JP2015121371A - 2重管式熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内管の途中部を流れる流体の温度を検知可能な2重管式熱交換器を提供すること、温度制御の精度を向上し得る2重管式熱交換器を提供すること、等である。【解決手段】2重管式熱交換器22は、内管51と、この内管51を内部に収納した外管52とを備え、内管51の内部を流れる流体と内管51と外管52との間を流れる流体との間で熱交換可能に構成され、内管51の外面と外管52の内面とが接触した接触部57における外管52の外面に、内管51を流れる流体の温度を検知する為の温度検知センサ58が設けられ、内管51は、管壁が周方向に山部51bと谷部51aが繰り返す多葉管の形状に構成され、接触部57は、山部51bが外管52の内面に面接触状に密着する部位である。【選択図】図5

Description

本発明は2重管式熱交換器に関し、特に内管を流れる冷媒等の流体の温度を検知する温度検知手段を備えたものに関する。
従来から、ガス燃焼式熱源機、ヒートポンプ式熱源機、燃料電池発電装置等で加熱した湯水を貯湯して給湯する貯湯給湯装置、湯水を利用して暖房端末へ熱を供給する暖房装置、その他の種々の産業分野においては、高温の流体と低温の流体との間で熱交換させる為の種々の熱交換器が幅広く使用されている。
特に、上記の熱交換器として、内管とこの内管を収納した外管とを備え、内管内に熱媒体を流し、内管と外管との間の隙間に湯水を流し、熱媒体と湯水との間で熱交換を行う2重管式熱交換器が実用化されている。この2重管式熱交換器は、熱交換性能に優れ且つ製作費の面で有利であるため広く採用されている。
例えば、特許文献1に記載の2重管式熱交換器においては、2本の円筒状の配管を互いに螺旋状に捩じり合わせるようにして冷媒管を構成し、この冷媒管を外面にスパイラル状の凹凸が形成された水管の内部に収納し、冷媒管を流れる冷媒と、冷媒管と水管との間を流れる水との間で熱交換を行う構造が開示されている。
特開2008−267631号公報
しかし、特許文献1に記載のような2重管式熱交換器においては、外管の内部に内管が収納された構造上、2重管式熱交換器の内管の長さ方向の途中部を流れる流体の温度を検知することが困難である。従来では、内管の入口側や出口側の湯水温度を検知することで、内管の途中部(例えば冷媒の凝縮領域)の流体の温度を想定していたが、この方法では、内管の途中部を流れる流体の温度をフィードバック制御することができず、温度制御の精度の向上が困難であるという問題がある。
本発明の目的は、内管の途中部を流れる流体の温度を検知可能な2重管式熱交換器を提供すること、温度制御の精度を向上し得る2重管式熱交換器を提供すること、等である。
請求項1の2重管式熱交換器は、内管と、この内管を内部に収納した外管とを備え、前記内管の内部を流れる流体と前記内管と前記外管との間を流れる流体との間で熱交換可能に構成された2重管式熱交換器において、前記内管の外面と前記外管の内面とが接触した接触部における前記外管の外面に温度検知手段を設けたことを特徴としている。
請求項2の2重管式熱交換器は、請求項1の発明において、前記内管は、管壁が周方向に山部と谷部が繰り返す多葉管の形状に構成され、前記接触部は、前記山部が前記外管の内面に面接触状に密着する部位であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、内管の外面と外管の内面とが接触した接触部における外管の外面に温度検知手段を設けたので、この温度検知手段によって、従来では検知困難であった2重管式熱交換器の内管の長さ方向の途中部を流れる流体の温度を容易に検知することができる。
従って、2重管式熱交換器の内管の途中部を流れる流体温度を検知することで、内管の途中部における流体温度のフィードバック制御が可能となるので、2重管式熱交換器の温度制御の精度を向上することができる。
請求項2の発明によれば、内管は、管壁が周方向に山部と谷部が繰り返す多葉管の形状に構成され、接触部は、山部が外管の内面に面接触状に密着する部位であるので、接触部を介して、外管の外面から内管内の流体温度を確実に検知することができる。
本発明の実施例に係るヒートポンプ給湯装置の概略構成図である。 外装ケースの前側板を取り外した状態のヒートポンプ式熱源機の斜視図である。 2重管式熱交換器と保温材の分解斜視図である。 2重管式熱交換器の平面図である。 2重管式熱交換器の部分断面図ある。 部分変更形態に係る2重管式熱交換器の平面図である。 部分変更形態に係る2重管式熱交換器の部分断面図ある。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、本発明の2重管式熱交換器22が適用されたヒートポンプ給湯装置1の全体構成について簡単に説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置1は、湯水を貯留する貯湯タンクユニット2、この貯湯タンクユニット2の湯水の加熱を行うヒートポンプユニット3、ヒートポンプ給湯装置1を制御する制御ユニット4、貯湯タンクユニット2とヒートポンプユニット3との間に湯水を循環させる循環用配管8a,8b等から構成されている。
図1に示すように、貯湯タンクユニット2は、貯湯タンク5、各種の配管6,7,8a,8b、湯水循環ポンプ11、開閉弁12、混合弁13、主制御ユニット16、外装ケース17等を備えている。貯湯タンク5は、ヒートポンプユニット3で加熱された高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留するものである。
貯湯タンク5の下端部には、給水配管6と循環用配管8aとが接続されている。給水配管6には、貯湯タンク5へ低温の上水を供給する為の開閉弁12が設けられている。貯湯タンク5の上端部には、循環用配管8bと出湯配管7とが接続され、循環用配管8bから戻された高温の湯水を貯湯タンク5内に貯留し、給湯時には貯湯タンク5内の高温の湯水を出湯配管7に供給することができる。
貯湯タンク5には、複数の温度センサ5a〜5dが高さ方向所定間隔おきの位置に配置され、温度センサ5a〜5dの温度検知信号が主制御ユニット16に供給される。外装ケース17は、薄鋼板製の箱状に形成され、貯湯タンク5、各種の配管類6,7、循環用配管8a,8bの大部分、湯水循環ポンプ11、開閉弁12、混合弁13、各種の温度センサ15a〜15d、主制御ユニット16等を収容している。
次に、ヒートポンプユニット3について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプユニット3は、冷媒により湯水を加熱する為のヒートポンプ式熱源機20、主制御ユニット16に接続され且つヒートポンプ式熱源機20を制御する為の補助制御ユニット33、これらを一体的に収納する為の外装ケース35等を備えている。
ヒートポンプ式熱源機20は、圧縮機21、湯水加熱用の凝縮熱交換器22、高圧の冷媒を急膨張させて温度と圧力を下げる膨張弁23、外気熱吸収用の蒸発熱交換器24を有し、これら機器21〜24が冷媒配管25を介して接続されてヒートポンプ回路を構成し、冷媒配管25に封入された冷媒を利用して貯湯運転を行う。ヒートポンプ式熱源機20は、さらに、蒸発熱交換器用の送風ファン27を有している。
次に、外装ケース35内に収納されている各種機器について説明する。
図1に示すように、圧縮機21は、気相状態の冷媒を断熱圧縮して温度上昇させる公知の密閉型圧縮機である。
凝縮熱交換器22は、冷媒配管25の一部となる内側流体通路55、循環用配管8a,8b間に接続された外側流体通路56とを有する2重管式熱交換器22から構成されているが、2重管式熱交換器22の具体的な構造については後述する。
膨張弁23は、液相状態の冷媒を断熱膨張させ温度低下させる。この膨張弁23は、絞り量が可変な制御弁からなる。尚、絞り量が可変な膨張弁23の代わりに絞り量が一定の膨張弁を採用しても良い。
蒸発熱交換器24は、冷媒配管25に含まれる蒸発器通路部24aを有し、この蒸発器通路部24aは伝熱管と複数のフィンとを有している。この蒸発熱交換器24において、蒸発器通路部24aを流れる冷媒と外気との間で熱交換され、冷媒は外気から吸熱して気化する。
冷媒配管25は、圧縮機21の吐出側と凝縮熱交換器22の入口側とを接続する冷媒通路25a、凝縮熱交換器22の出口側と膨張弁23の入口側とを接続する冷媒通路25b、膨張弁23の出口側と蒸発熱交換器24の入口側とを接続する冷媒通路25c、蒸発熱交換器24の出口側と圧縮機21の導入側とを接続する冷媒通路25dを備えている。
冷媒配管25には、圧縮機21の吐出側に設けられ且つ圧縮機21から吐出する冷媒温度を検知する圧縮機吐出側温度センサ29a、膨張弁23の入口側に設けられ且つ膨張弁23に流入する冷媒温度を検知する膨張弁入口側温度センサ29b、膨張弁23の出口側に設けられ且つ膨張弁23から流出する冷媒温度を検知する膨張弁出口側温度センサ29c、蒸発熱交換器24の出口側に設けられ且つ蒸発熱交換器24から流出する冷媒温度を検知する蒸発熱交換器出口側温度センサ29d等が設けられている。
図1,図2に示すように、送風ファン27は、送風モータ27aと、この送風モータ27aによって回転駆動される複数の羽根部材27bとを有し、支持金具27cを介して底板46と横仕切り板47bとに支持されている。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置1は、主制御ユニット16と補助制御ユニット33からなる制御ユニット4によって制御される。各種の温度センサ等の検知信号が制御ユニット4に送信され、この制御ユニット4により、貯湯タンクユニット2とヒートポンプ式熱源機20の動作、各種のポンプの作動・停止、各種の弁の開閉状態の切り換え及び開度調整等を制御し、各種運転(貯湯運転、給湯運転等)を実行する。
主制御ユニット16は、ユーザーが操作可能な操作リモコン36との間でデータ通信可能であり、操作リモコン36のスイッチ操作により目標給湯温度が設定されると、その目標給湯温度データが操作リモコン36から主制御ユニット16に送信される。補助制御ユニット33は、主制御ユニット16との間でデータ通信可能であり、主制御ユニット16からの指令に従ってヒートポンプ式熱源機20の各種機器(圧縮機21、膨張弁23、送風モータ27a等)の駆動制御を行う。
図2に示すように、外装ケース35は、薄鋼板製の箱状に形成され、左右1対の側板41,42と、前側板(図示略)と、後側板44と、天板45と、底板46とを備えている。外装ケース35の内部は、夫々が薄鋼板製の垂直な縦仕切り板47aと水平な横仕切り板47bとによって区画されている。右側板42には、循環用配管8a,8bの内部配管部分と外部配管部分を接続する配管接続部を覆う配管カバー42aが取り付けられている。
縦仕切り板47aは、外装ケース35内を蒸発熱交換器24や送風ファン27等が配置された左側の送風室48aと、圧縮機21や膨張弁23等が配置された右側の機械室48bとに区画している。縦仕切り板47aの上端側部分に補助制御ユニット33が装着されている。横仕切り板47bは、外装ケース35内の上端側部分に凝縮熱交換器22が配置された給湯加熱室48cを区画し、この給湯加熱室48cは、送風室48aと機械室48bの上方に跨がるように形成されている。
次に、2重管式熱交換器(凝縮熱交換器)22の具体的な構造について説明する。
図3〜図5に示すように、2重管式熱交換器22は、内管51と、この内管51を内部に収納した外管52とを備え、内管51の内部を流れる流体(例えばヒートポンプ用冷媒)と内管51と外管52との間を流れる流体(例えば給湯用湯水)との間で熱交換可能に構成されている。2重管式熱交換器22は、横仕切り板47bの上面側に配置され、発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン等の樹脂を発泡成形した上下に2分割された保温材32で覆われている。
内管51と外管52は、例えば、リン脱酸銅製の円形断面の水道用銅管又はこれと同等品からなる所定の長さの素材管を用いて製作される。素材管の管壁の厚さは例えば0.6〜1.0mmで、2重管式熱交換器22の外径は例えば16〜20mmである。但し、これらの数値は例示でありこれらに限定されるものではない。
図5に示すように、内管51は、管壁が周方向に山部51bと谷部51aとが繰り返す波形形状をなす多葉管の形状に構成されている。即ち、内管51は、4つの谷部51aと4つの山部51bとを有し、谷部51aは円弧的な形状であり、山部51bは円弧の両端部に湾曲部を付けた形状である。外管52は、管壁が内管51の管壁より大径の円筒の形状に構成されている。
4つの谷部51aは、中心部の断面略正方形の流体通路55aの回りに周方向に90°間隔に配置され、各谷部51aの先端近傍部は周方向に隣接する谷部51aと接触している。内管51の多葉管の軸心直交断面の断面形状は、山部51bと谷部51aとを接続する直線部51cを有している。内管51の山部51bの大部分は外管52の内面に面接触状に密着している。
この内管51は、所定のリード角をもって螺旋状に捩じった形状に構成されている。前記所定のリード角は、軸心方向に例えば300〜500mm移行する毎に1回転するような角度である。但し、上記の捩じりは必須のものではなく省略してもよい。
内管51の内部には、4つの谷部51aで囲まれた流体通路55aと4つの山部51bの内側の流体通路55bとからなる内側流体通路55が形成され、内管51と外管52との間には4つのほぼ三角形断面の流体通路56aからなる外側流体通路56が形成され、内管51の内部である内側流体通路55を流れる流体と、内管51と外管52との間の隙間である外側流体通路56を流れる流体との間で熱交換可能に構成してある。
即ち、内側流体通路55の上流端は、冷媒通路25aの下流端に接続され、内側流体通路55の下流端は、冷媒通路25bの上流端に接続されている。外側流体通路56の上流端は、循環用配管8aの下流端に接続され、外側流体通路56の下流端は、循環用配管8bの上流端に接続されている。
2重管式熱交換器22の製作段階においては、例えば6mの長さのストレート形状の熱交換器に製作し、その後所望の長さに切断したものを例えば複数回螺旋状に巻回し且つ2つのバンド部材31で締結された2重の長円渦巻状又は長円コイル形状の2重管式熱交換器にして使用に供される(図3,図4参照)。
次に、温度検知センサ58について説明する。
図3〜図5に示すように、2重管式熱交換器22には、内管51(内側流体通路55)を流れる冷媒の温度を検知する為の温度検知センサ58(温度検知手段に相当する)が設けられている。温度検知センサ58は、内管51の外面と外管52の内面とが接触した接触部57における外管52の外面に設けられている。
即ち、温度検知センサ58は、2重管式熱交換器22の内管51の途中部(冷媒が気体から液体に変化する凝縮領域に対応する部位)の接触部57に対応する外管52の外面にロウ付けされて固定されている。接触部57は、内管51の山部51bの大部分が外管52の内面に面接触状に密着している部位であり、周方向等間隔に4箇所形成されている。内側流体通路55の冷媒温度が接触部57を介して外管52の外面に伝熱されることで、2重管式熱交換器22の外側から温度検知センサ58によって冷媒温度を検知することができる。
温度検知センサ58は、伝熱性が良い銅製の小径筒部材58a、この小径筒部材58a内に組み込まれたサーミスタ58b、このサーミスタ58bから延びる1対のリード線58c等から構成された公知の温度検知センサで構成されている。1対のリード線58cは補助制御ユニット33に接続され、温度検知センサ58の内側流体通路55を流れる冷媒の温度に基づく温度検知信号が補助制御ユニット33に供給される(図1参照)。
次に、本発明の2重管式熱交換器22の作用及び効果について説明する。
ヒートポンプ式熱源機20の貯湯運転時において、圧縮機21により高圧に圧縮された加熱状態の冷媒は、冷媒通路25aから凝縮熱交換器22の内側流体通路55に送られ、湯水循環ポンプ11の駆動により貯湯タンク5の下端部から循環用配管8aを経て凝縮熱交換器22の外側流体通路56に流入した水と熱交換してその水を暖め、温度低下して液化した冷媒は冷媒通路25bから膨張弁23に送られ、加熱された湯水が循環用配管8bを通って貯湯タンク5に貯留され、ヒートポンプ式熱源機20を経由する加熱動作を繰り返すことで貯湯タンク5に高温の湯水が貯留される。
ところで、圧縮機21から冷媒通路25aを通って内側流体通路55に流入した冷媒温度(圧縮機吐出温度)は、外側流体通路56を対向状に流れる湯水との間で熱交換されて徐々に低下し、冷媒が気体から液体に変化する凝縮領域に達すると、冷媒温度は略一定となる。この凝縮領域は、2重管式熱交換器22の長さ方向の途中部に位置する。全ての冷媒が気体から液体に変化すると、冷媒温度は湯水との間の熱交換によって再び徐々に低下し、冷媒は内側流体通路55から冷媒通路25bに流出して膨張弁23に流入する。
ここで、温度検知センサ58は、接触部57を介して凝縮領域における冷媒温度(凝縮温度)を検知し、この温度検知信号を補助制御ユニット33に送信する。補助制御ユニット33は、現在の冷媒の凝縮温度を算出し、予め設定された凝縮温度に合わせ込むように圧縮機21の回転数及び膨張弁23の開閉度を調整する。このように、温度検知センサ58を使用することで、冷媒の凝縮温度のフィードバック制御が可能となるので、ヒートポンプ熱源機3の効率的な運転が実現できる。
以上説明したように、内管51の外面と外管52の内面とが接触した接触部57における外管52の外面に温度検知センサ58を設けたので、この温度検知センサ58によって、従来では検知困難であった2重管式熱交換器22の内管51の長さ方向の途中部を流れる冷媒温度を容易に検知することができる。
従って、2重管式熱交換器22の内管51の途中部を流れる流体温度を検知することで、内管51の途中部における流体温度のフィードバック制御が可能となるので、2重管式熱交換器22の温度制御の精度を向上することができる。
また、内管51は、管壁が周方向に山部51bと谷部51aが繰り返す多葉管の形状に構成され、接触部57は、山部51bが外管52の内面に面接触状に密着する部位であるので、接触部57を介して、外管52の外面から内管51内の冷媒温度を確実に検知することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した例について説明する。
[1]前記実施例の内管51は、多葉管の形状に構成されているが、特にこの形状に限定する必要はなく、種々の形状を採用可能である。例えば、図6,図7に示すように、円筒状の内管51Aと、この内管51Aを内部に収納した外管52とを備え、内管51Aの内部を流れる流体と内管51Aと外管52との間を流れる流体との間で熱交換可能に構成された2重管式熱交換器22Aであっても良い。
この構造の場合、図6,図7に示すように、2重管式熱交換器22Aは、ストレート形状の熱交換器を曲げ加工して構成されるので、2重管式熱交換器22Aの4隅部の湾曲部に内管51Aの外面と外管52の内面とが接触した接触部57Aが形成される。温度検知センサ58は、接触部57Aにおける外管52の外面に設け、接触部57Aを介して内管51Aを流れる流体の温度を検知することができる。
[2]前記実施例の内管51は、冷媒管の素材管を漏洩検知管の素材管に挿入した2重管を加工することで製作された2重構造の多葉管であっても良い。即ち、凝縮熱交換器22は、3重管式熱交換器から構成されても良い。冷媒管と漏洩検知管の間に流体が流通し得る隙間を形成することで、冷媒管から例えば冷媒が隙間に漏洩した場合には、それを検知することで、冷媒管からの流体の漏洩の発生を確実に検知することができる。
[3]前記実施例の温度検知センサ58の取り付け位置は、特に限定する必要はなく、内管51の外面と外管52の内面とが接触した接触部57における外管52の外面に設けるのであれば、取り付け位置は適宜変更可能である。
[4]前記実施例の温度検知センサ58は、外管52の外面にロウ付けで固定されているが、特に限定する必要はなく、外管52の外面にクリップ部材を用いて固定されても良く、種々の固定方法を採用可能である。
[5]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
22,22A 2重管式熱交換器(凝縮熱交換器)
51,51A 内管
51a 谷部
51b 山部
52 外管
57,57A 接触部
58 温度検知センサ(温度検知手段)

Claims (2)

  1. 内管と、この内管を内部に収納した外管とを備え、前記内管の内部を流れる流体と前記内管と前記外管との間を流れる流体との間で熱交換可能に構成された2重管式熱交換器において、
    前記内管の外面と前記外管の内面とが接触した接触部における前記外管の外面に温度検知手段を設けたことを特徴とする2重管式熱交換器。
  2. 前記内管は、管壁が周方向に山部と谷部が繰り返す多葉管の形状に構成され、
    前記接触部は、前記山部が前記外管の内面に面接触状に密着する部位であることを特徴とする2重管式熱交換器。
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