JPH08137537A - 制御指令生成装置 - Google Patents
制御指令生成装置Info
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- JPH08137537A JPH08137537A JP27193794A JP27193794A JPH08137537A JP H08137537 A JPH08137537 A JP H08137537A JP 27193794 A JP27193794 A JP 27193794A JP 27193794 A JP27193794 A JP 27193794A JP H08137537 A JPH08137537 A JP H08137537A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構成が簡単で、しかも複雑な曲線のパタ−ンで
も容易に生成することができる制御指令生成装置を提供
する。 【構成】機器操作のための出発点から目標点までの所望
パタ−ンの制御指令を生成するものであって、複数の等
加減速パタ−ンのデ−タテ−ブル(25a〜c)および
上記各等加減速パタ−ンに対応した修正係数パタ−ンの
デ−タテ−ブル(25d〜f)を有する第1の記憶手段
と、上記両デ−タテ−ブルからデ−タを時系列に読み出
し各等加減速パタ−ンのデ−タとその修正係数パタ−ン
のデ−タの積算および各積結果を加算しそれらの演算結
果を第3の記憶手段に一時的に格納するプログラムを格
納した第2の記憶手段(25g)と、該プログラムに従
って積算および加算の演算を行なう手段(26)と、該
演算手段における演算結果を一時的に格納する上記第3
の記憶手段と、該第3の記憶手段に格納した演算結果を
読み出し出力する手段(29)を備えている。
も容易に生成することができる制御指令生成装置を提供
する。 【構成】機器操作のための出発点から目標点までの所望
パタ−ンの制御指令を生成するものであって、複数の等
加減速パタ−ンのデ−タテ−ブル(25a〜c)および
上記各等加減速パタ−ンに対応した修正係数パタ−ンの
デ−タテ−ブル(25d〜f)を有する第1の記憶手段
と、上記両デ−タテ−ブルからデ−タを時系列に読み出
し各等加減速パタ−ンのデ−タとその修正係数パタ−ン
のデ−タの積算および各積結果を加算しそれらの演算結
果を第3の記憶手段に一時的に格納するプログラムを格
納した第2の記憶手段(25g)と、該プログラムに従
って積算および加算の演算を行なう手段(26)と、該
演算手段における演算結果を一時的に格納する上記第3
の記憶手段と、該第3の記憶手段に格納した演算結果を
読み出し出力する手段(29)を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所望のパタ−ンで各種の
機器を制御操作する場合の制御指令生成装置に関するも
のである。
機器を制御操作する場合の制御指令生成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】サ−ボモ−タなどで各種ロボットを駆動
する場合の速度指令のパタ−ンは、三角形か図11に示
すような台形のものが一般的である。これらのパタ−ン
は、等加速度運動(正、負の加速度)と等速運動の組合
せであるために、最大加速度や最高速度の設定、さらに
総移動時間の算出が容易である。しかし、速度パタ−ン
には、例えば図11に時刻t1〜t4で示すところに、
加速度が一瞬にして変化する加速度の不連続点があるの
で、それらの不連続点でモ−タトルクに大きなピ−クを
生じる。このモ−タトルクのピ−クは機器などに大きな
衝撃を与え、強度が不十分であると残留振動を引き起こ
す。移動時間を短縮するために高速で駆動させ加速度を
大きくすれば、モ−タトルクのピ−クは大きくなり残留
振動が長引く結果となって、移動時間の短縮ができない
という矛盾に陥ることがある。
する場合の速度指令のパタ−ンは、三角形か図11に示
すような台形のものが一般的である。これらのパタ−ン
は、等加速度運動(正、負の加速度)と等速運動の組合
せであるために、最大加速度や最高速度の設定、さらに
総移動時間の算出が容易である。しかし、速度パタ−ン
には、例えば図11に時刻t1〜t4で示すところに、
加速度が一瞬にして変化する加速度の不連続点があるの
で、それらの不連続点でモ−タトルクに大きなピ−クを
生じる。このモ−タトルクのピ−クは機器などに大きな
衝撃を与え、強度が不十分であると残留振動を引き起こ
す。移動時間を短縮するために高速で駆動させ加速度を
大きくすれば、モ−タトルクのピ−クは大きくなり残留
振動が長引く結果となって、移動時間の短縮ができない
という矛盾に陥ることがある。
【0003】そこで図12の(a)あるいは(b)に示
すように、加速度の不連続点を持たない滑らかな速度パ
タ−ンを用いることが提案されている。これらの速度パ
タ−ンはすべて曲線あるいは曲線と直線の組合せで、
(a)あるいは(b)の速度vは時刻tに対してそれぞ
れ次式で示されるものである。
すように、加速度の不連続点を持たない滑らかな速度パ
タ−ンを用いることが提案されている。これらの速度パ
タ−ンはすべて曲線あるいは曲線と直線の組合せで、
(a)あるいは(b)の速度vは時刻tに対してそれぞ
れ次式で示されるものである。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】尚、式1、式2において、Kは定数、Tは
速度パタ−ンが働く周期である。
速度パタ−ンが働く周期である。
【0007】一般に、デジタル制御による速度パタ−ン
の生成は以下のようになっている。
の生成は以下のようになっている。
【0008】(1)デ−タテ−ブルを参照するもの。 (2)曲線を関数として記述し、関数の計算により得る
もの。
もの。
【0009】なお、上記(2)の速度パタ−ン生成を示
すものとして、神鋼電機技報第128号(1991、V
ol.36, No.3)、pp15〜24に掲載の記
事『SS1000シリ−ズACサ−ボシステム』があ
る。
すものとして、神鋼電機技報第128号(1991、V
ol.36, No.3)、pp15〜24に掲載の記
事『SS1000シリ−ズACサ−ボシステム』があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の(1)の速
度パタ−ン生成装置は、いかなる形の曲線でも容易に得
られる利点があるが、多くの曲線デ−タを記憶し、か
つ、そのデ−タを高速で読出せるメモリを必要とする。
また、従来の(2)の速度パタ−ン生成装置は、従来の
(1)の速度パタ−ン生成装置で必要とするメモリは不
要であるが、曲線を時間や位置を変数とする関数で記述
できなくてはならず、さらに、時々刻々、機器駆動のた
めのデ−タを出力しながら次のデ−タを算出しなくては
いけないので、計算に時間が掛る複雑な関数には不向き
であった。
度パタ−ン生成装置は、いかなる形の曲線でも容易に得
られる利点があるが、多くの曲線デ−タを記憶し、か
つ、そのデ−タを高速で読出せるメモリを必要とする。
また、従来の(2)の速度パタ−ン生成装置は、従来の
(1)の速度パタ−ン生成装置で必要とするメモリは不
要であるが、曲線を時間や位置を変数とする関数で記述
できなくてはならず、さらに、時々刻々、機器駆動のた
めのデ−タを出力しながら次のデ−タを算出しなくては
いけないので、計算に時間が掛る複雑な関数には不向き
であった。
【0011】以上の問題は、モ−タの速度制御に止まら
ず、所望のパタ−ンで各種の機器を制御操作する制御指
令生成装置について云えることである。
ず、所望のパタ−ンで各種の機器を制御操作する制御指
令生成装置について云えることである。
【0012】それゆえ本発明の目的は、構成が簡単で、
しかも複雑な曲線のパタ−ンでも容易に生成することが
できる制御指令生成装置を提供することにある。
しかも複雑な曲線のパタ−ンでも容易に生成することが
できる制御指令生成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、機器操作のための出発点から目標点までの所望パタ
−ンの制御指令を生成するものにおいて、複数の等加減
速パタ−ンのデ−タテ−ブルおよび上記各等加減速パタ
−ンに対応した修正係数パタ−ンのデ−タテ−ブルを有
する第1の記憶手段と、上記両デ−タテ−ブルからデ−
タを時系列に読み出し各等加減速パタ−ンのデ−タとそ
の修正係数パタ−ンのデ−タの積算および各積算結果を
加算しそれらの演算結果を第3の記憶手段に一時的に格
納し上記演算手段による最終演算結果を出力するプログ
ラムを格納した第2の記憶手段と、該プログラムに従っ
て積算および加算の演算を行なう手段と、該演算手段に
おける演算結果を一時的に格納する上記第3の記憶手
段、および、上記最終演算結果を出力する手段を備えた
ことを特徴とする。
め、機器操作のための出発点から目標点までの所望パタ
−ンの制御指令を生成するものにおいて、複数の等加減
速パタ−ンのデ−タテ−ブルおよび上記各等加減速パタ
−ンに対応した修正係数パタ−ンのデ−タテ−ブルを有
する第1の記憶手段と、上記両デ−タテ−ブルからデ−
タを時系列に読み出し各等加減速パタ−ンのデ−タとそ
の修正係数パタ−ンのデ−タの積算および各積算結果を
加算しそれらの演算結果を第3の記憶手段に一時的に格
納し上記演算手段による最終演算結果を出力するプログ
ラムを格納した第2の記憶手段と、該プログラムに従っ
て積算および加算の演算を行なう手段と、該演算手段に
おける演算結果を一時的に格納する上記第3の記憶手
段、および、上記最終演算結果を出力する手段を備えた
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】等加減速パタ−ンで値が時系列で変化しないも
のは、加減速度が零である等加減速パタ−ンとして考え
る。等加速あるいは等減速のパタ−ンで修正係数が1で
あれば、等加減速パタ−ンと修正係数パタ−ンの積算は
時系列に単純増加あるいは単純減少のパタ−ンである。
また修正係数が1を超えた値あるいは1未満であれば両
パタ−ンの積算は時系列に曲線を描かせることができ
る。また、修正係数が零であれば、当然のことながら積
算値は零である。従って、これらの積算値を時系列に求
め、加算すれば、任意のパタ−ンが得られることにな
る。
のは、加減速度が零である等加減速パタ−ンとして考え
る。等加速あるいは等減速のパタ−ンで修正係数が1で
あれば、等加減速パタ−ンと修正係数パタ−ンの積算は
時系列に単純増加あるいは単純減少のパタ−ンである。
また修正係数が1を超えた値あるいは1未満であれば両
パタ−ンの積算は時系列に曲線を描かせることができ
る。また、修正係数が零であれば、当然のことながら積
算値は零である。従って、これらの積算値を時系列に求
め、加算すれば、任意のパタ−ンが得られることにな
る。
【0015】デジタル処理においては、デ−タの読み出
し、積算および加算は容易なもので最も短時間のうちに
実行されてしまうものであるから、複雑なパタ−ンを求
める場合であっても処理時間は掛らず装置構成としても
簡単なもので済む。
し、積算および加算は容易なもので最も短時間のうちに
実行されてしまうものであるから、複雑なパタ−ンを求
める場合であっても処理時間は掛らず装置構成としても
簡単なもので済む。
【0016】
【実施例】以下、本発明の装置を図に示した一実施例に
基ずいて詳細に説明する。図1において、1は電子部品
搭載機である。搭載機の中段位置を搬送コンベア2がプ
リント基板PBを例えば左から搬入し右に搬出するが、
中央付近で一端停止する。テ−プフィ−ダ3や図示して
いないトレイフィ−ダあるいはパ−ツフィ−ダが装着さ
れており、プリント基板PBに搭載する各種の電子部品
を保持している。4は吸着ヘッド5をリニアガイド6に
沿って左右(X軸方向)に駆動するボ−ルねじであり、
サ−ボモ−タ7で正逆回転されることによって吸着ヘッ
ド5が左右に移動することになる。吸着ヘッド5はサ−
ボモ−タ8を固定しており、下方に延びたボ−ルねじ9
で図示していないリニアガイドに沿って吸着ノズル10
を上下(Z軸方向)に駆動する。吸着ノズル10は電磁
弁を介して減圧源に接続されている。ボ−ルねじ4およ
びリニアガイド6には載置した駆動架台(図示省略)の
図面に垂直の方向(Y軸方向)での移動があるので、吸
着ノズル10はテ−プフィ−ダ3のところで電子部品を
真空吸着し、プリント基板PB上に運び吸着を解除する
ことによって電子部品をプリント基板PBの所望の位置
に搭載する。11は電子部品搭載のために図示されてい
ない認識カメラで読み取ったプリント基板PBの状況を
表示したり操作盤の各種キ−12から入力される電子部
品搭載用のデ−タなどを表示するモニタ画面である。
基ずいて詳細に説明する。図1において、1は電子部品
搭載機である。搭載機の中段位置を搬送コンベア2がプ
リント基板PBを例えば左から搬入し右に搬出するが、
中央付近で一端停止する。テ−プフィ−ダ3や図示して
いないトレイフィ−ダあるいはパ−ツフィ−ダが装着さ
れており、プリント基板PBに搭載する各種の電子部品
を保持している。4は吸着ヘッド5をリニアガイド6に
沿って左右(X軸方向)に駆動するボ−ルねじであり、
サ−ボモ−タ7で正逆回転されることによって吸着ヘッ
ド5が左右に移動することになる。吸着ヘッド5はサ−
ボモ−タ8を固定しており、下方に延びたボ−ルねじ9
で図示していないリニアガイドに沿って吸着ノズル10
を上下(Z軸方向)に駆動する。吸着ノズル10は電磁
弁を介して減圧源に接続されている。ボ−ルねじ4およ
びリニアガイド6には載置した駆動架台(図示省略)の
図面に垂直の方向(Y軸方向)での移動があるので、吸
着ノズル10はテ−プフィ−ダ3のところで電子部品を
真空吸着し、プリント基板PB上に運び吸着を解除する
ことによって電子部品をプリント基板PBの所望の位置
に搭載する。11は電子部品搭載のために図示されてい
ない認識カメラで読み取ったプリント基板PBの状況を
表示したり操作盤の各種キ−12から入力される電子部
品搭載用のデ−タなどを表示するモニタ画面である。
【0017】19はサ−ボモ−タ7を正逆回転させる駆
動系である。駆動系19は電子部品搭載機1のフロント
扉20内に内装される制御部の一部であるが、説明の都
合からこの駆動系19に限って引出して示している。フ
ロント扉20内に内装された制御部は電子部品搭載機1
をデジタル処理で制御操作しており、駆動系19はその
制御部における上位の制御指令部から端子21に吸着ヘ
ッド5の移動距離、即ち、目標点位置指令が与えられ
る。吸着ヘッド5の現在地(出発地)デ−タはサ−ボモ
−タ7に設置されたエンコ−ダ22の出力が位置検出装
置23から戻されている。
動系である。駆動系19は電子部品搭載機1のフロント
扉20内に内装される制御部の一部であるが、説明の都
合からこの駆動系19に限って引出して示している。フ
ロント扉20内に内装された制御部は電子部品搭載機1
をデジタル処理で制御操作しており、駆動系19はその
制御部における上位の制御指令部から端子21に吸着ヘ
ッド5の移動距離、即ち、目標点位置指令が与えられ
る。吸着ヘッド5の現在地(出発地)デ−タはサ−ボモ
−タ7に設置されたエンコ−ダ22の出力が位置検出装
置23から戻されている。
【0018】24は本発明の特徴部となる位置制御装置
(制御指令生成装置)である。具体的構成は後述する。
位置制御装置24は位置デ−タを受けて制御指令として
速度指令v0を生成し、速度制御装置31に向けて出力
する。この速度指令と先のエンコ−ダ22の出力が速度
検出装置32で変換された現速度との差が速度制御装置
31に渡される。速度制御装置31は電流指令i0をサ
−ボアンプ33に出力し、サ−ボアンプ33は駆動電流
をサ−ボモ−タ7に供給し、サ−ボモ−タ7が回転す
る。その回転量はエンコ−ダ22のパルス信号となっ
て、位置制御装置24および速度制御装置31のフィ−
ドバック制御情報となる。
(制御指令生成装置)である。具体的構成は後述する。
位置制御装置24は位置デ−タを受けて制御指令として
速度指令v0を生成し、速度制御装置31に向けて出力
する。この速度指令と先のエンコ−ダ22の出力が速度
検出装置32で変換された現速度との差が速度制御装置
31に渡される。速度制御装置31は電流指令i0をサ
−ボアンプ33に出力し、サ−ボアンプ33は駆動電流
をサ−ボモ−タ7に供給し、サ−ボモ−タ7が回転す
る。その回転量はエンコ−ダ22のパルス信号となっ
て、位置制御装置24および速度制御装置31のフィ−
ドバック制御情報となる。
【0019】図2は本発明の特徴部である位置制御装置
(制御指令生成装置)24の詳細構成を示している。図
2において、25は複数のデ−タテ−ブル25a〜25
gがロ−ドされるRAM( Random Access Memory )
で、25aは速度の等加速パタ−ンv1のデ−タテ−ブ
ル、25bは速度の等減速パタ−ンv2のデ−タテ−ブ
ル、25cは等速(加減速度が零)パタ−ンv3のデ−
タテ−ブル、25dは等加速パタ−ンv1に対応した修
正係数パタ−ンαのデ−タテ−ブル、25eは等減速パ
タ−ンv2に対応した修正係数パタ−ンβのデ−タテ−
ブル、25fは等速パタ−ンv3に対応した修正係数パ
タ−ンγのデ−タテ−ブルである。各デ−タテ−ブル2
5a〜25fがそれぞれ複数ずつのデ−タテ−ブルを具
えているのは、電子部品のプリント基板PB上への搭載
位置によって吸着ヘッド5の出発地から目標地までの距
離が異なり、デ−タが時系列に構成されるので、その移
動距離に応じてデ−タテ−ブルを選択して使用できるよ
うにするためである。25gは演算部(CPU;Centra
l Processing Unit )26での演算結果を一時的に格納
するデ−タテ−ブル(ワ−クエリア)である。デ−タテ
−ブル25a〜25fはハ−ドディスク30に記憶され
ている。
(制御指令生成装置)24の詳細構成を示している。図
2において、25は複数のデ−タテ−ブル25a〜25
gがロ−ドされるRAM( Random Access Memory )
で、25aは速度の等加速パタ−ンv1のデ−タテ−ブ
ル、25bは速度の等減速パタ−ンv2のデ−タテ−ブ
ル、25cは等速(加減速度が零)パタ−ンv3のデ−
タテ−ブル、25dは等加速パタ−ンv1に対応した修
正係数パタ−ンαのデ−タテ−ブル、25eは等減速パ
タ−ンv2に対応した修正係数パタ−ンβのデ−タテ−
ブル、25fは等速パタ−ンv3に対応した修正係数パ
タ−ンγのデ−タテ−ブルである。各デ−タテ−ブル2
5a〜25fがそれぞれ複数ずつのデ−タテ−ブルを具
えているのは、電子部品のプリント基板PB上への搭載
位置によって吸着ヘッド5の出発地から目標地までの距
離が異なり、デ−タが時系列に構成されるので、その移
動距離に応じてデ−タテ−ブルを選択して使用できるよ
うにするためである。25gは演算部(CPU;Centra
l Processing Unit )26での演算結果を一時的に格納
するデ−タテ−ブル(ワ−クエリア)である。デ−タテ
−ブル25a〜25fはハ−ドディスク30に記憶され
ている。
【0020】RAM25上のデ−タは電子部品搭載機1
の主電源オフの度に消えてしまうから、デ−タテ−ブル
25a〜25fは電子部品搭載機1の主電源オンの度に
ハ−ドディスク30からRAM25に転送されて格納さ
れる。尚、使用者は図1のモニタ画面11を用いて操作
盤の各種キ−12でデ−タテ−ブル25a〜25fのデ
−タを任意に変更し、変更したデ−タについてはハ−ド
ディスク30のデ−タも修正するようにしておくと良
い。
の主電源オフの度に消えてしまうから、デ−タテ−ブル
25a〜25fは電子部品搭載機1の主電源オンの度に
ハ−ドディスク30からRAM25に転送されて格納さ
れる。尚、使用者は図1のモニタ画面11を用いて操作
盤の各種キ−12でデ−タテ−ブル25a〜25fのデ
−タを任意に変更し、変更したデ−タについてはハ−ド
ディスク30のデ−タも修正するようにしておくと良
い。
【0021】27は時計(CLOCK)28が出す基準
パルスに従ってデ−タテ−ブル25a〜25fの各デ−
タを時系列に読み出し演算部(CPU)26に渡して後
述する演算を行なわせ、また演算結果をデ−タテ−ブル
25gに順次一時的に格納し、演算部(CPU)26で
の最終演算結果、即ち、サ−ボモ−タ7の速度指令v0
を入出部(I/O)29を介して速度制御装置31に出
力するプログラムを格納したROM( Read Only Memor
y )である。
パルスに従ってデ−タテ−ブル25a〜25fの各デ−
タを時系列に読み出し演算部(CPU)26に渡して後
述する演算を行なわせ、また演算結果をデ−タテ−ブル
25gに順次一時的に格納し、演算部(CPU)26で
の最終演算結果、即ち、サ−ボモ−タ7の速度指令v0
を入出部(I/O)29を介して速度制御装置31に出
力するプログラムを格納したROM( Read Only Memor
y )である。
【0022】図3はサ−ボモ−タ7を駆動する速度パタ
−ンの一例とこの速度パタ−ンを制御指令として生成す
るデ−タテ−ブル25a〜25fの各デ−タの一例など
を示している。
−ンの一例とこの速度パタ−ンを制御指令として生成す
るデ−タテ−ブル25a〜25fの各デ−タの一例など
を示している。
【0023】以下図3、図4に沿って、演算部(CP
U)26での演算の流れを説明する。
U)26での演算の流れを説明する。
【0024】図3(a)は速度指令v0の変化をパタ−
ンとして示している。時刻t1でサ−ボモ−タ7の駆動
を緩やかに開始し、途中で加速度を時刻t2まで高め、
以後時刻t3までは等加速度で速度を次第に高めてい
る。時刻t3を過ぎると加速度を落し時刻t4で最高速
度を持ち、以後は減速度を高め時刻t5〜t6の期間中
を等減速度で速度を落す。時刻t6以降は僅かに減速度
を高めて急減速せしめてからゆっくり停止させるという
実線で描いたパタ−ンで、このような場合には、図3
(b)に示すように速度変化(dv/dt)は極端に変
わらないので、駆動系は安定した動きになる。
ンとして示している。時刻t1でサ−ボモ−タ7の駆動
を緩やかに開始し、途中で加速度を時刻t2まで高め、
以後時刻t3までは等加速度で速度を次第に高めてい
る。時刻t3を過ぎると加速度を落し時刻t4で最高速
度を持ち、以後は減速度を高め時刻t5〜t6の期間中
を等減速度で速度を落す。時刻t6以降は僅かに減速度
を高めて急減速せしめてからゆっくり停止させるという
実線で描いたパタ−ンで、このような場合には、図3
(b)に示すように速度変化(dv/dt)は極端に変
わらないので、駆動系は安定した動きになる。
【0025】さて、以上の速度パタ−ンのためにRAM
25のデ−タテ−ブル25a、25bにそれぞれ図3
(a)に点線で示す速度の等加速パタ−ンv1のデ−タ
と速度の等減速パタ−ンv2のデ−タが格納されてい
る。また、RAM25のデ−タテ−ブル25d、25e
にはそれぞれ図3(c)および(d)に示すように等加
減速パタ−ンv1、v2のデ−タに対応する修正係数パ
タ−ンのデ−タがある。
25のデ−タテ−ブル25a、25bにそれぞれ図3
(a)に点線で示す速度の等加速パタ−ンv1のデ−タ
と速度の等減速パタ−ンv2のデ−タが格納されてい
る。また、RAM25のデ−タテ−ブル25d、25e
にはそれぞれ図3(c)および(d)に示すように等加
減速パタ−ンv1、v2のデ−タに対応する修正係数パ
タ−ンのデ−タがある。
【0026】上位の制御部からサ−ボモ−タ7駆動の指
令が入ると、ROM27はステップ(以下S.と略記)
1で先ずその指令の移動距離から所要時間tp(距離と
時間の関係は設計段階でRAM25の図示していないデ
−タテ−ブルにセット済み)を得て、所要時間tpに対
応するデ−タテ−ブルを選択し(S.2)し、演算部
(CPU)26に時計(CLOCK)28が出す基準パ
ルスに従って現時刻を割り出させその時刻に対応する速
度デ−タおよび修正係数デ−タを順次読み出し、演算部
(CPU)26に渡して式3に示す積算および加(和)
算の演算を実行させる(S.3〜S.7)。尚、時計
(CLOCK)28が出す基準パルスより現時刻を割り
出すためには、パルスカウンタを位置制御装置(制御指
令生成装置)24内に設けて、演算部(CPU)26の
処理量を低減してもよい。
令が入ると、ROM27はステップ(以下S.と略記)
1で先ずその指令の移動距離から所要時間tp(距離と
時間の関係は設計段階でRAM25の図示していないデ
−タテ−ブルにセット済み)を得て、所要時間tpに対
応するデ−タテ−ブルを選択し(S.2)し、演算部
(CPU)26に時計(CLOCK)28が出す基準パ
ルスに従って現時刻を割り出させその時刻に対応する速
度デ−タおよび修正係数デ−タを順次読み出し、演算部
(CPU)26に渡して式3に示す積算および加(和)
算の演算を実行させる(S.3〜S.7)。尚、時計
(CLOCK)28が出す基準パルスより現時刻を割り
出すためには、パルスカウンタを位置制御装置(制御指
令生成装置)24内に設けて、演算部(CPU)26の
処理量を低減してもよい。
【0027】
【数3】
【0028】この場合、各積算結果(α×v1、β×v
2)はデ−タテ−ブル25gに順次一時的に格納(S.
4、S.6)し、演算部(CPU)26での最終演算結
果、即ち、サ−ボモ−タ7の速度指令v0は時々刻々入
出部(I/O)29を介して速度制御装置31に出力
(S.8)する。そして、S.9で現時刻tnが所要時
間tpになっているか否かを判断して、否であれば時刻
を1パルス分進めてS.3にもどる。以降S.9までの
工程を繰返し、時刻tnがtp(図3の時刻t7)にな
ったら、駆動のための指令生成を終了する。
2)はデ−タテ−ブル25gに順次一時的に格納(S.
4、S.6)し、演算部(CPU)26での最終演算結
果、即ち、サ−ボモ−タ7の速度指令v0は時々刻々入
出部(I/O)29を介して速度制御装置31に出力
(S.8)する。そして、S.9で現時刻tnが所要時
間tpになっているか否かを判断して、否であれば時刻
を1パルス分進めてS.3にもどる。以降S.9までの
工程を繰返し、時刻tnがtp(図3の時刻t7)にな
ったら、駆動のための指令生成を終了する。
【0029】速度変化率dv/dtが不変あれば、速度
は図3(a)に示すように等加速あるいは等減速とな
り、そこに0→1および1→0の変化をするような係数
を乗ずることによって速度変化は図3(a)に実線で示
す修正を受けるようになる。
は図3(a)に示すように等加速あるいは等減速とな
り、そこに0→1および1→0の変化をするような係数
を乗ずることによって速度変化は図3(a)に実線で示
す修正を受けるようになる。
【0030】演算部(CPU)26にとって積和演算は
責務としては再短時間で実行される簡単なものであるか
ら図4の処理フロ−は容易に遂行され、しかも、修正係
数次第で任意所望のパタ−ンを持つ制御指令を生成する
ことができる。
責務としては再短時間で実行される簡単なものであるか
ら図4の処理フロ−は容易に遂行され、しかも、修正係
数次第で任意所望のパタ−ンを持つ制御指令を生成する
ことができる。
【0031】図3(a)の速度制御指令v0のパタ−ン
で時刻t1〜t7の時間は任意に示しているが、実際に
は、前述したように、吸着ヘッド5の移動距離によっ
て、パタ−ンが決まるから、RAM25には複数のデ−
タテ−ブルを容易しておいて、移動距離に応じた各デ−
タテ−ブルを選択して使用すれば、複雑な演算は回避
し、RAM25の格納デ−タ量も少なくて済む。
で時刻t1〜t7の時間は任意に示しているが、実際に
は、前述したように、吸着ヘッド5の移動距離によっ
て、パタ−ンが決まるから、RAM25には複数のデ−
タテ−ブルを容易しておいて、移動距離に応じた各デ−
タテ−ブルを選択して使用すれば、複雑な演算は回避
し、RAM25の格納デ−タ量も少なくて済む。
【0032】次に、更にメモリ量を低減できる実施例に
ついて説明する。この実施例は、図2に示されている複
数の等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブル25a〜25c
を用いずに、時計(CLOCK)28が出す基準パルス
を利用して演算部(CPU)26で等加減速パタ−ンを
生成するものである。
ついて説明する。この実施例は、図2に示されている複
数の等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブル25a〜25c
を用いずに、時計(CLOCK)28が出す基準パルス
を利用して演算部(CPU)26で等加減速パタ−ンを
生成するものである。
【0033】以下、具体例を図5、図6に従って説明す
る。図5において、25hは図3に示した各等加減速パ
タ−ン、即ち、前記式3の速度関数v1、v2などの複
数の等加減速パタ−ンを生成するための加減速度a1〜
a3などのデ−タテ−ブルである。
る。図5において、25hは図3に示した各等加減速パ
タ−ン、即ち、前記式3の速度関数v1、v2などの複
数の等加減速パタ−ンを生成するための加減速度a1〜
a3などのデ−タテ−ブルである。
【0034】例えば、前記式3の速度関数v1、v2は
次式でそれぞれ表わされる。
次式でそれぞれ表わされる。
【0035】
【数4】
【0036】
【数5】
【0037】尚、式5において、減速度a2は負の符号
を持つものとする。
を持つものとする。
【0038】式4、式5の速度関数v1、v2は図6の
ように表わされるが、図4のS.1で指令の移動距離か
ら所要時間tpが求まると、式5においてt=tpの時
にv2=0であるから、v02=a2×tpとなり、ま
た、t=0でv1=0であるので、v01=0となり、
これらを式3に代入すると式6または式7となり、図3
に示した速度指令v0が同様に得られる。即ち、時計
(CLOCK)28が出す基準パルスを利用して演算部
(CPU)26で等加減速パタ−ンを生成して速度指令
v0を求め、制御に利用している。
ように表わされるが、図4のS.1で指令の移動距離か
ら所要時間tpが求まると、式5においてt=tpの時
にv2=0であるから、v02=a2×tpとなり、ま
た、t=0でv1=0であるので、v01=0となり、
これらを式3に代入すると式6または式7となり、図3
に示した速度指令v0が同様に得られる。即ち、時計
(CLOCK)28が出す基準パルスを利用して演算部
(CPU)26で等加減速パタ−ンを生成して速度指令
v0を求め、制御に利用している。
【0039】
【数6】
【0040】
【数7】
【0041】図5の実施例では、加減速度a1〜a3な
どは定数であるから、図2のデ−タテ−ブル25a〜2
5cのように時々刻々の加減速度パタ−ンデ−タを格納
した場合に比較して、記憶容量を大幅に低減できる。
どは定数であるから、図2のデ−タテ−ブル25a〜2
5cのように時々刻々の加減速度パタ−ンデ−タを格納
した場合に比較して、記憶容量を大幅に低減できる。
【0042】式4〜式7は式8を基準式として、加減速
度an、時刻t、速度初期値v0nを任意に設定すれ
ば、修正係数パタ−ンαなどとの組合せで希望の速度関
数vnを生成することができる。尚、基準式式8におい
て、加減速度an>0で加速パタ−ン、an<0で減速
パタ−ン、そして、an=0の場合に等速パタ−ンとな
る。
度an、時刻t、速度初期値v0nを任意に設定すれ
ば、修正係数パタ−ンαなどとの組合せで希望の速度関
数vnを生成することができる。尚、基準式式8におい
て、加減速度an>0で加速パタ−ン、an<0で減速
パタ−ン、そして、an=0の場合に等速パタ−ンとな
る。
【0043】
【数8】
【0044】以上、サ−ボモ−タ7の駆動について例を
取って説明したが、この他にも、駆動系は数多くあり、
任意に適用して制御指令を生成することができる。
取って説明したが、この他にも、駆動系は数多くあり、
任意に適用して制御指令を生成することができる。
【0045】次に、従来技術によれば複雑な演算である
ため時間が掛り実機に不向きであったパタ−ンでも本発
明によれば積和演算で容易簡単に得られることについて
説明する。図7(a)に示す速度指令v01は一次遅れ
特性を持つものであるが、これは、等加速度パタ−ンの
速度デ−タv1と等速度パタ−ンの速度デ−タv2を用
い、式9によって近似パタ−ンを生成することができ
る。
ため時間が掛り実機に不向きであったパタ−ンでも本発
明によれば積和演算で容易簡単に得られることについて
説明する。図7(a)に示す速度指令v01は一次遅れ
特性を持つものであるが、これは、等加速度パタ−ンの
速度デ−タv1と等速度パタ−ンの速度デ−タv2を用
い、式9によって近似パタ−ンを生成することができ
る。
【0046】
【数9】
【0047】上記式9で修正係数α、βを入れ替えた下
記する式10を利用すると、速度指令は図5(a)に示
す速度指令v02となって、図2や図5のRAM25は
複数の速度指令v0のために共通のデ−タテ−ブルを利
用でき、もって、格納デ−タ量が少なくて済むことが理
解されよう。
記する式10を利用すると、速度指令は図5(a)に示
す速度指令v02となって、図2や図5のRAM25は
複数の速度指令v0のために共通のデ−タテ−ブルを利
用でき、もって、格納デ−タ量が少なくて済むことが理
解されよう。
【0048】
【数10】
【0049】次に、速度指令v0を調整して起動時に発
生するモ−タトルクピ−クを抑えることについて説明す
る。図8(a)において、直線v1は等加速度パタ−ン
の速度デ−タである。図8(b)に示すように、複数の
修正係数α1〜α3がRAM25のデ−タテ−ブルに用
意される。
生するモ−タトルクピ−クを抑えることについて説明す
る。図8(a)において、直線v1は等加速度パタ−ン
の速度デ−タである。図8(b)に示すように、複数の
修正係数α1〜α3がRAM25のデ−タテ−ブルに用
意される。
【0050】下記の式11の修正係数αnについて修正
係数α1〜α3から選んで用いると、速度指令v0nは
図8(a)におけるv01〜v03のように異なった立上
りカ−ブを持つようになって、少ないRAMデ−タの中
から修正係数を選択するだけで希望のパタ−ンの速度指
令v0nを容易に得ることができる。
係数α1〜α3から選んで用いると、速度指令v0nは
図8(a)におけるv01〜v03のように異なった立上
りカ−ブを持つようになって、少ないRAMデ−タの中
から修正係数を選択するだけで希望のパタ−ンの速度指
令v0nを容易に得ることができる。
【0051】
【数11】
【0052】また、制御指令はモ−タの速度指令のみに
限定されるものでなく、出発地(値)から目標地(値)
までが指令で制御されるものであれば如何なる機器であ
っても適用できる。
限定されるものでなく、出発地(値)から目標地(値)
までが指令で制御されるものであれば如何なる機器であ
っても適用できる。
【0053】そこで、本発明制御指令生成装置により生
成される指令パタ−ンのさらに異なる他の一例を図9に
示す実施例によって説明する。図9(a)は任意の検出
器で得た出発地(現在地)と目標地との偏差εに基ずい
て比例制御で指令値sが生成される例を示している。図
9(a)に示した指令値sは下式で表わされる。
成される指令パタ−ンのさらに異なる他の一例を図9に
示す実施例によって説明する。図9(a)は任意の検出
器で得た出発地(現在地)と目標地との偏差εに基ずい
て比例制御で指令値sが生成される例を示している。図
9(a)に示した指令値sは下式で表わされる。
【0054】
【数12】s=K・ε 尚、式12でKは指令値sの曲線の傾きである。この指
令値sを時間軸で書き改めると式13となる。
令値sを時間軸で書き改めると式13となる。
【0055】
【数13】
【0056】式13は指数関数であり、位置偏差に対し
て比例制御を行なう指令パタ−ンを発するようにすれ
ば、時間軸でみると指数関数の指令パタ−ンが得られ
る。
て比例制御を行なう指令パタ−ンを発するようにすれ
ば、時間軸でみると指数関数の指令パタ−ンが得られ
る。
【0057】比例制御は単純な積演算であり、変数と制
御次第で複雑な関数の指令パタ−ンが容易に得られるこ
とが理解されよう。
御次第で複雑な関数の指令パタ−ンが容易に得られるこ
とが理解されよう。
【0058】図1〜図6の実施例では時計(CLOC
K)28の基準パルスに基ずいて全ての修正係数のデ−
タ読み出しを行なっているが、修正係数零のデ−タがデ
−タテ−ブルに長時間に渡って並ぶものでは無駄が多い
から、ROM27に格納される処理フロ−を工夫して、
等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブルは等加減速パタ−ン
が機能される時間帯についての修正係数の正数デ−タが
格納されたテ−ブルとして、基準パルス数のカウントし
てその時刻になったら、予め設定した修正係数のデ−タ
テ−ブルを読み出し始めたり読み出しを止めたりするよ
うにして、デ−タテ−ブルの小型化を図ると良い。
K)28の基準パルスに基ずいて全ての修正係数のデ−
タ読み出しを行なっているが、修正係数零のデ−タがデ
−タテ−ブルに長時間に渡って並ぶものでは無駄が多い
から、ROM27に格納される処理フロ−を工夫して、
等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブルは等加減速パタ−ン
が機能される時間帯についての修正係数の正数デ−タが
格納されたテ−ブルとして、基準パルス数のカウントし
てその時刻になったら、予め設定した修正係数のデ−タ
テ−ブルを読み出し始めたり読み出しを止めたりするよ
うにして、デ−タテ−ブルの小型化を図ると良い。
【0059】その具体的な処理フロ−の例を図3(a)
に示す速度指令v0の生成に例えて図10に示した。図
10の各ステップ(S.)で、図4に示したものと同等
あるいは相当のステップには同じ引用符号を付けてい
る。図10の処理フロ−で図4の処理フロ−と異なると
ころは、S.3、S.5がそれぞれS.3a〜S.3
d、S.5a〜S.5dに分けられていることにある。
に示す速度指令v0の生成に例えて図10に示した。図
10の各ステップ(S.)で、図4に示したものと同等
あるいは相当のステップには同じ引用符号を付けてい
る。図10の処理フロ−で図4の処理フロ−と異なると
ころは、S.3、S.5がそれぞれS.3a〜S.3
d、S.5a〜S.5dに分けられていることにある。
【0060】それによって、S.3a、S.5aで現時
刻tnを確認しながら該当する時刻、即ち、t1≦tn
≦t5、t3≦tn≦t7において修正係数αやβのデ
−タを読み出し(S.3b、S.5b)、それ以外の時
刻ではS.3b、S.5bで修正係数α=0やβ=0な
どとして、S.3d、S.5dに移って積算を実施す
る。
刻tnを確認しながら該当する時刻、即ち、t1≦tn
≦t5、t3≦tn≦t7において修正係数αやβのデ
−タを読み出し(S.3b、S.5b)、それ以外の時
刻ではS.3b、S.5bで修正係数α=0やβ=0な
どとして、S.3d、S.5dに移って積算を実施す
る。
【0061】従って修正係数のデ−タテ−ブルとしては
正数の領域分だけで充分となり、記憶量を大幅に削減で
きる。
正数の領域分だけで充分となり、記憶量を大幅に削減で
きる。
【0062】なお、RAMのデ−タテ−ブルを時間軸に
沿ったものとしたが、進行を時刻から任意のものに変換
して遂行できるものなら、適宜変更して差し支えない。
沿ったものとしたが、進行を時刻から任意のものに変換
して遂行できるものなら、適宜変更して差し支えない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
成が簡単で、しかも複雑な曲線のパタ−ンでも容易に生
成することができる制御指令生成装置を得ることができ
る。
成が簡単で、しかも複雑な曲線のパタ−ンでも容易に生
成することができる制御指令生成装置を得ることができ
る。
【図1】本発明の制御指令生成装置が組み込まれた電子
部品搭載機を示す図である。
部品搭載機を示す図である。
【図2】図1の電子部品搭載機に組み込まれた本発明の
制御指令生成装置の一実施例を示す図である。
制御指令生成装置の一実施例を示す図である。
【図3】図2の制御指令生成装置により速度指令パタ−
ンが生成される状況を説明する図である。
ンが生成される状況を説明する図である。
【図4】図3に示した速度指令パタ−ンを生成する図2
の制御指令生成装置における処理フロ−を示す図であ
る。
の制御指令生成装置における処理フロ−を示す図であ
る。
【図5】図1の電子部品搭載機に組み込まれる本発明の
制御指令生成装置の他の実施例を示す図である。
制御指令生成装置の他の実施例を示す図である。
【図6】図5の制御指令生成装置により速度指令パタ−
ンが生成される状況を説明する図である。
ンが生成される状況を説明する図である。
【図7】本発明の制御指令生成装置により生成される速
度指令パタ−ンの他の実施例を説明する図である。
度指令パタ−ンの他の実施例を説明する図である。
【図8】本発明の制御指令生成装置により生成される速
度指令パタ−ンのさらに他の実施例を説明する図であ
る。
度指令パタ−ンのさらに他の実施例を説明する図であ
る。
【図9】本発明の制御指令生成装置により生成される指
令パタ−ンのさらに異なる他の実施例を説明する図であ
る。
令パタ−ンのさらに異なる他の実施例を説明する図であ
る。
【図10】図4に示した処理フロ−の他の実施例を示す
図である。
図である。
【図11】従来技術におけるサ−ボモ−タ等の速度指令
パタ−ンの一例を示す図である。
パタ−ンの一例を示す図である。
【図12】従来技術におけるサ−ボモ−タ等の速度指令
パタ−ンの他の例を示す図である。
パタ−ンの他の例を示す図である。
【符号の説明】 PB…プリント基板、1…電子部品搭載機、2…搬送コ
ンベア、3…テ−プフィ−ダ、4、9…ボ−ルねじ、5
…吸着ヘッド、6…リニアガイド、7、8…サ−ボモ−
タ、10…吸着ノズル、11…モニタ画面、12…操作
盤の各種キ−、19…駆動系、21…端子、22…エン
コ−ダ、23…位置検出装置、24…位置制御装置、2
5…RAM、25a〜25h…デ−タテ−ブル、26…
演算部(CPU)、27…ROM、28…時計(CLO
CK)、29…入出部(I/O)30…ハ−ドディス
ク、31…速度制御装置、32…速度検出装置、33…
サ−ボアンプ
ンベア、3…テ−プフィ−ダ、4、9…ボ−ルねじ、5
…吸着ヘッド、6…リニアガイド、7、8…サ−ボモ−
タ、10…吸着ノズル、11…モニタ画面、12…操作
盤の各種キ−、19…駆動系、21…端子、22…エン
コ−ダ、23…位置検出装置、24…位置制御装置、2
5…RAM、25a〜25h…デ−タテ−ブル、26…
演算部(CPU)、27…ROM、28…時計(CLO
CK)、29…入出部(I/O)30…ハ−ドディス
ク、31…速度制御装置、32…速度検出装置、33…
サ−ボアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 3/12 306 R G (72)発明者 松野 浩之 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社開発研究所 内 (72)発明者 薮野 光平 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社開発研究所 内
Claims (6)
- 【請求項1】機器操作のための出発点から目標点までの
所望パタ−ンの制御指令を生成するものにおいて、 複数の等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブルおよび上記各
等加減速パタ−ンに対応した修正係数パタ−ンのデ−タ
テ−ブルを有する第1の記憶手段と、上記両デ−タテ−
ブルからデ−タを時系列に読み出し各等加減速パタ−ン
のデ−タとその修正係数パタ−ンのデ−タの積算および
各積算結果を加算しそれらの演算結果を第3の記憶手段
に一時的に格納し上記演算手段による最終演算結果を出
力するプログラムを格納した第2の記憶手段と、該プロ
グラムに従って積算および加算の演算を行なう手段と、
該演算手段における演算結果を一時的に格納する上記第
3の記憶手段、および、上記最終演算結果を出力する手
段を備えたことを特徴とする制御指令生成装置。 - 【請求項2】上記請求項1記載の制御指令生成装置にお
いて、上記第3の記憶手段は上記演算手段による最終演
算結果も一時的に格納し得ることを特徴とする制御指令
生成装置。 - 【請求項3】上記請求項1記載の制御指令生成装置にお
いて、上記複数の等加減速パタ−ンの内の一つは加減速
度が零のものであることを特徴とする制御指令生成装
置。 - 【請求項4】上記請求項1記載の制御指令生成装置にお
いて、上記第2の記憶手段は上記第1の記憶手段に格納
された複数の等加減速パタ−ンのデ−タテ−ブルと修正
係数パタ−ンのデ−タテ−ブルを対応づけて時系列にデ
−タの読み出しを行なうプログラムを具えていることを
特徴とする制御指令生成装置。 - 【請求項5】上記請求項1記載の制御指令生成装置にお
いて、上記第1の記憶手段は各等加減速パタ−ンに対応
した修正係数パタ−ンのデ−タテ−ブルは各等加減速パ
タ−ンが機能される時間帯に相当する量のデ−タを備え
たものであることを特徴とする制御指令生成装置。 - 【請求項6】機器操作のための出発点から目標点までの
所望パタ−ンの制御指令を生成するものにおいて、 複数の等加減速パタ−ンについての速度関数用等加減速
度のデ−タテ−ブルおよび上記各等加減速パタ−ンに対
応した修正係数パタ−ンのデ−タテ−ブルを有する第1
の記憶手段と、上記両デ−タテ−ブルからデ−タを時系
列に読み出し各等加減速パタ−ンの等加減速度デ−タと
その修正係数パタ−ンのデ−タの積算および各積算結果
を加算しそれらの演算結果を第3の記憶手段に一時的に
格納し上記演算手段による最終演算結果を出力するプロ
グラムを格納した第2の記憶手段と、該プログラムに従
って積算および加算の演算を行なう手段と、該演算手段
における演算結果を一時的に格納する上記第3の記憶手
段、および、上記最終演算結果を出力する手段を備えた
ことを特徴とする制御指令生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27193794A JPH08137537A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 制御指令生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27193794A JPH08137537A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 制御指令生成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08137537A true JPH08137537A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17506922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27193794A Pending JPH08137537A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 制御指令生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08137537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079535A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Ricoh Co Ltd | 送り装置 |
CN104714486A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 发那科株式会社 | 具有辅助参数调整的功能的参数调整辅助装置 |
US20160116902A1 (en) | 2014-10-27 | 2016-04-28 | Fanuc Corporation | Numerical controller operating from table-format data |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP27193794A patent/JPH08137537A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079535A (ja) * | 2004-09-13 | 2006-03-23 | Ricoh Co Ltd | 送り装置 |
CN104714486A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 发那科株式会社 | 具有辅助参数调整的功能的参数调整辅助装置 |
JP2015114821A (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-22 | ファナック株式会社 | パラメータ調整を支援する機能を備えたパラメータ調整支援装置 |
US9436178B2 (en) | 2013-12-11 | 2016-09-06 | Fanuc Corporation | Parameter adjustment support device having function for supporting parameter adjustment |
CN104714486B (zh) * | 2013-12-11 | 2016-11-30 | 发那科株式会社 | 具有辅助参数调整的功能的参数调整辅助装置 |
US20160116902A1 (en) | 2014-10-27 | 2016-04-28 | Fanuc Corporation | Numerical controller operating from table-format data |
JP2016085606A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | ファナック株式会社 | テーブル形式データによる運転を行う数値制御装置 |
US10394219B2 (en) | 2014-10-27 | 2019-08-27 | Fanuc Corporation | Numerical controller operating from table-format data |
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