JP2015122054A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルの特徴に関する情報から算出した類似度に基づきファイルのデータ形式を変換することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを課題とする。【解決手段】一以上の電子機器とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、前記電子機器からの要求に応じて、該電子機器から受信したファイルを記憶する第一記憶手段と、前記第一記憶手段にファイルが記憶されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により、前記第一記憶手段に第一のファイルが記憶されたことが検知された場合、前記第一のファイルの特徴に関する情報と前記第一記憶手段に記憶されている他のファイルの特徴に関する情報とから、前記第一のファイルと前記他のファイルとの類似度を算出する類似度算出手段と、前記類似度に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する第一変換手段と、を有することにより、上記課題を解決する。【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
PCやスマートデバイスといった各種デバイスは、使用目的に応じて様々なデータ形式のファイルを要求する。この要求に迅速に対応するために、1つのファイルを事前に様々なデータ形式に変換してキャッシュとして保存しておく技術が既に知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術においては、様々なデータ形式のファイルをキャッシュとして保存しておくため、記憶領域が圧迫してしまうという問題がある。また、これを防ぐため特定のデータ形式のファイルだけをキャッシュとして保存しておくという方法も考えられるが、この場合には、各種デバイスからの要求に応じたデータ形式のファイルを返すことができる確率(キャッシュヒット率)が低下するという問題がある。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、ファイルの特徴に関する情報から算出した類似度に基づきファイルのデータ形式を変換することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、一以上の電子機器とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、前記電子機器からの要求に応じて、該電子機器から受信したファイルを記憶する第一記憶手段と、前記第一記憶手段にファイルが記憶されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により、前記第一記憶手段に第一のファイルが記憶されたことが検知された場合、前記第一のファイルの特徴に関する情報と前記第一記憶手段に記憶されている他のファイルの特徴に関する情報とから、前記第一のファイルと前記他のファイルとの類似度を算出する類似度算出手段と、前記類似度に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する第一変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、ファイルの特徴に関する情報から算出した類似度に基づきファイルのデータ形式を変換することができる。
本実施形態に係る情報蓄積システムの一例の構成図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係る情報蓄積システムの処理の流れを説明する一例の図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の処理の一例のフローチャートである。 本実施形態に係るキャッシュの保存期間について説明する一例の説明図である。 本実施形態に係るファイルの閲覧処理の一例のフローチャートである。 本実施形態に係るファイル形式の判断処理の一例のフローチャートである。 ファイルの表示画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の処理の他の例のフローチャートである。 本実施形態に係るキャッシュ見直しについて説明する一例の説明図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報蓄積システムの一例の構成図である。図1の情報蓄積システム1は、情報蓄積装置10、一台以上の携帯端末装置20、一台以上のMFP(Multi Function Peripheral)30、一台以上のプロジェクタ40、一台以上のPC50などがLAN(Local Area Network)などのネットワークN1に接続される構成を一例として示している。
ネットワークN1は例えば企業内ネットワークなど、プライベート環境のネットワークを利用できる。
情報蓄積装置10は、情報処理装置の一例である。情報蓄積装置10は、携帯端末装置20、MFP30、プロジェクタ40、PC50などからアクセス可能なファイルなどを記憶するコンピュータシステムである。情報蓄積装置10は、携帯端末装置20、MFP30、プロジェクタ40、PC50などから、ファイルの取得及び保存が可能である。情報蓄積装置10は、記憶されているファイルのデータ形式を指定されたデータ形式に変換し、データ形式を変換したファイルをキャッシュとして記憶する。
携帯端末装置20はユーザが携帯して操作する電子機器の一例である。携帯端末装置20は、スマートフォンやタブレット端末、携帯電話など、ユーザが携帯して操作できる装置であればよい。携帯端末装置20は、情報蓄積装置10にアクセスして、情報蓄積装置10に記憶しているファイルを取得することができる。また、携帯端末装置20は、携帯端末装置20の記憶領域に記憶されているファイルなどを情報蓄積装置10に保存することができる。
MFP30は、電子機器の一例である。MFP30は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能を備え、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能である。MFP30は、例えば携帯端末装置20を介して、情報蓄積装置10から取得したファイルをプリンタ機能を用いてプリントすることができる。また、MFP30は、例えば携帯端末装置20を介して、スキャナ機能でスキャンして生成したファイルを情報蓄積装置10に保存することができる。
プロジェクタ40は、電子機器の一例である。プロジェクタ40は、投影機能及び通信機能を備える。プロジェクタ40は、例えば携帯端末装置20を介して、情報蓄積装置10から取得したファイルを投影機能を用いて投影することができる。
PC50は、電子機器の一例である。PC50は、デスクトップPCやノートPCなど、ユーザが操作できる装置である。PC50は、情報蓄積装置10にアクセスして、情報蓄積装置10に記憶しているファイルを取得することができる。また、PC50は、PC50の記憶領域に記憶されているファイルなどを情報蓄積装置10に保存することができる。
なお、上記情報蓄積システム1は、一例であって、例えば、インタラクティブホワイトボード(電子黒板)やテレビ会議システム用端末、カメラ、マイク、スピーカ、ディスプレイ等、上記以外の各種電子機器を含む構成でもよい。
<ハードウェア構成>
情報蓄積装置10は例えば図2に示すハードウェア構成の情報蓄積装置により実現される。図2は、本実施形態に係る情報蓄積装置の一例のハードウェア構成図である。
図2の情報蓄積装置10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM104、ROM105、CPU106、通信I/F107、及びHDD108などを備え、それぞれがバスB1で相互に接続されている。
入力装置101はキーボードやマウスなどを含み、情報蓄積装置10に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102はディスプレイなどを含み、情報蓄積装置10による処理結果を表示する。なお、入力装置101及び/又は表示装置102は、情報蓄積装置10の必須の構成ではないため、なくてもよい。
通信I/F107は情報蓄積装置10をネットワークN1に接続するインタフェースである。これにより、情報蓄積装置10は通信I/F107を介して、他の装置、機器とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、情報蓄積装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及び、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、情報蓄積装置10は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。なお、記録媒体103aにはフレキシブルディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、情報蓄積装置10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、情報蓄積装置10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
本実施形態に係る情報蓄積装置10は、上記ハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
本実施形態に係る情報蓄積装置10は例えば図3に示す処理ブロックで実現される。図3は、本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。
情報蓄積装置10は、WebAPI201、SMB接続部202、Web要求実行部203、ファイル監視部204、キャッシュ条件作成部205、ファイル特徴管理部206、使用履歴管理部207、タスク管理部208、キャッシュ作成部209、メール送信部210、FAX送信部211、印刷部212を有する。これらの各部は、情報蓄積装置10にインストールされた一以上のプログラムが、CPU106に実行させる処理によって実現される。
また、情報蓄積装置10は、ファイル記憶部213、キャッシュ記憶部214、ファイル特徴記憶部215、使用履歴記憶部216を利用する。これらの各部は、HDD108、又は情報蓄積装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。なお、これらの各部の全部又は一部は、情報蓄積装置10が備えるHDD108とは異なる他の記憶装置等を用いて実現してもよい。例えば、ファイル記憶部213、ファイル特徴記憶部215、使用履歴記憶部216はHDD108を用いて実現する一方、キャッシュ記憶部214は他の記憶装置を用いて実現してもよい。
WebAPI201は、ネットワークN1経由で利用可能である。WebAPI201は、携帯端末装置20などが情報蓄積装置10のフォルダやファイルの一覧を取得するためのインタフェースである。また、WebAPI201は、携帯端末装置20などが情報蓄積装置10からファイルの取得又は情報蓄積装置10にファイルの保存を行うためのインタフェースである。WebAPI201は、例えば関数やクラス等により構成される。
また、情報蓄積装置10のWebAPI201をSDK(ソフトウェア開発キット)として携帯端末装置20などに搭載されるアプリケーションの開発者に提供できる。アプリケーションの開発者はSDKを使用してアプリケーションを開発できる。SDKは情報蓄積装置10の提供者以外のサードベンダにも提供できる。サードベンダは提供されたSDKを使用してアプリケーションを開発できる。SDKを使用して開発されたアプリケーションは携帯端末装置20に搭載できる。
情報蓄積装置10のWebAPIをSDKとして提供することにより、携帯端末装置20は情報蓄積装置10の提供者が開発したアプリケーションだけでなく、サードベンダが開発したアプリケーションも搭載できるようになる。
SMB接続部202は、ネットワークN1経由で利用可能である。SMB接続部202は、PC50などが情報蓄積装置10からファイルの取得又は情報蓄積装置10にファイルの保存を行うためのインタフェースである。
Web要求実行部203は、WebAPI201から受け付けたHTTPリクエストに応じた処理を行い、HTTPレスポンスを行う。Web要求実行部203は、例えば携帯端末装置20からWebAPI201を介してファイルの取得要求(例えばHTTPリクエスト)を取得した場合、この携帯端末装置20が取得要求に係るファイルのデータ形式が表示可能か否かの判定を行ってもよい。また、Web要求実行部203は、携帯端末装置20からWebAPI201を介してファイルの取得要求を取得した場合、この携帯端末装置20が表示可能なファイル(またはキャッシュ)をファイル記憶部213(またはキャッシュ記憶部214)から取得する。
ファイル監視部204は、ファイル記憶部213を監視して、ファイル記憶部213に新たにファイルが保存されたことを検知する。キャッシュ条件作成部205は、キャッシュ記憶部214に記憶されるキャッシュの作成条件(キャッシュ条件)を生成する。また、キャッシュ条件作成部205は、ファイル特徴管理部206が取得したファイルの特徴に関する情報から類似度を算出する。
ファイル特徴管理部206は、キャッシュ条件の作成に必要となるファイルの特徴に関する情報を取得する。使用履歴管理部207は、携帯端末装置20などがファイル記憶部213からファイルの取得などを行った際、取得されたファイルの使用履歴情報の更新を行う。
タスク管理部208は、WebAPI201やWeb要求実行部203を介して携帯端末装置20から要求されるMFP30やプロジェクタ40等の他の電子機器へのファイルの出力要求を管理する。また、タスク管理部208は、キャッシュ条件作成部205からファイル監視部204を介して要求されるキャッシュ作成要求を管理する。
キャッシュ作成部209は、ファイル記憶部213に保存されているファイルから、キャッシュ条件作成部205で作成されたキャッシュ条件に基づいてキャッシュを作成する。キャッシュとは、ファイル記憶部213に保存されているファイルを異なるデータ形式に変換したファイルである。
メール送信部210は、情報蓄積装置10に記憶されているファイルなどを指定された宛先にメール送信する。FAX送信部211は、情報蓄積装置10に記憶されているファイルなどの情報を指定された宛先にFAX送信する。印刷部212は、情報蓄積装置10に記憶されているファイルなどの情報を指定された印刷設定でMFP30等の印刷機器へ印刷を行う。
ファイル記憶部213は、ファイルを記憶する記憶領域である。携帯端末装置20やPC50などからファイル記憶部213に記憶されているファイルの取得や表示が可能である。また、携帯端末装置20やPC50などは、ファイル記憶部213にファイルの保存を行うことができる。ファイル記憶部213は、例えばSMB(Server Message Block)プロトコルによって共有フォルダとしてネットワークN1上で公開されたフォルダである。キャッシュ記憶部214は、キャッシュ作成部209で作成されたキャッシュを保存する記憶領域である。ファイル特徴記憶部215は、ファイル記憶部213に記憶されているファイルの特徴に関する情報(ファイル特徴情報)を保存する記憶領域である。ファイル特徴情報とは、例えばファイル名、拡張子、入力方法(例えば携帯端末装置20から保存されたファイル、PC50から保存されたファイル、MFP30でスキャンして保存されたファイルなど)、文書タイプ(例えば図形データ、文書データ、写真データなど)などの情報である。使用履歴記憶部216は、ファイル記憶部213に記憶されているファイルの使用履歴情報を保存する記憶領域である。使用履歴情報とは、ファイル記憶部213に記憶されているファイルが、データ形式(例えばPDFなど)毎に携帯端末装置20やPC50から取得された回数である。
<処理の詳細>
まず、本実施形態に係る情報蓄積システム1の処理の流れについて、概要を説明する。図4は、本実施形態に係る情報蓄積システムの処理の流れを説明する一例の図である。
情報蓄積装置10のファイル記憶部213には、「ファイルNO.001」〜「ファイルNO.006」の6つのファイルが保存されているとする。このとき、PC50から新規ファイルをファイル記憶部213に保存する場合について説明する。
PC50から情報蓄積装置10のファイル記憶部213に新規ファイルを保存する(図4の(1))。すると、ファイル特徴記憶部215から「ファイルNO.001」〜「ファイルNO.006」のファイル特徴情報(ファイル名、拡張子、入力方法、文書タイプなど)を取得され、新規ファイルのファイル特徴情報と「ファイルNO.001」〜「ファイルNO.006」のファイル特徴情報とから類似度を算出される(図4の(2))。次に、「ファイルNO.001」〜「ファイルNO.006」のうち、類似度が高いファイル(例えば「ファイルNO.001」と「ファイルNO.002」)の使用履歴情報が取得される(図4の(3))。そして、取得された使用履歴情報からキャッシュ条件が作成され、このキャッシュ条件に基づいてキャッシュが作成される(図4の(4))。例えば図4では、データ形式毎に使用回数が表されており、「jpg,1080×1920/スマートフォン閲覧」のデータ形式が最も使用される可能性が高いので、新規ファイルについて「jpg,1080×1920/スマートフォン閲覧」のデータ形式のキャッシュを作成する。
次に、本実施形態に係る情報蓄積装置10の処理の詳細について説明する。図5は、本実施形態に係る情報蓄積装置の処理の一例のフローチャートである。
ステップS101において、ファイル監視部204はファイル記憶部213に携帯端末装置20やPC50などから新規ファイルが保存されたことを検知した場合、ステップS102に進む。ファイル監視部204は、例えば所定の間隔でファイル記憶部213に新規ファイルが保存されたか否かを判定する。ファイル監視部204は、ファイル記憶部213に新規ファイルが保存されたことを検知するまで、ステップS101を繰り返す。
ステップS102において、キャッシュ条件作成部205はファイル特徴管理部206に対して、ファイル記憶部213に保存された新規ファイルのファイル特徴情報の取得を指示する。
ステップS103において、ファイル特徴管理部206はファイル記憶部213に保存された新規ファイルのファイル特徴情報を取得する。ファイル特徴管理部206は、例えばファイル特徴情報として新規ファイルのファイル名、拡張子、入力方法、文書タイプなどを取得する。
ステップS104において、ファイル特徴管理部206及びキャッシュ条件作成部205はステップS105及びステップS106をすべての既存ファイルに対して行う。既存ファイルとは、ステップS101において携帯端末装置20やPC50などから新規ファイルが保存される以前からファイル記憶部213に保存されているファイルである。
ステップS105において、ファイル特徴管理部206は既存ファイルのファイル特徴情報をファイル特徴記憶部215から取得する。ここでファイル特徴管理部206が取得する既存ファイルのファイル特徴情報は、ステップS103において新規ファイルから取得したファイル特徴情報と同じものを取得する。例えばファイル特徴管理部206はファイル特徴情報として既存ファイルのファイル名、拡張子、入力方法、文書タイプなどを取得する。
ステップS106において、キャッシュ条件作成部205はステップS103で取得した新規ファイルのファイル特徴情報とステップS105で取得したファイル特徴情報から新規ファイルと既存ファイルの類似度を算出する。類似度とは、新規ファイルのファイル特徴情報と既存ファイルのファイル特徴情報から、新規ファイルと既存ファイルの用途や性質の類似の度合いである。この類似度が高いファイル同士は共通の目的に用いられる可能性が高いということができる。例えばあるファイルがスマートフォンで表示される目的のファイルである場合に、このファイルと類似度が高いファイルは、同様にスマートフォンで表示される目的のファイルである可能性が高いということができる。
類似度の算出方法は、例えばファイル特徴情報毎にそれぞれの一致度を判断し、重み付けを行う方法が考えられる。例えばファイル名について一致している文字数、拡張子について一致しているか否か、入力方法について一致しているか否か、文書タイプについて一致しているか否か、ファイルが保存された保存場所が一致しているか否か(例えば、ファイルが保存されたフォルダ名が一致するか否か、フォルダ名について一致している文字数、ファイルパスが一致しているか否か、ファイルパスについて一致している文字数等)に基づき一致度を判断し、それぞれ所定の重み付けを行った上で類似度を算出する方法が考えられる。
なお、図4の(2)の例では、類似度を百分率で算出しているがこれに限られない。例えば、一致度を加点方式にして足し合わせることで類似度を算出したり、所定の点数から不一致のファイル特徴情報の一致度を減点していく減点方式で類似度を算出する等、新規ファイルと既存ファイルの類似の度合いが定量的に表せればよい。
以上のステップS105及びステップS106をすべての既存ファイルに対して行う。新規ファイルとすべての既存ファイルとの類似度を算出したらステップS107に進む。
ステップS107において、使用履歴管理部207は新規ファイルと類似度が高い既存ファイルの使用履歴情報を使用履歴記憶部216から取得する。使用履歴を使用履歴記憶部216から取得する既存ファイルとしては、例えば類似度の高い上位2件を取得する等でよい(図4の(3)は類似度の高い上位2件を取得した例である。)。
ステップS108において、キャッシュ条件作成部205はステップS107で取得した使用履歴情報からキャッシュ条件を作成する。キャッシュ条件の作成方法は、例えばステップS107で取得した使用履歴情報の各データ形式について平均を算出する方法が考えられる。また、例えばステップS107で取得した使用履歴情報の各データ形式について平均に重み付けを行って算出してもよい。
例えば図4の例の場合、図4の(3)の使用履歴情報から図4の(4)のキャッシュ条件を作成している。なお、図4の例では、キャッシュ条件は使用履歴情報の各データ形式について使用回数を加算した結果を百分率で算出している。使用可能性が高いと算出されたデータ形式は、新規ファイルについても同様のデータ形式で使用される可能性が高いと考えられる。
ステップS109において、キャッシュ作成部209はステップS108で作成されたキャッシュ条件に基づき新規ファイルのキャッシュを作成し、キャッシュ記憶部214に保存する。キャッシュは、新規ファイルのデータ形式を変換したファイルである。
作成するキャッシュは、ステップS108で作成したキャッシュ条件の例えば上位1件や上位2件などでよい。ただし、作成するキャッシュ数が多いと情報蓄積装置10の記憶領域を圧迫するため、上位3件程度が好ましい。また、ある基準以上のデータ形式(例えば使用可能性が50以上のデータ形式)のキャッシュを作成するようにしてもよい。なお、ファイル記憶部213に記憶されている新規ファイルは削除しないことが好ましい。
例えば、図4ではファイル記憶部213に保存された新規ファイルの拡張子は「ppt」である。このとき、使用可能性の高い上位3件のキャッシュを作成すると、「jpg,1080×1920/スマートフォン閲覧」、「jpg,720×1280/プロジェクタ投影」、「RPCS/印刷{カラー,両面,集約なし・・・}」の3つであり、元のデータ形式である「ppt」は使用されないと判断できる。ここで、「jpg」や「RPCS」は画像データの形式であり、閲覧には適するが編集には適さない一方で、「ppt」は容易に編集が可能である。したがって、元のデータ形式である「ppt」を削除することは、ユーザの利便性を低下させることになる可能性がある。このような理由から、ファイル記憶部213に記憶されている新規ファイルは削除しないことが好ましい。
また、キャッシュを作成する順をキャッシュ条件に基づいて決定してもよい。例えば、キャッシュの作成を1つずつ行う場合、キャッシュ条件の上位のデータ形式から順に作成する。このようにキャッシュを作成することで、使用される可能性が高いデータ形式のキャッシュを即座に作成することができる。
なお、作成するキャッシュの数は、例えば情報蓄積システム1の管理者用PCなどで変更することができるようにしてもよい。
また、キャッシュ作成部209が作成したキャッシュをキャッシュ記憶部214ではなくファイル記憶部213に保存させるようにしても良い。ただし、ファイル記憶部213はネットワークN1上で公開されている共有フォルダであるため、ユーザの利便性から作成したキャッシュはキャッシュ記憶部214に保存することが好ましい。これにより、ユーザはファイルのデータ形式を意識することなく任意のデバイス(例えば携帯端末装置20)でファイルの取得・保存・表示等を行うことができる。
以上のように情報蓄積装置10に保存されたファイルについて、ファイル特徴情報に基づき使用される可能性が高いデータ形式のキャッシュを作成することができる。これにより、例えば考えられるすべてのデータ形式のキャッシュを予め作成しておく場合などと比べて情報蓄積装置10の記憶領域を使用を抑えることができる。また、ファイル特徴情報に基づき、類似度が高いファイルの使用履歴からキャッシュを作成することで、高いキャッシュヒット率を実現することができる。
また、ステップS109において作成されたキャッシュについて、キャッシュ作成部209は、所定の期間経過後に削除するのが好ましい。図6は、本実施形態に係るキャッシュの保存期間について説明する一例の説明図である。図6の例では、作成されたキャッシュのそれぞれについて削除までの期間として、それぞれ90日間、40日間、20日間が設定されている。このように、使用可能性が高いキャッシュについては削除までの期間を長く、使用可能性が低いキャッシュについては削除までの期間を短く設定することが好ましい。
また、例えば作成されたキャッシュの数が所定の数を超えた場合は、古いキャッシュから順に削除するようにしてもよい。
以上のように、作成されたキャッシュを所定のタイミングで削除することで、情報蓄積装置10の記憶領域の圧迫を防止することができる。
なお、キャッシュの削除までの期間は、例えば情報蓄積システム1の管理者用PCなどで変更することができるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る情報蓄積装置10に保存されたファイルをユーザが閲覧等する際における情報蓄積システム1の処理の詳細について説明する。以降では、PC50を用いてファイルを情報蓄積装置10に保存した後、このファイルを携帯端末装置20に表示させる処理及び携帯端末装置20を用いてプロジェクタ40から投影させる処理について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係るファイルの閲覧処理の一例のフローチャートである。
ステップS201において、ユーザは、PC50を操作して、情報蓄積装置10にファイルを保存するための操作を行う。
ステップS202において、PC50は、ファイルを情報蓄積装置10に保存するための操作を受け付けると、当該ファイルを含むファイルの保存指示を情報蓄積装置10に送信する。
ステップS203において、情報蓄積装置10は、PC50からファイルの保存指示を受け付けると、当該保存指示に含まれるファイルをファイル記憶部213に保存する。
ステップS204において、情報蓄積装置10は、図5を用いて説明した処理を行い、ファイル記憶部213に保存されたファイルのキャッシュを作成する。
このようにして保存されたファイルを、ユーザが携帯端末装置20の表示画面に表示させる処理の流れは以下のようになる。
ステップS205において、ユーザは、携帯端末装置20を操作して、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に保存されたファイルを表示させるための操作を行う。
ステップS206において、携帯端末装置20は、ファイルを携帯端末装置20の表示画面に表示させるための操作を受け付けると、当該ファイルの取得要求を情報蓄積装置10に送信する。ここで、ファイルの取得要求には、取得要求に係るファイルを特定するための情報(例えば、ファイルパス等)と、取得要求に係るファイルのファイル形式が含まれる。
なお、取得要求に係るファイルのファイル形式は、拡張子を指定してもよいし、携帯端末装置20が表示可能な解像度等でもよい。さらに、例えばMFP30が上記の取得要求を行って、取得したファイルを印刷するような場合、ファイルの変換条件(例えば、集約、両面等)を指定してもよい。このようなファイル形式は、上記のステップS206においてユーザが行った操作内容に応じて決定すればよい。例えば、ファイルを表示させるための操作であれば、携帯端末装置20が表示可能なファイル形式(例えば、jpg)を決定すればよい。
ステップS207において、情報蓄積装置10は、携帯端末装置20からファイルの取得要求を受け付けると、ファイル形式の判断処理を行う。なお、情報蓄積装置10は、ファイルの取得要求を、WebAPI201を介して受け付ける。ここで、ファイル形式の判断処理について、図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係るファイル形式の判断処理の一例のフローチャートである。
まず、情報蓄積装置10のWeb要求実行部203は、取得要求に含まれるファイル形式と、ファイル記憶部213に保存されている取得要求に係るファイル(対象ファイル)のファイル形式とが一致するか否かを判定する(ステップS301)。そして、取得要求に含まれるファイル形式と、対象ファイルのファイル形式とが一致する場合(ステップS301:Yes)、Web要求実行部203は、WebAPI201を介して、対象ファイルを携帯端末装置20に送信する(ステップS302)。
一方、取得要求に含まれるファイル形式と、対象ファイルのファイル形式とが一致しない場合(ステップS302:No)、Web要求実行部203は、取得要求に含まれるファイル形式と、図7のステップS204の処理で作成されたキャッシュのファイル形式とが一致するか否かを判定する(ステップS303)。ここで、キャッシュが複数存在する場合は、取得要求に係るファイル形式と、複数のキャッシュそれぞれのファイル形式とが一致するか否かを判定する。
そして、ファイル形式が一致すると判定されたキャッシュがあった場合(ステップS303:Yes)、Web要求実行部203は、WebAPI201を介して、当該キャッシュを携帯端末装置20に送信する(ステップS304)。
一方、ファイル形式が一致するキャッシュが存在しないと判定された場合(ステップS303:No)、Web要求実行部203は、対象ファイルを、取得要求に含まれるファイル形式に変換する(ステップS305)。そして、Web要求実行部203は、WebAPI201を介して、当該変換後の対象ファイルを携帯端末装置20に送信する(ステップS306)。
なお、上記のステップS305において取得要求に含まれるファイル形式が情報蓄積装置10で変換することができないファイル形式である場合、当該取得要求を送信した装置(携帯端末装置20)にエラーを送信するようにしてもよい。
図7に戻る。ステップS208において、図8で説明したように、情報蓄積装置10は、ファイルを携帯端末装置20に送信する。
ステップS209において、携帯端末装置20は、情報蓄積装置10から受け取ったファイルを表示画面に表示させる。これにより、携帯端末装置20の表示画面には、例えば図9に示すように、情報蓄積装置10から受け取ったファイルの内容が表示される。
次に、上記のステップS204で保存されたファイルを、ユーザが携帯端末装置20を操作してプロジェクタ40から投影させる処理について説明する。
ステップS210において、ユーザは、携帯端末装置20を操作して、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に保存されたファイルを、プロジェクタ40から投影させるための操作を行う。このような操作は、例えば、携帯端末装置20に表示された図9の画面において「QR」ボタン1100を押下して、携帯端末装置20が有するカメラ装置を起動させ、投影を行いたいプロジェクタ40の筐体等に貼り付けられているQRコード(登録商標)をカメラ装置で読み取ることにより行うことができる。これにより、携帯端末装置20は、該当のプロジェクタ40のネットワークN1でのアドレス情報(例えばIPアドレス等)、識別情報(例えば型番等)、能力情報(例えば投影可能な解像度、ファイル形式等)等を取得する。なお、プロジェクタ40に投影させるファイルは、例えば、携帯端末装置20に表示されているファイルとすればよい。
また、上記では、携帯端末装置20でQRコードを読み取る場合について説明したが、これに限られず、ユーザは、例えば、所定の画面においてファイルを投影させるプロジェクタ40を一覧から選択できるようにしてもよい。さらに、上記のアドレス情報、識別情報等をユーザが所定の画面において直接入力するようにしてもよい。
ステップS211において、携帯端末装置20は、取得した能力情報に基づき、情報蓄積装置10から取得するファイル形式を決定する。例えば、携帯端末装置20は、取得した能力情報に基づき、情報蓄積装置10から取得するファイル形式を、拡張子「jpg」、解像度「1200×1900以下」と決定する。なお、このようなファイル形式の決定は情報蓄積装置10が行ってもよい。すなわち、携帯端末装置20は、次のステップS212において能力情報を含むファイル取得要求を情報蓄積装置10に送信し、情報蓄積装置10がファイル取得要求に含まれる能力情報に基づき、携帯端末装置20に送信するファイルのファイル形式を決定してもよい。
ステップS212において、携帯端末装置20は、上記のステップS211で決定したファイル形式を含むファイルの取得要求を情報蓄積装置10に送信する。
ステップS213において、情報蓄積装置10は、携帯端末装置20からファイルの取得要求を受け付けると、上記のステップS207と同様に、ファイル形式の判断処理を行う。
ステップS214において、情報蓄積装置10は、上記のステップS208と同様に、ファイルを携帯端末装置20に送信する。
ステップS215において、携帯端末装置20は、情報蓄積装置10からファイルを受け付けると、このファイルを含む投影指示をプロジェクタ40に送信する。なお、この投影指示は、上記のステップS210で取得したアドレス情報宛に送信される。このとき、投影指示には、投影に関する設定の設定値等が含まれていてもよい。
ステップS216において、プロジェクタ40は、携帯端末装置20から投影指示を受け付けると、この投影指示に含まるファイルを投影する。なお、投影指示に投影に関する設定の設定値等が含まれている場合、プロジェクタ40は、この設定値に従ってファイルを投影する。
以上のようにして、本実施形態に係る情報蓄積システム1は、情報蓄積装置10に保存されているファイルの閲覧等を行うことができる。上記では、携帯端末装置20にファイルを表示させる場合、及びプロジェクタ40でファイルを投影する場合について説明したが、これに限られない。例えば、プロジェクタ40の代わりに、MFP30やインタラクティブホワイトボード等を用いた場合でも図7と同様の処理で印刷や表示等を行うことができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態に係る情報蓄積システム1は、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に新たにファイルが保存された場合(新規ファイルが保存された場合)、このファイルのキャッシュを作成するものである。第2の実施形態に係る情報蓄積システム1は、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に既に保存されているファイル(既存ファイル)が例えば編集されて上書き保存された場合に、このファイルのキャッシュを作成するものである。
なお、第2の実施形態に係る情報蓄積システム1は、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が、第1の実施形態に係る情報蓄積システム1と同様であるため、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成についての説明を省略している。
<処理の詳細>
図10は、本実施形態に係る情報蓄積装置の処理の他の例のフローチャートである。
例えば、ユーザは携帯端末装置20を介して情報蓄積装置10のファイル記憶部213からファイルを取得し、この取得したファイルを編集した上で情報蓄積装置10のファイル記憶部213に記憶されている元のファイルに上書き保存したものとする。なお、図10の処理は、図5の処理とほぼ同様であるため説明を簡略化する。
ステップS401において、ファイル監視部204はファイル記憶部213に保存されているファイルについて、ファイルが上書き保存されたことが検知された場合、ステップS402に進む。
ステップS402において、キャッシュ条件作成部205はファイル特徴管理部206に対して、ファイル記憶部213に上書き保存された編集したファイルのファイル特徴情報の取得を指示する。
ステップS403において、ファイル特徴管理部206はファイル記憶部213に上書き保存された編集したファイルのファイル特徴情報を取得する。
ステップS404において、ファイル特徴管理部206及びキャッシュ条件作成部205はステップS405及びステップS406をすべての既存ファイルに対して行う。既存ファイルとは、ステップS401において上書き保存されたファイルを除くファイル記憶部213に保存されているファイルである。
ステップS405において、ファイル特徴管理部206は既存ファイルのファイル特徴情報をファイル特徴記憶部215から取得する。
ステップS406において、キャッシュ条件作成部205はステップS403で取得した編集したファイルのファイル特徴情報とステップS405で取得したファイル特徴情報から編集したファイルと既存ファイルの類似度を算出する。
ステップS407において、使用履歴管理部207は編集したファイルと類似度が高い既存ファイルの使用履歴情報を使用履歴記憶部216から取得する。
ステップS408において、キャッシュ条件作成部205はステップS407で取得した使用履歴情報からキャッシュ条件を作成する。
ステップS409において、キャッシュ作成部209はステップS408で作成されたキャッシュ条件に基づき編集されたファイルのキャッシュを作成し、キャッシュ記憶部214に保存する。なお、キャッシュ作成部209は、このとき、編集前のファイルにおいて作成したキャッシュを削除することが好ましい。これにより、情報蓄積装置10の記憶領域が圧迫することを防止することができる。
以上により、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に保存されているファイルが編集されて上書き保存された場合、編集後のファイルについて再度キャッシュを作成することができる。ファイルの編集により、ファイルの使用用途が変更になった場合(ファイル特徴情報が変更になった場合)、再度キャッシュを作成することで、高いキャッシュヒット率を実現することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る情報蓄積システム1は、使用履歴記憶部216に記憶されている使用履歴情報が変更になった場合、情報蓄積装置10のファイル記憶部213に保存されているファイルについて再度キャッシュを作成するものである。
なお、第3の実施形態に係る情報蓄積システム1は、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が、第3の実施形態に係る情報蓄積システム1と同様であるため、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成についての説明を省略している。
図11は、本実施形態に係るキャッシュ見直しについて説明する一例の説明図である。図11の(1)において、新規ファイル(説明会資料2013.ppt)を保存したとき、図10の処理によりキャッシュが作成されたとする(この例では、「jpg,1080×1920/スマートフォン閲覧」と「jpg,720×1280/プロジェクタ投影」の2件のキャッシュが作成されたとする)。
図11の(2)において、一定期間経過後、類似度が高いファイルの使用履歴情報が変更になった場合、この変更後の使用履歴情報に基づいて、キャッシュの再作成を行う。すなわち、図11の(2)において、使用履歴情報の「jpg,360×640/MFP閲覧」の使用回数が増加しているため、「jpg,360×640/MFP閲覧」のデータ形式でファイルが使用される可能性が高いといえる。したがって、キャッシュの見直しを行い、「jpg,360×640/MFP閲覧」のデータ形式のキャッシュを新たに作成し、「jpg,720×1280/プロジェクタ投影」のデータ形式のキャッシュを削除する。
以上により、よく使用されるデータ形式のファイルが変更になった場合(すなわち、よく使われるデータ形式の傾向が変更した場合)、変更後の使用履歴情報に基づいてキャッシュを作成することでキャッシュヒット率の低下を防止することができる。なお、キャッシュを見直すタイミングとしては、例えば1週間毎などが考えられる。
<まとめ>
以上、本実施形態に係る情報蓄積システムによれば、携帯端末装置20やPC50などから情報蓄積装置10にファイルを保存する際、このファイルのファイル特徴情報に基づきキャッシュヒット率が高いと予想されるキャッシュを予め作成することができる。
また、本実施形態に係る情報蓄積システムによれば、携帯端末装置20やPC50などから情報蓄積装置10に保存されているファイルについて編集等を行い上書き保存した際、この編集後のファイルのファイル特徴情報に基づきキャッシュヒット率が高いと予想されるキャッシュを再作成することができる。
また、本実施形態に係る情報蓄積システムによれば、情報蓄積装置10に保存されているファイルの使用履歴情報が変更になった場合、変更後の使用履歴情報に基づき、キャッシュヒット率が高いと予想されるキャッシュを再作成することができる。
従って、情報蓄積装置10は、キャッシュヒット率が高いと予想されるデータ形式のキャッシュを保持しておくことで、キャッシュヒット率の低下を抑えつつ記憶領域の圧迫を防止することができる。
なお、本実施形態におけるファイル記憶部213は、第一記憶手段の一例である。ファイル監視部204は、検知手段の一例である。キャッシュ条件作成部205は、類似度算出手段の一例である。キャッシュ作成部209は、第一変換手段、第二変換手段、及び削除手段の一例である。キャッシュ記憶部214は、第二記憶手段の一例である。使用履歴記憶部216は、使用履歴蓄積手段の一例である。WebAPI201及びSMB接続部202は、受信手段及び送信手段の一例である。Web要求実行部203は、第一判定手段及び第二判定手段の一例である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 情報蓄積システム
10 情報蓄積装置
20 携帯端末装置
30 MFP
40 プロジェクタ
50 PC
201 WebAPI
202 SMB接続部
203 Web要求実行部
204 ファイル監視部
205 キャッシュ条件作成部
206 ファイル特徴管理部
207 使用履歴管理部
208 タスク管理部
209 キャッシュ作成部
210 メール送信部
211 FAX送信部
212 印刷部
213 ファイル記憶部
214 キャッシュ記憶部
215 ファイル特徴記憶部
216 使用履歴記憶部
特開2013−054623号公報

Claims (8)

  1. 一以上の電子機器とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
    前記電子機器からの要求に応じて、該電子機器から受信したファイルを記憶する第一記憶手段と、
    前記第一記憶手段にファイルが記憶されたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段により、前記第一記憶手段に第一のファイルが記憶されたことが検知された場合、前記第一のファイルの特徴に関する情報と前記第一記憶手段に記憶されている他のファイルの特徴に関する情報とから、前記第一のファイルと前記他のファイルとの類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記類似度に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する第一変換手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第二のファイルを記憶する第二記憶手段を有し、
    前記第二記憶手段に記憶されているファイルについて、前記電子機器から所定の期間、取得要求がなかった場合、前記ファイルを前記第二記憶手段から削除する削除手段と、
    を有する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第一記憶手段に記憶されているファイルについて、データ形式毎に前記電子機器からの取得要求の回数を示す使用履歴情報を蓄積した使用履歴蓄積手段を有し、
    前記第一変換手段は、
    前記類似度と前記第一記憶手段に記憶されているファイルの使用履歴情報に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記第一変換手段は、
    前記第一のファイルと類似度が高いと算出された前記第一記憶手段に記憶されている前記他のファイルの使用履歴情報に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第一変換手段は、さらに、前記ファイルの使用履歴情報から前記電子機器からの取得要求の回数が多いデータ形式と同じデータ形式に前記第一のファイルを変換する、請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記電子機器からのファイルの取得要求を受信する受信手段と、
    前記ファイルが前記電子機器で表示可能なデータ形式か否かを判定する第一判定手段と、
    前記電子機器で表示可能なデータ形式の前記ファイルが前記第二記憶手段に存在するか否かを判定する第二判定手段と、
    前記第一判定手段により前記ファイルが前記電子機器で表示可能なデータ形式でないと判定された場合、前記第二判定手段により前記電子機器が表示可能なデータ形式の前記ファイルが前記第二記憶手段に存在するか否かを判定し、前記電子機器が表示可能なデータ形式の前記ファイルが前記第二記憶手段に存在しない場合、前記ファイルのデータ形式を前記電子機器が表示可能なデータ形式に変換する第二変換手段と、
    前記取得要求に応じて、前記電子機器が表示可能なデータ形式の前記ファイルを、前記電子機器に送信する送信手段と、
    を有する請求項2ないし5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 一以上の電子機器とネットワークを介して接続された情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記電子機器からの要求に応じて該電子機器から受信したファイルを記憶する記憶手段にファイルが記憶されたことを検知する検知手順と、
    前記検知手順により、前記記憶手段に第一のファイルが記憶されたことが検知された場合、前記第一のファイルの特徴に関する情報と前記記憶手段に記憶されている他のファイルの特徴に関する情報とから、前記第一のファイルと前記他のファイルとの類似度を算出する類似度算出手順と、
    前記類似度に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する第一変換手順と、
    を有する情報処理方法。
  8. 一以上の電子機器とネットワークを介して接続された情報処理装置を、
    前記電子機器からの要求に応じて該電子機器から受信したファイルを記憶する記憶手段にファイルが記憶されたことを検知する検知手段、
    前記検知手段により、前記記憶手段に第一のファイルが記憶されたことが検知された場合、前記第一のファイルの特徴に関する情報と前記記憶手段に記憶されている他のファイルの特徴に関する情報とから、前記第一のファイルと前記他のファイルとの類似度を算出する類似度算出手段、
    前記類似度に基づき、前記第一のファイルのデータ形式と異なるデータ形式に変換した第二のファイルを生成する第一変換手段、
    として機能させるためのプログラム。
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