JP2023061810A - 回収具 - Google Patents

回収具 Download PDF

Info

Publication number
JP2023061810A
JP2023061810A JP2021171972A JP2021171972A JP2023061810A JP 2023061810 A JP2023061810 A JP 2023061810A JP 2021171972 A JP2021171972 A JP 2021171972A JP 2021171972 A JP2021171972 A JP 2021171972A JP 2023061810 A JP2023061810 A JP 2023061810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
coins
tool
coin
collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021171972A
Other languages
English (en)
Inventor
大介 古川
Daisuke Furukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2021171972A priority Critical patent/JP2023061810A/ja
Publication of JP2023061810A publication Critical patent/JP2023061810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2023061810000001
【課題】従来よりも利便性が高い回収具を提供するものである。
【解決手段】装置から回収した硬貨を収納する収納空間10aを有する袋状の回収具1であって、前記装置から排出される硬貨を取り込むための回収口1aと、回収した硬貨を取り出すための取出口1bと、回収口1aと収納空間10aとを繋ぐ第一通路12aおよび取出口1bと収納空間10aとを繋ぐ第二通路13aを閉塞する閉塞手段30とを有する。閉塞手段30は、例えば紐部材31を有し、当該紐部材31を巻き付けた状態で引き締めることによって第一通路12aおよび第二通路13aが絞り込まれて閉塞する。
【選択図】図6

Description

本発明は、回収具に関する。
スーパーマーケットや量販店、ショッピングセンタ等の小売店舗の精算所に設置されるレジ釣銭機として、レジスタ部と釣銭処理部とが組み合わされた装置が普及している。レジスタ部は、POS(Point Of Sales)システムと通信して、会計処理を行う構成要素である。釣銭処理部は、紙幣や硬貨の入金処理や釣銭の出金処理を行う構成要素である。釣銭処理部は、例えば、紙幣を取り扱う紙幣入出金機と、硬貨を取り扱う硬貨入出金機(硬貨処理装置)とによって構成されている。
硬貨入出金機(硬貨処理装置)は、例えば、硬貨を金種別に収納する金種別収納部、金種別収納部から繰り出された硬貨を払い出すための出金トレイなどを備える。出金トレイは、硬貨入出金機が格納する硬貨の回収にも利用され、出金トレイの底部には、硬貨回収用であり開閉可能な開口が形成されている。硬貨回収時には、出金トレイの下方に回収具(例えば袋状のもの)を設置し、出金トレイの開口から落下した硬貨を当該回収具で受け止めて回収を行う。従来、出金トレイに取り付け可能な回収具が知られている(例えば、特許文献1参照)。硬貨の回収を行う作業者(回収作業者)は、硬貨が収納された回収具を最終的な回収場所まで運搬し、所定の装置や容器に硬貨を移し替える。これにより、回収作業が完了する。
特開2015-219889号公報
しかしながら、従来の回収具は、硬貨の運搬や硬貨の移し替え作業について十分な検討がなされていなかったので、回収作業者にとって必ずしも利用しやすいものではなかった。例えば、運搬時に回収具を誤って落としてしまった場合に、硬貨が回収具からこぼれて床に散乱してしまうという問題があった。また、硬貨の移し替え作業に関して、硬貨を取り入れた開口から取り出していたので、硬貨が取り出し難いという問題があった。回収具の取入れ口は、例えば回収具内への硬貨の流れをスムーズにする構造(例えば、内部に進むにつれて幅が狭くなる形状)になっている。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、従来よりも利便性が高い回収具を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明の一態様に係る回収具は、装置から回収した硬貨を収納する収納空間を有する袋状の回収具であって、前記装置から排出される硬貨を取り込むための回収口と、回収した硬貨を取り出すための取出口と、前記回収口と前記収納空間とを繋ぐ第一通路および前記取出口と前記収納空間とを繋ぐ第二通路を閉塞する閉塞手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも利便性が高い回収具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る回収具を硬貨処理装置に取り付けた状態を示す図である。 硬貨処理装置の斜視図である。 硬貨処理装置の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る回収具の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る回収具の斜視図である。 図4のVI-VIに対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る回収具の平面図である。 図6のVIII-VIIIに対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る回収具を硬貨処理装置に取り付けた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る回収具のイメージ図である。 本発明の第2実施形態に係る回収具のイメージ図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張等して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
<第1実施形態に係る回収具の構成などについて>
図1を参照して、第1実施形態に係る回収具1の構成および硬貨の回収を行う対象の硬貨処理装置2の概要について説明する。図1は、硬貨処理装置2に回収具1を取り付けた状態を示す図である。なお、図1では硬貨処理装置2の後部は記載を省略している。
回収具1および硬貨処理装置2の説明における「上下」、「前後」、「左右」は、図1の矢印に従う。当該方向は、説明の便宜上定めるものであり、本発明を限定するものではない。
硬貨処理装置2は、硬貨の処理を行う装置である。硬貨処理装置2には、硬貨を取扱う様々な種類の装置が含まれ、処理の内容や設置場所などは特に限定されない。本実施形態では、ショッピングセンタ等の小売店舗の精算所に設置されるレジ釣銭機を構成する硬貨入出金機を想定する。なお、硬貨処理装置2は、「装置」の一例である。
回収具1は、硬貨処理装置2が格納する硬貨の回収に用いる道具である。硬貨の回収を行う作業者(回収作業者)は、回収具1を硬貨処理装置2に設置し、硬貨処理装置2を操作して格納される硬貨を回収具1内に取り込ませる。そして、回収作業者は、硬貨が収納された回収具1を最終的な回収場所まで運搬し、所定の装置や容器に硬貨を移し替える。
図2および図3を参照して、硬貨処理装置2の構成について説明する。図2は、硬貨処理装置2の斜視図であり、図3は、硬貨処理装置2の平面図である。なお、図2および図3に示す硬貨処理装置2の構成は一例である。図2および図3では、硬貨処理装置2の後部の記載を省略している。
図2に示すように、硬貨処理装置2は、硬貨入金部3と、硬貨出金部4と、リジェクト部5と、硬貨収納部6とを主に備える。なお、凹部7は、硬貨処理装置2のメンテナンスを行う場合にフロントパネルを持ち上げるために使用される持上げ用の操作部である。
硬貨入金部3は、レジ係員などによって入金用の硬貨が投入される部分である。硬貨入金部3は、例えば硬貨を投入する開口である硬貨投入口3aと、硬貨投入口3aの下方に配置される円盤3bとを備える。円盤3bは、回転することで投入された硬貨に遠心力を作用させて装置内部へ搬送する。
硬貨出金部4は、釣銭用の硬貨が排出される部分である。硬貨出金部4は、例えば硬貨を排出する開口である硬貨排出口4aと、硬貨排出口4aの近くに配置され排出されて硬貨を受け止める出金トレイ4bとを備える。出金トレイ4bは、前方に突出して形成される。出金トレイ4bは、底部4baと、底部4baの縁部から立ち上げて設けられた壁部4bbとを有する。壁部4bbは、底部4baの前部分および左右部分に設けられる。硬貨出金部4は、硬貨回収時に回収用の硬貨が排出される部分でもある。出金トレイ4bの底部には開閉部4c(図3参照)が設けられている。回収時に開閉部4cが開放されることで回収用の孔4dが露出し、露出した回収用の孔4dを通じて出金トレイ4bの下方に硬貨が落下する。開閉部4cは、例えば左右方向に配置される回動軸を中心に回動する。
リジェクト部5は、鑑別部(図示せず)によって正当でないと鑑別されたリジェクト硬貨などが排出される部分である。リジェクト部5は、硬貨出金部4と似た構造になっており、例えばリジェクト硬貨を排出するリジェクト硬貨排出口(図示せず)と、排出されたリジェクト硬貨を受け止めるリジェクトトレイ5bとを備える。
図2に示す硬貨収納部6は、硬貨を収納する部分である。硬貨収納部6は、硬貨出金部4およびリジェクト部5の後方に配置される。硬貨収納部6は、例えば金種別に収納する構造になっており、硬貨出金部4に投入された硬貨が搬送される。硬貨回収時には、図示しない搬送手段(例えば、回転ベルト)を用いて、硬貨収納部6から硬貨出金部4に硬貨が排出される。
図4ないし図8を参照して(適宜、図1ないし図3を参照)、回収具1の構成について説明する。図4および図5は、回収具1の斜視図である。図6は、図4のVI-VIに対応する断面図である。図7は、回収具1の平面図である。図8は、図6のVIII-VIIIに対応する断面図である。
回収具1は、出金トレイ4b(図2参照)の回収用の孔4dから落下する硬貨を受け入れ可能、かつ回収した硬貨を収納する空間を有する構造になっている。また、回収具1は、内部に収納した硬貨を取出し可能な構造になっている。具体的には、図4に示すように、回収具1の全体形状は袋状を呈している。また、図6に示すように、硬貨処理装置2(図2参照)から排出される硬貨を取り込むための回収口1aと、回収した硬貨を取り出すための取出口1bとを備える。符号K1を付した矢印は、回収具1に硬貨が回収される場合の経路(回収経路)を示しており、回収口1aを介して回収具1に硬貨が取り込まれる。符号K2を付した矢印は、回収具1から硬貨が取り出される場合の経路(取出経路)を示しており、取出口1bを介して回収具1から硬貨が取り出される。また、詳細は後述するが、回収具1は、内部に収納する硬貨がこぼれ出さない構造(またはこぼれ出し難い構造)になっている。なお、図に示す構成はあくまで一例であり、例えば回収具1を構成する部品の数や材料などは特に限定されない。
図4に示すように、本実施形態に係る回収具1は、本体部10と、取付部20と、閉塞手段30とを主に備える。本体部10は、回収具1の基礎となる部品である。本体部10は、全体形状が袋状(筒の一方を塞いだ有底筒状を含む)を呈しており、例えば布、ビニール、ナイロン、ポリエステル等の軟性部材で形成される。
図6に示すように、本体部10は、硬貨を収納可能な収納空間10aを有する収納部11と、回収口1aと収納空間10aとを繋ぐ第一通路12aを形成する第一通路部12と、取出口1bと収納空間10aとを繋ぐ第二通路13aを形成する第二通路部13と、を備える。図1に示すように、回収具1が硬貨処理装置2に取り付けられた状態において、硬貨処理装置2に対向する面とは反対側(ここでは前面)に第二通路部13を設けるのがよい。
図4および図5に示すように、第一通路部12は、本体部10の上方に位置にしており、筒状を呈する。図6に示すように、硬貨処理装置2から排出された硬貨は、第一通路12aを通って収納空間10aに回収される。また、図4に示すように、第二通路部13は、第一通路部12の前面から突出して形成され、上方に向かうにつれて突出量が増えることで側面視で略三角形状を呈する(図6参照)。図6に示すように、収納空間10aに回収された硬貨は、第二通路13aを通って外部に取り出される。
図6の符号Maで示す範囲では第一通路12aと第二通路13aとは繋がっており、符号Mbで示す範囲では第一通路12aと第二通路13aとが分岐している。つまり、第一通路12aと第二通路13aとが範囲Maで合流することにより、共通通路を形成している。本実施形態では、第一通路部12の上部(つまり、回収口1a部分)に取付部20を設けることで、第一通路12aと第二通路13aとの分岐を実現しているが、取付部20を用いずに本体部10を縫合するなどして第一通路12aと第二通路13aとの分岐を実現してもよい。
取付部20は、硬貨出金部4の出金トレイ4bへの回収具1の取り付けを可能にする部品である。また、図6に示すように、本実施形態での取付部20は、硬貨処理装置2から排出される硬貨を本体部10内に導く役割を担っており、回収口1aが形成されている。本体部10への取付部20の固定方法は特に限定されない。本実施形態では、図5に示すように、本体部10の後上部を長方形状に切り取り、切り取った縁部10c付近を固定手段15(例えば、リベット)を用いて固定している。
図5に示すように、取付部20は、導入部21と、嵌合部22と、取っ手部23とを備える。取っ手部23は、回収作業者に持たれる部分(摘み部分)である。図7に示すように、取っ手部23は、棒状部材の両端を同一方向に折り曲げた形状(平面視で略U字状)を呈している。回収作業者は、取っ手部23を掴んで回収具1を出金トレイ4bに装着し、また、出金トレイ4bから脱着する。取っ手部23は、回収具1の取付けおよび取外しを容易にするための構成要素である。
図5に示す嵌合部22は、出金トレイ4b(図2参照)に嵌合する部分である。嵌合部22は、出金トレイ4bの外形に対応した形状を呈している。嵌合部22は、出金トレイ4bの底部4baの下面に対応した底部22aと、壁部4bbの外側面に対応した壁部22bと、壁部4bbの上面に対応した天井部22cとを有する。底部22aには、出金トレイ4bの回収用の孔4dに対応する位置に、回収口1aが形成されている。
図6に示す導入部21は、回収口1aから入ってくる回収用の硬貨を本体部10内に導く部分である。導入部21は、全体が筒状を呈しており、内部に硬貨を通過させる通路21aを有する。導入部21は、下方に向かって内径が緩やかに狭くなっている。導入部21の通路21aは、第一通路12aの一部である。本実施形態では、導入部21によって第一通路12aと第二通路13aとの分岐が実現されている。図4および図5に示すように、導入部21が本体部10の開口10bに挿入された状態で、導入部21と本体部10とを固定手段15で固定している。
図4に示す閉塞手段30は、本体部10の内部に形成される第一通路12aおよび第二通路13aを閉塞するための手段である。閉塞手段30は、少なくとも硬貨が通過しないように第一通路12aおよび第二通路13aを閉塞するものであればよく、閉塞手段30には第一通路12aおよび第二通路13aを完全に閉じないものが含まれる。
本実施形態における閉塞手段30は、紐部材31と、紐部材31に沿って移動可能な可動部32とを備える。図8に示すように、紐部材31は、本体部10の周方向に並んで設けられた貫通孔10dに交互に通されている。例えば、一つ目の貫通孔10dに外側から紐部材31を通した場合、次の貫通孔10dでは内側から紐部材31通している。これにより、紐部材31を本体部10に巻き付けた状態と同じになっている。なお、図8に示すように、硬貨の取出しを邪魔しないようにするために、第二通路部13には貫通孔10dを設けずに紐部材31を通過させていない。しかしながら、第二通路部13に紐部材31を通しても、硬貨の取出しが阻害されない場合には、第二通路部13に紐部材31を通してもかまわない。
可動部32には、紐部材31の両端部が貫通している。可動部32を本体部10に近接する方向に押し込むことで紐部材31が引き締まり、紐部材31が巻き付いた本体部10が絞り込まれる。可動部32は、紐部材31上での位置を固定するロック機構を備えるのが望ましく、紐部材31が引き締まった状態で可動部32の位置を固定することで本体部10が絞り込まれた状態が継続する。
閉塞手段30は、第一通路12aおよび第二通路13aを閉塞可能な位置に設けられる。図6に示すように、本実施形態における閉塞手段30は、第一通路12aと第二通路13aとが合流する範囲Ma(共通通路)を閉塞するように設けられている。なお、閉塞手段30を二つ用いて、第一通路12aおよび第二通路13aを別々に閉塞してもよい。
図1に示すように、回収具1が硬貨処理装置2に取り付けられた状態において、硬貨処理装置2に対向する面とは反対側(ここでは前面)に可動部32を配置するのがよい。このような配置にすることで、回収具1が硬貨処理装置2に取り付けられた状態で可動部32の操作が可能である。また、図8に示すように、第二通路部13が設けられた面に可動部32を配置するのがよい。このような配置にすることで、可動部32を本体部10に向かって押し込んだ場合に、第二通路13aが閉塞されていることを目視で確認できる。
<第1実施形態に係る回収具の使用例について>
図1ないし図8を参照して、第1実施形態に係る回収具1の使用例について説明する。回収作業者は、取っ手部23(図4参照)を持って回収具1を硬貨処理装置2(図2参照)の出金トレイ4bに取り付ける。このときの回収具1は、閉塞手段30を用いて第一通路12a(図6参照)および第二通路13a(図6参照)を閉塞していない状態(つまり、紐部材31を引き締めていない状態)である。次に、回収作業者は、硬貨処理装置2を操作して硬貨収納部6から硬貨を出金トレイ4bに排出させる。出金トレイ4bに排出された回収用の硬貨は、出金トレイ4bの回収用の孔4dを介して落下する。落下した硬貨は、導入部21(図6参照)に導かれて本体部10内に取り込まれ、収納空間10aに到達する。これにより、回収具1内への硬貨の回収が完了する。
次に、回収作業者は、閉塞手段30を操作して、第一通路12aおよび第二通路13aを閉塞する。そして、回収作業者は、取っ手部23を持って回収具1を硬貨処理装置2から取り外し、硬貨が収納された回収具1を最終的な回収場所まで手で運搬する。これにより、回収具1を硬貨処理装置2から取り外した際や回収具1を運搬する際に、回収した硬貨が回収口1aおよび取出口1bからこぼれ出すのを防ぐことができる。
以上のように、第1実施形態に係る回収具1によれば、硬貨を収納する収納空間10aと外部とが繋がる通路(第一通路12aおよび第二通路13a)を閉塞手段30によって閉塞することができる。その為、回収具1を硬貨処理装置2から取り外した際や回収具1を運搬する際に、硬貨が回収具1からこぼれ出すのを防ぐことができる。
また、第1実施形態に係る回収具1によれば、回収口1aと取出口1bとが別々に設けられているので、移し替え時に取出口1bから硬貨をスムーズに取り出すことができる。さらに、本実施形態の構成にすることにより、一つの紐部材31で二つの通路(第一通路12aおよび第二通路13a)を閉塞することができる。
その為、第1実施形態に係る回収具1は、回収作業者にとって利用しやすいものであり、利便性が高いと言える。
[第2実施形態]
<第2実施形態に係る回収具の構成について>
図9を参照して(適宜、図1ないし図8を参照)、第2実施形態に係る回収具101の構成を説明する。図9は、第2実施形態に係る回収具101を硬貨処理装置2に取り付けた状態を示す図である。回収具101は、第1実施形態に係る回収具1(図4参照)と比較して、取出口1bに閉塞手段40が設けられている。それ以外の構成は、第1実施形態に係る回収具1と同じである。
閉塞手段40は、本体部10の内部に形成される第二通路13a(図6参照)を閉塞するための手段である。閉塞手段40は、少なくとも硬貨が通過しないように第二通路13aを閉塞するものであればよく、第二通路13aを完全に閉じないものも含まれる。閉塞手段40は、例えばボタン、ファスナー(線ファスナーや面ファスナーを含む)などの留め具である。閉塞手段40は、閉塞手段30と同様に紐部材および可動部を有し、引き締めることで閉塞する構造であってもよい。
閉塞手段40は、閉塞手段30よりも取出口1bに近い位置に配置される。具体的には、閉塞手段40は、第二通路13aが第一通路12aと分岐する範囲Mb(図6参照)に配置され、取出口1bの近傍に配置されるのが好ましい。閉塞手段40は、第二通路13aを閉塞して、意図せず第二通路13aに進入した硬貨が取出口1bから排出されるのを防ぐ役割がある。
<第2実施形態に係る回収具の使用例について>
図9を参照して(適宜、図1ないし図8を参照)、第2実施形態に係る回収具101の使用例について説明する。回収具101の使用方法は、第1実施形態に係る回収具1と同様である。例えば、回収作業者は、閉塞手段30を用いて第一通路12a(図6参照)および第二通路13a(図6参照)を閉塞していない状態の回収具101を出金トレイ4bに取り付けた後で硬貨処理装置2を操作し、硬貨収納部6から排出される硬貨を本体部10内に取り込ませる。この際、閉塞手段40を用いて第二通路13a(図6参照)を閉塞した状態とする。
ここで、回収作業者が手順を間違えて閉塞手段30を閉塞した状態で硬貨の取り込みを行った場合を想定する。その場合、硬貨が閉塞手段30の上部に溜まり、第1実施形態に係る回収具1では図10に示すように取り込まれた硬貨が取出口1bからこぼれ落ちる。一方、本実施形態に係る回収具101では、図11に示すように取出口1bが閉塞手段40によって閉じられているので、閉塞手段30の上部に溜まった硬貨が取出口1bからこぼれ落ちるのを防ぐことができる。
また、回収作業者は、回収具1内への硬貨の回収が完了した後で、閉塞手段30を操作して第一通路12aおよび第二通路13aを閉塞する。ここで、回収作業者が力の加減を間違えて可動部32の押し込みが弱く、第一通路12aおよび第二通路13aが閉塞されない場合を想定する。その場合、例えば運搬時に回収具1,101を誤って落としてしまうと、第1実施形態に係る回収具1では取出口1bから硬貨がこぼれ出してしまうが、本実施形態に係る回収具101では取出口1bから硬貨がこぼれ出すのを防ぐことができる。なお、導入部21を設けることで硬貨が回収口1aからこぼれ出し難くなっている。
以上説明した第2実施形態に係る回収具101によっても、第1実施形態と略同等の効果を奏することができる。
また、第2実施形態に係る回収具101によれば、回収作業者による手順ミスや閉塞手段30の操作ミスが発生しても、取出口1bが閉塞手段40によって閉じられているので、取出口1bから硬貨がこぼれ出すのを防ぐことができる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。
また、各実施形態に記載の各構成要素の一部を組合せ/省略しても良い。また、上述した各実施形態や、各変形例の構成及び/又は機能の全部又は一部を組み合わせても良い。また、各実施形態及び各変形例の構成及び/又は機能のうち少なくとも一部を省略してもよい。または各実施形態及び各変形例の構成及び/又は機能のうち少なくとも一部を、他の実施形態及び他の変形例の構成及び/又は機能と置き換えてもよい。または、各実施形態及び各変形例の構成及び/又は機能のうち少なくとも一部を、他の実施形態及び他の変形例のうち少なくとも一つに、新たな構成及び/又は機能として追加してもよい。
1,101 回収具
1a 回収口
1b 取出口
2 硬貨処理装置(装置)
3 硬貨入金部
4 硬貨出金部
4a 硬貨排出口
4b 出金トレイ
5 リジェクト部
6 硬貨収納部
10 本体部
10a 収納空間
11 収納部
12 第一通路部
12a 第一通路
13 第二通路部
13a 第二通路
20 取付部
21 導入部
22 嵌合部
23 取っ手部
30 閉塞手段
31 紐部材
32 可動部
40 閉塞手段(他の閉塞手段)

Claims (4)

  1. 装置から回収した硬貨を収納する収納空間を有する袋状の回収具であって、
    前記装置から排出される硬貨を取り込むための回収口と、
    回収した硬貨を取り出すための取出口と、
    前記回収口と前記収納空間とを繋ぐ第一通路および前記取出口と前記収納空間とを繋ぐ第二通路を閉塞する閉塞手段と、を有する、
    ことを特徴とする回収具。
  2. 前記閉塞手段は、紐部材を有し、当該紐部材を巻き付けた状態で引き締めることによって前記第一通路および前記第二通路が絞り込まれて閉塞する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回収具。
  3. 前記第一通路と前記第二通路とは、分岐して設けられており、
    前記閉塞手段は、前記第一通路と前記第二通路とが合流した共通通路の部分を閉塞するものである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回収具。
  4. 前記閉塞手段よりも前記取出口に近い位置で前記第二通路を閉塞する他の閉塞手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の回収具。
JP2021171972A 2021-10-20 2021-10-20 回収具 Pending JP2023061810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021171972A JP2023061810A (ja) 2021-10-20 2021-10-20 回収具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021171972A JP2023061810A (ja) 2021-10-20 2021-10-20 回収具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023061810A true JP2023061810A (ja) 2023-05-02

Family

ID=86249519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021171972A Pending JP2023061810A (ja) 2021-10-20 2021-10-20 回収具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023061810A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101925933B (zh) 硬币传送装置和硬币处理机
JPWO2008099477A1 (ja) 硬貨入出金機
JP2018026001A (ja) 金銭処理装置
JP5648364B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2023061810A (ja) 回収具
JP2004272461A (ja) 硬貨処理装置
JP3630556B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2021114101A (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理方法
JP4312486B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP5210592B2 (ja) 硬貨処理機
JP3023243B2 (ja) 硬貨処理装置
JP3423645B2 (ja) 硬貨入出金機
JP5646296B2 (ja) 貨幣処理装置
JP3128041U (ja) 硬貨搬送装置および硬貨処理装置
JPH0121405Y2 (ja)
JPH0793639A (ja) 硬貨処理装置
JP2702903B2 (ja) 硬貨処理機の硬貨保留機構
JP7459766B2 (ja) 硬貨処理装置及び硬貨回収器
JP7266129B2 (ja) 硬貨処理システムおよび硬貨処理方法
JP3214841B2 (ja) 循環式硬貨入出金機
JP7078076B2 (ja) 金銭処理装置
JP4964405B2 (ja) 貨幣払出し装置
JP7336350B2 (ja) 貨幣処理機、貨幣処理装置、貨幣処理システムおよび貨幣処理方法
JP2010152922A (ja) 貨幣払出し装置
JPH08305925A (ja) 自動釣銭機