JP3063562B2 - 移動体の速度制御方法およびその制御装置 - Google Patents

移動体の速度制御方法およびその制御装置

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JP3063562B2
JP3063562B2 JP7048206A JP4820695A JP3063562B2 JP 3063562 B2 JP3063562 B2 JP 3063562B2 JP 7048206 A JP7048206 A JP 7048206A JP 4820695 A JP4820695 A JP 4820695A JP 3063562 B2 JP3063562 B2 JP 3063562B2
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義宏 榊原
北海 鈴木
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体の速度制御方法お
よびその制御装置に係り、特に、電子部品実装機、半導
体製造装置、XYステージなどでの位置決めにおいて振
動を発生することなく減速させ目標位置で停止させるこ
とができる移動体の速度制御方法およびその制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平1−260510号公報や
特開平4−342003号公報に記載されるように、目
標位置を移動開始時点で1度だけ出力し、目標位置近傍
まではある速度パターンを用いて速度制御を行ない、目
標位置近傍になってから停止するための位置制御系に切
替るポイント・ツウ・ポイント(PTP)制御を採用し
ている。
【0003】上記特開平1−260510号公報では、
特に、位置制御に切替える前における速度指令を位置偏
差の関数とすることによって、減速度を時間で微分した
ジャ−クに不連続が生じないようにして位置制御に切替
わった時の振動を抑えることが記載されている。また、
特開平4−342003号公報には速度制御と位置制御
におけるそれぞれの指令速度が等しくなる位置で制御系
を切替えることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−260
510号公報における従来技術では、位置制御に切替え
る前までの位置偏差は考慮されているが切替後の位置制
御における位置偏差の存在が考慮されていない。
【0005】また、上記特開平4−342003号公報
における従来技術は、目標位置が制御の途中で変更され
た場合の制御を工夫したもので、速度制御から位置制御
に切替える際の減速度の大きさの変化は考慮されていな
い。
【0006】即ち、上記両従来技術は減速指令から位置
偏差比例速度指令に切替える点での減速度の連続性の点
について配慮がされておらず、これらの制御系を用いた
場合、位置偏差比例速度指令に切替わる点でトルク変動
が大きく、このため振動を発生するという問題があっ
た。
【0007】それゆえ本発明の目的は、減速度、トル
ク、さらにはジャ−クの変化を小さく又は、零にし振動
を発生することのない移動体の速度制御方法およびその
制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の特徴は、位置偏差をe、等減速運動の減速度をa
2、位置制御系比例ゲインをkp、減速指令から位置偏
差比例速度指令への切替え点における位置偏差をc1と
して、上記位置偏差eが上記位置偏差c1より大きいと
ころでの速度制御系の減速指令v2を、
【0009】
【数5】
【0010】但し、Sign(e)は位置偏差eの符号
を示す。 で与えるようにしたことにある。
【0011】
【作用】上記のように減速指令が設定されることによ
り、目標位置近傍までの速度制御系による制御指令の速
度と減速度が目標位置近傍からの位置制御系における速
度指令の速度と減速度にそれぞれ一致する。これによっ
て、電動機に与えられるトルク指令値が連続となり、従
来、位置制御領域に入った後に生じていた振動を防止す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図に示す一実施例に基づいて
説明する。図1は本発明になる位置決め制御装置の一実
施例を示すブロック図である。図1において、コントロ
ーラ1は移動のパラメータである加速度、減速度、最高
速度、および位置決め完了幅、などを設定する移動パラ
メータ設定器2、減速指令から位置偏差比例速度指令へ
の切替え点における位置偏差c1を設定する切替え位置
偏差設定器3、目標位置指令入力器5、加速時速度指令
値発生器6、最高速度指令値発生器7、減速時速度指令
値発生器8、指令値選択器11、位置偏差比例ゲイン乗
算器9、切替え器12、速度制御装置14、加算器1
0、13を備えている。このコントローラ1からの出力
である速度指令値は、速度アンプ15を介してモータ1
6に伝えられる。
【0013】モータ16は、駆動対象である負荷17と
接続され、モータ16の回転状態はエンコーダ18で検
出される。エンコーダ18の出力は、速度演算器19と
位置演算器20に入力され、速度演算器19の出力は加
算器13に接続されて速度フィードバック信号として用
いられる。位置演算器20の出力は加算器10に入力さ
れて位置フィードバック信号として用い、減速時速度指
令値発生器8や切替え器12の切替え位置情報として活
用している。
【0014】この実施例において、目標位置指令入力器
5から位置xfへの移動指令値が加算器10に与えられ
ると、加算器10ではエンコーダ18のパルス信号を位
置演算器20で変換した現在位置xpがフィードバック
されて加算器10に入力される。このとき、現在位置x
pは負号を付けられ、加算器10内で下式で示す位置偏
差eを得る計算が行われ、加算器10より位置偏差eが
出力される。
【0015】
【数6】 e=xf−xp 起動時の位置偏差eoは、現在位置xpをxoとすれ
ば、下式で与えられる。
【0016】
【数7】 eo=xf−xo 加速時速度指令値発生器6は、加速度(等加速運動の加
速度)をa1、起動時をt=0とした経過時間をtで表
わすと加速時速度指令値v1を次式で算出して出力す
る。
【0017】
【数8】 v1=a1・t 最高速度指令値発生器7は、最高速度v4を次式で出力
する。
【0018】
【数9】 v4=vmax 減速時速度指令値発生器8は、位置偏差比例ゲインをk
p、減速指令から位置偏差比例速度指令への切替え点に
おける位置偏差をc1、減速時の加速度(等減速運動で
の減速度)の絶対値をa2とすると減速時速度指令値v
2を次式で算出して出力する。
【0019】
【数10】
【0020】但し、Sign(e)は位置偏差eの符号
を示す。
【0021】減速時速度指令値発生器8では入力された
位置偏差eについて数10の計算が行われ、減速時速度
指令値発生器8から減速時速度指令値v2が出力され
る。
【0022】一方、位置制御系は、位置偏差比例ゲイン
乗算器9で次式のように位置偏差eに位置偏差比例ゲイ
ンkpをかけて位置偏差比例速度指令v3を出力する。
【0023】
【数11】 v3=kp・e これら4つの速度指令値v1〜v4の大きさの関係を図
2に示す。図2において、横軸が位置、縦軸が速度を示
している。
【0024】加速時速度指令値発生器6から出力された
速度指令値v1と最高速度指令値発生器7から出力され
た速度指令値v4および減速時速度指令値発生器8から
出力された速度指令値v2は、指令値選択器11に入力
される。この指令値選択器11では、入力された速度指
令値3つを比較して最も小さい速度指令値を選択してv
minとして出力する。即ち、初期位置xoにおいて
は、先ず、加速時速度指令値発生器6からの速度指令値
v1が最も小さいため、このv1が選択される。位置が
図2においてxaよりも目標値に近づくと最高速度指令
値値発生器7からの出力の速度指令値v4が最も小さく
なる。このv1からv4への切替え点xaは数式8、9
を演算することにより、下式で表される。
【0025】
【数12】
【0026】最高速度v4で移動していくと、次に、位
置がxmになったとき以降はv4よりもv2が小さくな
り、これ以降はv2が最も小さいため、指令値選択器1
1からはv2が出力される。
【0027】一方、位置偏差比例ゲイン乗算器9からの
出力は数式11に示した一般的な位置制御系の速度出力
v3となる。この位置制御系の速度指令値v3と指令値
選択器11から出力される減速時速度指令値発生器8か
らの速度指令値v2が等しくなる点での位置偏差c1で
ある。
【0028】そして、図2における位置xdは目標位置
xfから位置偏差c1を引いたものとして、下式で表さ
れることになる。
【0029】
【数13】 xd=xf−c1 図3に、図2の目標位置近傍の拡大図を示す。この図3
で分かるように、v2の曲線はxdでv3に接してい
る。図1の切替え器12では指令値選択器11からの速
度指令値vminと位置偏差比例ゲイン乗算器9からの
速度指令値v3とを受けて、位置偏差eが切替え位置偏
差設定器3に設定されたc1より大きい間はvminを
出力し、小さくなったらv3を出力する。一度v3を出
力した後には、位置決め完了までv3を出力し続ける。
位置偏差比例ゲイン乗算器9から切替え器12を経て速
度制御装置に至る経路は位置制御系を構成しているの
で、切替え器12がvminを出力している間は速度制
御系による制御が行なわれ、切替え器12がv3を出力
すると位置制御系に切替わって制御が続行されることに
なる。
【0030】このようにして与えられた速度指令値は、
加算器13に入力されエンコーダ18の信号を基に速度
演算器19で算出された現在速度に負号を付けられたも
のと加えられ、速度アンプ15に信号が送られる。速度
アンプ15はこの信号に基づいてモータ16を制御し、
負荷17の移動を行う。この時の運動の状態をエンコー
ダ18が検出し、速度演算器19、位置演算器20に信
号を送る。位置決め完了域に入ったことは、偏差信号を
基にコントローラ1が判断する。このようにして位置制
御系へ切替えることで振動の少ない、整定の早い制御を
行うことができる。
【0031】以下、本発明による減速時速度指令値発生
器8で出力される速度指令値v2を用いると、速度制御
系による制御から位置制御系への切替えの際に速度や加
速度が連続になる理由について説明する。
【0032】移動体(負荷17)は目標位置xfで停止
することが求められているため、最終的に位置制御系で
停止位置に保持される。そのため、どこかの地点で位置
制御系に切替える必要が生じる。この切替え時の速度と
加速度が連続であることは、停止時の振動の減少に大き
な影響を持つ。
【0033】ここで位置制御系の速度指令値v3は次の
微分方程式で表現される。
【0034】
【数14】 v3=de/dt=kp・e 上式を時間tについて微分すると、負荷17の減速時に
おける実際の加速度α3は次式で表現されるものとな
る。
【0035】
【数15】 α3=dv3/dt=dv3/de・de
/dt=kp2・e 一方、前記数式10を直接微分して減速時の加速度α2
(等減速運動での減速度a2と異なることに要注意)の
大きさはe>0に対して下式で表されるものとなる。
【0036】
【数16】
【0037】減速時の実加速度α2、α3の変化を図4
に示す。
【0038】数式16において、切替え点xdでの位置
偏差eにc1を代入することによって、切替え点xdに
おけるv2の減速時の実加速度α2の大きさは、下記の
数式で示されるものとなる。
【0039】
【数17】 α2(c1)=c1・kp2 一方、切替え点xdにおけるv3の減速時の加速度α3
の大きさは、数式15に切替え点xdでの位置偏差c1
を代入して下式で表されるものとなる。
【0040】
【数18】 α3(c1)=c1・kp2 数式17と数式18を対比して一目瞭然であるが、切替
え点xdにおいてv2とv3の減速時のそれぞれの加速
度α2、α3の大きさは等しくなっている。さらに、数
式10と数式14のそれぞれに切替え点xdでの位置偏
差c1を代入してみると、切替え点xdにおいてv2と
v3の値も等しくなっていることが分かるであろう。
【0041】本発明に従って、数式10で表される速度
v2を出力する減速時速度指令値発生器8を用いること
により減速度連続速度制御から位置制御に連続的に切替
わることができ、また、速度も等しいことから、切替え
時にトルク変動はなく振動は全く発生しない。トルク変
動、振動を抑えることと位置偏差比例ゲインkpは無関
係となるので、位置制御系の位置偏差比例ゲインkpを
高く設定して整定時間を短縮することも同時に達成でき
る。
【0042】図5に、コントローラ1の動作をマイクロ
コンピュータのソフトウエアによって実現した場合の実
施例を示す。
【0043】なお、コントローラ1以外の部分の構成や
動作は図1に示す実施例と同様として、以下コントロー
ラ1の処理フロ−を説明する。先ず、ステップ51で移
動の運動を決定する各種パラメータを図示していないキ
−ボ−ドの入力手段でモニタ表示画面などを利用した
り、図示していない記憶装置内に格納されている移動デ
−タを読み込むことなどによって設定する。ここでは、
加速時の加速度a1、等減速運動の減速度a2、最高速
度vmax、最終位置での位置決め完了幅ε、位置偏差
比例ゲインkpおよび切替え位置偏差c1を設定する。
次に、ステップ52で移動目標位置指令値xfを設定す
る。この目標位置に関しては、それぞれのシステムによ
り、相対移動距離を設定するシステムでも、移動位置の
絶対位置を設定するシステムでもよい。次に、ステップ
53でマイクロコンピュータの外部入力装置(エンコ−
ダや位置演算器など)からの信号を基に現在位置xpの
演算を行う。この現在位置と目標位置の差として位置偏
差eをステップ54で算出する。次に、ステップ55で
位置偏差eが位置決め完了幅ε内であるかどうかを判定
し、範囲内ならばステップ56に進んで位置決め完了処
理を行う。範囲内でなければ、ステップ57に行って、
加速時速度指令値v1を前記の数式8により算出する。
そしてステップ58で最高速度v4を前記の数式9によ
り指定する。さらに、減速時速度指令値v2を前記の数
式10によりステップ59で算出する。そしてステップ
60で先のステップ57〜59で得た各速度v1、v
2、v4の速度指令値のうち、最も小さい値を選択しv
minの変数に代入する。
【0044】一方、ステップ61で位置制御系での位置
決め用速度指令値v3を前記の数式11で算出する。次
のステップ62において、位置偏差量がステップ51で
設定されている切替え位置偏差c1より大きいかどうか
を判定し、大きい場合にはステップ63に進んでvmi
nを、小さい場合にはステップ64に行ってv3を速度
指令値として、次のステップ65で図示していないイン
ターフェースを通して速度アンプ15に出力する。その
後、ステップ53に戻って、現在位置の取込みを行い現
在位置の演算以下を繰り返えし実行し、ステップ55で
位置偏差eが位置決め完了幅ε内になることにより、ス
テップ56に進んで位置決め完了処理を行う。
【0045】以上のように、コントローラ1の動作をマ
イクロコンピュータのソフトウエアで構成することによ
り、図1の実施例と同様の、整定時間の短縮、速度制御
系から位置制御系への切替え時の振動発生の抑制ができ
ると共に、各種パラメータの変更が容易にできる。
【0046】上記の各実施例では、目標位置近傍までの
速度制御系による制御指令の速度と減速度が目標位置近
傍からの位置制御系における速度指令の速度と減速度に
それぞれ一致するところで切替えを行っている。実機で
は、アナログ処理のものでは製作上の加工精度などによ
って、また、ディジタル処理のものではサンプリング周
期の都合などで一致点が発生しなくなる恐れがある。そ
こで、速度制御系による制御指令の速度v2と位置制御
系における速度指令の速度v3の絶対差(|v2−v3
|)がある任意に設定する小さな値dより小さくなった
ら(|v2−v3|<d)、速度制御系による制御指令
の速度v2が位置制御系による制御指令の速度v3に一
致したと見做して切替えを行うようにしておくことが良
い。
【0047】図1の実施例の変形として、図6に示すよ
うに、図1の構成において減速時速度指令値発生器8
代わりに下式で示す減速時速度指令v2を出力する減速
時速度指令値発生器91を用いてもよい。
【0048】
【数19】
【0049】但し、Sign(e)は位置偏差eの符号
を示す。
【0050】この実施例では、切替え点における位置偏
差c1を限りなく小さくし、その極限としてc1=0と
するものである。これは、切替えを行おうとする矢先に
目標位置に到達している、つまり、減速開始から停止ま
で切替えなしの構成である。
【0051】この実施例における目標位置までの速度制
御系による減速度α2とジャ−クj2はそれぞれ下式で
示すものとなり、速度v2、減速度α2とジャ−クj2
の事例を各々図7乃至図9に示した。
【0052】
【数20】
【0053】
【数21】
【0054】図8、図9では、減速度α2とジャ−クj
2は目標位置xfまで滑らかに変化し、目標位置xfに
おいてそれらの値は零になっていて、移動体は振動を生
ずることなく目標位置xfで停止している。移動体には
停止動作において振動がなく当然のことながら残留振動
を伴わないので、整定時間の短縮が図れている。
【0055】また、図6に示す実施例におけるコントロ
ーラ1の動作を図5に示すようなマイクロコンピュータ
のソフトウエアで実行することも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、目
標位置近傍で振動を無くすことができる。さらには、位
置制御系のゲインを高く設定することによって整定時間
を短縮できる。そして、振動の防止や位置決め整定時の
時間短縮により、負荷(移動体)の移動時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる位置決め制御装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例における移動体(負荷)の
位置と速度の関係を示す図である。
【図3】図2における移動体(負荷)の目標位置近傍で
の拡大図である。
【図4】図1に示した実施例における移動体(負荷)の
減速時における位置と加速度の関係を示す図である。
【図5】図1に示した実施例をソフト処理で実現した他
の実施例におけるコントロ−ラの処理フローを示す図で
ある。
【図6】本発明になる位置決め制御装置の他の実施例を
示すブロック図である。
【図7】図6に示した実施例における移動体(負荷)の
位置と速度の関係を示す図である。
【図8】図6に示した実施例における移動体(負荷)の
減速時における位置と加速度の関係を示す図である。
【図9】図6に示した実施例における移動体(負荷)の
減速時における位置とジャ−クの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…コントローラ、2…移動パラメーター設定器、3…
切替え位置偏差設定器、5…目標位置指令入力器、6…
加速時速度指令値発生器、7…最高速度指令値発生器、
8…減速時速度指令値発生器、9…位置偏差比例ゲイン
乗算器、10…加算器、11…指令値選択器、12…切
替え器、13…加算器、14…速度制御装置、15…速
度アンプ、16…モータ、17…負荷、18…エンコー
ダ、19…速度演算器、20…位置演算器、91…減速
時速度指令値発生器、92…指令値選択器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−106326(JP,A) 特開 昭61−172281(JP,A) 特開 平4−342003(JP,A) 特開 平4−232677(JP,A) 特開 平1−260510(JP,A) 特開 昭53−106104(JP,A) 特開 平5−40529(JP,A) 特開 昭61−183719(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 13/62 G05B 7/02 G05D 3/12 305 G05D 3/12 306

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】速度制御系の減速指令から位置制御系の位
    置偏差比例速度指令に切替えて移動体の位置制御を行な
    う移動体の速度制御方法において、 位置偏差をe、等減速運動の減速度をa2、位置制御系
    比例ゲインをkp、上記減速指令から上記位置偏差比例
    速度指令への切替え点における位置偏差をc1として、
    上記位置偏差eが上記位置偏差c1より大きいところで
    の速度制御系の減速指令v2を、 【数1】 但し、Sign(e)は位置偏差eの符号を示す。 で与えることを特徴とする移動体の速度制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、上記減速
    指令から上記位置偏差比例速度指令への切替えは減速指
    令の速度と位置偏差比例速度指令の速度が一致する時点
    および上記両速度の差が任意のある値よりも小さくなっ
    た時点のいずれかで行うことを特徴とする移動体の速度
    制御方法。
  3. 【請求項3】移動体の目標位置と現在位置の位置偏差を
    基に速度指令を得て移動体の位置制御を行なう移動体の
    速度制御方法において、 位置偏差をe、等減速運動の減速度をa2、位置偏差に
    対する比例ゲインをkpとして、減速開始から停止まで
    の速度制御系の減速指令v2を、 【数2】 但し、Sign(e)は位置偏差eの符号を示す。 で与えることを特徴とする移動体の速度制御方法。
  4. 【請求項4】速度制御系の減速指令から位置制御系の位
    置偏差比例速度指令に切替えて移動体の位置制御を行な
    う移動体の速度制御装置において、 移動開始位置から目標位置まで移動する移動体の現在位
    置を検出する手段と、目標位置と現在位置の差である位
    置偏差を生成する手段と、位置偏差を基に減速時速度指
    令値を発生する手段と、位置偏差を基に位置偏差比例速
    度指令を発生する手段と、上記両発生手段が発生する速
    度が一致する時点および上記両発生手段が発生する速度
    の差が任意のある値よりも小さくなった時点のいずれか
    で減速時速度指令から位置偏差比例速度指令に切替えを
    行なう手段を備え、上記位置偏差を基に減速時速度指令
    値を発生する手段は位置偏差をe、等減速運動の減速度
    a2、位置制御系比例ゲインをkp、上記減速指令か
    ら上記位置偏差比例速度指令への切替え点における位置
    偏差をc1として、 【数3】 但し、Sign(e)は位置偏差eの符号を示す。 の速度指令v2を発生するものであることを特徴とする
    移動体の速度制御装置。
  5. 【請求項5】移動体の目標位置と現在位置の位置偏差に
    ついて速度指令を得て移動体の位置制御を行なう移動体
    の速度制御装置において、 移動開始位置から目標位置まで移動する移動体の現在位
    置を検出する手段と、目標位置と現在位置の差である位
    置偏差を生成する手段と、位置偏差を基に減速時速度指
    令値を発生する手段を備え、該減速時速度指令値を発生
    する手段は位置偏差をe、等減速運動の減速度をa2、
    位置偏差に対する比例ゲインをkpとして、減速開始か
    ら停止までの速度制御系の減速指令v2を、 【数4】 但し、Sign(e)は位置偏差eの符号を示す。 で与えることを特徴とする移動体の速度制御装置。
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