JP2015106682A - モールドパッケージ - Google Patents

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Takumi Nomura
匠 野村
野村 徹
Toru Nomura
徹 野村
康富 浅井
Yasutomi Asai
浅井  康富
茂雄 吉崎
Shigeo Yoshizaki
茂雄 吉崎
敦彦 田中
Atsuhiko Tanaka
敦彦 田中
啓聖 森田
Hiromasa Morita
啓聖 森田
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Abstract

【課題】制御部品が搭載された回路基板と、パワー素子が搭載された放熱シートを含むパワー素子搭載部とを平面的に配置し、これらをモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージにおいて、温度変化によるパッケージの平面方向の変形の際に、パワー素子搭載部における放熱シートへ発生するダメージを軽減する。【解決手段】パワー素子搭載部20は、一面21側がリードフレーム210、他面22側が電気絶縁性樹脂よりなる放熱シート220とされた積層板であって、回路基板10とは平面的に離間して配置されている。パワー素子搭載部20の他面22はモールド樹脂40の下面42より露出している。モールド樹脂40のうちパワー素子搭載部20の封止部を含む部分が、モールド樹脂40の上面41が凹んだ凹み部43とされており、この凹み部43の樹脂厚さt1は、凹み部43以外の部分の樹脂厚さt2に比べて薄いものとされている。【選択図】図1

Description

本発明は、制御部品が搭載された回路基板と放熱を要するパワー素子とを平面的に配置し、これらをモールド樹脂で封止してなるモールドパッケージに関する。
従来より、この種のモールドパッケージとして、たとえば、特許文献1に記載のものが提案されている。このものは、半導体素子等の制御部品が搭載されたセラミック等よりなる回路基板と、制御部品よりも発熱が大きいパワー素子が搭載されたパワー素子搭載部とを備える。ここで、パワー素子搭載部は、パワー素子側から金属製のリードフレーム、板状の電気絶縁性樹脂よりなる放熱シートが順次積層された積層板よりなる。
そして、回路基板とパワー素子搭載部とは平面的に配置されている。つまり、回路基板とパワー素子搭載部とは、パワー素子搭載部におけるパワー素子の搭載面と平行な平面方向にて離間して配置されている。そして、回路基板、パワー素子およびパワー素子搭載部は、モールド樹脂で封止されるとともに、パワー素子搭載部の放熱シートについては、放熱のためにモールド樹脂より露出している。
特開2010−245188号公報
ところで、このようなモールドパッケージにおいては、モールド樹脂の硬化収縮時や使用時など、モールドパッケージが高温から低温へ温度変化するとき、モールド樹脂、回路基板、および、パワー素子搭載部の三者の線膨張係数差等により、パッケージの平面方向にて当該パッケージが変形する。
具体的には、当該温度変化の際、当該平面方向にてパワー素子搭載部が収縮変形しようとするが、それに比べて回路基板の変形は小さいため、パッケージ全体としては、パワー素子搭載部側の方が回路基板側よりも収縮した状態に変形しようとする。
たとえば上記平面方向にて一方に回路基板、他方にパワー素子搭載部が配置された構成の場合、当該パッケージは、パワー素子搭載部側から回路基板側に広がる扇状の平面形状に変形しようとする。
この変形が発生するとき、回路基板は変形しにくいので、この回路基板による拘束力がパワー素子搭載部の収縮変形を阻害する。そのため、この変形の際、パワー素子搭載部における放熱シートにクラック等のダメージが生じやすく、電気的な絶縁信頼性が低下するおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、温度変化によるパッケージの平面方向の変形の際に、パワー素子搭載部における放熱シートへ発生するダメージを軽減することを目的とする。
本発明は、上記した変形時における回路基板によるパワー素子搭載部への拘束力は、パワー素子搭載部を封止するモールド樹脂の厚さが大きいほど、大きいものとなることに着目して、創出されたものである。
すなわち、請求項1に記載の発明では、制御部品(50、51)が搭載された回路基板(10)と、一面(21)側が金属製のリードフレーム(210)、他面(22)側が板状の電気絶縁性樹脂よりなる放熱シート(220)とされた積層板であって、当該一面と平行な平面方向にて回路基板とは平面的に離間して配置されたパワー素子搭載部(20)と、パワー素子搭載部の一面上に搭載され制御部品よりも発熱が大きいパワー素子(30)と、回路基板、パワー素子およびパワー素子搭載部を封止するモールド樹脂(40)と、を備え、パワー素子搭載部の一面側に位置するモールド樹脂の外面をモールド樹脂の上面(41)とし、モールド樹脂における当該上面とは反対側の外面を下面(42)としたとき、パワー素子搭載部の他面が、モールド樹脂の下面より露出しているモールドパッケージであって、
モールド樹脂における上面と下面との距離を樹脂厚さ(t1、t2)とし、モールド樹脂のうちパワー素子搭載部の封止部を含む部分が、上面および下面の少なくとも一方の面が凹んだ凹み部(43)とされており、この凹み部の樹脂厚さ(t1)は、モールド樹脂における凹み部以外の部分の樹脂厚さ(t2)に比べて薄いものとされていることを特徴とする。
それによれば、パワー素子搭載部を封止するモールド樹脂の部分では、凹み部を形成し、凹み部以外の部位に比して樹脂厚さを薄くしているので、回路基板によるパワー素子搭載部側への拘束力も小さくできる。そのため、本発明によれば、パワー素子搭載部における放熱シートへのダメージを軽減することができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のモールドパッケージにおいて、モールド樹脂の線膨張係数α1、回路基板の線膨張係数α2、および、パワー素子搭載部の線膨張係数α3の三者の大小関係は、α3>α1>α2となっていることを特徴としている。
このような場合に、上記したようなパッケージの平面方向の変形が発生しやすいので、凹み部による上記効果が有効に発揮される。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略斜視図である。 本発明の他の実施形態にかかるモールドパッケージを示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかるモールドパッケージS1について、図1を参照して述べる。このモールドパッケージS1は、たとえば自動車などの車両に搭載され、車両用の各種電子装置を駆動するための装置として適用されるものである。
本実施形態のモールドパッケージS1は、大きくは、回路基板10と、パワー素子搭載部20と、パワー素子搭載部20に搭載されたパワー素子30と、これら回路基板10、パワー素子30および前記パワー素子搭載部20を封止するモールド樹脂40と、を備えて構成されている。
回路基板10は、表裏の板面の一方を一面11、他方を他面12とするアルミナ等のセラミック基板であり、単層、多層を問わない。この回路基板10の一面11には、制御部品50、51が搭載されている。
制御部品50、51は、回路基板10に対して、はんだや導電性接着剤等の図示しないダイボンド材や、Au、Al、Cu等のボンディングワイヤ60等を介して接合されている。これら制御部品としては、たとえばマイコン等の半導体チップ50やコンデンサ、抵抗等の受動素子51が挙げられる。
そして、回路基板10は、自身に搭載されている制御部品50、51とともに制御回路を構成している。ここでは回路基板10は、制御部品50、51の実装面である一面11とは反対側の他面12にて、接着剤70を介してアイランド80に接続されている。限定するものではないが、たとえば、接着剤70としては、シリコーン系樹脂等の高放熱且つ低弾性の接着剤が望ましいが、エポキシ樹脂などの熱硬化樹脂やアクリル樹脂などの熱可塑性樹脂であってもよい。
このアイランド80は、表裏の板面の一方を一面81、他方を他面82とするCu等よりなる板状のものである。そして、回路基板10の他面12とアイランド80の一面81とが、接着剤70を介して対向し、接合されている。
パワー素子搭載部20は、一面21側が金属製のリードフレーム210、他面22側が板状の電気絶縁性樹脂よりなる放熱シート220とされた積層板により構成されている。そして、当該パワー素子搭載部20の一面21と平行な平面方向(図1の左右方向、パッケージS1の平面方向に相当)にて、パワー素子搭載部20と回路基板10とは、平面的に離間して配置されたものとされている。
リードフレーム210は板状をなし、たとえばCuやFe等の金属よりなる。このリードフレーム210には、リードフレーム210より突出する接続端子211が一体に設けられている。接続端子211の突出先端部はモールド樹脂40より突出しており、パッケージ外部と電気的に接続されるようになっている。
放熱シート220は、リードフレーム210側から、エポキシ樹脂等の電気絶縁性樹脂よりなる樹脂層221、Cu等の金属よりなる金属層222が順次積層された構造とされている。つまり、本実施形態のパワー素子搭載部20は、一面21側からリードフレーム210、樹脂層221、金属層222の3層が積層された構造とされており、一面21はリードフレーム210、他面22は金属層222により構成されている。
限定するものではないが、放熱性確保の点では、放熱シート220はリードフレーム210よりも一回り大きいことが望ましい。また、これも限定するものではないが、樹脂層221の厚みは、たとえば0.2±0.1mm程度である。この樹脂層221は、放熱性を良くするため、極力薄いことが望ましいが、トレードオフとして絶縁性が低下するため、たとえば0.2mm程度の厚さが望ましい。
なお、リードフレーム210と放熱シート220との積層構造よりなるパワー素子搭載部20において、リードフレーム210と放熱シート220との平面サイズが異なり、一方の周辺部が他方の外郭よりはみ出している場合であっても、パワー素子搭載部20の一面21はリードフレームの面であり、他面22は放熱シート220(ここでは金属層222)の面である。
そして、このパワー素子搭載部20の一面21すなわちリードフレーム210上に、パワー素子30が搭載されている。このパワー素子30は、制御部品50、51よりも駆動時の発熱が大きいものであり、たとえばパワー素子30としてはMOSトランジスタやIGBT(絶縁ゲート・バイポーラトランジスタ)等が挙げられる。
このパワー素子30は、パワー素子搭載部20の一面21すなわちリードフレーム210に対して図示しない上記ダイボンド材を介して接合されている。このダイボンド材としては、限定するものではないが、たとえばSn−Cu−Ni−Pはんだ等の材料が挙げられる。
そして、回路基板10とパワー素子30とは、それぞれボンディングワイヤ60等により電気的に接続されることにより、パッケージS1における電気回路を構成している。たとえば、パワー素子30は、回路基板10側にて構成された上記制御回路により制御されるようになっている。
また、ここでは、回路基板10におけるパワー素子搭載部20とは反対側に、回路基板10とパッケージS1の外部とを電気的に接続するためのリード90が、設けられている。そして、このリード90と回路基板10とがボンディングワイヤ60により電気的に接続されている。
リード90におけるワイヤ接続側はモールド樹脂40で封止され、ワイヤ接続側とは反対側はモールド樹脂40より突出している。これにより、リード90はモールド樹脂40からの突出部分にて、外部との接続が可能とされている。
なお、上記したアイランド80、リードフレーム210、および、リード90は、たとえば共通のリードフレーム素材を用いてモールド後にカットされることにより形成されたものにできる。ただし、これらについては、別々の素材より形成されたものであってもよいことはもちろんである。
モールド樹脂40は、図1に示されるように、制御部品50、51、回路基板10、アイランド80、リード90の一部、パワー素子30、パワー素子搭載部20、および、各ボンディングワイヤ60を封止している。このモールド樹脂40は、エポキシ樹脂等の典型的なモールド材料よりなるもので、トランスファーモールド法やコンプレッションモールド法等により成形されている。
ここで、パワー素子搭載部20の一面21側に位置するモールド樹脂40の外面をモールド樹脂40の上面41とし、モールド樹脂40における当該上面41とは反対側の外面を下面42とする。このとき、パワー素子搭載部20の他面22は、モールド樹脂40の下面42より露出している。これにより、パワー素子搭載部20の他面22、すなわち金属層222の外面がモールド樹脂40の下面42にて露出している。
ここでは、パワー素子搭載部20の他面22は、モールド樹脂40の下面42と同一平面の状態、いわゆる面一(つらいち)の状態とされている。しかしながら、パワー素子搭載部20については、一面21側がモールド樹脂で封止され、且つ他面22側が露出していればよく、他面22側は、モールド樹脂40の下面42に対して多少突出していてもよいし、引っ込んでいてもよい。
そして、本実施形態では、アイランド80における回路基板10とは反対側の面である他面82も、モールド樹脂40の下面42にて露出している。つまり、本実施形態では、回路基板10側およびパワー素子搭載部20側の両方ともに、いわゆるハーフモールド構造とされている。
このようなモールドパッケージS1においては、モールド樹脂40における樹脂厚さt1、t2は、モールド樹脂40の上面41と下面42との距離に相当する。ここで、本実施形態においては、図1に示されるように、モールド樹脂40のうちパワー素子搭載部20の封止部を含む部分が、モールド樹脂40の上面41が凹んだ凹み部43として構成されている。
つまり、本実施形態では、モールド樹脂40の上面41については、凹み部43の部分は、凹み部43以外の部分よりも凹んだものとされている。一方、モールド樹脂40の下面42については、全体が平坦な面とされている。これにより、この凹み部43の樹脂厚さt1は、モールド樹脂40における凹み部43以外の部分の樹脂厚さt2に比べて薄いものとされている。
図1の例では、凹み部43の樹脂厚さt1は、凹み部43以外の部分、すなわちモールド樹脂40の残部全体の樹脂厚さt2よりも薄く、凹み部43は、モールド樹脂40の中で樹脂厚さが最も薄い部分とされている。
また、ここでは、凹み部43は、モールド樹脂40の上面41の上方から視て、パワー素子搭載部20の直上から外側まではみ出した領域に設けられている。このような凹み部43を有するモールド樹脂40は、上記したトランスファーモールド法やコンプレッションモールド法等の樹脂成形手法により成形されている。
ところで、上記したように、この種のモールドパッケージにおいては、モールド樹脂40が高温から低温へ温度変化するときに、比較的変形しにくい回路基板10によって、比較的変形しやすいパワー素子搭載部20の変形が拘束される。
これについて、本実施形態によれば、パワー素子搭載部20を封止するモールド樹脂40の部分では、凹み部43を形成し、モールド樹脂40の残部すなわち凹み部43以外の部位に比して樹脂厚さを薄くしている。これにより、当該温度変化時にて回路基板10によるパワー素子搭載部20側への拘束力を小さくできるため、パワー素子搭載部20における放熱シート220へのダメージを軽減することができる。
ここで、モールドパッケージS1におけるモールド樹脂40の線膨張係数をα1、回路基板10の線膨張係数をα2、パワー素子搭載部20の線膨張係数をα3とする。ここで、回路基板10の線膨張係数α2は、回路基板10に搭載された構成要素50、51、60を除く回路基板10単体の線膨張係数である。
また、パワー素子搭載部20は、本実施形態では、金属製のリードフレーム210、放熱シート220を構成する樹脂層221および金属層222の3層の積層構造であるが、この積層構造全体の見かけ上の線膨張係数が、パワー素子搭載部20の線膨張係数α3とされる。
そして、本実施形態では、これら3個の線膨張係数α1〜α3の大小関係は、α3>α1>α2となっている。このような各部の線膨張係数の大小関係を有する場合に、各部の線膨張係数の差によって、上記したようなパッケージの平面方向における変形が発生しやすい。しかし、本実施形態では、上記した凹み部43による作用効果が発揮されるため、当該変形時における放熱シート220のダメージが抑制される。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態にかかるモールドパッケージS2について、図2を参照して述べる。この図2では、回路基板10上の制御部品50、51、ボンディングワイヤ60、リード90、リードフレーム210の接続端子211は省略してあるが、これら省略された構成要素についても、上記図1のものと同様に構成できることはもちろんである。
本実施形態は、上記第1実施形態との相違点を中心に述べることとする。上記第1実施形態では、上記図1に示したように、凹み部43はモールド樹脂40の上面41を凹ませたものであった。それに対して、本実施形態では、モールド樹脂40の上面41は全体に平坦な面としつつ、モールド樹脂40の下面42を凹ませたものとして凹み部43を構成している。
この場合も、パワー素子搭載部20を封止するモールド樹脂40の部分では、凹み部43を形成し、それ以外の部位よりも樹脂厚さを薄くしているので、温度変化時にて回路基板10によるパワー素子搭載部20側への拘束力を小さくできる。そのため、本実施形態によっても、パワー素子搭載部20における放熱シート220へのダメージを軽減することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態にかかるモールドパッケージS3について、図3を参照して述べる。また、図3では、モールド樹脂40の外形を一点鎖線で示し、モールド樹脂40内部の構成要素については実線で示してある。なお、この図3においても、回路基板10上の制御部品50、51、ボンディングワイヤ60、リード90、リードフレーム210の接続端子211は省略してあるが、本実施形態においても、これら省略された構成要素について、上記図1と同様に構成できることはもちろんである。
上記各実施形態に示したように、凹み部43は、モールド樹脂40のうちパワー素子搭載部20の封止部を含む部分に設けられていればよい。このとき、パワー素子搭載部20の封止部とは、実質的にパワー素子搭載部20の直上に位置するモールド樹脂40の部分であるが、凹み部43は、パワー素子搭載部20上の全体に位置していなくてもよく、パワー素子搭載部20上の一部のみに位置していてもよい。
つまり、モールド樹脂40の上面41の上方、すなわちパッケージの平面方向と直交する方向から視たとき、凹み部43の少なくとも一部がパワー素子搭載部20に重なった位置にあればよい。
そのような点から、図3に示される例では、凹み部43の一部がパワー素子搭載部20に重なった位置にあるものとされている。さらに、本実施形態では、凹み部43は、パワー素子搭載部20側より連続して回路基板10側まで延びるように設けられている。なお、図3におけるパワー素子搭載部20は、1個の共通の放熱シート220と、その上に積層された複数個のリードフレーム210との積層構造として構成されるものである。
(他の実施形態)
なお、上記第1実施形態では、凹み部43はモールド樹脂40の上面41を凹ませたものであり、上記第2実施形態では、凹み部43はモールド樹脂40の下面42を凹ませたものであった。これに加えて、凹み部43としては、上記第1および第2実施形態を組みあわせたもの、たとえばモールド樹脂40の上面41と下面42との両側から凹ませたものとしてもよい。
また、回路基板10としては上記したα3>α1>α2の線膨張係数の大小関係を満足するものであるならば、セラミック基板に限定されるものではなく、それ以外にも、たとえばプリント基板等であってもよい。
また、上記した凹み部43を有する構成は、当該凹み部43による上記作用効果が適切に発揮されるものであるならば、上記したα1〜α3の大小関係を満足しないモールドパッケージに対して、適用してもよい。
また、放熱シート220としては、板状の電気絶縁性樹脂よりなるものであればよく、上記各実施形態に示した放熱シート220において金属層222を省略して樹脂層221のみよりなるものであってもよい。この場合、樹脂層221がパワー素子搭載部20の他面22を構成して、モールド樹脂40の下面42より露出するものとされる。
また、モールドパッケージとしては、パワー素子搭載部20側は上記したハーフモールド構造であることが必要である。しかし、回路基板10側については、図4に示されるモールドパッケージS4のように、アイランド80の他面82側も封止されたフルモールド構造であってもよい。また、回路基板10側については、アイランド80および接着剤70は省略された構成であってもよい。
また、たとえば上記図1、図2の例では、モールドパッケージS1、S2において左から右に向かって回路基板10、パワー素子搭載部20が配列した構成であった。それに対して、図示しないが、たとえば上記図1、図2のモールド樹脂40内において回路基板10の左に、もう一つのパワー素子搭載部20が配置されたものであってもよい。
つまり、1個のモールドパッケージにおいて、モールド樹脂40内部にて平面的に離間して配置される回路基板10、パワー素子搭載部20は、1個ずつでなくてもよく、複数個であってもよい。また、その配置順についても限定するものではない。
また、回路基板10と制御部品50、51との電気的接続については、ボンディングワイヤ60を用いずに、たとえばバンプ電極等により行ってもよい。また、回路基板10には、制御部品50、51以外にも他の実装部品が搭載されていてもよい。また、回路基板10−パワー素子30間等、モールド樹脂40内の構成要素間の電気的接続についても、上記したボンディングワイヤ60以外に、たとえばフレキシブル配線等を用いるようにしてもよい。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能であり、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 回路基板
20 パワー素子搭載部
21 パワー素子搭載部の一面
22 パワー素子搭載部の他面
30 パワー素子
40 モールド樹脂
41 モールド樹脂の上面
42 モールド樹脂の下面
43 凹み部
50 制御部品としての半導体チップ
51 制御部品としての受動素子
210 リードフレーム
220 放熱シート

Claims (2)

  1. 制御部品(50、51)が搭載された回路基板(10)と、
    一面(21)側が金属製のリードフレーム(210)、他面(22)側が板状の電気絶縁性樹脂よりなる放熱シート(220)とされた積層板であって、当該一面と平行な平面方向にて前記回路基板とは平面的に離間して配置されたパワー素子搭載部(20)と、
    前記パワー素子搭載部の一面上に搭載され前記制御部品よりも発熱が大きいパワー素子(30)と、
    前記回路基板、前記パワー素子および前記パワー素子搭載部を封止するモールド樹脂(40)と、を備え、
    前記パワー素子搭載部の一面側に位置する前記モールド樹脂の外面を前記モールド樹脂の上面(41)とし、前記モールド樹脂における当該上面とは反対側の外面を下面(42)としたとき、
    前記パワー素子搭載部の他面が、前記モールド樹脂の下面より露出しているモールドパッケージであって、
    前記モールド樹脂における前記上面と前記下面との距離を樹脂厚さ(t1、t2)とし、
    前記モールド樹脂のうち前記パワー素子搭載部の封止部を含む部分が、前記上面および前記下面の少なくとも一方の面が凹んだ凹み部(43)とされており、
    この凹み部の前記樹脂厚さ(t1)は、前記モールド樹脂における前記凹み部以外の部分の前記樹脂厚さ(t2)に比べて薄いものとされていることを特徴とするモールドパッケージ。
  2. 前記モールド樹脂の線膨張係数α1、前記回路基板の線膨張係数α2、および、前記パワー素子搭載部の線膨張係数α3の三者の大小関係は、α3>α1>α2となっていることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018081947A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 三菱電機株式会社 パワーモジュールおよびその製造方法

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