JP2015121640A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像担持体の皺や癖付きを防止可能な画像形成装置を安価に提供する。【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、像担持体6と、像担持体6に当接するニップ形成位置と、像担持体6から離間するニップ解除位置と、の間で移動可能な転写ニップ形成部材22と、転写ニップ形成部材22と対向する回転部材24と、回転部材24に固定される固定部材25と、転写ニップ形成部材22をニップ形成位置に付勢する第1付勢部材23と、転写ニップ形成部材22をニップ解除位置に押圧する押圧位置と、転写ニップ形成部材22に対する押圧を解除する押圧解除位置と、の間で移動可能な磁性部材26と、磁性部材26を押圧位置に付勢する第2付勢部材27と、を備え、回転部材24及び固定部材25を回転させながら固定部材25に電流を流すと、磁気的な吸引力又は反発力によって磁性部材26が押圧位置から押圧解除位置まで移動することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体(例えば、中間転写ベルト)と、像担持体に当接して転写ニップを形成する転写ニップ形成部材(例えば、二次転写ローラー)と、を備えている。そして、用紙などの記録媒体が上記の転写ニップを通過することで、記録媒体にトナー像が転写されるように構成されている。
このような構成の画像形成装置において、像担持体と転写ニップ形成部材が当接した状態で像担持体が高温化で長時間放置されると、像担持体に皺ができたり癖が付いたりして、バンディング(画像濃度のムラ)や転写性能の悪化等の弊害を招く恐れがある。そこで、このような弊害を回避するために、像担持体に対して転写ニップ形成部材を接離させるための偏心カムを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−019964号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、専用の駆動源(駆動モーター)を用いて偏心カムを回転させる構成であるため、コストアップを招く恐れがある。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、像担持体に皺ができたり癖が付いたりするのを防止することが可能な画像形成装置を安価に提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に当接して転写ニップを形成するニップ形成位置と、前記像担持体から離間するニップ解除位置と、の間で移動可能に設けられる転写ニップ形成部材と、前記像担持体を挟んで前記転写ニップ形成部材と対向する回転部材と、前記回転部材に固定される固定部材と、前記転写ニップ形成部材を前記ニップ形成位置に付勢する第1付勢部材と、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記転写ニップ形成部材を前記ニップ解除位置に押圧する押圧位置と、前記転写ニップ形成部材に対する押圧を解除して前記第1付勢部材の付勢力によって前記転写ニップ形成部材を前記ニップ解除位置から前記ニップ形成位置まで移動させる押圧解除位置と、の間で移動可能に設けられる磁性部材と、前記磁性部材を前記押圧位置に付勢する第2付勢部材と、を備え、前記回転部材及び前記固定部材を回転させながら前記固定部材に電流を流すと、前記固定部材が磁化して前記固定部材と前記磁性部材の間に磁気的な吸引力又は反発力が発生し、前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記磁性部材が前記押圧位置から前記押圧解除位置まで移動することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、像担持体に対して転写ニップ形成部材を接離させることが可能となる。そのため、像担持体に対して転写ニップ形成部材を常に当接させておく場合と比較して、像担持体に皺ができたり癖が付いたりするのを防止することができ、バンディング(画像濃度のムラ)や転写性能の悪化等の弊害を回避することが可能となる。また、固定部材と磁性部材の間に発生する磁気的な吸引力又は反発力を利用して磁性部材を押圧位置から押圧解除位置まで移動させる構成であるため、磁性部材を移動させるための専用の駆動源(駆動モーター)を必要としない。従って、画像形成装置を安価に提供することが可能となる。
前記回転部材は、その回転の中心となる回転軸を備え、前記固定部材は、前記回転軸と同軸上に配置されると共に前記回転軸に固定され、前記磁性部材は、前記回転軸と同軸上に配置されると共に前記回転軸に沿って移動可能に設けられていても良い。
このような構成を採用することにより、回転部材の回転軸を利用して固定部材及び磁性部材を容易に設置することが可能となる。
前記磁性部材は、前記回転軸と一体に回転する回転体と、前記回転体を回転可能に支持する支持体と、を備え、前記第2付勢部材は、前記固定部材と前記回転体の間に介装されていても良い。
このような構成を採用することにより、第2付勢部材が捩れるのを防止することが可能となる。
前記転写ニップ形成部材は、その回転の中心となる軸部と、前記軸部に周設されると共に前記像担持体に当接するローラー部と、前記軸部に周設されると共に前記軸部の軸方向において前記ローラー部よりも外側に配置され、前記押圧位置にある前記磁性部材によって押圧される被押圧部と、を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、転写ニップ形成部材の構成を簡易なものとすることが可能となる。
前記被押圧部は、前記押圧位置にある前記磁性部材によって押圧される大径部と、前記大径部よりも小径に設けられ、前記押圧解除位置にある前記磁性部材と対向する小径部と、前記大径部と前記小径部を接続し、前記大径部側から前記小径部側に向かって次第に縮径する接続部と、を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、押圧位置と押圧解除位置の間で磁性部材をスムーズに移動させることが可能となる。
前記像担持体は、トナー像が一次転写される中間転写ベルトであり、前記転写ニップ形成部材は、前記中間転写ベルトに当接して二次転写ニップを形成する二次転写ローラーであり、前記回転部材は、前記中間転写ベルトを駆動させる駆動ローラーであっても良い。
このような構成を採用することにより、中間転写方式の画像形成装置に本発明の構成を適用することが可能となる。
前記画像形成装置は、前記中間転写ベルトに対して接離可能に設けられる複数の一次転写ローラーを更に備え、前記複数の一次転写ローラーのすべてが前記中間転写ベルトから離間していることを条件に、前記回転部材及び前記固定部材の回転と前記固定部材への電流の供給を停止しても良い。
このような構成を採用することにより、一部の一次転写ローラーが中間転写ベルトに当接しているにも関わらず二次転写ローラーが中間転写ベルトから離間してしまい、印字動作が不可能になるような不都合を回避することが可能となる。
本発明によれば、像担持体に皺ができたり癖が付いたりするのを防止することが可能な画像形成装置を安価に提供することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、二次転写ローラーがニップ形成位置にある状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、二次転写ローラーがニップ解除位置にある状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターを示すブロック図である。
まず、図1を用いてカラープリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の中央部には、中間転写ベルト6(像担持体)が設けられている。中間転写ベルト6の下側には、4個の画像形成部8がトナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。各画像形成部8には、感光体ドラム9が回転可能に設けられており、感光体ドラム9の周囲には、帯電器10と、現像器11と、一次転写ローラー12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。現像器11の上方には、各画像形成部8と対応するトナーコンテナ15が、トナーの色(例えば、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色)ごとに設けられている。一次転写ローラー12は、中間転写ベルト6を挟んで感光体ドラム9と対向しており、中間転写ベルト6に対して接離可能に設けられている。
各画像形成部8の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光装置7が配置されている。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路16が設けられている。搬送経路16の上流端には給紙部17が設けられ、搬送経路16の中流部には中間転写ベルト6の一端(図面上右端)に二次転写部18が設けられ、搬送経路16の下流部には定着装置19が設けられ、搬送経路16の下流端には排紙口20が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置19の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器10によって感光体ドラム9の表面が帯電された後、露光装置7からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム9の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、トナーコンテナ15から供給されるトナーによって現像器11がトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写ローラー12によって中間転写ベルト6に一次転写される。以上の動作を各画像形成部8が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト6にフルカラーのトナー像が担持される。なお、感光体ドラム9上に残留したトナーと電荷は、クリーニング装置13と除電器14によってそれぞれ除去される。
一方、給紙部17によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部18へと搬送され、二次転写部18において、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像が用紙に二次転写される。トナー像を二次転写された用紙は、搬送経路16を下流側へと搬送されて定着装置19に進入し、この定着装置19において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙口20から排紙トレイ4上に排出される。
次に、二次転写部18について詳細に説明する。なお、図2、図3の矢印Frは、カラープリンター1の前側(正面側)を示している。また、図2、図3の矢印Iは前後方向内側を示し、図2、図3の矢印Oは前後方向外側を示している。
図2に示されるように、二次転写部18には、前述の中間転写ベルト6と、中間転写ベルト6の右側に配置される二次転写ローラー22(転写ニップ形成部材)と、中間転写ベルト6を挟んで二次転写ローラー22と対向する駆動ローラー23(回転部材)と、駆動ローラー23の前端側と後端側にそれぞれ配置される固定部材24と、二次転写ローラー22の前端側と後端側にそれぞれ配置される第1コイルバネ25(第1付勢部材)と、駆動ローラー23の前側と後側にそれぞれ配置される磁性部材26と、前側の固定部材24と前側の磁性部材26の間及び後側の固定部材24と後側の磁性部材26の間にそれぞれ配置される第2コイルバネ27(第2付勢部材)と、を備えている。
図1に示されるように、中間転写ベルト6の右端部は駆動ローラー23に巻き掛けられ、中間転写ベルト6の左端部は従動ローラー28に巻き掛けられている。
中間転写ベルト6は、例えば、基材層と、この基材層に周設される弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、を備えている。中間転写ベルト6の基材層は、例えば、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)やポリイミド樹脂などによって構成されている。中間転写ベルト6の弾性層は、例えば、ヒドリンゴム、クロロプレンゴム又はポリウレタンゴムなどのゴム材料によって構成されている。中間転写ベルト6の離型層は、例えば、アクリル、シリコン又はフッ素系樹脂などによって構成されている。
図2、図3に示されるように、二次転写ローラー22は、軸部30と、軸部30に周設されるローラー部31と、軸部30に周設されると共にローラー部31よりも前後方向外側に配置される被押圧部32と、を備えている。
二次転写ローラー22の軸部30は、例えば、導電性の金属によって構成されている。軸部30は、前後方向に延びている。つまり、本実施形態では、軸部30の軸方向は前後方向である。軸部30の前後両端部は、軸受部材33に軸支されている。これにより、二次転写ローラー22が軸部30を中心に回転可能となっている。二次転写ローラー22のローラー部31は、例えば、導電性のゴムによって構成されている。
二次転写ローラー22の各被押圧部32は、大径部35と、大径部35よりも前後方向内側に設けられる小径部36と、大径部35と小径部36を接続する接続部37と、を備えている。小径部36は、大径部35よりも小径に設けられている。接続部37は、大径部35側から小径部36側に向かって次第に縮径している。
二次転写ローラー22は、ローラー部31を中間転写ベルト6に当接させて中間転写ベルト6とローラー部31の間に二次転写ニップ34を形成するニップ形成位置(図2参照)と、ローラー部31を中間転写ベルト6から離間させるニップ解除位置(図3参照)と、の間で左右方向に移動可能に設けられている。
駆動ローラー23は、全体的に導電性を有している。駆動ローラー23は、回転軸40と、回転軸40に周設される弾性体41と、によって構成されている。
駆動ローラー23の回転軸40は、例えば、導電性の金属によって構成されている。回転軸40は、前後方向に延びている。つまり、本実施形態では、回転軸40の軸方向は前後方向である。回転軸40の前後両端部は、支持部材(図示せず)に軸支されている。これにより、駆動ローラー23が回転軸40を中心に回転可能となっている。
駆動ローラー23の弾性体41は、例えば、導電性のゴムによって構成されている。弾性体41は、中間転写ベルト6の内面に当接しており、中間転写ベルト6を右側(2次転写ローラー22側)に向かって押圧している。
各固定部材24は、例えば導電性の金属によって構成されており、円環状を成している。各固定部材24は、駆動ローラー23の回転軸40と同軸上に配置されると共に回転軸40に固定されている。各固定部材24は、駆動ローラー23の弾性体41よりも前後方向外側に配置されている。以下、各固定部材24の前後方向内側の面のことを各固定部材24の内面43と称し、各固定部材24の前後方向外側の面のことを各固定部材24の外面44と称する。
各第1コイルバネ25の一端部は、二次転写ローラー22の軸部30を軸支する軸受部材33に取り付けられている。各第1コイルバネ25の他端部は、取付部材38に取り付けられている。各第1コイルバネ25は、二次転写ローラー22をニップ形成位置(図2参照)に付勢している。
各磁性部材26は、例えば磁石によって構成されており、磁性を有している。各磁性部材26は、駆動ローラー23の回転軸40と同軸上に配置されている。各磁性部材26は、押圧位置(図3参照)と、押圧位置よりも各固定部材24から離間する押圧解除位置(図2参照)との間で回転軸40に沿って移動可能に設けられている。各磁性部材26は、駆動ローラー23の弾性体41よりも前後方向外側且つ各固定部材24よりも前後方向内側に配置されている。以下、各磁性部材26の前後方向内側の面を各磁性部材26の内面45と称し、各磁性部材26の前後方向外側の面を各磁性部材26の外面46と称する。各磁性部材26は、内面45側がN極となり、外面46側がS極となるように配置されている。
各磁性部材26は、駆動ローラー23の回転軸40に周設される回転体47と、回転体47に周設される支持体48と、を備えている。回転体47は、回転軸40と一体に回転するように構成されている。支持体48は、回転体47を回転可能に支持している。支持体48は、回り止め機構(図示せず)によって回転を規制されている。
各第2コイルバネ27は、駆動ローラー23の回転軸40の外周に巻回されている。各第2コイルバネ27の前後方向外側の端部は固定部材24に取り付けられ、各第2コイルバネ27の前後方向内側の端部は各磁性部材26の回転体47に取り付けられている。つまり、各第2コイルバネ27は、各固定部材24と各磁性部材26の回転体47の間に介装されている。各第2コイルバネ27は、各磁性部材26の回転体47を前後方向外側に牽引しており、各磁性部材26を押圧位置に付勢している。
次に、カラープリンター1の電気的な構成について説明する。
図4に示されるように、カラープリンター1には、制御部52(CPU)が設けられている。制御部52は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部53と接続されており、記憶部53に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御部52がカラープリンター1の各部の制御を行うように構成されている。
制御部52は、プリンター本体2に設けられた高圧基板54(電流源)に接続されている。高圧基板54は各一次転写ローラー12に接続されており、高圧基板54から各一次転写ローラー12にバイアスを印加することで、感光体ドラム9から中間転写ベルト6にトナー像を一次転写できるようになっている。高圧基板54は二次転写ローラー22に接続されており、高圧基板54から二次転写ローラー22にバイアスを印加することで、中間転写ベルト6から用紙にトナー像を二次転写できるようになっている。高圧基板54は、駆動ローラー23に接続されており、高圧基板54から駆動ローラー23に電流が流されると、駆動ローラー23の回転軸40に固定された固定部材24にも電流が流れるようになっている。
制御部52は、接離機構55に接続されており、接離機構55は、各一次転写ローラー12に接続されている。接離機構55は、中間転写ベルト6に対して各一次転写ローラー12を接離させる機能を有している。
制御部52は、駆動モーター56(駆動源)に接続されており、駆動モーター56は、駆動ローラー23に接続されている。そして、駆動モーター56によって駆動ローラー23を回転させるようになっている。
上記のように構成されたカラープリンター1において、印字動作が停止している時には、図3に示されるように、各磁性部材26が押圧位置にあり、各磁性部材26が二次転写ローラー22の各被押圧部32の大径部35を押圧している。これに伴って、二次転写ローラー22がニップ解除位置にあり、二次転写ローラー22のローラー部31が中間転写ベルト6から離間している。
これに対して、印字動作を行う時には、駆動モーター56によって駆動ローラー23を回転させる。このように駆動ローラー23を回転させると、駆動ローラー23の回転軸40に固定された各固定部材24も回転する。また、印字動作を行う時には、高圧基板54から駆動ローラー23に電流を流す。このように高圧基板54から駆動ローラー23に電流が流されると、駆動ローラー23の回転軸40に固定された各固定部材24にも電流が流れる。
以上のように駆動モーター56によって駆動ローラー23及び各固定部材24を回転させながら高圧基板54から駆動ローラー23及び各固定部材24に電流を流すと、各固定部材24が磁化し、各固定部材24の内面43側がS極になると共に各固定部材24の外面44側がN極になる。そのため、各固定部材24の内面43側(S極)と各磁性部材26の外面46側(S極)の間に磁気的な反発力が発生し、図2に示されるように、各第2コイルバネ27の付勢力に抗して各磁性部材26が押圧位置から押圧解除位置まで移動する。この移動により、二次転写ローラー22の各被押圧部32の大径部35に対する各磁性部材26の押圧が解除され、二次転写ローラー22の各被押圧部32の小径部36に各磁性部材26が対向する。これに伴って、各第1コイルバネ25の付勢力によって二次転写ローラー22がニップ解除位置からニップ形成位置まで移動し、二次転写ニップ34が形成される。
また、上記のように駆動モーター56によって駆動ローラー23を回転させると、駆動ローラー23が中間転写ベルト6を駆動させる。この状態で、用紙が二次転写ニップ34を通過すると、中間転写ベルト6に一次転写されたトナー像が用紙に二次転写される。
なお、印字動作を停止する時には、4個の一次転写ローラー12のすべてが中間転写ベルト6から離間していることを条件に、駆動モーター56による駆動ローラー23及び各固定部材24の回転と高圧基板54から駆動ローラー23及び各固定部材24への電流の供給を停止する。これにより、各固定部材24が消磁し、各固定部材24の内面43側と各磁性部材26の外面46側の間の磁気的な反発力が消滅する。これに伴って、図3に示されるように、各第2コイルバネ27の付勢力によって各磁性部材26が押圧解除位置から押圧位置まで移動する。この移動により、各磁性部材26が二次転写ローラー22の各被押圧部32の大径部35を押圧し、各第1コイルバネ25の付勢力に抗して二次転写ローラー22がニップ形成位置からニップ解除位置まで移動する。
本実施形態ではこのように、中間転写ベルト6に対して二次転写ローラー22のローラー部31を接離させることが可能となっている。そのため、中間転写ベルト6に対して二次転写ローラー22のローラー部31を常に当接させておく場合と比較して、中間転写ベルト6に皺ができたり癖が付いたりするのを防止することができ、バンディング(画像濃度のムラ)や転写性能の悪化等の弊害を回避することが可能となる。また、各固定部材24と各磁性部材26の間に発生する磁気的な反発力を利用して各磁性部材26を押圧位置から押圧解除位置まで移動させる構成であるため、各磁性部材26を移動させるための専用の駆動源(駆動モーター)を必要としない。従って、カラープリンター1を安価に提供することが可能となる。
また、印字動作を行うタイミングと同期して中間転写ベルト6に二次転写ローラー22のローラー部31を当接させているため、印字動作を行う時に誤検知や誤制御によって中間転写ベルト6から二次転写ローラー22のローラー部31が離間してしまうような事態を回避することが可能となる。
また、各固定部材24は、駆動ローラー23の回転軸40と同軸上に配置されると共に回転軸40に固定され、各磁性部材26は、駆動ローラー23の回転軸40と同軸上に配置されると共に回転軸40に沿って移動可能に設けられている。このような構成を採用することにより、駆動ローラー23の回転軸40を利用して各固定部材24及び各磁性部材26を容易に設置することが可能となる。
また、各磁性部材26は、駆動ローラー23の回転軸40と一体に回転する回転体47と、回転体47を回転可能に支持する支持体48と、を備え、各第2コイルバネ27は、各固定部材24と各磁性部材26の回転体47の間に介装されている。このような構成を採用することにより、各第2コイルバネ27が捩れるのを防止することが可能となる。
また、二次転写ローラー22は、その回転の中心となる軸部30と、軸部30に周設されると共に中間転写ベルト6に当接するローラー部31と、軸部30に周設されると共にローラー部31よりも前後方向外側に配置され、押圧位置にある各磁性部材26によって押圧される被押圧部32と、を備えている。このような構成を採用することにより、二次転写ローラー22の構成を簡易なものとすることが可能となる。
また、二次転写ローラー22の各被押圧部32は、押圧位置にある各磁性部材26によって押圧される大径部35と、大径部35よりも小径に設けられ、押圧解除位置にある各磁性部材26と対向する小径部36と、大径部35と小径部36を接続し、大径部35側から小径部36側に向かって次第に縮径する接続部37と、を備えている。このような構成を採用することにより、押圧位置と押圧解除位置の間で各磁性部材26をスムーズに移動させることが可能となる。
また、本実施形態では、トナー像が一次転写される中間転写ベルト6を像担持体とし、中間転写ベルト6に当接して二次転写ニップ34を形成する二次転写ローラー22を転写ニップ形成部材とし、中間転写ベルト6を駆動させる駆動ローラー23を回転部材としている。このような構成を採用することにより、中間転写方式のカラープリンター1に本発明の構成を適用することが可能となる。
また、本実施形態では、4個の一次転写ローラー12のすべてが中間転写ベルト6から離間していることを条件に、駆動ローラー23及び各固定部材24の回転と駆動ローラー23及び各固定部材24への電流の供給を停止している。このような構成を採用することにより、一部の一次転写ローラー12が中間転写ベルト6に当接しているにも関わらず二次転写ローラー22のローラー部31が中間転写ベルト6から離間してしまい、印字動作が不可能になるような不都合を回避することが可能となる。
本実施形態では、各固定部材24と各磁性部材26の間に発生する磁気的な反発力を利用して各磁性部材26を押圧位置から押圧解除位置まで移動させる場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、各固定部材24と各磁性部材26の間に発生する磁気的な吸引力を利用して各磁性部材26を押圧位置から押圧解除位置まで移動させても良い。
本実施形態では、各磁性部材26の内面45側をN極とし、外面46側をS極としたが、他の異なる実施形態では、各磁性部材26の内面45側をS極とし、外面46側をN極としても良い。
本実施形態では、高圧基板54から駆動ローラー23を介して各固定部材24に電流を流す場合について説明したが、他の異なる実施形態では、高圧基板54から各固定部材24に直接電流を流しても良い。
本実施形態では、駆動ローラー23の回転軸40と各固定部材24を別体とする場合について説明したが、他の異なる実施形態では、駆動ローラー23の回転軸40と各固定部材24を一体としても良い。
本実施形態では、カラープリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
6 中間転写ベルト(像担持体)
12 一次転写ローラー
22 二次転写ローラー(転写ニップ形成部材)
23 駆動ローラー(回転部材)
24 固定部材
25 第1コイルバネ(第1付勢部材)
26 磁性部材
27 第2コイルバネ(第2付勢部材)
30 軸部
31 ローラー部
32 被押圧部
34 二次転写ニップ
35 大径部
36 小径部
37 接続部
40 回転軸
47 回転体
48 支持体

Claims (7)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写ニップを形成するニップ形成位置と、前記像担持体から離間するニップ解除位置と、の間で移動可能に設けられる転写ニップ形成部材と、
    前記像担持体を挟んで前記転写ニップ形成部材と対向する回転部材と、
    前記回転部材に固定される固定部材と、
    前記転写ニップ形成部材を前記ニップ形成位置に付勢する第1付勢部材と、
    前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記転写ニップ形成部材を前記ニップ解除位置に押圧する押圧位置と、前記転写ニップ形成部材に対する押圧を解除して前記第1付勢部材の付勢力によって前記転写ニップ形成部材を前記ニップ解除位置から前記ニップ形成位置まで移動させる押圧解除位置と、の間で移動可能に設けられる磁性部材と、
    前記磁性部材を前記押圧位置に付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記回転部材及び前記固定部材を回転させながら前記固定部材に電流を流すと、前記固定部材が磁化して前記固定部材と前記磁性部材の間に磁気的な吸引力又は反発力が発生し、前記第2付勢部材の付勢力に抗して前記磁性部材が前記押圧位置から前記押圧解除位置まで移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転部材は、その回転の中心となる回転軸を備え、
    前記固定部材は、前記回転軸と同軸上に配置されると共に前記回転軸に固定され、
    前記磁性部材は、前記回転軸と同軸上に配置されると共に前記回転軸に沿って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記磁性部材は、
    前記回転軸と一体に回転する回転体と、
    前記回転体を回転可能に支持する支持体と、を備え、
    前記第2付勢部材は、前記固定部材と前記回転体の間に介装されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写ニップ形成部材は、
    その回転の中心となる軸部と、
    前記軸部に周設されると共に前記像担持体に当接するローラー部と、
    前記軸部に周設されると共に前記軸部の軸方向において前記ローラー部よりも外側に配置され、前記押圧位置にある前記磁性部材によって押圧される被押圧部と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記被押圧部は、
    前記押圧位置にある前記磁性部材によって押圧される大径部と、
    前記大径部よりも小径に設けられ、前記押圧解除位置にある前記磁性部材と対向する小径部と、
    前記大径部と前記小径部を接続し、前記大径部側から前記小径部側に向かって次第に縮径する接続部と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体は、トナー像が一次転写される中間転写ベルトであり、
    前記転写ニップ形成部材は、前記中間転写ベルトに当接して二次転写ニップを形成する二次転写ローラーであり、
    前記回転部材は、前記中間転写ベルトを駆動させる駆動ローラーであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記中間転写ベルトに対して接離可能に設けられる複数の一次転写ローラーを更に備え、
    前記複数の一次転写ローラーのすべてが前記中間転写ベルトから離間していることを条件に、前記回転部材及び前記固定部材の回転と前記固定部材への電流の供給を停止することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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