JP2015123270A - コンパクト容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物が収容される保持体2と、前記保持体2が収容される収容凹部3Aが形成された容器本体3と、を備え、前記保持体2の外面には、前記収容凹部3Aを画成する内面に吸着する第1吸盤23が突設されており、前記保持体2の外面と前記収容凹部3Aの内面との間には、隙間が形成されている。
【選択図】図2
Description
このようなコンパクト容器では、衝撃緩衝部材が容器本体から皿体に伝達する衝撃を分散させることによって、皿体内に収容されている化粧料が皿体から飛び出したり飛散したりすることを抑制している。
この発明では、枠体に設けられた第2吸盤が皿体の外面に吸着しているので、上述と同様に、容器本体から枠体に伝わった衝撃を第2吸盤で吸収すると共に、皿体と枠体との間の相対的な移動が抑制される。これにより、皿体に加わる衝撃をさらに和らげることができ、内容物をより確実に保護できる。
この発明では、保持体と吸盤体とを別材料で形成することにより、保持体の剛性を確保しつつ第1吸盤による吸着性能を維持できる。なお、第2吸盤が突設されている場合には、吸盤体が第2吸盤を有していてもよい。
ここで、本実施形態では、蓋体5側を上側とし、容器本体3側を下側とする。また、上下方向に直交する方向においてヒンジ部4側を後方とし、その反対方向を前側とする。さらに、上下方向及び前後方向双方に直交する方向を左右方向とする。
皿体11は、上面視で矩形状をなす扁平の皿状をなしており、例えば金属で形成されている。そして、皿体11は、上面視で矩形板状の底壁部13と、底壁部13の外周縁から上方に向けて延設され、上面視で矩形環状に形成された壁部である周壁部14と、を有する。
第1吸盤23は、上面視で円状をなしており、上面視で第1貫通孔21Aを回避した底壁部21の中央部に設けられている。
周壁部22は、上面視で矩形環状に形成された壁部であり、周壁部22の上端には、前後左右方向の外方に向けて突出するフランジ部22Aが全周にわたって設けられている。
底壁部31のうち上面視で第1貫通孔21Aと重なる位置には、底壁部31を貫通する第2貫通孔31Aが形成されている。また、底壁部31のうち中央部の上面には、第1吸盤23が吸着されている。
天壁部41は、蓋体5の閉状態において容器本体3の底壁部31の上方で対向して配置されている。天壁部41の前後両端部それぞれには、図2に示すように、周壁部42の後述する左右の両側壁部47、48と共に天壁部41に鏡体43を接合する空間を画成する一対の鏡枠部41A、41Bが左右方向の全長にわたって直線状に延設されている。
ヒンジ軸壁部45は、ヒンジ凹部34Aの左右方向の内側に配設されており、ヒンジ軸壁部45の左右方向の外端部とヒンジ凹部34Aとは、軸部49を介して連結されている。これにより、容器本体3に対して蓋体5を回動可能に支持するヒンジ部4が構成される。
その後、塗布具などを用いて内容物を適量取り、パフやブラシなどの塗布具を用いて被塗布部分に塗布する。使用後は、上述とは逆の手順で容器本体3に蓋体5を装着する。
以上のようにして、皿体11を交換する。
また、軟質材料で形成された枠体12のフランジ部22Aが容器本体3の周壁部32に当接しているので、加えられた衝撃によって枠体12が容器本体3内で前後左右方向に相対的に移動しても前後左右方向の力をフランジ部22Aが吸収できる。そのため、保持体2(皿体11)に加わる衝撃を緩和できる。
また、容器本体110の底壁部111の中央部には、底壁部111を貫通する貫通孔111Aが形成されている。貫通孔111Aは、上面視において接続片104と重なる位置に形成されている。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体110を開放する。この状態で、図6に示すように、容器本体110の底壁部111に形成された貫通孔111AにピンPを貫通させる。ピンPを貫通させると、ピンPが2つの第1吸盤103を繋ぐ接続片104を上方に向けて押し上げるので、第1吸盤103が容器本体110の底壁部111から離間する。これにより、保持体101全体が容器本体110から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体102を有する新たな保持体101を容器本体110の収容凹部110Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
吸盤体153は、例えばニトリルゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマまたはウレタンのような枠体152よりも軟らかい軟質材料で形成されており、底壁部154から下方に突出する第1吸盤161と、底壁部154から上方に突出する第2吸盤162と、を有する。第1吸盤161は、容器本体3の底壁部31の上面に吸着されており、第2吸盤162は、皿体11の底壁部13の下面に吸着されている。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体3を開放する。この状態で、容器本体3の底壁部31に形成された第2貫通孔31Aにピン(図示略)を貫通させると、保持体151が容器本体3から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体152を有する新たな保持体151を容器本体3の収容凹部3Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
また、枠体152と吸盤体153とをインサート成形により一体化しており、枠体152と吸盤体153とを別材料で形成するができるので、枠体152の剛性を確保しつつ吸盤体153の第1及び第2吸盤161、162による吸着力を維持することができる。なお、枠体152と吸盤体153とは、インサート成形以外の他の方法により一体化されてもよい。
枠体202は、底壁部205及び周壁部206を有する。第1吸盤203は、底壁部205の下面及び周壁部206の外面に突設されており、第2吸盤204は、底壁部205の上面及び周壁部206の内面に突設されている。
また、皿体11の交換方法については、上述と同様に、まず、蓋体5を開状態として容器本体210を開放する。この状態で、図16に示すように、操作体207を前方に向けて引き上げると、第1吸盤161と容器本体210の内面との間の吸着が解除され、保持体201が容器本体210から取り外される。そして、上述のように、新たな化粧料などの内容物が充填されている皿体11及び枠体202を有する保持体201を容器本体210の収容凹部210Aに供給する。その後、上述のように、蓋体5を閉状態とする。
例えば、保持体は、皿体と枠体とを別体としているが、第2吸盤を設けない構成では、皿体と枠体とを一体としてもよい。
保持体や容器本体の形状は、上面視で矩形状に限らず、他の形状であってもよい。
容器本体は、1つの保持体を収容する構成となっているが、複数の保持体を収容する構成であってもよい。ここで、容器本体には、例えばパフやブラシなどの塗布具を収容してもよい。同様に、枠体は、1つの皿体を収容する構成となっているが、複数の皿体を収容する構成であってもよい。
第1及び第2吸盤の形状や大きさ、数などは適宜変更してもよい。
内容物は、ファンデーションやアイシャドウ、アイライナなどの化粧料に限られない。
コンパクト容器は、係合部により容器本体に対する蓋体の閉状態を保持しているが、他の係合構造を用いて容器本体に対する蓋体の閉状態を保持してもよい。
皿体または保持体の交換方法は、ピンや操作体を用いた方法に限らず、直接皿体または保持体を取り外してもよく、枠体と皿体と共に容器本体から取り外した後に皿体を枠体から取り外すことによって皿体のみを交換するようにしてもよい。
蓋体は、ヒンジ部を介して容器本体に対して回動可能に連結されているが、ヒンジ部を介して容器本体に連結されていなくてもよく、他の構造であってもよい。
Claims (3)
- 内容物が収容される保持体と、
前記保持体が収容される収容凹部が形成された容器本体と、
を備えるコンパクト容器であって、
前記保持体の外面には、前記収容凹部を画成する内面に吸着する第1吸盤が突設されており、
前記保持体の外面と前記収容凹部の内面との間には、隙間が形成されていることを特徴とするコンパクト容器。 - 前記保持体が、内容物が充填される皿体と、前記皿体が収容されると共に外面に前記第1吸盤が突設された枠体と、を有し、
前記枠体の内面には、前記皿体の外面に吸着する第2吸盤が突設されていることを特徴とする請求項1に記載のコンパクト容器。 - 前記保持体には、前記第1吸盤を有する吸盤体がインサート成形により一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンパクト容器。
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-12-27 JP JP2013270751A patent/JP6220671B2/ja active Active
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JP6220671B2 (ja) | 2017-10-25 |
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