JP2015103910A - コンバータ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、特許文献1によると、BS及びCSの左旋円偏波も受信する装置が提案されている。具体的には、当該装置は、左旋円偏波のBSを2,000MHz〜2,600MHz付近の周波数(中間周波数)に変換し、左旋円偏波の110度CSを2,600MHz〜3,100MHz付近の周波数(中間周波数)に変換することを特徴としている。
また、CSは、放送用周波数として12.25GHz〜12.75GHzを使用しており、IF(CS右旋IF)信号として1595MHz〜2071MHzを使用している。
地上デジタルテレビ放送(地上TV)も、衛星放送と同一の同軸ケーブルにより宅内伝送することが一般的である。地上TVの周波数は、470MHz〜710MHzである。
左旋円偏波放送用アンテナを設置するときに、すべてを左旋IF対応機器や部品で構成できればよいが、シールド性能が低い機器や部品が混在すると、漏えい電力によって、他の機器に影響を与えるおそれがある。
例えば、同軸ケーブルの芯線をそのまま接続するような機器は、シールド性能が30dB以上低い。
電波検出部10は、図1に示すように、アンテナ11と、増幅部12と、判定部13と、制御信号生成部14と、出力部15とを備える。
アンテナ11は、小型化と広い角度範囲での検出を可能とするため、例えば、マイクロストリップアンテナで構成される。
ここで、共用閾値について説明する。
共用閾値の算出例を図2に示す。例えば、等方性アンテナと30dBのアンプでWiMAX(登録商標)との共用閾値を算出すると−53.8dBmであり、十分判定可能な電力レベルだといえる。
制御信号生成部14は、判定部13により所定の識別信号S1が挿入されていると判定された場合、BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波が宅内配線によって伝送されないように制御する制御信号S2を生成する。
出力部15は、後述するスイッチ部25又は第2周波数変換部24に制御信号S2を出力する。
よって、コンバータ装置1は、例えば、当該中間周波数信号付近の周波数を利用する機器に対して影響を与えないメリットがある。
このような構成の場合、判定部13は、アンテナ11で変換された信号に、記憶部16に記憶されている識別信号S3と同一の信号が含まれていると判定した場合に、BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波の受信を示す所定の識別信号S1が挿入されていると判定する。
つぎに、コンバータ装置1と、衛星放送受信アンテナ2と、放送波受信装置3とを備える放送受信システム100の構成例(第1構成例)について、図3を参照しながら説明する。なお、放送波受信装置3は、例えば、テレビ受信機、チューナー内蔵の録画再生装置等である。
具体的には、コンバータ装置1は、図3に示すように、電波検出部10と、受波部21と、偏波分離部22と、第1周波数変換部23と、第2周波数変換部24と、スイッチ部25と、合波部26と、パイロット信号生成部27と、混合部28とを備える。
偏波分離部22は、受波部21で変換された電気信号を偏波に基づいて右旋円偏波と左旋円偏波に分離する。偏波分離部22は、右旋円偏波を第1周波数変換部23に出力し、左旋円偏波を第2周波数変換部24に出力する。
スイッチ部25は、制御信号S2に基づいて、第2周波数変換部24により周波数変換された信号を合波部26に供給しないようにスイッチングする。
なお、スイッチ部25が配置される場所は、第2周波数変換部24と合波部26の間に限られず、第2周波数変換部24の前段部でもよい。
つぎに、コンバータ装置1と、衛星放送受信アンテナ2と、放送波受信装置3とを備える放送受信システム100の構成例(第2構成例)について、図4を参照しながら説明する。
具体的には、コンバータ装置1は、図4に示すように、電波検出部10、受波部21と、偏波分離部22と、第1周波数変換部23と、第2周波数変換部24と、合波部26と、パイロット信号生成部27と、混合部28とを備える。
偏波分離部22は、受波部21で変換された電気信号を偏波に基づいて右旋円偏波と左旋円偏波に分離する。偏波分離部22は、右旋円偏波を第1周波数変換部23に出力し、左旋円偏波を第2周波数変換部24に出力する。
第2周波数変換部24は、制御信号S2が供給されることにより、電源がOFFになり、周波数変換処理を行えなくなる。
例えば、パルスパターンは、図5(a)に示すように、5秒間で5回のHigh−Lowを繰り返すパターンである。
2 衛星放送受信アンテナ
3 放送波受信装置
10 電波検出部
11 アンテナ
12 増幅部
13 判定部
14 制御信号生成部
15 出力部
16 記憶部
21 受波部
22 偏波分離部
23 第1周波数変換部
24 第2周波数変換部
25 スイッチ部
26 合波部
27 パイロット信号生成部
28 混合部
100 放送受信システム
A 宅内配線
Claims (5)
- 電波検出部を備えるコンバータ装置において、
前記電波検出部は、
電波を受信するアンテナと、
前記アンテナで受信した電波に基づく信号に、BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれているかどうかを判定する判定部と、
前記判定部により前記BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれていると判定された場合、前記BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波が宅内配線によって伝送されないように制御する制御信号を生成する制御信号生成部と、
前記制御信号を出力する出力部と、を備えるコンバータ装置。 - 前記判定部は、左旋円偏波による衛星放送波の受信を示す所定の識別信号が挿入されているかどうかによって、前記アンテナで受信した電波に基づく信号に、左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれているかどうかを判定する請求項1記載のコンバータ装置。
- 固有の識別信号が記憶されている記憶部を備え、
前記判定部は、前記アンテナで変換された信号に、前記記憶部に記憶されている識別信号と同一の信号が含まれていると判定した場合に、前記アンテナで受信した信号に、左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれていると判定する請求項1記載のコンバータ装置。 - 衛星放送受信アンテナで受信した電波を右旋円偏波と左旋円偏波に分離する偏波分離部と、
第1局部発信周波数で右旋円偏波の周波数を第1中間周波数に変換する第1周波数変換部と、
第2局部発信周波数で左旋円偏波の周波数を第2中間周波数に変換する第2周波数変換部と、
前記左旋円偏波による衛星放送波の受信を示すパイロット信号を生成するパイロット信号生成部と、
前記第1周波数変換部で第1中間周波数に変換された信号と、前記第2周波数変換部で第2中間周波数に変換された信号と、前記パイロット信号とを合波する合波部と、
前記偏波分離部と前記第2周波数変換部の間、又は前記第2周波数変換部と前記合波部の間に配置されるスイッチ部と、を備え、
前記判定部は、前記アンテナで受信した電波に基づく信号に、前記パイロット信号が含まれているかどうかによって、BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれているかどうかを判定し、
前記スイッチ部は、前記出力部から前記制御信号が供給された場合に、前記第2周波数変換部又は前記合波部に信号が供給されないように切り替える請求項1記載のコンバータ装置。 - 衛星放送受信アンテナで受信した電波を右旋円偏波と左旋円偏波に分離する偏波分離部と、
第1局部発信周波数で右旋円偏波の周波数を第1中間周波数に変換する第1周波数変換部と、
第2局部発信周波数で左旋円偏波の周波数を第2中間周波数に変換する第2周波数変換部と、
前記左旋円偏波による衛星放送波の受信を示すパイロット信号を生成するパイロット信号生成部と、
前記第1周波数変換部で第1中間周波数に変換された信号と、前記第2周波数変換部で第2中間周波数に変換された信号と、前記パイロット信号とを合波する合波部と、を備え、
前記判定部は、前記アンテナで受信した電波に基づく信号に、前記パイロット信号が含まれているかどうかによって、BS又はCSの左旋円偏波による衛星放送波の信号が含まれているかどうかを判定し、
前記第2周波数変換部は、前記出力部から前記制御信号が供給された場合に、前記第2中間周波数に変換する処理を停止する請求項1記載のコンバータ装置。
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JP2004007531A (ja) * | 2002-03-29 | 2004-01-08 | Maspro Denkoh Corp | 衛星信号受信アンテナ、コンバータ、衛星信号受信システム、及び衛星信号再送信システム |
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JP2010130179A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Sharp Corp | デジタル放送受信装置 |
JP2014143507A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Nec Magnus Communications Ltd | 通信機器、通信機器の制御方法及びプログラム |
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