致により,その一致点において溶接深さが深くなっても,貫通溶接を回避することができる。
さらに前記フランジ15及びリングギヤ17の圧入嵌合部を,周方向に並ぶ複数の分割領域24,25に等分し,複数の分割領域24,25に同時に溶接23を施したので,溶接の各部位における冷却スピードの違いを極力抑えて溶接によるリングギヤ17の熱歪みの偏りを無くし,もしくは著しく少なくすることができ,これによりリングギヤ17の傾きを防ぐことができる。しかも各分割領域24,25の溶接開始点27と,それに隣接する分割領域24,25の溶接終了点28とを厚肉部15aで一致させたので,複数の二度打ち箇所によるフランジ15及びリングギヤ17の強度低下の影響を抑制することができ,且つ各一致点において貫通溶接を回避することができる。
また前記デフ機構3のピニオン軸9の抜け止めピン14が嵌挿されるピン孔13を,これが前記厚肉部15aに対応する前記デフケース2の外周部を貫通するように設け,このピン孔13を基準にして前記溶接開始点27を設定したので,溶接開始点27は勿論,溶接終了点28も,必然的に厚肉部15aに設定されることになり,溶接開始点27の設定のための特別な目印を設けずとも,溶接を適正に行うことができる。
またフランジ15及びストッパ壁22間には前記凹部19を残存しており,この凹部19は,前記圧入嵌合部の溶接時に発生するガスを外部に排出することを促すことに寄与する。
尚,一致する溶接開始点27及び溶接終了点28と薄肉部15bとの間隔θは,フランジ15の中心軸線周りで45°以上に設定することが望ましい。即ち,厚肉部15aよりも薄肉部15bでのレーザ出力を低下させる場合,溶接開始点27から薄肉部15bまでの間に充分な間隔θを空けることにより,レーザ出力の開始直後よりも一層出力が安定した状態で,その出力を低下させることができる。その結果,レーザ出力の管理が容易となる。また溶接開始点27及び溶接終了点28が一致することによる溶接入熱の増加によって生じる薄肉部15bの熱歪みを抑制することができる。また溶接開始点27と溶接終了点28との一致点を薄肉部15bから周方向に離れた位置に設定することで,フランジ15及びリングギヤ17の強度低下を抑制することができる。
出力ギヤ16及びリングギヤ17間でのトルク伝達中,ヘリカルギヤよりなるリングギヤ17には,左右方向のスラスト荷重が作用し,その右向きのスラスト荷重は,溶接23部分を介してフランジ15に支持され,左向きのスラスト荷重は,ストッパ壁22を介してフランジ15に支持されるので,溶接23部分の荷重負担を軽減することができる。
本発明は,上記実施形態に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,上記実施形態では,圧入嵌合部を2つの分割領域に等分したが,3つ以上の分割領域に等分することもできる。
D・・・・差動装置
X・・・・軸線
2・・・・デフケース
3・・・・デフ機構
4・・・・第1軸受ボス
5・・・・第2軸受ボス
15・・・・フランジ
17・・・・リンクギヤ
17c・・・ハブ
18・・・・作業窓
19・・・・凹部
22・・・・ストッパ壁
23・・・・溶接
24,25・・・分割領域

Claims (3)

  1. デフ機構(3)を収容するデフケース(2)の一側部及び他側部に,同一軸線(X)上に並ぶ第1及び第2軸受ボス(4,5)を一体に形成し,また同デフケース(2)の中心(C)から前記第2軸受ボス(5)側にオフセットした中間部に環状のフランジ(15)を一体に形成し,さらに同デフケース(2)の,前記軸線(X)と直交する一直径線上で対向する周壁に,前記デフ機構(3)を挿入するための作業窓(18)を設け,これら作業窓(18)が前記フランジ(15)に食い込むことで,前記フランジ(15)の,前記第1軸受ボス(4)側の側面に凹部(19)が形成され,前記フランジ(15)の外周面にリングギヤ(17)を圧入して,これらフランジ(15)及びリングギヤ(17)の圧入嵌合部を溶接した差動装置の製造方法であって,
    前記フランジ(15)に前記リングギヤ(17)のハブ(17c)を前記第1軸受ボス(4)側から圧入する工程と,これらフランジ(15)及びリングギヤ(17)の圧入嵌合部を,周方向に並ぶ複数の分割領域(24,25)に等分して,これら分割領域(24,25)を同時に溶接する工程とを含むことを特徴とする差動装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の差動装置の製造方法において,
    前記フランジ(15)への前記ハブ(17c)の圧入深さを一定に規制するために,前記ハブ(17c)の内周面に突設したストッパ壁(22)を前記フランジ(15)に当接させることを特徴とする差動装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の差動装置の製造方法において,
    前記フランジ(15)及び前記ストッパ壁(22)間には前記凹部(19)を残存させ,前記溶接時に発生するガスをこの凹部(19)を通して排出することを特徴とする差動装置の製造方法。
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