JP2015112615A - 板厚制御装置および板厚制御方法 - Google Patents

板厚制御装置および板厚制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属板の長手方向全域に亘り、圧延機のロール偏心に起因する外乱の板厚制御に及ぼす影響を軽減して、金属板の圧延後の板厚変動を要求板厚の公差上下限値内に安定して制御できること。
【解決手段】圧延機の圧延荷重と金属板の圧延に関する条件とをもとに、この金属板を圧延する際における圧延機のロールギャップの変動を推定し、且つ、圧延機のロール偏心に起因してロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定する。推定した外乱成分を打ち消す補正成分を生成し、生成した補正成分を用いて、ロールギャップの変動から外乱成分を除去し、これにより、ロールギャップの変動を補正する。補正後のロールギャップの変動に基づいて、圧延機の圧下量を制御し、この圧下量制御を通してロールギャップを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属板の圧延時の板厚を制御する板厚制御装置および板厚制御方法に関するものである。
従来から、厚鋼板等の鋼板の熱間圧延工程では、熱間圧延後の鋼板の板厚を自動制御するAGC(Automatic Gauge Control)が行われている。一般に、鋼板は、熱間圧延機の一対のワークロールの間に噛み込まれることにより、熱間圧延される。AGCでは、この熱間圧延時の圧延荷重に基づいてワークロールの圧下量を変化させ、これにより、ワークロール間のギャップ(以下、ロールギャップという)が制御される。熱間圧延後の鋼板の板厚制御は、このAGCによるロールギャップの制御を通して行われる。
例えば、AGCでは、圧延荷重が過大状態に変化した場合、要求板厚に好適な目標のロールギャップに比べて現在のロールギャップは拡がり過ぎであると判断される。この場合、ロールギャップを狭めるようにワークロールの圧下量が制御される。一方、圧延荷重が過小状態に変化した場合、上記目標のロールギャップに比べて現在のロールギャップは狭すぎであると判断される。この場合、ロールギャップを拡げるようにワークロールの圧下量が制御される。なお、圧延荷重は、熱間圧延時の鋼板からワークロールに加えられる線荷重であり、鋼板の変形抵抗または熱間圧延後の板厚等に応じて変化する。
このようにAGCによってロールギャップを適正に制御することは、鋼板の長手方向全域に亘って熱間圧延後の鋼板の板厚変動を低減するという観点から、また、製品として要求される板厚に熱間圧延後の鋼板の板厚を制御するという観点から、極めて重要である。
なお、熱間圧延後の鋼板の板厚制御に関する従来技術として、例えば、圧延荷重の変動と熱間圧延機出側における鋼板の板厚変化量とを用いて、熱間圧延機のバックアップロールの偏心によるロールギャップ変化量を算出し、このロールギャップ変化量を打ち消すように圧下量を変化させて鋼板の板厚を制御するものがある(特許文献1参照)。
特開昭64−87009号公報
一方、熱間圧延機の操業中においては、ロール回転中心とロール軸心とがずれることによって引き起こされるロール偏心という現象が、ワークロールまたはバックアップロール、あるいは双方に予期せず発生する可能性がある。熱間圧延機にロール偏心が発生した場合、この発生したロール偏心に起因してロールギャップが意図せず変動してしまう。このようなロール偏心に起因するロールギャップの意図せぬ変動は、上述したAGCによるロールギャップの制御を阻害する外乱となる。すなわち、AGCによるロールギャップの制御に対し、ロール偏心に起因する外乱が入った場合、圧延荷重に応じて判断したロールギャップの状態が実際のロールギャップの状態と合わなくなる。この結果、AGCでは、実際のロールギャップが狭すぎるにも拘らず、圧延荷重に応じてロールギャップが拡がり過ぎであると誤判断し、この狭い状態のロールギャップを更に狭めるようにワークロールの圧下量が誤って制御されてしまう。また、実際のロールギャップが拡がり過ぎである場合にも同様に、これと逆のロールギャップ制御および圧下量制御が誤って行われてしまう。
しかしながら、上述した従来技術では、このような予期せず発生するロール偏心に起因してAGCに及ぶ外乱の影響を軽減することは困難である。このため、AGCによってロールギャップを誤判断なく制御することができず、これに起因して、熱間圧延後の鋼板の長手方向に沿った板厚変動が助長される。この結果、例えば鋼板の板厚変動のハンチング等が発生して、要求板厚の公差上下限値内に熱間圧延後の鋼板の板厚を制御することが困難となることから、鋼板の圧延歩留まりが著しく低下する。
特に、圧延鋼板の板厚が要求板厚の公差下限値未満である場合、たとえ公差下限値未満の部分が圧延鋼板の一部分であっても、この圧延鋼板全体が不良品となって鋼板損失に繋がる。また、このような公差下限値未満の板厚部分の発生を抑制するためには、熱間圧延時の狙い板厚を要求板厚に比べて厚くしなければならず、この結果、鋼板の圧延歩留まりの多大な損失を招来する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、鋼板等の金属板の長手方向全域に亘り、圧延機のロール偏心に起因する外乱の板厚制御に及ぼす影響を軽減して、金属板の圧延後の板厚変動を要求板厚の公差上下限値内に安定して制御可能な板厚制御装置および板厚制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる板厚制御装置は、圧延機による圧延後の金属板の板厚を制御する板厚制御装置において、前記圧延機の圧延荷重と前記金属板の圧延に関する条件とをもとに、前記金属板を圧延する際における前記圧延機のロールギャップの変動を推定するAGC処理部と、前記圧延機のロール偏心に起因して前記ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定し、推定した前記外乱成分を打ち消す補正成分を生成出力する外乱オブザーバと、を備え、前記AGC処理部は、前記補正成分を用いて前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去して前記ロールギャップの変動を補正し、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて前記圧延機の圧下量を制御し、前記圧下量の制御を通して前記ロールギャップを制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる板厚制御装置は、上記の発明において、前記外乱オブザーバは、前記ロール偏心に起因して周期的に変動する前記ロールギャップの周期的変動成分を前記外乱成分として推定し、推定した前記周期的変動成分と逆位相の波形を有する前記補正成分を生成出力し、前記AGC処理部は、前記ロールギャップの変動を示す信号成分に前記逆位相の波形を有する前記補正成分を加算して、前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することを特徴とする。
また、本発明にかかる板厚制御装置は、上記の発明において、前記圧延機のワークロールの前記圧下量を調整して、一対の前記ワークロール間の前記ロールギャップを調整する圧下装置をさらに備え、前記AGC処理部は、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧下量を制御する制御信号を生成し、生成した前記制御信号を前記圧下装置に出力して前記圧下量を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる板厚制御方法は、圧延機による圧延後の金属板の板厚を制御する板厚制御方法において、前記圧延機の圧延荷重と前記金属板の圧延に関する条件とをもとに、前記金属板を圧延する際における前記圧延機のロールギャップの変動を推定するロールギャップ推定ステップと、前記圧延機のロール偏心に起因して前記ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定する外乱推定ステップと、推定した前記外乱成分を打ち消す補正成分を生成する補正成分生成ステップと、前記補正成分を用いて前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することにより、前記ロールギャップの変動を補正する補正ステップと、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧延機の圧下量を制御する圧下量制御ステップと、前記圧下量の制御を通して前記ロールギャップを制御するロールギャップ制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる板厚制御方法は、上記の発明において、前記外乱推定ステップは、前記ロール偏心に起因して周期的に変動する前記ロールギャップの周期的変動成分を前記外乱成分として推定し、前記補正成分生成ステップは、推定した前記周期的変動成分と逆位相の波形を有する前記補正成分を生成し、前記補正ステップは、前記ロールギャップの変動を示す信号成分に前記逆位相の波形を有する前記補正成分を加算して、前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することを特徴とする。
また、本発明にかかる板厚制御方法は、上記の発明において、前記圧下量制御ステップは、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧下量を制御する制御信号を生成し、前記圧下量を調整する圧下装置に前記制御信号を出力して前記圧下量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、金属板の長手方向全域に亘り、圧延機のロール偏心に起因する外乱の板厚制御に及ぼす影響を軽減して、金属板の圧延後の板厚変動を要求板厚の公差上下限値内に安定して制御することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる板厚制御装置の一構成例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる板厚制御方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を打ち消す補正成分の生成処理を説明する図である。 図4は、鋼板を熱間圧延する際における熱間圧延機のロールギャップ変動の一具体例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明にかかる板厚制御装置および板厚制御方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において同一構成部分には同一符号を付している。
(板厚制御装置)
まず、本発明の実施の形態にかかる板厚制御装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる板厚制御装置の一構成例を示す図である。本実施の形態にかかる板厚制御装置1は、熱間圧延機10による熱間圧延後の鋼板15の板厚を制御するものであり、図1に示すように、熱間圧延機10の圧延荷重を検出するロードセル2と、熱間圧延機10の圧下量を調整する圧下装置3と、鋼板15の熱間圧延に関する各種条件を入力する条件入力部4と、熱間圧延後の鋼板15の自動板厚制御(AGC)を行うAGC処理部5と、AGCに加わる外乱の推定に関する各種処理を行う外乱オブザーバ6とを備える。なお、本実施の形態において、板厚制御装置1が適用される熱間圧延機10は、例えば図1に示すように、鋼板15を上下両側から挟み込んで熱間圧延する一対のワークロール11a,11bと、これらのワークロール11a,11bに各々対応するバックアップロール12a,12bとを備える単一スタンドの4段式圧延機である。
ロードセル2は、熱間圧延機10の圧延荷重を検出するものである。具体的には、ロードセル2は、熱間圧延機10が一対のワークロール11a,11bの間に鋼板15を噛み込んで鋼板15を熱間圧延する際に、この熱間圧延中の鋼板15からワークロール11a,11bに加えられる線荷重を圧延荷重として順次計測する。ロードセル2は、圧延荷重を計測する都度、得られた圧延荷重の計測値を示す電気信号をAGC処理部5および外乱オブザーバ6に送信する。
圧下装置3は、熱間圧延機10の圧下量を調整するものである。具体的には、圧下装置3は、例えば油圧シリンダ等を用いて構成され、油圧式の駆動によって一対のワークロール11a,11bの圧下量を調整する。これにより、圧下装置3は、一対のワークロール11a,11b間のロールギャップ△Gを調整する。なお、圧下装置3は、油圧式のものに限定されず、電動モータを駆動源にして一対のロールギャップ11a,11bの圧下量およびロールギャップ△Gを調整する電動式のものであってもよい。
条件入力部4は、板厚制御対象の鋼板15の熱間圧延に関する各種条件を入力するものである。具体的には、条件入力部4は、プロセスコンピュータ等、熱間圧延ライン(図示せず)の操業に必要なオーダ情報を鋼板毎に管理する装置を用いて実現される。条件入力部4は、熱間圧延機10が鋼板15を受け入れる都度、この熱間圧延対象の鋼板15の圧延仕様等を示すオーダ情報をAGC処理部5および外乱オブザーバ6に入力する。このようなオーダ情報には、鋼板15の熱間圧延に関する各種条件として、例えば、鋼板15の鋼種、熱間圧延前の材料寸法(板幅、板厚等)、強度、および温度等の鋼材条件と、鋼板15の圧延速度、熱間圧延後の目標板厚、圧下率、およびミル定数等の圧延条件とが含まれる。すなわち、条件入力部4は、鋼板15のオーダ情報の入力によって、この鋼板15の鋼材条件および圧延条件の双方をAGC処理部5および外乱オブザーバ6に入力する。なお、条件入力部4は、入力キーおよびマウス等の入力デバイスを用いて実現され、作業者による入力操作に応じて、鋼板15の鋼材条件および圧延条件の双方をAGC処理部5および外乱オブザーバ6に入力してもよい。あるいは、条件入力部4は、プロセスコンピュータおよび入力デバイス等を適宜組み合わせたものでもよい。
AGC処理部5は、熱間圧延機10の圧延荷重と鋼板15の圧延に関する条件とをもとに、鋼板15を熱間圧延する際における熱間圧延機10のロールギャップ△Gの変動を推定して、熱間圧延機10のロールギャップ△Gを制御する。具体的には図1に示すように、AGC処理部5は、ロールギャップ△Gの変動を推定するロールギャップ推定部5aと、推定したロールギャップ△Gの変動を補正する補正部5bと、補正後のロールギャップ△Gの変動に基づいて熱間圧延機10の圧下量を制御する圧下量制御部5cとを備える。
ロールギャップ推定部5aは、ロードセル2によって検出された圧延荷重と、条件入力部4によって入力された鋼板15の鋼材条件および圧延条件とをもとに、熱間圧延機10が鋼板15を熱間圧延する際のロールギャップ△Gの変動を推定する。この場合、ロールギャップ推定部5aは、例えば、時間経過に伴う経時的なロールギャップ△Gの変動を推定する。ロールギャップ推定部5aは、推定したロールギャップ△Gの変動を示す波形を有する電気信号(以下、ロールギャップ変動信号という)を生成し、生成したロールギャップ変動信号を補正部5bに送信する。
補正部5bは、ロールギャップ推定部5aによって生成されたロールギャップ変動信号と、後述する外乱オブザーバ6によって生成出力された補正信号とを加算処理する。これにより、補正部5bは、このロールギャップ変動信号に基づくロールギャップ△Gの変動から、熱間圧延機10のロール偏心に起因する外乱成分を除去する。この結果、補正部5bは、ロールギャップ推定部5aによる推定のロールギャップ△Gの変動を補正する。補正部5bは、このように補正したロールギャップ△Gの変動を示す波形を有するロールギャップ変動信号(補正後のロールギャップ変動信号)を圧下量制御部5cに送信する。
圧下量制御部5cは、補正部5bから補正後のロールギャップ変動信号を取得し、この取得したロールギャップ変動信号に示される補正後のロールギャップ△Gの変動に基づいて、圧下装置3による熱間圧延機10の圧下量の調整動作を制御する。圧下量制御部5cは、このような圧下量制御を通して、熱間圧延機10のロールギャップ△Gを制御する。
外乱オブザーバ6は、熱間圧延機10のロール偏心に起因してロールギャップ△Gの変動に含まれる外乱成分を推定し、この推定した外乱成分を打ち消す補正成分を生成出力する。具体的には図1に示すように、外乱オブザーバ6は、AGC処理部5によるAGCを模擬してロールギャップ△Gの外乱を推定する外乱推定モデル6aと、推定した外乱を含むロールギャップ変動信号を補正するための補正信号を生成する補正信号生成部6bとを備える。
外乱推定モデル6aは、上述したAGC処理部5を模擬するシミュレーションモデルである。外乱推定モデル6aは、AGC処理部5のロールギャップ推定部5aに同期して、ロードセル2からの圧延荷重と、条件入力部4からの鋼板15の鋼材条件および圧延条件とをもとに、鋼板15の熱間圧延の際におけるロールギャップ△Gの変動を推定する。ついで、外乱推定モデル6aは、熱間圧延機10のロール偏心に起因して上記推定のロールギャップ△Gの変動に含まれる外乱成分を推定する。ここで、熱間圧延機10のロール偏心は、ワークロール11a,11bまたはバックアップロール12a,12b、あるいは、これらの双方において予期せず、ロール回転中心とロール軸心とがずれることにより生じる現象である。外乱推定モデル6aは、このようなロール偏心に起因して周期的に変動するロールギャップ△Gの周期的変動成分を、上述した外乱成分として推定する。外乱推定モデル6aは、推定したロールギャップ△Gの周期的変動成分すなわち外乱成分の波形を有する電気信号(以下、外乱信号という)を生成し、生成した外乱信号を補正信号生成部6bに送信する。
補正信号生成部6bは、上述したロールギャップ△Gの変動の外乱成分を打ち消す補正信号を生成出力する。具体的には、補正信号生成部6bは、外乱推定モデル6aが推定したロールギャップ△Gの周期的変動成分(外乱成分)と逆位相の波形を有する補正成分を生成する。ついで、補正信号生成部6bは、生成した補正成分の波形を有する補正信号をAGC処理部5の補正部5bに送信する。
(板厚制御方法)
つぎに、本発明の実施の形態にかかる板厚制御方法について説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかる板厚制御方法の一例を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる板厚制御方法において、図1に示した板厚制御装置1は、図2に示すステップS101〜S108の各処理を順次行うことによって、熱間圧延機10による熱間圧延後の鋼板15の板厚を適正な板厚範囲内に制御する。
すなわち、図2に示すように、板厚制御装置1は、まず、熱間圧延機10の圧延荷重と板厚制御対象の鋼板15の熱間圧延に関する各種条件とを取得する(ステップS101)。ステップS101において、AGC処理部5のロールギャップ推定部5aは、ロードセル2から熱間圧延機10の圧延荷重を取得し、且つ、条件入力部4から鋼板15の鋼材条件および圧延条件を取得する。これに並行して、外乱オブザーバ6の外乱推定モデル6aは、ロールギャップ推定部5aと同じ圧延荷重をロードセル2から取得し、且つ、ロールギャップ推定部5aと同じ鋼材条件および圧延条件を条件入力部4から取得する。
続いて、板厚制御装置1は、熱間圧延機10の圧延荷重と鋼板15の圧延に関する条件とをもとに、鋼板15を熱間圧延する際における熱間圧延機10のロールギャップ△Gの変動を推定する(ステップS102)。ステップS102において、AGC処理部5のロールギャップ推定部5aは、上述したステップS101の際に取得した圧延荷重と鋼材条件および圧延条件とをもとに、比例制御、積分制御および制御ゲインの乗算等の各種処理を行う。これにより、ロールギャップ推定部5aは、鋼板15の熱間圧延の際における熱間圧延機10のロールギャップ△Gの経時的な変動を推定する。その後、ロールギャップ推定部5aは、この推定したロールギャップ△Gの変動を示す波形のロールギャップ変動信号を生成する。ロールギャップ推定部5aは、この生成したロールギャップ変動信号を補正部5bに送信する。
ついで、板厚制御装置1は、熱間圧延機10のロール偏心に起因してロールギャップ△Gの変動に含まれる外乱成分を推定する(ステップS103)。ステップS103において、外乱オブザーバ6の外乱推定モデル6aは、ステップS101の際に取得した圧延荷重と鋼材条件および圧延条件とをもとに、上述したロールギャップ推定部5aに同期して、鋼板15の熱間圧延の際におけるロールギャップ△Gの経時的な変動を推定する。つぎに、外乱推定モデル6aは、この推定したロールギャップ△Gの変動の中から、熱間圧延機10のロール偏心に起因して周期的に変動するロールギャップ△Gの周期的変動成分を抽出する。外乱推定モデル6aは、この抽出した周期的変動成分を、熱間圧延機10のロール偏心に起因する外乱成分として推定する。その後、外乱推定モデル6aは、この推定した周期的変動成分の波形を有する外乱信号を生成し、生成した外乱信号を補正信号生成部6bに送信する。
つぎに、板厚制御装置1は、ステップS103において推定した外乱成分を打ち消す補正成分を生成出力する(ステップS104)。図3は、ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を打ち消す補正成分の生成処理を説明する図である。ステップS104において、外乱オブザーバ6の補正信号生成部6bは、ステップS103の際に外乱推定モデル6aが外乱成分として推定したロールギャップ△Gの周期的変動成分と逆位相の波形を有する補正成分を生成する。例えば図3に示すように、外乱成分として推定されたロールギャップ△Gの周期的変動成分が波形L1を有する場合、補正信号生成部6bは、この波形L1と逆位相の波形L2を有する補正成分を生成する。ついで、補正信号生成部6bは、このような補正成分の波形を有する補正信号を生成し、この生成した補正信号をAGC処理部5の補正部5bに送信する。
続いて、板厚制御装置1は、ステップS104によって生成した補正成分を用いてロールギャップ△Gの変動から熱間圧延機10のロール偏心に起因する外乱成分を除去し、これにより、このロールギャップ△Gの変動を補正する(ステップS105)。ステップS105において、AGC処理部5の補正部5bは、ステップS102によって推定されたロールギャップ△Gの変動を示す信号成分すなわちロールギャップ変動信号をロールギャップ推定部5aから取得し、且つ、ステップS104によって生成された補正信号を外乱オブザーバ6の補正信号生成部6bから取得する。ついで、補正部5bは、この取得したロールギャップ変動信号に、この補正信号を加算する。この加算処理において、補正部5bは、このロールギャップ変動信号に含まれる外乱成分、すなわち、熱間圧延機10のロール偏心に起因するロールギャップ△Gの周期的変動成分と、補正信号に含まれる補正成分とを加算する。ここで、上記のように加算処理されるロールギャップ△Gの周期的変動成分および補正成分は、例えば図3の波形L1,L2に例示されるように、互いに逆位相となる波形を各々有する。このような周期的変動成分は、これと逆位相の波形を有する補正成分の加算によって打ち消される。補正部5bは、上述した原理に基づいてロールギャップ変動信号と補正信号との加算処理を行うことにより、ロールギャップ推定部5aによる推定のロールギャップ△Gの変動を示す信号成分から、上述したロール偏心に起因するロールギャップ△Gの周期的変動成分(外乱成分)を除去する。これにより、補正部5bは、この推定のロールギャップ△Gの変動を補正する。
ついで、板厚制御装置1は、上述した補正後のロールギャップ△Gの変動に基づいて、熱間圧延機10の圧下量を制御する(ステップS106)。ステップS106において、AGC処理部5の圧下量制御部5cは、ステップS105による補正後のロールギャップ△Gの変動に基づいて、熱間圧延機10の圧下量を制御する制御信号を生成する。この際、圧下量制御部5cは、上述したロール偏心に起因する外乱成分の除去による補正後のロールギャップ変動信号を補正部5bから取得する。ついで、圧下量制御部5cは、この取得した補正後のロールギャップ変動信号に示されるロールギャップ△Gの変動に基づいて、圧下量の制御信号を生成する。続いて、圧下量制御部5cは、この生成した制御信号を圧下装置3に出力する。圧下装置3は、圧下量制御部5cから取得した制御信号に基づいて、熱間圧延機10の圧下量を調整する。圧下量制御部5cは、このように圧下装置3を駆動制御することにより、熱間圧延機10の圧下量を制御する。
つぎに、板厚制御装置1は、上述した圧下量の制御を通して、熱間圧延機10のロールギャップ△Gを制御する(ステップS107)。ステップS107において、圧下量制御部5cは、上述した圧下装置3による熱間圧延機10のワークロール11a,11bの圧下量調整の駆動制御を通して、これらワークロール11a,11b間のロールギャップ△Gを、鋼板15に要求される熱間圧延後の板厚に合うロールギャップに制御する。AGC処理部5は、このロールギャップ△Gの制御を通して、熱間圧延機10による熱間圧延中の鋼板15の板厚を制御する。
その後、板厚制御装置1は、熱間圧延機10が鋼板15の熱間圧延を未だ完了していない場合(ステップS108,No)、上述したステップS101に戻り、このステップS101以降の処理を適宜繰り返す。一方、熱間圧延機10が鋼板15の長手方向全域に亘って鋼板15の熱間圧延を完了した場合(ステップS108,Yes)、板厚制御装置1は、本処理を終了する。すなわち、板厚制御装置1は、鋼板15の長手方向の全域に亘って鋼板15の熱間圧延が完了するまで、上述したステップS101〜S108の各処理を繰り返し行う。また、板厚制御装置1は、熱間圧延機10に新たな鋼板15が搬入された場合、その都度、上述したステップS101〜S108を適宜繰り返す。
熱間圧延機10が鋼板15を熱間圧延する際、板厚制御装置1が上述したステップS101〜S108の各処理を順次行うことにより、熱間圧延機10による熱間圧延後の鋼板15の板厚は、鋼板製品として要求される板厚の公差上下限値内に安定して制御される。図4は、鋼板を熱間圧延する際における熱間圧延機のロールギャップ変動の一具体例を示す図である。図4に示すように、熱間圧延機10のロールギャップ△Gの変動は、板厚制御装置1の自動板厚制御(AGC)に外乱オブザーバ6を適用する前(オブザーバ適用前)において、時間tの経過に伴い周期的に過大となった。これは、熱間圧延機10のロール偏心に起因する外乱成分がロールギャップ△Gの変動に含まれているため、AGCにおいてロールギャップ△Gの過大(拡がり過ぎ)、過小(狭まり過ぎ)の誤判断が繰り返し行われ、この結果、ロールギャップ△Gの変動が周期的に助長されたからである。
一方、AGCに外乱オブザーバ6を適用した後(オブザーバ適用後)において、ロールギャップ△Gの変動は、図4に示すように、オブザーバ適用前に比べて著しく低減した。これは、外乱オブザーバ6の作用により、上述したロール偏心に起因する外乱成分をロールギャップ△Gの変動から除外可能となったため、AGCにおいてロールギャップ△Gの過大、過小が正しく判断されるようになり、これによって、AGCが適正に行われたからである。すなわち、たとえ熱間圧延機10にロール偏心が予期せず発生した場合であっても、板厚制御装置1は、このロール偏心に起因するロールギャップ△Gの周期的な過剰変動を解消して、ロールギャップ△Gの変動を可能な限り低減している。これにより、板厚制御装置1は、熱間圧延後の鋼板15の板厚を、鋼板製品として要求される板厚の公差上下限値内に安定的に制御している。
以上、説明したように、本発明の実施の形態では、熱間圧延機の圧延荷重と熱間圧延対象の鋼板の鋼材条件および圧延条件とをもとに、この鋼板を熱間圧延する際における熱間圧延機のロールギャップの変動を推定し、熱間圧延機のロール偏心に起因して上記推定のロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定し、推定した外乱成分を打ち消す補正成分を生成し、生成した補正成分を用いて上記推定のロールギャップの変動から外乱成分を除去することにより、このロールギャップの変動を補正し、補正後のロールギャップの変動に基づいて、熱間圧延機の圧下量を制御し、この圧下量の制御を通して熱間圧延機のロールギャップを制御している。
このため、熱間圧延機にロール偏心が発生していない場合は勿論、ロール偏心が予期せず発生した場合であっても、ロールギャップの制御を阻害する外乱を除去して熱間圧延対象の鋼板に対するAGCを、ロールギャップの過小および過大の誤判断を起こすことなく適正に行うことができる。これにより、熱間圧延対象の鋼板の長手方向全域に亘り、熱間圧延機のロール偏心に起因する外乱のAGCに及ぼす影響を可能な限り軽減できる。この結果、鋼板の熱間圧延後の板厚変動を、鋼板製品として要求される板厚の公差上下限値内に安定して制御することができ、延いては、熱間圧延の際における鋼板の損失を低減して鋼板の熱間圧延歩留まりを向上することができる。
特に、鋼板の長手方向の全域に亘って熱間圧延機のロールギャップを可能な限り一定に制御できるため、熱間圧延鋼板の目標とする板厚を製品要求の範囲内において低く設定しても、要求板厚の公差下限値を割らず高品質な熱間圧延鋼板を安定して製造できる。この結果、鋼板の熱間圧延の歩留まりを向上するのみならず、鋼板の熱間圧延に要する原単位を低減できることから、鋼板の製造コストの低減を促進することができる。
なお、上述した実施の形態では、図2に示したように、AGC処理部5によって熱間圧延機10のロールギャップ△Gの変動を推定した後、このロールギャップ△Gの変動に含まれる外乱成分を外乱オブザーバ6によって推定していたが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、外乱オブザーバ6によって外乱成分を推定した後にAGC処理部5によってロールギャップ△Gの変動を推定してもよいし、AGC処理部5によるロールギャップ△Gの変動の推定と外乱オブザーバ6による外乱成分の推定とを並行して行ってもよい。
また、上述した実施の形態では、ロールギャップ△Gの経時的な変動を推定していたが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、熱間圧延される鋼板15の長手方向の圧延距離、鋼板15の熱間圧延の進行量、またはワークロール11a,11bの回転量に伴うロールギャップ△Gの変動を推定してもよい。
さらに、上述した実施の形態では、単一スタンドの熱間圧延機に板厚制御装置を適用していたが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明にかかる板厚制御装置および板厚制御方法は、単一スタンドの熱間圧延機のみならず、タンデム圧延機等の複数スタンドの熱間圧延機に適用してもよいし、可逆式の熱間圧延機に適用してもよいし、単一または複数スタンドの冷間圧延機に適用してもよい。
また、本発明にかかる板厚制御装置および板厚制御方法を適用する熱間圧延機または冷間圧延機のロール段数は、4段に限定されず、複数段(例えば4段以上)であってもよい。すなわち、本発明において、圧延機の圧延方式、スタンド数、およびロール段数は、特に問われない。
さらに、上述した実施の形態では、処理対象の金属板として鋼板を例示したが、これに限らず、本発明にかかる板厚制御装置および板厚制御方法によって圧延板厚を制御される金属板は、鋼以外の鉄合金であってもよいし、銅またはアルミニウム等の鉄合金以外であってもよい。すなわち、本発明において、処理対象の金属板は、鋼板、鋼板以外の鉄合金板、鉄合金以外の金属板のいずれであってもよく、また、鋼種等の金属板の種類(例えば強度や組成等)も特に問われない。
また、上述した実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。その他、上述した実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明に含まれる。
1 板厚制御装置
2 ロードセル
3 圧下装置
4 条件入力部
5 AGC処理部
5a ロールギャップ推定部
5b 補正部
5c 圧下量制御部
6 外乱オブザーバ
6a 外乱推定モデル
6b 補正信号生成部
10 熱間圧延機
11a,11b ワークロール
12a,12b バックアップロール
15 鋼板
L1,L2 波形

Claims (6)

  1. 圧延機による圧延後の金属板の板厚を制御する板厚制御装置において、
    前記圧延機の圧延荷重と前記金属板の圧延に関する条件とをもとに、前記金属板を圧延する際における前記圧延機のロールギャップの変動を推定するAGC処理部と、
    前記圧延機のロール偏心に起因して前記ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定し、推定した前記外乱成分を打ち消す補正成分を生成出力する外乱オブザーバと、
    を備え、前記AGC処理部は、前記補正成分を用いて前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去して前記ロールギャップの変動を補正し、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて前記圧延機の圧下量を制御し、前記圧下量の制御を通して前記ロールギャップを制御することを特徴とする板厚制御装置。
  2. 前記外乱オブザーバは、前記ロール偏心に起因して周期的に変動する前記ロールギャップの周期的変動成分を前記外乱成分として推定し、推定した前記周期的変動成分と逆位相の波形を有する前記補正成分を生成出力し、
    前記AGC処理部は、前記ロールギャップの変動を示す信号成分に前記逆位相の波形を有する前記補正成分を加算して、前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することを特徴とする請求項1に記載の板厚制御装置。
  3. 前記圧延機のワークロールの前記圧下量を調整して、一対の前記ワークロール間の前記ロールギャップを調整する圧下装置をさらに備え、
    前記AGC処理部は、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧下量を制御する制御信号を生成し、生成した前記制御信号を前記圧下装置に出力して前記圧下量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の板厚制御装置。
  4. 圧延機による圧延後の金属板の板厚を制御する板厚制御方法において、
    前記圧延機の圧延荷重と前記金属板の圧延に関する条件とをもとに、前記金属板を圧延する際における前記圧延機のロールギャップの変動を推定するロールギャップ推定ステップと、
    前記圧延機のロール偏心に起因して前記ロールギャップの変動に含まれる外乱成分を推定する外乱推定ステップと、
    推定した前記外乱成分を打ち消す補正成分を生成する補正成分生成ステップと、
    前記補正成分を用いて前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することにより、前記ロールギャップの変動を補正する補正ステップと、
    補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧延機の圧下量を制御する圧下量制御ステップと、
    前記圧下量の制御を通して前記ロールギャップを制御するロールギャップ制御ステップと、
    を含むことを特徴とする板厚制御方法。
  5. 前記外乱推定ステップは、前記ロール偏心に起因して周期的に変動する前記ロールギャップの周期的変動成分を前記外乱成分として推定し、
    前記補正成分生成ステップは、推定した前記周期的変動成分と逆位相の波形を有する前記補正成分を生成し、
    前記補正ステップは、前記ロールギャップの変動を示す信号成分に前記逆位相の波形を有する前記補正成分を加算して、前記ロールギャップの変動から前記外乱成分を除去することを特徴とする請求項4に記載の板厚制御方法。
  6. 前記圧下量制御ステップは、補正後の前記ロールギャップの変動に基づいて、前記圧下量を制御する制御信号を生成し、前記圧下量を調整する圧下装置に前記制御信号を出力して前記圧下量を制御することを特徴とする請求項4または5に記載の板厚制御方法。
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