JP2015119270A - 画像形成装置、メンテナンス手順の提示方法、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンス手順を表す動画を自動的に再生する場合であっても、ユーザがメンテナンス処理を適切に行える画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、メンテナンスの手順を表す動画を表示する表示部115と、メンテナンスが必要な箇所と表示部115との位置関係から動画の再生開始のタイミングを調整するCPU101と、CPU101により調整された再生開始のタイミングで、表示部115に動画を表示させる表示制御部114と、を備える。動画の再生開始のタイミングを調整することで、ユーザが動画を見逃すことがなくなり、メンテナンス処理を適切に行うことができる。【選択図】図1
Description
本発明は、コピー機や複合機等の画像形成装置のメンテナンス技術に関する。
画像形成装置には、紙詰まり(ジャム)の解除やトナーの補給等のメンテナンスが必要になると、LCD(Liquid Colored Display)等の表示部にメンテナンス手順を表す画像を表示するものがある。表示部に表示される画像は、動画であってもよい。動画の表現性の高さ、豊富な情報量により、ユーザは、より円滑にメンテナンスを行うことができる。
画像形成装置は、HDD(Hard Disc Drive)等の大容量記憶媒体を備える。メンテナンス手順を表す画像(動画)は、このHDDに記憶されており、必要に応じて再生される。なお、メンテナンスの手順を表す画像は、サーバ等の他の機器に記憶されていてもよい。特許文献1では、他の機器にメンテナンス手順を表す画像を記憶しておき、必要に応じて画像形成装置がネットワークを介して当該画像をダウンロードし、提示する。
このようなメンテナンス手順を表す動画は、メンテナンスの内容毎に一つのデータとして記憶される。例えば、ジャム解除のメンテナンス手順は、画像形成装置内のジャムの発生箇所にアクセスするためのカバーを開く操作、ジャムを起こした用紙の除去操作、ドアを閉じる操作からなり、各操作を表す動画が各々一つのデータとなっている。
メンテナンス手順を表す動画の再生中にユーザがジャムの解除処理を行う場合、動画は、ユーザによる解除処理の進捗とは無関係に自動的に進行する。ユーザは、表示部とジャムの発生箇所を行き来するために、動画から視線を外すことが多い。これにより、ユーザが行う解除処理と再生中の動画のメンテナンス手順とにずれが生じてしまう。そのために、ユーザが本来行うべき解除処理の動画を見落としてしまい、適切な手順で解除処理を行えなくなることがある。ユーザがメンテナンス手順を表す動画の再生、停止を可能な場合、ユーザが動画の再生と停止を行うために手間が増えてしまう。
本発明は、上記の問題を解決するために、メンテナンス手順を表す動画を自動的に再生する場合であっても、ユーザがメンテナンス処理を適切に行える画像形成装置を提供することを主たる課題とする。
上記課題を解決する本発明の画像形成装置は、メンテナンスの手順を表す動画を表示する表示手段と、メンテナンスが必要な箇所と前記表示手段との位置関係から前記動画の再生開始のタイミングを調整する調整手段と、前記調整手段により調整された再生開始のタイミングで、前記表示手段に前記動画を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画の再生開始のタイミングがメンテナンスが必要な箇所と表示手段との位置関係に応じて調整されるので、メンテナンス手順を表す動画を自動的に再生する場合であっても、ユーザが動画を見逃すことがなくなる。そのために、メンテナンス処理を適切に行うことができる。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、画像形成装置の機能を実現するための機能構成図である。画像形成装置100は、プリンタ106及びスキャナ108を有する。画像形成装置100は、例えばスキャナ108により読み取った原稿画像をプリンタ106により印刷することで原稿のコピーを行う。
図1は、画像形成装置の機能を実現するための機能構成図である。画像形成装置100は、プリンタ106及びスキャナ108を有する。画像形成装置100は、例えばスキャナ108により読み取った原稿画像をプリンタ106により印刷することで原稿のコピーを行う。
このような画像形成装置100は、CPU(Central Processing Unit)101により全体の制御が行われる。CPU101は、ROM(Read Only Memory)102に格納されるブートプログラムを実行することでOS(Operating System)を起動する。CPU101は、OS上でストレージ111に格納されるコンピュータプログラムを実行することで画像形成装置100の制御を行う。RAM(Random Access Memory)104は、CPU101が各種プログラムを実行する際のワークエリアとなる。
プリンタ制御部105は、プリンタ106を制御して用紙上への画像形成処理を行わせる。スキャナ制御部107は、スキャナ108を制御して原稿画像の読み取り処理を行わせる。スキャナ制御部107は、ADF(Auto Document Feeder)等の原稿搬送部109の動作も制御する。スキャナ制御部107は、原稿読取時に、原稿搬送部109から原稿を1枚ずつスキャナ108に搬送させる。これによりスキャナ108は、複数枚の原稿を連続して1枚ずつ読み取ることができる。スキャナ108は、CCD(Charge Coupled Device)等の光学読取素子を用いて原稿上を走査して原稿画像を読み取る。
ストレージ制御部110は、ストレージ111からのデータや各種プログラムの読み出し及びデータの書き込みを行う。ストレージ111は、HDD等の不揮発性の大容量の記憶媒体であり、各種プログラムの他に、メンテナンス手順を表す動画等の様々なデータを格納する。
入力制御部112は、タッチパネルやハードキー等の入力部113からユーザの操作指示を受け付ける。表示制御部114は、LCDやCRT(Cathode Ray Tube)等の表示部115を制御して、操作画面や動画を表示させる。
デバイス管理部116は、表示部115、画像形成装置100、及びアクセサリデバイス118の構成を管理する。アクセサリデバイス118は、アクセサリ制御部117により動作が制御される。アクセサリデバイス118には、例えば給紙デッキやフィニッシャ等がある。アクセサリデバイス118は、画像形成装置100に着脱自在に設けられる。デバイス管理部116は、表示部115、画像形成装置100、及びアクセサリデバイス118の構成を表す構成データをRAM104に記憶しており、アクセスデバイスの着脱により構成が変更されると、構成データを更新する。
CPU101、ROM102、RAM104、及び各制御部は、バス103を介して通信が可能に接続される。
図2は、このような画像形成装置100の外観図である。画像形成装置100は、図2(a)に示すとおり、プリンタ106上にスキャナ108が配置される。画像形成装置100は、ジャムを生じた用紙を除去するために画像形成装置100内部の用紙搬送路を露出させるための右カバー201と、トナー交換時にトナー容器の装着部を露出させるためのトナーカバー202とを有する。右カバー201及びトナーカバー202は、各々カバーの開閉状態を検知するための開閉検知センサを備える。開閉検知センサには、メカ・フラグを用いたものや光学素子を用いたものを用いることができる。
また、図2(b)に示すとおり、画像形成装置100には、アクセサリデバイス118として給紙デッキ203及びフィニッシャ204が設けられる。給紙デッキ203は、画像形成装置100に用紙を給紙する装置である。フィニッシャ204は、画像形成装置100により画像形成された用紙にステイプル処理やソート処理等の後処理を行う装置である。給紙デッキ203及びフィニッシャ204は、各々内部を露出させるためのカバーを備える。各カバーは、開閉状態を検知するための開閉検知センサを備える。開閉検知センサには、メカ・フラグを用いたものや光学素子を用いたものを用いることができる。
図3は、プリンタ106の内部構成図である。プリンタ106は、フルカラーの画像形成処理が可能な構成を備える。
プリンタ106は、感光ドラム301、ロータリ現像器304、及び中間転写ベルト305により、用紙に画像形成処理を行う。感光ドラム301は、一次帯電器302により帯電処理され、図示しない露光装置によって矢印303の位置で露光される。露光装置は形成する画像に応じて露光が制御される。露光により、感光ドラム301には一つの色に対応した静電潜像が形成される。
ロータリ現像器304は、トナーカートリッジと一体となった4つの現像器を備える。感光ドラム301は、ロータリ現像器304の一つの現像器により、静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成される。
中間転写ベルト305は、矢印306方向に駆動される。感光ドラム301に形成されたトナー像は、感光ドラム301と中間転写ベルト305との接触部分で、一次転写ローラ307により生じる電界によって感光ドラム301から中間転写ベルト305に転写される。感光ドラム301の表面は、中間転写ベルト305にトナー像を転写した後にクリーナ308により清掃される。静電潜像の形成から、現像、転写、清掃の一連の処理を繰り返すことで、4色(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)の画像が中間転写ベルト305に重ね合わせて転写され、カラー画像が形成される。なお、単色の場合には静電潜像の形成から、現像、転写、清掃の一連の処理を、一度だけ行う。
中間転写ベルト305に転写された画像は、二次転写ローラ309によりカセット310から給紙された用紙に転写される。画像が転写された用紙は、定着器311に搬送される。定着器311は、画像が転写された用紙を加熱及び加圧することで、用紙に画像を定着させる。定着処理の終了後、用紙は、排出ローラ312により排出口313に搬送されて、プリンタ106外に排出される。両面印刷を行う場合、定着処理後の用紙は、反転パス314を通過して循環され、上記の処理が繰り返される。
定着器311と排出ローラ312との間の搬送経路には、排紙部センサ315が設けられる。反転パス314には、両面部センサ316が設けられる。排紙部センサ315及び両面部センサ316は、いずれも用紙の滞留の有無を検知するものである。そのために排紙部センサ315及び両面部センサ316により、用紙のジャムを検知することができる。排紙部センサ315及び両面部センサ316には、メカ・フラグを用いたものや光学素子を用いたものを用いることができる。
図4は、画像形成装置100のメンテナンス時に、ユーザに提示するメンテナンスの手順を表す動画の管理テーブルの例示図である。この管理テーブルは、動画リストテーブル400及び動画テーブル410を有している。動画リストテーブル400及び動画テーブル410は、ストレージ111に格納される。画像形成装置100において、メンテナンスを要する状態を「メンテナンス状態」という。メンテナンス状態を識別する識別子を「メンテナンスID」という。動画を識別する識別子を「動画ID」という。
動画リストテーブル400は、メンテナンス状態と、当該メンテナンス状態発生時に再生される動画との関連を定義する。動画リストテーブル400には、データ項目401及びデータ項目402が設けられる。データ項目401はメンテナンスIDを記憶する。データ項目402は、データ項目401で表すメンテナンス状態が発生した際に再生する動画の動画IDのリストである動画リストを記憶する。動画は、動画リストの記憶順に再生される。動画リストテーブル400のデータ項目401に記憶されるメンテナンスIDは、例えば以下のメンテナンス状態を表す。
メンテナンスID「001」は、排紙部のジャム(排紙部ジャム)を表す。排紙部ジャムは、排紙部センサ315が用紙の滞留を検知した場合に発生したと判断される。メンテナンスID「002」は、両面部のジャム(両面部ジャム)を表す。両面部ジャムは、両面部センサ316が用紙の滞留を検知した場合に発生したと判断される。メンテナンスID「003」は、排紙部ジャム及び両面部ジャムを表す。排紙部センサ315及び両面部センサ316が、いずれも用紙の滞留を検知した場合に発生したと判断される。
メンテナンスID「004」は、マゼンタトナーカートリッジ交換を表す。プリンタ制御部105がマゼンタのトナーの空を検知した場合に発生したと判断される。メンテナンスID「005」は、シアントナーカートリッジ交換を表す。プリンタ制御部105がシアンのトナーの空を検知した場合に発生したと判断される。メンテナンスID「006」は、イエロートナーカートリッジ交換を表す。プリンタ制御部105がイエローのトナーの空を検知した場合に発生したと判断される。メンテナンスID「007」は、ブラックトナーカートリッジ交換を表す。プリンタ制御部105がブラックのトナーの空を検知した場合に発生したと判断される。
動画テーブル410は、動画の情報を定義する。動画テーブル410には、データ項目411〜415が設けられる。データ項目411は動画IDを記憶する。動画リストテーブル400のデータ項目402に記憶される動画IDにより、データ項目411の動画IDが指定される。データ項目412は動画IDで特定される動画ファイル名を記憶する。データ項目413は動画の再生時間を記憶する。
データ項目414は、動画が、画像形成装置100のカバー(右カバー201及びトナーカバー202)が開けられる前の手順を表す動画か、カバーを開けた後の手順を表す動画かを表すカバー開閉フラグを記憶する。カバー開閉フラグが「0」の場合、カバーが開けられる前の手順を表し、カバー開閉フラグが「1」の場合、カバーを開けた後の手順を表す。データ項目415は、動画再生時に表示されて作業内容を補足するメッセージを記憶する。
動画テーブル410は、例えば以下の動画の情報を定義する。
動画ID「A1」は、プリンタ106の右カバー201を開ける動画を表す。動画ID「A2」は、排紙部センサ315付近でジャムが生じた用紙(ジャム紙)を除去する動画を表す。動画ID「A3」は、両面部センサ316付近のジャム紙を除去する動画を表す。動画ID「A4」は、プリンタ106の右カバー201を閉める動画を表す。
動画ID「B1」は、プリンタ106のトナーカバー202を開ける動画を表す。動画ID「B2」は、空のマゼンタのトナーカートリッジをプリンタ106から取り出す動画を表す。動画ID「B3」は、新しいマゼンタのトナーカートリッジを準備する動画を表す。動画ID「B4」は、新しいマゼンタのトナーカートリッジをプリンタ106に装着する動画を表す。
動画ID「B5」は、空のシアンのトナーカートリッジをプリンタ106から取り出す動画を表す。動画ID「B6」は、新しいシアンのトナーカートリッジを準備する動画を表す。動画ID「B7」は、新しいシアンのトナーカートリッジをプリンタ106に装着する動画を表す。
動画ID「B8」は、空のイエローのトナーカートリッジをプリンタ106から取り出す動画を表す。動画ID「B9」は、新しいイエローのトナーカートリッジを準備する動画を表す。動画ID「B10」は、新しいイエローのトナーカートリッジをプリンタ106に装着する動画を表す。
動画ID「B11」は、空のブラックのトナーカートリッジをプリンタ106から取り出す動画を表す。動画ID「B12」は、新しいブラックのトナーカートリッジを準備する動画を表す。動画ID「B13」は、新しいブラックのトナーカートリッジをプリンタ106に装着する動画を表す。動画ID「B14」は、プリンタ106のトナーカバー202を閉じる動画を表す。
以上のような管理テーブルにより、例えば排紙部ジャムが発生した場合、メンテナンスID「001」の動画リスト「A1,A2,A3」が選択され、動画ID「A1」、「A2」、「A3」の順に動画が再生される。このように、管理テーブルを用いてメンテナンス手順に応じた動画の再生が行われる。
図5は、表示部115に表示される画像の例示図である。表示部115には、CPU101がストレージ111に格納されるプログラム及びデータにより生成した画像が、表示制御部114により表示される。図5では、メンテナンスID「001」(排紙部ジャム)及び「002」(両面部ジャム)の場合を例にする。図5(a)は、動画の再生時の画像を表し、図5(b)は、動画停止時の画像を表す。図5(c)〜(f)は、動画表示領域501の表示例を表す。
画像500は、メンテナンス状態の際に表示部115に表示する全体画像である。画像500には、メンテナンス手順を表す動画が表示される動画表示領域501が設けられる。CPU101は、メンテナンス手順に応じて動画表示領域501に動画を表示させる。
例えば排紙部ジャム(メンテナンスID「001」)のメンテナンス状態の場合、CPU101は、動画表示領域501にまず図5(c)の動画を表示させる。この動画は動画ID「A1」(右カバー201を開ける)である。動画ID「A1」の動画の再生終了後、CPU101は、動画表示領域501に図5(d)の動画を表示させる。この動画は動画ID「A2」(排紙部センサ315付近のジャム紙を除去する)である。動画ID「A2」の動画の再生終了後、CPU101は、最後に、動画表示領域501に図5(e)の動画を表示させる。この動画は動画ID「A4」(右カバー201を閉める)である。
両面部ジャム(メンテナンスID「002」)の場合、CPU101は、動画表示領域501に、動画ID「A1」、「A3」、「A4」の順に動画を表示する。図5(f)は、動画ID「A3」(両面部センサ316付近のジャム紙を除去する)の表示例である。動画表示領域501には、図5(c)、図5(f)、図5(e)の順に動画が表示される。
画像500の一時停止ボタン506は、再生中の動画の一時停止を指示するためのボタンである。一時停止ボタン506が操作されて動画を一時停止すると、CPU101は、一時停止ボタン506を非表示にして、一時停止ボタン506が表示されていた位置に再生ボタン507(図5(b))を表示する。再生ボタン507が操作されることで、CPU101は動画を再生する。
画像500の再生時間表示ラベル508は、メンテナンス手順を表す動画の再生時間の総和(総再生時間)と、これに対する現在の再生位置である時刻(再生位置時間)とを表す。総再生時間及び再生位置時間について、メンテナンスID「001」の場合を例に説明する。
動画リストテーブル400によると、メンテナンスID「001」では、メンテナンス手順を表す動画として、動画ID「A1」、「A2」、「A4」の動画を再生する。動画テーブル410によると、動画ID「A1」の動画の再生時間は「10秒」、動画ID「A2」の動画の再生時間は「30秒」、動画ID「A4」の動画の再生時間は「20秒」であり、総再生時間は「1分」となる。
再生位置時間は、総再生時間に対する現在の再生位置を表すため、例えば、現在、最初に再生される動画(動画ID「A1」の動画)の先頭から「5秒」経過したシーンを表示している場合には、そのまま「5秒」が再生位置時間になる。現在、二番目に再生される動画(動画ID「A2」の動画)の先頭から「10秒」経過したシーンを表示している場合には、動画ID「A1」の動画の再生が終了しているために、動画ID「A1」の再生時間に現在の動画の再生時間を加算する。この例では「20秒」が再生位置時間になる。
再生時間表示ラベル508は、このように算出された再生位置時間と総再生時間とを表示する。図5では、再生時間表示ラベル508が(再生位置時間/総再生時間)の形式で表示される。図5(a)では、再生位置時間が「2秒」(00:02)、総再生時間が「1分」(01:00)である。
画像500のバー509及びスライダ510は、動画全体における再生位置を示すとともに、再生位置の移動を指示するためのシークバーを構成する。バー509は、総再生時間を模式的に示す。スライダ510の位置は、再生位置時間を示す。スライダ510は、動画の再生状態(再生位置時間)に応じてバー509の左端から右端までの範囲内を移動し、この範囲を超えて移動することはない。バー509は、任意の位置を押下されると、その再生位置まで動画を一気に進めることができ、スライダ510もその再生位置に移動する。
画像500のメッセージ表示領域511は、動画テーブル410に基づいて、動画の内容を補助するメッセージが表示される。例えば、動画ID「A1」の動画が表示される場合には、メッセージ表示領域511に、データ項目415の「右カバーを開けてください」のメッセージが表示される。メッセージは、一定時間表示後に非表示にしてもよく、また、対応する動画が表示されている間は表示するようにしてもよい。
画像500のアイコン512は、画像形成装置100においてメンテナンスが必要な箇所を表す。図5(a)では、排紙部ジャムが発生しているため、アイコン512は、排紙部を指定箇所に表示している。
図6は、以上のような画像形成装置100によるメンテナンス手順を提示する処理のフローチャートである。このフローチャートは、CPU101がストレージ111から所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで実現される。CPU101は、プリンタ106に備えられる各種センサ(右カバー201の開閉検知センサ、トナーカバー202の開閉検知センサ、排紙部センサ315、両面部センサ316を含む)の検知結果に応じて、この処理を開始する。
CPU101は、プリンタ制御部105が各種センサの検知結果から特定したメンテナンス状態に応じてメンテナンスIDを特定する(S601)。例えば、プリンタ制御部105が、排紙部センサ315の検知結果から排紙部センサ315付近の用紙の滞留を特定すると、CPU101はメンテナンス状態として排紙部ジャムが発生したと判定し、メンテナンスID「001」を特定する。
CPU101は、特定したメンテナンスIDに基づいて、再生する動画リストと動画総数Nを特定する(S602)。CPU101は、動画リストテーブル400を参照して、例えば、データ項目401が、特定したメンテナンスID「001」の行を検索する。CPU101は、検索した行のデータ項目402により、再生する動画リストを特定する。また、CPU101は動画リストに含まれる動画IDの数を動画総数Nとして特定する。メンテナンスIDが「001」の場合、動画リストとして動画ID「A1」、「A2」、「A4」が特定される。動画総数Nは「3」である。CPU101は、特定した動画リストを、再生順に、例えば配列情報としてRAM104に一時記憶する。
CPU101は、動画リスト及び動画総数Nを特定すると、動画の総再生時間を算出する(S603)。CPU101は、動画テーブル410を参照して、特定した動画リストに含まれる動画IDのデータ項目411の行を検索する。CPU101は、検索した行のデータ項目413により、各動画の再生時間を取得し、これを合算することで動画の総再生時間を算出する。CPU101は、算出した総再生時間を再生時間表示ラベル508に表示する。なお、動画テーブル410がデータ項目413を持たない場合、CPU101は、動画を読み込んだ際に動画の再生時間を計算して総再生時間を算出する。例えば、CPU101は、動画をRAM104に読み込み、動画のフレームレートと総フレーム数とから該動画の再生時間を計算する。CPU101は、複数の動画について再生時間を計算して、総再生時間を算出する。
CPU101は、総再生時間を算出した後、表示部115、画像形成装置100、及び各アクセサリデバイス118の構成を表す構成データを取得する(S604)。CPU101は、取得した構成データにより、表示部115とメンテナンスが必要な箇所(ジャムの発生箇所)との位置関係を検知する(S605)。メンテナンスが必要な箇所は、例えばジャムを検知したセンサの位置である。
CPU101は、表示部115とメンテナンスが必要な箇所との位置関係に応じて、一定時間ウェイトして動画再生を行うか否かを判断する(S606)。一定時間ウェイトすると判断した場合(S606:Y)、CPU101は、一定時間ウェイトして動画リストの動画を再生する(S607)。一定時間ウェイトしないと判断した場合(S606:N)、CPU101は、ウェイトせずに動画リストの動画を再生する(S608)。
動画の再生を一定時間ウェイトするか否かの判断は、例えば、メンテナンスが必要な箇所と表示部115との位置関係と、ウェイト時間とを予め定めたテーブルにより行うことができる。例えば、表示部115からメンテナンスが必要な箇所が離れるほど、ウェイト時間を大きくして動画の再生開始のタイミングを遅らせる。つまりウェイト時間は動画の再生開始のタイミングを調整する調整量である。CPU101は、テーブルに定められたウェイト時間が「0秒」であれば、ウェイトせずに動画を再生すると判断する。
メンテナンスが必要な箇所は、S601に示すとおり、センサの検知結果に応じて決まる。そのために、メンテナンスに必要な箇所と表示部115との位置関係は、表示部115と各種センサとの距離で表すこともできる。テーブルでは、表示部115と各センサの配置とに応じて、ウェイト時間を定める。
フィニッシャ204でジャムが発生すると、表示部115とフィニッシャ204とが遠距離に位置するために、一定時間ウェイトして動画を再生する。右カバー201でジャムが発生すると、表示部115と右カバー201とが近距離に位置するために、ウェイトせずに動画を再生する。このように、表示部115と同じ画像形成装置100にメンテナンスが必要な箇所があればウェイト時間を「0秒」にする。アクセサリデバイス118にメンテナンスが必要な箇所があれば、アクセサリデバイス118の配置に応じて動画の再生開始のタイミングを遅らせる。また、POD(Print On Demand)機のように、表示部115が複数存在する場合、メンテナンスが必要な箇所と各表示部115との位置関係から、予めウェイト時間を決める。
動画の圧縮形式やコーデックについては、本実施形態により特に制限するものではなく、様々な形式を取ることができる。
本実施形態により、動画が自動再生される場合、画像形成装置100及びアクセサリデバイス118の構成を判断し、またメンテナンス箇所と表示部115との位置関係を判断することにより、動画の再生開始のタイミングを調整することができる。そのために、ユーザが行うべきメンテナンス手順と再生している動画の手順とにずれを無くすことができ、手順の見逃しを防止して、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、画像形成装置100の表示部115にメンテナンス手順を表す動画を表示する例を示した。第2実施形態では、ユーザが所持するタブレットPC等の携帯可能な情報端末(携帯情報端末)にメンテナンス手順を表す動画を表示する。画像形成装置100の構成は、第1実施形態の構成に、携帯情報端末と通信を行うための通信部を備えた構成である。通信部は、近距離無線通信やLAN(Local Area Network)等のネットワークを介した通信を行うための通信インタフェースである。
第1実施形態では、画像形成装置100の表示部115にメンテナンス手順を表す動画を表示する例を示した。第2実施形態では、ユーザが所持するタブレットPC等の携帯可能な情報端末(携帯情報端末)にメンテナンス手順を表す動画を表示する。画像形成装置100の構成は、第1実施形態の構成に、携帯情報端末と通信を行うための通信部を備えた構成である。通信部は、近距離無線通信やLAN(Local Area Network)等のネットワークを介した通信を行うための通信インタフェースである。
図7(a)は、携帯情報端末701に表示されるメンテナンス手順を提示する画像の例示図である。図7(b)は、携帯情報端末701に図7(a)の画像を表示するために画像形成装置100の表示部115に表示される画像の例示図である。図7(b)の指示ボタン702が操作されることで、携帯情報端末701にメンテナンス手順を提示する画像が表示される。
図8は、本実施形態のメンテナンス手順を提示する処理のフローチャートである。このフローチャートは、CPU101がストレージ111から所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで実現される。なお、図6の第1実施形態の処理と同様の処理には同じステップ番号を付しており、説明を省略する。
S601〜S605の処理の後、CPU101は、携帯情報端末701にメンテナンス手順を表す動画を表示するか否かを判断する(S801)。携帯情報端末701に動画を表示するか否かの判断は、表示部115に表示される図7(b)の画面の指示ボタン702が操作(押下)されたか否かにより行う。
携帯情報端末701に表示させない場合(S801:N)、CPU101は、第1実施形態同様に、S606以降の処理を実行する。携帯情報端末701に表示させる場合(S801:Y)、CPU101は、通信部を介して携帯情報端末701に対して動画配信を行う。携帯情報端末701は、画像形成装置100に予め動画配信等を行うために登録されている。
第2実施形態では、ユーザが所持する携帯情報端末701に、メンテナンス手順を表す動画を表示させる。ユーザは、携帯情報端末701で動画を確認しながらメンテナンスが可能になり、作業手順の見逃しを防止して、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
<第3実施形態>
第1、第2実施形態では、メンテナンス手順を表す動画を表示するのみであるが、第3実施形態では、音を発することでユーザに動画が再生されていることを報知する。画像形成装置100は、第1実施形態の構成に、音を出力するためのスピーカ等の音響装置を設けた構成となる。
第1、第2実施形態では、メンテナンス手順を表す動画を表示するのみであるが、第3実施形態では、音を発することでユーザに動画が再生されていることを報知する。画像形成装置100は、第1実施形態の構成に、音を出力するためのスピーカ等の音響装置を設けた構成となる。
図9は、本実施形態のメンテナンス手順を提示する処理のフローチャートである。このフローチャートは、CPU101がストレージ111から所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで実現される。なお、図6の第1実施形態の処理と同様の処理には同じステップ番号を付しており、説明を省略する。
S601〜S608の処理の後、CPU101は、動画が再生中であることを表す音を、音響装置から出力する(S901)。CPU101は、動画の再生が終了すると音の出力を止める。音は、予め画像形成装置100のストレージ111に記憶していてもよく、サーバ等の外部装置からダウンロードして出力するようにしてもよい。また動画リストの再生する動画が切り替わる毎に異なる音に切り替えることで、ユーザに動画が切り替わったことを報知するようにしてもよい。
第3実施形態では、音によりユーザに動画が再生されていることを報知するために、注意を喚起して、メンテナンス手順の見逃しを防止して、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUたMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUたMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…画像形成装置、201…右カバー、202…トナーカバー、203…給紙デッキ、204…フィニッシャ、315…排紙部センサ、316…両面部センサ、400…動画リストテーブル、410…動画テーブル
Claims (9)
- メンテナンスの手順を表す動画を表示する表示手段と、
メンテナンスが必要な箇所と前記表示手段との位置関係から前記動画の再生開始のタイミングを調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された再生開始のタイミングで、前記表示手段に前記動画を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記調整手段は、前記表示手段から前記メンテナンスが必要な箇所が離れるほど、前記動画の再生開始のタイミングを遅らせることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。 - メンテナンスが必要な箇所と前記表示手段との位置関係と、再生開始するタイミングの調整量とを記憶する記憶手段を更に備えており、
前記調整手段は、前記記憶手段を参照して、前記動画の再生開始のタイミングの調整量を判断することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - メンテナンスが必要な箇所を検知するための複数のセンサを更に備えており、
前記記憶手段は、前記複数のセンサと前記表示手段との配置に応じた前記調整量を記憶することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。 - 携帯可能な情報端末と通信を行う通信手段と、
前記情報端末に、前記動画の再生開始のタイミングを調整せずに該動画を再生させる制御手段と、を更に備えることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記動画の再生中に音を出力する音響手段を更に備えることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記表示手段は、前記メンテナンスの手順を表す動画が連続して再生され、
前記音響手段は、前記動画が切り替わる毎に異なる音に切り替えて出力することを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。 - メンテナンスの手順を表す動画を表示する表示手段を備えた装置により実行される方法であって、
メンテナンスが必要な箇所と前記表示手段との位置関係から前記動画の再生開始のタイミングを調整して、前記表示手段に前記動画を表示させることを特徴とする、
メンテナンス手順の提示方法。 - メンテナンスの手順を表す動画を表示する表示手段を備えたコンピュータを、
メンテナンスが必要な箇所と前記表示手段との位置関係から前記動画の再生開始のタイミングを調整する調整手段、
前記調整手段により調整された再生開始のタイミングで、前記表示手段に前記動画を表示させる表示制御手段、
として機能させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013260426A JP2015119270A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 画像形成装置、メンテナンス手順の提示方法、コンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2015119270A true JP2015119270A (ja) | 2015-06-25 |
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ID=53531659
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JP (1) | JP2015119270A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018109684A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2013
- 2013-12-17 JP JP2013260426A patent/JP2015119270A/ja active Pending
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