JP2015048632A - 太陽電池アレイ - Google Patents

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貴寛 北野
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Abstract

【課題】簡素な構造で立体的な強度を高めた太陽電池アレイを提供する。【解決手段】太陽電池アレイ1は、設置面3に設置される太陽電池アレイであって、太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールを設置面側から支持する第1横レール部材241と、第1横レール部材の長手方向と交差する方向に沿って配置されており、第1横レール部材との第1交差部311で第1横レール部材に接続された第1縦レール部材231とを備える。また、太陽電池アレイでは、第1縦レール部材の第1交差部から離れた第1接続部301に接続されるとともに、第1縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて設置面上に配置された第1支持部材221と、第1支持部材の第1接続部よりも設置面に近い部位に位置する第1連結部321と、第1横レール部材の第1交差部から離れた部位に位置する第2連結部322との間に架設された第1補強部材251とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池アレイに関する。
近年の環境保護の気運の高まりに伴い、太陽電池アレイを用いた太陽光発電が注目されている。特に多数の太陽電池アレイが集中的に設置されて、出力が1メガワット程度以上の規模となる太陽光発電設備は、メガソーラーと呼ばれる。このようなメガソーラー等に用いられる太陽電池アレイは、約20年間におよぶ運用中に風荷重や積雪荷重などの負荷が加わることから十分な強度を有することが求められる。
そこで、太陽電池アレイの架台の部材間に筋交い状の補強部材を設けて強度を高める技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2011−91166号公報
太陽電池アレイは、例えば、北海道等の多雪地域では、太陽電池モジュールが雪に埋没しないように支持部材を長くして嵩上げしている。しかしながら、支持部材が長いと地震により加振されたときに太陽電池アレイの振幅が大きくなる。太陽電池モジュール上に積雪が生じていた場合に、太陽電池アレイの剛性が低くなるとともに固有周期が大きくなる。また、地震のときには、太陽電池アレイと地震動の共振現象が発生しやすい。この共振現象が生じると、太陽電池アレイが激しく揺れて、太陽電池モジュールの脱落や支持部材の変形などが生じやすくなる。この震動の方向は東西方向成分と南北方向成分の複合されたものである。例えば、太陽電池アレイが東西方向の震動に対してのみ高い強度を有し、南北方向の震動に弱いと、太陽電池アレイが捩じれるような変形が生じ得る。
本発明の目的の一つは、簡素な構造で立体的な強度を高めた太陽電池アレイを提供することである。
本発明の実施形態に係る太陽電池アレイは、設置面に設置される太陽電池アレイであって、太陽電池モジュールと、該太陽電池モジュールを設置面側から支持する第1横レール部材と、該第1横レール部材の長手方向と交差する方向に沿って配置されており、前記第1横レール部材との第1交差部で前記第1横レール部材に接続された第1縦レール部材とを備える。また、本実施形態では、前記第1縦レール部材の前記第1交差部から離れた第1接続部に接続されるとともに、前記第1縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて前記設置面上に配置された第1支持部材と、該第1支持部材の前記第1接続部よりも前記設置面に近い部位に位置する第1連結部と、前記第1横レール部材の前記第1交差部から離れた部位に位置する第2連結部との間に架設された第1補強部材とを備えている。
本実施形態に係る太陽電池アレイによれば、少ない補強部材で地震動に対する剛性を高めることができる。これにより、太陽電池アレイの固有周期を小さくすることができる。
その結果、太陽電池アレイの固有周期と地震動の周期とによって生じ得る共振現象が低減される。それゆえ、本実施形態では、簡素な構造で部材数の増加を低減しつつ、太陽電池アレイの強度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを設置面に設置した様子を示す図面であり、(a)は斜視図を示し、(b)は図1(a)に示す太陽電池アレイから太陽電池モジュールを取り外した様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを構成する太陽電池モジュールを示す図であり、(a)は太陽電池モジュールを受光面側から見た平面図であり、(b)は図2(a)のA−A’断面を示す断面図である。 太陽電池アレイを簡略化した一自由度系の振動のモデル図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの図面であり、(a)は図1(a)に示す太陽電池アレイをB−B’方向から見た様子を示す断面図であり、(b)は図4(a)に積雪荷重が加わる様子のモデル図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの図面であり、縦レール部材の傾斜角度と、第1支持部材の位置を変更する様子を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの図面であり、図1(b)に相当する斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの図面であり、図6を第1支持部材と第2支持部材を含む平面で見たモデル図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの図面であり、図1(b)に相当する斜視図である。
本発明に係る太陽電池アレイ1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイ1を構成する太陽電池モジュール2の受光面に平行で、この受光面が設置面3に対して傾斜した傾斜方向に垂直な方向をX軸方向とし、この設置面3に平行でX軸方向に垂直な方向をY軸方向とし、このX軸方向とY軸方向に垂直な方向をZ軸方向とする。また、X軸およびY軸を含む平面をXY平面、Y軸およびZ軸を含む平面をYZ平面、Z軸およびX軸を含む平面をZX平面とする。
なお、以下の説明では、太陽電池モジュール2の受光面への入射光の光源のある+Z方向を上と呼び、−Z方向を下と称する場合がある。また、図1等において、太陽電池アレイ1の傾斜方向における下方を軒側とし、傾斜方向における上方を棟側と称する。図面は模式的に示したものであり、各構成のサイズおよび位置関係等は正確に示したものではない。
(第1実施形態)
図1に示すように、太陽電池アレイ1は、例えば水平面である設置面3に太陽電池アレイ1の四方の隅を支持するように垂直に立てられた柱状の支持部材22と、この支持部材22の上部に接続される縦レール部材23および横レール部材24を備える。支持部材22は、その長手方向がZ軸方向に平行になるように配置される。また、縦レール部材23は、その長手方向がXY平面に対して傾斜し、かつYZ平面に平行になるように配置される。また、横レール部材24は、隣り合う縦レール部材23の間にX方向に対して平行になるように配置される。それゆえ、縦レール部材23は、横レール部材24の長手方向と交差する方向に沿って配置されることになる。
以下の説明において、図1の太陽電池アレイ1の−X方向の棟側を支持する支持部材2
2を第1支持部材221、太陽電池アレイ1の+X方向の棟側を支持する支持部材を第2支持部材222、太陽電池アレイ1の−X方向の軒側を支持する支持部材を第3支持部材223、太陽電池アレイ1の+X方向の軒側を支持する支持部材を第4支持部材224とする。また、第1支持部材221および第3支持部材223に支持される縦レール部材23を第1縦レール部材231、第2支持部材222および第4支持部材224に支持される縦レール部材23を第2縦レール部材232とする。また、支持部材22は、縦レール部材23と接続部30を介して接続されている。ここで、第1支持部材221と第1縦レール部材231とが接続される部位を第1接続部301、第2支持部材222と第2縦レール部材232とが接続される部位を第2接続部302、第3支持部材223と第1縦レール部材231とが接続される部位を第3接続部303、第4支持部材224と第2縦レール部材232とが接続される部位を第4接続部304とする。すなわち、各支持部材は、各接続部を介して第1縦レール部材231または第2縦レール部材232に接続されている。
第1縦レール部材231は、棟側の端部が第1接続部301よりも棟側に突き出るように配置されている。また、第2縦レール部材232は、棟側の端部が第2接続部302よりも棟側に突き出るように配置されている。
また、縦レール部材23の上面は、設置面3に対して傾斜した横レール部材24の配設面となる。複数の横レール部材24は、この傾斜した配設面の上から下へ向かって互いに平行になるように配置されている。
以下の説明において、図1の横レール部材24のうち、棟側に位置するものを第1横レール部材241、軒側に位置するものを第2横レール部材242、中央部に位置するものを第3横レール部材243とする。また、縦レール部材23と横レール部材24とが交差しつつ接続されている部位を総称して交差部31とする。ここで、第1縦レール部材231と第1横レール部材241とが交差する部位を第1交差部311とし、第2縦レール部材232と第1横レール部材241とが交差する部位を第2交差部312とする。第1交差部311は、第1接続部301よりも棟側に位置している。また、第2交差部312は、第1接続部302よりも棟側に位置している。
また、第1支持部材221と第1横レール部材231との間には、連結部32を介して第1補強部材251が架設されている。以下の説明において、第1支持部材221と第1補強部材251とが連結される部位を第1連結部321、第1横レール部材241と第1補強部材251とが連結される部位を第2連結部322とする。
第1連結部321は、第1支持部材221の第1接続部301と設置面3との間に位置する。また、第2連結部322は、第1横レール部材241の第1交差部311と第2交差部312との間に位置する。このような位置関係となることから、第1補強部材251の長手方向は、XY平面、YZ平面、ZX平面のいずれとも交差しており、いずれの平面とも平行な位置関係にならない。
また、太陽電池アレイ1は、隣接する横レール部材24に支持される1以上の太陽電池モジュール2を備えている。なお、太陽電池アレイ1は、図1に示すように太陽電池アレイ1を構成する支持部材22はそれを支持する基礎21が設けられていてもよい。
次に、図1示す太陽電池アレイ1を構成する各要素について詳細に説明する。
<太陽電池モジュール>
まず、太陽電池アレイ1の発電手段として機能する太陽電池モジュール2について説明
する。図2(a),(b)に示すように、太陽電池モジュール2は、複数の太陽電池素子12を互いに電気的に接続してなる集合体を備えている。太陽電池モジュール2は、例えば、図示されているように、太陽電池素子12を配設した基板側から光が入射されるスーパーストレート構造、太陽電池素子がガラス基板で囲まれたダブルガラス構造または上記基板の反対側から光が入射されるサブストレート構造など様々な構造を選択できる。とりわけ、図示されているようなスーパーストレート構造であれば、生産量が多い単結晶シリコンまたは多結晶シリコン太陽電池に適用しやすい。以下では、スーパーストレート構造の太陽電池モジュールの一例について説明する。
図2に示すように、太陽電池モジュール2は、透光性基板11と、この透光性基板11に対して所定位置に配置された複数の太陽電池素子12と、これら太陽電池素子12の周囲を保護する充填材13と、裏面保護部材14とが積層されて構成された太陽電池パネル15を有している。ここで、太陽電池パネル15は、主として光が入射される受光面15aと、この受光面15aに対して裏側に位置する非受光面15bとを有している。
透光性基板11は、太陽電池素子12等を受光面15a側から保護する機能を有している。このような透光性基板11としては、例えば、強化ガラスまたは白板ガラス等を用いることができる。
太陽電池素子12は、入射された光を電気に変換する機能を有している。このような太陽電池素子12は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる半導体基板と、この半導体基板の表面(上面)および裏面(下面)に設けられた電極とを有している。単結晶シリコン基板または多結晶シリコン基板を有する太陽電池素子12は、例えば、平面視で四角形状をしている。このとき、太陽電池素子12の一辺の大きさは、例えば、100〜200mmである。このような太陽電池素子12では、例えば、隣接する太陽電池素子12のうち、一方の太陽電池素子12の表面に位置する電極と、他方の太陽電池素子12の裏面に位置する電極とが配線材(インナーリード)で電気的に接続されている。これにより、複数の太陽電池素子12が直列接続されるように配列される。このような配線材としては、例えば、半田が被覆された銅箔などを用いることができる。
なお、太陽電池素子12の種類は、特に制限されない。上記の他に例えば、太陽電池素子における光電変換部分がアモルファスシリコン系、CIGS等のカルコパイライト系またはCdTe系などの材料から成る薄膜型の太陽電池素子が採用されてもよい。上述した薄膜型の太陽電池素子は、例えば、ガラス基板上に、アモルファスシリコン系、CIGS系またはCdTe系などからなる光電変換層および透明電極などを適宜積層させたものが利用できる。このような薄膜型の太陽電池素子は、ガラス基板上で光電変換層および透明電極にパターニングを施して集積化することによって得られる。そのため、薄膜型の太陽電池素子では、複数の光電変換層同士を接続する配線材を不要にできる。さらに、太陽電池素子12は、単結晶または多結晶シリコン基板上にアモルファスシリコンの薄膜を形成したタイプであってもよい。
太陽電池素子12の両主面側に設けられる充填材13は、太陽電池素子12を封止する機能を有している。このような充填材13としては、例えば、エチレンビニルアセチレートの共重合体などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
裏面保護部材14は、太陽電池素子12等を非受光面15b側から保護する機能を有している。このような裏面保護部材14は、太陽電池パネル15の非受光面15b側に位置する充填材13と接着している。裏面保護部材14としては、例えば、PVF(ポリビニルフルオライド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、またはこれらを適宜選択して積層したものを用いることができる。
太陽電池パネル15の周縁部には、図示されているようにフレーム部材16を設けることができる。フレーム部材16は、太陽電池パネル15を保持する機能を有する。
このようなフレーム部材16は、例えばアルミニウムを押し出し成形すること等によって製造することができる。
<基礎>
基礎21は、太陽電池アレイ1の土台としての機能を有している。このような基礎21としては、例えば、長尺のコンクリートを土中に埋め込んだ布基礎を用いることができる。このとき、地盤が軟弱である場合は、布基礎の底部の幅を広げて接地圧を低減させてもよい。このような布基礎を用いると、布基礎の底部の広い面積で地盤に支持されることから、基礎21の不同沈下に伴う太陽電池アレイ1の歪みを低減できる。これにより、太陽電池モジュール2の破損等が低減できる。
なお、基礎21としては、材質が例えばステンレスの、摩擦杭の一種であるスクリュー杭を用いてもよい。スクリュー杭は、円形断面の杭体の外周に螺旋状の翼を設けたものであり、周面摩擦および引抜抵抗を向上させたものである。このような摩擦杭を基礎21に用いることによって、太陽電池アレイ1に吹き上げ方向の風圧力が加わった時の引抜抵抗が高まるので、太陽電池アレイ1の強度を高めることができる。
<支持部材>
支持部材22(第1支持部材221〜第4支持部材224)は、長手方向が設置面3に対して垂直方向となるように基礎21上に配置された柱体である。支持部材22は、図1に示すように、縦レール部材23を支持している。
太陽電池アレイ1が降雪量の多い地域に設置される場合、太陽電池モジュール1が雪に埋没しないように、比較的長い支持部材22が求められる。例えば、積雪が100cmの地域に太陽電池アレイ1を設置する場合には、太陽電池アレイ1の軒側に位置する太陽電池モジュール2が設置面3から130cm程度の高さになる支持部材22が選択される。
このように降雪量の多い地域に設置される太陽電池アレイ1の支持部材22は、降雪量の少ない地域に設置される太陽電池アレイ1よりも細長い形状となる。一方で、支持部材22を長くすれば、太陽電池アレイ1の固有周期が大きくなる。
太陽電池アレイ1の固有周期について、太陽電池アレイ1をモデル化した図3を用いて説明する。図3のモデルの場合、太陽電池アレイ1の固有周期は下記の式であらわされる。
T=2π×√(((m+m)×L)/6EI) … 式1

T:太陽電池アレイの固有周期
E:支持部材のヤング率
I:支持部材の断面二次モーメント
:太陽電池モジュールの質量
:積雪の質量
L:支持部材の長さ

式1から支持部材22の長さLが大きくなると、太陽電池アレイ1の固有周期Tが大きくなる。同様に太陽電池アレイ1に積もった積雪の質量mが大きくなると、太陽電池アレイの固有周期Tが大きくなる。
支持部材22は、大文字のI型もしくはH型に類似した管状の断面形状を有している。このような支持部材22は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型によって形成することができる。
<縦レール部材>
縦レール部材23(第1縦レール部材231および第2縦レール部材232)は、図1および図4に示すように、支持部材22の上に設置面3に対して傾斜するように架設される部材である。また、並設された第1縦レール部材231および第2縦レール部材232上に、縦レール部材23の長手方向と直交するように、横レール部材24が配置されて固定される。縦レール部材23の断面形状は、例えば、略角パイプ状である。このような縦レール部材23は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型によって形成することができる。
<横レール部材>
横レール部材24は、図1および図4に示すように、縦レール部材23上にX軸方向を長手方向にして配置される。横レール部材24の長手方向(X軸方向)における寸法は、太陽電池モジュール2の寸法や材質に応じて適宜選択できるが、例えば、一枚から複数枚の太陽電池モジュール2のX軸方向における寸法としてもよい。本実施形態においては、図1(a)に示すように、横レール部材24の長手方向における寸法を太陽電池モジュール2のX軸方向における寸法の約4倍としている。横レール部材24の断面形状は、例えば、略角パイプ状である。このような横レール部材24は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型により形成することができる。
<第1補強部材>
第1補強部材251は、第1支持部材221と第1横レール部材241との間に架設される長尺体である。より詳細には、第1支持部材221の第1接続部301よりも設置面3に近い部位に位置する第1連結部321と、第1横レール部材241の第1交差部311から離れた部位に位置する第2連結部322との間に架設される。これにより、第1補強部材251の長手方向は、設置面3に平行なXY平面、第1支持部材221と第2支持部材222のなすZX平面、第1支持部材221と第3支持部材223のなすYZ平面、太陽電池モジュールの主面に平行な平面のいずれとも交差している。このような第1補強部材251は、例えば、アルミニウム合金の押し出し成型により形成することができる。
上述したように、本実施形態の第1補強部材251は、第1支持部材221と第1横レール部材241との間に架設されているため、XY平面、ZX平面、YZ平面および太陽電池モジュール2の主面に平行な平面のいずれの面とも交差する方向に延伸している。これにより、太陽電池アレイ1は、X軸方向およびY軸方向のいずれの地震動に対しても、その剛性を高めることができる。
次に、本実施形態において、太陽電池アレイ1の固有周期を計測する試験を行なった。試験は、太陽電池モジュール2を3列×2段に配置した実物大の太陽電池アレイ1を大型の耐震試験式振動試験機の振動台上に設置し、さらに雪を模した90kgfの砂袋を各太陽電池モジュール2上に載置して、正弦波で低周波数から高周波数まで加振して、共振する周期を測定した。また、比較試験として、同条件で第1補強部材251が取り付けられていない太陽電池アレイの固有周期の測定を行なった。
試験の結果、第1補強部材251を取り付けていない太陽電池アレイでは、X軸方向の振動に対する固有周期が0.33秒であり、Y軸方向の振動に対する固有周期が0.10秒であった。この太陽電池アレイでは、X軸方向の振動に対する固有周期が、過去の大地
震と称された地震時に発生した強震動の震動周期の下限値である0.2秒を上回っていた。そのため、この太陽電池アレイでは、地震発生時に太陽電池アレイの固有周期と強震動の震動周期が一致して、共振現象を生じるおそれがあることが確認された。
これに対して、本実施形態に係る太陽電池アレイ1は、X軸方向の振動に対する固有周期が0.13秒となり、Y軸方向の振動に対する固有周期が0.07秒であった。このように、本実施形態では、第1補強部材251を設けたことにより、X軸方向およびY軸方向の剛性を高めて太陽電池アレイ1の固有周期を高められることを確認できた。また、過去の地震から想定される強震動の震動周期の下限値である0.2秒に対して、本実施形態の太陽電池アレイ1の固有周期は0.13秒であった。そのため、本実施形態では、太陽電池アレイの固有周期が、強震動の震動周期の下限値を下回っていることによって、共振現象の発生を低減できることを確認した。
さらに、本実施形態における第1補強部材251は、図1(b)および図4(a)に示すように、第1横レール部材241を介して第1接続部251よりも棟側の位置で第1縦レール部材231を支持している。これをモデル化して示すと図4(b)に示すように、縦レール部材231の第1接続部301と第2連結部322との間のL1の部分が両持梁となる。なお、図4(b)中の分布荷重Fは、積雪荷重を模式的に示したものである。
第1縦レール部材231の第1接続部301よりも棟側の部位が、第1補強部材251を設けたことによって、両持梁の構造となる。そのため、縦レール部材231の第1接続部301と第2連結部322との間の撓みを低減することができる。
これにより、図5(a)および図5(b)に比較して示すように、太陽電池アレイ1を積雪量の多い地域に設置するときに、積雪が滑り落ちやすくなるように太陽電池モジュール2の傾斜を大きく設定した場合であっても、第1支持部材221を軒側へ移動できることから第1支持部材221の長さを短くすることができるため、使用材料を低減することができる。その結果、本実施形態では、少ない部材点数であっても地震に対する強度を高めることができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る太陽電池アレイ1は、図6に示すように、第1支持部材221と第2支持部材222との間に架設される第2補強部材252を有する点で、第1実施形態と異なる。本実施形態では、第2補強部材252を設けることによって、太陽電池アレイ1の剛性をより高めることができる。また、本実施形態において、図6に示すように、第2補強部材252は、第1支持部材221の第1連結部321と、該第1連結部321よりも−Z方向側に位置しており、第2支持部材222の設置面3近傍の第3連結部323との間に架設されるように設置してもよい。
このような実施形態では、図7に示すように、第2補強部材252、第1支持部材221および設置面3により形成される三角形の頂点上に、第1補強部材251、第1支持部材221および第1横レール部材241から形成される三角形が、その頂点同士を接する形で配置されるようになる。これにより、太陽電池アレイ1がX軸方向へ加振されたときに、第1支持部材221の第2連結部322よりも下側に生じる撓みを低減することができる。その結果、剛性を効率良く高めることができる。なお、第2補強部材252は、第1連結部321と完全に同一の位置で第1支持部材221と接続されていなくてもよい。例えば、第1補強部材251と第2補強部材252とが近接していればよい。
(第3実施形態)
本実施形態に係る太陽電池アレイ1は、図8に示すように、第3支持部材223と第2
横レール部材242との間に架設される第3補強部材253a、および第4支持部材224と第2横レール部材242との間に架設される第3補強部材253bを有する点で第1実施形態および第2実施形態と異なる。本実施形態において、第1縦レール部材231の軒側の端部は、第3接続部303よりも軒側へ突出している。また、第2縦レール部材232の軒側の端部は、第4接続部304よりも軒側に突出している。また、第2横レール部材242は、第3接続部303および第4接続部304よりも軒側の位置で、第1縦レール部材231および第2縦レール部材232と交差するように配置されている。なお、第1縦レール部材231と第2横レール部材242とが交差して接続されている部位を第3交差部313、第2縦レール部材232と第2横レール部材242とが交差して接続されている部位を第4交差部314とする。
第3補強部材253aの一端部は、第3支持部材223の中央よりも+Z方向に位置する第4連結部324で第3支持部材223と連結されている。また、第3補強部材253aの他端部は、第2横レール部材242の第5連結部325で連結されている。また、第3補強部材253bの一端部は、第4支持部材224の中央よりも+Z方向に位置する第6連結部326で第4支持部材224と連結されている。また、第3補強部材253bの他端部は、第2横レール部材242の第7連結部327で連結されている。
このように、本実施形態では、第3補強部材253aおよび第3補強部材253bを設けることによって、太陽電池アレイ1の剛性をより高めて固有周期を低減することができる。さらに、第4連結部324が第3支持部材223の中央部よりも+Z方向に位置し、第6連結部326が第4支持部材224の中央部よりも+Z方向に位置しており設置面3から離間していることから、太陽電池アレイ1の軒側から落雪した雪が、第3補強部材253aおよび第3補強部材253bに積もりにくくなる。これにより、雪山と太陽電池アレイ1の軒側とが雪庇のようにつながり、太陽電池アレイ1がこの雪山の大きな荷重で引っ張られることによって生じ得る変形を低減できる。なお、本実施形態では、第3補強部材253aおよび第3補強部材253bを設けているが、少なくとも一方の第3補強部材を設けた態様であってもよい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。例えば補強部材25以外の筋交いと併用してもよく、例えば第1支持部材221と第3支持部材223を連結する筋交いと併用してもよい。また、本発明は上述した実施形態の種々の組合せを含むものであることは言うまでもない。
1:太陽電池アレイ
2:太陽電池モジュール
3:設置面
11:透光性基板
12:太陽電池素子
13:充填材
14:裏面保護部材
15:太陽電池パネル
15a:受光面
15b:非受光面
16:フレーム部材
21:基礎
22:支持部材
221:第1支持部材
222:第2支持部材
223:第3支持部材
224:第4支持部材
23:縦レール部材
231:第1縦レール部材
232:第2縦レール部材
24:横レール部材
241:第1横レール部材
242:第2横レール部材
243:第3横レール部材
251:第1補強部材
252:第2補強部材
253a、253b:第3補強部材
30:接続部
301:第1接続部
302:第2接続部
303:第3接続部
304:第4接続部
31:交差部
311:第1交差部
312:第2交差部
313:第3交差部
314:第4交差部
32:連結部
321:第1連結部
322:第2連結部
323:第3連結部
324:第4連結部
325:第5連結部
326:第6連結部
327:第7連結部

Claims (5)

  1. 設置面に設置される太陽電池アレイであって、
    太陽電池モジュールと、
    該太陽電池モジュールを設置面側から支持する第1横レール部材と、
    該第1横レール部材の長手方向と交差する方向に沿って配置されており、前記第1横レール部材との第1交差部で前記第1横レール部材に接続された第1縦レール部材と、
    該第1縦レール部材の前記第1交差部から離れた第1接続部に接続されるとともに、前記第1縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて前記設置面上に配置された第1支持部材と、
    該第1支持部材の前記第1接続部よりも前記設置面に近い部位に位置する第1連結部と、前記第1横レール部材の前記第1交差部から離れた部位に位置する第2連結部との間に架設された第1補強部材とを備えた太陽電池アレイ。
  2. 前記第1横レール部材の長手方向と交差する方向に沿って配置されており、前記第1横レール部材との第2交差部で前記第1横レール部材に接続された第2縦レール部材と、
    該第2縦レール部材の前記第2交差部から離れた第2接続部に接続されるとともに、前記第2縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて前記設置面上に配置された第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に架設された第2補強部材とをさらに備えた請求項1に記載の太陽電池アレイ。
  3. 前記第2補強部材は、前記第2接続部よりも前記第2支持部材の設置面に近い部位に位置する第3連結部と前記第1連結部との間に架設されている、請求項2に記載の太陽電池アレイ。
  4. 前記第1縦レール部材と前記第2縦レール部材との間に亘って設けられた第2横レール部材と、
    前記第1縦レール部材と第3接続部を介して接続されるとともに、前記第1縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて前記設置面上に配置された第3支持部材と、
    前記第2縦レール部材と第4接続部を介して接続されるとともに、前記第2縦レール部材の長手方向と交差する方向に沿って延びて前記設置面上に配置された第4支持部材と、
    前記第2横レール部材と前記3支持部材および前記第4支持部材の少なくとも一方との間に架設された第3補強部材とをさらに備えた請求項2または請求項3に記載の太陽電池アレイ。
  5. 前記第3支持部材および前記第4支持部材の長手方向の長さは、前記第1支持部材および前記第2支持部材の長手方向の長さよりも短く、
    前記第3補強部材は、前記第3交差部と前記3支持部材の中央部との間および前記第4交差部と前記4支持部材の中央部との間の少なくとも一方の位置で、前記3支持部材および前記第4支持部材の少なくとも一方と連結されている、請求項4に記載の太陽電池アレイ。
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