JP2001297351A - 硬貨処理装置 - Google Patents
硬貨処理装置Info
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- JP2001297351A JP2001297351A JP2000114557A JP2000114557A JP2001297351A JP 2001297351 A JP2001297351 A JP 2001297351A JP 2000114557 A JP2000114557 A JP 2000114557A JP 2000114557 A JP2000114557 A JP 2000114557A JP 2001297351 A JP2001297351 A JP 2001297351A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置内に収納されている硬貨をすべて回収す
る場合の回収作業を容易にした硬貨処理装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 装置内の硬貨収納庫の硬貨払出口4a,
4b,4c,4d,4e,4fより払い出された硬貨を
受け止める払出トレイを着脱可能とする。収納硬貨を一
括回収する場合は、払出トレイを取り外して一括回収シ
ュート10を装着部8に装着する。一括回収シュート1
0は、装置前方に向かって下方に傾斜した底部12と、
その両側に形成されたガイド13とからなる通路を構成
し、硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fよ
り払い出された硬貨11を直接装置前まで送り出すよう
にする。回収の際に一旦硬貨を払出トレイに貯蔵しない
ため、収納されているすべての硬貨を一気に回収するこ
とができる。
る場合の回収作業を容易にした硬貨処理装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 装置内の硬貨収納庫の硬貨払出口4a,
4b,4c,4d,4e,4fより払い出された硬貨を
受け止める払出トレイを着脱可能とする。収納硬貨を一
括回収する場合は、払出トレイを取り外して一括回収シ
ュート10を装着部8に装着する。一括回収シュート1
0は、装置前方に向かって下方に傾斜した底部12と、
その両側に形成されたガイド13とからなる通路を構成
し、硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fよ
り払い出された硬貨11を直接装置前まで送り出すよう
にする。回収の際に一旦硬貨を払出トレイに貯蔵しない
ため、収納されているすべての硬貨を一気に回収するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬貨の入金処理、収
納処理、出金処理を行う硬貨処理装置に関し、特に、収
納されたすべての金種の硬貨を一括回収することが可能
な硬貨処理装置に関する。
納処理、出金処理を行う硬貨処理装置に関し、特に、収
納されたすべての金種の硬貨を一括回収することが可能
な硬貨処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スーパーマーケット等の店舗レジ
において、POS(point of sa1es)端末と接続され客
との現金の受け渡し業務を合理化したキャッシュレジス
タが普及している。また、POS端末の入力情報に応じ
て、自動的に硬貨・紙幣を入出金処理する装置が実用化
されている。
において、POS(point of sa1es)端末と接続され客
との現金の受け渡し業務を合理化したキャッシュレジス
タが普及している。また、POS端末の入力情報に応じ
て、自動的に硬貨・紙幣を入出金処理する装置が実用化
されている。
【0003】ここで、硬貨の入出金を処理する硬貨処理
装置は、複数枚の硬貨が金種混合で一括投入されると、
その投入された硬貨は1枚ずつに分離して繰り出され、
繰り出された硬貨は搬送されながら外径の違いによる金
種別の選別がなされ、選別された硬貨は金種別に用意さ
れた硬貨収納部へ収納するようにしている。この硬貨収
納部は、多少傾斜して設置された回転式の硬貨収納筒よ
りなり、投入された硬貨を硬貨収納筒内にてほぼ起立状
態で積み重ねて収納する。このようにして収納された硬
貨は、硬貨収納筒の硬貨投入側とは反対側の端部より繰
り出すことにより、出金される。
装置は、複数枚の硬貨が金種混合で一括投入されると、
その投入された硬貨は1枚ずつに分離して繰り出され、
繰り出された硬貨は搬送されながら外径の違いによる金
種別の選別がなされ、選別された硬貨は金種別に用意さ
れた硬貨収納部へ収納するようにしている。この硬貨収
納部は、多少傾斜して設置された回転式の硬貨収納筒よ
りなり、投入された硬貨を硬貨収納筒内にてほぼ起立状
態で積み重ねて収納する。このようにして収納された硬
貨は、硬貨収納筒の硬貨投入側とは反対側の端部より繰
り出すことにより、出金される。
【0004】このような硬貨処理装置において、例えば
業務終了の際に、硬貨処理装置内に収納されている硬貨
をすべて回収する場合がある。この硬貨回収の場合、硬
貨処理装置の操作部を操作して硬貨の回収パターンを
「全回収」に設定し、回収ボタンを押すことにより、各
金種の硬貨を一斉に投出開始する。投出された硬貨を受
け入れる払出トレイは、その容量が限られているので、
払出トレイに定められた枚数の硬貨が投出された時点で
硬貨の投出を一旦停止する。係員が払出トレイから硬貨
を取り除いた後に、再度回収ボタンを押すことによって
硬貨の投出を再開する。この収納硬貨の投出・払出トレ
イからの硬貨回収の操作は、硬貨処理装置内のすべての
硬貨が回収されるまで繰り返し行われる。
業務終了の際に、硬貨処理装置内に収納されている硬貨
をすべて回収する場合がある。この硬貨回収の場合、硬
貨処理装置の操作部を操作して硬貨の回収パターンを
「全回収」に設定し、回収ボタンを押すことにより、各
金種の硬貨を一斉に投出開始する。投出された硬貨を受
け入れる払出トレイは、その容量が限られているので、
払出トレイに定められた枚数の硬貨が投出された時点で
硬貨の投出を一旦停止する。係員が払出トレイから硬貨
を取り除いた後に、再度回収ボタンを押すことによって
硬貨の投出を再開する。この収納硬貨の投出・払出トレ
イからの硬貨回収の操作は、硬貨処理装置内のすべての
硬貨が回収されるまで繰り返し行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
硬貨処理装置では、装置内のすべての硬貨を回収すると
きに、硬貨を払出トレイに投出し、係員が払出トレイに
投出された硬貨を取り除いて別途用意した回収容器に移
すといった操作を、装置内の硬貨がなくなるまで何度も
繰り返し行う必要があるため、回収作業が面倒であると
いう問題点があった。
硬貨処理装置では、装置内のすべての硬貨を回収すると
きに、硬貨を払出トレイに投出し、係員が払出トレイに
投出された硬貨を取り除いて別途用意した回収容器に移
すといった操作を、装置内の硬貨がなくなるまで何度も
繰り返し行う必要があるため、回収作業が面倒であると
いう問題点があった。
【0006】また、回収作業中は、係員が回収容器を手
で持ちながら、払出トレイに投出された硬貨を回収して
その回収容器に入れることになるため、回収作業が終わ
るまで重たい回収済み硬貨を持っていなければならない
という問題点があった。
で持ちながら、払出トレイに投出された硬貨を回収して
その回収容器に入れることになるため、回収作業が終わ
るまで重たい回収済み硬貨を持っていなければならない
という問題点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、装置内に収納されている硬貨をすべて回収す
る場合の回収作業を容易にした硬貨処理装置を提供する
ことを目的とする。
のであり、装置内に収納されている硬貨をすべて回収す
る場合の回収作業を容易にした硬貨処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置に
おいて、投入された硬貨を金種別の硬貨収納庫へ収納
し、収納された硬貨を払い出すことができる装置本体
と、前記装置本体の硬貨収納庫より硬貨を払い出す硬貨
払出口に隣接して装着され、前記硬貨払出口より払い出
された硬貨を受けて貯めておく、前記装置本体に対して
着脱可能な払出トレイと、前記払出トレイの装着位置に
装着して前記硬貨払出口より払い出された硬貨を装置前
まで案内する、前記装置本体に対して着脱可能な一括回
収シュートと、を備えていることを特徴とする硬貨処理
装置が提供される。
決するために、硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置に
おいて、投入された硬貨を金種別の硬貨収納庫へ収納
し、収納された硬貨を払い出すことができる装置本体
と、前記装置本体の硬貨収納庫より硬貨を払い出す硬貨
払出口に隣接して装着され、前記硬貨払出口より払い出
された硬貨を受けて貯めておく、前記装置本体に対して
着脱可能な払出トレイと、前記払出トレイの装着位置に
装着して前記硬貨払出口より払い出された硬貨を装置前
まで案内する、前記装置本体に対して着脱可能な一括回
収シュートと、を備えていることを特徴とする硬貨処理
装置が提供される。
【0009】このような硬貨処理装置によれば、通常の
運用時には、払出トレイを装置本体に装着して使用され
る。装置内に収納された硬貨をすべて回収したいときに
は、払出トレイを装置本体より取り外し、代わりに一括
回収シュートを装置本体に装着する。これにより、硬貨
払出口より払い出された硬貨は、一括回収シュートによ
って直接装置前まで導かれるようになる。この一括回収
シュートの先端部に回収硬貨を入れる容器を置いておく
ことにより、回収途中で中断されることなく、装置内に
収納されていたすべての硬貨を一括回収することができ
る。
運用時には、払出トレイを装置本体に装着して使用され
る。装置内に収納された硬貨をすべて回収したいときに
は、払出トレイを装置本体より取り外し、代わりに一括
回収シュートを装置本体に装着する。これにより、硬貨
払出口より払い出された硬貨は、一括回収シュートによ
って直接装置前まで導かれるようになる。この一括回収
シュートの先端部に回収硬貨を入れる容器を置いておく
ことにより、回収途中で中断されることなく、装置内に
収納されていたすべての硬貨を一括回収することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、硬
貨釣銭機に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説
明する。
貨釣銭機に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説
明する。
【0011】図1は本発明を適用した硬貨釣銭機の概観
を示す斜視図である。硬貨釣銭機1は、その正面側の上
部に硬貨投入口2と、表示部および複数の操作ボタンか
らなる操作部3とを有している。また、硬貨釣銭機1の
正面には、硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,
4fが金種ごとに独立して設けられている。すなわち、
硬貨釣銭機1の内部の硬貨収納庫5には、破線で示した
ように、硬貨投入口2のある側から、「1円」、「50
円」、「5円」、「100円」、「10円」、「500
円」の硬貨を収納する硬貨収納筒がこの順に並んで配置
されているが、それらの硬貨収納筒の硬貨出口部にそれ
ぞれ硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fが
設けられている。そして、これら硬貨払出口4a,4
b,4c,4d,4e,4fより正面側には、本体に対
して着脱可能な払出トレイ6が設けられている。
を示す斜視図である。硬貨釣銭機1は、その正面側の上
部に硬貨投入口2と、表示部および複数の操作ボタンか
らなる操作部3とを有している。また、硬貨釣銭機1の
正面には、硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,
4fが金種ごとに独立して設けられている。すなわち、
硬貨釣銭機1の内部の硬貨収納庫5には、破線で示した
ように、硬貨投入口2のある側から、「1円」、「50
円」、「5円」、「100円」、「10円」、「500
円」の硬貨を収納する硬貨収納筒がこの順に並んで配置
されているが、それらの硬貨収納筒の硬貨出口部にそれ
ぞれ硬貨払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fが
設けられている。そして、これら硬貨払出口4a,4
b,4c,4d,4e,4fより正面側には、本体に対
して着脱可能な払出トレイ6が設けられている。
【0012】この払出トレイ6は、硬貨収納庫5から払
い出された硬貨を貯めておけるように底が深くなってい
る。この払出トレイ6は、固定用フック7が設けられて
おり、図1に示したように、払出トレイ6を本体の装着
部8に装着したときには、その固定用フック7が本体側
に設けられた係止部9に引っ掛かり、本体にしっかりと
固定される。なお、図では、簡単にするため、本体側の
係止部9は片側だけしか示していない。
い出された硬貨を貯めておけるように底が深くなってい
る。この払出トレイ6は、固定用フック7が設けられて
おり、図1に示したように、払出トレイ6を本体の装着
部8に装着したときには、その固定用フック7が本体側
に設けられた係止部9に引っ掛かり、本体にしっかりと
固定される。なお、図では、簡単にするため、本体側の
係止部9は片側だけしか示していない。
【0013】このように、硬貨釣銭機1の通常の運用時
には、着脱可能な払出トレイ6は、本体の装着部8に装
着して使用される。ここで、業務終了に伴って、硬貨釣
銭機1内に収納されているすべての硬貨を回収する場合
には、この払出トレイ6を本体の装着部8より取り外
し、払出トレイ6の代わりに一括回収シュートを装着し
て硬貨の回収を行うことになる。
には、着脱可能な払出トレイ6は、本体の装着部8に装
着して使用される。ここで、業務終了に伴って、硬貨釣
銭機1内に収納されているすべての硬貨を回収する場合
には、この払出トレイ6を本体の装着部8より取り外
し、払出トレイ6の代わりに一括回収シュートを装着し
て硬貨の回収を行うことになる。
【0014】図2は払出トレイを取り外した状態の硬貨
釣銭機を示す図、図3は一括回収シュートを装着した状
態の硬貨釣銭機を示す図、図4は一括回収シュートを取
り外した状態の硬貨釣銭機を示す図である。
釣銭機を示す図、図3は一括回収シュートを装着した状
態の硬貨釣銭機を示す図、図4は一括回収シュートを取
り外した状態の硬貨釣銭機を示す図である。
【0015】まず、払出トレイ6は、固定用フック7を
本体側の係止部9から外すことによって、図2に示した
ように、本体の装着部8から容易に取り外すことができ
る。次に、払出トレイ6が取り外された本体の装着部8
に、図3に示したように、一括回収シュート10を装着
する。この一括回収シュート10の本体への装着は、払
出トレイ6の場合と同様の着脱機構により行なわれる。
硬貨釣銭機1に収納されている硬貨の回収は、この一括
回収シュート10を本体の装着部8に装着した状態で行
なわれる。
本体側の係止部9から外すことによって、図2に示した
ように、本体の装着部8から容易に取り外すことができ
る。次に、払出トレイ6が取り外された本体の装着部8
に、図3に示したように、一括回収シュート10を装着
する。この一括回収シュート10の本体への装着は、払
出トレイ6の場合と同様の着脱機構により行なわれる。
硬貨釣銭機1に収納されている硬貨の回収は、この一括
回収シュート10を本体の装着部8に装着した状態で行
なわれる。
【0016】一括回収シュート10は、硬貨払出口4
a,4b,4c,4d,4e,4fより投出された硬貨
11を直接装置前まで送り出すためのもので、底部12
と、ガイド13とを有している。一括回収シュート10
の底部12は、装置前方へ向かって下方へ傾斜し、硬貨
払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fより投出さ
れた硬貨11が滞留しないようにしている。また、その
底部12の表面は、硬貨11の流れ方向へ延びる山型の
突起が複数並置され、硬貨11との接触面積を減らして
硬貨11が流れ易くなるようにしている。両側に設けた
ガイド13は、両側に配置の硬貨払出口4a,4fから
投出された硬貨11を中央側へ案内するためのものであ
る。さらに、硬貨払出口4a,4bから1円硬貨および
50円硬貨が同時に投出されたときに、それらの硬貨の
流れが経験的に悪くなることに鑑み、この一括回収シュ
ート10には、これを本体へ装着したときに、硬貨払出
口4aと硬貨払出口4bとの間を仕切るように位置する
ガイド13aが設けられ、50円硬貨の出口近傍にて1
円硬貨の流れに干渉しないようにしている。
a,4b,4c,4d,4e,4fより投出された硬貨
11を直接装置前まで送り出すためのもので、底部12
と、ガイド13とを有している。一括回収シュート10
の底部12は、装置前方へ向かって下方へ傾斜し、硬貨
払出口4a,4b,4c,4d,4e,4fより投出さ
れた硬貨11が滞留しないようにしている。また、その
底部12の表面は、硬貨11の流れ方向へ延びる山型の
突起が複数並置され、硬貨11との接触面積を減らして
硬貨11が流れ易くなるようにしている。両側に設けた
ガイド13は、両側に配置の硬貨払出口4a,4fから
投出された硬貨11を中央側へ案内するためのものであ
る。さらに、硬貨払出口4a,4bから1円硬貨および
50円硬貨が同時に投出されたときに、それらの硬貨の
流れが経験的に悪くなることに鑑み、この一括回収シュ
ート10には、これを本体へ装着したときに、硬貨払出
口4aと硬貨払出口4bとの間を仕切るように位置する
ガイド13aが設けられ、50円硬貨の出口近傍にて1
円硬貨の流れに干渉しないようにしている。
【0017】一括回収シュート10は、また、両側に配
置されたガイド13の先端上部に、後述するような一括
回収袋を利用する際に使用する取付突起部14と、一括
回収袋を取り付けたときにこの一括回収シュート10を
通って流れる硬貨の通路を確保するためのガード15
と、一括回収袋を取り付ける際にその裏側の部分を引っ
掛けて投入される硬貨の開口部分を確保するようにする
掛止突起部16を有している。
置されたガイド13の先端上部に、後述するような一括
回収袋を利用する際に使用する取付突起部14と、一括
回収袋を取り付けたときにこの一括回収シュート10を
通って流れる硬貨の通路を確保するためのガード15
と、一括回収袋を取り付ける際にその裏側の部分を引っ
掛けて投入される硬貨の開口部分を確保するようにする
掛止突起部16を有している。
【0018】図5は払出トレイ/一括回収シュート検出
部の詳細を示す図である。払出トレイ6または一括回収
シュート10を装着する本体の装着部8には、払出トレ
イ6が本体の装着部8に装着したことを検出する払出ト
レイ検知スイッチ17および一括回収シュート10が本
体の装着部8に装着したことを検出する一括回収シュー
ト検知スイッチ18が設けられている。これら払出トレ
イ検知スイッチ17および一括回収シュート検知スイッ
チ18により、装着部8に払出トレイ6が装着されてい
るか、一括回収シュート10が装着されているか、また
はいずれも装着していないかを検出することができる。
部の詳細を示す図である。払出トレイ6または一括回収
シュート10を装着する本体の装着部8には、払出トレ
イ6が本体の装着部8に装着したことを検出する払出ト
レイ検知スイッチ17および一括回収シュート10が本
体の装着部8に装着したことを検出する一括回収シュー
ト検知スイッチ18が設けられている。これら払出トレ
イ検知スイッチ17および一括回収シュート検知スイッ
チ18により、装着部8に払出トレイ6が装着されてい
るか、一括回収シュート10が装着されているか、また
はいずれも装着していないかを検出することができる。
【0019】以上のような構成の硬貨釣銭機1の動作に
ついて説明する。まず、本体に払出トレイ6が装着され
ている場合、図示しない制御装置は、払出トレイ検知ス
イッチ17の検知によって払出トレイ6の装着を認識し
ている。この場合、硬貨釣銭機1の操作部3は、その操
作スイッチを操作することにより各種操作を可能にする
が、回収方法に関する選択肢は、たとえば間欠回収のみ
となり、一括回収を選択することができない。
ついて説明する。まず、本体に払出トレイ6が装着され
ている場合、図示しない制御装置は、払出トレイ検知ス
イッチ17の検知によって払出トレイ6の装着を認識し
ている。この場合、硬貨釣銭機1の操作部3は、その操
作スイッチを操作することにより各種操作を可能にする
が、回収方法に関する選択肢は、たとえば間欠回収のみ
となり、一括回収を選択することができない。
【0020】ここで、本体から払出トレイ6を取り外
し、一括回収シュート10を本体の装着部8に装着する
と、この装着が一括回収シュート検知スイッチ18によ
って検知され、硬貨釣銭機1の操作部3における選択状
態が、「一括回収」の選択肢にのみ自動設定される。
し、一括回収シュート10を本体の装着部8に装着する
と、この装着が一括回収シュート検知スイッチ18によ
って検知され、硬貨釣銭機1の操作部3における選択状
態が、「一括回収」の選択肢にのみ自動設定される。
【0021】一括回収シュート10を装着後、その先端
部の下方に適当な硬貨回収用の容器を置いた後、操作部
3の「回収」ボタンを押すと、硬貨収納庫5の硬貨払出
口4a,4b,4c,4d,4e,4fに設けられた硬
貨繰り出し部が動作し、各硬貨収納筒に収容された硬貨
を1枚ずつ繰り出して一括回収シュート10へ投出す
る。この繰り出し操作は、全金種同時に行われる。
部の下方に適当な硬貨回収用の容器を置いた後、操作部
3の「回収」ボタンを押すと、硬貨収納庫5の硬貨払出
口4a,4b,4c,4d,4e,4fに設けられた硬
貨繰り出し部が動作し、各硬貨収納筒に収容された硬貨
を1枚ずつ繰り出して一括回収シュート10へ投出す
る。この繰り出し操作は、全金種同時に行われる。
【0022】一括回収シュート10に投出された硬貨
は、ガイド13によって幅が制限された通路を滑落し、
先端部より硬貨回収用の容器内へ投出される。この一括
回収操作は、すべての硬貨収納筒内に硬貨がなくなるま
で継続して行われ、繰り出すべき硬貨がなくなると、こ
の一括回収動作は停止し、収納された硬貨の回収を完了
する。一括回収動作を途中で止めたい場合には、操作部
3の「復旧」ボタンを押すことにより、いつでも回収を
中断することができ、また、緊急時を考慮してどのボタ
ンを押しても中断するようにすることもできる。
は、ガイド13によって幅が制限された通路を滑落し、
先端部より硬貨回収用の容器内へ投出される。この一括
回収操作は、すべての硬貨収納筒内に硬貨がなくなるま
で継続して行われ、繰り出すべき硬貨がなくなると、こ
の一括回収動作は停止し、収納された硬貨の回収を完了
する。一括回収動作を途中で止めたい場合には、操作部
3の「復旧」ボタンを押すことにより、いつでも回収を
中断することができ、また、緊急時を考慮してどのボタ
ンを押しても中断するようにすることもできる。
【0023】以上の制御を行うため、図示しない制御装
置では、動作モードの中の硬貨の回収方法として一括回
収機能を付加している。この一括回収機能は、一括回収
シュート10を本体に装着することにより一括回収シュ
ート検知スイッチ18が動作したときに開始し、「回
収」ボタンの押下を検出して硬貨繰り出し動作を開始
し、途中で「復旧」ボタンの押下を検出することによ
り、硬貨繰り出しを中止し、「復旧」ボタンの押下を検
出することなく硬貨繰り出し部が繰り出すべき硬貨がな
くなると、一括回収動作を終了する。したがって、係員
は一括回収シュート10を本体にセットして「回収」ボ
タンを押すことで、硬貨繰り出し動作が止まることなく
すべての硬貨を出金させることができるようになる。
置では、動作モードの中の硬貨の回収方法として一括回
収機能を付加している。この一括回収機能は、一括回収
シュート10を本体に装着することにより一括回収シュ
ート検知スイッチ18が動作したときに開始し、「回
収」ボタンの押下を検出して硬貨繰り出し動作を開始
し、途中で「復旧」ボタンの押下を検出することによ
り、硬貨繰り出しを中止し、「復旧」ボタンの押下を検
出することなく硬貨繰り出し部が繰り出すべき硬貨がな
くなると、一括回収動作を終了する。したがって、係員
は一括回収シュート10を本体にセットして「回収」ボ
タンを押すことで、硬貨繰り出し動作が止まることなく
すべての硬貨を出金させることができるようになる。
【0024】次に、硬貨回収用の容器とする一括回収袋
を一括回収シュート10に取り付けて硬貨を回収する場
合について説明する。図6は一括回収シュートに一括回
収袋を取り付けた状態の硬貨釣銭機を示す図である。一
括回収シュート10への一括回収袋19の取り付けは、
一括回収袋19に設けられた2つの取付孔20を一括回
収シュート10の先端部に設けられた取付突起部14に
嵌め込み、裏側を掛止突起部16に引っ掛けるようにす
ることで行い、これにより、一括回収袋19が口を開け
た状態で一括回収シュート10に吊り下げられる。この
とき、一括回収袋19を取り付ける取付突起部14の間
のガード15は、一括回収袋19を取り付けたときに、
その開口端が垂れ下がって繰り出されてくる硬貨の送り
出しを邪魔したり、一括回収シュート10から硬貨がこ
ぼれ落ちたりすることがないようにするためのもので、
一括回収袋19に硬貨を確実に入れることができる。
を一括回収シュート10に取り付けて硬貨を回収する場
合について説明する。図6は一括回収シュートに一括回
収袋を取り付けた状態の硬貨釣銭機を示す図である。一
括回収シュート10への一括回収袋19の取り付けは、
一括回収袋19に設けられた2つの取付孔20を一括回
収シュート10の先端部に設けられた取付突起部14に
嵌め込み、裏側を掛止突起部16に引っ掛けるようにす
ることで行い、これにより、一括回収袋19が口を開け
た状態で一括回収シュート10に吊り下げられる。この
とき、一括回収袋19を取り付ける取付突起部14の間
のガード15は、一括回収袋19を取り付けたときに、
その開口端が垂れ下がって繰り出されてくる硬貨の送り
出しを邪魔したり、一括回収シュート10から硬貨がこ
ぼれ落ちたりすることがないようにするためのもので、
一括回収袋19に硬貨を確実に入れることができる。
【0025】このように、一括回収袋19を一括回収シ
ュート10に取り付けた状態で、操作部3の「回収」ボ
タンを押下することで、硬貨釣銭機1内に収納されてい
るすべての硬貨を一括回収袋19に回収することができ
る。
ュート10に取り付けた状態で、操作部3の「回収」ボ
タンを押下することで、硬貨釣銭機1内に収納されてい
るすべての硬貨を一括回収袋19に回収することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、払出
トレイを着脱可能な構成にし、一括回収時には、払出ト
レイの代わりに一括回収シュートを装着し、硬貨払出口
から払い出された硬貨を直接装置前面まで送り出すよう
にした。これにより、収容の容量が限られた払出トレイ
を使わないため、収納硬貨を1回の操作ですべて回収で
きるようになった。また、一括回収することにより、回
収作業時間を短縮することができる。さらに、一括回収
シュートの装着状態を検知するスイッチを設けたことに
より、払出トレイから一括回収シュートへの取り換えが
行なわれると、回収パターンを一括回収に自動的に切り
換えることができ、新たな機能選択肢が増えているにも
かかわらず操作の容易さは変わらない。
トレイを着脱可能な構成にし、一括回収時には、払出ト
レイの代わりに一括回収シュートを装着し、硬貨払出口
から払い出された硬貨を直接装置前面まで送り出すよう
にした。これにより、収容の容量が限られた払出トレイ
を使わないため、収納硬貨を1回の操作ですべて回収で
きるようになった。また、一括回収することにより、回
収作業時間を短縮することができる。さらに、一括回収
シュートの装着状態を検知するスイッチを設けたことに
より、払出トレイから一括回収シュートへの取り換えが
行なわれると、回収パターンを一括回収に自動的に切り
換えることができ、新たな機能選択肢が増えているにも
かかわらず操作の容易さは変わらない。
【0027】また、一括回収シュートに一括回収袋を取
り付けて一括回収を行うことができるように構成した。
これにより、硬貨回収が始まれば、回収が終わるまで係
員の手を煩わせる必要がなくなり、回収中に硬貨を落下
させたり紛失させる原因が減少し、さらに、回収後、硬
貨を別の容器や袋に移す手間を省くことができるように
なる。
り付けて一括回収を行うことができるように構成した。
これにより、硬貨回収が始まれば、回収が終わるまで係
員の手を煩わせる必要がなくなり、回収中に硬貨を落下
させたり紛失させる原因が減少し、さらに、回収後、硬
貨を別の容器や袋に移す手間を省くことができるように
なる。
【図1】本発明を適用した硬貨釣銭機の概観を示す斜視
図である。
図である。
【図2】払出トレイを取り外した状態の硬貨釣銭機を示
す図
す図
【図3】一括回収シュートを装着した状態の硬貨釣銭機
を示す図
を示す図
【図4】一括回収シュートを取り外した状態の硬貨釣銭
機を示す図である。
機を示す図である。
【図5】払出トレイ/一括回収シュート検出部の詳細を
示す図である。
示す図である。
【図6】一括回収シュートに一括回収袋を取り付けた状
態の硬貨釣銭機を示す図である。
態の硬貨釣銭機を示す図である。
1 硬貨釣銭機 2 硬貨投入口 3 操作部 4a,4b,4c,4d,4e,4f 硬貨払出口 5 硬貨収納庫 6 払出トレイ 7 固定用フック 8 装着部 9 係止部 10 一括回収シュート 11 硬貨 12 底部 13 ガイド 13a ガイド 14 取付突起部 15 ガード 16 掛止突起部 17 払出トレイ検知スイッチ 18 一括回収シュート検知スイッチ 19 一括回収袋 20 取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E001 AA06 BA01 CA06 CA09 EC08 FA06 FA18 FA32 3E040 AA08 BA15 CA06 FG02 FG06 3E042 AA01 BA15 CB02
Claims (6)
- 【請求項1】 硬貨の入出金処理を行う硬貨処理装置に
おいて、 投入された硬貨を金種別の硬貨収納庫へ収納し、収納さ
れた硬貨を払い出すことができる装置本体と、 前記装置本体の硬貨収納庫より硬貨を払い出す硬貨払出
口に隣接して装着され、前記硬貨払出口より払い出され
た硬貨を受けて貯めておく、前記装置本体に対して着脱
可能な払出トレイと、 前記払出トレイの装着位置に装着して前記硬貨払出口よ
り払い出された硬貨を装置前まで送り出す、前記装置本
体に対して着脱可能な一括回収シュートと、 を備えていることを特徴とする硬貨処理装置。 - 【請求項2】 前記一括回収シュートは、装置前方に向
かって下方に傾斜した底部と、前記底部の両側に形成さ
れ前記硬貨払出口より払い出された硬貨を装置前まで案
内するガイドとを有することを特徴とする請求項1記載
の硬貨処理装置。 - 【請求項3】 前記一括回収シュートは、前記ガイドの
先端部に回収袋を取り付けるための回収袋取付部を有す
ることを特徴とする請求項2記載の硬貨処理装置。 - 【請求項4】 前記一括回収シュートは、前記回収袋取
付部の間に配置されて前記回収袋を取り付けたときに前
記回収袋の開口部を開口状態に保持するガードを有する
ことを特徴とする請求項3記載の硬貨処理装置。 - 【請求項5】 前記装置本体は、前記払出トレイおよび
前記一括回収シュートの装着位置に前記払出トレイまた
は前記一括回収シュートの装着状態を検知する払出トレ
イ検知手段および一括回収シュート検知手段を備えてい
ることを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。 - 【請求項6】 前記装置本体は、前記一括回収シュート
検知手段による前記一括回収シュートの装着状態の検知
に応答して、動作モードが一括回収機能に設定されるこ
とを特徴とする請求項5記載の硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000114557A JP2001297351A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000114557A JP2001297351A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 硬貨処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001297351A true JP2001297351A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18626343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000114557A Pending JP2001297351A (ja) | 2000-04-17 | 2000-04-17 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001297351A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014006598A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | 硬貨出金機及び硬貨出金装置 |
EP2879101A1 (en) | 2013-11-30 | 2015-06-03 | Asahi Seiko Co. Ltd. | Coin tray of coin payment apparatus |
JP7471995B2 (ja) | 2020-10-13 | 2024-04-22 | グローリー株式会社 | 硬貨処理装置および硬貨処理システム |
-
2000
- 2000-04-17 JP JP2000114557A patent/JP2001297351A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014006598A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | 硬貨出金機及び硬貨出金装置 |
EP2879101A1 (en) | 2013-11-30 | 2015-06-03 | Asahi Seiko Co. Ltd. | Coin tray of coin payment apparatus |
EP2879101B1 (en) * | 2013-11-30 | 2016-04-27 | Asahi Seiko Co., Ltd. | Coin tray of coin payment apparatus |
JP7471995B2 (ja) | 2020-10-13 | 2024-04-22 | グローリー株式会社 | 硬貨処理装置および硬貨処理システム |
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