JP2015122873A - 電気自動車の走行用モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気自動車の走行用モータにおいて、ロータコアを固定しているナットに緩みが生じることを抑制する技術を提供する。
【解決手段】電気自動車の走行用モータを開示する。その走行用モータは、積層鋼板によって形成されているロータコアと、シャフトと、ロータコアをシャフトに固定するナットを備えている。ナットは、ロータコアとの接触面に窪み部を有している。窪み部の内部には、ナットが締め付けられる際に窪み部が移動する方向に向かって徐々に窪みの深さが深くなる斜面が形成されている。ロータコアは、ナットとの接触面に爪部を備えている。爪部は窪み部の斜面と平行な斜面が形成されている。ロータコアがシャフトに固定された状態において、爪部が窪み部に係合している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気自動車の走行用モータに関する。本明細書において電気自動車とは、燃料電池車、及び、モータとエンジンの双方を搭載するハイブリッド車を含む。
特許文献1には電動パワーステアリング用モータ(電動機)に使用される回転子が開示されている。特許文献1の回転子は、ロータコア(アマチュアコア)と、ロータコアを貫通するシャフトとを有している。シャフトの一方の端部には、ロータコアの端面に当接してロータコアの軸方向の位置を拘束する位置決め段差が形成されている。シャフトの他方の端部には、ナットが螺合している。ナットを締めつけると、ロータコアが位置決め段差とナットの間に挟まれて固定される。
特開2002−095197号公報
電気自動車の走行用モータは、通常、電動パワーステアリング用モータと比較して発生するトルクが大きい。このため、特許文献1の技術を走行用モータに適用した場合、ロータコアを固定しているナットに緩みが生じる虞がある。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、電気自動車の走行用モータにおいて、ロータコアを固定しているナットに緩みが生じることを抑制する技術を提供する。
本明細書は電気自動車の走行用モータを開示する。その走行用モータは、積層鋼板によって形成されていると共に軸穴を有するロータコアと、ロータコアの軸穴に挿入されている共に、外周面の一部にオネジが形成されているシャフトと、シャフトのオネジに螺合すると共に、シャフトに設けられた位置決め部との間でロータコアを挟むことによりロータコアをシャフトに固定するナットを備えている。ナットは、ロータコアとの接触面に窪み部を有している。窪み部の内部には、ナットが締め付けられる際に窪み部が移動する方向に向かって徐々に窪みの深さが深くなる斜面が形成されている。ロータコアは、ナットとの接触面に爪部を備えている。爪部は窪み部の斜面と平行な斜面が形成されている。ロータコアがシャフトに固定された状態において、爪部が窪み部に係合している。
なお、本明細書および特許請求の範囲において「平行」とは、厳密に平行となっている場合のみでなく、発明の効果を奏する範囲で互いに角度を有している場合も含む。つまり「平行」とは、「略平行」と表現した場合と同様な意味である。
上記の電気自動車の走行用モータでは、ロータコアをシャフトに固定した状態おいて、ロータコアの爪部がナットの窪み部に係合している。これにより、ナットは、緩む方向に回転することが抑制される。つまり、ナットが緩むことが抑制される。
さらに、窪み部の内部には、ナットが締め付けられる際に窪み部が移動する方向に向かって徐々に窪みの深さが深くなる斜面が形成されている。また、爪部は窪み部の斜面と平行な斜面が形成されている。ナットを回転させてロータコアを締めつけていく途中の段階において、ロータコアの爪部がナットの窪み部に係合した場合には、ナットの斜面とロータコアの爪部の斜面とが接触する。ナットの斜面とロータコアの爪部の斜面とは、平行であるので引っ掛かり難い。これにより、ロータコアを締めつけていく途中で、爪部が窪み部に引っ掛かることが防止される。すなわち、ロータコアを締めつけていく途中でナットが回転不能となることが防止される。
実施例に係る電気自動車の走行用モータの回転子2を示す正面図である。 実施例に係る電気自動車の走行用モータの回転子2を示す左側面図である。 実施例に係る回転子2を示す、図2のIII-III断面における部分断面図である。 実施例に係る回転子2の爪部8付近を示す、図2のIII-III断面における拡大部分断面図である 実施例に係る回転子2が備えるナット4を示す正面図である。 実施例に係る回転子2が備えるナット4を示す左側面図である。 実施例に係る回転子2が備えるナット4を示す右側面図である。 実施例に係るナット4を示す、図6のVIII−VIII断面における断面図である。
本実施例の回転子2は、電気自動車の走行用モータに使用される回転子である(図1、図2参照)。本実施例において説明する電気自動車の走行用モータは、回転子2以外の部分については従来公知である。このため、回転子2以外の部分の図示及び詳しい説明を省略する。但し、以下の説明の便宜のために、走行用モータの一例を簡単に説明する。走行用モータはケースを有し、ケース内に回転子2及び固定子が備えられる。回転子2は、複数の磁石7を有している(図2)。磁石7は、具体的には、ネオジム磁石等の永久磁石である。磁石7は、回転子2の外周に沿って複数配置されている。固定子は、回転子2を取り巻くように配置されている。固定子は、複数の電磁石を有している。
以下に、図1〜図8を用いて、回転子2について説明する。本実施例の回転子2は、シャフト3にロータコア6を固定したものである(図1、図2)。ロータコア6は、軸穴(不図示)を有しており、この軸穴にシャフト3が貫通している。なお、ロータコア6の軸穴と、シャフト3の外周とは、それぞれキー溝(不図示)を有している。ロータコア6とシャフト3との相対回転は、このキー溝に配置されたキー(不図示)によって防止されている。シャフト3の図1における左右の端部は、ロータコア6の左右の端面からそれぞれ突出している。シャフト3の図1左側の端部にはナット4が配置され、シャフト3の図1右側の端部にはナット5が配置されている。ナット4とナット5は、それぞれシャフト3に形成されたオネジ32、33に螺合している。ナット4とナット5とがロータコア6を左右から挟むことによって、ロータコア6がシャフト3に固定される。
次に、シャフト3、ロータコア6、ナット4、5についてさらに詳細に説明する。シャフト3の両端には、それぞれ軸受け取付け部31、34が形成されている。軸受け取付け部31、34は、回転子2が走行用モータに組み付けられる際に、軸受けが取り付けられる部分である。上述したように、シャフト3は、オネジ32、33を有している。オネジ32、33は、シャフト3にロータコア6を組み付けた際に、ロータコア6の両方の端面が位置する場所にそれぞれ位置している。ここで、オネジ32(図1左側に位置するオネジ)は右ネジであり、オネジ33(図1右側に位置するオネジ)は逆ネジ(左ネジ)である。このため、オネジ32と螺合するナット4は右ネジであり、オネジ33と螺合するナット5は逆ネジである。このように、オネジ32とオネジ33とを、異なる方向のネジとしているのは、回転子2が走行用モータの通常使用時の回転方向に回転した際に、ナット4とナット5とのいずれかが緩むことを防止するためである。
ロータコア6は円柱状である。ロータコア6は、複数の円板状の鋼板6a、6b(図4)を図1(図4)の左右方向に積層することにより形成されている。すなわち、ロータコア6は、いわゆる積層鋼板で形成されている。ロータコア6は、左右の端面に爪部8を有している(図1〜図4)。左右の爪部8は、同一の構造であるため、ロータコアの図1左側の端面に位置する爪部8について説明する。爪部8は、積層鋼板の一部がナット4側に突出するように折り曲げられることにより形成されている(図3)。詳しくは、爪部8は、ナット4が締め付けられる際に上述した窪み部9が移動する方向(図3、図4中の矢印10の方向)に向かって徐々に高くなるように折り曲げられている。また、爪部8は、ナット4が締め付けられる際に窪み部9が移動する方向の端部に、周囲に位置する積層鋼板から切り離された切断面(すなわち、爪部8の先端面)を有している。
図4に示すように、ロータコア6の端面(図4で左側を向く端面、すなわちナット4との接触面)側には、一部が折り曲げられた鋼板6aが数枚(具体的には3枚)積層されている。また、この数枚の鋼板6aの図4右側には、折り曲げられていない鋼板6bが積層されている。図2に示すように、爪部8は、積層鋼板に切り込みを入れることにより形成されている。爪部8の形状は、ロータコア6の軸方向から見て矩形状である(図2)。図2右側に位置する爪部8に着目すると、爪部8の下方向及び左右方向に切り込みが形成されている。爪部8の上方向には切り込みが形成されていない。つまり、爪部8は、上方向において積層鋼板の他の部分と接続されている。換言すると、切り込みの形状は、いわゆる「コの字」形である。
以下に、図1〜図8を用いてナット4の詳細を説明する。ナット4は座面(ロータコア6との接触面)に窪み部9を有する(図3、図4、及び図5〜図8)。図7に示すように窪み部9は、ナット4の周方向に沿って複数形成されている。窪み部9は、軸方向から見て扇側の溝である(図7)。図8に示すように、窪み部9の断面形状は三角形である。窪み部9の内側には、斜面42と垂直面43とが形成されている。斜面42は、ナット4の締めつけ方向(図4中の矢印10の方向)を向いている。ナット4の締めつけ方向とは、換言すると、ナット4が締め付けられる際に窪み部9が移動する方向である。斜面42は、ナット4の座面に対して傾斜している。斜面42は、ナット4の座面からの深さが、ナット4の締めつけ方向に向かって徐々に深くなっている。一方、垂直面43は、ナット4の座面に対して垂直である。垂直面43は、ナット4の緩み方向(図4中の矢印10と反対の方向)を向いている。
ナット4とナット5とは同一の形状である。このため、ナット5の詳しい説明は省略する。ただし、上述したように、ナット4は右ネジであり、ナット5は左ネジである。このため、ナット5の窪み部9の形状も、ナット4の窪み部9に対して左右が反転した形状である。
上述したように、ロータコア6は、ナット4とナット5とがロータコア6を左右から挟むことによってシャフト3に固定される(図1)。ロータコア6をシャフト3に固定する手順の一例を以下に説明する。
まず、シャフト3、ロータコア6、及びナット5(図1右側のナット)だけを、図1の位置関係となるように配置する。なお、この状態では、ロータコア6は、ナット4とナット5とに挟まれていない。次に、シャフト3の左側の端部に位置するオネジ32にナット4を螺合させる。次に、ナット4を締めつけ方向に回転させる。これにより、ナット4の座面と、ロータコア6の図1左側の端面とが接近する。その結果、ロータコア6の爪部8が、ナット4の窪み部9に係合する(図3、図4の状態)。なお、上述のように、斜面42は、ナット4の座面からの深さが、ナット4の締めつけ方向に向かって徐々に深くなっている。また、爪部8は、ナット4締のめつけ方向に向かって徐々に高くなっている(換言すると、爪部8には、ナット4の締めつけ方向に向かって徐々に高くなる斜面81が形成されている)。図3、図4から分かるように、この爪部8の斜面81と、上述の窪み9の斜面42とは、平行となっている。
ここで、上記のようにナット4を締めつけ方向に回転させるときには、上述の爪部8と窪み部9とが係合した状態であっても、ナット4を回転させることが可能である。つまり、爪部8と窪み部9とが引っ掛かってナット4が回転不能となることが防止されている。この理由を以下に示す。ナット4を締めつけ方向に回転させると、窪み部9の斜面42が、ロータコア6の爪部8に接触する。上述したように、斜面42は、ナット4の座面からの深さが、ナット4の締めつけ方向(矢印10の方向)に向かって徐々に深くなっている。逆に言えば、斜面42は、矢印10の反対方向に向かって徐々に浅くなっている。このため、斜面42が、爪部8を押すことにより、爪部8がナット4から離れる方向(図4右方向)に向かって弾性変形する。これにより、ナット4を締めつけていく途中で、爪部8が窪み部9に引っ掛かることが防止される。つまり、本実施例の回転子2は、ナット4を締めつけ方向に回転させる際にナット4が回転不能となることが防止されている。
また、爪部8の斜面81と、上述の窪み9の斜面42とが平行となっているため、ナット4を回転させたときに引っ掛かり難い。これによっても、ロータコア6を締めつけていく途中で、爪部8が窪み部9に引っ掛かることが防止される。すなわち、ロータコア6を締めつけていく途中でナット4が回転不能となることが防止される。
ナット4が十分に回転すると、ナット4の座面がロータコア6の端面に押し付けられることにより軸力が生じる。すなわち、ナット4とロータコア6とがネジ締結される。これにより、ロータコア6がシャフト3に固定される。
走行用モータの使用時には、走行用モータに生じる振動や衝撃等に起因して、ナット4を緩み方向に回転させる力が生じることがある。ナット4を緩み方向に回転させる力とは、具体的には、振動等が加えられた際にナット4に生じる慣性力等である。以下に、ナット4に対して緩み方向に力が加わった場合の、窪み部9及び爪部8の動作を説明する。
本実施例の回転子2では、ロータコア6がシャフト3に固定された状態において、爪部8が窪み部9に係合している。このため、ナット4に対して緩み方向に力が加わった場合であっても、爪部8が窪み部9の内壁に引っかかる。このため、ナット4が緩み方向に回転することが抑制される。すなわち、ナット4が緩むことが抑制される。
詳しくは、ナット4が緩み方向(図4の矢印10と反対の方向)に回転した場合には、窪み部9の垂直面43が、爪部8における折り曲げられた積層鋼板の先端面に当接する。このため、爪部8の先端面が垂直面43に引っ掛かり、ナット4が緩み方向に回転することが防止される。
本実施例の回転子2では、ロータコア6の爪部8は、ロータコア6におけるナット4側の表面を構成している積層鋼板の一部を折り曲げることにより形成されている。このため、比較的容易に爪部8を形成することができる。これにより、電気自動車の走行用モータの製造コストの増加を抑制することができる。
上記の実施例の回転子2では、ナット4の窪み部9は、斜面42と垂直面43とを有していた。また、爪部8は、ナット4が締め付けられる際に窪み部9が移動する方向(図4矢印10の方向)に向かって徐々に高くなるように折り曲げられていた。爪部8と窪み部9とが、上記の形状である場合には、上述したように、ナット4を締めつける際のナット4の引っ掛かりを好適に防止することができ、また、ナット4の緩みを好適に防止することができる。しかしながら、ナット4を締めつけ方向に回転させてネジ締結することができ、かつ、ロータコア6の爪部8がナット4の窪み部9に係合することによりナット4の緩みが抑制される限り、爪部8と窪み部9は、それぞれ上記と異なる形状であってもよい。例えば、ナット4の窪み部9の形状は、断面が矩形、半円、二等辺三角形等の溝であってもよい。また、窪み部9の形状は、円錐状や半球状であってもよい。また、爪部8の形状は、例えば、図4における断面形状において、図4左側に向かって凸となっている半円弧形状や、図4左側に向かって凸となっている三角形状等でもよい。爪部8と窪み部9とが、上記の形状の場合でも、ナット4を締めつけ方向に回転させてネジ締結することができ、かつ、ナット4が緩むことを抑制することができる。
上記の実施例の回転子2では、爪部8は、積層鋼板の一部がナット4側に突出するように折り曲げられることにより形成されていた。しかしながら、爪部8は、他の方法によって形成されていてもよい。例えば、爪部8は、ロータコア6におけるナット4との接触面に他の部材を接合することにより形成してもよい。この場合にも、爪部8が上述の斜面81を備えていれば、ロータコア6を締めつけていく途中で、爪部8が窪み部9に引っ掛かることが防止される。
上記の実施例では、シャフト3の図1左側の端部にナット4が配置され、図1右側の端部にナット5が配置されていた。この場合、図1左側に位置するナット4を基準にみた場合、図1右側に位置するナット5は、請求項における「位置決め部」の一例である。また、上記の実施例におけるナット5は、ナット4との間でロータコア6を挟むことができる他の構成に置き換えてもよい。ナット4との間でロータコア6を挟むことができる他の構成は、それぞれ、請求項における「位置決め部」の一例である。例えば、シャフト3の図1右側の端部にナット5を配置する代わりに、ロータコア6の軸方向の移動を拘束する部材を配置してもよい。ロータコア6の軸方向の移動を拘束する部材として、例えば、一般にエンドプレートやCリングと呼ばれる固定部材がある。これらの固定部材は、通常、円環状(あるいは一部が欠落した円環状)である。シャフト3の一部に外周を一周する溝を設け、この溝にこれらの部材を嵌める。ロータコア6が、ナット4と固定部材とに挟まれることにより、ロータコア6がシャフト3に固定される。ロータコア6の軸方向の移動を拘束する部材として、シャフト3の外周面から一部が突出するようにシャフト3に挿入されたピン等を使用してもよい。さらに、ロータコア6の軸方向の移動を拘束するために、シャフト3の図1右側の端部に段差を設けると共に、ロータコア6の図1右側を向く端面をこの段差に当接させてもよい。
上記の実施例では、電気自動車の走行用モータは、回転子2に永久磁石を有するモータであった。しかしながら、電気自動車の走行用モータは、回転子2に磁石を有さないモータ(例えば誘導モータ)であってもよい。この場合も、回転子2が積層鋼板で形成されている場合には、本明細書に開示する技術を適用することができる。また、上記の実施例では、回転子2は、キーとキー溝を有していた。しかしながら、ナット4のネジ締結のみによって走行用モータが発生するトルクに耐える場合には、キーとキー溝を省略してもよい。
上記の実施例では、ナット4の締結が緩む原因の例として振動や衝撃を挙げて説明した。しかしながら、ナット4の締結が緩む原因としては、他に、走行用モータの使用によって回転子2が高温になることがある。つまり、回転子2が製造されたときには加工硬化していた積層鋼板の組織が、高温にさらされることにより組織回復し、その結果、ナット4の軸力が低下することがある。本明細書が開示する技術は、この原因による緩みの抑制にも有効である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 回転子
3 シャフト
4 ナット
5 ナット
6 ロータコア
6a、6b 鋼板
8 爪部
9 窪み部
32 オネジ
33 オネジ
42、81 斜面
43 垂直面

Claims (1)

  1. 積層鋼板によって形成されていると共に軸穴を有するロータコアと、
    前記ロータコアの軸穴に挿入されている共に、外周面の一部にオネジが形成されているシャフトと、
    前記シャフトのオネジに螺合すると共に、前記シャフトに設けられた位置決め部との間で前記ロータコアを挟むことにより前記ロータコアを前記シャフトに固定するナットと、
    を備え、
    前記ナットは、前記ロータコアとの接触面に窪み部を有し、
    前記窪み部の内部には、前記ナットが締め付けられる際に前記窪み部が移動する方向に向かって徐々に窪みの深さが深くなる斜面が形成されており、
    前記ロータコアは、前記ナットとの接触面に爪部を備え、
    前記爪部は前記窪み部の斜面と平行な斜面が形成されており、
    前記ロータコアが前記シャフトに固定されて状態において、前記爪部が前記窪み部に係合している、電気自動車の走行用モータ。
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