JP2015106321A - 硬貨出金装置における硬貨受取皿 - Google Patents

硬貨出金装置における硬貨受取皿 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、硬貨出金装置において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にすると共に、活線挿抜しても硬貨センサが損傷しない硬貨出金装置における硬貨受取皿を提供することである。
【解決手段】
硬貨出金装置の外側フレームが外されて状態センサが非接続になった状態において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に装着すると、最初に硬貨センサ接続具が接続され、次いで受取皿装着センサが接続状態になり、次いで外側フレームを装着すると状態センサが接続状態になり、硬貨出金装置は稼働可能になる。硬貨受取皿を取り外す際は、逆に、外側フレームを取り外して状態センサを非接続状態にし、次いで、硬貨受取皿を引き出すことにより、まず、受取皿装着センサが非接続状態になり、次いで、硬貨センサ接続具が非接続状態になるので活線挿抜が防止される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、保留している硬貨を払出指令に基づいて、所定数、硬貨受取皿に送り出す硬貨出金装置における、硬貨を受け取るための硬貨受取皿に関する。
特に本発明は、保留している複数金種の硬貨を払出指令に基づいて、所定金種の硬貨を所定数、硬貨受取皿に送り出す硬貨出金装置における、硬貨を受け取るための硬貨受取皿が装置本体に対し着脱可能にされた硬貨受取皿に関する。
更に詳しくは、保留している複数金種の硬貨を払出指令に基づいて、所定金種の硬貨を所定数、硬貨受取皿に送り出す硬貨出金装置における、硬貨を受け取るための硬貨受取皿が装置本体に対し着脱可能にされると共に、当該硬貨受取皿に硬貨のセンサを備えた硬貨受取皿に関する。
なお、本明細書で使用する「硬貨」は、日本硬貨、米国硬貨又はユーロ硬貨等全ての硬貨を含んでいる。
第1の従来技術として、投入口に投入された硬貨を金種別に収容した後、払出口から払い出すようにした硬貨処理装置において、四方に斜面を有し前記払出口に払い出された硬貨を受けて中央に集めることができる受取皿と、2つの光軸が上から見て交差し、横から見て斜めになるよう2組の発光素子および受光素子を配置して前記受取皿内部の残留硬貨を検出するようにした光センサ手段とを備えていることを特徴とする硬貨処理装置が知られている(特許文献1)。
第2の従来技術として、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置において、投入された硬貨を金種別の硬貨収納庫へ収納し、収納された硬貨を払い出すことができる装置本体と、前記装置本体の硬貨収納庫より硬貨を払い出す硬貨払出口に隣接して装着され、前記硬貨払出口より払い出された硬貨を受けて貯めておき、前記装置本体に対して着脱可能な払出受取皿と、前記払出受取皿の装着位置に装着して前記硬貨払出口より払い出された硬貨を装置前まで送り出し、前記装置本体に対して着脱可能な一括回収シュートとを備え、前記払出受取皿又は前記一括回収シュートの装着を検知スイッチによって検知して、当該シュートの種類によって硬貨処理装置の動作を制限する硬貨処理装置が知られている(特許文献2)。
第3の従来技術として、筐体内部に収納された硬貨を、払出口から払い出すようにした硬貨処理装置において、底面と、前記底面の四方に斜面を有し前記払出口に払い出された硬貨を受けて前記底面上に集めることができる受取皿と、コアにコイルを巻装し、前記底面の裏面側に設けた近接センサと、前記近接センサにより前記受取皿内部の残留硬貨を検出するようにした硬貨残留検知手段と、を備えることを特徴とする硬貨処理装置が知られている(特許文献3)。
第4の従来技術として、本体及び当該本体に着脱可能な機器を有し、当該機器の本体に対する機器の着脱に連動して電源ラインと信号ラインとを接続、非接続にするようにした機器の電気ライン接続装置において、電気ライン接続装置を電源ラインコネクタと信号ラインコネクタとに分離し、接続する場合、電源ラインコネクタが先に接続された後、信号ラインコネクタが接続され、非接続にする場合、信号ラインコネクタが断線された後、電源ラインコネクタが断線されることを特徴とする機器の電気ライン接続装置が知られている(特許文献4)。
特許第4552871号(段落番号0017〜0019,図1〜図11) 特開2001−297351(段落番号0018〜0022、図1〜図6) 特開2011-65427(段落番号0010〜0012、図1〜図5) 特開2008-129733(段落番号0006〜0007、図1〜図3)
第1の従来技術においては、硬貨を払い出す硬貨処理装置において、払い出された硬貨を受けて保留する受取皿の残留硬貨を検出し、利用者に残留硬貨の存在を報知するための光センサが配置されており、硬貨の受け取り忘れを防止するために有用である。第1の従来装置における受取皿は、筐体に固定状態に取り付けられているため、光センサが作動中にその電源ラインが接続又は切断されることはない。
しかし、硬貨を受け取って保留する受取皿(硬貨受取皿)は、利用者が硬貨を取り出す際に取り出し易いよう、硬貨処理機の本体から突出して形成されている。そのため、製造工場から設置場所、例えばスーパーマーケットへの運搬の荷姿は、硬貨受取皿を本体から取り外して同一箱内に梱包することにより、梱包容積を小さくし、運搬効率が高めることが好ましい。さらに、顧客の要望によって、標準品とは異なる形状の硬貨受取皿が装着される場合がある。
しかしながら、第1の従来技術においては、硬貨受取皿が本体と一体であるため、運搬効率が低いと共に、顧客の要望が反映された硬貨受取皿を装着することが出来ない問題があった。
一方、第2の従来技術においては、硬貨処理装置(硬貨入出金処理装置、硬貨釣銭機等)における硬貨の払出受取口、又は、一括回収シュートを選択的に装置本体に装着することができる。しかし、当該払出受取口又は一括回収シュートには硬貨のセンサが装着されていない。そこで、第1の従来技術における問題を解決するため、第2の従来技術に開示された硬貨受取口を本体に対し着脱可能にする技術思想を第1の従来技術に組み合わせることが考えられる。
この場合、硬貨受取口を本体に対し着脱自在に設け、硬貨受取皿と本体とが別体で設置場所に搬送された後、設置場所であるスーパーマーケット等において、設置業者が硬貨受取皿を本体に装着する。
この装着の際、硬貨処理装置に電源が入った状態において、硬貨受取口を装着したり取り外したりする恐れがある。この場合、本体に電源が入った状態で硬貨受取口を装着するので、所謂、活線挿抜することになり、光センサに突入電流が流入し、光センサを構成する発光ダイオードや光トランジスタを破損する恐れがあり、単に第1の従来技術と第2の従来技術とを組み合わせることはできない。そこで、活線挿抜しても何ら不具合が生じない硬貨残留検知センサを有する硬貨受取皿が求められている。
第3の従来技術の硬貨処理装置は、第1の従来技術と同様に、硬貨受取皿における残留硬貨を検知することを目的とし、第1の従来技術における光センサを、コアにコイルを巻装した近接センサに置き換えたものである。近接センサは、塵埃等の影響を受けずに硬貨を検出できるので、硬貨処理装置において使用する場合、光センサに比して有利である。通常、近接センサはコアにコイルを巻いた構造であると共に、発振回路及び検波回路が一体化されたものが市販されている。発振回路及び検波回路が一体化されていない近接センサを用いる場合、本体側の制御基板にそれら回路を設けねばならず、コスト高になることから俄に採用し得ない。
市販されている発振回路及び検波回路が一体化された近接センサを第1の従来装置における光センサに置き換えると共に、第2の従来技術と組合せて当該近接センサを装着した硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にした場合、前述と同様に、活栓挿抜の恐れがあり、当該活栓挿抜をした場合には、発振回路又は検波回路が破損する恐れがあり、俄に採用しがたい。そこで、活線挿抜しても何ら不具合が生ぜず、かつ、塵埃等の影響を受けない硬貨残量検知センサを有する硬貨受取口が求められている。
第4の従来技術は、本出願人の出願に係る発明であって、活栓挿抜による問題発生を防止するため、コネクタをスイッチがわりとし、接続時には、信号線を先に接続した後、電力線を接続し、切断時は電力線を先に切断した後、信号線を切断するように構成したものである。
したがって、本体の電源が入っている場合において、電力線のコネクタが接続又は切断された場合、当該電力線に接続される機器には突入電流が作用することから、本発明を第1の従来技術と第2の従来技術又は第3の従来技術との組合せに適用しても、活線挿抜による構成部分の破損等は防止することができない問題がある。
本発明の基本的目的である第1の目的は、硬貨出金装置において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にすると共に、活線挿抜しても硬貨センサが損傷しない硬貨出金装置における硬貨受取皿を提供することである。
本発明の従的な目的である第2の目的は、硬貨出金装置において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にすると共に、活線挿抜しても硬貨センサが損傷せず、さらに、1つの硬貨センサが故障しても残留硬貨を検知できる硬貨出金装置における硬貨受取皿を提供することである。
本発明の従的な目的である第3の目的は、硬貨出金装置において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にすると共に、活線挿抜しても硬貨センサが損傷せず、さらに、広範な硬貨材質であっても検出可能な硬貨出金装置における硬貨受取皿を提供することである。
本発明の従的目的である第4の目的は、硬貨出金装置において、硬貨センサが装着された硬貨受取皿を本体に対し着脱可能にすると共に、活線挿抜しても硬貨センサが損傷しない硬貨出金装置における硬貨受取皿を安価に提供することである。
本発明の4つの目的を記載したが、本発明は、少なくとも基本的目的である第1の目的を達成できれば良い。
この目的を達成するため、請求項1にかかる第1の発明は以下のように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、前記硬貨センサと前記状態センサは前記硬貨センサ接続具を介して電源に対し電気的に直列に接続され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサ接続具の接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ接続具が切断されるように構成されている
ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項2にかかる第2の発明は、次ぎのように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは近接センサであり、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、前記硬貨センサと前記状態センサは前記硬貨センサ接続具を介して電源に対し電気的に直列に接続され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサが切断されるように構成されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項3にかかる第3の発明は、次ぎのように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、さらにまた、前記硬貨受取皿に一体に設けられた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記硬貨センサ、前記受取皿装着状態センサ、及び、前記状態センサは前記硬貨センサ接続具を介して電源に対し電気的に直列に接続され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサ接続具が接続されると共に前記開閉スイッチの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ接続具並びに前記開閉スイッチが接続解除されるように前記作動体と前記開閉スイッチとの位置関係、並びに、前記本体側接続具と前記受取皿側接続具との位置関係が設定されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項4にかかる第4の発明は、次ぎのように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは少なくとも2つの近接センサであり、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、さらにまた、前記硬貨受取皿に一体に設けられた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記複数の近接センサは直列接続された前記受取皿装着状態センサ、前記状態センサ及び電源に対し前記硬貨センサ接続具を介して直列に接続されると共に、前記複数の近接センサのそれぞれは並列に接続され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサが接続されると共に前記開閉スイッチの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ並びに前記開閉スイッチが切断されるように構成されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項5にかかる第5の発明は、次ぎのように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは複数の近接センサであり、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、さらにまた、前記硬貨受取皿に一体に設けられた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記複数の近接センサは、直列接続された前記硬貨センサ接続具を介して前記受取皿装着状態センサと電源に対し直列に接続されると共にそれぞれ並列に接続され、さらに、それぞれ異なる周波数が印可され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサ及び前記開閉スイッチの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ及び受取皿装着状態センサが切断されるように構成されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項6に係る第6の発明は、以下のように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨受取皿を前記本体に着脱する際移動する部材と一体に設けた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記硬貨センサと前記受取皿装着状態センサ及び前記状態センサは前記硬貨センサ接続具を介して電源に対し電気的に直列に接続され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ及び前記開閉スイッチが切断するように前記作動体と前記開閉スイッチとの位置関係、並びに、前記本体側接続具と前記受取皿側接続具との位置関係が設定されている前記硬貨受取皿、及び、前記硬貨受取皿側に配置された被保持体と、前記本体側に配置された保持体とよりなる保持装置を含み、前記硬貨センサ、前記受取皿装着状態センサ、及び、前記電源が直列に接続された状態において、前記保持体が前記被保持体を保持するよう設定されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取である。
請求項7に係る第7の発明は、以下のように構成されている。
本体内に保留された硬貨を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨を前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿に受け入れて、前記硬貨受取皿に設けられた硬貨センサにより前記硬貨受取皿における硬貨の有無を検知する硬貨出金装置において、前記硬貨センサは複数の近接センサであり、さらに、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、さらにまた、前記硬貨受取皿を前記本体に着脱する際移動する部材と一体に設けた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記複数の近接センサは、前記硬貨センサ接続具を介して前記受取皿装着状態センサ、前記状態センサと前記電源に対し直列に接続されると共に、前記複数の近接センサのそれぞれは並列に接続され、さらに、それぞれ異なる周波数が印可され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサ及び前記受取皿装着状態センサの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ及び前記受取皿装着状態センサが切断するように前記作動体と開閉スイッチとの位置関係、並びに、前記受取皿側接続具と前記本体側接続具との位置関係が設定されている前記硬貨受取皿、及び、前記硬貨受取皿側に配置された被保持体と、前記本体側に配置された保持体とよりなる保持装置を含み、前記硬貨センサ、前記受取皿装着状態センサ、前記状態センサ、及び、前記電源が直列に接続された状態において、前記保持体が前記被保持体を保持するよう設定されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
請求項1に係る第1の発明において、硬貨受取皿は、硬貨センサを備え、かつ、本体に対し着脱可能である。また、硬貨センサは受取皿装着状態センサの接続並びに接続解除によって、電気的接続が接続又は切断される。さらに、硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサが、硬貨出金装置が作動可能状態にない場合、電気的接続を解除し、作動可能状態である場合、電気的に接続する。そして、硬貨センサ、受取皿装着状態センサ及び状態センサは硬貨センサ接続具を介して電源に対して直列接続されている。
さらにまた、硬貨センサは、本体側に取付けられた本体側接続具と、硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって、本体側の電源と電気的に接続され、又は、接続解除される。
したがって、硬貨受取皿が本体に装着され、硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続された場合であっても、受取皿装着状態センサ、又は、状態センサが接続されない場合、硬貨受取皿に配置された硬貨センサへ電流が流れない。受取皿装着状態センサは硬貨受取皿が、硬貨センサ接続具が接続された所定位置に装着された場合、接続状態になる。状態センサは硬貨出金装置が作動可能状態に有るか否かを検知する。換言すれば、硬貨出金装置が作動可能状態にあれば電気的に接続されて通電可能であり、作動可能状態に無ければ通電不能である。
したがって、硬貨受取皿が本体に装着されて硬貨センサ接続具が接続されると共に受取皿装着状態センサが接続された後、状態センサが接続された後でなければ硬貨出金装置が作動可能状態にならず、逆に、硬貨受取皿を取り外す際は、状態センサが接続解除された後、受取皿装着状態センサが接続解除されると共に硬貨センサ接続具が接続解除された後でなければ硬貨受取皿は本体から取り外すことができない。換言すれば、硬貨受取皿を本体へ装着する際、硬貨センサ及び受取皿装着状態センサの接続後に状態センサが接続され、硬貨受取皿を本体からの取り外し際には、状態センサが接続解除された後、受取皿装着状態センサが接続解除されると共に硬貨センサ接続具が接続解除される。よって、活線状態において、硬貨受取皿が本体から取り外されることがなく、硬貨センサに電流が突然供給され、又は、突然切断されることは無い。
したがって、硬貨受取皿の本体に対する着脱に際し、活線挿抜が行われることがないから、本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成することができる利点がある。
請求項2に係る第2の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので、第1の発明同様に本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
また、硬貨センサが近接センサであるから、塵埃等によって硬貨の検知に影響を受けないので、本発明の第2の目的を達成できる利点がある。
請求項3に係る第3の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので、第1の発明同様に本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
さらに、受取皿装着状態センサが硬貨受取皿に一体に設けられた作動体と本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなるので、安価に構成できることから、本願発明の従的目的である第4の目的を達成できる利点がある。
請求項4に係る第4の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので、第1の発明同様に本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
さらに、硬貨センサは複数の近接センサからなることから、第2の発明同様に塵埃等によって硬貨の検知に影響を受けない利点がある。
また、近接センサは複数であり、受取皿装着状態センサ、状態センサ及び電源に対し直列に接続されると共にそれら近接センサは並列に接続されていることから、複数の近接センサの内、少なくとも1つが正常であれば、検知範囲は狭まるが硬貨受取皿における残留硬貨の検知ができるので、本願発明の第2の目的を達成できる利点がある。
請求項5に係る第5の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
また、硬貨センサは複数の近接センサからなり、それらは並列に接続されていることから、第2の発明同様に塵埃等によって硬貨の検知に影響を受けない利点がある。さらに、近接センサは複数であり、それらは並列に接続されていることから、複数の近接センサの内、少なくとも1つが有効であれば、検知範囲が狭まるものの硬貨受取皿における残留硬貨の検知ができるので、本願発明の第2の目的を達成できる利点がある。
さらにまた、複数の近接センサにはそれぞれ異なる周波数が印可されていることから、その周波数毎に検知可能な金属材料が異なり、結果として、検知可能な硬貨範囲が拡大できるので従たる目的である第3の目的を達成できる利点がある。
請求項6に係る第6の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので本願発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
さらに、受取皿装着状態センサが硬貨受取皿を本体に着脱する際に移動する部材と一体に設けた作動体と、本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなるので、当該開閉スイッチは市販のスイッチを使用することができ、安価に構成できることから、本発明の従的目的である第4の目的を達成できる利点がある。
また、保持装置によって硬貨センサ、受取皿装着状態センサ、状態センサ、及び、電源が直列に接続された状態において、保持位置に保持されるので、不意に硬貨保持受取皿が本体から外れることを抑制できる利点を有する。
請求項7に係る第7の発明において、主たる構成は第1の発明と実質的に同一であるので本発明の基本的目的たる第1の目的を達成できる利点がある。
さらに、受取皿装着状態センサが、硬貨受取皿を本体に着脱する際に移動する部材と一体に設けた作動体と、本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなるので当該開閉スイッチは市販のスイッチを使用することができ、安価に構成できることから、本発明の第4の目的を達成できる利点がある。
また、硬貨センサは複数の近接センサからなることから、第2の発明同様に塵埃等によって硬貨の検知に影響を受けない利点がある。
さらにまた、近接センサは複数であり、それぞれ並列に接続されていることから、少なくとも1つの近接センサが有効であれば、検知範囲は狭まるものの硬貨受取皿における残留硬貨の検知ができるので、本発明の第2の目的を達成できる利点がある。
また、複数の近接センサにはそれぞれ異なる周波数が印可されていることから、その周波数毎に検知可能な金属材料が異なることから、結果として、検知可能な硬貨範囲を拡大できることから、本発明の従的目的である第4の目的を達成できる利点がある。
さらにまた、保持装置によって硬貨センサ、受取皿装着状態センサ、状態センサ、及び、電源が直列に接続された状態において、保持位置に保持されるので、不意に硬貨保持受取皿が本体から外れることを抑制できる利点がある。
図1は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の全体斜視図である。 図2は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の概略構成図である。 図3は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の概略構成斜視図である。 図4は、図3におけるT面の断面図である。 図5は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の硬貨受取皿の斜視図である。 図6は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の硬貨受取皿の拡大平面図である。 図7は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の硬貨受取皿の拡大裏面図である。 図8は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の出金装置と硬貨受取皿との関連説明図である。 図9は、図8におけるA―A線断面図である。 図10は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の硬貨受取皿における近接センサの作用説明図である。 図11は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の近接センサの構造図であり、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB―B線断面図である。 図12は、本発明の実施例の硬貨入出金装置の近接センサの回路図である。 図13は、本発明の実施例の硬貨入出金装置における制御回路図である。 図14は、本発明の実施例の硬貨入出金装置におけるタイミングチャート図である。
本発明における硬貨払出装置の最良の形態は、
本体内に保留した硬貨を出金指令に基づいて送り出された硬貨を受け入れる硬貨受取皿であって、前記硬貨受取皿は硬貨の有無を検知する硬貨センサを備えると共に、前記本体に着脱自在に取り付けられた硬貨出金装置において、前記硬貨センサは複数の近接センサであり、さらに、前記硬貨センサは、前記本体側に取付けられた本体側接続具と、前記硬貨受取皿側に取付けられた受取皿側接続具との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具によって本体側と電気的に接続され、さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサを含み、さらにまた、前記硬貨受取皿を前記本体に着脱する際移動する部材と一体に設けた作動体と、前記本体側に取付けられた開閉スイッチとよりなる受取皿装着状態センサを含み、前記複数の近接センサは、前記硬貨センサ接続具を介して前記受取皿装着状態センサ、前記状態センサと前記電源に対し直列に接続されると共に、前記複数の近接センサのそれぞれは並列に接続され、さらに、それぞれ異なる周波数が印可され、前記硬貨受取皿の前記本体への装着時には、前記硬貨センサ及び前記受取皿装着状態センサの接続後に前記状態センサが接続され、前記硬貨受取皿の前記本体からの取り外し時には、前記状態センサの接続が切断された後、前記硬貨センサ及び前記受取皿装着状態センサが切断するように前記作動体と開閉スイッチとの位置関係、並びに、前記硬貨センサ接続具と前記受取皿側接続具との位置関係が設定されている前記硬貨受取皿、及び、前記硬貨受取皿側に配置された被保持体と、前記本体側に配置された保持体とよりなる保持装置を含み、前記被保持体は先端が脹らんだ膨出形状をし、前記保持体は一対のボールが弾性的に近づくように配置されてなり、前記硬貨センサ、前記受取皿装着状態センサ、前記状態センサ、及び、前記電源が直列に接続された状態において、前記保持体が前記被保持体を保持するよう設定されていることを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿である。
本実施例は、ヨーロッパ共同体の通貨である2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント及び1セントの、8金種の硬貨を受け入れて金種毎に保留し、上位機器からの払い出し指令に基づいて所定金種の硬貨を所定数出金する硬貨入出金装置の出金装置に適用した例である。しかしながら、本発明の対象硬貨は、日本円又は米国ドル硬貨等世界中の硬貨に適用できる。また、本実施例は硬貨入出金装置100における出金装置114と関連する硬貨受取皿102に着目することにより、硬貨出金装置における硬貨受取皿の実施例として説明するものである。
硬貨入出金装置100の概要を図1及び図2を参照して説明する。
硬貨入出金装置100は本体101と硬貨受取皿102とによって構成され、本体101は外面フレーム103内に配置された内側フレーム104に固定された入金量規制装置105、分離送出装置106、金種判別装置107、入金搬送装置108、選別部110、硬貨保留部112及び出金装置114を含んでいる。
まず入金量規制装置105を主に図3〜図5を参照し、説明する。
入金量規制装置105は、硬貨投入口120にバラ状態で投入された複数金種の硬貨Cを、単位時間当たり所定量を超えない範囲で次行程の分離送出装置106に送り出す機能を有する。
具体的には、硬貨投入口120、崩しローラ124及び入金搬送ベルト122を駆動する第1電気モータ126、及び、第1電気モータ126の制御回路(図示せず)を含んでいる。
まず、硬貨投入口120を説明する。
硬貨投入口120は、顧客が投入した硬貨を直接、又は、顧客が投入した後、硬貨案内により案内された硬貨を受入れて入金搬送ベルト122上に案内する機能を有する。
硬貨投入口120は、外面フレーム103の前端部左側上面に配置され、硬貨投入口120の投入開口121とその下方に配置された保留部123とによって構成されている。換言すれば、保留部123の上面が投入開口121であり、当該投入開口121は平面視円形である。
保留部123は投入開口121から下方に窪んだ部分であり、本実施例においては、半球形に形成されている。保留部123を区画する半球状の壁面125の底面には、矩形長孔形状の搬送開口127が外面フレーム103の長手方向に長く形成されている。
次ぎに入金搬送ベルト122を説明する。
入金搬送ベルト122は、硬貨投入口120に投入され、保留部123から当該入金搬送ベルト122上に落下した硬貨Cを次工程へ搬送する機能を有する。
入金搬送ベルト122は、搬送開口127の直下に配置されている。具体的には、入金搬送ベルト122は一対のローラの間に張設され、かつ、搬送方向に僅かに上り傾斜に設けられると共に、搬送開口127の幅よりも僅かに広い幅を有し、長手方向の長さも搬送開口127よりも長く設定されている。
入金搬送ベルト122は、第1電気モータ126により硬貨Cを前方(次工程)に搬送する正転方向及び硬貨Cを戻す逆転方向に移動可能である。第1電気モータ126は、制御装置(図示せず)からの指令によって正転、逆転、又は、停止状態になる。
次ぎに崩しローラ124を説明する。
崩しローラ124は、入金搬送ベルト122の下流側のローラの上方に、入金搬送ベルト122との間に最薄硬貨の約3倍の隙間を空けて配置され、その周面の一部は保留部123に突出している。
この崩しローラ124は、入金搬送ベルト122が搬送方向に進行する場合、その下面が入金搬送ベルト122の進行方向と逆方向に回転し、入金搬送ベルト122が戻り方向に移動する場合、静止状態になるよう構成されている。搬送方向とは、次工程へ向かって移動する搬送方向を表し、本実施例においては、次工程の分離送出装置106へ搬送する方向を言う。
これにより、入金搬送ベルト122上に最薄の硬貨が3枚以上重なって崩しローラ124に到達した場合、最上の硬貨Cは崩しローラ124によって戻り方向に移動されてズリ落とされ、多量の硬貨Cが一気に次工程の分離送出装置106に落下しないように規制する機能を有する。さらに、入金搬送ベルト122が搬送方向に進行する場合、保留部123に積み上がっている硬貨Cを摩擦力によって入金搬送ベルト122側へ送り込む。
後述の分離送出装置106のフルセンサ136がフル状態を検知した場合、第1電気モータ126は停止される。
したがって、分離送出装置106は、入金量規制装置105からフル量以上の硬貨Cを受けることが無く、安定して一つずつ区分けして送り出すことができる。
次に分離送出装置106を説明する。
分離送出装置106は、入金量規制装置105からバラ状態で受け入れた複数金種の硬貨Cを一つずつ分離して次行程へ送り出す機能を有する。
分離送出装置106は、入金量規制装置105の下方に配置され、回転円板140、保留ボウル132、受取体134及びフルセンサ136を含んでいる。
回転円板140は、硬貨Cを一つずつ受け入れる受入部138を有し、所定の角度で傾斜配置され、かつ、所定の速度で回転される。
受入部138は、回転円板140の上面に等間隔に3つの凹部142を形成したY字形のプレート146を回転円板140と同心に固定してある。
凹部142の一側にはピボット運動する押出体148が配置されている(例えば特許第4784806号参照)。
換言すれば、押出体148と凹部142によってほぼ半円形の受入部138が形成されている。
受入部138は、最小径硬貨が二つ並んで受入られることができず、かつ、最大径硬貨が一枚のみ受け入れられる大きさに設定されている。
押出体148は、通常は受入部138を形成するように凹部142の一側に寄った位置に静止状態に位置し、ピボット運動して所定位置に移動した場合、保持されていた硬貨Cを回転円板140の周方向へ送り出す。
受入部138は、保留ボウル132に相対する下部においてバラ状態で保留された硬貨Cを一つずつ受入れ、押出体148は回転円板140の回転中心よりも上方の所定の位置において受入部138の硬貨Cを周方向へ押し出し、ナイフ形状の受取体134に受け渡す。
回転円板140は図示しない電気モータによって減速機を介して所定の速度で回転される。
フルセンサ136は、保留ボウル132内の硬貨量が所定量以上になった場合、フル信号を出力する機能を有し、例えば、透過形の光電センサである。
フルセンサ136がフル信号を出力した場合、第1電気モータ126が停止され、入金量規制装置105からの硬貨Cの供給が停止される。
フルセンサ136がフル信号を出力しなくなった場合、第1電気モータ126は再起動され、入金搬送ベルト122上の硬貨Cが保留ボウル132に供給される。
次に、金種判別装置107が説明される。
金種判別装置107は、分離送出装置106から一つずつ送り出された硬貨Cの真偽及び金種を判別する機能を有する。
金種判別装置107は、硬貨の材質、厚み及び直径等に関する物理情報を磁気センサ150によって取得した検知データに基づいて硬貨Cの真偽及び金種を判別する機能を有する。
金種判別装置107は、磁気センサ150、回転円板140の上面と同一平面内に配置されたスライドベース(図示せず)、硬貨Cを送るための回転体152及び基準ガイド154を含んでいる。
スライドベースは、回転体152によって押動される硬貨Cの一面を案内する機能を有する。
回転体152は、分離送出装置106から受け取った硬貨Cを移動させ、一つずつ硬貨受入部158を通過させる機能を有する。
さらに、回転体152は硬貨受入部158を通過した硬貨Cを入金搬送装置108へ受け渡す機能を有する。
回転体152は、スライドベースと平行であって、かつ、近接した平面内において回転可能であり、受入部138と同数の等間隔に配置された3本の押動レバ156によって硬貨受入部158を形成し、Y字形をしている。
基準ガイド154は、硬貨受入部158に相対して通過する硬貨Cを直線的に案内し、磁気センサ150に対する硬貨Cの位置を一定にする機能を有する。
次に入金搬送装置108を説明する。
入金搬送装置108は、その真偽及び金種を判別された硬貨Cを選別部110に搬送する機能を有する。
入金搬送装置108は、同一平面内を一方向に移動する無端搬送体160及び無端搬送体160によって押動される硬貨Cの一面がスライドするスライドプレート162及び前記硬貨Cの周面を案内する一直線状のガイドレール164を含んでいる。
無端搬送体160は、本実施例において、所定の間隔で配置された第1スプロケット166と第2スプロケット168との間に張設されたチェーン170である。チェーン170は、扁平なランニングトラック形状に設置され、第1スプロケット166は金種判別装置107の回転体152の直ぐ側方に配置されている。チェーン170の側面に押動ピン172が所定の間隔で固定されている。
押動ピン172は、押動レバ156の間隔に対応した間隔でチェーン170に複数取り付けられている。
第1スプロケット166は所定の速度で回転され、押動レバ156と押動ピン172は、押動レバ156によって押動ピン172の移送経路174に押動された硬貨Cは、直ぐに押動ピン172によって押動されるように設定される。移送経路174は、ガイドレール164によって案内されつつ押動ピン172によって押動される硬貨Cが移動する経路である。
ガイドレール164は、押動ピン172によって押される硬貨Cが移送経路174を移動するよう、硬貨Cの下端周面を案内する機能を有する。
ガイドレール164は、ランニングトラック形の上側の直線状を呈するチェーン170に沿って、かつ、その僅か下方に配置される。
ガイドレール164は、前記スライドプレート162に対し、取扱硬貨Cの最大厚みよりも僅かに直交方向に突出している。
したがって、押動ピン172によって押される硬貨Cは、その下面がスライドプレート162によって案内され、かつ、下端周面はガイドレール164によって案内される。
本実施例におけるガイドレール164は、後述するように、選別部も兼ねている。
選別部110は、硬貨Cを金種毎に所定の硬貨選別孔に落下させる機能を有している。
選別部110は、ガイドレール164の上側にガイドレール164に沿って配置された上側選別部180、及び、ガイドレール164に沿って下側に配置された下側選別部182を有している。
上側選別部180は、入金搬送装置108の進行方向に向かって順に2セント選別孔184、5セント選別孔186、10セント選別孔188、20セント選別孔190及びオーバーフロー選別孔192が配置されている。
下側選別部182は、入金搬送装置108の進行方向に向かって順にリジェクト選別孔194、1セント選別孔196、2ユーロ選別孔198、50セント選別孔200及び1ユーロ選別孔202が配置されている。
なお、各硬貨選別孔に対する金種の配置は一例であるので、必要に応じ自由に配置できる。
各硬貨選別孔184、186、188、190、194、196、198、200及び202には、電気的アクチュエータによって作動されるゲート装置(図示せず)が配置されている。
本実施例において、硬貨選別孔194、196、198、200及び202のゲート装置は、ガイドレール164も兼ねている。
すなわち、ガイドレール164は、硬貨選別孔194、196、198、200及び202の間に固定される固定ガイド、及び、電動的に移動される可動ガイドによって構成され、通常1本の直線状を呈している。そして、搬送される硬貨Cが硬貨選別孔194、196、198、200及び202に落下される場合、可動ガイドを通常の位置から移動させることにより、移送される硬貨Cが可動ガイドに案内されないようにし、所定の硬貨選別孔に落下するようにしてある(特許第4997374参照)。
各硬貨選別孔184、186、188、190、194、196、198、200及び202に相対するゲート装置は、タイミングセンサ(図示せず)からのタイミング信号、及び、硬貨受入部158によって検知された硬貨情報によって判別された真偽及び金種に基づいて選択的に開閉される。
結果として、入金搬送装置108によって搬送される硬貨Cは、金種毎に所定の硬貨選別孔184、186、188、190、194、196、198、200又は202に落下させられる。
硬貨保留部112は、選別部110において金種毎に選別された硬貨Cを金種別に保留する機能、及び、上位機器、例えばPOSレジからの指令によって、所定金種の硬貨Cを所定数払い出す機能を有する。
本実施例において、硬貨保留部112は回転ディスク(図示せず)によって硬貨Cを一つずつ払い出す硬貨払出装置210を金種毎に選別部110の下方に上側選別部180及び下側選別部182に相対して横並びに並列した第1硬貨払出装置列212及び第2硬貨払出装置列214の二列に並べることにより構成されている。
なお、第1硬貨払出装置列212及び第2硬貨払出装置列214における「第1」及び「第2」は区別のために付与したものであり、権利解釈上特に意味を有するものではない。
各硬貨払出装置210は、符号210に金種を付して表示してある。
次に出金装置114を説明する。
出金装置114は、金種毎の硬貨払出装置210から放出された硬貨Cを可及的速やかに硬貨受取皿102へ搬送する機能を有する。
詳述すれば、出金装置114は硬貨払出装置210から弾き出された硬貨Cの挙動を早期に収束させて出金搬送ベルト216の上面218に速やかに面接触させ、当該出金搬送ベルト216によって硬貨受取皿102へ搬送する機能を有し、本実施例においては、少なくとも出金搬送ベルト216を含んでいる。
次ぎに出金搬送ベルト216が図2を参照して説明される。
出金搬送ベルト216は、その上面218に落下した硬貨Cを硬貨受取皿102に搬送する機能を有し、本実施例において出金搬送ベルト216は、平ベルト220であって、一対のローラ222、224間に張設され、その上面218は硬貨受取皿102側に向かって所定角度で前下がりに配置されている。この傾斜角度は、平ベルト220が静止している状態において、立った硬貨Cが硬貨受取皿102側へ転動する程度の角度であることが好ましい。出金搬送ベルト216の進行と硬貨Cの転動によって、硬貨Cを迅速に硬貨受取皿102へ搬送するためである。
一方のローラ、本実施例ではローラ222が第2電気モータ226により上面218が硬貨受取皿102に向かって移動するよう選択的に駆動される。
平ベルト220の上面に対して垂立する一対のガイド板228、230が所定の間隔で配置され、平ベルト220によって搬送される硬貨Cを案内するようになっている。
平ベルト220によって搬送された硬貨Cは、椀状の硬貨受取皿102中に送り込まれる。
第2電気モータ226は、硬貨払出装置210に硬貨払出指令が出力されると同時に回転を開始し、搬送に十分な時間経過後に回転を停止する。
各硬貨払出装置210から放出された硬貨Cは、出金搬送ベルト216の上面218に落下する。出金搬送ベルト216上に落下した硬貨Cは、前述のように出金搬送ベルト216に面接触して当該出金搬送ベルト216の進行によって硬貨受取皿102へ向かって搬送され、その端部から硬貨受取皿102に落下し、保留される。
次ぎに硬貨受取皿102を図5乃至図9を参照して説明する。
図5に示すように、硬貨受取皿102は出金搬送ベルト216によって搬送された硬貨Cを受け入れて顧客や係員(以下「受領者」という。)が取り出すまで保留する機能を有し、本実施例において内側フレーム104に着脱自在に構成された椀状をしている。
すなわち本実施例の硬貨受取皿102は、椀状の受取皿部232と内側フレーム104に装着するための平面視矩形の装着部234とにより構成されている。
まず受取皿部232を説明する。
受取皿部232は、出金搬送ベルト216から送り出された硬貨Cを、受け取って受領者が取り出しやすく保留し、かつ、硬貨センサ233が取り付けられる機能を有する。本実施例において受取皿部232は平面視舌状であり、半円形部236と、当該半円形部236の最大直径部から当該最大直径の間隔で所定長延在する矩形部238、及び、矩形部238の半円形部236側を画定する区画壁239とにより構成されている。そしてそれら半円形部236と矩形部238との周縁部240は所定の厚み、例えば40ミリメートル程度の厚みを有し、当該周縁部240から内側下方に向かって急勾配で傾斜する急斜面部242と、当該急斜面部242の下端部から中央部244に向かって緩やかに下向きに傾斜する緩斜面部246と、中央部244に位置する半円形であって平坦な載置部248が形成されている。急斜面部242は、硬貨Cが払い出された勢いで飛び出さないように、所定の高さの障壁を形成している。緩斜面部246は、硬貨Cが載置部248に向かって滑落する傾斜を有している。載置部248は緩斜面部246の下端部に連続する楕円形の平面であり、その直径は最大径硬貨の直径以上2倍未満に設定されている。したがって、一部の小径硬貨は、並列して載置部248に面接触することができる寸法に設定されている。区画壁239は矩形部238の反半円形部236に配置され、載置部248から所定の高さ、本実施例においては緩斜面部246のおおよそ2分の1を超え、6割の高さを有するように形成されている。半円形部236の直径、したがって、矩形部238の幅は、最大径硬貨の直径の5倍以上8倍以下に設定されている。載置部248上の硬貨Cの取り出しやすさと小型化のためである。すなわち、多数の硬貨Cが送り出された場合であっても、緩斜面部246上を滑って載置部248にそれらが集積された場合であっても、受領者が一掴みで取り出せるようにするためである。したがって、周縁部240によって囲われた載置部248及び緩斜面部246の上方が受取硬貨保留部249であるが、送り出された硬貨Cは、通常、載置部248上に保留される。本実施例において、少なくとも受取皿部232は非磁性体、例えば樹脂により製造されている。後述のように、本実施例においては硬貨センサ233として近接センサ282を用いるため、硬貨Cの検知に影響を与えないためである。
次ぎに装着部234を説明する。
装着部234は、硬貨入出金装置100の内側フレーム104の装着部受入部250(図9)に挿入することで、硬貨受取皿102を内側フレーム104に一体化し、さらに、硬貨センサ接続具252、受取皿装着状態センサ254、及び、保持装置256の一部が装着される機能を有する。
装着部234は本実施例において、矩形部238の半円形部236側に水平に延在する平面視矩形であって所定厚みを有する厚板状に形成されている。すなわち、図9に示すように装着部234は、上面側が閉止され、下面側が開放された倒立矩形平鍋形に形成されている。さらに詳述すれば、装着部234は、左側面258、右側面260、後側面262及び天板264によって区画され、下面266は開放されている。下面266には、受取皿部232の下面に迄延在する裏蓋268が嵌め込まれた状態で固定されて一体化され、全体として厚板状に構成されている。裏蓋268はその中間における区画壁239の真下において、クランク状に折り曲げられ、後側面262側に向かって段が低くなる段部269が形成されている。換言すれば、天板264の延長線との距離が、装着部234の後側面262側の方が小さく、受取皿部232側の方が僅かに大きくなるように構成してある。
次ぎに装着部受入部250を説明する。
装着部受入部250は、装着部234を受け入れて硬貨受取皿102を内側フレーム104に対し上下左右及び後方向に殆ど動かないように保持する機能を有する。本実施例において装着部受入部250は、内側フレーム104に形成された、装着部234が嵌り合うように形成した、矩形の空間である。装着部受入部250は、内側フレーム104の底板270、底板270の上側に左側面258並びに右側面260の高さよりも僅かに離して当該底板270と平行に固定した上側規制板272、及び、左側面258並びに右側面260の外方にそれら左側面258並びに右側面260の間隔よりも僅かに広い間隔で配置した左側ガイド274及び右側ガイド276とにより構成され、硬貨入出金装置100の前側下部に開口278が形成され、かつ、前後方向に延在する断面矩形の空間である。開口278近傍の底板270から僅かに上向きに突出するストッパ280が構成されている。本実施例において、ストッパ280は底板270上に配置した薄板281の端面によって構成されている。
したがって、装着部234が開口278から装着部受入部250へ挿入された場合、装着部234はその下面が底板270によって、左側面258が左側ガイド274によって、右側面260が右側ガイド276によって、天板264が上側規制板272によって案内されつつ内側フレーム104の奧部へ挿入できる。しかし、段部269がストッパ280に突き当たった場合、装着部234はそれ以上奧部へ押し込まれることができない。
次ぎに硬貨センサ233を説明する。
硬貨センサ233は、硬貨受取皿102、詳しくは受取硬貨保留部249に硬貨Cが存在しているか否かを検知する機能を有し、本実施例では載置部248の裏面側に配置した近接センサ282で有る。しかし、硬貨センサ233は前記機能を有すればよいので、載置部248の上側に光軸を有する透過型の光電センサや、硬貨Cからの反射光を検知する反射型の光電センサ等も採用することができる。しかし、裏面側に配置できること、及び、塵埃等の影響を受けないことから近接センサ282が好ましい。
近接センサ282は少なくとも1つの近接センサを含み、本実施例においては2つの近接センサ、すなわち、第1近接センサ282Aと第2近接センサ282Bを含んでいる。しかし、近接センサ282は3つ以上にすることができる。硬貨センサ233を複数配置した場合、硬貨Cの検知範囲を拡大し、検知精度を高めることができ、有効である。
第1近接センサ282Aと第2近接センサ282Bは図7に示すように、載置部248の裏面側において並列配置されている。第1近接センサ282Aと第2近接センサ282Bは構成が同一であるので、第1近接センサ282Aを代表して図11を参照しつつ説明し、第2近接センサ282Bの同一部には同一数字に符号AをBに代えて付すことにより説明を省略する。
第1近接センサ282Aはフェライトからなるコア284A、コイル296A、及び、検知回路288Aを含んでいる。コア284Aは全体として矩形の平鍋型に形成されている。
詳述すれば、矩形の底壁290Aの四辺から当該底壁290Aに対し直角に立ち上がる側壁292A、コイルコア294A、及び、コイル296Aを含んでいる。コイル296Aはリング状に形成され、コイルコア294Aに外装されている。コイルコア294Aは底壁290Aの長手方向において中央から偏倚し、かつ、短手方向においては中央に配置され、底壁290Aに対し直立する円柱形に形成され、その高さは側壁292Aと同一である。検知回路288Aは、側壁292Aによって囲われたコイル296Aの左方(図11(B))に配置された矩形の基板であり、底壁290Aに対し接着等によって固定されている。
上記のように構成された第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bは、載置部248に相対する受取皿部232の裏面にコイルコア294A及び側壁292の端面が実質的に密着した状態で接着等により取り付けられている。第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bの詳細な取付位置は、図6に示すように、ほぼ円形の載置部248の中心Mを通り、硬貨入出金装置100の長手方向に延在する長手軸線LAに対し直交する短手軸線SA上に位置すると共に中心Mから等距離離れた位置にコイルコア294Aの中心が位置するように、それら第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bの側壁292Aと292Bが隣接した状態に配置される。詳述すれば、コイルコア294Aの中心が、短手軸線SAにおける中心Mから載置部248の左側端部248Lとの間の大凡中央に位置し、コイルコア294Bも同様に短手軸線SAにおける中心Mから載置部248の右側端部248Rとの間の大凡中央に配置されている。この状態において、コイルコア294Aと側壁292A又はコイルコア294Bと側壁292Bとの間に形成される磁束は、載置部248は勿論のこと緩斜面部246の一部の上方の受取硬貨保留部249にまで及んでいる。
次ぎに硬貨センサ接続具252を説明する。
硬貨センサ接続具252は、硬貨受取皿102に取り付けられた硬貨センサ233を、少なくとも内側フレーム104に配置された電源300及び本体制御回路302に接続する機能を有し、本実施例においては、所謂雄型である受取皿側接続具304と雌型である本体側接続具306とにより構成される所謂ドロワー型の接続具を用いている。
受取皿側接続具304は、装着部234の後側面262の左側端部に後ろ向きに取り付けられている。換言すれば、受取皿側接続具304は垂立する後側面262に対し直角をなすことから水平に取り付けられている。受取皿側接続具304には、その外表面の所定位置に電源線や信号線の接点が複数配置されている。
次ぎに本体側接続具306を説明する。
本体側接続具306は、受取皿側接続具304に相対する位置の底板270上に配置されたL型のブラケット308に一対の弾性支持装置309A、309Bによって本体101の長手方向に移動自在に取り付けられている。本体側接続具306は、受取皿側接続具304を受け入れる穴部310を有する、所謂雌型の接続具である。
次ぎに弾性支持装置309A、309Bを説明する。
弾性支持装置309A、309Bは、本体側接続具306を硬貨入出金装置100の長手方向(図6において上下方向)に前後動可能に支持する機能を有する。弾性支持装置309A、309Bは同一構造であるので、弾性支持装置309Aを代表して説明し、同一部分にはAをBに代えて表示することにより説明を省略する。
本体側接続具306の左右両端部に本体101の延在方向に延在する円柱形のガイド棒312Aの一端部が固定されている。ガイド棒312Aと312Bとは平行に配置されている。ガイド棒312Aはブラケット308の垂立部に配置された滑軸受314Aに軸線の延在方向に摺動可能に挿入されると共に、抜け落ちないよう端部に装着したスナップリング等による抜止構造(図示せず)が採用されている。さらに、ガイド棒312Aの外側にバネ316Aが外装され、本体側接続具306が本体101の前方側、すなわち開口278側に移動するよう弾性的に付勢されている。さらにまた、本体側接続具306の穴部310内面には、受取皿側接続具304の外面の接点に相対する接点が配置されている。
したがって、硬貨受取皿102の装着部234を装着部受入部250に挿入し、本体101の後方へ押し込んだ場合、装着部234は底板270、上側規制板272、左側ガイド274及び右側ガイド276に案内されて直線的に後方へ進行する。この進行過程において、本体側接続具306が押し込まれ、バネ316Aが弾性的に変形することで本体側接続具306から受取皿側接続具304に対する押力が強まるため、受取皿側接続具304は本体側接続具306の穴部310内に進行し、それらに配置された接点が電気的に接触状態になる。そして、この電気的接触状態において、段部269がストッパ280、詳しくは薄板281の端部に突き当たり、それ以上後方へ進行することができない。換言すれば、硬貨受取皿102は段部269がストッパ280に突き当たった以降は押し込められない。なお、雌型を硬貨受取皿102に、雄型を本体101側に配置しても良い。
次ぎに受取皿装着状態センサ254を説明する。
受取皿装着状態センサ254は、硬貨受取皿102が本体101たる内側フレーム104の所定位置に装着された場合、電気的接続をオンにする機能を有し、本実施例においては、作動体314と開閉スイッチ316とを含んでいる。
作動体314は、装着部234の後側面262の中央部に後ろ向きに取り付けられている。換言すれば、作動体314は垂立する後側面262に対し直角をなすことから、所定の長さで水平に後方へ突出している棒体である。
次ぎに開閉スイッチ316を説明する。開閉スイッチ316は、硬貨受取皿102が本体101、したがって、内側フレーム104に対して正規の位置に装着された場合、電気的に接続される機能を有し、その位置において上側規制板272に固定、本実施例においては、マイクロスイッチ320である。マイクロスイッチ320の受動片322は、作動体314の進行によって押動され、硬貨センサ接続具252が接続状態になった後、さらに押し込められる作動体314によって押動され、マイクロスイッチ320が接続(オン)状態になる位置に定められている。したがって、開閉スイッチ316は各種センサを使用できるが、検知の確実性、塵埃等の影響、及び、コスト面から機械式スイッチが有効であり、その中でもマイクロスイッチ320は、種類が豊富で安価であることから、最も好ましい。正規の位置とは、硬貨センサ接続具252における接点どうしが接続した直後に、受動片322が押動され、マイクロスイッチ320が接続状態になる位置である。
次ぎに保持装置256を説明する。
保持装置256は、硬貨受取皿102が本体101(内側フレーム104)に装着された状態を保持する機能を有し、本実施例においては互いに近づくよう付勢された一対のボール324Aと324B(図13)を含む保持体326によって、先端を膨出させた非保持体328を狭持することにより、非保持体328を所定位置に所定の力で保持する所謂ボールキャッチ330が採用されている。
本実施例において、非保持体328は横梁部332と当該横梁部332の中央から直角方向に所定長突出する被保持棒334によってT型に形成され、その横梁部332は後側面262の右側端部において固定されている。換言すれば、被保持棒334は後方へ向かって所定長延在し、その先端は膨出部333に形成され、当該膨出部333の横梁部332側にくびれ部336が形成されている。
保持体326は底板270に取り付けられ、門型の保持本体335の相対する面にボール324A、324Bを相対配置すると共に、弾性的に互いに近づくように配置するも、所定の隙間を有するように形成されている。被保持棒334の膨出部333が当該一対のボール324Aと324Bとの間に進入する場合、膨出部333によってボール324Aと324Bとの距離は拡大された後、膨出部333が通過した後は、ボール324Aと324Bに作用する弾性力によってそれらの距離が狭められ、くびれ部336がボール324Aと324Bとによって狭持されることにより、戻り方向への移動が制約を受けるように構成されている。この保持は、作動体314が受動片322を移動させてマイクロスイッチ320が電気的に接続状態になった直後に行われるように設定されている。換言すれば、硬貨センサ接続具252、及び、受取皿装着状態センサ254が接続された状態において、保持体326が被保持体328を保持するよう設定されている。硬貨受取皿102を所定値以上の力で手前に引くことにより、膨出部333によってそれらボール324Aと324Bは離されることから被保持体328の保持を解除させることができ、本体101から取り外すことができる。
次ぎに検知回路285A、及び、検知回路285Bを図12を参照して説明する。
検知回路285A、285Bは何れも同一構造であるので、検知回路285Aを代表して説明し、検知回路285Bの同一部には同一数字にAをBに代えて付すことにより、説明を省略する。検知回路285Aは発信回路338A、検波回路340A、A/D変換回路342A及び判別回路344Aを含んでおり、これら回路は電源線345A、及び、信号線346A、及び、硬貨センサ接続具252を介して本体101側の電源300、及び、本体制御回路302に接続されている。発信回路338Aはコイル296Aに所定周波数の高周波電流を供給する。これによりコイル296Aはその周囲に磁束を生じ、当該磁束は、被磁性体で製造された硬貨受取皿102を超えて載置部248の上方の受取硬貨保留部249に達する。発信回路338Aは検波回路340Aに接続されている。検波回路340Aは、発信回路338Aの出力から電圧成分を取り出し、A/D変換回路342Aに出力する。A/D変換回路342Aは前記(アナログ)出力を数値信号に変換して判別回路344Aに出力する。判別回路344Aは、前記出力が所定の電圧値を超えたか判別し、超えた場合、硬貨信号CSを硬貨センサ接続具252を介して本体制御回路302へ出力する。すなわち、硬貨受取皿102に硬貨Cが保留されている場合、コイル296Aから生じる磁束は、硬貨Cを構成する金属によって減衰される、具体的には硬貨C内に生じる渦電流によって損失が生じることから、結果としてA/D変換回路342Aの出力は低下するので、判別回路344Aは所定の基準レベルを超えたこと(下回ったこと)を判別して硬貨信号CSを出力する。硬貨受取皿102に硬貨Cが存在しない場合、A/D変換回路342Aの出力は低下しないので、判別回路344Aは硬貨信号CSを出力しない。
次ぎに状態センサ350を主に図13を参照して説明する。
状態センサ350は、硬貨入出金装置100が稼働可能状態に有るかを直接的又は間接的に検出する機能を有し、本実施例においては間接的に検知する機構が採用され、外面フレーム103が内側フレーム104に装着されていることを検知する外面フレーム検知センサ352によって構成されている。具体的には、内側フレーム104に第2マイクロスイッチ354が取り付けられ、その第2受動片356が外面フレーム103が正規の位置に装着された場合、第2受動片356が当該外面フレーム103によって押動されて当該第2マイクロスイッチ354が接続(オン)状態になるように構成されている。したがって、外面フレーム103が内側フレーム104から取り外された場合、当該第2マイクロスイッチ354は切断(オフ)状態になる。
しかし、状態センサ350は本実施例に限定されない。間接的に検知する例として、硬貨入出金装置100が他の機器の筐体内に配置される場合、当該筐体の開閉扉の開閉を検出する扉センサを状態センサ350として利用することができる。直接的に検知する例として、硬貨入出金装置100が公知のコントロールキースイッチのオン操作によって作動可能になり、オフ操作によって不作動になる場合、当該コントロールキースイッチを状態センサ350として利用することができる。
本実施例において硬貨受取皿102は、外面フレーム103が内側フレーム104から取り外された状態でなければ取り付け、及び、取り外しができないロック構造355になっている。このロック構造355は、硬貨受取皿102を内側フレーム104から取りはずし、及び、取付ける作業が出来ないようにするため、外面フレーム103を取り外した状態でなければ取り付け、及び、取り外し作業ができないようになっている。具体的には、ロック構造355は、装着部234に上下方向に貫通する貫通孔357が形成され、上側規制板272に孔(図示せず)を形成し、これら孔に固定ピン(図示せず)を貫通させる構造になっている。しかし、ロック構造355は、同様の機能を有すれば本実施例に限定されない。
次ぎに本体制御回路302を図12を参照して説明する。
本体制御回路302は、硬貨入出金装置100の全体を制御する機能を有するが、本実施例においては、硬貨センサ233と関連する制御のみ説明する。
本体制御回路302は、電源線345A、345B、信号線346A、346Bが硬貨センサ接続具252を介して硬貨センサ233、本実施例においては第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bに接続されている。本体制御回路302は少なくとも信号線346A、346Bに接続されるオア回路358及び制御部360を含んでいる。第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bはオア回路358を介して制御部360に並列接続されている。制御部360は、第1近接センサ282A又は第2近接センサ282Bから硬貨信号CSが出力された場合、硬貨受取皿102に硬貨Cが存在すると判別し、硬貨信号CSが出力されない場合、硬貨受取皿102に硬貨Cが存在しないと判別し、それら判別結果にもとづいて硬貨入出金装置100を制御する。例えば、硬貨Cが硬貨受取皿102に存在すると判別した場合、音、光、又は、表示等によって硬貨受取皿102に硬貨Cが残留していることを通知する。
次ぎに硬貨センサ233、硬貨センサ接続具252、受取皿装着状態センサ254、検知回路285A、285B、電源300、本体制御回路302、及び、状態センサ350を含む接続回路362を図13を参照して説明する。
接続回路362は、少なくとも、硬貨センサ233が硬貨センサ接続具252を介して電源300に対し電気的に直列に接続されると共に、信号線346A、346Bが硬貨センサ接続具252を介して本体制御回路302に接続され、さらに、硬貨センサ233、受取皿装着状態センサ254及び状態センサ350が硬貨センサ接続具252を介して、電源300に対し電気的に直列に接続されている。換言すれば、本実施例において、第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bは電源線345A、345B、硬貨センサ接続具252を介して、電源300、受取皿装着状態センサ254、及び、状態センサ350に電気的に直列に接続されている。本体制御回路302は硬貨センサ接続具252を介して第1近接センサ282A及び第2近接センサ282Bに直列に接続されているが、第1近接センサ282A、及び、第2近接センサ282Bは本体制御回路302に対しては電気的に並列状態に接続されている。したがって、第1近接センサ282A、又は、第2近接センサ282Bの何れか一方が、硬貨信号CSを出力すれば、本体制御回路302は硬貨Cが受取硬貨保留部249に残留しているものとして制御を行う。例えば、所定時間以上連続して、硬貨信号CSを受信した場合、硬貨受取皿102の硬貨Cが取り忘れられているものとして、音、光、又は表示等によって取り忘れの警報を出力する。
本実施例においていては、正面視(硬貨受取皿102側から見た状態)において、出金装置114たる平ベルト220が、硬貨受取皿102の載置部248の右側の緩斜面部246に相対して配置されている(図8)。換言すれば、平ベルト220は、載置部248の右側の緩斜面部246に相対している。また、平ベルト220は硬貨受取皿102よりも上位に配置されているので、平ベルト220と硬貨受取皿102との間には、平ベルト220の端部と載置部248の右側の緩斜面部246との間を橋渡しするように、滑り板364が配置されている。本実施例において、滑り板364は、矩形部238の全幅に亘って配置され、その端部には硬貨Cを緩斜面部246へ案内するためのガイド板366が配置されている。これにより、平ベルト220から落下した硬貨Cは、矢印で示すように。滑り板364上を滑り、ガイド板366によって案内されつつ緩斜面部246上に落下し、当該緩斜面部246上を滑って載置部248上に静止した後、保留される。
次に本実施例の作用を説明する。
まず硬貨入金時の処理を簡単に説明する。
複数金種の硬貨Cを硬貨投入口120に投入した場合、投入硬貨Cは投入開口121から入金搬送ベルト122上に直接、又は、硬貨投入口120の保留部123の壁面125に落下した後当該壁面125上を滑って入金搬送ベルト122上に位置する。
すなわち、投入開口121の縁に近い位置に落下した硬貨Cは、壁面125上を滑り落ちて入金搬送ベルト122上に位置する。硬貨Cが入金搬送ベルト122上に載置された場合、光電センサ128の光軸が投入硬貨Cにより遮られるため、入金検知信号を出力し、第1電気モータ126が当該入金検知信号に基づいて正転方向に回転される。したがって、入金搬送ベルト122の上面が分離送出装置106側へ移動するので、硬貨Cは入金搬送ベルト122の端部から落下して分離送出装置106の保留ボウル132内に落下する。
硬貨Cが重なって入金搬送ベルト122上によって搬送される場合、崩しローラ124が逆転しているのでローラ124の下面が入金搬送ベルト122の上面と逆方向に移動し、積み上がっている硬貨Cは、崩しローラ124によって進行を阻止され、入金搬送ベルト122上に落下させられる。落下させられた硬貨Cは、入金搬送ベルト122の進行によって再度、分離送出装置106に向かって前述同様に搬送される。
光電センサ128が硬貨Cを検知しなくなった場合、第1電気モータ126は停止され、入金搬送ベルト122の駆動が停止される。
さらに、光電センサ128の入金検知信号により図示しないモータが回転され、回転円板140が図2において反時計方向へ回転される。また、回転体152が回転円板140に伝達比1対1にて連動して図2において時計方向に回転される。さらに、第1スプロケット166が図1において反時計方向へ回転され、チェーン170が反時計方向回りに循環される。
したがって、保留ボウル132内に落下した硬貨Cは、プレート146及び押出体148によって攪拌されて様々に姿勢を変えられ、その姿勢変化の過程において、一枚の硬貨Cのみが各受入部138に受け入れられる。
すなわち、硬貨Cの一面が回転円板140に面接触した状態で受入部138に位置し、プレート146の一部側面により押されて回転円板140の回転と共に移動する。
受入部138が最上位置を通過した直後に押出体148が反時計方向にピボット運動し、回転円板140の周方向へ移動する。
これにより、押出体148によって受入部138に位置する硬貨Cは回転円板140の周方向へ押し出され、受取体134によってガイドされた直後に、回転円板140に連動して回転する回転体152の押動レバ156によって押されるようになる。
保留ボウル132に落下した硬貨Cが所定量以上の場合、フルセンサ136からフル信号が出力され、第1電気モータ126は光電センサ128が投入硬貨を検知していても停止され、分離送出装置106への硬貨Cの過投入を防止する。回転円板140の回転によって保留ボウル132内の硬貨Cが送り出され、フルセンサ136からフル信号が出力されなくなり、かつ、光電センサ128が入金信号を出力している場合、第1電気モータ126は再起動され、入金搬送ベルト122上の硬貨Cを分離送出装置106へ供給する。
押動レバ156によって押される硬貨Cは、スライドベースにその一面が接触しつつ移動通路を移動する。このとき硬貨Cは自身の遠心力により、硬貨周面が基準ガイド154に押し付けられつつ移動する。この移動過程において、まず、硬貨Cは磁気センサ150に相対し、直径、厚み、及び、材質に関する情報が取得される。そして、この出力を基準値と比較することにより、各硬貨の真偽及び金種が判別される。
磁気センサ150と相対した後、硬貨Cは押動レバ156によって入金搬送装置108の押動ピン172の移動通路に押し出される。硬貨Cは、移動通路に押し出された直後にチェーン170によって移動される押動ピン172によって押動されるようになる。これにより、硬貨Cは周面がガイドレール164にガイドされつつスライドプレート162に一面を面接触しつつ移動通路を移送される。
硬貨Cが移動通路を移送される途中において、記憶された金種等に基づいて、かつ、図示しないタイミングセンサからのタイミング信号に基づいて各硬貨選別孔に対応するゲート装置が作動され、所定金種の硬貨Cが所定の硬貨選別孔に落下される。
いずれかの硬貨払出装置210の硬貨貯留量が所定値をオーバした場合、換言すれば、オーバーフロー状態の場合、対応する硬貨選別孔のゲートは開かれない。
換言すれば、何れの硬貨選別孔に落下しないので、オーバーフロー選別孔192に落下し、オーバーフロー用硬貨保留装置OFに保留される。
次ぎに硬貨出金時の処理について説明する。
本実施例において、硬貨Cを硬貨受取皿102に払い出す場合、上位装置、例えば、POSレジスタから硬貨払出指令が硬貨入出金装置100に出力される。
この払出指令によって、本体制御回路302は、各硬貨払出装置210の回転ディスク(図示せず)を回転させ、さらに、第2電気モータ226を駆動させて出金搬送ベルト216の上面218が硬貨受取皿102へ向かって進行する。
回転ディスクの回転によって硬貨Cが投出されて出金搬送ベルト216上に落下し、出金搬送ベルト216の上面218の進行によって硬貨受取皿102へ送り出される。
各硬貨払出装置210は、硬貨Cの払出を硬貨検知装置(図示せず)によって検知し、検知信号を出力するので、検知信号が所定数になった場合、回転ディスクの回転を急速停止させて硬貨Cの過払出を防止する。
次ぎに、硬貨受取皿102を装着する際の作用を図14をも参照しつつ説明する。
まず、外面フレーム103を内側フレーム104から取り外す。硬貨受取皿102を装着後、貫通孔357に固定ピンを貫通させるためである。
硬貨受取皿102を本体101へ装着時する際は、装着部234を本体101の開口278に挿入し、装着部受入部250内に押し込む。これにより、装着部234は左側ガイド274、右側ガイド276、底板270、及び、上側規制板272に案内されて本体101の後方へ向かって直線的に移動する。この移動過程において、まず、受取皿側接続具304が本体側接続具306の穴部310に進入し、それらの接点どうしが接触し、硬貨センサ接続具252が電気的に接続(オン)されるが、この時点において受取皿装着状態センサ254は未だ接続状態に無く、さらに、保持装置256も保持状態にない。
さらに硬貨受取皿102が押し込まれると、穴部310に受取皿側接続具304がさらに押し込まれ、硬貨センサ接続具252における接点どうしが確実に接続状態になると共に、所定量押し込まれるとそれ以上穴部310内に進行できないことから、受取皿側接続具304が本体側接続具306を押動して後方へ移動させる。これによって、装着部234はさらに後方へ移動することから、作動体314が受動片322を押動してマイクロスイッチ320がオンになり、受取皿装着状態センサ254が接続(オン)状態になる。これと並行して非保持体328の膨出部333がボール324Aと324Bとを弾発力に反してそれらが離れる方向に移動させ、さらに硬貨受取皿102が押し込まれると、受取皿装着状態センサ254が接続状態になった直後にボール324Aと324Bが非保持体328のくびれ部336に相対するので、ボール324Aと324Bとはそれらに作用する弾発力によって近づき、当該くびれ部336を挟み込む。これにより、非保持体328を保持本体335から外すには所定値以上の力で引き出さねばならないことから、硬貨受取皿102は保持装置256によって保持される。換言すれば、硬貨センサ接続具252が接続状態になった後、開閉スイッチ316が接続される。この後、貫通孔357に固定ピン(図示せず)を貫通させ、硬貨受取皿102が内側フレーム104、したがって、本体101から取り外しできないようにする。次ぎに外面フレーム103を内側フレーム104に装着する。これにより、状態センサ350の第2受動片356が外面フレーム103に押動されて第2マイクロスイッチ354が接続(オン)になり、状態センサ350が接続(オン)状態になる。これにより、硬貨センサ233が電源線345A、345B及び硬貨センサ接続具252を介して電源300に直列接続され、かつ、信号線346A、346B及び硬貨センサ接続具252を介して本体制御回路302に接続される。したがって、硬貨センサ233が電源300に接続されて残留硬貨が検知可能になり、かつ、外面フレーム103が装着されることにより本体101側の作動の安全が確保されたことから、硬貨入出金装置100は稼働可能になる。
次ぎに硬貨受取皿102を取り外す際の作用を説明する。
まず外面フレーム103を内側フレーム104から取り外す。これにより、第2受動片356が外面フレーム103に押動されなくなるから、第2マイクロスイッチ354がオフになり、状態センサ350は非接続状態になる。次ぎに固定ピンを貫通孔357から引き出した後、受取皿部232を前側へ引き出す。これにより、膨出部333がボール324A、324Bを離隔させてこれらボール間を通過するので、保持装置256による保持が解除される。
次ぎに作動体314が受動片322を押動しなくなるのでマイクロスイッチ320がオフになり受取皿装着状態センサ254が非接続(オフ)状態になる。次ぎに、受取皿側接続具304が本体側接続具306から引き出されるので、それらの接点が離れ、硬貨センサ接続具252が非接続(オフ)状態になった後、硬貨受取皿102が本体101から取り外される。
C 硬貨
101 本体
102 硬貨受取皿
233 硬貨センサ
252 硬貨センサ接続具
254 受取皿装着状態センサ
256 保持装置
282A、282B 近接センサ
300 電源
306 本体側接続具
304 受取皿側接続具
314 作動体
318 開閉スイッチ
328 被保持体
335 保持本体
350 状態センサ

Claims (7)

  1. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    前記硬貨センサ(233)と前記状態センサ(350)は前記硬貨センサ接続具(252)を介して電源(300)に対し電気的に直列に接続され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ接続具(252)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ接続具(252)が切断されるように構成されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
  2. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は近接センサ(282)であり、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    前記硬貨センサ(233)と前記状態センサ(350)は前記硬貨センサ接続具(252)を介して電源(300)に対し電気的に直列に接続され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ(233)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ(233)が切断されるように構成されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
  3. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    さらにまた、前記硬貨受取皿(102)に一体に設けられた作動体(314)と、前記本体(101)側に取付けられた開閉スイッチ(318)とよりなる受取皿装着状態センサ(254)を含み、
    前記硬貨センサ(233)、前記受取皿装着状態センサ(254)、及び、前記状態センサ(350)は前記硬貨センサ接続具(252)を介して電源(300)に対し電気的に直列に接続され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ接続具(252)が接続されると共に前記開閉スイッチ(318)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ接続具(252)並びに前記開閉スイッチ(318)が接続解除されるように前記作動体(314)と前記開閉スイッチ(318)との位置関係、並びに、前記本体側接続具(306)と前記受取皿側接続具(304)との位置関係が設定されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
  4. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は少なくとも2つの近接センサ(282A、282B)を含み、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    さらにまた、前記硬貨受取皿(102)に一体に設けられた作動体(314)と、前記本体(101)側に取付けられた開閉スイッチ(318)とよりなる受取皿装着状態センサ(254)を含み、
    前記複数の近接センサ(282A、282B)は直列接続された前記受取皿装着状態センサ(254)、前記状態センサ(350)及び電源(300)に対し前記硬貨センサ接続具(252)を介して直列に接続されると共に、前記複数の近接センサ(282A、282B)のそれぞれは並列に接続され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ(233)が接続されると共に前記開閉スイッチ(318)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ(233)並びに前記開閉スイッチ(318)が切断されるように構成されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
  5. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は複数の近接センサ(282A、282B)を含み、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    さらにまた、前記硬貨受取皿(102)に一体に設けられた作動体(314)と、前記本体(101)側に取付けられた開閉スイッチ(318)とよりなる受取皿装着状態センサ(254)を含み、
    前記複数の近接センサ(282A、282B)は、直列接続された前記硬貨センサ接続具(252)を介して前記受取皿装着状態センサ(254)と電源(300)に対し直列に接続されると共にそれぞれ並列に接続され、さらに、それぞれ異なる周波数が印可され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ(233)及び前記開閉スイッチ(318)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ(233)及び受取皿装着状態センサ(254)が切断されるように構成されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿
  6. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨受取皿(102)を前記本体(101)に着脱する際移動する部材と一体に設けた作動体(314)と、前記本体(101)側に取付けられた開閉スイッチ(318)とよりなる受取皿装着状態センサ(254)を含み、
    前記硬貨センサ(233)と前記受取皿装着状態センサ(254)及び前記状態センサ(350)は前記硬貨センサ接続具(252)を介して電源(300)に対し電気的に直列に接続され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ(233)の接続後に前記状態センサ(350)が接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ(233)及び前記開閉スイッチ(318)が切断するように前記作動体(314)と前記開閉スイッチ(318)との位置関係、並びに、前記本体側接続具(306)と前記受取皿側接続具(304)との位置関係が設定されている前記硬貨受取皿(102)、及び、
    前記硬貨受取皿(102)側に配置された被保持体(328)と、前記本体(101)側に配置された保持体(326)とよりなる保持装置(256)を含み、
    前記硬貨センサ(233)、前記受取皿装着状態センサ(254)、及び、前記電源(300)が直列に接続された状態において、前記保持体(326)が前記被保持体(328)を保持するよう設定されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
  7. 本体(101)内に保留された硬貨(C)を出金指令に基づいて送り出し、送り出された硬貨(C)を前記本体(101)に着脱自在に取り付けられた硬貨受取皿(102)に受け入れて、前記硬貨受取皿(102)に設けられた硬貨センサ(233)により前記硬貨受取皿(102)における硬貨(C)の有無を検知する硬貨出金装置において、
    前記硬貨センサ(233)は複数の近接センサ(282A、282B)を含み、さらに、
    前記硬貨センサ(233)は、前記本体(101)側に取付けられた本体側接続具(306)と、前記硬貨受取皿(102)側に取付けられた受取皿側接続具(304)との接続・解除によって電気的接続が接続又は切断される硬貨センサ接続具(252)によって本体(101)側と電気的に接続され、
    さらに、前記硬貨出金装置が作動可能状態にあることを直接的又は間接的に検知する状態センサ(350)を含み、
    さらにまた、前記硬貨受取皿(102)を前記本体(101)に着脱する際移動する部材と一体に設けた作動体(314)と、前記本体(101)側に取付けられた開閉スイッチ(318)とよりなる受取皿装着状態センサ(254)を含み、
    前記複数の近接センサ(282A、282B)は、前記硬貨センサ接続具(252)を介して前記受取皿装着状態センサ(254)、前記状態センサ(350)と電源(300)に対し直列に接続されると共に、前記複数の近接センサ(282A、282B)のそれぞれは並列に接続され、さらに、それぞれ異なる周波数が印可され、
    前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)への装着時には、前記硬貨センサ(233)及び前記受取皿装着状態センサ(254)の接続後に前記状態センサが(350)接続され、前記硬貨受取皿(102)の前記本体(101)からの取り外し時には、前記状態センサ(350)の接続が切断された後、前記硬貨センサ(133)及び前記受取皿装着状態センサ(254)が切断するように前記作動体(314)と開閉スイッチ(318)との位置関係、並びに、前記受取皿側接続具(304)と前記本体側接続具(306)との位置関係が設定されている前記硬貨受取皿(102)、及び、
    前記硬貨受取皿(102)側に配置された被保持体(328)と、前記本体(101)側に配置された保持本体(335)とよりなる保持装置(256)を含み、
    前記硬貨センサ(233)、前記受取皿装着状態センサ(254)、前記状態センサ(350)、及び、前記電源(300)が直列に接続された状態において、前記保持体(328)が前記被保持体(328)を保持するよう設定されている
    ことを特徴とする硬貨出金装置における硬貨受取皿。
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