JP2014016896A - サービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラム - Google Patents

サービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】連携してサービスを提供することができるサービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】電子データ蓄積部を情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれで共有する情報蓄積装置であって、電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、蓄積場所の作成に係る処理を実行する手段と、蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び他のアプリケーションそれぞれから、蓄積場所の削除要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた削除要求及び該削除要求に含まれる所定の条件に基づいて、電子データ蓄積部の蓄積場所の削除に係る処理を実行する手段とを有することことにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラムに関する。
例えば異なる複数の機器を連携させた通信サービスを容易に実現することのできる上位セッション管理サーバは従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
近年、ユーザは電子データを出力するプリンタ、複合機、プロジェクタなどの様々な電子機器や、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などの様々な情報処理装置を利用するようになっている。これら電子機器や情報処理装置を利用する形態(システム)では様々な電子機器と情報処理装置とが連携することにより利用価値の向上が期待される。
しかしながら、電子機器や情報処理装置を利用する従来のシステムでは、様々な電子機器や情報処理装置を連携させてサービスを提供する仕組みがなかった。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、連携してサービスを提供することができるサービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、電子データを蓄積する電子データ蓄積部を有し、接続される複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションからの要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた要求に基づいて前記電子データ蓄積部への蓄積場所の作成又は削除に係る処理を実行することにより、前記電子データ蓄積部を前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれで共有可能とする情報蓄積装置であって、それぞれ異なるアプリケーションであって前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた作成要求及び該作成要求に含まれる所定の条件に基づいて前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成に係る処理を実行する蓄積場所作成手段と、前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの蓄積場所の削除要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた削除要求及び該削除要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部の蓄積場所の削除に係る処理を実行する蓄積場所削除手段とを有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、連携してサービスを提供することができるサービス提供システム、情報蓄積装置、情報処理装置、方法及びプログラムを提供可能である。
本実施形態に係るサービス提供システムの一例の構成図である。 本実施形態に係るコンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。 情報蓄積装置が受け付けるHTTPリクエストの一例の説明図である。 ファイル一覧取得要求に対するレスポンスの一例の構成図である。 ITフォルダ選択画面の一例のイメージ図である。 フォルダ表示画面の一例のイメージ図である。 ファイル一覧表示画面の一例のイメージ図である。 ファイル詳細表示画面の一例のイメージ図である。 印刷設定画面の一例のイメージ図である。 QRコード読み取り画面の一例のイメージ図である。 QRコードから読み取る情報の一例の構成図である。 ダウンロード中であることを示す画面の一例のイメージ図である。 印刷ファイルをMFPに送信する方法の一例を表した説明図である。 印刷ファイルに含まれるプリントコマンドの一例の構成図である。 MFP上に表示されるQRコードの一例のイメージ図である。 MFP上に表示されるトップ画面の一例のイメージ図である。 スマートフォンの処理手順を表した一例のフローチャートである。 本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。 QRコードから読み取る情報の一例の構成図である。 投影ファイルをプロジェクタに送信する方法の一例を表した説明図である。 プロジェクタ上に表示されるQRコードの一例のイメージ図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。 情報蓄積装置が受け付けるHTTPリクエストの一例の説明図である。 フォルダ選択画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係るサービス提供システムの一例の構成図である。図1のサービス提供システム1は、情報蓄積装置10、一台以上のスマートフォン11、一台以上のタブレット端末12、一台以上のMFP(Multi Function Peripheral:複合機)13、プロジェクタ14が、LAN(Local Area Network)などのネットワークN1に接続される構成を一例として示している。
ネットワークN1は例えば企業内ネットワークなど、プライベート環境のネットワークを利用できる。スマートフォン11及びタブレット端末12はユーザが携帯して操作する情報処理装置の一例である。情報処理装置は、スマートフォン11、タブレット端末12の他、携帯電話、ノートPCなど、ユーザが携帯して操作できる装置であればよい。
MFP13及びプロジェクタ14はサービス(印刷、スキャン、投影など)を提供する為の電子機器の一例である。電子機器はMFP13及びプロジェクタ14の他、プリンタ、スキャナ、複写機、画像表示装置など、サービスを提供できる装置であればよい。
MFP13は画像形成装置の一例である。MFP13は撮像機能、画像形成機能及び通信機能を備え、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能である。プロジェクタ14は画像投影装置の一例である。プロジェクタ14は投影機能及び通信機能を備える。
情報蓄積装置10は連携処理装置の一例である。情報蓄積装置10はMFP13やプロジェクタ14で処理できないような高機能処理の実行や、ファイルサーバとしての処理の実行を行う。なお、情報蓄積装置10はスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置と連携して、MFP13やプロジェクタ14などの電子機器を用いたサービスを提供する。なお、情報蓄積装置10は複数のコンピュータに分散して構成するようにしてもよい。
<ハードウェア構成>
情報蓄積装置10は例えば図2に示すハードウェア構成のコンピュータシステムにより実現される。なお、スマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置も図2に示すハードウェア構成を含む構成である。図2は本実施形態に係るコンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。
図2のコンピュータシステム100は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM104、ROM105、CPU106、通信I/F107及びHDD108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。入力装置101はキーボードやマウスなどを含み、コンピュータシステム100に各操作信号を入力するのに用いられる。
表示装置102はディスプレイなどを含み、コンピュータシステム100による処理結果を表示する。通信I/F107はコンピュータシステム100をネットワークN1に接続するインターフェースである。これにより、コンピュータシステム100は通信I/F107を介して、他の装置、機器とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータシステム100全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及び、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインターフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、コンピュータシステム100は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。なお、記録媒体103aにはフレキシブルディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)、SDメモリカード(SD Memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、コンピュータシステム100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。
CPU106は、ROM105やHDD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータシステム100全体の制御や機能を実現する演算装置である。
本実施形態に係るコンピュータシステム100は、上記ハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
本実施形態に係る情報蓄積装置10は例えば図3に示す処理ブロックで実現される。図3は本実施形態に係る情報蓄積装置の一例の処理ブロック図である。情報蓄積装置10はプログラムを実行することで、OS21、Webサーバ22、アプリケーションサーバ23、WebUI24、QRコード表示WebUI25、WebApi26、共有フォルダ27、ドキュメント管理28、Web制御29を実現している。
OS21は情報蓄積装置10のオペレーティングシステムであり、システム全体を制御する。OS21は、例えばWindows(登録商標)やLinux(登録商標)などである。
Webサーバ22はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で情報を送受信するソフトウェアである。Webサーバ22は例えばApache(登録商標)やIIS(登録商標)などである。
アプリケーションサーバ23は例えばWebサーバ22のプラグインとして動作するソフトウェアである。アプリケーションサーバ23は例えばTomcat(登録商標)などである。
WebUI24はHTTPリクエストによりシステム設定画面を表示する。ユーザはWebブラウザ(図示せず)を使用して、システム設定画面から設定の変更を行うことができる。
QRコード表示WebUI25はHTTPリクエストによりコード情報の一例であるQRコード(登録商標)の画面をMFP13などの電子機器に表示する。QRコードはマトリックス型二次元コードである。
WebApi(Application Programming Interface)26はネットワークN1経由で利用可能である。WebApi26はHTTPリクエストを受け付け、HTTPリクエストに応じた処理を行い、HTTPレスポンスを行う。
WebApi26は、スマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置からのリクエスト(要求)を受信するために設けられた予め定義されたインターフェースであり、例えば関数やクラス等により構成される。
また、情報蓄積装置10のWebApi26をSDK(ソフトウェア開発キット)として情報処理装置に搭載されるアプリケーションの開発者に提供できる。アプリケーションの開発者はSDKを使用してアプリケーションを開発できる。SDKは情報蓄積装置10の提供者以外のサードベンダにも提供できる。サードベンダは提供されたSDKを使用してアプリケーションを開発できる。SDKを使用して開発されたアプリケーションは情報処理装置に搭載できる。
情報蓄積装置10のWebApiをSDKとして提供することにより、情報処理装置は情報蓄積装置10の提供者が開発したアプリケーションだけでなく、サードベンダが開発したアプリケーションも搭載できるようになる。
共有フォルダ27はSMB(Server Message Block)プロトコルによってネットワークN1上で公開されたフォルダである。ユーザはスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置を用いて、共有フォルダ27にアクセスできる。
ドキュメント管理28は共有フォルダ27に置かれたファイルを管理し、Web制御29からの要求に応じてデータ変換する処理を行う。なお、本実施形態におけるファイルはデータの一形態である。Web制御29はWebApiからの要求に応じてドキュメント管理28を制御する処理を行う。
なお、情報蓄積装置10は大きく分けて2つのプロセスが動作している。1つのプロセスはWebサーバ22、アプリケーションサーバ23、WebUI24、QRコード表示WebUI25、WebApi26を有している。もう1つのプロセスは、共有フォルダ27、ドキュメント管理28、Web制御29を有している。したがって、WebApi26とWeb制御29とはプロセス間通信を行う。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係るサービス提供システム1の処理の詳細について説明する。
ここではスマートフォン11を使用して、情報蓄積装置10が保存するファイルをMFP13に印刷させる場合の処理について説明する。図4は、本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。図5は情報蓄積装置が受け付けるHTTPリクエストの一例の説明図である。
ユーザはスマートフォン11を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS1において、スマートフォン11は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を、例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS2において、情報蓄積装置10のWebApi26はファイル一覧取得要求を受け付け、Web制御29にファイル一覧取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からのファイル一覧取得要求に応じて共有フォルダ27からファイル一覧を取得し、ファイル一覧をWebApi26に返す。WebApi26は図6に示すようなHTTPレスポンスにより、ファイルやフォルダの一覧をスマートフォン11に提供する。
図6はファイル一覧取得要求に対するレスポンスの一例の構成図である。図6のレスポンスはJson形式となっているが、スマートフォン11でファイルやフォルダの一覧を表示可能であれば他の形式であってもよい。スマートフォン11に搭載されているアプリケーションは図6に示すようなファイル一覧取得要求に対するレスポンスを元に、情報蓄積装置10が公開しているファイル一覧(フォルダを含む)を表示する。
また、ファイル一覧の表示にサムネイル画像(縮小画像)が必要である場合、ステップS3において、スマートフォン11は情報蓄積装置10へのサムネイル画像取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS4において、情報蓄積装置10のWebApi26はサムネイル画像取得要求を受け付け、Web制御29にサムネイル画像取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からのサムネイル画像取得要求に応じてドキュメント管理28にサムネイル画像取得要求を行う。
ドキュメント管理28は共有フォルダ27からファイルを取得し、サムネイル画像を生成する。Web制御29はドキュメント管理28が生成したサムネイル画像をWebApi26に返す。WebApi26はHTTPレスポンスによりサムネイル画像をスマートフォン11に提供する。スマートフォン11に搭載されているアプリケーションはサムネイル画像取得要求に対するレスポンスを元に、サムネイル画像を表示する。
ステップS1〜S4の処理を繰り返すことで、スマートフォン11には図7〜図9に示す画面が表示される。図7はITフォルダ選択画面の一例のイメージ図である。図7のITフォルダ選択画面1000はITフォルダとして「AllUsers」又は「yamada」を選択できる。
図8はフォルダ表示画面の一例のイメージ図である。図8のフォルダ表示画面1010はITフォルダ選択画面1000から「AllUsers」ITフォルダが選択されたあとの画面例である。図8のフォルダ表示画面1010はフォルダとして「category」「data」又は「workflow」が表示されている。
図9はファイル一覧表示画面の一例のイメージ図である。図9のファイル一覧表示画面1050はフォルダ表示画面1010から「data」フォルダが選択されたあとの画面例である。図9のファイル一覧表示画面1050は、ファイルとして「見積もり書.doc」「Scan_20120607.pdf」が表示されている。また、図9のファイル一覧表示画面1050は、フォルダとして「議事録」「memo」が表示されている。
図9のファイル一覧表示画面1050ではファイルである「見積もり書.doc」「Scan_20120607.pdf」のサムネイル画像1051を表示することで、ユーザがどのようなファイルなのかを視覚的に判断し易くしている。
なお、ファイル一覧表示画面1050は、図6に示すレスポンスに含まれる「変換可能ファイル形式」がMFP13で印刷可能なファイル形式(例えばrpcs)に指定されているファイルのみを表示することにより、MFP13で印刷可能なファイルのみを表示できる。また、ファイル一覧表示画面1050は図6に示すレスポンスに含まれる「変換が完了したファイル形式」がMFP13で印刷可能なファイル形式(例えばrpcs)であるファイルに印を付けることにより、ファイル形式の変換が必要であるか不要であるかを示すことができる。
ステップS5において、ユーザはスマートフォン11を操作し、MFP13に印刷させたいファイルをファイル一覧表示画面1050から選択する。ここでは、ユーザが図9のファイル一覧表示画面1050から「見積もり書.doc」ファイルを選択したものとして説明する。
図9のファイル一覧表示画面1050から例えば「見積もり書.doc」ファイルが選択されると、ステップS6において、スマートフォン11はpdfファイル取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。なお、pdfファイルは一例であってスマートフォン11が「見積もり書.doc」ファイルのイメージ画像を表示できるファイル形式であればよい。
ステップS7において、情報蓄積装置10のWebApi26はpdfファイル取得要求を受け付け、Web制御29にpdfファイル取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からのpdfファイル取得要求に応じてドキュメント管理28にpdfファイル取得要求を行う。
ドキュメント管理28は共有フォルダ27からファイルを取得し、pdfファイルを生成する。なお、共有フォルダ27にpdfファイルが生成されていれば、ドキュメント管理28はpdfファイルの生成を省略できる。Web制御29はドキュメント管理28が生成したpdfファイルをWebApi26に返す。WebApi26はHTTPレスポンスによりpdfファイルをスマートフォン11に提供する。
スマートフォン11に搭載されているアプリケーションはpdfファイル取得要求に対するレスポンスを元に、図10のようなファイル詳細表示画面1060を表示する。図10はファイル詳細表示画面の一例のイメージ図である。図10のファイル詳細表示画面1060はファイル一覧表示画面1050から「見積もり書.doc」ファイルが選択されたあとの画面例である。
図10のファイル詳細表示画面1060は、ファイル一覧表示画面1050から選択された「見積もり書.doc」ファイルのイメージ画像(詳細画像)1063が表示されている。
スマートフォン11のアプリケーションはpdfファイルを取得することでイメージ画像1063を表示できる。ユーザはファイル詳細表示画面1060に表示したイメージ画像1063が印刷させたいファイルで間違いないかを確認する。
その後、ユーザは必要に応じて印刷設定を行う。印刷設定を行うタイミングは図4に示すタイミングでなくてもよい。ファイル詳細表示画面1060で「印刷設定」ボタン1061が押下されると、スマートフォン11はステップS8において、図11に示す印刷設定画面1070を表示する。図11は、印刷設定画面の一例のイメージ図である。ユーザはスマートフォン11を操作し、図11の印刷設定画面1070からMFP13に実行させる印刷の設定を行う。
また、ユーザはファイル詳細表示画面1060の「QR」ボタン1062を押下することで、例えば図12に示すQRコード読み取り画面1150をスマートフォン11に表示させる。図12はQRコード読み取り画面の一例のイメージ図である。QRコード読み取り画面1150には、QRコード表示領域1151が含まれる。QRコード表示領域1151はカメラ機能により撮影された画像が表示される領域である。
ステップS9、S10において、ユーザはスマートフォン11を操作し、カメラ機能により撮影されたQRコードがQRコード読み取り画面1150のQRコード表示領域1151に表示されるように、MFP13上に表示されたQRコードと、スマートフォン11との位置関係を調整する。
スマートフォン11のアプリケーションはカメラ機能により撮影されたQRコードから図13に示すようなMFP13のIPアドレスと、MFP13が提供しているスキャン機能や印刷機能を示す機能情報とを読み取る。図13はQRコードから読み取る情報の一例の構成図である。
スマートフォン11のアプリケーションはQRコードからMFP13のIPアドレスとスキャン機能や印刷機能を示す機能情報とを読み取ったあと、例えば図14に示すダウンロード中であることをユーザに示す画面1160を表示する。図14はダウンロード中であることを示す画面の一例のイメージ図である。
なお、MFP13上にQRコードを表示するタイミング、ファイル一覧を情報蓄積装置10からスマートフォン11へ提供するタイミング、スマートフォン11がMFP13上からQRコードを読み取るタイミングは、図4のシーケンス図における順番に限定されるものではない。
ステップS11において、スマートフォン11のアプリケーションはQRコードから読み取った機能情報に応じて後述のようにファイル形式を決定する。例えばスマートフォン11のアプリケーションはQRコードから読み取った機能情報に応じて、MFP13が印刷できるファイル形式(例えばrpcs)に決定する。
ステップS12において、スマートフォン11のアプリケーションはrpcsファイル取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。rpcsファイル取得要求には、ファイル選択の情報と、ステップS11で決定したファイル形式の情報とが含まれる。
ステップS13において、情報蓄積装置10のWebApi26はrpcsファイル取得要求を受け付け、Web制御29にrpcsファイル取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からのrpcsファイル取得要求に応じてドキュメント管理28にrpcsファイル取得要求を行う。ドキュメント管理28はrpcsファイル取得要求に含まれる「ファイル選択の情報」を元に、共有フォルダ27からファイルを取得する。
また、ドキュメント管理28はrpcsファイル取得要求に含まれる「ファイル形式の情報」を元に、共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が必要か判定する。例えば共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式がrpcs形式であればファイル形式が同一であるため、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が不要と判定する。
一方、ファイル形式が異なれば、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が必要と判定する。ファイル形式の変換が必要と判定すれば、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式をrpcs形式に変換する。ここではファイル形式の変換が必要と判定された例について説明する。Web制御29はファイル形式が変換された変換後ファイルをWebApi26に返す。
ステップS14において、WebApi26はHTTPレスポンスにより変換後ファイルをスマートフォン11に提供する。ステップS15において、スマートフォン11のアプリケーションは変換後ファイルを印刷ファイルとしてMFP13に送信する。
印刷ファイルをMFP13に送信する方法は、例えば図15に示すように、ソケット通信を使用してMFP13の9100番ポートに送信する方法などがある。図15は、印刷ファイルをMFPに送信する方法の一例を表した説明図である。MFP13は印刷ファイルを受信すると、ステップS16において、印刷ファイルを元に、印刷(出力)を実行する。
図16は印刷ファイルに含まれるプリントコマンドの一例の構成図である。図16のプリントコマンドには、図11の印刷設定画面1070により設定された印刷設定と、印刷するファイル名とが含まれる。
また、MFP13はWebブラウザ(図示せず)で情報蓄積装置10のQRコード表示WebUI25を表示することで、図17に示すようにQRコード1201を含む画面1200を操作パネルなどに表示できる。
図17はMFP上に表示されるQRコードの一例のイメージ図である。なお、図17の画面1200は例えば図18に示すMFP13のWebブラウザ(図示せず)のトップ画面1210の「MFP Everywhere」ボタン1211を押下することで表示される。図18はMFP上に表示されるトップ画面の一例のイメージ図である。
なお、図17では画面1200にQRコード1201を表示する例を説明したが、例えばMFP13の筐体にQRコード1201のシールを貼付しておいてもよい。また、MFP13はQRコード1201の画像データを自機内に保存しておいてもよい。
図19はスマートフォンの処理手順を表した一例のフローチャートである。なお、図19のフローチャートは図12に示すQRコード読み取り画面1150をスマートフォン11に表示させたあとの処理である。
ステップS21において、スマートフォン11のアプリケーションはカメラ機能により撮影されたQRコードから図13に示すような項目「Function」の設定値を読み取る。
ステップS22において、スマートフォン11のアプリケーションは項目「Function」の設定値が投影機能(プロジェクタ14)を表す「Projection」であるか否かを判定する。項目「Function」の設定値が投影機能を表す「Projection」であれば、ステップS25に進み、スマートフォン11のアプリケーションはプロジェクタ14で投影可能なPDFをファイル形式として指定したファイル取得要求を情報蓄積装置10に対して行う。
項目「Function」の設定値が投影機能を表す「Projection」でなければ、ステップS23に進み、スマートフォン11のアプリケーションは項目「Function」の設定値が印刷機能(MFP13)を表す「Print」であるか否かを判定する。項目「Function」の設定値が印刷機能を表す「Print」であれば、ステップS24に進み、スマートフォン11のアプリケーションは、MFP13で印刷可能な印刷データ(RPCS、PDL)をファイル形式として指定したファイル取得要求を情報蓄積装置10に対して行う。
ステップS23において、項目「Function」の設定値が印刷機能を表す「Print」でなければ、スマートフォン11のアプリケーションはファイル取得要求で指定すべきファイル形式を判定できないため、ステップS26に進み、エラー表示を行う。
図4のシーケンス図によれば、情報蓄積装置10にWebApi26を搭載することによりスマートフォン11に情報蓄積装置10の共有フォルダ27に置かれたファイルを表示できる。ユーザはスマートフォン11からファイルを選択し、印刷を実行させたいMFP13のQRコード1201を読み取ることにより、MFP13で印刷可能なファイル形式の変換後ファイルを情報蓄積装置10から取得できる。スマートフォン11は情報蓄積装置10から取得した変換後ファイルを印刷ファイルとしてMFP13に送信することにより、MFP13に印刷を実行させることができる。
このように、ユーザは、印刷開始時にスマートフォン11をMFP13にかざすことにより、情報蓄積装置10とスマートフォン11とMFP13とを連携させ、情報蓄積装置10の共有フォルダ27に置かれたファイルを容易にMFP13から印刷できる。
図4のシーケンス図ではスマートフォン11を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、MFP13で印刷する場合の処理を示した。本実施形態に係るサービス提供システム1は図20のシーケンス図に示すように、スマートフォン11を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、プロジェクタ14で投影するようにしてもよい。
図20は本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。なお、図20のシーケンス図におけるステップS31〜S37の処理は図4のステップS1〜7と同様であるため、説明を省略する。
ファイル詳細表示画面1060で「投影設定」ボタン(図示せず)が押下されると、スマートフォン11はステップS38において投影設定画面を表示する。ユーザはスマートフォン11を操作し、表示された投影設定画面からプロジェクタ14に実行させる投影の設定を行う。
また、ユーザはファイル詳細表示画面1060の「QR」ボタン1062を押下することで、例えば図12に示したQRコード読み取り画面1150をスマートフォン11に表示させる。
ステップS39、S40において、ユーザはスマートフォン11を操作し、カメラ機能により撮影されたQRコードが、QRコード読み取り画面1150のQRコード表示領域1151に表示されるように、プロジェクタ14上に表示されたQRコードと、スマートフォン11との位置関係を調整する。
スマートフォン11のアプリケーションはカメラ機能により撮影されたQRコードから図21に示すようなプロジェクタ14のIPアドレスと、プロジェクタ名と、プロジェクタ14が提供している投影機能を示す機能情報と、プロジェクタ14のタイプとを読み取る。図21はQRコードから読み取る情報の一例の構成図である。
スマートフォン11のアプリケーションはQRコードからプロジェクタ14のIPアドレスと投影機能を示す機能情報とを読み取ったあと、例えば図14に示すダウンロード中であることをユーザに示す画面を表示する。
なお、プロジェクタ14上にQRコードを表示するタイミング、ファイル一覧を情報蓄積装置10からスマートフォン11へ提供するタイミング、スマートフォン11がプロジェクタ14上からQRコードを読み取るタイミングは、図20のシーケンス図における順番に限定されるものではない。
ステップS41において、スマートフォン11のアプリケーションはQRコードから読み取った機能情報に応じて、図19に示したようにファイル形式を決定する。例えば機能情報に投影機能を含むとき、スマートフォン11のアプリケーションはファイル形式をプロジェクタ14で投影可能なファイル形式(例えばPDF)に決定する。
ステップS42において、スマートフォン11のアプリケーションは画像ファイル取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。画像ファイル取得要求には、ファイル選択の情報と、ステップS41で決定したファイル形式の情報とが含まれる。
ステップS43において、情報蓄積装置10のWebApi26は画像ファイル取得要求を受け付け、Web制御29に画像ファイル取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からの画像ファイル取得要求に応じてドキュメント管理28に画像ファイル取得要求を行う。ドキュメント管理28は画像ファイル取得要求に含まれる「ファイル選択の情報」を元に、共有フォルダ27からファイルを取得する。
ドキュメント管理28は画像ファイル取得要求に含まれる「ファイル形式の情報」を元に、共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が必要か判定する。例えば共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式がpdf形式であればファイル形式が同一であるため、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が不要と判定する。
一方、ファイル形式が異なれば、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式の変換が必要と判定する。ファイル形式の変換が必要と判定すれば、ドキュメント管理28は共有フォルダ27から取得したファイルのファイル形式をpdf形式に変換する。ここではファイル形式の変換が必要と判定された例について説明する。Web制御29はファイル形式が変換された変換後ファイルをWebApi26に返す。
ステップS44において、WebApi26はHTTPレスポンスにより変換後ファイルをスマートフォン11に提供する。ステップS45において、スマートフォン11のアプリケーションは、変換後ファイルを投影ファイルとしてプロジェクタ14に送信する。投影ファイルをプロジェクタ14に送信する方法は例えば図22に示すように、プロジェクタ14が公開しているWebApiを使用する方法などがある。図22は、投影ファイルをプロジェクタに送信する方法の一例を表した説明図である。
プロジェクタ14は投影ファイルを受信すると、ステップS47において、投影ファイルを元に、投影(出力)を実行する。また、プロジェクタ14は図23に示すようにQRコード1300を含む画面を投影スクリーンなどに投影してもよいし、プロジェクタ14の筐体にQRコード1301を貼り付けておいてもよい。図23はプロジェクタ上に表示されるQRコードの一例のイメージ図である。例えばプロジェクタ14はWebブラウザ(図示せず)で情報蓄積装置10のQRコード表示WebUI25を表示することによりQRコード1300を投影できる。プロジェクタ14はQRコード1300の画像データを自機内に保存しておいても外部から取得するようにしてもよい。
図4のシーケンス図ではスマートフォン11を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、MFP13で印刷する場合の処理を示した。本実施形態に係るサービス提供システム1は図24のシーケンス図に示すように、タブレット端末12を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、MFP13で印刷するようにしてもよい。
図24は本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。なお、図24のシーケンス図におけるステップS51〜S66の処理は図4のステップS1〜16と同様であるため、説明を省略する。
なお、図20のシーケンス図ではスマートフォン11を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、プロジェクタ14で投影する場合の処理を示したが、図24と同様、タブレット端末12を使用して情報蓄積装置10からファイルを取得し、プロジェクタ14で投影するようにしてもよい。
第1の実施形態に係るサービス提供システム1によれば、情報蓄積装置10にWebApi26を搭載することで、ファイル一覧、電子データを出力する電子機器に応じたファイル形式のファイルの取得がスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置から可能となり、電子機器に応じたファイル形式のファイルを情報処理装置から電子機器に送信できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るサービス提供システム1は、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成が、第1の実施形態に係るサービス提供システム1と同様であるため、システム構成、ハードウェア構成及びソフトウェア構成についての説明を省略している。
<処理の詳細>
以下では第2の実施形態に係るサービス提供システムの処理の詳細について説明する。
ここでは、タブレット端末12から情報蓄積装置10上にフォルダを作成やファイルのアップロードを行い、そのフォルダやファイルをスマートフォン11から閲覧又は取得する場合の処理について説明する。図25は、本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。図26は情報蓄積装置が受け付けるHTTPリクエストの一例の説明図である。
ユーザはタブレット端末12を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS101において、タブレット端末12は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を、例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS102において、情報蓄積装置10のWebApi26はファイル一覧取得要求を受け付け、Web制御29にファイル一覧取得要求を行う。Web制御29はWebApi26からのファイル一覧取得要求に応じてドキュメント管理28からファイル一覧を取得し、ファイル一覧をWebApi26に返す。WebApi26は図6に示すようなHTTPレスポンスによりファイル一覧をタブレット端末12に提供する。
タブレット端末12に搭載されているアプリケーションはファイル一覧取得要求に対するレスポンスを元に、情報蓄積装置10が公開しているファイル一覧を、例えば前述した図8のフォルダ表示画面1010に表示する。
ユーザは図8のフォルダ表示画面1010で「フォルダ作成」ボタン1012を押下することによりフォルダ作成を要求できる。ここではユーザが「フォルダA」の作成を要求したものとして説明する。ユーザから「フォルダA」の作成を要求されると、タブレット端末12はステップS103において、情報蓄積装置10へのフォルダ作成要求を例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)により行う。
ステップS104において、情報蓄積装置10のWebApi26はフォルダ作成要求を受け付け、Web制御29にフォルダ作成要求を行う。Web制御29はWebApi26からのフォルダ作成要求に応じて共有フォルダ27に「フォルダA」を作成する。
また、図8のフォルダ表示画面1010で「Upload」ボタン1011が押下されると、タブレット端末12は図27に示すフォルダ選択画面1030を表示する。図27はフォルダ選択画面の一例のイメージ図である。ユーザは図27のフォルダ選択画面1030からアップロード先のフォルダを選択できる。
ステップS105において、ユーザはタブレット端末12を操作し、図27のフォルダ選択画面1030に表示されたフォルダから、タブレット端末12内のファイル(内蔵のカメラで撮影したファイルやメモリカード内のファイルなど)を保存させるフォルダを選択する。ここでは、フォルダ選択画面1030から「ファイルa」を保存する「フォルダA」が選択されたものとして説明する。
タブレット端末12はユーザから「フォルダA」への「ファイルa」のアップロードを要求されると、ステップS106に進み、情報蓄積装置10へのファイルアップロード要求を例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)により行う。ステップS107において、情報蓄積装置10のWebApi26はファイルアップロード要求を受け付け、Web制御29にファイルアップロード要求を行う。Web制御29はWebApi26からのファイルアップロード要求に応じて「フォルダA」に「ファイルa」を保存する。
次に、ユーザはタブレット端末12とは別のスマートフォン11を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS108において、スマートフォン11は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS109において、情報蓄積装置10はステップS102と同様に、ファイル一覧をスマートフォン11に提供する。このとき提供されるファイル一覧にはタブレット端末12から作成した「フォルダA」が含まれている。また、ユーザはタブレット端末12から「フォルダA」にアップロードされた「ファイルa」もスマートフォン11で確認できる。
ステップS110において、ユーザはスマートフォン11を操作し、図27のフォルダ選択画面1030に表示されたフォルダから「フォルダA」を選択する。このように、スマートフォン11はタブレット端末12から作成した「フォルダA」を選択することもできる。
スマートフォン11はユーザから「フォルダA」への「ファイルb」のアップロードを要求されると、ステップS111に進み、情報蓄積装置10へのファイルアップロード要求を例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)により行う。ステップS112において、情報蓄積装置10のWebApi26はファイルアップロード要求を受け付け、Web制御29にファイルアップロード要求を行う。Web制御29はWebApi26からのファイルアップロード要求に応じて「フォルダA」に「ファイルb」を保存する。
ステップS113において、ユーザはスマートフォン11を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS113において、スマートフォン11は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS114において、情報蓄積装置10はステップS102と同様に、ファイル一覧をスマートフォン11に提供する。また、ユーザから「フォルダB」の作成を要求されると、スマートフォン11はステップS115において、情報蓄積装置10へのフォルダ作成要求を例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)により行う。
ステップS116において、情報蓄積装置10のWebApi26はフォルダ作成要求を受け付け、Web制御29にフォルダ作成要求を行う。Web制御29はWebApi26からのフォルダ作成要求に応じて共有フォルダ27に「フォルダB」を作成する。
次に、ユーザはスマートフォン11とは別のタブレット端末12を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS108において、タブレット端末12は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を例えば図5に示すようなHTTPリクエスト(GET)により行う。
ステップS118において、情報蓄積装置10はステップS102と同様に、ファイル一覧をタブレット端末12に提供する。ステップS119において、ユーザはタブレット端末12を操作し、フォルダ選択画面1030から「フォルダB」を選択する。このようにタブレット端末12はスマートフォン11から作成した「フォルダB」を選択することもできる。
タブレット端末12はユーザから「フォルダB」への「ファイルc」のアップロードを要求されると、ステップS120に進み、情報蓄積装置10へのファイルアップロード要求を例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)により行う。ステップS121において、情報蓄積装置10のWebApi26はファイルアップロード要求を受け付け、Web制御29にファイルアップロード要求を行う。Web制御29はWebApi26からのファイルアップロード要求に応じて「フォルダB」に「ファイルc」を保存する。
図25のシーケンス図によれば、情報蓄積装置10にHTTPリクエストのPOSTに対応したWebApi26を搭載することにより、ある情報処理装置(タブレット端末12)からフォルダを作成し、フォルダを別の情報処理装置(スマートフォン11)から閲覧してファイルをアップロードすることもできる。
また、図25のシーケンス図によれば、ある情報処理装置からフォルダにアップロードしたファイルは、別の情報処理装置から閲覧することもできる。なお、図25のシーケンス図ではフォルダの作成とファイルのアップロードを一例として説明したが、例えば図26に示すようなHTTPリクエスト(POST)によりフォルダまたはファイルの削除やコピーも同様に可能である。
図25のシーケンス図では、ある情報処理装置(タブレット端末12)からフォルダの作成又はファイルのアップロードを行い、作成したフォルダやアップロードしたファイルを別の情報処理装置(スマートフォン11)から閲覧する場合の処理を示した。
本実施例に係るサービス提供システム1は図28のシーケンス図に示すように、ある情報処理装置(タブレット端末12)から作成したフォルダやアップロードしたファイルを別の情報処理装置(スマートフォン11)からMFP13に印刷させることができる。
図28は、本実施形態に係るサービス提供システムの処理手順を表した他の例のシーケンス図である。なお、図28のステップS131〜S151の処理は図25のステップS101〜S121の処理と同様であるため、説明を省略する。
ユーザはスマートフォン11を操作し、ファイル一覧表示処理を選択する。ユーザによりファイル一覧表示処理が選択されると、ステップS152において、スマートフォン11は情報蓄積装置10へのファイル一覧取得要求を図5に示すHTTPリクエスト(GET)により行う。ステップS153において、情報蓄積装置10のWebApi26はステップS2と同様に、フォルダ一覧をスマートフォン11に提供する。
また、スマートフォン11はステップS154において、情報蓄積装置10へのサムネイル画像取得要求を図5に示すHTTPリクエスト(GET)により行う。ステップS155において、情報蓄積装置10のWebApi26はステップS4と同様に、サムネイル画像をスマートフォン11に提供する。
スマートフォン11に搭載されているアプリケーションは図6に示すファイル一覧取得要求に対するレスポンスを元に、情報蓄積装置10が公開しているファイル一覧を表示する。スマートフォン11が表示するファイル一覧には、タブレット端末12から作成したフォルダやアップロードしたファイルが含まれている。
また、ステップS156において、ユーザはタブレット端末12から作成したフォルダやアップロードしたファイルをスマートフォン11で閲覧し、タブレット端末12からアップロードしたファイルの中からMFP13に印刷させるファイルを選択することもできる。なお、ステップS157以降の処理は図4のステップS6以降の処理と同様であるため説明を省略する。
また、本実施例に係るサービス提供システム1は、図28のステップS152以降の処理を図20のステップS31以降の処理に置き換えることで、ある情報処理装置(タブレット端末12)から作成したフォルダやアップロードしたファイルを、別の情報処理装置(スマートフォン11)からプロジェクタ14に投影させることができる。
第2の実施形態に係るサービス提供システム1によれば、情報蓄積装置10にWebApi26を搭載することで、ある情報処理装置からフォルダを作成し、そのフォルダを別の情報処理装置から選択してファイルをアップロードできる。情報処理装置からフォルダにアップロードしたファイルは、別の情報処理装置から閲覧することもできる。
なお、第2の実施形態に係るサービス提供システム1では、フォルダの作成及びファイルのアップロードを一例として説明したが、例えば図26に示すHTTPリクエスト(POST)により別の情報処理装置が作成したフォルダまたはファイルの削除やコピーも同様に可能である。
<まとめ>
以上、本実施形態に係るサービス提供システム1によれば、ユーザはスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置を、MFP13やプロジェクタ14などの電子機器にかざして、QRコードなどの電子機器を特定する情報を取得することで、情報蓄積装置10などの連携処理装置と情報処理装置と電子機器とを連携させ、電子機器を用いた様々なサービスを提供できる。
また、MFP13やプロジェクタ14などの電子機器とスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置と情報蓄積装置10などの連携処理装置とが提供する印刷や投影、スキャンといったそれぞれのサービスに応じた連携方法で連携することにより、様々なサービスを提供できる。
そして、本実施例に記載したMFP13及びプロジェクタ14、あるいは他の新たな電子機器を用いた新たなサービスの提供に係る連携方法を予めサービス提供システム1上で定義しておくことにより、その新たなサービスに応じた連携方法でMFP13及びプロジェクタ14、あるいは他の新たな電子機器などの電子機器とスマートフォン11やタブレット端末12などの情報処理装置と情報蓄積装置10などの連携処理装置とを連携させることができる。そのため、既存サービスに加えて、新たなサービスも提供可能となる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 サービス提供システム
10 情報蓄積装置
11 スマートフォン
12 タブレット端末
13 MFP(Multi Function Peripheral:複合機)
14 プロジェクタ
21 OS
22 Webサーバ
23 アプリケーションサーバ
24 WebUI
25 QRコード表示WebUI
26 WebApi
27 共有フォルダ
28 ドキュメント管理
29 Web制御
100 コンピュータシステム
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
103a 記録媒体
104 RAM
105 ROM
106 CPU
107 通信I/F
108 HDD
B バス
N1 ネットワーク
特開2011−35833号公報

Claims (8)

  1. 電子データを蓄積する電子データ蓄積部を有し、接続される複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションからの要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた要求に基づいて前記電子データ蓄積部への蓄積場所の作成又は削除に係る処理を実行することにより、前記電子データ蓄積部を前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれで共有可能とする情報蓄積装置であって、
    それぞれ異なるアプリケーションであって前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた作成要求及び該作成要求に含まれる所定の条件に基づいて前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成に係る処理を実行する蓄積場所作成手段と、
    前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの蓄積場所の削除要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた削除要求及び該削除要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部の蓄積場所の削除に係る処理を実行する蓄積場所削除手段と
    を有することを特徴とする情報蓄積装置。
  2. 前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の複写要求、又は、前記蓄積場所に蓄積されている電子データの複写要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた蓄積場所又は電子データの複写要求及び該複写要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部の蓄積場所又は電子データの複写に係る処理を実行する複写手段
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の情報蓄積装置。
  3. 前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所への電子データ蓄積要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた電子データ蓄積要求及び該電子データ蓄積要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部への電子データの蓄積に係る処理を実行する電子データ蓄積手段
    を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の情報蓄積装置。
  4. 電子データを蓄積する電子データ蓄積部を有し、接続される複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションからの要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた要求に基づいて前記電子データ蓄積部への蓄積場所の作成又は削除に係る処理を実行することにより、前記電子データ蓄積部を前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれで共有可能とする情報蓄積装置を、
    それぞれ異なるアプリケーションであって前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた作成要求及び該作成要求に含まれる所定の条件に基づいて前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成に係る処理を実行する蓄積場所作成手段、
    前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの蓄積場所の削除要求を前記予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた削除要求及び該削除要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部の蓄積場所の削除に係る処理を実行する蓄積場所削除手段
    として機能させるためのプログラム。
  5. 電子データを出力する一つ以上の電子機器と接続可能な情報処理装置に搭載されるアプリケーションと、情報蓄積装置とが接続され、前記電子機器からの電子データの出力を前記アプリケーションと前記情報蓄積装置とが連携して実行させるサービス提供システムにおいて、
    前記情報蓄積装置は、
    電子データを蓄積する電子データ蓄積手段と、
    前記複数の情報処理装置各々に搭載されるアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた作成要求及び該作成要求に含まれる所定の条件に基づいて前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成に係る処理を実行する蓄積場所作成手段と、
    前記蓄積場所作成手段で受け付けた蓄積場所の作成要求の要求元のアプリケーション及び該アプリケーション以外の他のアプリケーションそれぞれから、該アプリケーションそれぞれで所定の条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの蓄積場所の削除要求を予め定義されたインターフェースを介して受け付け、受け付けた削除要求及び該削除要求に含まれる所定の条件に基づいて、前記電子データ蓄積部の蓄積場所の削除に係る処理を実行する蓄積場所削除手段と
    を有し、
    前記アプリケーションは、
    所定の取得条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所作成要求手段と、
    自らの前記蓄積場所の作成要求、又は他のアプリケーションからの前記蓄積場所の作成要求によって生成された前記蓄積場所に対する、所定の取得条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの削除要求を、予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所削除要求手段と
    して前記情報処理装置を機能させること
    を特徴とするサービス提供システム。
  6. 情報処理装置にインストールされると、前記情報処理装置を、
    所定の取得条件を含めて生成された情報蓄積装置が有する電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所作成要求手段、
    自らの前記蓄積場所の作成要求、又は他のアプリケーションからの前記蓄積場所の作成要求によって生成された前記蓄積場所に対する、所定の取得条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの削除要求を、予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所削除要求手段
    として機能させるためのプログラム。
  7. 所定の取得条件を含めて生成された情報蓄積装置が有する電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所作成要求手段と、
    自らの前記蓄積場所の作成要求、又は他のアプリケーションからの前記蓄積場所の作成要求によって生成された前記蓄積場所に対する、所定の取得条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの削除要求を、予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求する蓄積場所削除要求手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 情報処理装置によって実行される方法であって、
    所定の取得条件を含めて生成された情報蓄積装置が有する電子データ蓄積部への電子データを蓄積する蓄積場所の作成要求を予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求し、
    自らの前記蓄積場所の作成要求、又は他のアプリケーションからの前記蓄積場所の作成要求によって生成された前記蓄積場所に対する、所定の取得条件を含めて生成された前記電子データ蓄積部からの削除要求を、予め定義されたインターフェースを介して前記情報蓄積装置に要求すること
    を特徴とする方法。
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