JP2015119113A - アクティブマトリクスアレイ基板、信号処理装置、受光装置及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、画素電極とデータ線が同層もしくは別層に設けられているが、層間絶縁膜が薄いので、容量負荷を低減するため、データ線及びゲート線と画素電極は重ならないように配置されていた。
上記構成によれば、データ線、ゲート線とのカップリング容量は小さくなるが、隣接する画素電極は同層に形成されているため、画素電極間の距離をある程度とる必要が有り、開口率100パーセントには遠く及ばなかった。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の光電変換素子アレイユニットの断面構造説明図である。
図2は、第1実施形態の光電変換素子アレイユニットにおける画素電極の平面配置説明図である。
ここで、図1は、図2のA−A断面矢視図に相当している。
ガラス基板11及びゲート電極12の上面には、絶縁層13が形成されている。この絶縁層13としては、窒化ケイ素(SiN)が用いられる。
TFT14は、半導体層として構成されたアモルファスシリコン(a−Si)層14Aと、ソース電極14Sと、ドレイン電極14Dと、を備えている。
さらに第1層間絶縁膜15の上面には、第2層間絶縁膜16が積層されている。この第2層間絶縁膜16としては、例えば、透明な樹脂保護膜が用いられる。
第1ITO層18の上面及び第2層間絶縁膜16の上面には、第3層間絶縁膜19が積層されている。この第3層間絶縁膜19としては、例えば、窒化シリコン(SiN)が用いられる。
第2ITO層22の上面及び第4層間絶縁膜20の上面には、第5層間絶縁膜23が積層されている。この第5層間絶縁膜23としては、例えば、窒化シリコン(SiN)が用いられる。
第3ITO層26の上面及び第6層間絶縁膜24の上面には、第7層間絶縁膜27が積層されている。この第7層間絶縁膜27としては、例えば、窒化シリコン(SiN)が用いられる。
したがって、受光面全体で無駄なく受光することが可能となる。
以上の説明のように、本第1実施形態によれば、開口率100パーセントの受光素子を製造することが可能となる。
次に第1実施形態の光電変換素子アレイユニットを用いたイメージセンサについて説明する。
図3は、第1実施形態の第1変形例のイメージセンサの概要構成ブロック図である。
カラム処理部42は、光電変換素子アレイユニット10の画素列ごとに、選択行の各画素からソースラインSLを介して出力される画素信号に対して所定の信号処理を行うとともに、信号処理後の画素信号を一時的に保持する。具体的には、カラム処理部42は、信号処理として少なくとも、ノイズ除去処理を行う。
さらに図示しないバイアス電源からバイアスラインBLを介して各画素にバイアス電圧Vbiasが印加されている。
以上の構成を有する第1実施形態の変形例のイメージセンサによれば、開口率100パーセントの光電変換素子アレイユニット10を用いて、画像出力を行うことができ、高効率で画像形成を行うことができる。
次に第1実施形態の第1変形例のイメージセンサを用い、撮影装置として構成された電子機器について説明する。
電子機器50は、図4に示すように、複数のレンズを有する光学系51と、第1変形例のイメージセンサ40と、イメージセンサ40が出力した画像データの信号処理(エッジ強調、ガンマ補正など)を行う信号処理回路52と、信号処理回路52が出力した画像データに基づいて画像を表示するモニタ53と、信号処理回路52による信号処理が施された画像データを記憶するメモリ54と、を備えている。
この結果、モニタ53の表示画面上には、画像データに基づく画像が表示される。
また、メモリ54は、信号処理回路52による信号処理が施された画像データを記憶する。
図5は、第2実施形態の光電変換素子アレイユニットの断面構造説明図である。
図6は、第2実施形態の光電変換素子アレイユニットにおける画素電極の平面配置説明図である。
ここで、図5は、図6のA−A断面矢視図に相当している。
以上の説明のように、本第2実施形態によっても、開口率100パーセントの受光素子を製造することが可能となる。
図7は、第3実施形態の光電変換素子アレイユニットの断面構造説明図である。
図8は、第3実施形態の光電変換素子アレイユニットにおける画素電極の平面配置説明図である。
ここで、図7は、図8のA−A断面矢視図に相当している。
しかしながら、第1下部画素電極BE1同士及び第2下部画素電極BE2同士は、同層に形成されているため、対角線方向の他の電極と電気的に干渉する虞がある。
以上の説明のように、本第3実施形態によっても、開口率がほぼ100パーセントの受光素子を製造することが可能となる。
次に第3実施形態の変形例のイメージセンサについて説明する。
図9は、第3実施形態の変形例のイメージセンサの製造工程説明図(その1)である。
そして、図10に示すように、TFT14上には、第1層間絶縁膜15が積層されるが、コンタクト領域CAとしてのドレイン電極14D及びバイアス電圧印加端子BLTに対応する領域は第1層間絶縁膜15が設けられていない開口部となっている。
なお、以下の図11〜図18の図面においては、図示の簡略化のため、第1層間絶縁膜15は図示しないものとする。
図11に示すように、第2層間絶縁膜16には、コンタクトホールCHのみが開口するようにされる。
そして、画素部分及びバイアスラインBLのびバイアス電圧印加端子BLTに対応する部分に第1下部画素電極BE1が形成される。
続いて、第1下部画素電極BE1上に光電変換素子としてのアモルファスシリコン(a−Si)フォトダイオード層17及び上部透明電極としての第1ITO層18が積層される。
次に第2ITO層22により、第1下部画素電極BE1上の第1ITO層18と、バイアスラインBLと、がバイアス電圧印加端子BLTを介して電気的に接続される。
そして、第2ITO層22の上面に積層された第4層間絶縁膜20においては、第1下部画素電極BE1上の画素領域AR1及び第2下部画素電極BE2とのコンタクト端子(コンタクトパッド)領域AR2のみ開口状態とする。
そして、第4層間絶縁膜20の上面に積層された第5層間絶縁膜23においては、第2下部画素電極BE2とのコンタクト端子(コンタクトパッド)領域AR3のみ開口状態とする。
そして、第5層間絶縁膜23上に、第2下部画素電極BE2を積層し、さらに第1下部画素電極BE1及び第2下部画素電極BE1を含む最表面に、第3第3ITO層26がバイアスラインBLとして機能すべく、全面を覆うように形成される。
以上の説明のように、本第3実施形態の変形例によっても、開口率がほぼ100パーセントの受光素子を製造することが可能となる。
以上の各実施形態は、光電変換素子アレイのものであったが、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等についても表示素子アレイを構成して同様に適用が可能である。
しかしながら、構造上の理論開口率に対しては、同様に、100パーセント(第3実施形態と同一の構成の場合には、ほぼ100パーセント)とすることができる。
以上の説明においては、画素電極をTFT14のドレイン電極14Dに接続さする場合について説明したが、ソース電極14Sに接続するように構成することも可能である。
以上の説明のように、各実施形態によれば、電極同士の電気的な干渉を排除しつつ、開口率を100パーセントあるいはほぼ100パーセントとすることができるアクティブマトリクスアレイ基板を得ることができる。
ひいては、受光面積あるいは表示面積を最大限大きくとることが可能なイメージセンサ、ディスプレイパネル、電子機器(撮影装置、撮像装置、表示装置等)を構成できる。
実施形態の他の第1態様としては、アクティブマトリクスアレイ基板において、スイッチング素子(TFT等)を介して接続される画素電極が二次元配置されたアクティブマトリクスアレイ基板において、一の画素電極と、当該一の画素電極に対してゲートラインの延在方向あるいはソースラインの延在方向に隣接配置される他の画素電極と、を層間絶縁層を介して積層された相異なる層にそれぞれ形成するようにしてもよい。
また、実施形態の他の第7の態様は、第1の他の態様乃至第5の他の態様のいずれかにおいて、画素電極上にそれぞれ表示素子層を設けるようにしてもよい。
11 ガラス基板
12 ゲート電極
13 絶縁層
14 TFT
14A アモルファスシリコン層
14D ドレイン電極
14S ソース電極
15 第1層間絶縁膜
16 第2層間絶縁膜
17、21、25、29 アモルファスシリコンフォトダイオード層
18 第1ITO層
19 第3層間絶縁膜
20 第4層間絶縁膜
22 第2ITO層
23 第5層間絶縁膜
24 第6層間絶縁膜
26 第3ITO層
27 第7層間絶縁膜
28 第8層間絶縁膜
30 第4ITO層
31 絶縁膜
40 イメージセンサ(受光装置)
41 垂直駆動部
42 カラム処理部
43 水平駆動部
44 制御部
45 信号処理部
46 データ記憶部
50 電子機器
51 光学系
52 信号処理回路
53 モニタ
54 メモリ
CR コーナー部
GL ゲートライン
OL 重なり部分
SL ソースライン
BE1〜BE4 第1下部画素電極〜第4下部画素電極
Claims (10)
- スイッチング素子を介して接続される画素電極が二次元配置されたアクティブマトリクスアレイ基板において、
一の画素電極と、当該一の画素電極に対してゲートラインの延在方向あるいはソースラインの延在方向に隣接配置される他の画素電極と、を層間絶縁層を介して積層された相異なる層にそれぞれ形成した、
アクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記画素電極は平面視長方形形状を有し、
前記画素電極が形成された複数の層のうち最上部の層に形成された画素電極以外の画素電極を平面視した場合に、より上層に位置する他の画素電極との重なり部分を除く電極面積が前記最上部の層に形成された画素電極の電極面積と等しくなるように前記重なり部分を設けた、
請求項1記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記一の画素電極を第1の画素電極とし、当該第1の画素電極に対してゲートライン延在方向に隣接された第2の画素電極と、前記第1の画素電極に対して前記ソースライン延在方向に隣接された第3の画素電極と、前記第1の画素電極に対して対角線方向に隣接配置された第4の画素電極と、を互いに相異なる層にそれぞれ形成した、
請求項1または請求項2に記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記画素電極は平面視長方形形状を有し、
前記一の画素電極を第1の画素電極とし、当該第1の画素電極に対してゲートラインの延在方向に隣接された第2の画素電極と、前記第2の画素電極に対して前記ゲートラインの延在方向に隣接された第3の画素電極と、を互いに相異なる層にそれぞれ形成し、
隣接する他のゲートラインに接続されている同一の層に形成されている電極をゲートライン方向に半画素分ずらして接続している、
請求項1または請求項2記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記画素電極は平面視長方形形状を有し、
前記一の画素電極を第1の画素電極とし、当該第1の画素電極に対してゲートラインの延在方向に隣接された第2の画素電極と、を互いに相異なる層にそれぞれ形成し、
各前記画素電極の対角線方向の角部にコーナー部をそれぞれ形成した、
請求項1または請求項2記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記画素電極上にそれぞれ光電変換素子層を設けた、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 前記画素電極上にそれぞれ表示素子層を設けた、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアクティブマトリクスアレイ基板。 - 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のアクティブマトリクスアレイ基板と、
前記アクティブマトリクスアレイ基板から信号を読み出す信号読出部と、
前記信号読出部により読み出された出力信号を処理する信号処理部と、
前記信号処理部に同期させて前記信号読出部を制御する制御部と、
を備えた信号処理装置。 - 請求項6記載のアクティブマトリクスアレイ基板と、
前記アクティブマトリクスアレイ基板の受光面上に結像させる光学系と、
前記アクティブマトリクスアレイ基板から信号を読み出す信号読出部と、
前記信号読出部により読み出された出力信号を処理する信号処理部と、
備えた受光装置。 - 請求項7記載のアクティブマトリクスアレイ基板と、
外部から入力された表示データに基づいて、画像データの信号処理(を行う信号処理部と、
信号処理部が出力した画像データに基づいてアクティブマトリクスアレイ基板に画像を表示する表示制御部と、
を備えた表示装置。
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