JP2015114821A - パラメータ調整を支援する機能を備えたパラメータ調整支援装置 - Google Patents

パラメータ調整を支援する機能を備えたパラメータ調整支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不慣れなオペレータであっても駆動軸の加減速パラメータを効率的に調整できるように構成された、パラメータ調整支援装置の提供。【解決手段】支援装置10は、駆動軸14の速度及び加速度に関する実加減速特性曲線を、数値制御装置16又は他の外部記憶装置18から取得する実加減速特性取得部20と、外部からの入力によって加減速パラメータを設定又は変更するパラメータ設定部22と、設定又は変更された加減速パラメータに基づいて、駆動軸14の速度及び加速度に関する指令加減速特性曲線を作成し、取得した実加減速特性曲線と作成された指令加減速特性曲線とを、対比可能に表示する加減速特性表示部24と、設定又は変更された加減速パラメータを、数値制御装置16に送信する設定情報出力部26と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械等の駆動軸を駆動するモータの加減速パラメータの調整を支援する機能を備えたパラメータ調整支援装置に関する。
従来、工作機械の駆動軸を制御する数値制御装置では、NCプログラムで与えられた移動指令に対して加減速制御処理を行うことが一般的である。この加減速制御処理では、加減速パラメータで与えられる指令加速度特性曲線に従って駆動軸の加減速が行われるように、駆動軸の移動指令が作成される。
ここで、駆動軸への移動指令が該駆動軸(を駆動するモータ)の能力を超えたものとならないように、指令加速度を適切に決める必要がある。例えば特許文献1には、高速で位置決めを行う自動機械に適用可能な加減速制御方法が開示されており、ここでは、速度と加速度の関係が低速部分と高速部分で対称的であるという条件を取り払い、実加速度曲線が可能な限り制限加速度曲線に沿うような加減速を行う、とされている。
特開2002−132349号公報
駆動軸の実加速度特性に従った加減速を行うためには、駆動軸の最大加速度を考慮しつつ、理想的な特性に近い指令加減速特性曲線が得られるように、加減速パラメータを適切な値に設定する必要がある。しかし従来は、そのような設定を行う際は、オペレータが複数の加減速パラメータをマニュアルで繰り返し調整しながら設定する必要があったため、多大な時間と労力を要していた。そのため、熟練した技術や知識を備えたオペレータでないと、効率的にパラメータを調整することができなかった。
また移動指令が駆動軸(該駆動軸を駆動するモータ)の能力を超えてしまうと、モータ(駆動軸)が該移動指令に追従できないので、モータ能力の範囲内で指令加速度を適切に決める必要がある。特許文献1に記載の技術は、高速域に合わせて加減速性能を制限すると、低速域で十分な加減速性能を発揮できなくなるので、モータの制限加速度曲線(指令加減速特性曲線)に従って加減速処理する、というものであるが、指令加減速特性曲線を与える加減速パラメータの調整を支援するものではない。
そこで本発明は、不慣れなオペレータであっても駆動軸の加減速パラメータを効率的に調整できるように構成された、パラメータ調整支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願第1の発明は、加減速パラメータにより予め与えられる指令加減速特性曲線を用いて駆動軸の移動指令を作成する数値制御装置とともに使用され、前記加減速パラメータの調整を支援するパラメータ調整支援装置であって、駆動軸の速度及び加速度に関する実加減速特性曲線を、前記数値制御装置又は外部記憶装置から取得する実加減速特性取得部と、外部からの入力によって加減速パラメータを設定又は変更するパラメータ設定部と、前記パラメータ設定部において設定又は変更された加減速パラメータに基づいて、前記駆動軸の速度及び加速度に関する指令加減速特性曲線を作成し、前記実加減速特性曲線と前記指令加減速特性曲線とを、対比可能に表示する加減速特性表示部と、前記パラメータ設定部において設定又は変更された加減速パラメータを、前記数値制御装置に送信する設定情報出力部と、を備えることを特徴とする、パラメータ調整支援装置を提供する。
第2の発明は、第1の発明において、前記パラメータ設定部は、前記駆動軸の速度及び加速度に関するグラフ上の、指定された少なくとも2つの座標を加減速パラメータとして設定又は変更し、前記加減速特性表示部は、前記指定された少なくとも2つの座標を前記グラフ上にプロットし、プロットされた少なくとも2つの座標を線で結んでなる指令加減速特性曲線を表示する、パラメータ調整支援装置を提供する。
第3の発明は、第2の発明において、前記パラメータ設定部は、所定の速度に対する加速度を加減速パラメータとして設定又は変更し、前記加減速特性表示部は、前記所定の速度に対して設定又は変更された加速度を、前記駆動軸の速度及び加速度に関するグラフ上に少なくとも2つプロットし、プロットされた座標を線分で結んでなる指令加減速特性曲線を表示する、パラメータ調整支援装置を提供する。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記加減速特性表示部は、前記実加減速特性曲線において所定のマージンを考慮した第2の実加減速特性曲線を表示するように構成される、パラメータ調整支援装置を提供する。
第5の発明は、第1の発明において、前記パラメータ設定部は、前記指令加減速特性曲線を示す数式を加減速パラメータとして設定又は変更し、前記加減速特性表示部は、前記数式に基づいて指令加減速特性曲線を作成して表示する、パラメータ調整支援装置を提供する。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記パラメータ設定部は、タッチパネル、マウス及びキーボードを含む群から選択される外部入力装置を用いて変更した、指令加減速特性曲線のプロット点の位置又は該プロット点を結ぶ線分の位置に基づいて、前記加減速パラメータを自動で更新する、パラメータ調整支援装置を提供する。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか1つの発明において、前記パラメータ設定部は、前記駆動軸の加速時および減速時のそれぞれについて、又は、前記駆動軸の移動方向が異なる場合のそれぞれについて、異なる加減速パラメータを設定できるように構成され、前記加減速特性表示部は、前記駆動軸の加速時および減速時のそれぞれについて、又は、前記駆動軸の移動方向が異なる場合のそれぞれについて、前記実加減速特性曲線と前記指令加減速特性曲線とを対比可能に表示する、パラメータ調整支援装置を提供する。
本発明によれば、駆動軸の実加減速特性曲線と指令加減速特性曲線とが対比可能に表示されるため、指令加減速特性曲線を決定するための加減速パラメータを、技術や知識が不足しているオペレータでも、少ない労力と時間で容易に調整することができるようになる。またオペレータが調整した加減速パラメータは自動的に数値制御装置に送ることができるので、調整したパラメータに基づく駆動軸の加減速制御を効率的に行うことができる。
本発明の実施形態に係るパラメータ調整支援装置を、工作機械及び数値制御装置とともに示す機能ブロック図である。 図1のパラメータ調整支援装置を用いた処理の一例を示すフローチャートである。 加減速パラメータの第1の設定例を説明するグラフである。 加減速パラメータの第2の設定例を説明するグラフである。 加減速パラメータの第3の設定例を説明するグラフである。 加減速パラメータの第4の設定例を説明するグラフである。 加減速パラメータの第5の設定例を説明するグラフであって、(a)駆動軸が穴開け動作を行う場合、(b)駆動軸が引き抜き動作を行う場合を示す。
図1は、本発明の実施形態に係るパラメータ調整支援装置(以降、単に支援装置とも称する)の機能ブロック図である。支援装置10は、工作機械や多関節ロボット(機構部)等の機械12が有する少なくとも1つの駆動軸14を制御する数値制御装置(NC)16に関連付けられて使用される装置である。数値制御装置16は、NCプログラム等により与えられた所定の移動指令に対して加減速制御処理を行うとともに、加減速パラメータにより予め与えられる指令加減速特性曲線に従って、駆動軸14の移動指令(位置指令)を作成する機能を有する。
支援装置10は、数値制御装置16とともに使用され、オペレータによる加減速パラメータの調整を支援するための装置であり、駆動軸14の速度及び加速度に関する実加減速特性曲線を、数値制御装置16又は他の外部記憶装置18から取得する実加減速特性取得部20と、外部(通常はオペレータ)からの入力によって加減速パラメータを設定又は変更するパラメータ設定部22と、パラメータ設定部22において設定又は変更された加減速パラメータに基づいて、駆動軸14の速度及び加速度に関する指令加減速特性曲線を作成し、取得した実加減速特性曲線と作成された指令加減速特性曲線とを、対比可能に表示する加減速特性表示部24と、パラメータ設定部22において設定又は変更された加減速パラメータを、数値制御装置16に送信する設定情報出力部26と、を備える。
なお上述の実施形態では、支援装置10は数値制御装置16とは別個の装置として図示・説明されているが、支援装置10と実質同等の機能を有する装置を数値制御装置16内に一体的に組み込むことも可能であり、そのような形態も本願発明に含まれるものとする。
なお本願明細書において、「実加速度特性曲線」とは、駆動軸(又は該駆動軸を駆動するサーボモータ等のモータ)が、実際に動作できる限界の加速度の特性を示した曲線を意味する。一般に、加速度の上限値は、モータの最大出力トルク及び負荷の慣性(負荷イナーシャ)から定まる。また通常、モータの出力トルク(出力特性)に関連するパラメータは固定値であって変化しないので、実加速度特性も一定のものであると解される。なお実加速度特性曲線は、駆動軸を実際に駆動させた際の実測値に基づいて作成することができる。或いは、実加速度特性曲線は、実測ではなく、モータ出力特性等から、理想的な特性曲線として作成(計算)してもよい。
また本願明細書において、「指令加速度特性曲線」とは、モータに指令する加速度の特性を示した曲線を意味し、速度に応じた指令加速度は、加減速パラメータから定まる。つまり本発明における「加減速パラメータ」に基づき、指令加速度(指令加速度特性曲線)を定めることができる。
以下、支援装置10の作用について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。
先ずステップS1において、実加減速特性取得部20が、数値制御装置16又は外部記憶装置18に予め記憶された、速度及び加速度で表される駆動軸14の実加減速特性曲線を取得する。実加減速特性曲線は、駆動軸14を実際に駆動した際の、各速度における最大加速度を示すものであり、換言すれば駆動軸14の加速性能を示す。ここで、加速性能にイナーシャを乗算すれば実トルク出力特性が得られるので、実加減速特性曲線の代わりに、実トルク出力特性曲線を取得するようにしてもよい。
次にステップS2において、パラメータ設定部22が、外部入力(通常はオペレータによるテンキー等の入力操作)による情報に基づき、駆動軸の加減速パラメータを設定又は変更(更新)する。表1及び図3は、加減速パラメータの第1の設定例を示しており、ここでは、駆動軸14の速度及び加速度に関するグラフ上の、指定された少なくとも2つの座標(本例ではP0〜P4の5つ)を加減速パラメータとして設定している。
Figure 2015114821
次にステップS3において、例えば図3に示すように、加減速特性表示部24が、加減速パラメータ設定部22が設定(変更)した加減速パラメータに基づいて指令加減速特性曲線28を作成し、作成した指令加減速特性曲線28と、実加減速特性取得部20が取得した実加減速特性曲線30とを、駆動軸の速度及び加速度の関係を表すグラフ32上に、オペレータが両曲線を容易に対比できるように、適当なディスプレイに表示する。なお、ステップS1において実加減速特性曲線の代わりに実トルク出力特性曲線を取得した場合は、ステップS3においても、指令加減速特性曲線の代わりに、指令加減速特性にイナーシャを乗じて得られる指令トルク出力特性曲線を使用することが好ましい。実加減速特性曲線及び指令加減速特性曲線の代わりに、それぞれ実トルク出力特性曲線及び指令トルク出力特性曲線を使用することは、本発明では実質同等の作用効果が得られるので、このような形態も本発明の範囲に含まれるものとする。
次にステップS4において、加減速特性表示部24が表示した指令加減速特性曲線28が最適化されたものであるか否かを判断する。具体的には、オペレータが、指令加減速特性曲線28が実加減速特性曲線30を上回っている部分があるか否か、或いは指令加減速特性曲線28において実加減速特性曲線30に対して過度に低い部分があるか否か等を判断する。指令加減速特性曲線28が最適化されていないと判断された場合(例えば、指令加減速特性曲線28が実加減速特性曲線30を部分的にでも上回っている場合や、指令加減速特性曲線28の一部が実加減速特性曲線30に対して過度に低い場合)は、ステップS2に戻り、加減速パラメータの変更(更新)を行う。この場合、加減速特性表示部24は、更新された加減速パラメータに基づいて指令加減速特性曲線を再作成・再描画する。
一方、指令加減速特性曲線28が最適化されていると判断された場合は、設定情報出力部26が、最新の加減速パラメータを数値制御装置16に送信する(ステップS5)。この送信は、自動的に行うことができる。数値制御装置16は、設定情報出力部26からの最新の加減速パラメータに基づいて指令加減速特性曲線を作成し、駆動軸14のための適切な移動指令を作成する。なお設定情報出力部26が出力した加減速パラメータは、数値制御装置16の処理に適した数値等に適宜変換して数値制御装置16に送られてもよく、そのような形態も本発明に含まれるものとする。
表1及び図3に示した例では、横軸を速度、縦軸を加速度としたグラフ32上のプロット点(P0〜P4)の座標を加減速パラメータとして指定し、指令加減速特性曲線28を描画している。オペレータは、表示された実加減速特性曲線28と指令加減速特性曲線30とを比較しながら、指令加減速特性曲線30が所望の形状になるように加減速パラメータを設定することができる。上述のように、少なくとも2つ以上のプロット点の座標が指定されれば、その情報が加減速パラメータとして設定される。なお図3のグラフ32では、速度(横軸)の単位をrpm、加速度(縦軸)の単位を百分率とし、加速度については、モータの最大許容電流値や定格トルク等、他の制約条件に基づいて予め設定される最大加速度を100%(破線34で表示)としている。しかしグラフ32の横軸及び縦軸には、他の単位を用いてもよい。例えば加速度は、[m/s2]等の一般的な加速度単位を用いることも可能である。
オペレータが指定した座標値は、加減速パラメータとして記憶され、表示部24において、指定された座標値を直線や曲線で結んでなる指令加減速特性曲線28が作成・表示される。同時に、図3に示すように、実加減速特性取得部20が取得した実加減速特性曲線30が、指令加減速特性曲線と対比可能に(通常は同一グラフ上に)表示される。従ってオペレータは、指令加減速特性曲線28と実加減速特性曲線30とを比較しながら、最適な加減速パラメータを決定(調整)することができる。またオペレータは、グラフ上の座標を任意に設定することができるが、所定の(固定された)速度に対し、加速度だけを設定又は変更することもできる。
多くの場合、駆動軸14には、切削等の加工時の負荷や摩擦力が作用するので、この負荷や摩擦力に相当するトルク(又は加速度)が予めわかっていれば、これをマージンとして考慮した第2の実加減速特性曲線を使用することにより、オペレータが繰り返しパラメータ調整をしなくても、最適な加減速パラメータを容易に決定することができる。この具体例として、図4は、上記マージンを考慮した、加減速パラメータの第2の設定例を示している。図4のグラフ36に示すように、駆動軸14の切削負荷と摩擦力に関するマージンを、最大加速度(100%)に対する割合(ここでは20%)として設定し、上述の実加減速特性曲線30に対して、第2の実加減速特性曲線38が作成・表示されている。従ってオペレータは、指令加減速特性曲線28が第2の実加減速特性曲線38に適合するように加減速パラメータを決定することができる。この場合、オペレータは、予め与えられた速度に対して、マージンを考慮した加速度を設定・更新する。
なお、実加減速特性曲線30が、駆動軸14を実際に駆動させた際の実績に基づいて得られたものである場合、当該実加減速特性曲線には摩擦分が含まれるので、マージンの設定において摩擦分を考慮する必要はない。一方、実加減速特性曲線30が、実測ではなく、モータ出力特性等から作成(計算)された理想的な実加減速特性曲線の場合は、マージンとして摩擦分も考慮することが好ましい。
表2及び図5は、加減速パラメータの第3の設定例を例示している。ここでは、横軸を速度、縦軸を加速度としたグラフ40上のプロット点の座標を指定する代わりに、表2に示すように、作成すべき指令加減速特性曲線を表す数式を加減速パラメータとして指定する。表2の例では、指令加減速特性曲線42を、速度値(V)に基づいて2つの区間42a及び42bに分割し、それぞれの区間において、傾きと切片を設定することにより、図5に示すような指令加減速特性曲線42を作成・表示することができる。
Figure 2015114821
表3及び図6は、加減速パラメータの第4の設定例を例示している。表1及び図3に示した第1の設定例では、指令加減速特性曲線は、パラメータ設定部20で設定された情報(数値)に従って作成・表示されるが、第4の設定例では、横軸を速度、縦軸を加速度としたグラフ44上のプロット点や、プロット点同士を連結する直線又は曲線を、タッチパネル、マウス、キーボード等の外部入力装置46(図1に概略図示)によって画面上で移動させることによって、加減速パラメータを変更する。
Figure 2015114821
例えば、図6に示すように、指令加減速特性曲線28上の2つの点P0及びP1を、上述の外部入力装置46によってそれぞれP0′及びP1′に移動させると、表3に示すように、加減速パラメータの情報が自動的に変更される。またこれに伴い、図6に示すように、更新された指令加減速特性曲線48が表示される。このように、オペレータは、具体的な数値を入力しなくても、視覚的に最適なパラメータ調整を行うことができる。
本発明に係る支援装置10が適用される機械12が、主軸を加減速させながらネジ穴加工を行う、いわゆるタッピング加工を行う工作機械である場合は、穴開け時と、穴開け後の引き抜き時とで、主軸(駆動軸)に作用する切削負荷が異なる。また、加速時と減速時とで加減速特性が異なる場合もある。このように、駆動軸の加速時及び減速時のそれぞれについて、又は駆動軸の移動方向が異なるときのそれぞれについて、異なる加減速パラメータを設定すべき場合は、表4及び図7に示す第5の設定例のように、条件ごとに加減速パラメータを設定し、グラフを表示することができる。
Figure 2015114821
具体的には、表4に示すように、所定の速度値に対応する5つのプロット点P0〜P4のそれぞれについて、駆動軸の移動方向が異なる場合(穴開け時(+方向)と引き抜き時(−方向))、さらにそれぞれの移動方向について駆動軸の減速時と加速時の場合の、計4つの条件について、駆動軸の加速度を設定することができる。
その場合、図7(a)に示すグラフ50のように、穴開け時(駆動軸が+方向に移動)の、減速時及び加速時のそれぞれにおいて、実加減速特性曲線52a及び52bがそれぞれ表示され、同時に、これらに対応する指令加減速特性曲線54a及び54bもそれぞれ対比可能に表示される。同様に、図7(b)に示すグラフ56のように、引き抜き時(駆動軸が−方向に移動)の、減速時及び加速時のそれぞれにおいて、実加減速特性曲線58a及び58bがそれぞれ表示され、同時に、これらに対応する指令加減速特性曲線60a及び60bもそれぞれ対比可能に表示される。なお表5では、いずれの条件においても各速度値に対して異なる加速度値を設定しているが、条件毎に速度を変更できるようにすることももちろん可能である。
なお図3と同様、図4〜図7のグラフでも、速度(横軸)の単位をrpm、加速度(縦軸)の単位を(所定の制約条件から予め設定される最大加速度を100%とする)百分率としているが、他の単位を用いてもよい。例えば加速度は、[m/s2]等の一般的な加速度単位を用いることも可能である。
10 パラメータ調整支援装置
12 機械
14 駆動軸
16 数値制御装置
18 外部記憶装置
20 実加減速特性取得部
22 パラメータ設定部
24 加減速特性表示部
26 設定情報出力部

Claims (7)

  1. 加減速パラメータにより予め与えられる指令加減速特性曲線を用いて駆動軸の移動指令を作成する数値制御装置とともに使用され、前記加減速パラメータの調整を支援するパラメータ調整支援装置であって、
    駆動軸の速度及び加速度に関する実加減速特性曲線を、前記数値制御装置又は外部記憶装置から取得する実加減速特性取得部と、
    外部からの入力によって加減速パラメータを設定又は変更するパラメータ設定部と、
    前記パラメータ設定部において設定又は変更された加減速パラメータに基づいて、前記駆動軸の速度及び加速度に関する指令加減速特性曲線を作成し、前記実加減速特性曲線と前記指令加減速特性曲線とを、対比可能に表示する加減速特性表示部と、
    前記パラメータ設定部において設定又は変更された加減速パラメータを、前記数値制御装置に送信する設定情報出力部と、
    を備えることを特徴とする、パラメータ調整支援装置。
  2. 前記パラメータ設定部は、前記駆動軸の速度及び加速度に関するグラフ上の、指定された少なくとも2つの座標を加減速パラメータとして設定又は変更し、
    前記加減速特性表示部は、前記指定された少なくとも2つの座標を前記グラフ上にプロットし、プロットされた少なくとも2つの座標を線で結んでなる指令加減速特性曲線を表示する、請求項1に記載のパラメータ調整支援装置。
  3. 前記パラメータ設定部は、所定の速度に対する加速度を加減速パラメータとして設定又は変更し、
    前記加減速特性表示部は、前記所定の速度に対して設定又は変更された加速度を、前記駆動軸の速度及び加速度に関するグラフ上に少なくとも2つプロットし、プロットされた座標を線分で結んでなる指令加減速特性曲線を表示する、請求項2に記載のパラメータ調整支援装置。
  4. 前記加減速特性表示部は、前記実加減速特性曲線において所定のマージンを考慮した第2の実加減速特性曲線を表示するように構成される、請求項2又は3に記載のパラメータ調整支援装置。
  5. 前記パラメータ設定部は、前記指令加減速特性曲線を示す数式を加減速パラメータとして設定又は変更し、
    前記加減速特性表示部は、前記数式に基づいて指令加減速特性曲線を作成して表示する、請求項1に記載のパラメータ調整支援装置。
  6. 前記パラメータ設定部は、タッチパネル、マウス及びキーボードを含む群から選択される外部入力装置を用いて変更した、指令加減速特性曲線のプロット点の位置又は該プロット点を結ぶ線分の位置に基づいて、前記加減速パラメータを自動で更新する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のパラメータ調整支援装置。
  7. 前記パラメータ設定部は、前記駆動軸の加速時および減速時のそれぞれについて、又は、前記駆動軸の移動方向が異なる場合のそれぞれについて、異なる加減速パラメータを設定できるように構成され、
    前記加減速特性表示部は、前記駆動軸の加速時および減速時のそれぞれについて、又は、前記駆動軸の移動方向が異なる場合のそれぞれについて、前記実加減速特性曲線と前記指令加減速特性曲線とを対比可能に表示する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパラメータ調整支援装置。
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