JP2015023524A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015023524A JP2013152386A JP2013152386A JP2015023524A JP 2015023524 A JP2015023524 A JP 2015023524A JP 2013152386 A JP2013152386 A JP 2013152386A JP 2013152386 A JP2013152386 A JP 2013152386A JP 2015023524 A JP2015023524 A JP 2015023524A
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Abstract

【課題】低容量のストレージを具備する画像形成装置に、当該画像形成装置のメンテナンス手順を示す動画を記憶することが困難であった。
【解決手段】メンテナンス手順を構成する操作要素毎に動画を作成して記憶し、各メンテナンスの状態と、当該状態時に提示すべき動画の関連を定義する。当該定義にしたがって動画を再生して表示することにより、各メンテナンス手順における重複する操作内容の動画のデータを低減する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置のメンテナンス手順の表示方法に関する。
従来から、ジャム解除やトナーカートリッジの交換, ホチキス針の補給と言ったメンテナンスの方法を、動画により提示する画像形成装置(複合機等)が提案されている。動画の表現性の高さ・豊富な情報量により、ユーザが、より円滑にメンテナンスを実施できるようにすることを目的としている。
動画は、一般に、データサイズの大きい。そして、複合機は、HDD等の大容量の記憶装置を有している。前述のメンテナンス方法を示す動画(メンテナンスの内容に応じて複数)は、製品の一部として、こうした記憶装置に記憶されている。
または、動画をサーバ等の別体機器に格納しておく形態も提案されている(特許文献1参照)。この場合、複合機においてメンテナンスが必要な状況になった場合に、ネットワークを介してサーバより動画をダウンロードし提示する。
こうした複合機のメンテナンス方法を示す動画は、その内容ごとに1本の動画として準備されていた。例えば、ジャム解除に関する次の内容が、1本の動画として準備されるものである。動画の内容:複合機内のジャム箇所にアクセスするために、複合機の筺体上に設けられたドアを開く操作を行う。ジャム紙を除去する。ドアを閉じる。動画の内容以上。
一方、低価格化のニーズにより、大容量記憶装置を有しない複合機が製品化されている。
特開2008−282217号公報
前述のとおり、動画はデータサイズが大きい。このため、大容量の記憶装置を有しない低価格複合機には、メンテナンスの方法を示す複数の動画を記憶しておくこと困難であった。
尚、動画をサーバなどの別体機器に格納することは、次の課題がある。まず、別体機器のコストと管理費用がある。さらに、セキュリティの観点から、複合機をネットワークに接続せずに運用する場合があり、別体機器から動画をダウンロードできない。
動画を再生して表示することによりメンテナンス方法を提示する画像形成装置(100)であって、
メンテナンスを要する状態であるメンテナンス状態の発生を検知するメンテナンス状態発生検知手段(101、315、316)と、
メンテナンス状態を識別する識別子を取得するメンテナンス状態取得手段(S601)と、
前記メンテナンス状態取得手段により取得される識別子と少なくともひとつ以上の動画と既動画の再生順序とを関連付けて記憶する動画リスト記憶手段(400)と、を有し、
前記メンテナンス状態発生検知手段によりメンテナンス状態の発生を検知すると、前記動画リスト記憶手段に前記メンテナンス状態取得手段により取得する識別子と観点付けて記憶している少なくとも一つ以上の動画を、既動画の再生順序に従って再生して表示することを特徴とする画像形成装置。
複合機のメンテナンス方法を示す動画を、より少ないデータサイズで複合機が有する記憶装置に記憶することができる。
画像形成装置の構成を示すブロック図 画図形成装置の外観を示す外観図 画像形成装置の内部構造を示す断面図 メンテナンス状態と動画の関係を定義したデータ構成図 画面例を示す画面図 処理手順を示すフロー図
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施例における複合機などの画像形成装置の構成を示すブロック図である。画像形成装置100の画像形成システムの構成は以下のとおりである。
CPU101は、この画像形成システム全体を制御するためのコントローラである。CPU101はROM102に格納されているブートプログラムによりOS(オペレーティングシステム)を起動する。このOSの上でストレージ111に記憶されているコントローラプログラムを実行する。CPU101はデータバス103などのバスによって各部と接続されている。
RAM104は、CPU101の主メモリやワークエリア等の一時記憶領域として動作するものである。前述のコントローラプログラムをCPU101が実行する際には、当該コントローラプログラムをストレージ111から読みだしてRAM104に記憶する。
プリンタ制御部105は、プリンタデバイス106を制御して画像データを紙などに印字させる。プリンタデバイス106は画像データを用紙上に画像として印字するものである。
画像読取制御部107は、スキャナデバイス108を制御して画像データを生成する。また、ADF(オート・ドキュメント・フィーダ)などの原稿搬送デバイス109を制御し、原稿搬送デバイス109上の原稿台に載置された原稿を1枚ずつスキャナデバイス108に搬送し画像データを生成させる。スキャナデバイス108はCCDなどの光学読取装置を用いて紙などの原稿上の走査を行い、原稿の画像情報を電気信号データに変換する。
ストレージ111は、HDDなどの、読み出しと書き込みが可能な不揮発メモリであり、ここにはシステム全体を制御するためのコントローラプログラムや各種アプリケーションプログラム, そして、メンテナンス手順を示す動画など様々なデータが保存される。しかし、低コスト化ため、ストレージ111は、可能な限り低容量(低価格)であることが望まれる。ストレージ制御部110はストレージ111を制御するものである。
入力制御部112は、タッチパネルやハードキーといった入力デバイス113からユーザの操作指示を受け付ける。表示制御部114はLCDやCRTなどの表示デバイス115を制御して、操作画面や動画をユーザに対して表示させる。
図2は、本実施例における複合機などの画像形成装置の外観を示す外観図である。画像形成装置100およびプリンタデバイス106、スキャナデバイス108は、図1に示した同符号で示した部位と同一である。右ドア201は、ジャム紙を除去するために、印刷用紙の搬送路を露出させるためのものである。
図3は、本実施例における複合機などの画像形成装置の内部構造を示す断面図である。この図はフルカラー画像形成装置の一例を示ものである。感光ドラム301は、一次帯電気302により特定の極性電位に帯電処理され、図示しない露光手段によって303の矢印の位置がコントローラからの指示に従って露光される。このようにして第一の色成分に対応した静電潜像が形成される。ロータリー現像機304は、トナーカートリッジと一体となった4つの現像機を具備する。
前述のように静電潜像が形成されたあと、ロータリー現像機304の現像機の中のひとつにより、感光ドラム301上に現像される。中間転写ベルト305は306の矢印の方向に駆動され、感光ドラム上に形成された第一の色成分画像が、感光ドラムと中間転写ベルトの接合部分を通る過程で、一次転写ローラー307により形成された電界によって中間転写ベルトに転写される。中間転写ベルトに転写を終えた感光ドラムの表面はクリーニング装置308によって清掃される。この処理を順次繰り返し、4色(マゼンタ、シアン、イエロー、ブラック)の画像を中間転写ベルトに重ね合わせて、カラー画像を形成する。単色の画像を形成する場合は一度だけ転写処理を行う。
中間転写ベルト305に転写された画像は二次転写ローラー309部分でカセット310より給紙された用紙に印刷される。画像が印刷された用紙は定着機311で加熱され定着される。定着後、312を通過し、排紙口313まで用紙が搬送され機外に排出される。両面印刷を行う場合は、反転パス314を通過して用紙を循環させ、印刷処理を繰り返す。
排紙部センサ315および両面部センサ316は、印刷用紙の滞留有無を検知するものである。これらのセンサによりジャムの発生を検知する。これらのセンサは、メカ・フラグを用いたものでもよいし、光学的な素子を用いたものでもよい。
図4は、本実施例における複合機などの画像形成装置のメンテナンスに関する状態と当該状態の際にメンテナンス手順として再生すべき動画の関係を定義したデータ構成図である。以降、画像形成装置100がとり得る状態のうち、メンテナンスを要するいくつかの状態を「メンテナンス状態」と呼称する。そして、それぞれのメンテナンス状態の識別子を「メンテナンスID」と呼称する。また、再生する動画を識別するための情報を「動画ID」と呼称する。
動画リストテーブル400は、メンテナンス状態と、当該メンテナンス状態発生時に再生する動画との関連を定義する。データ項目401は、メンテナンスIDを記憶する。データ項目402は、データ項目401のメンテナンス状態が生じた際に、再生する動画の動画IDを記憶する。複数の動画を再生する場合には、それら動画の動画IDを、再生する順番にカンマ(,)で連結して記憶する。
動画テーブル410は、動画の情報を定義する。データ項目411は、動画IDを記憶する。データ項目412は、データ項目411の動画IDが示す動画のファイル名を記憶する。データ項目413は、データ項目411の動画IDが示す動画の再生所要時間を記憶する。当該動画IDが示す動画の再生を開始してから終えるまでの所要時間である。動画リストテーブル400および動画テーブル410は、ストレージ111に記憶している。
尚、図4の例では、次のメンテナンスIDが記憶されている(後述の括弧内はメンテナンスIDである)。搬送部ジャム(001)。これは、搬送部センサ315が印刷用紙の滞留を検知した場合である。両面部ジャム(002)。これは、両面部センサ316が印刷用紙の滞留を検知した場合である。マゼンタトナーカートリッジ交換(003)。これは、プリンタデバイス106が、マゼンタのトナーの空を検知した場合である。シアントナーカートリッジ交換(004)。これは、プリンタデバイス106が、シアンのトナーの空を検知した場合である。イエロートナーカートリッジ交換(005)。これは、プリンタデバイス106が、イエローのトナーカートリッジの空を検知した場合である。ブラックトナーカートリッジ交換(006)。これは、プリンタデバイス106が、ブラックのトナーカートリッジの空を検知した場合である。
また、図4の例では、次の操作を示す動画(のファイル名)が記憶されている。右ドアを開ける(A1)。搬送部センサ315付近のジャム紙を除去する(A2)。両面センサ316付近のジャム紙を除去する(A3)。右ドアを閉める(A4)。トナーカバードアを開ける(B1)。空のマゼンタトナーカートリッジを取り出す(B2)。新しいマゼンタトナーカートリッジを準備する(B3)。(※トナーカートリッジの準備には、新しいトナーカートリッジをゆっくりと振る必要がある。トナーカートリッジの準備としてこうした手順を示す。)新しいマゼンタトナーカートリッジを装着する(B4)。
空のシアントナーカートリッジを取り出す(B5)。新しいシアントナーカートリッジを準備する(B6)。新しいシアントナーカートリッジを装着する(B7)。空のイエロートナーカートリッジを取り出す(B8)。新しいイエロートナーカートリッジを準備する(B9)。新しいイエロートナーカートリッジを装着する(B10)。空のブラックトナーカートリッジを取り出す(B11)。新しいブラックトナーカートリッジを準備する(B12)。新しいブラックトナーカートリッジを装着する(B13)。トナーカバードアを閉める動画(B14)。
図5は、本実施例における表示デバイス115の表示例を示す画面図である。001(搬送部ジャム)および002(両面部ジャム)のメンテナンスIDのメンテナンス状態が生じた場合を例に説明する。
本画面図で説明するする各表示内容は、CPU101がコントローラプログラムや動画のファイルの内容に従って表示データを作成し、表示制御部114を介して表示デバイス115にこれを表示させることにより実現する。
画面500は、メンテナンス状態の際に表示する画面である。動画表示領域501は、メンテナンス手順を提示するための動画を表示する領域である。メンテナンス手順に応じて動画を再生して表示する。搬送部ジャム(メンテナンスIDは001)のメンテナンス状態の際には、動画表示領域501の表示は次の様になる。まず、動画表示507に表示例を示すように、動画IDがA1(右ドアを開ける)である動画を表示する。
次に動画表示508に表示例を示すように、動画IDがA2(搬送部センサ315付近のジャム紙を除去する)を表示する。最後に、動画表示509に表示例を示すように、動画IDがA4(右ドアを閉める)の動画を表示する。両面部ジャム(メンテナンスIDは002)のメンテナンス状態の際には、動画表示領域501に、動画IDがA1、A3、A4である動画をこの順番に表示する。動画表示510は、動画IDがA3(両面部センサ316付近のジャム紙を除去する)の表示例である(※搬送部ジャムと両面部ジャムとでは、ジャム位置が異なるので、ジャム紙除去の操作手順が異なる。)。
再生ボタン502は、動画の再生を指示するためのボタンである。再生ボタン502を指示することにより動画の再生を開始する。動画の再生が開始されると再生ボタン502は非表示とし、変わって画面500上の同表示位置に一時停止ボタン503を表示する。一時停止ボタン503を指示すると、動画の再生を一時的に停止する。動画の再生を一時停止すると、一時停止ボタン503は非表示とし、再び再生ボタン502を表示する。
再生時間表示ラベル504は、再生する動画群の再生所要時間の総和(「総再生所要時間」と呼称する)と、これに対する現在の再生位置である時間(「再生位置時間」と呼称する)を表示するものである。総再生所要時間と再生位置時間について、001のメンテナンスIDのメンテナンス状態を例に説明する。当該メンテナンス状態の際には、動画リストテーブル400によれば、次の動画IDの動画を再生する。A1、A2、A4。これらの動画IDの動画の再生所要時間は、動画テーブル410によればそれぞれ30秒(00:30)、1分(01:00)、20秒(00:20)である。総再生所要時間は、再生する動画群の再生所要時間の総和であるため、当該メンテナンス状態の際には、1分50秒(01:50)となる。
一方、再生位置時間は、総再生所要時間に対する現在の再生位置を示す。例えば、現在、2番目に再生する動画(動画IDはA2)の先頭から10秒が経過したフレームを表示しているとする。この場合には、動画IDがA1の動画の再生を終えているので、A1の再生所要時間30秒と、A2の再生済みの時間10秒を加算して40秒(00:40)が再生位置時間となる。再生時間ラベル504は、このようにして計算した再生位置時間と総再生所要時間を、この順番で、スラッシュ(/)で連結した文字列として表示する(前述の説明例の場合「00:40/01:50」を表示する。)。
スライダ505およびつまみ506は、再生位置時間を示すためのものである。スライダ505全体が総再生所要時間を示し、つまみ506の位置が再生位置時間を示す。つまみ506は、動画の再生状態に応じて(再生位置時間に応じて)スライダ505の左端および右端の範囲のうちにおいて移動する。
図6は、本実施例におけるメンテナンス手順を提示する際の処理手順を示したフロー図である。本処理手順は、ストレージ111に記憶されているコントローラプログラムを、CPU101が実行することにより成される。
プリンタデバイス106やスキャナデバイス108、原稿搬送デバイス109は各種センサ(排紙部センサ315や両面部センサ316を含む)を具備する。CPU101は、プリンタ制御部105や画像読取制御部107を介して、これらセンサが示す値の変化を検知すると、本処理手順を開始する。
CPU101は、プリンタ制御部105や画像読取制御部107より各種センサの値を取得・判定して、いずれのメンテナンス状態であるかを特定する(S601)。CPU101は、この処理ステップによりメンテナンスIDを得る。例えば、排紙部センサ315が示す値が、当該センサ部位に印刷用紙の滞留を示すものであるならば、CPU101は、メンテナンスIDが001(排紙部ジャム)のメンテナンス状態が発生していると判定する。複数のメンテナンス状態が発生している場合には、複数のメンテナンスIDを得ることとなる。
CPU101は、S601で取得したメンテナンスIDをもとに、再生する動画を特定する(S602)。この特定の方法を詳細に説明する。CPU101は、動画リストテーブル400から、データ項目401の値がS601で取得したメンテナンスIDに合致する行を検索する。複数のメンテナンスIDを取得している場合には複数の行が検索される。検索した各行のデータ項目402の値を取得する。データ項目402の値は、再生する動画の動画IDをカンマで連結した文字列である。カンマを区切り文字として当該文字列を分解し、ひとつ以上の動画IDを取得する。例えば、001のメンテナンスIDを取得している場合、次の動画ID群を得る。
A1、A2、A4。また、002のメンテナンスIDを取得している場合には、次の動画ID群を得る。A1、A3、A4。更に、複数のメンテナンスIDを取得している場合には、両メンテナンスIDに対する動画IDについて、重複しているものは一回となるように動画ID群を得る。例えば、001と002のメンテナンスIDを取得している場合には、次の動画ID群を得る。A1、A2、A3、A4。CPU101は、特定した動画ID群を、データ項目402に(カンマで連結されて)記憶されている順番に、例えば配列情報として、RAM104に一時的に記憶しておく。
CPU101は、メンテナンス状態であるか否か(メンテナンス状態が継続中であるか否か)を判定する(S603)。S602でメンテナンスIDを取得した場合には、メンテナンス状態であると判定し、S604へ遷移する。S602でメンテナンスIDを取得しなかった場合には、例えば、ジャム紙が除去されたなどして、メンテナンス状態が解除されたものであるため、処理を終了する。
CPU101は、S602で特定した動画ID群のうち、先頭の動画IDに該当する動画のファイルを、ストレージ111から読み出してRAM104に記憶し、再生可能に準備する(S604)。CPU101は、動画テーブル410から、データ項目411の値が先頭の動画IDに合致する行を検索する。検索した行のデータ項目411の値が、当該動画IDに該当する動画のファイル名である。そして、CPU101は、画面500の表示データを生成して表示デバイス115に表示させる。このとき動画表示領域501には、前述のように再生可能に準備した動画の最初のフレームを表示する。
CPU101は、ユーザが、入力デバイス113に対して、動画の再生指示を成したか否かを判定する(S605)。入力制御部112は、ユーザが入力デバイス113に対して行った入力操作をCPU101に通知し、CPU101は当該操作が動画の再生指示であるか否かを判定する。入力デバイス113(本実施例ではタッチパネル)より再生ボタン502への指示が成されると、表示デバイス115上の再生ボタン502の座標位置が入力制御部112を介してCPU101通知される。CPU101は通知された座標位置より、再生ボタン502への指示、すなわち動画の再生指示が成されたか否かを判定する。
動画の再生指示が成されたと判定する場合には、S606へ遷移する。動画の再生指示は成されていないと判定する場合には、S605を繰り返して、動画の再生指示を待つ。
CPU101は、S604で準備した動画を再生する(S606)。これにより、動画領域502には、動画表示507に示した内容が表示される。また、CPU101は現在再生している動画の動画ID(この場合A1)を、RAM104に一時的に記憶しておく。
CPU101は、S602で特定した動画を全て再生し終えたか否かを判定する(S607)。これは、S602でRAM104に一時的に記憶した動画ID群の最後尾と、S606および後述するS608でRAM104に一時的に記憶した現在再生している動画の動画IDを比較することにより成す。両者が一致している場合には、全ての動画を再生し終えたと判定する。全て再生し終えたと判定する場合には、S601へ遷移する。まだ全て再生し終えていないと判定する場合には、S608へ遷移する。
CPU101は、S606で一時的に記憶した/本ステップにて一時的に記憶する現在再生している動画の動画IDと、S602で一時的に記憶した動画ID群より、次に再生すべき動画を特定して再生する(S608)。当該動画ID群の中で、現在再生している動画の動画IDを検出し、その次の順番の動画IDを得る。そして、S604と同様にして、この動画IDに該当する動画のファイル名を動画テーブル410より取得し、当該ファイル名の動画を再生する。これにより、動画表示領域502には、動画表示508や動画表示509、動画表示510に示した内容が表示される。また、CPU101は、現在再生している動画の動画IDを、RAM104に一時的に記憶する。
ここで、S604とS605について補足する。例えば、ジャムなどのメンテナンス状態は、当該状態が生じたその時に、ユーザが複合機の近傍に居るとは限らない。このため、本実施例では、S602で特定した動画の再生をすぐには開始せずに、ユーザ指示を待って再生するよう構成している。しかし、当該構成は本発明を制限するものではなく、S605の処理ステップを経ずに、S604からS606へ遷移するよう構成してもよい。
尚、動画の形式やコーデックについては、本発明により特に制限するものではなく、様々な形態を取り得ることができる。
このように、本発明によれば、複数のメンテナンス状態において、重複するメンテナンス手順の内容を、動画のデータとして重複して記憶せずにすむ。このため、メンテナンス手順を示す動画をより少ない容量で記憶装置に記憶することができる。
100 画像形成装置
101 CPU
111 ストレージ

Claims (1)

  1. 動画を再生して表示することによりメンテナンス方法を提示する画像形成装置(100)であって、
    メンテナンスを要する状態であるメンテナンス状態の発生を検知するメンテナンス状態発生検知手段(101、315、316)と、
    メンテナンス状態を識別する識別子を取得するメンテナンス状態取得手段(S601)と、
    前記メンテナンス状態取得手段により取得される識別子と少なくともひとつ以上の動画と既動画の再生順序とを関連付けて記憶する動画リスト記憶手段(400)と、を有し、
    前記メンテナンス状態発生検知手段によりメンテナンス状態の発生を検知すると、前記動画リスト記憶手段に前記メンテナンス状態取得手段により取得する識別子と観点付けて記憶している少なくとも一つ以上の動画を、既動画の再生順序に従って再生して表示することを特徴とする画像形成装置。
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