JP2015123270A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト容器に加えられた衝撃が内容物に伝達しにくいコンパクト容器を提供すること。
【解決手段】内容物が収容される保持体2と、前記保持体2が収容される収容凹部3Aが形成された容器本体3と、を備え、前記保持体2の外面には、前記収容凹部3Aを画成する内面に吸着する第1吸盤23が突設されており、前記保持体2の外面と前記収容凹部3Aの内面との間には、隙間が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンパクト容器に関するものである。
この種のコンパクト容器としては、アイシャドウやアイライナ、ファンデーションなどの化粧料が収容される皿体と、皿体が収容される収容凹部が形成された容器本体と、皿体と容器本体との間に配設された衝撃緩衝部材と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなコンパクト容器では、衝撃緩衝部材が容器本体から皿体に伝達する衝撃を分散させることによって、皿体内に収容されている化粧料が皿体から飛び出したり飛散したりすることを抑制している。
特開2012−075565号公報
しかしながら、上記従来のコンパクト容器では、落下などによりコンパクト容器に対して衝撃が直接加わると、衝撃が分散されるものの、その衝撃が皿体に伝達されるので、皿体が容器本体から外れたり、例えばファンデーションなどのドライタイプの化粧料などの内容物にヒビが入って飛散したりすることがあるという問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、コンパクト容器に加えられた衝撃が内容物に伝達しにくいコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のコンパクト容器は、内容物が収容される保持体と、前記保持体が収容される収容凹部が形成された容器本体と、を備えるコンパクト容器であって、前記保持体の外面には、前記収容凹部を画成する内面に吸着する第1吸盤が突設されており、前記保持体の外面と前記収容凹部の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とする。
この発明では、保持体の外面と収容凹部の内面との間に第1吸盤が配設されており、第1吸盤が収容凹部の内面に吸着しているので、容器本体に衝撃が加わっても、この衝撃を第1吸盤で吸収できる。また、収容凹部の内面に吸着されている第1吸盤が保持体と容器本体との間の相対的な移動を抑制する。これにより、保持体に加わる衝撃を和らげることができ、内容物を保護できる。さらに、保持体の外面に第1吸盤が突設されていることによって保持体の外面と収容凹部の内面との間に隙間が形成されるので、容器本体から保持体に対して衝撃が直接伝達することを抑制する。これによっても、保持体に加わる衝撃を和らげることができる。
また、本発明のコンパクト容器では、前記保持体が、内容物が充填される皿体と、前記皿体が収容されると共に外面に前記第1吸盤が突設された枠体と、を有し、前記枠体の内面には、前記皿体の外面に吸着する第2吸盤が突設されてもよい。
この発明では、枠体に設けられた第2吸盤が皿体の外面に吸着しているので、上述と同様に、容器本体から枠体に伝わった衝撃を第2吸盤で吸収すると共に、皿体と枠体との間の相対的な移動が抑制される。これにより、皿体に加わる衝撃をさらに和らげることができ、内容物をより確実に保護できる。
また、本発明のコンパクト容器では、前記保持体には、前記第1吸盤を有する吸盤体がインサート成形により一体化されてもよい。
この発明では、保持体と吸盤体とを別材料で形成することにより、保持体の剛性を確保しつつ第1吸盤による吸着性能を維持できる。なお、第2吸盤が突設されている場合には、吸盤体が第2吸盤を有していてもよい。
この発明にかかるコンパクト容器によれば、第1吸盤が容器本体に加えられて保持体に伝達する衝撃を吸収すると共に、保持体と容器本体との間の相対移動を抑制するので、保持体に伝達される衝撃を緩和できる。また、第1吸盤を設けることによって保持体の外面と収容凹部の内面との間に間隙が形成されるので、容器本体から保持体に衝撃が直接伝達することを回避でき、保持体に伝達される衝撃をさらに緩和できる。
本発明の第1実施形態にかかるコンパクト容器を示す上面図である。 図1のコンパクト容器を示すA−A矢視断面図である。 図2の枠体を示す下面図である。 図3のB−B矢視断面図である。 皿体の交換方法を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるコンパクト容器を示す断面図である。 図6の枠体を示す下面図である。 図7のC−C矢視断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるコンパクト容器を示す断面図である。 図9の枠体を示す下面図である。 図9の保持体を示すD−D矢視断面図である。 本発明の第4実施形態にかかるコンパクト容器を示す上面図である。 図12のE−E矢視断面図である。 図12の保持体を示す上面図である 図13の保持体を示すF−F矢視断面図である 保持体の交換方法を示す断面図である。
以下、本発明によるコンパクト容器の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態におけるコンパクト容器1は、図1及び図2に示すように、例えば化粧料などの内容物を収容する携帯用の蓋付容器であり、平面視で矩形状の扁平容器である。このコンパクト容器1は、内容物が収容される保持体2と、保持体2が収容される収容凹部3Aが形成された容器本体3と、ヒンジ部4により容器本体3に対して回動可能に連結され、容器本体3を開閉する蓋体5と、を備え、ヒンジ部4の反対側の縁部には、蓋体5の容器本体3に対する閉状態を維持する係合部6が設けられている。
ここで、本実施形態では、蓋体5側を上側とし、容器本体3側を下側とする。また、上下方向に直交する方向においてヒンジ部4側を後方とし、その反対方向を前側とする。さらに、上下方向及び前後方向双方に直交する方向を左右方向とする。
保持体2は、内容物が収容される皿体11と、皿体11が収容される枠体12と、を有する。
皿体11は、上面視で矩形状をなす扁平の皿状をなしており、例えば金属で形成されている。そして、皿体11は、上面視で矩形板状の底壁部13と、底壁部13の外周縁から上方に向けて延設され、上面視で矩形環状に形成された壁部である周壁部14と、を有する。
枠体12は、図1から図4に示すように、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマまたはウレタンのような皿体11及び容器本体3よりも軟らかい軟質材料で形成されており、上面視で矩形板状の底壁部21と、底壁部21の外周縁から上方に向けて延設された周壁部22と、を有する。
底壁部21には、底壁部21を貫通する第1貫通孔21Aが形成されており、第1吸盤23が下方に向けて突設されている。これら底壁部21、周壁部22及び第1吸盤23は、一体的に形成されている。
第1吸盤23は、上面視で円状をなしており、上面視で第1貫通孔21Aを回避した底壁部21の中央部に設けられている。
周壁部22は、上面視で矩形環状に形成された壁部であり、周壁部22の上端には、前後左右方向の外方に向けて突出するフランジ部22Aが全周にわたって設けられている。
容器本体3は、図1及び図2に示すように、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)などの合成樹脂材料で形成されており、上面視で矩形板状の底壁部31と、底壁部31の外周縁から上方に向けて延設された周壁部32と、を有する。これら底壁部31及び周壁部32は、上方に開口する収容凹部3Aを画成する。
底壁部31のうち上面視で第1貫通孔21Aと重なる位置には、底壁部31を貫通する第2貫通孔31Aが形成されている。また、底壁部31のうち中央部の上面には、第1吸盤23が吸着されている。
周壁部32は、上面視で矩形環状に形成された壁部であり、前側の前壁部33と、左右方向の中間部にヒンジ部4を構成するヒンジ凹部34Aが形成された後側の後壁部34と、左右両側の側壁部35、36と、を有する。前壁部33の左右方向の中間部には、凹状の切欠部33Aが形成されており、この切欠部33Aの内側には、係合部6が配設されている。
蓋体5は、容器本体3と同様に合成樹脂材料で形成されており、上面視で矩形板状の天壁部41と、天壁部41の外周縁から下方に向けて延設された矩形環状の周壁部42と、を有する。
天壁部41は、蓋体5の閉状態において容器本体3の底壁部31の上方で対向して配置されている。天壁部41の前後両端部それぞれには、図2に示すように、周壁部42の後述する左右の両側壁部47、48と共に天壁部41に鏡体43を接合する空間を画成する一対の鏡枠部41A、41Bが左右方向の全長にわたって直線状に延設されている。
周壁部42は、図1及び図2に示すように、上面視で矩形環状に形成された壁部であり、前側の前壁部44と、ヒンジ部4を構成するヒンジ軸壁部45が設けられた後側の後壁部46と、左右両側の側壁部47、48と、を有する。
ヒンジ軸壁部45は、ヒンジ凹部34Aの左右方向の内側に配設されており、ヒンジ軸壁部45の左右方向の外端部とヒンジ凹部34Aとは、軸部49を介して連結されている。これにより、容器本体3に対して蓋体5を回動可能に支持するヒンジ部4が構成される。
係合部6は、コンパクト容器1における前端部の左右方向中央部において、切欠部33Aの内側に配設されており、図2に示すように、容器本体3に設けられた第1フック51と、蓋体5に設けられ、第1フック51と係合可能な第2フック52と、第1及び第2フック51、52の係合を解除するための操作部材53と、を有する。
第1フック51は、容器本体3の底壁部31から上方に向けて立設されたガイド壁部54を有する。ガイド壁部54は、左右方向において容器本体3の切欠部33Aに対応する位置において、容器本体3の前壁部33よりも後方に配置されており、ガイド壁部54の前端面は、上方に向かうにしたがって後方に向けて傾斜する傾斜面54Aとされている。そして、ガイド壁部54の上端部には、第1爪部54Bが前方に向けて突設されている。また、ガイド壁部54の下端部には、前後方向に沿って延在するガイド穴部54Cが形成されている。
第2フック52は、蓋体5の天壁部41から下方に向けて延設された縦壁部55を有する。縦壁部55は、蓋体5の閉状態において、上面視で第1フック51と重なる位置に配置されている。また、縦壁部55の下端部には、蓋体5の閉状態において、容器本体3の切欠部33A内に挿通され、第1フック51の第1爪部54Bに係合可能な第2爪部55Aが後方に向けて突設されている。
操作部材53は、切欠部33Aの内側において容器本体3に支持されている。そして、操作部材53は、前後方向の位置が容器本体3の前壁部33及び蓋体5の前壁部44と同等の位置に配置された押圧壁部56と、押圧壁部56から後方に向けて突設された突起部57と、押圧壁部56の下端部に形成され、第1フック51のガイド穴部54C内に挿入されたベース部58と、を有する。
次に、以上のような構成のコンパクト容器1の動作につい説明する。まず、係合部6の押圧壁部56を後方に押し込むと、操作部材53の突起部57がガイド壁部54の傾斜面54A上を後方に向けて摺動し、第2フック52の第2爪部55Aを上方に押し上げる。これにより、第2フック52の第2爪部55Aと第1フック51の第1爪部54Bとの係合が解除される。そして、蓋体5を引き上げると、蓋体5がヒンジ部4の軸部49回りに回動し、容器本体3が開放される。
その後、塗布具などを用いて内容物を適量取り、パフやブラシなどの塗布具を用いて被塗布部分に塗布する。使用後は、上述とは逆の手順で容器本体3に蓋体5を装着する。
続いて、皿体11の交換方法について説明する。まず、上述と同様に、蓋体5を開状態として容器本体3を開放する。この状態で、容器本体3の底壁部21に形成された第2貫通孔31A及び枠体12の底壁部21に形成された第1貫通孔21Aに例えばピンPを貫通させる。ピンPを貫通させると、図5に示すように、保持体2のうち皿体11が枠体12から離間する。このようにして、皿体11が取り外される。そして、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11を枠体12内に供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
以上のようにして、皿体11を交換する。
本実施形態におけるコンパクト容器1によれば、容器本体3に衝撃が加わっても、第1吸盤23がこの衝撃を吸収し、保持体2と容器本体3との間の相対的な移動を抑制することによって、保持体2(皿体11)に加わる衝撃を緩和できる。さらに、第1吸盤23により枠体12の底壁部21の下面と容器本体3の底壁部31の上面との間に隙間が形成されるので、衝撃が容器本体3から枠体12に直接伝わることを抑制し、これによっても保持体2(皿体11)に加わる衝撃を緩和できる。
また、軟質材料で形成された枠体12のフランジ部22Aが容器本体3の周壁部32に当接しているので、加えられた衝撃によって枠体12が容器本体3内で前後左右方向に相対的に移動しても前後左右方向の力をフランジ部22Aが吸収できる。そのため、保持体2(皿体11)に加わる衝撃を緩和できる。
次に、本発明におけるコンパクト容器の第2実施形態について説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1実施形態と同様であり、上述の第1実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図6から図8においては、図1から図5と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるコンパクト容器100の保持体101では、図6から図8に示すように、枠体102に、複数(本実施形態では2個)の第1吸盤103が突設されている。第1吸盤103は、枠体102の底壁部105の左右方向の中間部から前後方向に離間して突設されており、上面視で円形板状をなす接続片104によって接続されている。
また、容器本体110の底壁部111の中央部には、底壁部111を貫通する貫通孔111Aが形成されている。貫通孔111Aは、上面視において接続片104と重なる位置に形成されている。
以上のような構成のコンパクト容器100においても、上述した実施形態と同様に、蓋体5を開状態とする。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体110を開放する。この状態で、図6に示すように、容器本体110の底壁部111に形成された貫通孔111AにピンPを貫通させる。ピンPを貫通させると、ピンPが2つの第1吸盤103を繋ぐ接続片104を上方に向けて押し上げるので、第1吸盤103が容器本体110の底壁部111から離間する。これにより、保持体101全体が容器本体110から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体102を有する新たな保持体101を容器本体110の収容凹部110Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
本実施形態におけるコンパクト容器100によっても、上述と同様の作用、効果を奏する。
次に、本発明におけるコンパクト容器の第3実施形態について説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1及び第2実施形態と同様であり、上述の第1及び第2実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図9から図11においては、図1から図8と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるコンパクト容器150の保持体151では、図9から図11に示すように、枠体152に複数(本実施形態では52個)の吸盤体153がインサート成形により一体化されている。枠体152は、例えばABS樹脂などの硬質材料で形成されており、吸盤体153を取り付けるための複数の取付孔154Aが形成された底壁部154と、周壁部155と、を有する。
吸盤体153は、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマまたはウレタンのような枠体152よりも軟らかい軟質材料で形成されており、底壁部154から下方に突出する第1吸盤161と、底壁部154から上方に突出する第2吸盤162と、を有する。第1吸盤161は、容器本体3の底壁部31の上面に吸着されており、第2吸盤162は、皿体11の底壁部13の下面に吸着されている。
以上のような構成のコンパクト容器150においても、上述した実施形態と同様に、蓋体5を開状態とする。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体3を開放する。この状態で、容器本体3の底壁部31に形成された第2貫通孔31Aにピン(図示略)を貫通させると、保持体151が容器本体3から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体152を有する新たな保持体151を容器本体3の収容凹部3Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
本実施形態におけるコンパクト容器150によっても、上述と同様の作用、効果を奏するが、第2吸盤162が容器本体3から枠体152に伝わった衝撃を吸収すると共に、皿体11と枠体152との間の相対的な移動を抑制するので、皿体11に加わる衝撃をさらに緩和できる。
また、枠体152と吸盤体153とをインサート成形により一体化しており、枠体152と吸盤体153とを別材料で形成するができるので、枠体152の剛性を確保しつつ吸盤体153の第1及び第2吸盤161、162による吸着力を維持することができる。なお、枠体152と吸盤体153とは、インサート成形以外の他の方法により一体化されてもよい。
次に、本発明におけるコンパクト容器の第4実施形態について説明する。なお、ここで説明する実施形態は、その基本的構成が上述した第1から第3実施形態と同様であり、上述の第1から第3実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図12から図16においては、図1から図11と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態におけるコンパクト容器200の保持体201では、図12から図15に示すように、軟質材料で形成された枠体202と複数(本実施形態では68個)の第1吸盤203及び複数(本実施形態では72個)の第2吸盤204とが同一の軟質材料により一体的に成形されている。
枠体202は、底壁部205及び周壁部206を有する。第1吸盤203は、底壁部205の下面及び周壁部206の外面に突設されており、第2吸盤204は、底壁部205の上面及び周壁部206の内面に突設されている。
また、枠体202には、図12及び図13に示すように、操作体207が設けられている。操作体207は、枠体202の周壁部206の後壁部のうち左右方向の中間部に設けられており、容器本体210の周壁部211の後壁部212の上端を乗り越え、後壁部212のうちヒンジ凹部212Aが形成されることによって薄肉化されている部分を前後方向で挟み込む。なお、容器本体210の底壁部213には、上述した実施形態のような貫通孔が形成されていない。
以上のような構成のコンパクト容器200においても、上述した実施形態と同様に、蓋体5を開状態とする。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体210を開放する。この状態で、図16に示すように、操作体207を前方に向けて引き上げると、第1吸盤161と容器本体210の内面との間の吸着が解除され、保持体201が容器本体210から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体202を有する保持体201を容器本体210の収容凹部210Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
本実施形態におけるコンパクト容器200によっても、上述と同様の作用、効果を奏するが、枠体202の周壁部206にも第1及び第2吸盤203、204が配設されているので、容器本体210の周壁部211から枠体202の周壁部206に伝達する衝撃を吸収すると共に、容器本体210と枠体202との間の前後左右方向における相対的な移動を抑制するので、皿体11に加わる衝撃をより効果的に緩和できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、保持体は、皿体と枠体とを別体としているが、第2吸盤を設けない構成では、皿体と枠体とを一体としてもよい。
保持体や容器本体の形状は、上面視で矩形状に限らず、他の形状であってもよい。
容器本体は、1つの保持体を収容する構成となっているが、複数の保持体を収容する構成であってもよい。ここで、容器本体には、例えばパフやブラシなどの塗布具を収容してもよい。同様に、枠体は、1つの皿体を収容する構成となっているが、複数の皿体を収容する構成であってもよい。
第1及び第2吸盤の形状や大きさ、数などは適宜変更してもよい。
内容物は、ファンデーションやアイシャドウ、アイライナなどの化粧料に限られない。
コンパクト容器は、係合部により容器本体に対する蓋体の閉状態を保持しているが、他の係合構造を用いて容器本体に対する蓋体の閉状態を保持してもよい。
皿体または保持体の交換方法は、ピンや操作体を用いた方法に限らず、直接皿体または保持体を取り外してもよく、枠体と皿体と共に容器本体から取り外した後に皿体を枠体から取り外すことによって皿体のみを交換するようにしてもよい。
蓋体は、ヒンジ部を介して容器本体に対して回動可能に連結されているが、ヒンジ部を介して容器本体に連結されていなくてもよく、他の構造であってもよい。
この発明によれば、コンパクト容器に加えられた衝撃が内容物に伝達しにくいコンパクト容器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,100,150,200 コンパクト容器、2,101,151,201 保持体、3,110,210 容器本体、3A,110A,210A 収容凹部、11 皿体、12,102,152,202 枠体、23,103,161,203 第1吸盤、153 吸盤体、162,204 第2吸盤

Claims (3)

  1. 内容物が収容される保持体と、
    前記保持体が収容される収容凹部が形成された容器本体と、
    を備えるコンパクト容器であって、
    前記保持体の外面には、前記収容凹部を画成する内面に吸着する第1吸盤が突設されており、
    前記保持体の外面と前記収容凹部の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とするコンパクト容器。
  2. 前記保持体が、内容物が充填される皿体と、前記皿体が収容されると共に外面に前記第1吸盤が突設された枠体と、を有し、
    前記枠体の内面には、前記皿体の外面に吸着する第2吸盤が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。
  3. 前記保持体には、前記第1吸盤を有する吸盤体がインサート成形により一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンパクト容器。
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