JP2015124062A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 昇降路を大きくすることなく、巻上機に近接してその制御盤を配置することができるようにしたエレベータ装置を提供する。【解決手段】 昇降路1内を昇降する乗りかご7及び釣合おもり6と、主索12と、シーブ10と、巻上機11と、制御盤15とを備え、巻上機11と制御盤15が昇降路1内に設けられているエレベータ装置において、制御盤15は、シーブ10の回転軸方向から見たときに、シーブ10に巻きかけられてシーブ10から延伸する主索12の乗りかご7吊持側延伸部と釣合おもり6吊持側延伸部の間の位置に配置されている。【選択図】図2
Description
本発明は、昇降路内に配置された巻上機によって乗りかごを昇降運転するエレベータ装置に関する。
従来のエレベータ装置として、エレベータの昇降路内に設置されてエレベータの乗りかごを吊持する主索が巻き掛けられた巻上機と、この巻上機の電動機に接続されて昇降路内に設置された還付制御盤と、巻上機の電動機に接続されて巻上機に近接して設置された制御盤と、が設けられた構成が知られている(特許文献1を参照)。
この従来技術において、還付制御盤はかごに対する運行指令に基づいて電動機の動作を制御してかごを運行指令されたエレベータの乗場相互間に運行する運行制御回路が装備され、巻上機から離れた位置に設置されている。また、制御盤は電動機の挙動を制御する駆動制御回路が装備された構成となっている。
このような従来のエレベータ装置によれば、昇降路内において制御盤が巻上機に近接して設けられるので、巻上機との接続ケーブルが短くなるため、据付作業を容易にすることができる。しかしながら、巻上機に近接してその制御盤を配置するためには、昇降路内に配置されるさまざまな機器との兼ね合いをよく考慮しなければ、近接させる距離に限界が生じることがあった。また、乗りかごやその他の構成要素の大きさを同じとしても、昇降路を大きくしてしまうことになってしまう懸念があった。
本発明の目的は、昇降路を大きくすることなく、巻上機に近接してその制御盤を配置することができるようにしたエレベータ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明にかかるエレベータ装置は、昇降路内を昇降する乗りかご及び釣合おもりと、前記乗りかご及び釣合おもりを吊持する主索と、前記主索が巻きかけられたシーブと、前記シーブを駆動する巻上機と、前記巻上機を駆動制御する制御盤とを備え、前記巻上機と前記制御盤が前記昇降路内に設けられているエレベータ装置において、前記制御盤は、前記シーブの回転軸方向から見たときに、前記シーブに巻きかけられて前記シーブから延伸する前記主索の前記乗りかご吊持側延伸部と前記釣合おもり吊持側延伸部の間の位置に配置されていることを特徴とするエレベータ装置。
本発明のエレベータ装置によれば、昇降路を大きくすることなく、巻上機に近接してその制御盤を配置することができるようにしたエレベータ装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるエレベータ装置の概略構成を示す側面図である。
昇降路1内の上部には、頂部ビーム2が固定されており、この頂部ビーム2には可回転的に頂部プーリ3,4が支持されている。昇降路1内には、それぞれ対を成す釣合おもり側ガイドレール5と図示を省略した乗りかご側ガイドレールが固定され、釣合おもり側ガイドレール5に対しては釣合おもり6が昇降可能に配置され、乗りかご側ガイドレールに対しては乗りかご7が昇降可能に配置されている。釣合おもり6の上部には釣合おもりプーリ8が可回転的に取り付けられ、また乗りかご7の下部には一対のかご下プーリ9が可回転的に取り付けられている。
昇降路1の下方部には、図示しない駆動モータや、この駆動モータによって回転されるシーブ10などを有する巻上機11が固定されている。なお本実施例では駆動モータは巻上機11の筐体14内に構成されている。シーブ10に巻き掛けた主索12の一方側端、すなわちシーブ10の回転軸方向から見たときに、シーブ10に巻きかけられてシーブ10から延伸する主索12の乗りかご7吊持側延伸部(主索12のシーブ11と頂部プーリ4の間の部位)は、上方へ引き上げられて頂部プーリ4に掛けられた後、一対のかご下プーリ9に掛けられて再び上方に引き上げられた位置で端支持部によって固定されている。
主索12の他方側端、すなわち、シーブ10の回転軸方向から見たときに、シーブ10に巻きかけられてシーブ10から延伸する主索12の釣合おもり6吊持側延伸部(主索12のシーブ11と頂部プーリ3の間の部位)は、上述した一方側端と同様に上方へ引き上げられて頂部プーリ3に掛けられた後、釣合おもりプーリ8に掛けられて再び上方に引き上げられた位置で端支持部13によって頂部ビーム2に固定されている。
このような基本構成によって、巻上機11を駆動してシーブ10を回転すると、主索12を介して乗りかご7を上昇または下降させることができる。このとき、釣合おもり6は乗りかご7とは逆方向に移動させられて釣り合いを保持する。
図2および図3は、上述した巻上機11の近傍を拡大して示す正面図および側面図である。なお、図2は巻上機11のシーブ10の回転軸方向から見た状態を示しており、図3はシーブ10の回転軸垂直方向から見た状態を示している。
巻上機11は、駆動モータなどを収納した筺体14へシーブ10を可回転的に支持しており、シーブ10に巻き掛けられた主索12は、乗りかご7吊持側延伸部及び釣合おもり6吊持側延伸部とも巻上機11の近傍の上部ではシーブ10の径や図1に示した頂部プーリ3,4間の距離や位置などによって決まる一定の距離を隔てながら上方へと引き上げられている。従って、巻上機11の真上で主索12の折り返し部間すなわち乗りかご7吊持側延伸部及び釣合おもり6吊持側延伸部間には、空間部が存在しており、この空間部を利用して駆動モータを制御する主回路制御盤15が配置されている。この主回路制御盤15は、巻上機11の筺体14の上部に搭載され、両者の側部で、かつ主索12と干渉しない位置に設けた固定部材16を用いてボルトなどによって固定されている。
このように、本実施形態におけるエレベータ装置は、昇降路1内を昇降する乗りかご7及び釣合おもり6と、乗りかご7及び釣合おもり6を吊持する主索12と、主索12が巻きかけられたシーブ10と、シーブ10を駆動する巻上機11と、巻上機11を駆動制御する制御盤である主回路制御盤15とを備え、巻上機11と主回路制御盤15が昇降路1内に設けられている。
そして主回路制御盤15は、シーブ10の回転軸方向から見たときに、シーブ10に巻きかけられてシーブ10から延伸する主索12の乗りかご7吊持側延伸部と釣合おもり6吊持側延伸部の間の位置に配置されている。これにより、昇降路1を大きく拡大することなく、巻上機11に近接して、主回路制御盤15を配置することができる。
主回路制御盤15は、巻上機11の駆動モータなどを制御するために接続配線17によって電気的に接続されるが、巻上機11と主回路制御盤15とは上下方向で近接して配置されているため、この接続配線17は著しく短くなり、配線作業も簡単になる。特に、巻上機11を昇降路1内に配置した方式のエレベータ装置では、昇降路1内の狭隘な場所に各種の構成機器と共に配置されるため、十分な作業用スペースを確保するのが難しい。しかし、シーブ10に巻き掛けた主索12の同方向に延びた折り返し部間に形成されていた空間部に注目し、これまで活用されていなかった同空間部を主回路制御盤15の配置のために有効に活用している。しかも、主索12の折り返し部が同方向に延びているため同方向に主回路制御盤15をある程度移動させることができる空間部であり、巻上機11に近傍して主回路制御盤15を配置することができるようになり、昇降路を大きくすることなく、巻上機と主回路制御盤を近接して配置してその配線作業を簡単にすることができる。
特に本実施形態では、制御盤の筐体は前記巻上機の筐体と接触して設けられているので、巻上機11と主回路制御盤15間の配線作業を非常に簡単にすることができる。
図4は、本発明の他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。
上述した図2および図3の構成では、巻上機11の筺体14の上部に主回路制御盤15を搭載して固定部材16によって結合しているが、ここでは巻上機11の固定とは別に、専用の支持ブラケット18を使用して主回路制御盤15を昇降路1の内壁面に固定している。
本実施の形態でも、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して駆動モータを制御する主回路制御盤15が配置されているため、同様の効果を得ることができる。しかも、専用の支持ブラケット18を使用して主回路制御盤15を昇降路1の内壁面に固定しているため、巻上機11の上方で近接した位置でありながら、巻上機11から多少離れて位置させることが可能となり、設計上の自由度を得ることができる。
図5は、本発明のさらに異なる他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。
本実施の形態では、巻上機11のシーブ10が昇降路1の内壁面側に向くように配置され、巻上機11の筺体14の上部に支持ブラケット19の下端側が固定され、この支持ブラケット19を利用して主回路制御盤15が固定されている。
本実施の形態でも、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して駆動モータを制御する主回路制御盤15が配置されているため、同様の効果を得ることができる。
図6および図7は、本発明のさらに異なる他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を示す正面図および平面図である。
本実施の形態は、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して駆動モータを制御する主回路制御盤15が配置されている特徴を生かして、主回路制御盤15の側部に主索12を防音材によって包囲した防音装置20を取り付けたものである。
巻上機11は、主索12がシーブ10へと入り込んで行く部分に窓部21を形成している。窓部21には主索12が接触しないように構成されている。従って、シーブ10へと入り込んで行く主索12は噛み込み音を発生させる。しかし、窓部21には窓部21からの漏れ出る音を低減するように、窓部21およびその近傍の主索12を包囲する防音装置20が配置されている。このように、主索12が入り込む開口部である窓部21を有し、防音材によって主索12を包囲した筒状の防音装置20を主回路制御盤15の筐体側部に固定したので、防音装置20によってシーブ10へと入り込んで行く主索12の噛み込み音を容易に低減することができる。
しかも、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して主回路制御盤15を配置した構造を巧みに生かしているため、主回路制御盤15の側部に防音装置20を容易に配置することができる。しかも、巻上機11の構成を殆ど変えることなく、シーブ10へと入り込んで行く主索12の噛み込み音を低減することができる。
図8および図9は、本発明のさらに異なる他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を拡大して示す正面図および平面図である。
本実施の形態でも、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して主回路制御盤15が配置されている。ここで主回路制御盤15は、巻上機11の駆動モータを制御すると共に、遠隔監視のために種々の変動要因などを取り込んで監視するように構成されている。この変動要因の一つとして、主索12の素線切れを検出するロープテスタ22を使用している。主回路制御盤15の上方部に固定部材23が取り付けられ、この固定部材23にロープテスタ22が固定されている。ロープテスタ22からの接続ケーブル24は主回路制御盤15に接続されている。
例えば、従来の保守点検では主索12の巻上機11の近傍の適当な位置にロープテスタ22を取り付け、その接続ケーブル24を保守員が持参した保守用携帯端末装置に接続し、主索12を移動させながら検出信号を保守用携帯端末装置へと取り込んで異常の有無を検出している。このため、保守用携帯端末装置を操作しやすい場所に設置した状態で検出作業を行うため、保守用携帯端末装置の設置位置とロープテスタ22の設置位置が離れても対処できるだけの長さを有する接続ケーブル24を準備しなければならなかった。
しかし、巻上機11の近傍に主回路制御盤15が設置されているため、ロープテスタ22の接続ケーブル24を近傍に位置する主回路制御盤15に接続すれば良く、接続作業が簡単で、短い接続ケーブル24とすることができる。ロープテスタ22からの検出信号は、近傍に位置する主回路制御盤15を経由して取り込むことができ、また他の位置に設けた出力端子からロープテスタ22からの検出信号を取り出すこともできる。つまり長い配線を昇降路1内に這い回す必要もない。
このロープテスタ22は、保守点検時に取り付けて使用するものであっても良いし、常設として常時異常監視を行うこともできる。
本実施形態では、図8、図9においてシーブ10の右側の釣合おもり6吊持側延伸部にロープテスタ22を配置した構成を示したが、シーブ10の左側の乗りかご7吊持側延伸部に配置することも可能である。また、乗りかご7吊持側延伸部及び釣合おもり6吊持側延伸部の両者に同時に設ける構成であってもよい。
通常であると、ロープテスタ22を設ける場合、その設ける場所の選定や設ける場所への支持台等の設置など設置に関する労力も大きいものであったが、本実施形態によれば主回路制御盤15が乗りかご7吊持側延伸部及び釣合おもり6吊持側延伸部間に設けられているため、ロープテスタ22を設けるのに適した場所に配置されているとともに、主回路制御盤15自体がロープテスタの動作の制御や検出信号の受信などの機能を容易に発揮し得るものであるため、ロープテスタ22の接続配線を主回路制御盤15に接続可能とすることで設置を容易にしながら、測定作業なども上述の通り容易に行いやすくできる。
図10および図11は、本発明のさらに異なる他の実施の形態によるエレベータ装置の要部を拡大して示す正面図および側面図である。
上述した各実施の形態では、巻上機11を昇降路1の下方部に配置し、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して主回路制御盤15を配置した構成について説明した。エレベータ装置では種々のローピング方式や巻上機11の配置方式があり、本実施の形態では、図1に示した昇降路1の上方部に固定した頂部ビーム2に巻上機11を支持固定した場合の構成を示している。
頂部ビーム2はH型鋼から成り、その上方部に固定した固定ブラケット25を用いて巻上機11が固定されている。このような巻上機11の配置構成の場合、シーブ10に巻き掛けた主索12は両側が共に下方に延びることになるため、ここでは巻上機11の真下に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して主回路制御盤15が配置されている。この主回路制御盤15は頂部ビーム2の下方部に固定した固定ブラケット26を用いて固定されている。
巻上機11と主回路制御盤15とは、頂部ビーム2のほぼ高さ方向寸法分だけ離れて近接配置されており、この隙間を利用してロープテスタ22が主回路制御盤15に固定され、ロープテスタ22の接続ケーブル24が主回路制御盤15に接続されている。ロープテスタ22は支持用のブラケットを利用して頂部ビーム2に取り付けても良いが、ロープテスタ22を常設とする場合は、主回路制御盤15に固定すると、主回路制御盤15およびロープテスタ22を一体的に取り扱うことができ便利である。
上述した各実施の形態の説明から分かるように、巻上機11および主回路制御盤15は種々の支持構造を採用することができ、いずれの支持構造を採用した場合も、巻上機11のシーブ10に巻き掛けた主索12の折り返し部間に形成された空間部に主回路制御盤15を配置することによって、同様の効果を得ることができる。
また上述した図1〜図5の説明から分かるように、巻上機11を駆動制御する主回路制御盤15は、巻上機11の真上に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して配置している。図1に止したローピング方式では、巻上機11の上方部に折り返された主索12間に存在している空間部が、相当の距離にわたって存在する。従来は、この空間部を活用していなかったため、空間部はデッドスペースとなっていたが、相当の距離にわたる空間部のどこに主回路制御盤15を配置しても、スペースの有効活用となる。しかし、巻上機11と主回路制御盤15間が相当距離を離れてしまうと、それに比例して接続配線17が長くなるので、この接続配線17の長さを意識しながら近接させる範囲を決定し、巻上機11に近接して主回路制御盤15を配置するのが望ましい。
以上説明したように本発明は、主回路制御盤15によって駆動制御される巻上機11と、巻上機11のシーブ10に巻き掛けた主索12と、乗りかご7および釣合おもり6を有し、主回路制御盤15による巻上機11の駆動によって主索12を介して乗りかご7と釣合おもり6とをそれぞれ逆方向に昇降させるように構成したエレベータ装置において、巻上機11の近傍で、かつシーブ10に巻き掛けた主索12の同方向に延びた折り返し部間に、主回路制御盤15を配置したことを特徴とする。
このような構成によれば、シーブ10に巻き掛けた主索12の同方向に延びた折り返し部間に形成されていた空間部はこれまで活用されていなかったが、主回路制御盤15を配置するために有効に活用することができ、しかも、主索12の折り返し部が同方向に延びているため同方向に主回路制御盤15をある程度移動させることができる空間部であり、巻上機11に近傍して主回路制御盤15を配置することができるようになり、昇降路を大きくすることなく、巻上機と主回路制御盤を近接して配置してその配線作業を簡単にすることができる。
また上述の構成に加えて、主回路制御盤15の近傍に位置する主索12に、主索12の素線切れを検出するロープテスタ22を取り付けるように構成することもできる。
このような構成によれば、主回路制御盤15とロープテスタ22間の接続作業が簡単になり、ロープテスタ22によって検出した素線切れに関する検出信号を主回路制御盤15を介して容易に取り出すことができる。
また上述の構成に加えて、巻上機11は主索12が入り込む窓部21を有し、窓部21から出入りする部分の主索12を防音材によって包囲した防音装置20を配置し、防音装置20を主回路制御盤15の側部に固定することもできる。
このような構成によれば、巻上機11のシーブ10近傍に位置する主索12の折り返し部間に存在している空間部を利用して主回路制御盤15を配置した構造を巧みに生かして、主回路制御盤15の側部に防音装置20を容易に配置することができ、しかも、巻上機11の構成を殆ど変えることなく、シーブ10へと入り込んで行く主索12の噛み込み音を防音装置20によって効果的に低減することができる。
1 昇降路
2 頂部ビーム
6 釣合おもり
7 乗りかご
10 シーブ
11 巻上機
12 主索
14 筺体
15 主回路制御盤
17 接続配線
20 防音装置
21 窓部
22 ロープテスタ
24 接続ケーブル
2 頂部ビーム
6 釣合おもり
7 乗りかご
10 シーブ
11 巻上機
12 主索
14 筺体
15 主回路制御盤
17 接続配線
20 防音装置
21 窓部
22 ロープテスタ
24 接続ケーブル
Claims (5)
- 昇降路内を昇降する乗りかご及び釣合おもりと、前記乗りかご及び釣合おもりを吊持する主索と、前記主索が巻きかけられたシーブと、前記シーブを駆動する巻上機と、前記巻上機を駆動制御する制御盤とを備え、前記巻上機と前記制御盤が前記昇降路内に設けられているエレベータ装置において、
前記制御盤は、前記シーブの回転軸方向から見たときに、前記シーブに巻きかけられて前記シーブから延伸する前記主索の前記乗りかご吊持側延伸部と前記釣合おもり吊持側延伸部の間の位置に配置されていることを特徴とするエレベータ装置。 - 請求項1に記載のエレベータ装置において、前記制御盤の筐体は前記巻上機の筐体と接触して設けられていることを特徴とするエレベータ装置。
- 請求項1または2のいずれかに記載のエレベータ装置において、前記主索の素線切れを検出するロープテスタを前記制御盤の筐体に取り付け可能としたことを特徴とするエレベータ装置。
- 請求項3に記載のエレベータ装置において、前記ロープテスタの信号線を前記制御盤に接続可能としたことを特徴とするエレベータ装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベータ装置において、前記主索が入り込む開口部を有し、防音材によって前記主索を包囲した筒状の防音装置を前記制御盤の筐体側部に固定したことを特徴とするエレベータ装置。
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