JP2015109858A - 食塩味増強剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲食品の風味を損なうことなく、飲食品の食塩の含有量を低減できる食塩味増強剤及び食塩味増強方法の提供。【解決手段】ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物、好ましくは分子量1000〜5000のペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物及び有機酸を含有する食塩味増強剤、有機酸がコハク酸又はリンゴ酸である前記食塩味増強剤、及び前記食塩味増強剤を飲食品、好ましくは減塩飲食品に添加する食塩味増強方法。【選択図】なし

Description

本発明は、食塩味増強剤および食塩味増強方法に関する。
食塩(塩化ナトリウム)は、飲食品の調味や加工において、古来より広く使用される調味料であり、人体に必須の栄養成分からなることもあり、我々の生活にはなくてはならない調味料である。
しかし、その一方で、ナトリウムは、その過剰摂取により高血圧などの症状を示すことが示唆されており、また、脳卒中などの循環器系疾患の発症リスクを高めるといわれている。
日本における1日あたりの食塩摂取量は国の目標値を超え、慢性的な食塩過剰摂取の傾向にあるため対応が必要とされているが、単に食品中の食塩含有量を低減させた場合、特に10%以上低減させた場合は、食塩による塩味の減少とともに、該飲食品に必要とされる風味も低下する、すなわち食塩味が低下することがあり、何らかの工夫が必要である。
食塩の含有量を低減させた飲食品の食塩の代替として、食塩のかわりに塩化カリウムおよび糖アルコール(特許文献1)、トレハロース(特許文献2)等の、それ自身が食塩味を有する成分(以下、食塩代替成分ともいう)や、酸性ペプチド(特許文献3)、酸性アミノ酸、塩基性アミノ酸およびコハク酸(特許文献4)、黒麹や黄麹の混合物を消化分解して得られる分解液(特許文献5)、セチルピリジニウム塩またはセチルピリジニウム塩と塩基性アミノ酸との混合物(特許文献6)等の、それ自身は食塩味をほとんど有さないが食塩と共存することで、食塩味を増強する成分(以下、食塩味増強成分ともいう)等が添加されることがあるが、これらの添加では、低下した塩味や風味の補完が不十分であったり、また、風味に悪影響を及ぼしたりする場合があることから、新たな食塩味の補完方法の開発が望まれている。
特開昭62−32855号公報 特開平10−66540号公報 国際公開第01/39613号パンフレット 特開2002−345430号公報 特開平2−53456号公報 特表平3−502517号公報
本発明の目的は、飲食品の風味を損なうことなく、飲食品の食塩の含有量を低減できる食塩味増強剤および食塩味増強方法を提供することにある。
本発明は、以下の(1)〜(12)に関する。
(1)ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を含有することを特徴とする食塩味増強剤。
(2)アミノ−カルボニル反応物が、分子量1000〜5000のペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物である、上記(1)の食塩味増強剤。
(3)有機酸が、コハク酸またはリンゴ酸である、上記(1)または(2)の食塩味増強剤。
(4)ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、食塩を含有する飲食品の食塩味増強方法。
(5)アミノ−カルボニル反応物が、分子量1000〜5000のペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物である、上記(4)の方法。
(6)有機酸が、コハク酸またはリンゴ酸である、上記(4)または(5)の方法。
(7)食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、上記(4)〜(6)いずれか1つの方法。
(8)上記(1)〜(3)いずれか1つの食塩味増強剤を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、食塩を含有する飲食品の食塩味増強方法。
(9)食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、上記(8)の方法。
(10)ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする飲食品の製造方法。
(11)上記(1)〜(3)いずれか1つの食塩味増強剤を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、飲食品の製造方法。
(12)食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、上記(10)または(11)の方法。
本願は、2009年3月16日に出願された日本国特許出願2009-62292号の優先権を主張するものであり、該特許出願の明細書に記載される内容を包含する。
本発明により、飲食品の風味を損なうことなく、飲食品の食塩の含有量を低減できる食塩味増強剤および食塩味増強方法を提供することができる。
本発明の食塩味増強剤を、例えば食塩の含有量を低減させた飲食品に添加することにより製造された飲食品は、食塩の含有量が低いにも関わらず、塩味を強く感じることができ、かつ風味もよい。
本発明に用いられるペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物(以下、単にアミノ−カルボニル反応物ともいう)の調製に用いられるペプチドは、ペプチド合成により得たものでもよいが、蛋白質を蛋白質分解酵素、酸等を用いて加水分解して得られる蛋白質加水分解物、該蛋白質加水分解物を限外ろ過、ゲルろ過等の分子量分画方法に供し、分取して得られるペプチドを含有する画分等のペプチド含有物等を用いてもよい。
ペプチドを含有する画分としては、たとえば、蛋白質加水分解物を、分子量を指標として分画して得られる、分子量500以上、好ましくは1000〜20,000、より好ましくは1000〜10,000、さらに好ましくは分子量1000〜5000の画分が用いられる。
蛋白質加水分解物は、動物蛋白質加水分解物(HAP、EAP等)、植物蛋白質加水分解物(HVP、EVP等)、酵母エキス等として市販されているものを用いてもよく、大豆蛋白質、小麦蛋白質、トウモロコシ蛋白質等の植物蛋白質、ホエー蛋白質、カゼイン等の乳蛋白質、卵白蛋白質、卵黄蛋白質等の卵蛋白質、血漿蛋白質、血球蛋白質等の血液蛋白質、食肉蛋白質、魚肉蛋白質等の動物蛋白質、酵母菌体由来の蛋白質を加水分解処理に供して得られるものを用いてもよい。酵母菌体由来の蛋白質としては、ビール酵母、パン酵母、トルラ酵母等の酵母の菌体、および菌体に含まれる蛋白質を単離、精製したもののいずれを用いてもよい。
蛋白質としては、上記蛋白質に化学処理、酵素処理、物理処理等を施した蛋白質、例えばゼラチン、プラクアルブミン、メタプロテイン、プロテオース、ペプトン等を用いてもよい。ゼラチンとしては、酸処理により得られるゼラチン(タイプA)およびアルカリ処理により得られるゼラチン(タイプB)のいずれを用いてもよい。
蛋白質は、上記蛋白質のいずれであってもよいが、大豆蛋白質、小麦蛋白質、ホエー蛋白質、カゼイン、血漿蛋白質、卵白蛋白質、ゼラチンまたは酵母菌体由来の蛋白質が好適に用いられる。
蛋白質分解酵素としては、エンドペプチダーゼ(プロテイナーゼともいう)およびエキソペプチダーゼがあげられるが、エンドペプチダーゼを用いることが好ましい。エンドペプチダーゼとしては、エキソペプチダーゼ活性も有するエンドペプチダーゼを用いることが好ましい。エキソペプチダーゼ活性が低いエンドペプチダーゼを用いる場合、エキソペプチダーゼを別途混合して使用してもよい。
エンドペプチダーゼとしては、例えばトリプシン、キモトリプシン、ズブチリシン等のセリンプロテアーゼ、パパイン、ブロメライン、フィシン等のチオールプロテアーゼ、ペプシン、キモシン等のカルボキシプロテアーゼ、サーモリシン等のメタルプロテアーゼ等があげられる。市販されているエンドペプチダーゼとしては、例えばトリプシン、キモトリプシン、ペプシン、スミチームLP(新日本化学社製)、ビオプラーゼ(ナガセケムテックス社製)、アルカラーゼ(ノボザイムズジャパン社製)等があげられる。
エキソペプチダーゼ活性を有するエンドペプチダーゼとしては、例えばウマミザイム(天野エンザイム社製)、アクチナーゼ(科研ファルマ社製)等があげられる。
蛋白質分解酵素の使用量は、使用する酵素や蛋白質の種類等によって異なるため特に限定はないが、通常、加水分解処理する蛋白質100重量部に対して0.05〜10重量部である。
蛋白質の加水分解処理のpHや反応温度は、使用する蛋白質分解酵素の最適条件またはそれに近い条件を適宜用いればよい。pHは、塩酸、酢酸、乳酸、クエン酸、リン酸等の飲食品に許容される酸、または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の飲食品に許容されるアルカリを添加することによって調整することができる。
蛋白質の加水分解処理時間は、使用する蛋白質分解酵素の種類、その使用量、温度、pH条件等で異なるが、通常は1〜100時間が好ましく、6〜72時間がより好ましい。
蛋白質を酸により加水分解する場合、蛋白質を、0.1〜1mlo/lの塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、またはクエン酸等の有機酸の存在下で、70〜100℃で、0.5時間〜24時間、好ましくは1時間から5時間加熱処理する。
蛋白質の加水分解処理後、反応液は、そのまま次の処理に供してもよく、蛋白質分解酵素を用いた場合、加熱処理、酸処理等によって酵素を失活させた後に次の処理に供してもよい。
ペプチドと共存させるカルボニル化合物としては、カルボニル基をもつ有機化合物であればいずれも用いられるが、好ましくは還元糖、脂質の酸化によって生成するカルボニル化合物が、特に好ましくは還元糖が用いられる。
還元糖としては、単糖、還元性をもつ二糖以上の多糖類糖があげられる。
単糖としては、トリオース、テトラオース、ペントース、ヘキソース、ヘプトース等があげられ、ペントースまたはヘキソースが好適に用いられる。
ペントースとしては、L−アラビノース、D−キシロース、D−リボース、D−2−デオキシリボース等があげられ、D−キシロースまたはD−リボースが好適に用いられる。
ヘキソースとしては、D−グルコース、D−フルクトース、D−ガラクトース、D−マンノース等があげられ、D−グルコースまたはD−フルクトースが好適に用いられる。また、ヘキスロン酸も用いることができ、グルクロン酸、ガラクツロン酸等があげられ、ガラクツロン酸が好適に用いられる。
還元糖をもつ二糖以上の多糖類とは、単糖が二個以上結合してできたカルボニル基をもつ多糖類であり、かつアルカリ性でフェーリング溶液を還元するものをいう。例えばマルトース、ラクトース、イソマルトース、マルトトリオース、マルトテトラオース、デキストリン等があげられる。
脂質の酸化によって生成するカルボニル化合物としては、脂質の酸化によって生じるハイドロパーオキサイドが分解して生成する飽和アルデヒド、不飽和アルデヒド等のアルデヒド化合物等があげられる。
飽和アルデヒドとしては、プロパナール、ヘキサナール、オクタナール、ノナナール等があげられ、ヘキサナールまたはノナナールが好適に用いられる。
不飽和アルデヒドとしては、2−ブテナール(クロトンアルデヒド)、2−ヘキセナール、2−デセナール、2−ウンデセナール、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール等があげられ、2−ブテナールまたは2−ヘキセナールが好適に用いられる。
本発明のアミノ−カルボニル反応物の調製方法を以下に例示する。
水、または水を主成分とし、他の成分、例えばアルコール、アミノ酸、金属イオン等を含む溶媒中に、ペプチドを1〜60%(w/v)、好ましくは1〜10%(w/v)となるように溶解し、また、カルボニル化合物を0.001〜30%(w/v)、好ましくは0.01〜10%(w/v)となるように溶解して、ペプチドとカルボニル化合物の混合水溶液を調製する。
該混合水溶液をpH3〜9、好ましくはpH5〜7に調整し、30〜180℃、好ましくは60〜120℃で、1時間〜数ヶ月、好ましくは1〜6時間反応させることにより、本発明に用いられるアミノ−カルボニル反応物を含有する溶液が調製される。
得られたアミノ−カルボニル反応物を含有する溶液は、そのまま本発明の食塩味増強剤の調製に用いてもよいし、必要に応じて活性炭、限外ろ過等による脱色処理、クロマトグラフィー、膜分離等による分離精製処理、減圧濃縮等による濃縮処理などの処理をして、脱色液、精製液、濃縮液等の液体を調製し、これを本発明の食塩味増強剤の調製に用いてもよく、さらに、該液体を減圧乾燥、噴霧乾燥等の乾燥処理などの処理に供して、固形物、粉末等の固体を調製し、これを本発明の食塩味増強剤の調製に用いてもよい。
なお、上記アミノ−カルボニル反応物の調製において、ペプチドとカルボニル化合物の混合水溶液のpHを調製後、凍結乾燥、噴霧乾燥等の乾燥処理などを行って得られる乾燥粉末を、相対湿度50〜90%、好ましくは60〜80%に調整し、30〜180℃、好ましくは60〜120℃で、数時間〜数ヶ月間、好ましくは3〜10日間反応させることによっても、アミノ−カルボニル反応物を得ることができる。
本発明において、アミノ−カルボニル反応物とともに用いられる有機酸としては、一般食品用に使用されている有機酸であれば特に限定されないが、アジピン酸、アスコルビン酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸等があげられ、好ましくはコハク酸、アジピン酸またはリンゴ酸があげられ、さらに好ましくはコハク酸またはリンゴ酸があげられる。
本発明の食塩味増強剤は、たとえば、アミノ−カルボニル反応物および有機酸を混合、または水もしくは水を主成分とし他の成分、例えばアルコール、アミノ酸、金属イオン等を含む溶媒中に溶解させて、アミノ−カルボニル反応物および有機酸を含有する組成物として調製することができる。
有機酸の使用量は、該組成物中の有機酸の含有量が、アミノ−カルボニル反応物100重量部に対して、遊離の有機酸換算で0.1〜50重量部となる量が好ましく、0.5〜30重量部となる量がさらに好ましい。
本発明の食塩味増強剤は、粉体、粒体、粉粒体等の固体状、溶液等の液体状のいずれの形態であってもよい。
本発明の食塩味増強剤は、アミノ−カルボニル反応物および有機酸以外に、必要に応じて、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩、グルタミン酸ナトリウム、グリシン、アラニン等のアミノ酸、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム等の核酸、ショ糖、ブドウ糖、乳糖等の糖、醤油、味噌、畜肉エキス、家禽エキス、魚介エキス、酵母エキス、蛋白質加水分解物等の天然調味料、スパイス類、ハーブ類等の香辛料、デキストリン、各種澱粉等の賦形剤等の飲食品に使用可能な添加物を含有してもよい。食塩(塩化ナトリウム)を含有する本発明の食塩味増強剤は、食塩味調味料として用いてもよい。
本発明の食塩味増強方法としては、本発明の食塩味増強剤を、食塩を含有する飲食品を製造する際に素材の一部として添加する方法、製品となっている食塩を含有する飲食品を加熱調理、電子レンジ調理、真空調理等の調理する際または摂食の際に添加する方法等があげられる。あるいは、本発明の食塩味増強方法としては、前記のアミノ−カルボニル反応物と有機酸とを、食塩を含有する飲食品を製造する際に素材の一部として添加する方法等であってもよい。添加量は、適宜設定すればよい。
本発明における飲食品は、醤油、めんつゆ、だし汁、煮物調味液、漬物調味液、中華スープ、ドレッシング、味噌、味噌汁、ラーメンスープ(醤油ラーメンスープ、味噌ラーメンスープ等)、塩から、蒲鉾、ちくわ等の水産練加工品、ハム、ソーセージ等の畜肉加工品、和風惣菜、米菓、梅干、佃煮、各種麺、スポーツドリンク、クリーム、バター等の乳製品、コンソメ、ポタージュ等のスープ、トマトソース、ブラウンソース、デミグラスソース、パスタソース等の洋風ソース、各種畜肉エキス、フォン、ブイヨン、和洋中の肉、野菜惣菜、等の食塩を含有するいずれの飲食品であってもよいが、食塩(塩化ナトリウム)の含有量が、これらの飲食品の通常の含有量の10〜90重量%、好ましくは20〜80重量%である飲食品である減塩飲食品が好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。但し、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
分離脱脂大豆蛋白質を蛋白質分解酵素で加水分解して得られた分離脱脂大豆蛋白質加水分解物(協和発酵フーズ社製)5gおよび0.12gのn−ヘキサナールを水100mlに分散させ、溶液のpHを6に調整した後、90℃で4時間加熱した。溶液を冷却後、凍結乾燥して粉末1を得た。
また、濃い口醤油、だし汁、砂糖、鶏がらスープ、生姜、ニンニク、水等を用いて、常法により塩化ナトリウム濃度1.26重量%の醤油ラーメンスープ(通常タイプ)、および塩化ナトリウム濃度を0.96重量%とした醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)を調製した。
醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)100mlに、粉末1およびコハク酸を、第1表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらの醤油ラーメンスープの中で感じられる塩味、醤油の風味および醤油ラーメンスープとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第1表に示す。
Figure 2015109858
第1表に示すとおり、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)に、分離脱脂大豆蛋白質加水分解物とn−ヘキサナールとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末1およびコハク酸を添加した試験区3の醤油ラーメンスープは、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例2)
分離脱脂大豆蛋白質加水分解物のかわりにゼラチンを蛋白質分解酵素で加水分解して得られたゼラチン加水分解物(協和発酵フーズ社製)を用いる以外は実施例1と同様の操作を行って粉末2を得た。
実施例1で調製した醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)100mlに、粉末2およびコハク酸を、第2表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらの醤油ラーメンスープの中で感じられる塩味、醤油の風味および醤油ラーメンスープとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第2表に示す。
Figure 2015109858
第2表に示すとおり、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)に、ゼラチン加水分解物とn−ヘキサナールとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末2およびコハク酸を添加した試験区3の醤油ラーメンスープは、食塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例3)
5gの分離脱脂大豆蛋白質加水分解物のかわりに4gの酵母エキス(協和発酵フーズ社製)を用い、0.12gのn−ヘキサナールのかわりに1gのグルコースを用いる以外は実施例1と同様の操作を行って粉末3を得た。
また、濃い口醤油、だし汁、砂糖、醸造調味料、カツオエキス、昆布エキス、水等を用いて、常法により塩化ナトリウム濃度1.23重量%のめんつゆ(通常タイプ)、および塩化ナトリウム濃度を0.93重量%としためんつゆ(減塩タイプ)を調製した。
めんつゆ(減塩タイプ)100mlに、粉末3およびコハク酸を、第3表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらのめんつゆの中で感じられる食塩味、醤油の風味およびめんつゆとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、めんつゆ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第3表に示す。
Figure 2015109858
第3表に示すとおり、めんつゆ(減塩タイプ)に、酵母エキスとグルコースとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末3およびコハク酸を添加した試験区3のめんつゆは、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例4)
分離脱脂大豆蛋白質200gを水1800mlに分散させ、アルカラーゼ(ノボザイムズ社製)を4ml加えて、50℃で30分間反応させた。さらに水酸化ナトリウムでpH8に維持しながら50℃で20時間反応させた。
反応終了後、85〜90℃で20分間加熱して酵素を失活させた後、遠心分離した。得られた上清をろ過し、ろ液を限外ろ過(分画分子量1000〜5000の限外ろ過膜を使用)に供し、分子量1000〜5000の画分を得た。得られた画分を凍結乾燥させて粉末を得た。
該粉末4gを、0.8gのキシロースを含む水溶液100mlに溶解し、95℃で4時間反応させた。
得られた反応液を限外ろ過(分画分子量1000の限外ろ過膜を使用)に供し、分子量1000以上の画分を得た。該画分を凍結乾燥して約2gの粉末4を得た。
また、0.9重量%の塩化ナトリウム水溶液を調製し、該水溶液に粉末4およびコハク酸を、第4表に示すように、それぞれ単独で、または組み合わせて添加した。
得られた各溶液の塩味について、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、以下の指標に従って7点評価で行い、各パネラーの評価の平均値を求めた。
結果を第4表に示す。
7点:非常に強く塩味を感じる
6点:塩味を強く感じる
5点:塩味を少し強く感じる
4点:塩味を感じる
3点:少し塩味を感じる
2点:わずかに塩味を感じる
1点:まったく塩味を感じない
Figure 2015109858
第4表に示すとおり、分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとキシロースとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末4およびコハク酸を添加した試験区3では強めの塩味が感じられ、かつコハク酸による異風味も感じられなかった。
(実施例5)
実施例1で調製した醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)100mlに、実施例4で得た粉末4およびコハク酸を、第5表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらの醤油ラーメンスープの中で感じられる塩味、醤油特有の風味および醤油ラーメンスープとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第5表に示す。
Figure 2015109858
第5表に示すとおり、減塩タイプの醤油ラーメンスープに、分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとキシロースとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末4およびコハク酸を添加した試験区3の醤油ラーメンスープは、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例6)
実施例3で調製しためんつゆ(減塩タイプ)100mlに、実施例4で得た粉末4およびコハク酸を、第6表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらのめんつゆの中で感じられる塩味、醤油特有の風味およびめんつゆとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、めんつゆ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第6表に示す。
Figure 2015109858
第6表に示すとおり、減塩タイプのめんつゆに、分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとキシロースとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末4およびコハク酸を添加した試験区3のめんつゆは、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例7)
加工用赤味噌および水を用いて、常法により塩化ナトリウム濃度1.46重量%の味噌汁(通常タイプ)、および塩化ナトリウム濃度を1.18重量%とした味噌汁(減塩タイプ)を調製した。
味噌汁(減塩タイプ)100mlに、実施例4で得た粉末4およびコハク酸を、第7表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらの味噌汁の中で感じられる食塩味、味噌の風味および味噌汁としての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、味噌汁(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第7表に示す。
Figure 2015109858
第7表に示すとおり、減塩味噌汁に、分離大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとキシロースとをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末4およびコハク酸を添加した試験区3の味噌汁は、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例8)
実施例4で得た分子量1000〜5000の画分の粉末4gを、0.8gのガラクツロン酸を含む水溶液100mlに溶解し、95℃で4時間反応させた。得られた反応液を限外ろ過(分画分子量1000の限外ろ過膜を使用)に供し、分子量1000以上の画分を得た。該画分を凍結乾燥して約2gの粉末5を得た。
また、ホワイトルゥ、バター、粉末油脂、脱脂粉乳、コーンスターチ、チキンブイヨン、野菜ブイヨン等を用いて、塩化ナトリウム濃度0.88重量%とする以外は、常法によりクリームスープ(減塩タイプ)を調製した。
該クリームスープ100mlに、粉末5およびコハク酸を、第8表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
得られたクリームスープの中で感じられる食塩味、乳製品特有のクリーム風味およびクリームスープとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、クリームスープ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第8表に示す。
Figure 2015109858
第8表に示すとおり、クリームスープ(減塩タイプ)に、分離大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとガラクツロン酸とをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末5およびコハク酸を添加した試験区3のクリームスープは、塩味が最も強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例9)
実施例1で調製した醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)100mlに、実施例8で得た粉末5およびリンゴ酸を、第9表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらの醤油ラーメンスープの中で感じられる食塩味、醤油の風味および醤油ラーメンスープとしての好ましさについて、7名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第9表に示す。
Figure 2015109858
第9表に示すとおり、醤油ラーメンスープ(減塩タイプ)に、分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとガラクツロン酸とをアミノ−カルボニル反応させて得た粉末5およびリンゴ酸を添加した試験区3の醤油ラーメンスープは、食塩味が強く、かつ風味もよいものであった。
(実施例10)
実施例4で得た分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000の画分の粉末4gを、0.8gのデキストリン(パインデックス#4:松谷化学社)を含む水溶液100mlに溶解し、95℃で4時間反応させた。得られた反応液を限外ろ過(分画分子量1000の限外ろ過膜を使用)に供して分子量1000以上の画分を約2gのアミノ−カルボニル反応物6として得た。
実施例3で調製しためんつゆ(減塩タイプ)100mlに、上記のように調製したアミノ−カルボニル反応物およびリンゴ酸を、第10表に示すように、単独で、または組み合わせて添加した。
これらのめんつゆの中で感じられる食塩味、醤油の風味およびめんつゆとしての好ましさについて、4名のトレーニングされたパネラーにより官能評価を行った。
評価は、各評価項目において、評価の最も低いものを1点、評価の最も高いものを7点とし、めんつゆ(減塩タイプ)を3点とする7点評価法で行った。
結果を第10表に示す。
Figure 2015109858
第10表に示すとおり、分離脱脂大豆蛋白質由来の分子量1000〜5000のペプチドとデキストリンとをアミノ−カルボニル反応させて得られたアミノ−カルボニル反応物6およびリンゴ酸を添加した試験区3のめんつゆは食塩味が強く、かつめんつゆとしての好ましさもより強いものであった。
本発明は、食塩の含有量を低減した減塩飲食品の製造・加工分野において利用できる。

Claims (12)

  1. ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を含有することを特徴とする食塩味増強剤。
  2. アミノ−カルボニル反応物が、分子量1000〜5000のペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物である、請求項1記載の食塩味増強剤。
  3. 有機酸が、コハク酸またはリンゴ酸である、請求項1または2記載の食塩味増強剤。
  4. ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、食塩を含有する飲食品の食塩味増強方法。
  5. アミノ−カルボニル反応物が、分子量1000〜5000のペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物である、請求項4記載の方法。
  6. 有機酸が、コハク酸またはリンゴ酸である、請求項4または5記載の方法。
  7. 食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、請求項4〜6いずれか1項に記載の方法。
  8. 請求項1〜3いずれか1項に記載の食塩味増強剤を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、食塩を含有する飲食品の食塩味増強方法。
  9. 食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、請求項8記載の方法。
  10. ペプチドとカルボニル化合物とのアミノ−カルボニル反応物および有機酸を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする飲食品の製造方法。
  11. 請求項1〜3いずれか1項に記載の食塩味増強剤を、食塩を含有する飲食品に添加することを特徴とする、飲食品の製造方法。
  12. 食塩を含有する飲食品が、減塩飲食品である、請求項10または11記載の方法。
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