JP2017118278A - 衛星放送受信機、テレビジョン受像機及び録画機 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛星放送受信機から出力される放送信号を受信する外部受信機における、当該放送信号の高周波数帯域の部分に起因する問題の発生を低減する。【解決手段】衛星放送受信アンテナ3から出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する衛星放送受信機(第一受信機1)であって、放送信号が入力され、放送信号を処理する信号処理回路(第一信号処理回路13)と、放送信号が入力され、放送信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、当該帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する帯域制限回路14とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、衛星放送受信機に関する。
衛星放送において、約12GHz帯の高周波信号が衛星から放送されている。当該高周波信号は、衛星放送受信アンテナで受信され、約1GHz〜約2GHz帯の中間周波数(Intermediate Frequency:IF)信号に変換されて、テレビジョン受像機などの衛星放送受信機に伝送される。
従来、衛星放送受信機においては、90MHz〜770MHz帯の地上波放送信号の影響を抑制するために、衛星放送受信チューナの前段にハイパスフィルタを備える(例えば、特許文献1など参照)。このように、衛星放送受信機においては、衛星放送受信チューナに入力される地上波放送信号のパワーを抑制することによって、衛星放送受信チューナへの地上波放送信号の影響を抑制している。
特開2014−171058号公報
衛星放送において、超高精細な映像技術を活用した実用放送(いわゆる4K・8K実用放送)の開始が予定されている。4K・8K実用放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、従来の衛星放送の中間周波数の周波数帯域に加えて、当該周波数帯域より周波数が高い2224MHz〜3224MHz帯の使用も予定されている。このため、4K・8K実用放送の開始後には、衛星放送用チューナは、従来の中間周波数信号に加えて、4K・8K実用放送用の中間周波数信号を受信する。
本開示は、衛星放送受信アンテナからの放送信号を受信する衛星放送受信機であって、当該衛星放送受信機から出力される放送信号を受信する外部受信機における、当該放送信号の高周波数帯域の部分に起因する問題の発生を低減できる衛星放送受信機を提供する。
上記目的を達成するために、本開示に係る衛星放送受信機の一形態は、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び前記第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する衛星放送受信機であって、前記放送信号が入力され、前記放送信号を処理する信号処理回路と、前記放送信号が入力され、前記放送信号に対して前記第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、前記帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する帯域制限回路とを備える。
本開示に係る衛星放送受信機の一態様においては、当該衛星放送受信機から出力される信号を受信する外部受信機における、当該信号の高周波数帯域の部分に起因する問題の発生を低減できる。
図1は、実施の形態1に係る第一受信機の機能構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る帯域制限回路の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る帯域制限回路の機能構成の他の一例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る帯域制限回路が備える各LPFの周波数特性を示すグラフである。 図5は、実施の形態1に係る帯域制限回路の回路構成の一例を示す回路図である。 図6は、実施の形態1に係る帯域制限回路の回路構成の他の一例を示す回路図である。 図7は、実施の形態1に係る第一受信機の使用態様の一例を示す配線図である。 図8は、実施の形態1に係る第一受信機における放送信号の処理方法を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2に係る第一受信機の機能構成を示すブロック図である。 図10は、実施の形態2に係る第一受信機における放送信号の処理方法を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態1又は実施の形態2に係る第一受信機を内蔵するテレビジョン受像機の外観図である。 図12は、実施の形態1又は実施の形態2に係る第一受信機を内蔵する録画機の外観図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。つまり、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示における技術を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1−1.概要]
まず、実施の形態1に係る衛星放送受信機の概要について説明する。
本実施の形態に係る衛星放送受信機は、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する。以下、当該放送信号を便宜的に衛星IF信号ともいう。第一帯域信号は、2224MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含み、第二帯域信号は、1032MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含む。
より具体的には、第一帯域信号は、約12GHz帯域のBS(Broadcast Satellite)左旋円偏波及びCS(Communication Satellite)左旋円偏波にそれぞれ対応する中間周波数の帯域である2224MHz以上、2681MHz以下の帯域、及び、2748MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含む。現在計画されている4K・8K実用放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、第一帯域信号の使用が予定されている。
一方、第二帯域信号は、BS右旋円偏波及びCS右旋円偏波にそれぞれ対応する中間周波数の帯域である1032MHz以上、1489MHz以下の帯域、及び、1595MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含む。従来のBS放送及びCS放送においては、中間周波数信号の周波数帯域として、第二帯域信号だけが用いられている。
本実施の形態に係る衛星放送受信機は、受信した衛星IF信号のうち、所定の周波数の信号を選択し、当該選択した信号を復調するチューナの機能を有する。つまり、本実施の形態に係る衛星放送受信機は、従来のBS放送及びCS放送の信号に加えて、4K・8K実用放送の信号をも処理する機能を有する。
さらに、本実施の形態に係る衛星放送受信機は、受信した衛星IF信号を他の機器に出力するループスルー回路を有する。これにより、衛星IF信号を当該衛星放送受信機だけでなく、他の衛星放送受信機においても受信することができる。
ただし、従来の衛星放送受信機は、従来のBS放送及びCS放送だけに対応しており、4K・8K実用放送に対応していない。すなわち、従来の衛星放送受信機は、第二帯域信号を受信するための受信機であり、衛星IF信号に第二帯域信号だけでなく第一帯域信号が含まれることを想定して設計されていない。そのため、従来の衛星放送受信機が、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む衛星IF信号を受信した場合に問題が発生する可能性がある。例えば、衛星IF信号のトータルパワーが第一帯域信号の分だけ従来の衛星IF信号のトータルパワーより増大することにより、相互変調歪みの問題が顕著になるおそれがある。さらに、第一帯域信号の周波数帯域には、ISM(Industry−Science−Medical)バンド(2.4GHz帯)の信号などの妨害源となり得る信号も含まれており、当該信号の従来の衛星放送受信機への影響も懸念される。
本実施の形態に係る衛星放送受信機では、従来の衛星放送受信機に衛星IF信号を出力する場合に、上記問題が発生することを低減するために、ループスルー回路において、第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を行う機能を有する。
[1−2.構成]
次に、実施の形態1に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機の構成について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る第一受信機1の機能構成を示すブロック図である。
図1に示される第一受信機1は、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例であり、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号(衛星IF信号)を受信する。
第一受信機1は、例えば、テレビジョンチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機である。
図1に示されるように、第一受信機1は、機能的には、分配回路11、第一信号処理回路12、第一制御回路13、帯域制限回路14及び操作信号入力部15を備える。
分配回路11は、衛星IF信号が入力され、当該衛星IF信号を第一信号処理回路12及び帯域制限回路14に出力する回路である。分配回路11は、衛星IF信号を増幅する機能を備えてもよい。分配回路11は、帯域制限回路14とともにループスルー回路を構成する。
第一信号処理回路12は、分配回路11から衛星IF信号が入力され、当該衛星IF信号を処理する信号処理回路である。具体的には、第一信号処理回路12は、衛星IF信号のうち、所定の周波数の信号を選択する機能を有し、また当該選択した信号を復調する機能を有してもよい。第一信号処理回路12は、例えば、プロセッサなどが集積化された衛星放送用のチューナIC(Integrated Circuit)や復調LSI(Large−Scale Integrated Circuit)である。本実施の形態では、第一信号処理回路12は、第一制御回路13からの制御信号に基づいて、帯域制限回路14に、帯域制限回路14の駆動を制御する駆動信号を出力する。第一信号処理回路12が、チューナICである場合には、駆動信号は、例えば、チューナICが備える汎用ポートなどから出力されてもよい。
第一制御回路13は、第一信号処理回路12を制御する処理部である。本実施の形態では、第一制御回路13は、操作信号入力部15からの信号に基づいて第一信号処理回路12に制御信号を出力する。第一制御回路13は、当該制御信号を用いて第一信号処理回路12を制御する。第一制御回路13は、プロセッサなどを備える処理回路である。
操作信号入力部15は、ユーザの操作に基づく操作信号が入力される入力部である。本実施の形態では、操作信号入力部15には、帯域制限回路14の駆動に関する操作信号が入力される。より具体的には、操作信号入力部15には、帯域制限回路14によって第一帯域信号のパワーを低下させるか否かを指示する操作信号が入力される。操作信号入力部15は、入力された操作信号に対応する信号を第一制御回路13に出力する。操作信号入力部15には、例えば、第一受信機1を操作するためのリモートコントローラなどから操作信号が入力される。また、操作信号入力部15には、第一受信機1に設けられた切替スイッチをユーザが操作することにより操作信号が入力されてもよい。
帯域制限回路14は、衛星IF信号が入力され、当該衛星IF信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、当該帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する回路である。以下、単に「衛星IF信号」と記載する場合には、帯域制限処理が実行されていない衛星IF信号、つまり、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む衛星IF信号を意味する。本実施の形態では、帯域制限回路14は、ユーザの操作に基づいて衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力する。帯域制限回路14は、分配回路11とともにループスルー回路を構成する。以下、帯域制限回路14の構成について図面を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る帯域制限回路14の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示されるように、本実施の形態に係る帯域制限回路14は、切替部41とローパスフィルタ(Low Pass Filter:LPF)42とを備える。
切替部41は、衛星IF信号が入力され、駆動信号に基づいて、当該衛星IF信号を帯域制限回路14の出力端子又はLPF42に出力する回路である。本実施の形態では、切替部41は、図2に示される入力端子T1に入力された衛星IF信号を、出力端子T2又は出力端子T3に出力する切替スイッチである。切替部41は、出力端子T2及び出力端子T3のうち、第一信号処理回路12から出力される駆動信号に基づいて選択される一方と、入力端子T1とを接続する。切替部41として、外部信号に基づいて入力信号の出力先を切り替えることができる任意の切替スイッチを用いることができる。
LPF42は、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させるフィルタである。本実施の形態では、LPF42は、第二帯域信号のパワーより、第一帯域信号のパワーを大きく低下させるフィルタである。具体的には、LPF42は、約2071MHz以上の周波数帯域における信号のパワーを選択的に低下させ、約2071MHz以下の周波数帯域における信号のパワーを実質的に低下させないフィルタである。つまり、LPF42は、衛星IF信号に対して帯域制限処理を実行し、帯域制限信号をノードN1に出力する。LPF42は、例えば、コンデンサとインダクタとを組み合わせた回路によって実現することができる。なお、帯域制限回路14は、LPF42に代えて、第一帯域信号のパワーを低下させることができるバンドパスフィルタなどを備えてもよい。
帯域制限回路14は、ディスクリート回路で構成されてもよいし、平面回路、半導体集積回路などで構成されてもよい。
本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機1は、以上のような構成を備えることにより、ユーザの操作に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。
なお、帯域制限回路の構成は、図2に示される例に限定されない。以下、帯域制限回路の他の構成例について図面を用いて説明する。
図3は、本実施の形態に係る帯域制限回路14aの機能構成の他の一例を示すブロック図である。
図3に示されるように、帯域制限回路14aは、図2に示される帯域制限回路14に加えて、LPF43をさらに備える。
LPF43は、出力端子T2とノードN1との間に挿入される。ここで、LPF42及び43の周波数特性について図面を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る帯域制限回路14aが備える各LPFの周波数特性を示すグラフである。
図4の実線のグラフで示されるように、LPF42は、約2071MHz以上の周波数帯域における信号のパワーを選択的に低下させ、約2071MHz以下の周波数帯域における信号のパワーを実質的に低下させない。
一方、図4の破線のグラフで示されるように、LPF43は、約3224MHz以上の周波数帯域における信号のパワーを選択的に低下させ、約3224MHz以下の周波数帯域における信号のパワーを実質的に低下させない。このように、LPF43は、衛星IF信号のパワーを実質的に低下させず、衛星IF信号の帯域より高周波数の帯域の信号のパワーを低下させる。これにより、帯域制限回路14aから衛星IF信号を出力する場合に、衛星IF信号に含まれる高周波ノイズを低減することができる。
続いて、帯域制限回路の具体的な回路構成の一例について図面を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る帯域制限回路14bの回路構成の一例を示す回路図である。
図5に示されるように、帯域制限回路14bは、インダクタ141と、コンデンサ142及び145と、抵抗素子143と、トランジスタ144とを備える。
インダクタ141は、衛星IF信号が入力される入力端子T11とノードN11(つまり、出力端子T13)との間に接続される。コンデンサ145の一方の端子はノードN11に接続され、他方の端子は接地される。コンデンサ142の一方の端子はノードN11に接続され、他方の端子はトランジスタ144のドレイン端子に接続される。トランジスタ144のドレイン端子はコンデンサ142の他方の端子に接続され、ソース端子は接地され、ゲート端子は抵抗素子143の一方の端子に接続される。抵抗素子143の一方の端子はトランジスタ144のゲート端子に接続され、他方の端子は駆動信号が入力される入力端子T12に接続される。
帯域制限回路14bが以上のように構成されることにより、駆動信号がLレベルである場合には、トランジスタ144のドレイン−ソース間が実質的に絶縁状態であるため、帯域制限回路14bは、実質的にインダクタ141とコンデンサ145とで構成されるフィルタ回路として機能する。ここで、容量が十分に小さいコンデンサ145を用いることにより、帯域制限回路14bは、衛星IF信号の全周波数帯域を通過させることができる。
一方、駆動信号がHレベルである場合には、トランジスタ144のドレイン−ソース間が実質的に導通状態であるため、帯域制限回路14bは、実質的にインダクタ141とコンデンサ145及び142とで構成されるフィルタ回路として機能する。ここで、コンデンサ142の容量を適切に設定することにより、帯域制限回路14bを、約2071MHz以上の周波数帯域における信号のパワーを選択的に低下させ、約2071MHz以下の周波数帯域における信号のパワーを実質的に低下させないLPFとして機能させることができる。
以上のように、帯域制限回路14bは、駆動信号に基づいて衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力することができる。
続いて、帯域制限回路の具体的な回路構成の他の一例について図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る帯域制限回路14cの回路構成の他の一例を示す回路図である。
図6に示されるように、帯域制限回路14bは、インダクタ241と、コンデンサ242と、抵抗素子243と、可変コンデンサ244とを備える。可変コンデンサ244は、例えば、バリキャップダイオードなどの印加電圧に応じて容量が変化する素子である。
インダクタ241は、衛星IF信号が入力される入力端子T21とノードN21(つまり、出力端子T23)との間に接続される。コンデンサ242の一方の端子はノードN21に接続され、他方の端子はノードN22に接続される。抵抗素子243の一方の端子はノードN22に接続され、他方の端子は駆動信号が入力される入力端子T22に接続される。可変コンデンサ244の一方の端子はノードN22に接続され、他方の端子は接地される。
帯域制限回路14cが以上のように構成されることにより、LPFとして機能する。ここで、帯域制限回路14cに入力される駆動信号がLレベルである場合には、可変コンデンサ244の容量が比較的大きくなる。一方、駆動信号がHレベルである場合には、可変コンデンサ244の容量が比較的小さくなる。このように、駆動信号に応じて可変コンデンサ244の容量を変化させることができる。したがって、帯域制限回路14cのLPFとしての遮断周波数を駆動信号によって切り替えることができる。
ここで、帯域制限回路14cの遮断周波数が、約2071MHz、及び、約3224MHz以上の周波数の二つの値を取り得るように、帯域制限回路14cの各素子のパラメータが設定される。これにより、帯域制限回路14cは、駆動信号に基づいて衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力することができる。
なお、本実施の形態に係る帯域制限回路の構成は、以上に述べた各構成に限定されない。駆動信号に基づいて衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力することができればよい。
[1−3.使用態様及び衛星IF信号の処理方法]
次に、本実施の形態に係る第一受信機1の使用態様及び第一受信機1における衛星IF信号の処理方法について図面を用いて説明する。
図7は、本実施の形態に係る第一受信機1の使用態様の一例を示す配線図である。
図8は、本実施の形態に係る第一受信機1における衛星IF信号の処理方法を示すフローチャートである。
図7に示されるように、第一受信機1は、衛星放送受信アンテナ3から出力される衛星IF信号を受信する。第一受信機1は、例えば、同軸ケーブルを介して衛星IF信号を受信する。
図7に示される衛星放送受信アンテナ3は、約12GHz帯域のBS右旋円偏波(BS右旋)、CS右旋円偏波(CS右旋)、BS左旋円偏波(BS左旋)及びCS左旋円偏波(CS左旋)を含む衛星放送信号を受信する。衛星放送受信アンテナ3は、周波数変換部31を備え、周波数変換部31において、受信した衛星放送信号を中間周波数帯域の衛星IF信号に変換し、当該衛星IF信号を出力する。図7に示されるように、周波数変換部31によって、BS右旋円偏波、CS右旋円偏波、BS左旋円偏波及びCS左旋円偏波に対応する衛星IF信号が生成される。
また、第一受信機1は、衛星放送受信アンテナ3から衛星IF信号を受信し、当該衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力する。図7に示される使用態様においては、第一受信機1は、他の衛星放送受信機である第二受信機2に衛星IF信号又は帯域制限信号を出力する。第二受信機2は、第一受信機1が出力する衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機であり、例えば、テレビジョンチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機である。
ここで、図8を参照しながら、第一受信機1における衛星IF信号の処理方法について説明する。
まず、第一受信機1の第一制御回路13は、ユーザの操作に基づく操作信号の入力の有無を判断する(S1)。具体的には、第一制御回路13は、操作信号入力部15からの信号に基づいて、操作信号の入力の有無を判断する。例えば、ユーザは、第一受信機1から衛星IF信号(つまり、第一帯域信号及び第二帯域信号を含む信号)又は帯域制限信号が入力される第二受信機2の仕様に基づいて操作信号を入力する。つまり、第二受信機2が、第一帯域信号に対応していない衛星放送受信機である場合には、ユーザは、第一受信機1に帯域制限信号を出力させることを指示する操作信号を入力する。一方、第二受信機2が、第一帯域信号に対応している衛星放送受信機である場合には、ユーザは、第一受信機1に衛星IF信号を出力させることを指示する操作信号を入力する。
第一制御回路13は、操作信号の入力があったと判断した場合(S1でYES)、当該操作信号に対応する制御信号を第一信号処理回路12に出力し、第一信号処理回路12は、当該制御信号に対応する駆動信号を帯域制限回路14に出力する(S2)。一方、第一制御回路13は、操作信号の入力がなかったと判断した場合(S1でNO)、再度ステップS1を実行する。
駆動信号が帯域制限回路14に入力されると、帯域制限回路14は、当該駆動信号が帯域制限実行を指示する駆動信号か否かを判断する(S3)。帯域制限回路14は、当該駆動信号が帯域制限実行を指示する駆動信号であると判断した場合(S3でYES)、帯域制限処理を実行し、帯域制限信号を出力する(S4)。一方、帯域制限回路14は、当該駆動信号が帯域制限実行を指示する駆動信号でないと判断した場合(S3でNO)、帯域制限処理を実行せず、入力された衛星IF信号をそのまま出力する(S5)。
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機1は、ユーザの操作に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。これにより、第一受信機1は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応していない外部受信機において、第一帯域信号が入力されることによって生じ得る相互変調歪みなどの問題を低減することができる。
一方、第一受信機1は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応している外部受信機において、第一受信機1から第一帯域信号を受信し、第一帯域信号を処理することができる。
[1−4.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機1は、衛星放送受信アンテナ3から出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する衛星放送受信機である。第一受信機1は、衛星IF信号が入力され、衛星IF信号を処理する第一信号処理回路12を備える。また、第一受信機1は、衛星IF信号が入力され、衛星IF信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する帯域制限回路14をさらに備える。
これにより、第一受信機1は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一受信機1から出力される信号を受信する外部受信機における、当該信号の高周波数帯域の部分(つまり、第一帯域信号)に起因する問題の発生を低減できる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、帯域制限回路14は、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力してもよい。
これにより、第一受信機1は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一受信機1から信号を受信する外部受信機において、第一帯域信号を含む衛星IF信号を受信し、第一帯域信号を処理することができる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、帯域制限回路14は、ユーザの操作に基づいて、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力してもよい。
これにより、ユーザは、第一受信機1から信号を受信する外部受信機の仕様に応じて、第一受信機1を操作することにより、当該外部受信機における第一帯域信号に起因する問題の発生を低減できる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、帯域制限回路14は、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させるLPF42を備えてもよい。
これにより、簡素化された構成で帯域制限回路14を実現することができる。
また、本実施の形態に係る第一受信機1において、第一帯域信号は、2224MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含み、第二帯域信号は、1032MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含んでもよい。
これにより、第一受信機1から、4K・8K実用放送に対応していない外部受信機に帯域制限信号を出力することで、当該外部受信機において、第一帯域信号に起因する問題の発生を低減することができる。また、当該外部受信機が受信する帯域制限信号においては、ISMバンドの信号のパワーも低減されている。そのため、当該衛星放送受信機におけるISMバンドの信号に起因する問題の発生も低減できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る衛星放送受信機について説明する。実施の形態1に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機1では、ユーザの操作に基づいて出力する信号が選択された。一方、本実施の形態に係る衛星放送受信機では、当該衛星放送受信機からの信号を受信する外部受信機から出力される機器間信号に基づいて出力する信号が選択される。以下、本実施の形態について、上記実施の形態1と相違する構成を中心に説明し、共通する構成については説明を省略する。
[2−1.構成]
まず、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機の構成について図面を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る第一受信機101の機能構成を示すブロック図である。図9には、第一受信機101から信号を受信する外部受信機である第二受信機102のブロック図も合わせて示されている。
第一受信機101は、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例であり、衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む信号である衛星IF信号を受信する。第一受信機101は、実施の形態1に係る第一受信機1と同様に、放送信号に対して第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する機能を有する。
図9に示されるように、第一受信機101は、機能的には、分配回路11、第一信号処理回路12、第一制御回路113、帯域制限回路14及び第一通信部116を備える。
第一通信部116は、第一受信機101から衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機との通信を行う通信部である。本実施の形態では、第一通信部116は、外部受信機の一例である第二受信機102から機器間信号を受信し、当該機器間信号に対応する信号を第一制御回路113に出力する。機器間信号には、第二受信機102が、第一帯域信号に対応する衛星放送受信機であるか否かを示す信号が含まれる。機器間信号を第二受信機102から第一通信部116に送信する具体的な通信手段としては、例えば、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)のリンク機能、HDMI(登録商標)の機器間認証において用いられるEDID(Extended Display Identification Data)などを用いてもよいし、他の通信手段を用いてもよい。
第一制御回路113は、第一信号処理回路12を制御する処理部である。本実施の形態では、第一制御回路113は、第一通信部116からの信号に基づいて第一信号処理回路12に制御信号を出力する。第一制御回路113は、当該制御信号を用いて第一信号処理回路12を制御する。第一制御回路113は、プロセッサなどを備える処理回路である。
図9に示される第二受信機102は、第一受信機101から衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機の一例である。第二受信機102は、第二帯域信号に対応する衛星放送受信機である。第二受信機102は、第一帯域信号に対応してもよいし、対応しなくてもよい。本実施の形態では、第二受信機102は、例えば、第一受信機101とは異なるシールドケースに内蔵されている受信機である。
第二受信機102は、機能的には、第二信号処理回路122、第二制御回路123及び第二通信部126を備える。
第二信号処理回路122は、第一受信機101から衛星IF信号又は帯域制限信号が入力され、入力された信号を処理する信号処理回路である。具体的には、第二信号処理回路122は、入力された信号のうち、所定の周波数の信号を選択し、当該選択した信号を復調する機能を有する。第二信号処理回路122は、例えば、プロセッサなどが集積化された衛星放送用のチューナICである。
第二制御回路123は、第二信号処理回路122を制御する処理部である。第一制御回路13は、プロセッサなどを備える処理回路である。
第二通信部126は、第一受信機101との通信を行う通信部である。本実施の形態では、第二通信部126は、第一受信機101に機器間信号を出力する。機器間信号には、第二受信機102が第一帯域信号に対応する衛星放送受信機であるか否かを示す信号が含まれる。
本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機101は、以上のような構成を備えることにより、第二受信機102から出力される機器間信号に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。
[2−2.衛星IF信号の処理方法]
次に、本実施の形態に係る第一受信機101における衛星IF信号の処理方法について図面を用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係る第一受信機101における衛星IF信号の処理方法を示すフローチャートである。
図10に示されるように、まず、第一受信機101の第一制御回路113は、外部受信機からの機器間信号の入力の有無を判断する(S11)。具体的には、第一制御回路113は、第一通信部116からの信号に基づいて、機器間信号の入力の有無を判断する。例えば、第一受信機101から衛星IF信号又は帯域制限信号が入力される外部受信機(例えば、図9に示される第二受信機102)は、自機の仕様に基づいた機器間信号を出力する。つまり、外部受信機は、第一帯域信号に対応しているか否かを示す機器間信号を出力する。
第一制御回路113は、機器間信号の入力があったと判断した場合(S11でYES)、当該機器間信号に対応する制御信号を第一信号処理回路12に出力し、第一信号処理回路12は、当該制御信号に対応する駆動信号を帯域制限回路14に出力する(S12)。一方、第一制御回路113は、操作信号の入力がなかったと判断した場合(S11でNO)、再度ステップS11を実行する。
図10に示されるステップS13〜S15は、それぞれ、実施の形態1に係る第一受信機1における衛星IF信号の処理方法のステップS3〜S5と同様である。
以上のように、本実施の形態に係る第一受信機101は、外部受信機が出力する機器間信号に基づいて、入力された衛星IF信号のうち実質的に第一帯域信号のパワーだけを選択的に低下させて出力することができる。これにより、第一受信機101は、第一帯域信号に対応していない外部受信機には、衛星IF信号のうち第一帯域信号のパワーを低下させた帯域制限信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応していない衛星放送受信機において、第一帯域信号を受信することによって生じ得る相互変調歪みなどの問題を低減することができる。
一方、第一受信機101は、第一帯域信号に対応している外部受信機には、第一帯域信号を含む衛星IF信号を出力することができる。このため、第一帯域信号に対応している外部受信機において、第一帯域信号を受信及び処理することができる。
[2−3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る衛星放送受信機の一例である第一受信機101においては、帯域制限回路14は、衛星IF信号又は帯域制限信号を受信する外部受信機である第二受信機102から出力される機器間信号に基づいて、衛星IF信号及び帯域制限信号の一方を選択的に出力する。
これにより、外部受信機の仕様に応じて自動的に衛星IF信号又は帯域制限信号を切り替えて出力することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。つまり、本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものや、実施の形態における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、上記各実施の形態に係る帯域制限回路14は、パワーを低下させる帯域を切り替えられる機能を有してもよい。これにより、第一受信機からの信号を受信する外部受信機に応じてパワーを低下させる帯域を変えることができる。例えば、外部受信機がCS左旋円偏波に対応しておらず、BS左旋円偏波には対応している場合には、CS左旋円偏波に対応する中間周波数帯域のパワーだけを低下させるように切り替えられるように構成してもよい。このような帯域制限回路は、具体的には複数のバンドパスフィルタと切り替えスイッチとを用いて実現することができる。
また、上記各実施の形態に係る第一受信機が受信する第一帯域信号及び第二帯域信号の各周波数帯域は、上記のBS放送及びCS放送に対応する各周波数帯域に限定されない。第一受信機は、他の衛星IF信号の周波数帯域を受信する衛星放送受信機であってもよい。
また、上記各実施の形態に係る第一受信機においては、駆動信号は、第一信号処理回路から出力されたが、第一制御回路から出力されてもよい。
また、第一信号処理回路において、第一制御回路の動作を行ってもよい。つまり、第一信号処理回路及び第一制御回路の各機能が一つの信号処理回路に集約されていてもよい。
また、上記各実施の形態に係る第一受信機は、例えば、図11に示されるようなテレビジョン受像機5、図12に示されるような録画機6などに内蔵されてもよい。
また、実施の形態2に係る第一受信機101と第二受信機102とは、同一のシールドケースに内蔵されてもよい。さらに、第一受信機101と第一帯域信号に対応していない第二受信機102とを同一のシールドケースに内蔵する場合には、第一受信機101の帯域制限回路14は、帯域制限信号だけを出力すればよい。つまり、衛星IF信号を出力する機能を有しなくてもよい。
また、実施の形態2において、機器間信号を第二受信機102から第一通信部116に送信する具体的な通信手段として、HDMI(登録商標)などを用いる例を示したが、当該通信手段は、これに限定されない。例えば、第一受信機101の帯域制限回路14と、第二受信機102の第二信号処理回路とを接続する同軸ケーブルなどの信号線を介して、第二受信機102の第二制御回路123から、第一受信機101の第一制御回路113に機器間信号を送信してもよい。例えば、第一制御回路113が第二制御回路123からパルス状の機器間信号を受信する場合に、外部受信機である第二受信機102が第一帯域信号に対応していると判断してもよい。また、第一制御回路113が第二制御回路123からパルス状の機器間信号を受信しない場合に、外部受信機である第二受信機102が第一帯域信号に対応していないと判断してもよい。また、この場合、第一受信機101及び第二受信機102は、それぞれ第一通信部116及び第二通信部126を備えなくてもよい。このような第一受信機101によれば、簡素化された構成で、自動的に衛星IF信号又は帯域制限信号を切り替えて出力することができる。
また、本開示における技術は、衛星放送受信機及び放送信号の処理方法として実現できるだけでなく、放送信号の処理方法をステップとして含むプログラム、及び、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なDVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体として実現することもできる。
本開示は、衛星放送を受信する衛星放送受信機などに適用可能である。例えば、4K・8K実用化放送に対応するチューナ、テレビジョン受像機、録画機などの衛星放送受信機に、本開示は適用可能である。
1、101 第一受信機(衛星放送受信機)
2、102 第二受信機(外部受信機)
3 衛星放送受信アンテナ
5 テレビジョン受像機
6 録画機
11 分配回路
12 第一信号処理回路(信号処理回路)
13、113 第一制御回路
14、14a、14b、14c 帯域制限回路
15 操作信号入力部
31 周波数変換部
41 切替部
42、43 LPF(ローパスフィルタ)
116 第一通信部
122 第二信号処理回路
123 第二制御回路
126 第二通信部
141、241 インダクタ
142、145、242 コンデンサ
143、243 抵抗素子
144 トランジスタ
244 可変コンデンサ

Claims (8)

  1. 衛星放送受信アンテナから出力される第一帯域信号及び前記第一帯域信号より周波数が低い第二帯域信号を含む放送信号を受信する衛星放送受信機であって、
    前記放送信号が入力され、前記放送信号を処理する信号処理回路と、
    前記放送信号が入力され、前記放送信号に対して前記第一帯域信号のパワーを低下させる帯域制限処理を実行し、前記帯域制限処理が実行された帯域制限信号を出力する帯域制限回路とを備える
    衛星放送受信機。
  2. 前記帯域制限回路は、前記放送信号及び前記帯域制限信号の一方を選択的に出力する
    請求項1に記載の衛星放送受信機。
  3. 前記帯域制限回路は、ユーザの操作に基づいて、前記放送信号及び前記帯域制限信号の一方を選択的に出力する
    請求項2に記載の衛星放送受信機。
  4. 前記帯域制限回路は、前記放送信号又は前記帯域制限信号を受信する外部受信機から出力される機器間信号に基づいて、前記放送信号及び前記帯域制限信号の一方を選択的に出力する
    請求項2に記載の衛星放送受信機。
  5. 前記帯域制限回路は、前記放送信号のうち前記第一帯域信号のパワーを低下させるローパスフィルタを備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の衛星放送受信機。
  6. 前記第一帯域信号は、2224MHz以上、3224MHz以下の帯域の信号を含み、
    前記第二帯域信号は、1032MHz以上、2071MHz以下の帯域の信号を含む
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の衛星放送受信機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の衛星放送受信機を備える
    テレビジョン受像機。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の衛星放送受信機を備える
    録画機。
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