JP2015124292A - イミノスチルベンポリマー及びそれを含むレジスト下層膜形成組成物 - Google Patents
イミノスチルベンポリマー及びそれを含むレジスト下層膜形成組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】式(1)で示されるイミノスチルベン構造を単位構造として含むポリマー。
(R1及びR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせ、R3は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせ、n1は1〜3の整数、n2は1〜4の整数)
【選択図】なし
Description
第2観点として、下記式(2):
第3観点として、Aの化合物がアセナフチレン、又はマレイミドである第2観点に記載のポリマー、
第4観点として、式(2)で示される単位構造が式(2−1):
第5観点として、R1、R2、及びR3がそれぞれ水素原子である第1観点乃至第4観点のいずれか一つに記載のポリマー、
第6観点として、第1観点乃至第5観点のいずれか一つに記載のポリマーを含むレジスト下層膜形成組成物、
第7観点として、更に架橋剤を含む第6観点に記載のレジスト下層膜形成組成物、
第8観点として、更に酸及び/又は酸発生剤を含む第6観点又は第7観点に記載のレジスト下層膜形成組成物、
第9観点として、第6観点乃至第8観点のいずれか一つに記載のレジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し焼成することによって得られるレジスト下層膜、
第10観点として、第6観点乃至第8観点のいずれか一つに記載のレジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し焼成して下層膜を形成する工程を含む半導体の製造に用いられるレジストパターンの形成方法、
第11観点として、半導体基板上に第6観点乃至第8観点のいずれか一つに記載のレジスト下層膜形成組成物によりレジスト下層膜を形成する工程、その上にレジスト膜を形成する工程、光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンにより該下層膜をエッチングする工程、及びパターン化された下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法、
第12観点として、半導体基板に第6観点乃至第8観点のいずれか一つに記載のレジスト下層膜形成組成物によりレジスト下層膜を形成する工程、その上にハードマスクを形成する工程、更にその上にレジスト膜を形成する工程、光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンによりハードマスクをエッチングする工程、パターン化されたハードマスクにより該下層膜をエッチングする工程、及びパターン化されたレジスト下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法、及び
第13観点として、ハードマスクが無機物の蒸着によるものである第12観点に記載の製造方法である。
本発明に用いられるポリマーは、重量平均分子量が600〜1000000、又は600〜200000である。
本発明に用いられるポリマーは式(1)で示される繰り返し単位構造を含む。
式(1)中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせとすることができる。R3は水素原子、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせである。n1は1〜3の整数である。n2は1〜4の整数である。
上記ハロゲン基としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
化合物Aは炭素と炭素の不飽和結合を持った5員環を有する化合物であり、式(2)の単位構造中ではその化合物の不飽和結合が反応することにより形成した2価の有機基の形で単位構造中に組み込まれる。
式(2)の単位構造中のイミノスチルベンのR1、R2、R3、n1、及びn2は、式(1)の単位構造中のイミノスチルベンのR1、R2、R3、n1、及びn2と同様にすることができる。
イミノスチルベンとアセナフチレンの反応による式(2−1)の単位構造を有するポリマーを用いることができる。
式(2−1)の単位構造中のイミノスチルベンのR1、R2、R3、n1、及びn2は、式(2)の単位構造中のイミノスチルベンのR1、R2、R3、n1、及びn2と同様にすることができる。
また、式(1)、式(2)、式(2−1)の単位構造において、R1、R2、及びR3がそれぞれ水素原子とすることができる。
イミノスチルベンと化合物Aとの反応は付加反応であり、1モルのイミノスチルベンに対して、0.1〜10モルの化合物Aを反応することができる。
上記ポリマーは他のポリマーを全ポリマー中に30質量%以内で混合して用いることができる。
ポリアクリル酸エステル化合物の原料モノマーとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ベンジルアクリレート、ナフチルアクリレート、アントリルアクリレート、アントリルメチルアクリレート、フェニルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、イソボルニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、3−メトキシブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−エチル−2−アダマンチルアクリレート、2−プロピル−2−アダマンチルアクリレート、2−メトキシブチル−2−アダマンチルアクリレート、8−メチル−8−トリシクロデシルアクリレート、8−エチル−8−トリシクロデシルアクリレート、及び5−アクリロイルオキシ−6−ヒドロキシノルボルネン−2−カルボキシリック−6−ラクトン等が挙げられる。
アクリルアミド化合物としては、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、及びN,N−ジメチルアクリルアミド等が挙げられる。
ポリビニル化合物の原料モノマーとしては、ビニルエーテル、メチルビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、及びプロピルビニルエーテル等が挙げられる。
ポリスチレン化合物の原料モノマーとしては、スチレン、メチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、及びヒドロキシスチレン等が挙げられる。
ポリマレイミド化合物の原料モノマーとしては、マレイミド、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、及びN−シクロヘキシルマレイミド等が挙げられる。
この組成物の固形分は0.1〜70質量%、または0.1〜60質量%である。固形分はレジスト下層膜形成組成物から溶剤を除いた全成分の含有割合である。
固形分中に上記ポリマーを1〜100質量%、または1〜99.9質量%、または50〜99.9質量%の割合で含有することができる。
この化合物は下記式(4)の部分構造を有する化合物や、下記式(5)の繰り返し単位を有するポリマー又はオリゴマーが挙げられる。
式(4)中、R9及びR10はそれぞれ水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、又は炭素数6〜20のアリール基であり、n6は1〜4の整数であり、n7は1〜(5−n6)の整数であり、(n6+n7)は2〜5の整数を示す。
式(5)中、R11は水素原子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、R12は炭素数1〜10のアルキル基であり、n8は1〜4の整数であり、n9は0〜(4−n8)であり、(n8+n9)は1〜4の整数を示す。オリゴマー及びポリマーは繰り返し単位構造の数が2〜100、又は2〜50の範囲で用いることができる。
これらのアルキル基及びアリール基は、上記アルキル基及びアリール基を例示することができる。
架橋剤の添加量は、使用する塗布溶剤、使用する下地基板、要求される溶液粘度、要求される膜形状などにより変動するが、全固形分に対して0.001〜80質量%、好ましくは0.01〜50質量%、さらに好ましくは0.05〜40質量%である。これら架橋剤は自己縮合による架橋反応を起こすこともあるが、本発明の上記のポリマー中に架橋性置換基が存在する場合は、それらの架橋性置換基と架橋反応を起こすことができる。
本発明では上記架橋反応を促進するための触媒としてとして、p−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸、サリチル酸、スルホサリチル酸、クエン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、ナフタレンカルボン酸等の酸性化合物又は/及び2,4,4,6−テトラブロモシクロヘキサジエノン、ベンゾイントシレート、2−ニトロベンジルトシレート、その他有機スルホン酸アルキルエステル等の熱酸発生剤を配合する事が出来る。配合量は全固形分に対して、0.0001〜20質量%、好ましくは0.0005〜10質量%、好ましくは0.01〜3質量%である。
本発明のリソグラフィー用塗布型下層膜形成組成物は、リソグラフィー工程で上層に被覆されるフォトレジストとの酸性度を一致させる為に、光酸発生剤を添加する事が出来る。好ましい光酸発生剤としては、例えば、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート等のオニウム塩系光酸発生剤類、フェニル−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン等のハロゲン含有化合物系光酸発生剤類、ベンゾイントシレート、N−ヒドロキシスクシンイミドトリフルオロメタンスルホネート等のスルホン酸系光酸発生剤類等が挙げられる。上記光酸発生剤は全固形分に対して、0.2〜10質量%、好ましくは0.4〜5質量%である。
更なる吸光剤としては例えば、「工業用色素の技術と市場」(CMC出版)や「染料便覧」(有機合成化学協会編)に記載の市販の吸光剤、例えば、C.I.Disperse Yellow 1,3,4,5,7,8,13,23,31,49,50,51,54,60,64,66,68,79,82,88,90,93,102,114及び124;C.I.D isperse Orange1,5,13,25,29,30,31,44,57,72及び73;C.I.Disperse Red 1,5,7,13,17,19,43,50,54,58,65,72,73,88,117,137,143,199及び210;C.I.Disperse Violet 43;C.I.Disperse Blue 96;C.I.Fluorescent Brightening Agent 112,135及び163;C.I.Solvent Orange2及び45;C.I.Solvent Red 1,3,8,23,24,25,27及び49;C.I.Pigment Green 10;C.I.Pigment Brown 2等を好適に用いることができる。上記吸光剤は通常、リソグラフィー用レジスト下層膜材料の全固形分に対して10質量%以下、好ましくは5質量%以下の割合で配合される。
本発明に用いられるレジストとはフォトレジストや電子線レジストである。
また電子線レジストの電子線照射は、例えば電子線照射装置を用い照射することができる。
本発明では、半導体基板にレジスト下層膜形成組成物により該レジスト下層膜を形成する工程、その上にレジスト膜を形成する工程、光又は電子線照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンにより該レジスト下層膜をエッチングする工程、及びパターン化されたレジスト下層膜により半導体基板を加工する工程を経て半導体装置を製造することができる。
100mL四口フラスコにイミノスチルベン(15.00g、0.077mol、東京化成工業(株)製)、パラトルエンスルホン酸一水和物(0.773g、0.0039mol、東京化成工業(株)製)を加え、PGMEA(36.80g、関東化学(株)製)を仕込み撹拌し、リフラックス温度まで昇温し溶解させ重合を開始した。16時間後60℃まで放冷後、メタノール(800g、関東化学(株)製)へ再沈殿させた。得られた沈殿物をろ過し、減圧乾燥機で60℃、10時間さらに120℃、24時間乾燥し、目的とするポリマー(式(3−1)、以下PIsと略す)6.9gを得た。
PIsのGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは2800であった。MALDI−TOF−MSにより分子量193相当の繰り返しピークを確認した(図1参照)。
FT−IRによりイミノスチルベンモノマーと得られたポリマーを確認。芳香環由来のC−H伸縮や環振動のほか、N−H伸縮やC−N振動と考えられるピークが検出された(図2参照)。また、新たにアルカンのC−H伸縮が観測されたが、七員複素環のアルケンのピーク(693cm−1)は検出されなかった(図2参照)。
合わせてC及びH−NMRでも得られたポリマーの構造を確認した。N−Hと観られるピークや芳香環に属するピークが確認された(図3、4参照)。
以上の点から得られたポリマーが式(3−1)に相当するポリマーであると確認した。
100mL四口フラスコにイミノスチルベン(12.70g、0.066mol、東京化成工業(株)製)、アセナフチレン(10.00g、0.066mol、東京化成工業(株)製)、パラトルエンスルホン酸一水和物(0.655g、0.0033mol、東京化成工業(株)製)を加え、PGMEA(54.49g、関東化学(株)製)を仕込み撹拌し、リフラックス温度まで昇温し溶解させ重合を開始した。12時間後室温まで放冷後、メタノール(800g、関東化学(株)製)へ再沈殿させた。得られた沈殿物をろ過し、減圧乾燥機で60℃、10時間さらに120℃、24時間乾燥し、目的とするポリマー(式(3−2)、以下PIsAnaと略す)15.7gを得た。
PIsAnaのGPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量Mwは3400であった。
窒素下、100mL四口フラスコにカルバゾール(6.69g、0.040mol、東京化成工業(株)製)、9−フルオレノン(7.28g、0.040mol、東京化成工業(株)製)、パラトルエンスルホン酸一水和物(0.76g、0.0040mol、東京化成工業(株)製)を加え、さらにPGMEA(6.69g、関東化学(株)製)を仕込み、撹拌し、リフラックスまで昇温し溶解させ、重合を開始した。24時間後60℃まで放冷後、テトラヒドロキシフラン(34g、関東化学(株)製)を加え希釈し、メタノール(168g、関東化学(株)製)へ再沈殿させた。得られた沈殿物をろ過し、減圧乾燥機で80℃、24時間乾燥させ、下記式(6−1)で表される構造単位を有する、目的とするポリマー9.37gを得た。得られたポリマーの、GPCによるポリスチレン換算で測定される重量平均分子量は5000であった。
合成例1で得た樹脂20gに、界面活性剤としてメガファックR−30(大日本インキ化学(株)製、商品名)0.06gを混合し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート80gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過して、多層膜によるリソグラフィープロセスに用いるレジスト下層膜形成組成物の溶液を調製した。
合成例2で得た樹脂20gに、界面活性剤としてメガファックR−30(大日本インキ化学(株)製、商品名)0.06gを混合し、シクロヘキサノン80gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いて濾過して、多層膜によるリソグラフィープロセスに用いるレジスト下層膜形成組成物の溶液を調製した。
比較合成例1で得たポリマー20gに、テトラメトキシメチルグリコールウリル(三井サイテック(株)製、商品名パウダーリンク1174)を9.0g、触媒としてピリジニウムパラトルエンスルホネート0.6g、界面活性剤としてメガファックR−30(DIC(株)製)0.05gを混合し、PGMEA80gに溶解させ溶液とした。その後、孔径0.10μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過し、更に、孔径0.05μmのポリエチレン製ミクロフィルターを用いてろ過して、多層膜によるリソグラフィープロセスに用いるレジスト下層膜形成組成物を調製した。
実施例1乃至実施例2及び比較例1で調製したレジスト下層膜形成組成物を、それぞれスピンコーターを用いてそれぞれ酸化ケイ素膜付きシリコンウェハー上に塗布した。
ホットプレート上で400℃2分間ベークし、レジスト下層膜(膜厚200nm)を形成した。そのレジスト下層膜上にポリシロキサンを含有する公知のシリコンハードマスク形成組成物を塗布し、240℃で1分間ベークし、シリコンハードマスク層(膜厚45nm)を形成した。さらにその上にレジスト溶液(PAR855 S90(住友化学(株)製))を塗布し、100℃で1分間ベークしてレジスト層(膜厚120nm)を形成した。
パターン幅が狭まるにしたがいウィグリング(wiggling)と称する不規則なパターンの曲がりが発生しやすくなる。上記実施例1乃至実施例2で調製したレジスト下層膜形成組成物を用いて上述のパターン形成工程を行い、得られたパターンの曲がり(ウィグリング/wiggling)の有無を電子顕微鏡で観測した。パターンの曲がり(ウィグリング/wiggling)が発生することで忠実なパターンに基づく基板加工ができなくなり、エッチング不良と判断される。解像度の測定には測長走査型電子顕微鏡((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いた。測定結果を表1に示す。
表1
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Line45nm・Pitch130nmのパターニングにおけるウィグリングの発生の有無
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(実施例1のレジスト下層膜形成組成物を用いた場合) なし。
(実施例2のレジスト下層膜形成組成物を用いた場合) なし。
(比較例1のレジスト下層膜形成組成物を用いた場合) 有り。(パターン不良)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Claims (13)
- 下記式(1):
(式(1)中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせである。R3は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせである。n1は1〜3の整数、n2は1〜4の整数である。)で示される単位構造を含むポリマー。 - 下記式(2):
(式(2)中、R1及びR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン基、ニトロ基、アミノ基、水酸基、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせである。R3は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜40のアリール基、又はエーテル結合、ケトン結合、若しくはエステル結合を含んでいても良いそれらの組み合わせである。n1は1〜3の整数、n2は1〜4の整数である。Aは炭素と炭素の不飽和結合を持った5員環を有する化合物の不飽和結合が反応することにより形成した2価の有機基である。)で示される単位構造を含むポリマー。 - Aの化合物がアセナフチレン、又はマレイミドである請求項2に記載のポリマー。
- 式(2)で示される単位構造が式(2−1):
- R1、R2、及びR3がそれぞれ水素原子である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のポリマー。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のポリマーを含むレジスト下層膜形成組成物。
- 更に架橋剤を含む請求項6に記載のレジスト下層膜形成組成物。
- 更に酸及び/又は酸発生剤を含む請求項6又は請求項7に記載のレジスト下層膜形成組成物。
- 請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し焼成することによって得られるレジスト下層膜。
- 請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成組成物を半導体基板上に塗布し焼成して下層膜を形成する工程を含む半導体の製造に用いられるレジストパターンの形成方法。
- 半導体基板上に請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成組成物によりレジスト下層膜を形成する工程、その上にレジスト膜を形成する工程、光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンにより該下層膜をエッチングする工程、及びパターン化された下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法。
- 半導体基板に請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のレジスト下層膜形成組成物によりレジスト下層膜を形成する工程、その上にハードマスクを形成する工程、更にその上にレジスト膜を形成する工程、光又は電子線の照射と現像によりレジストパターンを形成する工程、レジストパターンによりハードマスクをエッチングする工程、パターン化されたハードマスクにより該下層膜をエッチングする工程、及びパターン化されたレジスト下層膜により半導体基板を加工する工程を含む半導体装置の製造方法。
- ハードマスクが無機物の蒸着によるものである請求項12に記載の製造方法。
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