JP2015105494A - 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ - Google Patents

太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2015105494A
JP2015105494A JP2013247242A JP2013247242A JP2015105494A JP 2015105494 A JP2015105494 A JP 2015105494A JP 2013247242 A JP2013247242 A JP 2013247242A JP 2013247242 A JP2013247242 A JP 2013247242A JP 2015105494 A JP2015105494 A JP 2015105494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cell module
side wall
connecting member
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013247242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6224442B2 (ja
Inventor
義之 藤川
Yoshiyuki Fujikawa
義之 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2013247242A priority Critical patent/JP6224442B2/ja
Publication of JP2015105494A publication Critical patent/JP2015105494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6224442B2 publication Critical patent/JP6224442B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽電池モジュールを保持する部材の連結部の強度を高めた太陽電池モジュール用の架台および太陽電池アレイを提供する。【解決手段】太陽電池モジュール用の架台は、太陽電池モジュール2が載置される上面部24a、該上面部24aの両端側から下方にそれぞれ延びる2つの側面部24bおよび該2つの側面部24bを接続する下面部24cを有してなる中空部24hを具備するとともに、長手方向に沿って並んで設けられた2つの保持部材24と、該2つの保持部材24の中空部24hにそれぞれ挿入されるように配置されており、該中空部24hの2つの側面部24bにそれぞれ固定された2つの側壁部25bを具備する連結部材25と、中空部24hの側面部24bおよび連結部材25の側壁部25bを固定する締結部材26とを備え、中空部24hの側面部24bおよび連結部材25の側壁部25bは、保持部材24の上面部24aに対して傾斜する傾斜部を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイに関する。
近年の環境保護の気運の高まりに伴い、太陽光発電が注目されている。太陽光発電は、例えば、光電変換を行う太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールを保持するための太陽電池モジュール用架台とからなる太陽電池アレイによって行われる。
特に多数の太陽電池アレイが集中的に設置されて、出力が1メガワット程度以上の規模となる太陽光発電設備は、メガソーラーと呼ばれる。メガソーラーでは、用地面積に対する発電量を高める観点から複数の太陽電池アレイが近接して設置される。
このように、複数の太陽電池アレイが近接して設置された場合、強風により横揺れを生じた太陽電池アレイがぶつかりあうことによって、騒音や破損などの問題を生じるおそれがある。このような問題を解決する技術として、隣り合う太陽電池アレイを連結する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開2006/121013号
上記特許文献1には、金属製の角パイプの端部に設けた差し込み式の嵌合部を用いて太陽電池モジュール同士を連結する方法が提案されている。この嵌合部を用いる方法では、嵌合するためにクリアランスが必要であることから、嵌合後に若干のガタツキを有する。そのため、上記ガタツキに伴う応力集中が生じることによって、連結部近傍における強度が弱まるおそれがある。
本発明の目的の一つは、太陽電池モジュールを保持する部材の連結部の強度を高めた太陽電池モジュール用の架台および太陽電池アレイを提供することである。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュール用架台は、太陽電池モジュールが載置される上面部、該上面部の両端側から下方にそれぞれ延びる2つの側面部および該2つの側面部を接続する下面部を有してなる中空部とを具備するとともに、長手方向に沿って並んで設けられた2つの保持部材と、該2つの保持部材の前記中空部にそれぞれ挿入されるように配置されており、該中空部の前記2つの側面部にそれぞれ固定された2つの側壁部を具備する連結部材と、前記中空部の側面部および前記連結部材の側壁部を固定する締結部材とを備えている。本実施形態において、前記第1中空部の側面部および前記連結部材の側壁部は、前記保持部材の上面部に対して傾斜する傾斜部を有する。
また、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイは、上記太陽電池モジュール用架台と、該太陽電池用架台に載置された太陽電池モジュールとを備えている。
本実施形態に係る太陽電池モジュール用架台および太陽電池アレイによれば、隣接する保持部材の連結部の強度を高めることができるため、太陽電池アレイの信頼性が向上する。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイおよび太陽電池モジュール用架台を示す図であり、図1(a)は太陽電池アレイの斜視図、図1(b)は太陽電池モジュール用架台の一部を分解して示す分解斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイに用いる太陽電池モジュールの一例を示す図であり、図2(a)は太陽電池モジュールを受光面側から見た平面図、図2(b)は図2(a)のA−A’線で切断した場合の断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの一部を示す図であり、図3(a)は図1(b)のB部を拡大して示す斜視図、図3(b)は図3(a)のC−C’断面における切断部端面図で、図3(c)は図3(a)のD−D’断面における断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの一部を示す図であり、図4(a)は図3のE−E’面における切断部端面図、図4(b)は図1(a)のF−F’面における断面図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの一部を示す図であり、図5(a)は図3(b)に相当する断面図、図5(b)は図3(c)に相当する断面図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの一部を示す図であり、図6(a)は図3(b)に相当する断面図、図6(b)は図3(a)に相当する斜視図である。
本発明に係る太陽電池モジュール用架台および太陽電池アレイの実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、例えば、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイ1を構成する太陽電池モジュール2の受光面に平行で、この受光面が設置面3に対して傾斜した方向をY軸方向、受光面の法線に沿った方向をZ軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に垂直な方向をX軸方向とする。また、図1および図3において、X軸方向に沿って紙面の奥側から手前に向かう方向を+X方向とし、+X方向と逆の方向を−X方向とする。また、図1および図3において、Y軸方向に沿って紙面の手前側から奥側へ向かう方向を+Y方向とし、+Y方向と逆の方向を−Y方向とする。また、図1および図3において、Z軸方向に沿って高い側へ向かう方向を+Z方向とし、+Z方向と逆の方向を−Z方向とする。また、X軸およびY軸を含む平面をXY平面、Y軸およびZ軸を含む平面をYZ平面、Z軸およびX軸を含む平面をZX平面とする。さらに、以下の説明では、太陽電池モジュール2の受光面への入射光の光源のある+Z方向を上と称し、−Z方向を下と称する場合がある。また、図1等において、太陽電池アレイ1の傾斜方向における下方を軒側とし、傾斜方向における上方を棟側と称する場合がある。なお、各図面は模式的に示したものであり、各構成のサイズおよび位置関係等は正確に示したものではない。
(第1実施形態)
図1に示すように、太陽電池アレイ1は、例えば水平面である設置面3に太陽電池アレイ1の外周を支持するように垂直に立てられた柱状の支持部材22と、この支持部材22の上部に架設される複数の縦レール部材23および保持部材24の上に太陽電池モジュール2を設置したものである。なお、太陽電池アレイ1から太陽電池モジュール2を取り外したものが太陽電池モジュール用架台4である。
支持部材22は、水平面である設置面3上に、その長手方向が設置面3に対して垂直になるように配置される。この支持部材22は、設置面3上に配置された基礎21上に立設されてもよい。
縦レール部材23は、Y軸方向に隣接する2つの支持部材22の上に、その長手方向が設置面3に対して傾斜し、かつYZ平面に平行になるように配置される。
保持部材24は、X軸方向に隣り合う縦レール部材23の間に、その長手方向がX軸方向に対して平行になるように配置される。それゆえ、保持部材24は、縦レール部材23の長手方向と直角に交差する方向に沿って配置されることになる。
また、太陽電池アレイ1は、Y軸方向に隣接する保持部材24に保持される1以上の太陽電池モジュール2を備えている。
以下の説明において、図1の太陽電池アレイ1の縦レール部材23を+X方向に向けて順に第1縦レール部材231、第2縦レール部材232、第3縦レール部材233、第4縦レール部材234とする。また、第1縦レール部材231と第2縦レール部材232とによって支持される保持部材24を第1保持部材241とし、第3縦レール部材233と第4縦レール部材234とに支持される保持部材24を第2保持部材242とする。
次に、太陽電池アレイ1を構成する各要素について詳細に説明する。
<太陽電池モジュール>
まず、太陽電池アレイ1の発電手段として機能する太陽電池モジュール2について説明する。図2(a)、(b)に示すように、太陽電池モジュール2は、複数の太陽電池素子12を互いに電気的に接続してなる集合体を備えている。太陽電池モジュール2は、例えば、図示されているように、太陽電池素子12を配設した透光性基板側から光が入射されるスーパーストレート構造、太陽電池素子がガラス基板で囲まれたダブルガラス構造または上記透光性基板の反対側から光が入射されるサブストレート構造など様々な構造を選択できる。とりわけ、図示されているようなスーパーストレート構造であれば、生産量が多い単結晶シリコンまたは多結晶シリコン太陽電池に適用しやすい。以下では、スーパーストレート構造の太陽電池モジュールの一例について説明する。
図2に示すように、太陽電池モジュール2は、透光性基板11と、この透光性基板11に対して所定位置に配置された複数の太陽電池素子12と、これら太陽電池素子12の周囲を保護する充填材13と、裏面保護部材14とが積層されて構成された太陽電池パネル15を有している。ここで、太陽電池パネル15は、主として光が入射される受光面15aと、この受光面15aに対して裏側に位置する裏面15bとを有している。
透光性基板11は、太陽電池素子12等を受光面15a側から保護する機能を有している。このような透光性基板11としては、例えば、強化ガラスまたは白板ガラス等を用いることができる。
太陽電池素子12は、入射された光を電気に変換する機能を有している。このような太陽電池素子12は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる半導体基板と、この半導体基板の表面(上面)および裏面(下面)に設けられた電極とを有している。単結晶シリコン基板または多結晶シリコン基板を有する太陽電池素子12は、例えば、平面視で四角形状をしている。このとき、太陽電池素子12の一辺の大きさは、例えば、100〜200mmである。このような太陽電池素子12では、例えば、隣接する太陽電池素子12のうち、一方の太陽電池素子12の表面に位置する電極と、他方の太陽電池素
子12の裏面に位置する電極とが配線材(インナーリード)で電気的に接続されている。これにより、複数の太陽電池素子12が直列接続されるように配列される。このような配線材としては、例えば、半田が被覆された銅箔などを用いることができる。
なお、太陽電池素子12の種類は、特に制限されない。上記の他に例えば、太陽電池素子における光電変換部分がアモルファスシリコン系、CIGS等のカルコパイライト系またはCdTe系などの材料から成る薄膜型の太陽電池素子が採用されてもよい。上述した薄膜型の太陽電池素子は、例えば、ガラス基板上に、アモルファスシリコン系、CIGS系またはCdTe系などからなる光電変換層および透明電極などを適宜積層させたものが利用できる。このような薄膜型の太陽電池素子は、ガラス基板上で光電変換層および透明電極にパターニングを施して集積化することによって得られる。そのため、薄膜型の太陽電池素子では、複数の光電変換層同士を接続する配線材を不要にできる。さらに、太陽電池素子12は、単結晶または多結晶シリコン基板上にアモルファスシリコンの薄膜を形成したタイプであってもよい。
太陽電池素子12の両主面側に設けられる充填材13は、太陽電池素子12を封止する機能を有している。このような充填材13としては、例えば、エチレンビニルアセチレートの共重合体などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
裏面保護部材14は、太陽電池素子12等を裏面15b側から保護する機能を有している。このような裏面保護部材14は、太陽電池パネル15の裏面15b側に位置する充填材13と接着している。裏面保護部材14としては、例えば、PVF(ポリビニルフルオライド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、またはこれらを適宜選択して積層したものを用いることができる。
太陽電池パネル15の周縁部には、図示されているようにフレーム部材16を有する。フレーム部材16は、太陽電池パネル15を保持する機能を持つ。このようなフレーム部材16は、例えばアルミニウムを押し出し成形すること等によって製造することができる。
<基礎>
基礎21は、太陽電池アレイ1の土台としての機能を有している。このような基礎21としては、例えば、長尺のコンクリートを土中に埋め込んだ布基礎を用いることができる。このとき、地盤が軟弱である場合は、布基礎の底部の幅を広げて接地圧を低減させてもよい。このような布基礎を用いると、布基礎の底部の広い面積で地盤に支持されることから、基礎21の不同沈下に伴う太陽電池アレイ1の歪みを低減できる。これにより、太陽電池モジュール2の破損等が低減できる。
なお、基礎21としては、材質が例えばステンレスの、摩擦杭の一種であるスクリュー杭を用いてもよい。スクリュー杭は、円形断面の杭体の外周に螺旋状の翼を設けたものであり、周面摩擦および引抜抵抗を向上させたものである。このような摩擦杭を基礎21に用いることによって、太陽電池アレイ1に吹き上げ方向の風圧力が加わった時の引抜抵抗が高まるので、太陽電池アレイ1の強度を高めることができる。
<支持部材>
支持部材22は、長手方向が設置面3に対して垂直方向となるように基礎21上に配置された柱体である。支持部材22は、図1に示すように、その上部で縦レール部材23を支持している。
支持部材22は、大文字のI型もしくはH型に類似した管状の断面形状を有している。
このような支持部材22は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型によって形成することができる。
<縦レール部材>
縦レール部材23は、図1に示すように、Y軸方向に隣り合う支持部材22上に設置面3に対して傾斜するように架設される部材である。図1に示す太陽電池アレイ1の場合、4本の縦レール部材23が支持部材22の上に架設されている。
このような縦レール部材23の断面形状は、例えば略角パイプ状であり、アルミニウム合金の押し出し成型によって形成することができる。
<保持部材>
保持部材24は、図1および図3に示すように、縦レール部材23上にX軸方向を長手方向にして掛け渡される部材である。この保持部材24は、X軸方向に沿って細長い形状を有している。
第1保持部材241は、隣り合う第1縦レール部材231上および第2縦レール部材232上に架設される。このとき、第1保持部材241は、第1縦レール部材231および第2縦レール部材232の長手方向と直交するように配置される。そして、保持部材24(第1保持部材241)は、図4(b)に示すように、ストッパー27によって縦レール部材23(第1縦レール部材231)に固定される。また、第2保持部材242は、隣り合う第3縦レール部材233上および第4縦レール部材234上に架設される。このとき、第2保持部材242は、第3縦レール部材233および第4縦レール部材234の長手方向と直交するように配置される。そして、第2保持部材242は、ストッパー27によって、第2縦レール部材232に固定される。
保持部材24の長手方向(X軸方向)における寸法は、太陽電池モジュール2の寸法や材質に応じて適宜選択できるが、例えば、一枚から複数枚の太陽電池モジュール2のX軸方向における寸法としてもよい。
保持部材24は、図3(c)に示すように、例えば、閉断面を有する角パイプ形状の上部に、長手方向に垂直な両方向へ開口した凹部を有する形状である。保持部材24は、上面部24a、側面部24b、下面部24c、係合部24d、頂部24e、第1凹状部24fおよび第2凹状部24gを有している。
上面部24aは、太陽電池モジュール2のフレーム16を支持する面であり、X軸方向に沿って伸びている。側面部24bは、上面部24aの両端側から下方にそれぞれ延びる部位であり、−Z方向へ向かうに従って近接する。2つの側面部24bのうち、+Y方向側の側面部24bは、上面部24aの端部から下方に延びている。また、−Y方向側の側面部24bは、上面部24aの端部よりも若干+Y方向側の位置から下方に延びている、このように、側面部24bは、上面部24aの両端部もしくは両端部よりも内側の位置から下方に延びるように形成されていればよい。さらに、側面部24bは、上面部24aに対して傾斜した角度を有する第1傾斜部24b1と、上面部24aに対して垂直な第1垂直部24b2とからなる。下面部24cは、上面部24aの下側に位置しており、2つの側面部24bを接続する部位である。この下面部24cは、縦レール部材23と当接する部分である。保持部材24は、上面部24a、側面部24bおよび下面部24cからなる中空部24hを具備する。この中空部24hは、保持部材24の長手方向の両端で開口している。
係合部24dは、下面部24cの両端からY軸方向に突出した部分である。この係合部
24dは、縦レール部材23に対してボルトおよびナット等で締結するストッパー27と連結可能である。第1凹状部24fおよび第2凹状部24gは、上面部24aの上側でY軸方向の両側に向けて開口している。図4(b)に示すように、第1凹状部24fには、太陽電池モジュール2の軒側のフレーム部材16の第1凸部16aが挿入される。また、第2凹状部24gには、太陽電池モジュール2の棟側のフレーム部材16が挿入される。
このような保持部材24は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型により形成することができる。
<連結部材>
連結部材25は、図1、図3、図4に示すように、長手方向に沿って並ぶ第1保持部材241と第2保持部材242との間に配置されている細長い部材である。この連結部材25は、一端部が第1保持部材241の中空部24hに挿入されており、他端部が第2保持部材242の中空部24hに挿入されている。すなわち、連結部材25は、隣り合う保持部材24(図3では、第1保持部材241と第2保持部材242)を連結する役割を有している。連結部材25の長手方向(X軸方向)における寸法は、保持部材24を直線状に強固に連結できるように保持部材24の中空部24hの径の2倍以上の長さにするとよい。
本実施形態において、連結部材25は−Z方向の面が開口した略コ字型の断面形状を有し、上壁部25a、側壁部25b、開口部25cおよび凹部25dを有している。
上壁部25aは、保持部材24の上面部24aと相対するX軸方向に延びる平板状の部位である。側壁部25bは、上壁部25aの両端側から−Z方向に向かってそれぞれ延びており、保持部材24の側面部24bと相対する部位である。より詳細に説明すると、連結部材25が保持部材24の中空部24hに挿入されているときに、側壁部25bは、上面部24aに対して傾斜する第2傾斜部25b1と、上面部24aに対して垂直な第2垂直部25b2とを有する。開口部25cは、保持部材24の下面部24cに向かって開口する部位である。凹部25dは、側壁部25bの傾斜部25b1に設けられた連結部材25の長手方向に沿って延びる部位であり、凹部25dの入口は側壁部25bの外面に設けられている。この凹部25dの入口は狭窄する形状を成しており、後述する締結部材26の雌ねじ26aの径よりも小さく、雄ねじ26bのねじ部を挿通することができる大きさに形成されている。一方で、凹部25dの奥側は、雌ねじ26aの径と略同じ幅である。そのため、凹部25dは、雌ねじ26aを入口から抜けないように収容することができる。
このような連結部材25は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型により形成することができる。
<締結部材>
締結部材26は、保持部材24と連結部材25とを固定するための部材である。締結部材26は、例えば、雌ねじ26aおよび雄ねじ26bを有している。締結部材26は、例えば、雄ねじ26bに相当するボルトと、雌ねじ26aに相当するナットで構成される。
第1保持部材241の中空部24hおよび第2保持部材242の中空部24hに挿入された連結部材25は、締結部材26によって、隣り合う保持部材24同士を(第1保持部材241および第2保持部材242)を連結して固定する。このとき、締結部材26は、保持部材24の側面部24bの第1傾斜部24b1と、連結部材25の側壁部25bの第2傾斜部25b1とを固定している。そのため、連結部材25の側壁部25bは、締結部材26の締め付けによって、図4(b)に示すように、外側に向かって拡幅して、保持部
材24の側面部24bと当接して固定される。
ここで、保持部材24の側面部24bおよび連結部材25の側壁部25bが固定されている部位は、保持部材24の上面部24aに対して傾斜している。そのため、第1保持部材241および第2保持部材242が連結部材25で連結(固定)された連結部は、Y軸方向だけでなくZ軸方向に対しての強度も高めることができる。これにより、太陽電池モジュール用架台4の強度が高まるため、太陽電池アレイ1の信頼性が向上する。
また、本実施形態では、保持部材24の第1傾斜部24b1と連結部材25の第2傾斜部25b1とが当接するとともに、保持部材24の第1垂直部24b2と連結部材25の第2垂直部25b2とが当接している。さらに、保持部材24の側面部24bと連結部材25の側壁部25bとは、図4(b)に示すように、複数の面で当接している。このように、本実施形態では、保持部材24の中空部24h内で拡幅した連結部材25が嵌合して複数の面で当接していることから、連結部の強度をより高めることができる。さらに、保持部材24と連結部材25との接触面積が増えるため、締結部材26に加わる応力を低減することができるため、締結部材26の数を低減できる。
さらに、本実施形態では、締結部材26を用いているため、連結部材25を中空部24hに挿入しやすくなるように、保持部材24の上面部24aと連結部材25の上壁部25aとの間にクリアランスを設けてもよい。そして、締結部材26の締め付けによって、保持部材24の中空部24h内で拡幅した連結部材25の側壁部25b1が、保持部材24の側面部24bに当接する。このとき、第1保持部材241の上面部24aと第2保持部材242の上面部24aとが略同一平面に位置することになるため、第1保持部材241と第2保持部材242とを略同一の角度で精度よく連結することができる。これにより、太陽電池モジュール2を同じ角度で固定することができる。その結果、太陽電池モジュール2の色調を揃えることで太陽電池アレイ1の外観を向上させることができる。
また、連結部材25の開口部25cは、−Z方向に配置されている。開口部25cは、連結部材25の締結時の側壁部25bの拡幅に寄与するだけでなく、保持部材24内に浸水した雨水を開口部25cから排水できる。これにより、水分による連結部材25の腐食を低減できる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る太陽電池アレイ1は、図5に示すように、連結部材25の上壁部25a、側壁部25bの保持部材24と相対する外面に第1スペーサー部25eを有する点で、第1実施形態と異なる。
本実施形態では、スペーサー部25eを有することによって、保持部材24と連結部材25の間に入ってきた水を容易に外部に排出することができる。これにより、本実施形態では、保持部材24と連結部材25との間の微細な隙間において、毛細管現象により雨水が長期間にわたって蓄えられにくくできる。その結果、保持部材24および連結部材25の腐食を低減できる。
なお、スペーサー部は、連結部材25の外面に設けること以外に、図5(b)に示すように保持部材24の内面に設けられた第2スペーサー部24iとした構成であってもよい。また、スペーサー部は、連結部材25および保持部材24の双方にそれぞれ設けてもよい。
(第3実施形態)
本実施形態に係る太陽電池アレイ1は、図6に示すように、連結部材25の凹部25d
が側壁部25bの内面に設けられている点で第1実施形態および第2実施形態と異なる。
本実施形態では、連結部材25の凹部25dが側壁部25bの内面側に設けられており、凹部25dの入口は、連結部材25の内面側に開口している。そして、連結部材25は、凹部25dに収容された雌ねじ26aと相対する側壁部25bの外面側に第1孔部25fを有する。
このように、本実施形態では、凹部25dの入口が連結部材25の内面側に設けられるため、締結部材25を強く締め付けたときに凹部25dの入口が変形して開きやくなる。これにより、雌ねじ26aが脱落しにくくなるため、信頼性がより向上する。
なお、凹部25dに収容した雌ねじ26aの位置を固定するために、第1孔部25fの近傍にプッシュリベットを取り付ける第2孔部25gを設けて、プッシュリベットで雌ねじ26aの位置を固定してもよい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。また、本発明は上述した実施形態の種々の組合せを含むものであることは言うまでもない。
1:太陽電池アレイ
2:太陽電池モジュール
3:設置面
4:太陽電池モジュール用架台
11:透光性基板
12:太陽電池素子
13:充填材
14:裏面保護部材
15:太陽電池パネル
15a:受光面
15b:裏面
16:フレーム部材
16a:第1凸部
21:基礎
22:支持部材
23:縦レール部材
231:第1縦レール部材
232:第2縦レール部材
233:第3縦レール部材
234:第4縦レール部材
24:保持部材
241:第1保持部材
242:第2保持部材
24a:上面部
24b:側面部
24b1:第1傾斜部
24b2:第1垂直部
24c:下面部
24d:鉤状部
24e:頂部
24f:第1凹状部
24g:第2凹状部
24h:中空部
24i:第2スペーサー部
25:連結部材
25a:上壁部
25b:側壁部
25b1:第2傾斜部
25b2:第2垂直部
25c:開口部
25d:凹部
25e:第1スペーサー部
25f:第1孔部
25g:第2孔部
26:締結部材
26a:雌ねじ
26b:雄ねじ
27:ストッパー

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュールが載置される上面部、該上面部の両端側から下方にそれぞれ延びる2つの側面部および該2つの側面部を接続する下面部を有してなる中空部を具備するとともに、長手方向に沿って並んで設けられた2つの保持部材と、
    該2つの保持部材の前記中空部にそれぞれ挿入されるように配置されており、該中空部の前記2つの側面部にそれぞれ固定された2つの側壁部を具備する連結部材と、
    前記中空部の側面部および前記連結部材の側壁部を固定する締結部材とを備え、
    前記中空部の側面部および前記連結部材の側壁部は、前記保持部材の上面部に対して傾斜する傾斜部を有する、太陽電池モジュール用架台。
  2. 前記連結部材は、前記上面部側に位置するとともに、前記2つの側壁部を連結する上壁部と、前記保持部材の下面部に向かって開口する開口部を有する、請求項1に記載の太陽電池モジュール用架台。
  3. 前記連結部材の側壁部の前記保持部材の側面部に対向する外面および前記保持部材の側面部の前記連結部材の側壁部に対向する内面の少なくとも一方に、スペーサ部が設けられている、請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール用架台。
  4. 前記締結部材は、前記連結部材の2つの側壁部同士が対向する内面に当接する雌ねじと、該雌ねじ、前記中空部の側面部および前記連結部材の側壁部を締結する雄ねじとを有しており、
    前記連結部材の側壁部の内面に前記雌ねじを保持する凹部が設けられている、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の太陽電池モジュール用架台。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用架台と、
    該太陽電池用架台に載置された太陽電池モジュールとを備えた太陽電池アレイ。
JP2013247242A 2013-11-29 2013-11-29 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ Active JP6224442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013247242A JP6224442B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013247242A JP6224442B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015105494A true JP2015105494A (ja) 2015-06-08
JP6224442B2 JP6224442B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=53435794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013247242A Active JP6224442B2 (ja) 2013-11-29 2013-11-29 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6224442B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113875146A (zh) * 2019-05-13 2021-12-31 旭乐德国际有限责任公司 用于太阳能模块的安装系统的纵向型材和模块夹具以及此安装系统
WO2023277831A1 (en) * 2021-06-28 2023-01-05 Profeks Alümi̇nyum Profi̇l Kaliplari Sanayi̇ Ve Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ Terrace system with solar energy

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534150B2 (ja) * 1990-02-20 1996-09-11 株式会社平井技研 屋根の採光枠
JP2000154625A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Misawa Homes Co Ltd 太陽電池付屋根およびその組立方法
US20100269889A1 (en) * 2009-04-27 2010-10-28 MHLEED Inc. Photoelectric Solar Panel Electrical Safety System Permitting Access for Fire Suppression
WO2012121147A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 シャープ株式会社 太陽電池モジュールの架台、その施工方法、及びそれを備えた太陽光発電システム
JP2013231293A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Hory Corp レール固定構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534150B2 (ja) * 1990-02-20 1996-09-11 株式会社平井技研 屋根の採光枠
JP2000154625A (ja) * 1998-11-20 2000-06-06 Misawa Homes Co Ltd 太陽電池付屋根およびその組立方法
US20100269889A1 (en) * 2009-04-27 2010-10-28 MHLEED Inc. Photoelectric Solar Panel Electrical Safety System Permitting Access for Fire Suppression
WO2012121147A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 シャープ株式会社 太陽電池モジュールの架台、その施工方法、及びそれを備えた太陽光発電システム
JP2013231293A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Hory Corp レール固定構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113875146A (zh) * 2019-05-13 2021-12-31 旭乐德国际有限责任公司 用于太阳能模块的安装系统的纵向型材和模块夹具以及此安装系统
JP2022533360A (ja) * 2019-05-13 2022-07-22 シュレッター インターナショナル ビー.ヴィ. ソーラーモジュール用の取付けシステムのための長手方向成形部材およびモジュールクランプならびにこのような取付けシステム
JP7358513B2 (ja) 2019-05-13 2023-10-10 シュレッター インターナショナル ビー.ヴィ. ソーラーモジュール用の取付けシステムのための長手方向成形部材およびモジュールクランプならびにこのような取付けシステム
WO2023277831A1 (en) * 2021-06-28 2023-01-05 Profeks Alümi̇nyum Profi̇l Kaliplari Sanayi̇ Ve Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ Terrace system with solar energy

Also Published As

Publication number Publication date
JP6224442B2 (ja) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5902807B2 (ja) 太陽電池装置
US20140182661A1 (en) Photovoltaic module frame with improved bondability
JP5619332B1 (ja) 太陽電池装置
JP6046708B2 (ja) 太陽電池装置
JP6096618B2 (ja) 太陽電池アレイ
US20150013754A1 (en) Solar cell module mounting structure, solar cell module mounting method, solar cell module mounting beam, and solar photovoltaic power generating system
JP2010027979A (ja) 太陽光発電システムおよびその製造方法
US20130081673A1 (en) Arched photovoltaic module
JP6224442B2 (ja) 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ
JP5909602B2 (ja) 太陽電池アレイ
JP5582853B2 (ja) 太陽電池モジュール用取付金具
JP2017070043A (ja) 構造物用架台およびそれを用いた太陽電池装置
JP6181575B2 (ja) 太陽電池装置
US10439548B2 (en) Solar cell module and solar cell array
JP2005209960A (ja) 太陽電池モジュール
JP6577275B2 (ja) 太陽電池装置
JP2016067153A (ja) 太陽電池モジュールの設置構造、太陽電池モジュールの設置方法及び太陽光発電システム
JP2011021468A (ja) 太陽電池モジュールの施工方法、及び折板屋根構造
JP2016111896A (ja) 太陽電池モジュール、屋根構造、及び太陽電池モジュールの軒先取付具
JP6594626B2 (ja) 屋根構造
JP2015068033A (ja) 太陽電池モジュールの支持体および太陽電池装置
JP6301737B2 (ja) 太陽電池装置
JP3184001U (ja) 太陽電池モジュール
JP6224423B2 (ja) 太陽電池アレイ
JP2015048632A (ja) 太陽電池アレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6224442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150